JP2006348464A - 木軸材の接手 - Google Patents

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Abstract

【課題】木造建築に於ける木材同士の接合部構造に関するものであり、具体的には、柱と柱、柱と梁、梁と梁、土台と柱等の接合部において、木材のめりこみや割裂するの防止した接合部接手を提供し、木造の軸組でラーメン構造形式の軸組を容易に構築できるようにした木軸材の接手を提供する。
【解決手段】土台1や梁3,4の中間部や柱や梁の木口面をそれぞれ接合する際には接続ソケット7や専用ソケット8をAソケット5同士間、Aソケット5とBソケット6間に介在せしめ前記Aソケット5、Bソケット6の端部に設けられた縁部が接続ソケット7や専用ソケット8に設けられた鍔部18を介して接合し、
木材同士が接合面で接合しない。
【選択図】図6

Description

本発明は、木造建築物に使用される軸材料の接手に関するものである。
従来、木造建築物に使用される木軸材の接合部は、めりこみや割裂が生じやすく、貫(ぬき)や差し鴨居、足固め、或いは筋違い、耐力壁を用いた方法等により補強しながら建物の軸組みを構築していた。
而して、特許文献1(特公平5−40099号公報)や特許文献2(特公平7−81327号公報)においては、柱や梁の接合部に孔をあけて異形鉄筋を挿入し、次いで接着剤を充填して、該接着剤の硬化により剛接合するジョイント方法が提案され、前記筋違いや耐力壁を必要としない木質ラーメン構造の構築が可能となってきた。
然しながら、前記、異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法は、建築現場に於いて、柱や梁の接合部に異形鉄筋を挿入して接着剤を充填し硬化させるもので、例えば、特許文献3(特開平7−62878号公報)の如く、建築現場に於いては、木製柱部材と梁部材との鉄筋剛接合部養生を確実に行うための組立保持装置等が必要とされるように、施工効率の悪さや、施工品質のバラツキが出る欠点が懸念されている。
また、従来の異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法は、剛接合によって高い耐力を得ることができるようになったが、該従来工法は、建築現場での施工による施工品質の悪さに加え、柱や梁等、それぞれの接合部が、木材同士が接触して接合部を構成しており、木材の場合、方向によって強度の異方性があり、特に繊維に直角な方向の強度が弱いために該木材同士の接合部分に木材のめり込みが生じ該接合部の破壊により構造全体が破壊に至る可能性がある。
更にまた、前記異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法は、接合個所では二度と外せない接着による接合部の構成であり、増改築やリフォーム時に接合部を破壊して解体せざる得ないから、木材の再使用が不可能で経済的でなく、省資源的でない。
特公平5−40099号公報 特公平7−81327号公報 特開平7−62878号公報
而して、本発明は、木造建築における木材同士の接合部構造に関するものであり、具体的には、柱と柱、柱と梁、梁と梁、土台と柱等の接合部において、木材のめりこみや割裂するの防止した接合部構造と接手を提供し、木造の軸組でラーメン構造形式の軸組を容易に構築できるようにした木軸材の接手を提供する。
また、本発明は、木軸材の接合部にそれぞれ縦ほぞ孔、横ほぞ孔を工場にて穿設してジョイント受け部となるソケットを埋め込み加工する。そして、該ソケットを植設された木軸材は、建築現場に搬入され、ジョイントソケットを介して、前記埋め込み加工されたソケットをドリフトピンにて接合するもである。
従って本発明では、現場での施工効率が向上し、従来の異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法の如く接着剤からの有害な薬品の気化をなくし、また、柱や梁の保持固定、や養生等、建築現場で一番厄介な作業をなくし、施工品質のバラツキをなくすことができる木軸材の接手並びに同接手を提供する。
更にまた、従来の異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法は、接合個所を破壊しなければ二度と外せない接合部構成であったが、本発明は、ソケット方式で簡単に取り外しできる。
従って、増改築やリフォーム時に接合部を破壊することなく解体でき、該解体された木軸材は再使用可能で、省資源化に役立つほか、仮設住宅、プレハブ住宅の建設にも役立つ木軸材の接手を提供する。
本発明は、木材の木口面同士の接合、並びに木材の木口面と決り面との接合において、前記木材の木口面にソケット埋め込み用の縦ほぞ孔を穿設し、また木材の決り面に横ほぞ孔を穿設して木材同士の接合部を構成し、該縦ほぞ孔や横ほぞ孔にAソケット或いはBソケットを埋め込んで接手受け部を構成し、該接手受け部のAソケット、Bソケットの端部には接続ソケットと専用ソケットの嵌合用の開口と該縁部にジョイント接合面を形成し、該接合面は前記ジョイント接合面にはAソケット同士、またはAソケットとBソケットを接合する接続ソケット或いは専用ソケットの鍔部が介在して木材同士が剛接合されるよう構成したことを要旨としている。
