JP2006348715A - 開口枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 汎用性や量産性に優れ、施工を効率化し、室内意匠等との適合性も高い低コストの開口枠を提供する。
【解決手段】 節目が多く或いは廉価な素材であることから表面材として用いられない木材が用いられた通し縦枠位置決め部材15及び通し天井枠位置決め部材に複数個の化粧縦枠取付部材16及び化粧天井枠取付部材を所定の間隔を以って予め取り付けるとともに、これら化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材を介して表面材を構成する化粧縦枠部材17、18と縦目隠し部材19及び化粧天井枠部材と天井目隠し部材とを組み付けて構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、家屋等の各部屋を仕切り或いは通路等を構成する間仕切りパネル等に形成された開口部に組み合わされて、この開口部に組み付けられるドアを支持するドア枠、通路枠或いは化粧枠として機能する開口枠に関する。
家屋等には、間仕切りパネル等に開口部を形成してドアや通路或いはクローゼットや押入等が設けられる。開口部には、開口縁の各辺を縁ち取るようにして開口枠部材が組み合わされる。開口枠部材は、一般に開口部の相対する両側方開口縁にそれぞれ組み付けられる縦枠部材と、これら縦枠部材の上端部間に架け渡すようにして組み付けられる天井枠部材とから構成される。開口枠部材は、例えば開きドア体を支持するドア枠を構成する場合に、開口部側の主面に突出されることによりドア体の外周部が突き当たって位置決めされるための戸当り部材がはめ込まれる(例えば特許文献1参照)。
ところで、開口枠部材は、室内意匠を構成する重要な部材であることから、見栄えの良い外観を有し、開口部に重厚感を与えるために比較的厚みのある例えばラワン材等の高級な木製部材が用いられる。また、開口枠部材は、壁厚に応じた適宜の幅(見込み幅)を有し、断熱、防炎或いは遮音性の仕様に応じた壁厚の変化に対応することも必要である。かかる開口枠部材については、比較的廉価な天然板材や、ラワンベニヤランバー、中密度繊維板、パーティクルボード或いはハードボード等を芯材として用い、この芯材の表面に表面化粧板や合成樹脂製化粧シートを接合したものも提供されている(例えば特許文献2参照)。
また、開口枠部材は、新築工事や改修工事に際して、一般に開口部を構成する間仕切りパネル等に組み合わされた状態で工事に必要な資材の搬入或いは工事後に家具等の搬入が行われることから、これらが当たって傷が付き交換しなければならないこともあった。開口枠部材には、このために保護カバー等が取り付けられて搬入等の作業が行われ、施工後に保護カバーの取り外しが行われる。かかる保護カバーは、比較的強固な部材が用いられるとともに、取り付けや取り外しの作業も必要となる。開口枠部材においては、例えばクッション機能を有することによって、上述した問題の対応を図ったものも提供されている(例えば特許文献3参照)。
特開平8−246752号公報 特開平6−294254号公報 特開平11−36718号公報
開口枠部材は、上述したように様々な機能が要求されるが、例えばドア体が組み合わされなかったりアコーディオンカーテンを組み合わす開口部の場合に戸当り部材が不要とされるためにそれぞれの仕様に応じて現場対応によって施工が施される。開口枠部材は、室内意匠との調和が図られる重要な部材であり、汎用性、量産性が悪く、現場対応での変更により思わぬコスト高となるといった問題があった。
開口枠部材は、比較的廉価な芯材に表面化粧板等を接合することによってコスト低減が図られるようになる。開口枠部材は、通行頻度が大きくまたドア体が突き当たる戸当りも兼ねることから表面化粧板がはげ落ちたり破損しやすいといった問題がある。開口枠部材は、搬入される資材等がぶっかることによって表面化粧板が破損し、結局付け直しの作業を行わなければならないといった問題を発生させる。
上述した保護カバーを兼ねる開口枠部材は、施工時においても幼い子供等がぶっかった場合にそのクッション性によって保護する機能も奏する。しかしながら、開口枠部材は、特殊な素材であることから従来工法による室内意匠との調和を図ることが難しい場合が多く、またドア体等を支持するための特殊な構成も必要となるとともにドア体の外周部が擦れることにより開閉操作が確実に行い得ないといった問題があり実用的でない。
開口枠部材は、化粧部材とともにドア体を回動自在に支持するヒンジの取付部材、ロックプレートの取付部材の機能も奏する部材であることから、当然各辺毎に一体の部材で構成するものであった。開口枠部材は、室の改修等を行う場合に取り外されるが、その際に間仕切りパネルの開口縁を破損させる。したがって、開口枠部材は、それ自体ばかりでなく間仕切りパネルの補修或いは表裏面の壁紙交換といった対応も必要とし、工事費や部材費をアップさせていた。
