JP2006346948A - 鍔付筒体の成形方法及び成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍔部を一体形成した鍔付筒体の成形方法及び成形金型を提供する。
【解決手段】型開き状態でスライド金型2を往動スライドさせた後に型締めして、リング状の一方の1次成形用のキャビティ41に1次成形樹脂材料を射出して鍔部W1を成形すると共に、成形済鍔部W1がセットされた2次成形用のキャビティ42に2次成形樹脂材料を射出して、鍔部W1が一体化された鍔付筒体を成形する。その後に型開きして、可動金型3にセット状態の鍔付筒体を取り出した後、上記工程により成形した鍔部W1を保持した状態でスライド金型2を復動スライドさせた後に型締めして、リング状の他方の1次成形用のキャビティ41a に1次成形樹脂材料を射出して鍔部W1を成形すると共に、成形済鍔部W1がセットされた2次成形用のキャビティ42に2次成形樹脂材料を射出して、鍔部W1が一体化された鍔付筒体Wを成形する。
【選択図】図15

Description

本発明は、合成樹脂製の筒部の中間部に合成樹脂製の鍔部を一体形成した鍔付筒体を成
形する様にした鍔付筒体の成形方法及び成形金型に関する。
従来、複合成形品の成形方法としては、スライド金型を固定金型に対して第1位置へス
ライドさせて、固定金型の略中央に位置する1次成形用の中央凹部とスライド金型の一方
の第2の凹部とにより形成される1次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して
1次成形品を成形すると共に、前記中央凹部の一方の隣に位置する2次成形用の第1の凹
部と前記スライド金型の他方の第2の凹部に保持されている、先に成形した1次成形品と
で形成される2次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料と異なる2次成形樹脂材料を射
出して、先に成形した1次成形品と一体化した複合成形品を成形する第1工程と、前記第
1工程により成形した複合成形品を取り出す第2工程と、前記第1工程により成形した1
次成形品を保持した状態で前記スライド金型を前記固定金型に対して第2位置へスライド
させて、前記固定金型の略中央に位置するの中央凹部と前記スライド金型の他方の第1の
凹部とにより形成される1次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して1次成形
品を成形すると共に、前記中央凹部の他方の隣に位置する2次成形用の第2の凹部と前記
スライド金型の一方の第1の凹部に保持されている、第1工程で成形した1次成形品とで
形成される2次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料と異なる2次成形樹脂材料を射出
して、1次成形品と一体化した複合成形品を成形する第3工程と、前記第3工程により成
形した複合成形品を取り出す第4工程と、前記第3工程により成形した1次成形品を保持
した状態で前記スライド金型を前記固定金型に対して第1位置へスライドさせて、前記第
1工程と同様にした成形する工程とを、繰り返しながら成形する複合成形品の射出成形方
法が見受けられる。
そして、上記方法に使用する金型にあっては、固定金型と、この固定金型に対して第1
位置と第2位置とを採るようにスライド的に駆動されるスライド金型とからなり、前記固
定金型には、その略中央部に1次成形用の中央凹部が、そしてその両隣に2次成形用の第
1、2の凹部が設けられ、これらの第1、2の凹部に開口している第1、2のランナは、
ランナ切換装置により切り換えられるようになっていると共に、前記スライド金型には、
1次成形用の第1、2の凹部が設けられ、前記スライド金型を第1位置にスライドさせる
と、前記固定金型の1次成形用の中央凹部と2次成形用の第1の凹部は、前記スライド金
型の1次成形用の第2の凹部と第1凹部とにそれぞれ整合し、前記スライド金型を第2位
置にスライドさせると、前記固定金型の1次成形用の中央凹部と2次成形用の第2の凹部
は、前記スライド金型の1次成形用の第1の凹部と第2凹部とにそれぞれ整合する様にし
たものであった(例えば、特許文献1参照)。
特許第3086416号公報(特許請求の範囲、図1〜3)