また、本発明は、角パイプや角材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記角パイプや角材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したAソケット、該Aソケットと同様に角パイプや角材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記角パイプや角材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したBソケット、前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられたジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた鍔部を介して接続され、該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成したことを要旨としている。
また、本発明は、丸パイプや丸材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記丸パイプや丸材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したAソケット、該Aソケットと同様に丸パイプや丸材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記丸パイプや丸材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したBソケット、前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられた正四角形板状ジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた正四角形板状鍔部を介して接続され、該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成したことを要旨としている。
また、本発明において、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、鋼材、またはステンレス鋼による角や丸パイプ、角材や丸材、板材を用いて加工される木軸材の接手であることを要旨としている。
また、本発明は、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、鋳鉄製の鋳物、ステンレスのロストワックス、アルミダイキャスト等にて製作される木軸材の接手であることを要旨としている。
また、本発明において、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、繊維強化プラスチック、即ち、アラミド繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、ボロン繊維強化プラスチック、チタン強化プラスチック、ポリエステル繊維強化プラスチックで成型加工して製作される木軸材の接手であることを要旨としている。
而して、本発明は、木造建築に於ける木材同士の接合部構造、即ち、柱と柱、柱と梁、梁と梁、土台と柱等の接合部において、木材のめりこみや割裂するの防止した接手と接合方法を提供でき、該接手は、木造の軸組でラーメン構造形式の軸組を容易に構築できるようにした木軸材の接手を提供することができた。
また、本発明は、木軸材の接合部にそれぞれ縦ほぞ孔、横ほぞ孔を工場にて穿設してジョイント受け部となるソケットを埋め込み加工する。そして、該ソケットを植設された木軸材は、建築現場に搬入され、ジョイントソケットを介して、前記埋め込み加工されたソケットをドリフトピンにて接合するもである。
従って本発明では、現場での施工効率が向上し、従来の異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法の如く接着剤からの有害な薬品の気化をなくし、また、柱や梁の保持固定、や養生等、建築現場で一番厄介な作業をなくし、施工品質のバラツキをなくした木軸材の接手を提供することができた。
更にまた、従来の異形鉄筋を接合部に介在せしめた接着工法は、接合個所を破壊しなければ二度と外せない接合部構成であったが、本発明は、ソケット方式で簡単に取り外しできる。従って、増改築やリフォーム時に接合部を破壊することなく解体でき、該解体された木軸材は再使用可能で、省資源化に役立つほか、仮設住宅、プレハブ住宅の建設にも役立つ木軸材の接手並びに同接手を用いた木軸材の接合方法を提供することができた。
本発明は、木材の木口面同士の接合、並びに木材の木口面と決り面との接合において、前記木材の木口面にソケット埋め込み用の縦ほぞ孔を穿設し、また木材の決り面に横ほぞ孔を穿設して木材同士の接合部を構成し、該縦ほぞ孔や横ほぞ孔にAソケット或いはBソケットを埋め込んで接手受け部を構成し、該接手受け部のAソケット、Bソケットの端部には接続ソケットと専用ソケットの嵌合用の開口と該縁部にジョイント接合面を形成し、該接合面は前記ジョイント接合面にはAソケット同士、またはAソケットとBソケットを接合する接続ソケット或いは専用ソケットの鍔部が介在して木材同士が剛接合されるよう構成した木軸材の接手であることが好ましい。