したがって、本発明は、汎用性や量産性に優れ、施工の効率化を図り、室内意匠等との適合性も自体のコストともに工事費コストの大幅な低減を図る開口枠を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかる開口枠は、間仕切りパネルに設けられた開口部に組み付けられてドア枠や通路枠等を構成する。開口枠は、間仕切りパネルに形成した開口部の開口縁に組み合わされて枠組みする少なくとも左右の縦枠部と天井枠部とから構成される。開口枠は、左右縦枠部と天井枠部とが、左右一対の通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材と、複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材と、各一対の化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材と、縦目隠し部材及び天井目隠し部材とから構成される。
開口枠は、通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材が、それぞれ左右開口縁或いは天井開口縁の全長とほぼ等しい長さを有する板状部材からなり、左右縦開口縁と天井開口縁とにそれぞれ取り付けられる。開口枠は、各化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材が、それぞれ主面と小口面とに第1嵌合溝乃至第3嵌合溝とが形成され、通し縦枠位置決め部材と通し天井枠位置決め部材の各主面にそれぞれ所定の間隔を以って取り付けられる。開口枠は、各化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材が、それぞれ左右開口縁或いは天井開口縁の全長とほぼ等しい長さを有する略チャンネル状を呈するとともに内面に各化粧縦枠取付部材及び前記化粧天井枠取付部材に形成した第2嵌合溝或いは第3嵌合溝に相対嵌合される嵌合凸部が形成され、通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材の幅方向の片側領域を被覆して組み付けられる。開口枠は、縦目隠し部材及び天井目隠し部材が、各化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材に対して、一対の化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材の相対する端部間に跨って各開口縁の全域に亘って組み付けられる。
開口枠は、通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材として、例えば節目が多いことから表面材として用いられない角材或いは中密度繊維板、ラワンベニヤランバー、パーティクルボードやハードボード等の比較的廉価な木材が用いられる。開口枠は、これら通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材に対して、取り付けられる複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材が互いに精密に位置決めされる。したがって、開口枠は、現場対応によって開口部の開口縁に複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材を互いに芯出しする面倒な作業を不要とする。
開口枠は、相互に位置決めされた複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材に対して、一対の化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材が、それぞれ小口面側からそれぞれ組み付けられ、嵌合凸部を第2嵌合溝或いは第3嵌合溝に相対嵌合させることによって複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材と通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材とを開口縁の全長に亘って被覆することで表面化粧部材を構成する。開口枠は、縦目隠し部材及び天井目隠し部材が、化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材の相対する端部間に構成された間隙に臨ませられた第1嵌合溝に嵌合凸部を嵌合させて組み付けることによって、間隙を目隠しする表面部材を構成するとともに、戸当たり部材を構成する。
以上のように構成された本発明にかかる開口枠によれば、節目が多く或いは廉価な素材であることから表面材として用いられることがない木材が用いられた通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材に複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材を所定の間隔を以って取り付けるとともに、これら化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材を介して表面材を構成する化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材と縦目隠し部材及び天井目隠し部材とを組み付けて構成したことから、材料コストの大幅な低減が図られる。また、本発明にかかる開口枠によれば、通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材を介して複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材が互いに精度よく設置されることから、化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材や縦目隠し部材及び天井目隠し部材を効率よく組み付けることが可能となる。さらに、本発明にかかる開口枠によれば、工場において製作した後に現場に搬入して設置することも可能である。