しかし、上記従来技術にあっては、下記の通り、解決せねばならない課題があった。
(1)パーティングラインに対し可動側にスライド金型が位置しているため、金型自体の
構成が複雑化してしまう。
(2)完成した複合成形品の取出位置が2箇所になってしまうため、取出工程が複雑にな
る。
(3)1次成形品及び2次成形品の両方がスライド金型に残るため、2次成形品の取出及
びスライド金型のスライドを同時に行えない。
本発明は、上記従来技術に基づく、(1)〜(3)の課題に鑑み、パーティングライン
に対し固定側に位置する固定金型及びスライド金型と、可動側に位置する可動金型により
構成し、且つ1次成形用のキャビティへの1次成形樹脂材料の流路と2次成形用のキャビ
ティへの2次成形樹脂材料の流路が形成された成形金型であって、固定金型に一対の1次
成形中子及び1個の2次成形中子を、一対の1次成形中子の間の中央に2次成形中子を配
置する様に並列突設し、固定金型に対し接離自在なスライド金型に2個の嵌挿孔を、該2
個の嵌挿孔の中心間距離を1次成形中子及び2次成形中子の中心間距離と同一となる様に
形成すると共に、該嵌挿孔の開口縁部に鍔部の保持段部を形成し、且つスライド金型を、
上記1次成形中子及び2次成形中子の配列方向に、上記中心間距離と同一量往復スライド
自在とすると共に、2次成形中子の先端及び可動金型における2次成形中子の対向位置に
筒部の形成凹部を形成し、可動金型側の筒部の形成凹部内の中央に2次成形センター中子
を突設すると共に、該2次成形センター中子の先端面を2次成形中子側の筒部の形成凹部
の底面に型締め状態において当接する様にし、前記可動金型と、前記スライド金型側の一
方の嵌挿孔の保持段部と、一方の1次成形中子の先端部位とによりリング状の1次成形用
のキャビティを形成すると共に、前記可動金型の中央の2次成形用の形成凹部、該2次成
形用の形成凹部内に設けた2次成形センター中子、前記スライド金型の一方の1次成形用
の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形済鍔部と、中央の2次成形中子の先端に形成した
2次成形用の形成凹部とにより2次成形用のキャビティを形成した成形金型により、先ず
固定金型、スライド金型及び可動金型の相互間を離間させた状態で、スライド金型を第1
位置へスライドさせた後に型締めして、前記可動金型と、前記スライド金型側の一方の嵌
挿孔の保持段部と、一方の1次成形中子の先端部位とにより形成されるリング状の1次成
形用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して鍔部を成形すると共に、前記可動金型に
おける2次成形用の形成凹部と、該2次成形用の形成凹部内の2次成形センター中子と、
前記スライド金型における他方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形済鍔
部と、中央の2次成形中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とで形成される2次成
形用のキャビティに、2次成形樹脂材料を射出し筒部を成形して、該筒部と先に成形され
た鍔部とを一体化した鍔付筒体を成形する第1工程と、固定金型、スライド金型及び可動
金型の相互間を離間させた後、前記第1工程により成形し可動金型にセット状態の鍔付筒
体を取り出す第2工程と、前記第1工程により成形した鍔部を保持した状態で前記スライ
ド金型を前記可動金型に対して第2位置へスライドさせた後に型締めして、前記可動金型
と、前記スライド金型の他方の嵌挿孔の保持段部と、他方の1次成形中子の先端部位とに
より形成される1次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して鍔部を成形すると
共に、前記可動金型の中央の2次成形用の形成凹部、該2次成形用の形成凹部内に設けた
2次成形センター中子、前記スライド金型の一方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセッ
ト状態の成形済鍔部と、中央の2次成形中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とで
形成される2次成形用のキャビティに、2次成形樹脂材料を射出し筒部を成形して、該筒