また、本発明は、角パイプや角材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記角パイプや角材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したAソケット、該Aソケットと同様に角パイプや角材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記角パイプや角材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したBソケット、前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられたジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた鍔部を介して接続され、該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成した木軸材の接手であることが好ましい。
また、本発明は、丸パイプや丸材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記丸パイプや丸材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したAソケット、該Aソケットと同様に丸パイプや丸材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記丸パイプや丸材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したBソケット、前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられた正四角形板状ジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた正四角形板状鍔部を介して接続され、該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成した木軸材の接手であることが好ましい。
また、本発明において、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、鋼材、またはステンレス鋼による角や丸パイプ、角材や丸材、板材を用いて加工される木軸材の接手であることが好ましい。
また、本発明において、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、鋳鉄製の鋳物、ステンレスのロストワックス、アルミダイキャスト等にて製作される木軸材の接手であることが好ましい。
更にまた、本発明において、Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは、繊維強化プラスチック、即ち、アラミド繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、ボロン繊維強化プラスチック、チタン強化プラスチック、ポリエステル繊維強化プラスチックで成型加工して製作される木軸材の接手であることが好ましい。。
図1乃至図9は本発明の実施例1を説明するもので、図1は、本発明の使用部位を説明する斜視説明図、図2は、本発明のAソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図、図3は、本発明のBソケットの形状を示すもので(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図、図4は、本発明の接続ソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、図5は本発明の専用ソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。
また、図6は、本発明の実施例1における各ソケットの組み合わせ使用説明図、図7は、図1の木軸構造を組み立てるためのソケット組み合わせ説明図で、図8前記組み合わせに基づき柱と柱を接合した状態を示す要部断面図、図9は、柱と梁を直角に接合した状態を示す要部断面図を示している。
図1において、1は布基礎に載置された土台、2は柱であり、該柱2は一階柱2aと二階柱2bに分けられている。3a、3b、3c、3dは、梁であり、該梁3a、3b、3c、3dは一階柱2a上端部で柱2bに接合されている。そして二階柱2bの上端部では、二階柱2bは梁4と接合されている木軸構造の一例を示しており、前記木軸構造の接合部に本発明は、有効に使用されるものである。
斯くして,図2乃至図9において、5はAソケット、6はBソケット、7は接続ソケット、8は専用ソケットを示している。
図2(a)、(b)、(c)は,Aソケットの形状を示しており、該Aソケット5は、角パイプ本体9からなり、該角パイプ本体9の中央部には、外部より直交するドリフトピン挿着孔10a、10b、10c、10dをクロスして設け、また角パイプ本体9の両端部11a、11bには、接続ソケット7、並びに専用ソケット8の嵌合用開口12a、12bを有しており、該嵌合用開口の縁部は、ジョイント接合面13a、13bが形成されている。
また、前記ジョイント接合面13a、13bは正四角形板状の外形形状をしており、Aソケット5が木軸材の木口面や決り面に穿設されたほぞ穴に埋め込まれた時、中央に前記嵌合用開口12a、12bを開口して木口面や決り面に露出した形態になる。