本発明にかかる開口枠によれば、資材等の搬入や室内施工を行った後に化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材や縦目隠し部材及び天井目隠し部材の組み付けを行うようにすることにより、特に養生を施す必要も無くまた作業途中で開口縁に資材等がぶっかっても仕上がりに何らの影響も無い。したがって、開口枠によれば、作業者に細心の注意を払わせて搬入や施工の作業等を強いることも無く作業の効率化が図られるようにするとともに面倒な付け直し作業を実施せずとも精度の高い仕上がりが行われるようになる。
さらに、開口枠によれば、適宜の模様等が施された化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材を選択して用いることにより開口部や室内意匠の仕様に応じた最適化、多様化が図られるようになり、また汎用性や量産性も図られるようになる。開口枠によれば、改修等に際して間仕切りパネルの開口縁を壊す必要も無いことから、費用コストの低減が図られるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として図面に示した開口枠1は、間仕切りパネル2に縦長矩形を呈して形成された開口部3の各開口辺に沿って枠組みされた状態で組み合わされ、片開きスイング型のドア体4を取り付けるドア枠を構成する。なお、開口枠1については、かかるドア枠ばかりでなく、通路用の開口枠、スライドドア体を組み合わせるドア枠、或いは各種の開口枠にも適用されることは勿論である。さらに、開口枠1は、一対のドア体4からなる両開きスイング型のドア体を取り付けるドア枠であってもよい。
開口枠1は、図1に示すように開口部3の相対する右側方開口縁3a及び左側方開口縁3bにそれぞれ組み付けられる第1縦枠部5及び第2縦枠部6と、これら第1縦枠部5と第2縦枠部6との上端部間に架け渡されて天井開口縁3cに組み付けられる天井枠部7とから構成される。なお、開口枠1は、例えば床面と同一面を構成するようにして第1縦枠部5と第2縦枠部6との下端部間に架け渡される底面枠部を設けるようにしてもよい。
間仕切りパネル2は、図2及び図3に示すように適宜の間隔で縦横の桟部材8を例えば格子状に組み合わせて芯材を構成し、この芯材8を挟んで表裏一対のパネルボード9a、9bを相対して取り付けて構成する。間仕切りパネル2には、各パネルボード9a、9bの表面に例えば適宜の壁紙10が貼着される。なお、間仕切りパネル2については、かかる構造に限定されるものではなく、従来一般に用いられている各種のパネル体が用いられてもよく、またパネルボード9a、9b間に構成される空間部に断熱材や防音材が充填されたものであってもよい。
間仕切りパネル2には、適宜の位置に開口部3が形成されることから、桟部材8から外れた位置で各パネルボード9a、9bが切断されることにより開口縁に空間部が生じる。したがって、間仕切りパネル2には、開口部3を形成した後に各パネルボード9a、9b間に生じた空間部を埋めて開口縁部位を補強するとともに、開口枠1を固定するための添え木柱部材11が桟部材8に固定される。
開口枠1には、図1に示すように第1縦枠部5側に、詳細を省略するがドア体4を回動自在に片持ち支持する一対のヒンジ金具12a、12bが上下方向に離間して取り付けられている。開口枠1には、第2縦枠部6側に詳細を省略するがドア体4に組み付けられたドアノブ13のロック片が相対係合するロック孔を有するロックプレート14が取り付けられる。
開口枠1は、第1縦枠部5と第2縦枠部6とが左右対称形とされるとともに天井枠部7も基本的な構成を同等とすることから、図2及び図3に示した第2縦枠部6によってその構成を代表して説明することとし、第1縦枠部5及び天井枠部7の詳細を省略する。第2縦枠部6は、縦枠位置決め部材15と、複数個の化粧縦枠取付部材16と、第1化粧縦枠部材17及び第2化粧縦枠部材18と、縦目隠し部材19とから構成される。第2縦枠部6は、縦枠位置決め部材15が開口部3の高さとほぼ等しい長さを有する通し板が用いられるとともに、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19も開口部3の高さとほぼ等しい長さを以って形成される。
縦枠位置決め部材15には、例えば節目が多いことから一般に表面材として用いられることが無い板材或いは中密度繊維板、ラワンベニヤランバー、パーティクルボードやハードボード等の廉価な低級板材が用いられる。縦枠位置決め部材15は、パネルボード9a、9b間の間隔よりもやや大きな幅を有しており、側方開口縁3aを閉塞するようにして高さ方向の全域に亘って添え木柱部材11に固定される。なお、開口枠1は、第1縦枠部5と天井枠部7にもそれぞれ縦枠位置決め部材と天井枠位置決め部材が相対する添え木柱部材にそれぞれ固定される。