部と先に成形された鍔部とを一体化した鍔付筒体を成形する第3工程と、固定金型、スラ
イド金型及び可動金型の相互間を離間させた後、前記第3工程により成形し可動金型にセ
ット状態の鍔付筒体を取り出す第4工程と、前記第3工程により成形した鍔部を保持した
状態で前記スライド金型を前記可動金型に対して第1位置へスライドさせた後に型締めし
て、前記第1工程と同様の成形工程を行うことを繰り返して鍔部及び鍔付筒体を連続成形
することで、スライド金型をパーティングラインに対し固定側に位置させ1次成形品であ
る鍔部を固定側に保持させて、金型の構成を簡素化可能にして、上記(1)の課題を解決
する。
而も、完成した複合成形品である鍔付筒体の取出位置を可動金型側の1箇所にすること
によって、取出工程を簡易化すると共に、可動側の可動金型からの鍔付筒体の取出及び固
定側のスライド金型のスライドを同時に行える様にして、上記(2)、(3)の課題を解
決する。
要するに本発明は、パーティングラインに対し固定側に位置する固定金型及びスライド
金型と、可動側に位置する可動金型の相互間を離間させた状態で、スライド金型を第1位
置又は第2位置へスライドさせた後に型締めして、前記可動金型と、前記スライド金型側
の一方又は他方の嵌挿孔の保持段部と、一方又は他方の1次成形中子の先端部位とにより
形成されるリング状の1次成形用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して鍔部を成形
すると共に、前記可動金型における2次成形用の形成凹部と、該2次成形用の形成凹部内
の2次成形センター中子と、前記スライド金型における他方又は一方の1次成形用の嵌挿
孔の保持段部にセット状態の成形済鍔部と、中央の2次成形中子の先端に形成した2次成
形用の形成凹部とで形成される2次成形用のキャビティに、2次成形樹脂材料を射出し筒
部を成形して、該筒部と先に成形された鍔部とを一体化した鍔付筒体を成形する第1、3
工程と、固定金型、スライド金型及び可動金型の相互間を離間させた後、前記第1、3工
程により成形し可動金型にセット状態の鍔付筒体を取り出す第2、4工程と、上記第1〜
4工程を繰り返し行って鍔部及び鍔付筒体を連続成形する様にしたので、固定金型、スラ
イド金型及び可動金型の型締め・型開きと、スライド金型の第1、2位置へのスライドと
、1、2次成形キャビティへの1、2次成形樹脂材料の射出という簡単な工程だけで、筒
部の中間部に鍔部を有する鍔付筒体を成形出来る。
又、完成した複合成形品である鍔付筒体の取出位置を可動金型側の1箇所にすることが
できるため、鍔付筒体の取出工程の簡易化を図ることが次出来、而もパーティングライン
に対しスライド金型に鍔部を保持させると共に、パーティングラインに対し可動側の可動
金型にセットされた状態の鍔付筒体を取り出すことから、鍔付筒体の取出及びスライド金
型のスライドを同時に行うことが出来るため、1個当たりの成形時間を短縮することが出
来る。
更に、1次成形樹脂材料と2次成形樹脂材料の材質、色等を異なるものにすることが出
来るため、2色成形品、複合材料成形品としての鍔付筒体を成形することが出来る。
パーティングラインに対し固定側に位置する固定金型及びスライド金型と、可動側に位
置する可動金型により構成し、且つ1次成形用のキャビティへの1次成形樹脂材料の流路
と2次成形用のキャビティへの2次成形樹脂材料の流路が形成された成形金型であって、
固定金型に一対の1次成形中子及び1個の2次成形中子を、一対の1次成形中子の間の中
央に2次成形中子を配置する様に並列突設し、固定金型に対し接離自在な固定側のスライ
ド金型に2個の嵌挿孔を、該2個の嵌挿孔の中心間距離を1次成形中子及び2次成形中子
の中心間距離と同一となる様に形成すると共に、該嵌挿孔の開口縁部に鍔部の保持段部を
形成し、且つスライド金型を、上記1次成形中子及び2次成形中子の配列方向に、上記中
心間距離と同一量往復スライド自在とすると共に、2次成形中子の先端及び可動金型にお
ける2次成形中子の対向位置に筒部の形成凹部を形成し、可動金型側の筒部の形成凹部内
の中央に2次成形センター中子を突設すると共に、該2次成形センター中子の先端面を2
次成形中子側の筒部の形成凹部の底面に型締め状態において当接する様にし、前記可動金
型と、前記固定側のスライド金型側の一方の嵌挿孔の保持段部と、一方の1次成形中子の