また、図3(a)、(b)、(c)は、Bソケット6の形状を示しており、該Bソケット6は、前記Aソケット5と同様に角パイプ本体14からなり、該角パイプ
本体14の中央部に外部より直交する専用ソケット8の雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔15a、15b、15c、15dをクロスして設け、また角パイプ本体14の両端部11a、11bには、接続ソケット7、並びに専用ソケット8の嵌合用開口12a、12bを有しており、該嵌合用開口の縁部は開口縁部にジョイント接合面16a、16bが形成されている。
また、前記Bソケット6のジョイント接合面16a、16bも正四角形板状の外形形状をしており、Bソケット5が木軸材の木口面や決り面に穿設されたほぞ穴に埋め込まれた時、中央に前記嵌合用開口12a、12bを開口して木口面や決り面に露出した形態になる。
図4(a)、(b)は、前記接続ソケット7の形状を示しており、該接続ソケット7は、角材体17からなり、中央に前記Aソケット5のジョイント接合面13a、13b、並びに、Bソケット5のジョイント接合面16a、16bに当接する同一外形の正四角形板状鍔部18が設けられており、該中央に設けられた鍔部18を中心に左右に嵌合部19a、19bが設けられており、該嵌合部19a、19bの先端部付近にはそれぞれドリフトピン20が挿着されるドリフトピン孔21a、21bが互いに90度の回転角を有しクロスして穿設されている。
また、図5(a)、(b)は、前記専用ソケット8の形状を示しており、該専用ソケット8は角材22からなる嵌合部23と雄ネジ部24からなり、中央に前記Aソケット5のジョイント接合面13a、13b、並びにBソケット5のジョイント接合面16a、16bが当接する正四角形板状鍔部25が設けられており、該中央に設けられた鍔部25を中心に,例えば左側は前記雄ネジ部24、右側に嵌合部23が設けられている。そして、該嵌合部23の先端部付近にはそれぞれドリフトピン20が挿着されるドリフトピン孔26a、26bが互いに90度の回転角を有してクロスして穿設されている。
斯くして、図6は前記形状説明されたAソケット5、Bソケット6、接続ソケット7、専用ソケット8の組み合わせ使い方を示すもので、図6に示すAソケット5とBソケット6は,工場において木軸材、即ち、木材の木口面27に縦ほぞ穴28孔を穿設し、また、木材の決り面29より横ほぞ穴30を穿設して(図7参照)、それぞれAソケット、Bソケットを選択して埋め込み、土台1や柱2の接合面を形成し、或いは梁3a、3b、3c・・・と柱2の接合面を形成して建築現場に搬入される。
また、建築現場に搬入された前記木軸材は、図7に示す如く接続ソケット7、専用ソケットを8にて、各接合部を接合され、該接合に介在した接続ソケット7、専用ソケット8はドリフトピン20にて相互に固着される。
即ち、土台1と柱2aの接合部には、土台1の決り面29から穿設された横ほぞ穴30に固着されたAソケット5と、柱2aの元口側の木口面27に穿設された縦ほぞ穴28に固着されたAソケット5とを接続ソケット7にて接合し、該接続ソケット7をドリフトピン20にてそれぞれのAソケット5に固着する。
また、柱2aと柱2bの接合部は、柱2aの末口側の木口面27に穿設された縦ほぞ穴28にAソケット5を固着し、柱2bの元口側の木口面27に穿設された縦ほぞ穴28にBソケット6を固着して、両ソケット間を接続ソケット7にて接合し、該接続ソケット7をドリフトピン20にてAソケット5、Bソケット6に固着する。
また、梁3aと柱2aとの接合部は、前記柱2aの末口側に固着されたBソケット6の雌ネジ孔15aに接続する横孔31を工場で穿設しておき、該横孔31に専用ソケット8の雄ネジ部24を螺着させ、前記Bソケット6の雌ネジ孔15aに専用ソケット8を締着固定される。次いで梁3aは、木口面27に縦ほぞ穴28を穿設してAソケット5を固着し、該Aソケット5の開口12bは専用ソケット8の嵌合部23が嵌着される。従って、ドリフトピン20の挿着は、梁3a側のみで良く、該接合部は、柱2bの四方面に同様の接合部を設けることにより、柱2bと梁3a、3b、3c、・・・の構造が構築できる。
更にまた、柱2bの末口側の木口面27に梁4を接合する場合には、前記土台1と柱2aの接合と同様にAソケット5を対抗する接合面に埋め込み、該Aソケット5間を接続ソケット7にて接合すればよい。
斯くして、前記、図7にて説明した各接合部部材の組み合わせ方法は、実際に組み合わせると図8、図9のように構成される。図8は、一例として柱2aと柱2bを接合した状態を拡大要部断面図にて示しており、図9は柱2の元口部に梁3を接合した状態を拡大要部断面図にて示している。
図8おいて、柱2a、2bは、接合部位の木口面27同士が対向している状態を示し、Aソケット5aは柱2aの末口側の木口面27より穿設された縦ほぞ穴28にAソケット5aを工場にて固着し、柱2bの元口側の木口面27に穿設された縦ほぞ穴28には同様に工場にてAソケット5bを固着してくる。そして建築現場において、両ソケット間を接続ソケット7にて接合し、該接続ソケット7をドリフトピン20にてAソケット5a、Aソケット5b間を固着接合すると共に該接合部を剪断抵抗のある柱2a、2bの接合部接手としている。