縦枠位置決め部材15には、その主面15a上に互いに所定の間隔を以って複数個の化粧縦枠取付部材16が取り付けられる。各化粧縦枠取付部材16も、廉価な低級板材が用いられて、パネルボード9a、9b間の間隔よりもやや大きく縦枠位置決め部材15とほぼ同幅の断面矩形のブロック体によって形成される。なお、化粧縦枠取付部材16は、開口部3に対して、詳細には図1に鎖線で示すようにこの開口部3において機械的強度が必要な部位である少なくとも上方コーナ部と、ヒンジ金具取付部と、ロックプレート取付部とに対応位置して縦枠位置決め部材15に取り付けられる。
各化粧縦枠取付部材16は、図3に示すように、それぞれが主面16aを開口部3に臨ませて主面側を縦枠位置決め部材15に取り付けられることによって上述した間仕切りパネル2の側方開口縁2bの所定位置に組み付けられる。各化粧縦枠取付部材16は、それぞれ主面16aと対向する主面側の両側部位が間仕切りパネル2の各パネルボード9a、9bから所定幅を以って突出することにより見込み幅面16b、16cを構成する。各化粧縦枠取付部材16は、それぞれ主面16aと、見込み幅面16b、16c及び小口面16d、16eとを露出させて間仕切りパネル2の側方開口縁2bに位置して添え木柱部材11に固定された縦枠位置決め部材15に取り付けられる。
各化粧縦枠取付部材16には、主面16aに幅方向の略中央部に位置して、所定の開口幅を有する第1嵌合溝20が形成されている。各化粧縦枠取付部材16には、それぞれ小口面16dに所定の開口幅を有する第2嵌合溝21が形成されるとともに、小口面16eにも所定の開口幅を有する第3嵌合溝22が形成されている。各化粧縦枠取付部材16には、後述するようにそれぞれの第1嵌合溝20を介して主面16aに縦目隠し部材19が組み付けられるようにするとともに、第2嵌合溝21を介して小口面16dに第1化粧縦枠部材17が組み付けられかつ第3嵌合溝22を介して小口面16eに第2化粧縦枠部材18が組み付けられるようにする。
なお、第1嵌合溝20は、図3に示すようにその開口幅が第2嵌合溝21や第3嵌合溝22の開口幅よりもやや大きい溝幅を以って形成されている。第1嵌合溝20乃至第3嵌合溝22については、例えばそれぞれの溝幅が開口部から底部に向かって次第に小幅としたいわゆる蟻溝とすることにより、縦目隠し部材19或いは第1化粧縦枠部材17や第2化粧縦枠部材18が脱落を防止されて組み付けられるように構成してもよい。
各化粧縦枠取付部材16には、それぞれに跨って第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19が組み合わされる。したがって、各化粧縦枠取付部材16は、高さ方向のそれぞれの第1嵌合溝20、第2嵌合溝21及び第3嵌合溝22が互いに同一軸線上に位置されるように互いに位置決めされる必要がある。
ところで、開口枠1は、いわゆる大工工程で間仕切りパネル2に開口部3を設けた後に、いわゆる建具工程によって施工される。したがって、各化粧縦枠取付部材16は、個別に添え木柱部材11に取り付けるようにした場合に、この添え木柱部材11や間仕切りパネル2の状態或いはそれぞれの形成精度によって第1嵌合溝20乃至第3嵌合溝22が互いに同一軸線上に位置させることが極めて困難である。各化粧縦枠取付部材16は、上述したように予め縦枠位置決め部材15の主面15a上に互いに位置決めして取り付けられることにより、現場対応での位置決め調整が不要とされ効率的な施工が行われるようになる。
また、開口枠1は、内装作業等に先行して間仕切りパネル2に形成された開口部3にそれぞれ組み付けられることから、作業中に資材等が当たって表面に傷が付いたり凹みが生じてしまうことがある。開口枠1は、後述するように内装作業の終了時点等において、第1嵌合溝20によって幅方向に区切られた一方の領域16Aを小口面16d側から組み合わされる第1化粧縦枠部材17によって被覆されるとともに他方の領域16Bを小口面14e側から組み合わされる第2化粧縦枠部材18によって被覆されることによって、縦枠位置決め部材15や化粧縦枠取付部材16が誤って傷付けられても表面材を構成する第1化粧縦枠部材17或いは第2化粧縦枠部材18によって表面の傷付き等が覆い隠される。
第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18とは、図3に示すように、互いに左右対称に形成された部材であることから、以下第1化粧縦枠部材17の構成について代表して説明することにより第2化粧縦枠部材18の説明を省略する。第1化粧縦枠部材17は、例えばアルミ材やABS樹脂等の合成樹脂材を用いて押出成型法等によって一体に形成され、図4に示すようにチャンネル状の基材23と、この基材23の表面全体に接合された化粧フィルム24とから構成される。第1化粧縦枠部材17は、上述したように開口部3の高さとほぼ同等の長さを有している。
第1化粧縦枠部材17は、図3及び図4に示すように基材23が上述した化粧縦枠取付部材16の各部に対して、一方の領域16Aの幅、すなわち第1嵌合溝20と小口面16dとの間隔よりもやや小幅とされた主面被覆部25と、見込み幅面16bとほぼ同幅を有して主面被覆部25と対向する見込み幅面被覆部26と、これら主面被覆部25と見込み幅面被覆部26とに直交して連設された小口面部16dよりもやや大きな幅を有する小口面被覆部27とから構成される。第1化粧縦枠部材17は、全体が薄厚に形成されることによって、主面被覆部25、見込み幅面被覆部26及び小口面被覆部27がそれぞれ厚み方向と連設部位においてある程度の可撓性を有している。