先端部位とによりリング状の1次成形用のキャビティを形成すると共に、前記可動金型の
中央の2次成形用の形成凹部、該2次成形用の形成凹部内に設けた2次成形センター中子
、前記固定側のスライド金型の一方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形
済鍔部と、中央の2次成形中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とにより2次成形
用のキャビティを形成したので、一般的な金型は、パーティングラインに対し可動側に成
形品がセット状態で型開きされるが、本願のものは、パーティングラインに対し固定側の
スライド金型に1次成形品である鍔部をセット状態で型開きされる斬新な構造であるため
、単純な構成の金型で鍔付筒体を成形することが出来る。
更に、固定金型に対しスライド金型を離間させることから、スライド金型における嵌挿
孔内から1、2次成形中子をび1個の2次成形中子が抜かれるため、スライド金型をスラ
イド可能にすることが出来ると共に、1次成形用のキャビティがスライド金型の往復スラ
イドにより異なる箇所に交互に形成して鍔部を連続成形することが出来るため、鍔付筒体
の連続成形を実現出来る。
而も、スライド金型を固定金型及び可動金型間に設けたベースにスライド可能に設けた
ので、スライド金型の小型化を実現出来るため、スライド金型の駆動手段も低出力化する
ことが出来、又スライドしないベースにスライド金型が設けられていることから、型締め
・型開きのガイド機構・部品をベース側に組み込むことが出来るため、安定且つ正確に型
締め・型開きを行うことが出来る。
スライド金型及び可動金型の分割面に、略Y字状のパーティング射出成形用の1次成形
樹脂流路を形成し、該1次成形樹脂流路を、可動スライド動金型及び可動金型の側部で開
口するスプール部と、該スプール部の下流部位を2分岐させるランナ部と、スライド金型
における嵌挿孔の保持段部の側部に形成したゲート溝とにより構成し、上記ランナ部の両
端部間の距離を、1次成形中子の中心間距離と同一にして、一端部が第1位置におけるス
ライド金型の一方のゲート溝に、他端部が第2位置におけるスライド金型の他方のゲート
溝に夫々連通する様に形成したので、可動スライドの第1、2位置へのスライドにより1
次成形樹脂の流路を切り換えることが出来るため、別途切換手段を講じずに交互形成され
る2次成形用のキャビティに自動的に1次成形樹脂を射出することが出来る等その実用的
効果甚だ大である。
以下、本発明に係る鍔付筒体の成形金型の実施の形態を図面に基づき説明する。
本発明に係る鍔付筒体の成形金型にあっては、図1〜3の本発明に係る成形金型の縦横
断面図に示す様に、パーティングラインに対し固定側に位置する固定金型1及びスライド
金型2と、可動側に位置する可動金型3により構成すると共に、固定金型1に対しスライ
ド金型2を接離自在と成し、固定側のスライド金型2と可動側の可動金型3間で鍔部W1
及び鍔付筒体Wを成形する様にしている。
固定金型1に2個の1次成形中子4、4a及び1個の2次成形中子5を設けると共に、2
次成形中子5の先端面に2次成形品である筒部W2の形成凹部6を形成している。
スライド金型2には、少なくとも2個の嵌挿孔7、7aが形成され、該嵌挿孔7、7aの内
周面が、型締め状態における1、2次成形中子4、4a、5の外周面と密接状態となる様に
し、又嵌挿孔7、7aの開口縁部に1次成形品である鍔部W1の保持段部8、8aを形成し、
且つスライド金型に、第1位置における嵌挿孔7、7aに未嵌挿状態の他方の1次成形中子
4aと、第2位置における嵌挿孔7、7aに未嵌挿状態の一方の1次成形中子4の逃がし部位
9、9aを設けている。
可動金型3における、固定金型1の2次成形中子5の形成凹部6との対向位置に2次成
形品である筒部W2の形成凹部10を形成し、該形成凹部10内に2次成形センター中子11を
設け、該2次成形センター中子11の先端面を、型締め状態における2次成形中子5の形成
凹部6の底面に密接する様に成している。
そして、可動金型3と、前記スライド金型2側の嵌挿孔7、7aの保持段部8、8aと、1
次成形中子4、4aの先端部位とによりリング状の1次成形用のキャビティ41、41a を形成
すると共に、可動金型3における2次成形用の形成凹部10と、該2次成形用の形成凹部10