而して、図8の状態のおいては、互いに対向して、設けられたAソケット5a、5bのジョイント接合面13a、13bは、接続ソケット7の鍔部18を介して当設されており、該接合面13a、13bと介在する鍔部18にて剛接合されいて、接合部の応力が加わっても木材の木口面にのめり込み現象を生じさせない。
また、図9において、柱2aの決り面29の一部には梁3aが突付けされている状態を示し、柱2aには柱の木口面27より穿設された縦ほぞ穴28にBソケット6を工場にて固着し、前記梁3aの木口面27に穿設された縦ほぞ穴28には同様に工場にてAソケット5が固着されてくる。そして、建築現場において専用ソケット8の雄ネジ部24を前記Bソケットの雌ネジ孔15aに螺合して締結し、専用ソケット8の他端は梁3aに固着されたAソケット5の嵌合用開口12bに嵌着され、ドリフトピン20にて固着されている。
従って、図9の状態においても、互いに対向して、設けられたAソケット5のジョイント接合面13bは、専用ソケット8の鍔部25を介して当接されており、該接合面13bと鍔部25にて剛接合されいて、該接合部に応力が加わっても木材の木口面にはのめり込み現象を生じさせない。
本発明は、土台1、柱2、梁3、梁4等の木材の木口面27同士の接合、並びに木材の木口面27と決り面29との接合において、前記木材の木口面27にソケット埋め込み用の縦ほぞ穴28を穿設し、また木材の決り面29に横ほぞ孔30を穿設して木材同士、例えば、柱2aと柱2bの接合部を構成し、該縦ほぞ孔28や横ほぞ孔30にAソケット5或いはBソケット6を埋め込んで接手受け部を構成し、該接手受け部のAソケット5、Bソケット6の端部には接続ソケット7と専用ソケット8の嵌合用の開口12a、12bと該縁部にジョイント接合面13a、13bを形成し、該ジョイント接合面13a、13bはにはAソケット5同士、またはAソケット5とBソケット6を接合する接続ソケット7の鍔部18、或いは専用ソケット8の鍔部25が介在して木材同士が剛接合されるよう構成した木軸材の接手を提供するものである。
また、本発明の実施例1は、角パイプ本体9を有して中央部に外部から直交するドリフトピン20を貫通して挿着できるドリフトピン挿着孔10a、10b、10c、10dをクロスして設け、また前記角パイプ本体9の端部に接続ソケット7並びに専用ソケット8の嵌合用開口12a、12bとジョイント接合面13a、13bを形成したAソケット5、該Aソケット5と同様に角パイプ本体14を有して中央部に外部から直交する専用ソケット8の雄ネジ部24を螺着可能な雌ネジ孔15a、15b、15c、15dを設け、また前記角パイプ本体14の端部に接続ソケット7並びに専用ソケット8の嵌合用の開口12a、12bとジョイント接合面13a、13bを形成したBソケット6、前記Aソケット5並びにBソケット6は土台1や柱2、梁3、4等の木軸材の木口面27、或いは決り面29に穿設されらた縦ほぞ穴28や横ほぞ孔30内にAソケット5、或いはBソケット6の前記ジョイント接合面13a、13bを露出させた状態で埋め込み、互いに対向するジョイント接合面13a、13bを構成し、前記土台1や柱2、梁3、4等の木軸材の木口面27や決り面29をそれぞれ接合する際にはAソケット5同士間、Aソケット5とBソケット6間に前記接続ソケット7や専用ソケット8を介在せしめ該Aソケット5、Bソケット6の端部に設けられたジョイント接合面13a、13bが接続ソケット7や専用ソケット8に設けられた鍔部18や25を介して接続され、該接続部を構成するAソケット5、Bソケット6並びに接続ソケット7、専用ソケット8、が土台1や柱2、梁3,4等の木軸材に前記ドリフトピン20にて固着され該接合部を剛接合に構成した木軸材の接手を提供するものである。
また、本発明におけるAソケット5、Bソケット6、接続ソケット7、専用ソケット8は、鋼材、またはステンレス鋼による角や丸パイプ、角材や丸材、板材を用いて加工される木軸材の接手を提供するものである。。
また本発明において、Aソケット5、Bソケット6、接続ソケット7、専用ソケット8は、鋳鉄製の鋳物、ステンレスのロストワックス、アルミダイキャスト等にて製作される木軸材の接手を提供するものである。。
更にまた、本発明における、Aソケット5、Bソケット6、接続ソケット7、専用ソケット8は、繊維強化プラスチック、即ち、アラミド繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、ボロン繊維強化プラスチック、チタン強化プラスチック、ポリエステル繊維強化プラスチックで成型加工して製作される木軸材の接手を提供するものである。。
斯くして、図10乃至図17は本発明の実施例2を説明するもので、図10は実施例2のAソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図、図11はBソケットの形状を示すもので(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図、図12は接続ソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、図13は 専用ソケットの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、図14は実施例2における各ソケットの組み合わせ説明図、図15は図1の木軸構造を組み立てるためのソケット組み合わせ説明図、図16前記組み合わせに基づき柱と柱を接合した状態を示す要部断面図、図9は、柱と梁を直角に接合した状態を示す要部断面図をそれぞれ示している。また、前記図1乃至図9と同一符号は同一構成要素を示している。