第1化粧縦枠部材17には、小口面被覆部27の内面に、上述した各化粧縦枠取付部材16の小口面16dに形成された第2嵌合溝21に対応してリブ状の嵌合凸部28が長さ方向の全長に亘って一体に形成されている。嵌合凸部28は、第2嵌合溝21の溝形状とほぼ等しい断面形状に形成されている。嵌合凸部28には、図4に示すように両側面に微細な凹凸28a、28bが一体に形成されており、後述するように第2嵌合溝21内に嵌合されることによりこれら凹凸28a、28bが溝壁に食い込むことによって嵌合状態が保持されるようにする。
なお、第1化粧縦枠部材17は、見込み幅面被覆部26を主面被覆部25と対向する平坦面として構成したが、厚み精度や撓み等による間仕切りパネル2の見込み幅面のバラツキに対応するため、例えば湾曲面等に形成するようにしても良いことは勿論である。
化粧フィルム24は、壁紙材と同等の合成樹脂フィルム、例えばポリ塩化ビニールフィルムを素材として基材23の表面に接合される。化粧フィルム24は、例えば間仕切りパネル2に接合される壁紙と同等の素材と同等の色調や模様等を印刷することにより、一体感を印象付けるようにする。勿論、化粧フィルム24は、施主等の好みによって木目調や適宜の色彩で形成されるようにしてもよい。なお、第1化粧縦枠部材17は、基材23をアルミ材によって形成した場合に、アルミの独特な風合いを印象付けることから、化粧フィルム24を接合することなくそのまま用いるようにしてもよい。また、化粧フィルム24は、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18とで色違い或いは模様違いのものを用いるようにしてもよい。開口枠1は、室内側と室外側の雰囲気に合わせて異なる第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18とを用いるようにしてもよい。
以上のように構成した第1化粧縦枠部材17は、縦枠位置決め部材15を介して互いに位置決めされて開口部3に配置される各化粧縦枠取付部材16に跨るようにして組み付けられる。第1化粧縦枠部材17は、図3矢印で示すように小口面16d側から主面被覆部25と見込み幅面被覆部26とによって各化粧縦枠取付部材16の一方領域16Aを挟み込むようにして組み付けられる。第1化粧縦枠部材17は、図2に示すように主面被覆部25と見込み幅面被覆部26及び小口面被覆部27とによって各化粧縦枠取付部材16に対して第1嵌合溝20によって区割りされた一方領域16Aの表面を被覆し、嵌合凸部28が第2嵌合溝21内に嵌合される。第1化粧縦枠部材17は、高さ方向の所定箇所に配置された各化粧縦枠取付部材16に対して、第2嵌合溝21内に嵌合された嵌合凸部28が溝内壁に凹凸28a、28bを食い込ませることによって組み合わせ状態を保持されて、開口部3に対して高さ方向の全域に亘って組み付けられる。
各化粧縦枠取付部材16には、他方領域16Bに対して小口面16e側から第2化粧縦枠部材18が組み合わされる。第2化粧縦枠部材18は、上述したように第1化粧縦枠部材17と同等に形成されており、主面被覆部25と見込み幅面被覆部26及び小口面被覆部27とによって各化粧縦枠取付部材16に対して他方領域146の表面を被覆するとともに、嵌合凸部28が第3嵌合溝22内に嵌合される。第2化粧縦枠部材18も、高さ方向の所定箇所に配置された各化粧縦枠取付部材16に対して、第3嵌合溝22内に嵌合された嵌合凸部28が溝内壁に凹凸28a、28bを食い込ませることによって組み合わせ状態を保持されて、開口部3に対して高さ方向の全域に亘って組み付けられる。
第1化粧縦枠部材17及び第2化粧縦枠部材18は、上述したようにそれぞれの主面被覆部25の幅が、化粧縦枠取付部材16の相対する領域16A、16Bの幅よりもやや小さく形成されている。したがって、第1化粧縦枠部材17及び第2化粧縦枠部材18は、各主面被覆部25が相対する側縁部間に第1嵌合溝20を全長に亘って外方へと臨ませる間隙を構成して各化粧縦枠取付部材16に組み付けられる。各化粧縦枠取付部材16には、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との間に構成された間隙を被覆する縦目隠し部材19が組み付けられる。縦目隠し部材19は、後述するように開口部3の幅方向の中央部に突出することによって、戸当り部材としても機能する。
縦目隠し部材19も、例えばアルミ材やABS樹脂等の合成樹脂材を用いて押出成型法等によって一体に形成される。縦目隠し部材19は、図3及び図5(a)に示すように第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との間に構成された間隙の幅よりもやや大きな幅を有する矩形の角筒状に形成される。縦目隠し部材19は、角筒体とすることによって軽量化が図られるとともに、ドア体4が突き当たった際に内部空間の作用によって衝撃を吸収して戸当り性の向上が図られるように構成される。