内の2次成形センター中子11と、前記スライド金型2における1次成形用の嵌挿孔7、7a
の保持段部8、8aにセット状態の成形済鍔部W1と、中央の2次成形中子5の先端に形成
した2次成形用の形成凹部6とにより2次成形用のキャビティ42を形成し、一方の1次成
形用のキャビティ41はスライド金型2が第1位置の状態で、他方の1次成形用のキャビテ
ィ41a はスライド金型2が第2位置の状態で夫々型締めされることで形成される様に成っ
ている。
スライド金型2及び可動金型3の分割面に、略Y字状のパーティング射出成形用の1次
成形樹脂流路12を形成し、該1次成形樹脂流路12は、スライド金型2及び可動金型3の側
部で開口するスプール部13と、該スプール部13の下流部位を2分岐させるランナ部14と、
スライド金型2における嵌挿孔7、7aの保持段部8、8aの側部に、1次成形樹脂流路12側
へ延びる様に形成したゲート溝15、15a とにより構成し、上記ランナ部14を、一端部が、
第1位置におけるスライド金型2の一方のゲート溝15に、他端部が、第2位置におけるス
ライド金型2の他方のゲート溝15a に夫々連通する様に形成している。
スライド金型2及び可動金型3の側部に位置する1次成形樹脂流路12の入口部に1次成
形樹脂射出ノズル21の先端をセットしている。
固定金型1に2次成形樹脂流路16を形成し、該2次成形樹脂流路16は2次成形中子5に
おける形成凹部6の底面で開口するスプール部17と、2次成形センター中子11の先端面と
上記形成凹部6の底面間に形成されるランナ部18とにより構成されている。
固定金型1におけるスライド金型2との対向面の反対側面の2次成形樹脂流路16の入口
部に2次成形樹脂射出ノズル38の先端をセットしている。
以下、具体的な実施例を図面に基づき説明する。
固定金型1にあっては、図4、5に示す様に、スライド金型2との対向面の中央に2個
の1次成形中子4、4a及び1個の2次成形中子5を、一対の1次成形中子4、4aの間に2
次成形中子5が位置する様に、固定金型1の縦方向に並列突設している。
1次成形中子4、4aの先端周縁部に、1次成形品であるリング状の鍔部W1の内周面形
成段部19、19a を形成している。
2次成形中子5の先端面に形成した2次成形品である筒部W2の形成凹部6を、該形成
凹部6内に鍔部W1の孔部が全て納まる様に形成することで、2次成形中子5は1次成形
中子4、4aの先端側を切除した形態となり、かかる2次成形中子5の先端周縁部に鍔部W
1のセット段部20が形成されている。
スライド金型2にあっては、図6、7に示す様に、固定金型1に対し接離自在なベース
22における可動金型3との対向面に形成した矩形状の凹部23内に往復スライド可能に収容
され、ベース22とスライド金型2の可動金型3との対向面を面一とし、ベース22の上端面
部に垂設したシリンダー24のロッド25の下端部をスライド金型2の上端面に固設し、又ベ
ース22に1次成形中子4、4a及び2次成形中子5の嵌挿孔26、26a 、26b を貫設している

又、スライド金型2は4個の孔が等間隔に形成され、中間の2個を嵌挿孔7、7aとし、
上下端の2個を逃がし部位9、9aである嵌挿孔40、40a としている。
又、スライド金型2における上下両端部位を、1次成形樹脂材料の1次成形樹脂流路12
の漏れ防止部39、39a とし、該漏れ防止部39、39a により、スライド金型2側のゲート溝
15、15a に連結されていないランナ部14の両端部のどちらか一方を、図12に示す様に、
閉鎖する様にしている。
尚、漏れ防止部39、39a にあっては上記形態に限定せず、例えばスライド金型2におけ
る一方の嵌挿孔7の上方と他方の嵌挿孔7aの下方に、型締め時の1次成形中子4、4aの邪
魔にならない様に形成した、凹部23における1次成形樹脂流路12側の側部に接する部位が
あれば良く、図示しないが、スライド金型2の上下部における1次成形樹脂流路12側の部
位に、外側部を凹部23における1次成形樹脂流路12側の側部に沿う様に設けた帯状板とし
、その内側を逃がし部位9、9aとしても良い。
可動金型3にあっては、図8〜11に示す様に、スライド金型2の対向面における1次
成形中子4、4aの対向位置に、即ち上記2次成形品である筒部W2の形成凹部10の上下部
に鍔部W1の上面部の形成凹部27、27a を形成し、又形成凹部10のスライド金型2との対