図10乃至図17において、5はAソケット、6はBソケット、7は接続ソケット、8は専用ソケットを示している。図10はAソケットの形状を示しており、該Aソケット5は、円パイプ筒状本体32からなり、該円パイプ筒状本体32の中央部に外部より直交するドリフトピン挿着孔10a、10b、10c、10dをクロスして設け、また両端部には接続ソケット7、並びに専用ソケット8の嵌合用開口12a、12b、並びに縁部に正四角形板状ジョイント接合面33ならびに前記円パイプ筒状本体32の端部が形成するジョイント接合面34が形成されている。
また、前記一側開口部側設けられた正四角形板状ジョイント接合面33は木軸材の木口面27や決り面29で特別に加工された嵌合孔34に嵌着され、後部丸パイプ筒状のAソケット5の回転防止や位置決め固定時に大いに役立つ様構成されAソケット5を接着剤等にて縦ほぞ穴28や横ほぞ穴30に固定しなくても、嵌合される接続ソケット7や専用ソケット8のドリフトピン挿着孔の位置決めをズレなく行うもので、この機構により、ドリフトピン20は、スムーズに装着固定できる。
また、前記Bソケット6の形状は、Aソケット5と同様の丸パイプ筒状本体35からなり、該丸パイプ筒状本体35の中央部に外部より直交する専用ソケット8の雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔15a、15b、15c、15dをクロスして設け、また端部には接続ソケット7、並びに専用ソケット8の嵌合用開口12a、12b、並びに縁部に正四角形板状ジョイント接合面36ならびに前記丸パイプ筒状本体35の端部が形成するジョイント接合面37が形成されている。
また、前記一側開口部側設けられた正四角形板状ジョイント接合面3は木軸材の木口面27や決り面29で特別に加工された嵌合孔34に嵌着され、後部円パイプ筒状のBソケット6の回転防止や位置決め固定時に大いに役立つ様構成されBソケット6を接着剤等にて縦ほぞ穴28や横ほぞ穴30に固定しなくても、嵌合される接続ソケット7や専用ソケット8のドリフトピン挿着孔の位置決めをズレなく行えるものであり、この機構はAソケットと同様である。
図12は前記接続ソケット7の形状を示しており、該接続ソケット7は丸棒状体38からなり、中央に前記Aソケット5、並びにBソケット5のジョイント接合面13a、13bに当接する正四角形板状鍔部18が設けられており、該中央に設けられた鍔部18を中心に左右に嵌合部19a、19bが設けられており、該嵌合部19a、19bの先端部付近にはそれぞれドリフトピン20が装着されるドリフトピン孔21a、21bが互いに90度クロスして穿設されている。
また、図13は前記専用ソケット8の形状を示しており、該専用ソケット8は丸棒状39と雄ネジ部24からなり、中央に前記Aソケット5、並びにBソケット5のジョイント接合面13a、13bに当接する正四角形板状鍔部25が設けられており、該中央に設けられた鍔部25を中心に例えば左側は前記雄ネジ部24、右側に嵌合部23が設けられている。そして、該嵌合部23の先端部付近にはそれぞれドリフトピン20が装着されるドリフトピン孔26a、26bが互いに90度クロスして穿設されている。
斯くして、図14は前記形状説明されたAソケット5、Bソケット6、接続ソケット7、専用ソケット8の組み合わせ使い方を示すもので、図14に示すAソケット5とBソケット6は,工場において木軸材、即ち、木材の木口面27に縦ほぞ穴28孔を穿設し、また、木材の決り面29より横ほぞ穴30を穿設してそれぞれAソケット、Bソケットを選択して埋め込み、土台1や柱2の接合面を形成し、或いは梁3a、3b、3c・・・と柱2の接合面を形成して建築現場に搬入される。
また、建築現場に搬入された前記木軸材は、図15に示す如く接続ソケット7、専用ソケットを8にて、各接合部を接合され、該接合に介在した接続ソケット7、専用ソケット8はドリフトピン20にて相互に固着される。
図16おいて、柱2a、2bは、接合部位の木口面27同士が対向している状態を示し、Aソケット5aは柱2aの末口側の木口面27より穿設された縦ほぞ穴28にAソケット5aを工場にて固着し、柱2bの元口側の木口面27に穿設された縦ほぞ穴28には同様に工場にてAソケット5bを固着してくる。そして建築現場において、両ソケット間を接続ソケット7にて接合し、該接続ソケット7をドリフトピン20にてAソケット5a、Aソケット5b間を固着接合すると共に該接合部を剪断抵抗のある柱2a、2bの接合部接手としている。
而して、図16の状態のおいては、互いに対向して、設けられたAソケット5a、5bの正四角形板状ジョイント接合面36、36は、接続ソケット7の鍔部18を介して当設されており、該接合面13a、13bと介在する鍔部18にて剛接合されいて、接合部の応力が加わっても木材の木口面にのめり込み現象を生じさせない。
また、図17において、柱2aの決り面29の一部には梁3aが突付けされている状態を示し、柱2aには柱の木口面27より穿設された縦ほぞ穴28にBソケット6を工場にて固着し、前記梁3aの木口面27に穿設された縦ほぞ穴28には同様に工場にてAソケット5が固着されてくる。そして、建築現場において専用ソケット8の雄ネジ部24を前記Bソケットの雌ネジ孔15aに螺合して締結し、専用ソケット8の他端は梁3aに固着されたAソケット5の嵌合用開口12bに嵌着され、ドリフトピン20にて固着されている。