縦目隠し部材19には、一方側面19aの略中央部に位置して、全長に亘ってリブ状の嵌合凸部29が一体に形成されている。嵌合凸部29は、化粧縦枠取付部材16に形成した第1嵌合溝20の溝形状とほぼ等しい断面形状と高さを有して形成されている。嵌合凸部29にも、両側面に微細な凹凸29a、29bが一体に形成されており、第1嵌合溝20内に嵌合されることによりこれら凹凸29a、29bが溝壁に食い込むことによって嵌合状態が保持されるようにする。
なお、縦目隠し部材19は、後述するようにドア体4の外周部が突き当たる戸当り部材を構成することから、長期間の使用によって磨耗や破損が生じやすい化粧フィルムを表面に接合しない構造とすることが好ましい。縦目隠し部材19においては、上述した第1化粧縦枠部材17や第2化粧縦枠部材18と一体感を強調した開口枠1を構成する場合や独自の意匠を構成する場合等において、必要に応じて所定の模様等を印刷した耐磨耗性に優れた合成樹脂シート製の化粧シートを表面に接合するようにしてもよい。
以上のように構成された縦目隠し部材19は、開口部3に対して第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18とが組み合わされた状態で、図3矢印で示すように開口部3側から各化粧縦枠取付部材16を跨るようにして組み合わされる。縦目隠し部材19は、第1嵌合溝20内に嵌合された嵌合凸部29が、溝内壁に凹凸29a、29bを食い込ませることによって各化粧縦枠取付部材16に対する組み合わせ状態が保持されて開口部3に対して高さ方向の全域に亘って組み付けられる。縦目隠し部材19は、開口部3内に突出することによって、この開口部3に回動自在に取り付けたドア体4が外周部を突き当ることにより位置決めされる戸当り部材を構成する。
縦目隠し部材19は、上述したように第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との間に構成された間隙よりもやや大きな幅を有することから、図2に示すようにこれら第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18の相対する側縁部間に跨って各化粧縦枠取付部材16に組み付けられる。したがって、縦目隠し部材19は、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との主面被覆部25、25間の突合せ部位間に構成された高さ方向の間隙を全域に亘って目隠しする。また、縦目隠し部材19は、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との主面被覆部25、25を各化粧縦枠取付部材16の主面16aに押し付けて浮き上がりを防止するとともに小口面方向の抜け止め作用を奏する。
開口枠1は、上述したように開口部3に通し部材として組み合わされる縦枠位置決め部材15に互いに位置決めした状態で複数個の化粧縦枠取付部材16を取り付け、これら化粧縦枠取付部材16を介して第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材18とを組み合わせて開口部3の両側部位に第1縦枠部5と第2縦枠部6とを構成する。第1縦枠部5と第2縦枠部6は、廉価な縦枠位置決め部材15や各化粧縦枠取付部材16を用いるとともに、これらを被覆する第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19とによって表面部材を構成することから、開口部3や室内意匠の仕様に適応した意匠を構成することが可能であるとともに大幅なコスト低減も図られる。
第1縦枠部5と第2縦枠部6は、例えば内装作業を終了して仕上げ工程を行う時点で各化粧縦枠取付部材16を介して第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19の組合せ作業が行われる。第1縦枠部5と第2縦枠部6は、資材等の搬入や室内施工が行われることによって各化粧縦枠取付部材16に資材等がぶっかって傷が付くことがあるが、各化粧縦枠取付部材16を第1化粧縦枠部材17や第2化粧縦枠部材18或いは縦目隠し部材19とが被覆することで付け直し作業の実施を不要として作業の効率化やコスト低減を図るようにする。第1縦枠部5と第2縦枠部6は、内装作業等の間に開口部3に保護カバー等を取り付けて作業者に細心の注意を払わせて搬入や施工の作業等を行わせる必要も無いことから作業効率の向上が図られるようにする。
開口枠1においては、上述したように第1化粧縦枠部材17が小口面被覆部27を各化粧縦枠取付部材16の小口面部16dよりもやや大きな幅を有することで、後述するように開口部3に組み付けた状態において見込み幅面被覆部26とパネルボード9との間に間隙を生じさせるようにする。開口枠1においては、開口部3を形成する際にパネルボード9や壁紙10の側縁部に大きな凹凸を有する破断面が生じる。開口枠1においては、図2に示すように第1化粧縦枠部材17や第2化粧縦枠部材18によってパネルボード9や壁紙10の側縁部を被覆することで仕上げ工程の簡略化が図られる。