向面側の開口縁部に鍔部W1のセット段部28を形成している。
この場合、可動金型3における形成凹部27、27a と、前記スライド金型2側の嵌挿孔7
、7aの保持段部8、8aと、1次成形中子4、4aの先端部位とによりリング状の1次成形用
のキャビティ41、41a を形成している。
又、上記形成凹部10内に設けた2次成形センター中子11の先端面に放射状の溝29を形成
して、該溝29と固定金型1の2次成形中子5における形成凹部6の底面とで2次成形樹脂
流路16におけるランナ部18を形成している。
尚、可動金型3は、金型本体30と、2次成形センター中子取付板31とで構成し、該2次
成形センター中子取付板31に設置された2次成形センター中子11を、金型本体30に設けた
、形成凹部10で開口する挿通孔32を貫通させて形成凹部10の底部より突出させている。
スライド金型2及び可動金型3間に形成した1次成形樹脂流路12にあっては、図6、8
に示す様に、スライド金型2におけるベース22の可動金型3との対向面のスライド金型2
の一側方と、可動金型3におけるスライド金型2との対向面に形成したY字状の分岐溝33
、34により構成している。
スライド金型2における分岐溝33にあっては、分岐した両先端部の位置を凹部23の側部
付近に設定し、且つ第1位置におけるスライド金型2の一方のゲート溝15の延長線上に分
岐溝33の一方の先端部を、第2位置におけるスライド金型2の他方のゲート溝15a の延長
線上に分岐溝33の他方の先端部を夫々位置させる様に形成している。
可動金型3における分岐溝34の先端部の位置を、鍔部W1の形成凹部27、27a の側部付
近に設定し、且つスライド金型2におけるゲート溝15、15a の先端部に掛かる様に設定し
ている。
具体的には、可動金型3側の分岐溝32は、分岐溝本体35と該分岐溝本体35の先端部の延
長線上に形成した連絡溝36、36a とで構成することで、先端側で分断された状態で形成さ
れており、上記連絡溝36、36a の先端部がスライド金型2側のゲート溝15、15a の先端部
に掛かる様にし、又スライド金型2側の分岐溝33の分岐した両先端部が上記連絡溝36、36
a の基端部に掛かる様にしている。
尚、上記連絡溝36、36a は可動金型3側に回動可能に埋設されたプレート37、37a のス
ライド金型2との対向面に形成している。
又、プレート37、37a は、固定金型1とスライド金型2の接離により正逆方向に所定角
度往復回転する様にし、正逆回転時にスライド金型2及び可動金型3は密接状態を維持す
る様にしている。
次に、本発明に係る鍔付筒体の成形方法について説明する。
先ず、スライド金型2の他方の嵌挿孔7aにおける他方の保持段部8aに、予め成形された
鍔部W1がセットされ、固定金型1、スライド金型2、可動金型3における金型本体30と
2次成形センター中子取付板31の相互間を離間させた状態を初期状態として説明する。

〔第1工程〕
(1)スライド金型2を第1位置へスライドさせた後に型締めする(図14、15参照)

(2)可動金型3における一方の1次成形用の形成凹部27、スライド金型2側の一方の嵌
挿孔7における保持段部8及び一方の一次成形中子4の先端側の内周面形成段部19とで形
成されるリング状の1次成形用のキャビティ41内に、1次成形樹脂射出ノズル21より1次
成形樹脂流路12を介して1次成形樹脂材料を射出して鍔部W1を成形する(図1、図16
参照)。
(3)同時に、可動金型3における中央の2次成形用の形成凹部10、該2次成形用の形成
凹部10の中央に設けた2次成形センター中子11、前記スライド金型2における他方の1次
成形用の嵌挿孔7aにおける保持段部8aに保持されている、先に成形した鍔部W1、及び中
央の2次成形中子5の先端に形成した2次成形用の形成凹部6とで形成される2次成形用
のキャビティ42内に、2次成形樹脂射出ノズル38より2次成形樹脂流路16を介して、1次
成形樹脂材料と異なる2次成形樹脂材料を射出し筒部W2を形成して、先に成形した鍔部
W1と一体化した鍔付筒体Wを成形する(図1、図16参照)。

〔第2工程〕
固定金型1、スライド金型2及び可動金型3の相互間を離間させると、前記第1工程に
より成形した鍔部W1はスライド金型2側に、鍔付筒体Wは可動側の可動金型3側に夫々
セット状態となり、可動金型3から鍔付筒体Wを取り出すと共に、1次成形樹脂流路12に