従って、図17の状態においても、互いに対向して、設けられたAソケット5の正四角形板状ジョイント接合面33は、専用ソケット8の鍔部25を介して当接されており、該接合面33と鍔部25にて剛接合されいて、該接合部に応力が加わっても木材の木口面にはのめり込み現象を生じさせない。
斯くして、実施例2は、丸パイプや丸材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピン20を貫通して挿着できるドリフト挿着孔10a、10b、10c、10dをクロスして設け、また前記丸パイプや丸材形状材の端部に接続ソケット7並びに専用ソケット8の嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面33を形成したAソケット、
該Aソケットと同様に丸パイプや丸材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔15a、15b、15c、15dを設け、また前記丸パイプや丸材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面36を形成したBソケット、
前記Aソケット並びにBソケットは土台1や柱2、梁3、4等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴28や横ほぞ孔内30にAソケット5、或いはBソケット6の前記正四角板状ジョイント接合面33、36を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、
前記土台1や柱2、梁3、4等の木軸材の木口面27や決り面27をそれぞれ接合する際にはAソケット5同士間、Aソケット5とBソケット6間に前記接続ソケット7や専用ソケット8を介在せしめ該Aソケット5、Bソケット6の端部に設けられた正四角形板状ジョイント接合面33、36が接続ソケット7や専用ソケット8に設けられた正四角形板状鍔部18、19を介して接続され、
該接続部を構成するAソケット5、Bソケット6並びに接続ソケット7、専用ソケット8、が土台1や柱2、梁3、4等の木軸材に前記ドリフトピン20にて固着され該接合部を剛接合に構成した木軸材の接手を提供した。
而して、本発明の上記実施例1、並びに実施例2は、木材を用いた実施例について述べてきたが、本発明は乾燥効率を向上させるために木材を中空にくり抜いた、所謂、中空木材を用いることも可能であり、また、当然のことながら、集積材を用いる事も可能である。
斯くして、本発明は、木造建築における木材同士の接合部構造、即ち、柱と柱、柱と梁、梁と梁、土台と柱等の接合部において、木材のめりこみや割裂するの防止した接手を提供でき、該接手は、木造の軸組でラーメン構造形式の軸組を容易に構築できるようにした木軸材の接手を提供することができるもので、その産業上の利用価値は多大なものがある。
本発明の実施部位を説明する斜視説明図である。 実施例1に使用されるAソケット形状説明図である。 実施例1に使用されるBソケット形状説明図である。 実施例1に使用される接続ソケット形状説明図である 実施例1に使用される専用ソケット形状説明図である 実施例1における各ソケットの組み合わせ説明図である。 実施例1における木軸構造組立説明図である。 実施例1における柱と柱の接合状態を説明する拡大要部断面図である。 実施例1における柱と梁の接合状態を説明する拡大要部断面図である。 実施例2に使用されるAソケット形状説明図である。 実施例2に使用されるBソケット形状説明図である。 実施例2に使用される接続ソケット形状説明図である 実施例2に使用される専用ソケット形状説明図である 実施例2における各ソケットの組み合わせ説明図である。 実施例2における木軸構造組立説明図である。 実施例1における柱と柱の接合状態を説明する拡大要部断面図である。 実施例1における柱と梁の接合状態を説明する拡大要部断面図である。
符号の説明
1 土台
2、2a、2b 柱
3、3a、3b、3c、3d 梁
4 梁
5、5a、5b Aソケット
6 Bソケット
7 接続ソケット
8 専用ソケット
9 角パイプ本体
10a、10b、10c、10d ドリフトピン挿着孔
11a、11b 両端部
12a、12b 嵌合用開口
13a、13b ジョイント接合面
14 角パイプ本体
15a、15b、15c、15d 雌ネジ孔
16a、16b ジョイント接合面
17 角材体体
18 正四角形板状鍔部
19a、19b 嵌合部
20 ドリフトピン
21a、21b ドリフトピン孔
22 角材
23 嵌合部
24 雄ネジ
25 正四角形板状鍔部
26a、26b ドリフトピン孔
27 木口面
28 縦ほぞ穴
29 決り面
30 横ほぞ穴
31 横孔
32 丸パイプ筒状本体
33 正四角形板状ジョイント接合面
34 嵌合孔
35 丸パイプ筒状本体
36 正四角形板状ジョイント接合面
37 ジョイント接合面
38 丸棒状体

Claims (6)

  1. 木材の木口面同士の接合、並びに木材の木口面と決り面との接合において、
    前記木材の木口面にソケット埋め込み用の縦ほぞ孔を穿設し、また木材の決り面に横ほぞ孔を穿設して木材同士の接合部を構成し、
    該縦ほぞ孔や横ほぞ孔にAソケット或いはBソケットを埋め込んで接手受け部を構成し、