開口枠1においては、図3に示すように表裏のパネルボード9や壁紙10の側縁部の全域を覆うようにしてそれぞれ第1スペーサ部材30と第2スペーサ部材31とが取り付けられる。これら第1スペーサ部材30と第2スペーサ部材31は、第1化粧縦枠部材17や第2化粧縦枠部材18の見込み幅面被覆部26とパネルボード9や壁紙10との間に構成される間隙を閉塞するとともに、化粧縦枠取付部材16の小口面部16dから浮いた状態となる小口面被覆部27の後端部位を裏打ちして補強する。
ところで、開口枠1においては、上述したように縦目隠し部材19が一方側面17aの略中央部に位置して嵌合凸部29を一体に形成したがかかる構成に限定されるものでは無い。図5(b)に示した目隠し部材32は、基本形態を上述した縦目隠し部材19と同様として一方側面32aに、中央位置から一方側に寄った位置に嵌合凸部33が形成されている。目隠し部材32は、かかる構成から嵌合凸部33を第1嵌合溝20に嵌合して各化粧縦枠取付部材16に跨って組み合わされた状態において、開口部3における突出位置が中央からズレた位置となる。したがって、目隠し部材32は、戸当り位置を異にした開口枠1を構成する。
開口枠1は、通路或いはアコーディオンカーテンや折り戸、引き戸等が取り付けられるクローゼットや押入等の場合に、戸当り部材を不要とする。開口枠1には、かかる場合に図5(c)に示した目隠し部材34が用いられる。目隠し部材34も、基本形態を上述した縦目隠し部材19と同様とし一方側面34aに嵌合凸部35が一体に形成されている。目隠し部材34は、厚みの小さな板状に形成されており、嵌合凸部35を第1嵌合溝20に嵌合して各化粧縦枠取付部材16に跨って組み合わされた状態において開口部3への突出量が厚み分とされる。したがって、目隠し部材34は、もっぱら第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18との主面被覆部25、25間の突合せ部位を目隠しするとともに、これら主面被覆部25、25の浮き上がりを防止し、さらに小口面方向の抜け止め作用を奏する。
開口枠1においては、各化粧縦枠取付部材16の主面16aに第1嵌合溝20を形成してそれぞれ嵌合凸部を形成した上述した各目隠し部材を組み合わせるようにしたが、かかる構成に限定されるものでは無い。開口枠1においては、第1嵌合溝20が、各化粧縦枠取付部材16の主面16aに互いに平行な一対の嵌合溝によって構成するとともに、図5(d)に示す目隠し部材36を組み合わせるようにしてもよい。
目隠し部材36も、基本形態を上述した縦目隠し部材19と同様とするが、一方側面36aに互いに平行な一対の嵌合凸部35a、35bによって嵌合凸部35が構成される。目隠し部材36は、各嵌合凸部35a、35bを第1嵌合溝20の相対する嵌合溝にそれぞれ嵌合することによって、各化粧縦枠取付部材16に跨って組み合わされる。目隠し部材36は、このように一対の嵌合凸部35a、35bを一対の嵌合溝20に相対嵌合することによって各化粧縦枠取付部材16に組み合わされることによって、取付強度の向上が図られる。目隠し部材36は、長年の使用に対する耐久性の向上が図られるとともに、ドア体4が強く当たっても脱落が防止される。
開口枠1においては、上述したように開口部3の開口縁3a、3bに全域に亘って取り付けられる縦枠位置決め部材15に位置決めされて高さ方向に所定の間隔を以って複数個の化粧縦枠取付部材16が組み付けられ、これら各化粧縦枠取付部材16に第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19を組み付けて第1縦枠部5と第2縦枠部6とを構成する。したがって、第1縦枠部5と第2縦枠部6には、開口縁3a、3bに各化粧縦枠取付部材16間に高さ方向に沿ってそれぞれ複数の空間部が構成されることになる。第1縦枠部5と第2縦枠部6には、各空間部に図示しない装填材を装填することによってパネルボード9a、9b間の対向間隔を保持するようにしてもよい。。
各装填材は、断熱材や防音材としてパネルボード9a、9b間に装填される例えばハニカム材や発泡スチロール材等を用いることによって、開口部3の全長とほぼ等しい長さを有する木製の取付部材と比較してコスト低減が図られるようにするとともに、軽量化も図られるようにする。
開口枠1においては、天井枠部7も上述した第1縦枠部5や第2縦枠部6と同等の部材によって構成される。すなわち、天井枠部7は、上述した縦枠位置決め部材15に対応する天井枠位置決め部材と、化粧縦枠取付部材16と対応する複数の天井取付部材と、第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18とに対応する第1天井化粧枠部材と第2天井化粧枠部材と、縦目隠し部材19と対応する天井目隠し部材とから構成される。
開口枠1においては、上述したように開口部3の側方開口縁3aと側方開口縁3bとにそれぞれ第1縦枠部5と第2縦枠部6とを構成する縦枠位置決め部材15を組み付けるとともに、天井開口縁3cに天井枠部7を構成する天井枠位置決め部材を組み付ける。開口枠1においては、縦枠位置決め部材15や天井枠位置決め部材にそれぞれ複数個の化粧縦枠取付部材16や化粧天井枠取付部材が、予め互いに位置決めされた状態で取り付けられている。開口枠1においては、各化粧縦枠取付部材16や各化粧天井枠取付部材が、開口部3において機械的剛性を必要とする特定の部位に対応して間仕切りパネル2に配置されて組み付けられる。開口枠1においては、各化粧縦枠取付部材16や各化粧天井枠取付部材が、間仕切りパネル2のパネルボード9a、9bの対向間隔を保持するとともに内装作業等のために室内に搬入される資材等によるパネルボード9a、9bの破損を防止する。