    該接手受け部のAソケット、Bソケットの端部には接続ソケットと専用ソケットの嵌合用の開口と該縁部にジョイント接合面を形成し、
    該接合面は前記ジョイント接合面にはAソケット同士、またはAソケットとBソケットを接合する接続ソケット或いは専用ソケットの鍔部が介在して木材同士が剛接合されるよう構成したこと、
    を特徴とする木軸材の接手。
  2. 角パイプや角材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記角パイプや角材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したAソケット、
    該Aソケットと同様に角パイプや角材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記角パイプや角材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の開口とジョイント接合面を形成したBソケット、
    前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、
    前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられたジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた鍔部を介して接続され、
    該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成したこと、
    を特徴とする木軸材の接手。
  3. 丸パイプや丸材形状を有して中央部に外部から直交するドリフトピンを貫通して挿着できる挿着孔をクロスして設け、また前記丸パイプや丸材形状材の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したAソケット、
    該Aソケットと同様に丸パイプや丸材形成を有して中央部に外部から直交する専用ソケットの雄ネジ部を螺着可能な雌ネジ孔を設け、また前記丸パイプや丸材形状の端部に接続ソケット並びに専用ソケットの嵌合用の筒状開口と正四角形板状ジョイント接合面を形成したBソケット、
    前記Aソケット並びにBソケットは土台や柱、梁等の木軸材の木口面、或いは決り面に穿設されらた縦ほぞ穴や横ほぞ孔内にAソケット、或いはBソケットの前記ジョイント接合面を露出させた状態で埋め込まれて互いに対向する接合面を構成し、
    前記土台や柱、梁等の木軸材の木口面や決り面をそれぞれ接合する際にはAソケット同士間、AソケットとBソケット間に前記接続ソケットや専用ソケットを介在せしめ該Aソケット、Bソケットの端部に設けられた正四角形板状ジョイント接合面が接続ソケットや専用ソケットに設けられた正四角形板状鍔部を介して接続され、
    該接続部を構成するAソケット、Bソケット並びに接続ソケット、専用ソケット、が土台や柱、梁等の木軸材に前記ドリフトピンにて固着され該接合部を剛接合に構成したこと、
    を特徴とする木軸材の接手。
  4. 前記Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは鋼材、またはステンレス鋼による角や丸パイプ、角材や丸材、板材を用いて加工されること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された木軸材の接手。
  5. 前記Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは鋳鉄製の鋳物、ステンレスのロストワックス、アルミダイキャスト等にて製作されることを、
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された木軸材の接手。
  6. 前記Aソケット、Bソケット、接続ソケット、専用ソケットは繊維強化プラスチック、即ち、アラミド繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、ボロン繊維強化プラスチック、チタン強化プラスチック、ポリエステル繊維強化プラスチックで成型加工して製作されること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された木軸材の接手。
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JP2013011134A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Sumitomo Forestry Co Ltd 梁勝ち接合部における柱梁接合構造
JP2013014998A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Junji Hasegawa Architects Inc 連結具およびこの連結具を使用した二丁合わせ梁の連結構造
CN106284654A (zh) * 2016-08-17 2017-01-04 沈阳建筑大学 新型装配式梁‑柱节点连接装置

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