開口枠1においては、開口部3の形成工程終了後に、複数個の化粧縦枠取付部材16や化粧天井枠取付部材を固定した縦枠位置決め部材15や天井枠位置決め部材が、開口部3の側方開口縁3a、3bや天井開口縁3cに添え木柱部材11にそれぞれ固定されて取り付けられる。開口枠1においては、内装作業等が終了して仕上げ工程が行われる際に、各化粧縦枠取付部材16に対して、それぞれ第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19が組み付けられる。また、開口枠1においては、同様にして各化粧天井枠取付部材に対して、それぞれ第1化粧天井枠部材と第2化粧天井枠部材及び天井目隠し部材が組み付けられる。
開口枠1においては、上述したように縦枠位置決め部材15や各化粧縦枠取付部材16或いは天井枠位置決め部材や各化粧天井枠取付部材が節目があったり傷が付けられたりしていても、これらが表面部材を構成しないことから、廉価な材料を用いることが可能でありコスト低減が図られるようになる。開口枠1においては、化粧縦枠取付部材16や化粧天井枠取付部材を複数個に分割していわゆる端材によって形成することも可能としたことによってさらにコスト低減が図られるようになる。開口枠1においては、複数個の化粧縦枠取付部材16や化粧天井枠取付部材を通し材である縦枠位置決め部材15や天井枠位置決め部材に予め取り付けることによって、相互の位置決めが簡単に行われて施工効率が大幅に向上される。
開口枠1においては、簡易な工程により後付される第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19或いは第1天井化粧枠部材と第2天井化粧枠部材及び天井目隠し部材によって表面部材を構成したことにより、作業途中で傷を付けられることも無く保護処理の対応も不要とされることで作業効率の向上が図られるようになる。開口枠1においては、適宜の表面化粧処理を施した第1化粧縦枠部材17と第2化粧縦枠部材18及び縦目隠し部材19或いは第1天井化粧枠部材と第2天井化粧枠部材及び天井目隠し部材を用いることによって、多様化を図ることを可能とする。
ドア体を取り付けた開口枠の構成を説明する要部正面図である。 開口枠の縦枠部の構成を示す要部斜視図である。 同縦枠部の要部分解斜視図である。 化粧枠部材の横断面図である。 同図(a)は目隠し部材の横断面図、同図(b)は他の目隠し部材の横断面図、同図(c)も他の目隠し部材の横断面図、同図(d)も他の目隠し部材の横断面図である。
符号の説明
1 開口枠
2 間仕切りパネル
3 開口部
4 ドア体
5 第1縦枠部
6 第2縦枠部
7 天井枠部
8 桟部材
9 パネルボード
10 壁紙
11 添え木柱部材
15 縦枠位置決め取付部材
16 化粧縦枠取付部材
17 第1化粧縦枠部材
18 第2化粧縦枠部材
19 縦目隠し部材
20 第1嵌合溝
21 第2嵌合溝
22 第3嵌合溝
23 基材
25 主面被覆部
26 見込み幅面被覆部
27 小口面被覆部
28 嵌合凸部
29 嵌合凸部
30 第1スペーサ部材
31 第2スペーサ部材
32 目隠し部材
34 目隠し部材
36 目隠し部材

Claims (1)

  1. 間仕切りパネルに設けられた開口部を枠組みする開口枠において、
    前記開口部の少なくとも相対する左右開口縁と天井開口縁とにそれぞれ組み合わされて枠組みする左右一対の縦枠部及び天井枠部とから構成され、
    前記左右縦枠部と天井枠部とが、
    それぞれ前記左右開口縁或いは前記天井開口縁の全長とほぼ等しい長さを有する板状部材からなり、前記左右縦開口縁と前記天井開口縁とにそれぞれ取り付けられる通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材と、
    それぞれ主面と小口面とに第1嵌合溝乃至第3嵌合溝とが形成され、前記通し縦枠位置決め部材と前記通し天井枠位置決め部材の各主面にそれぞれ所定の間隔を以って取り付けられる複数個の化粧縦枠取付部材及び化粧天井枠取付部材と、
    それぞれ前記左右開口縁或いは前記天井開口縁の全長とほぼ等しい長さを有する略チャンネル状を呈するとともに内面に前記各化粧縦枠取付部材及び前記化粧天井枠取付部材に形成した前記第2嵌合溝或いは前記第3嵌合溝に相対嵌合される嵌合凸部が形成され、前記通し縦枠位置決め部材及び通し天井枠位置決め部材の幅方向の片側領域を被覆して組み付けられる各一対の化粧縦枠部材及び化粧天井枠部材と、
    前記第1嵌合溝と相対嵌合される嵌合凸部が形成されるとともに、前記一対の化粧縦枠部材及び前記化粧天井枠部材の突き合わせ端部間に構成される間隙を全長に亘って被覆する縦目隠し部材及び天井目隠し部材
    とから構成されることを特徴とする開口枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101167710B1 (ko) 2010-08-17 2012-07-20 (주) 에이에이치씨 시스템창 문틀이 경량화된 단열 복합창호

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