おける可動金型3側の分岐溝34内の、固定金型1及びスライド金型2の離間時にを鍔付筒
体Wから切離されたY字状の残存固化した1次成形樹脂が、可動金型3における金型本体
30に対し2次成形センター中子取付板31が離間すると、上記分岐溝34から外れ自然落下す
ることで自動排除される(図17、18参照)。

〔第3工程〕
(1)スライド金型2を第2位置へスライドさせた後に型締めする(図18、19参照)

(2)可動金型3における他方の1次成形用の形成凹部27a 、スライド金型2側の他方の
嵌挿孔7aにおける保持段部8a及び他方の一次成形中子4aの先端側の内周面形成段部19a と
で形成されるリング状の1次成形用のキャビティ41a 内に、1次成形樹脂射出ノズル21よ
り1次成形樹脂流路12を介して1次成形樹脂材料を射出して鍔部W1を成形する(図2、
図20参照)。
(3)同時に、可動金型3における中央の2次成形用の形成凹部10、該2次成形用の形成
凹部10の中央に設けた2次成形センター中子11、前記スライド金型2における一方の1次
成形用の嵌挿孔7における保持段部8に保持されている、先に成形した鍔部W1、及び中
央の2次成形中子5の先端に形成した2次成形用の形成凹部6とで形成される2次成形用
のキャビティ42内に、2次成形樹脂射出ノズル38より2次成形樹脂流路16を介して、1次
成形樹脂材料と異なる2次成形樹脂材料を射出し筒部W2を形成して、該筒部W2と先に
成形した鍔部W1が一体化した鍔付筒体Wを成形する(図2、図20参照)。

〔第4工程〕
固定金型1、スライド金型2及び可動金型3の相互間を離間させた後、前記第3工程に
より成形した鍔部W1はスライド金型2側に、鍔付筒体Wは可動側の可動金型3側に夫々
セット状態となり、可動金型3から鍔付筒体Wを取り出すと共に、1次成形樹脂流路12に
おける可動金型3側の分岐溝34内の、固定金型1に対するスライド金型2の離間時に鍔付
筒体Wから切離されたY字状の残存固化した1次成形樹脂が、可動金型3における金型本
体30に対し2次成形センター中子取付板31が離間すると、上記分岐溝34から外れ自然落下
することで自動排除される(図21、22参照)。

そして、上記第1〜4工程を繰り返して、鍔部W1及び鍔付筒体Wを同時に連続成形す
る。
尚、上記第2、4工程におけるスライド金型2に対する可動金型3の離間時に、鍔部W
1がスライド金型2側に、鍔付筒体Wが可動金型3側にセット状態となる様な手段が、固
定金型1、スライド金型2及び可動金型3に講じられている。 又、上記第2、4工程に
おいて固定金型1からスライド金型2が可動金型3とは密接状態のまま離間する際に、プ
レート37、37a が回転して、1次成形樹脂流路12におけるスライド金型2のゲート溝15、
15a 側の残存固化した1次成形樹脂と、スプール部13及びランナ部14側の残存固化した1
次成形樹脂を分断又は切離する様にしている。
又、上記第1、3工程における(2)の際に、図12(a)、(b)に示す様に、1次
成形樹脂はランナ部14の両端部へ流れる、どちらか一端がスライド金型2におけるゲート
溝15、15a のどちらか一方に連通して1次成形用のキャビティ41、41a のどちらか一方に
1次成形樹脂が射出されると共に、他端がスライド金型2における漏れ防止部39、39a の
どちらか一方で閉鎖される。
本発明に係る鍔付筒体の成形金型におけるスライド金型が第1位置の状態を示す縦断面図である。 本発明に係る鍔付筒体の成形金型におけるスライド金型が第2位置の状態を示す縦断面図である。 図1のX−X断面図である。 固定金型を分割面側から見た図である。 図4のY1−Y1断面図である。 スライド金型を分割面側から見た図である。 図6のY2−Y2断面図である。 スライド金型における金型本体を分割面側から見た図である。 図8のY3−Y3断面図である。 スライド金型における2次成形センター中子取付板を分割面側から見た図である。 図10のY4−Y4断面図である。 (a)はスライド金型を第1位置とした場合の1次成形樹脂流路の状態を示す図で、(b)はスライド金型を第2位置とした場合の1次成形樹脂流路の状態を示す図である。 2次成形樹脂流路を示す横断面図である。 スライド金型を第1位置とした型締め前の状態を示す断面図である。 スライド金型を第1位置とした型締め後の状態を示す断面図である。 第1、2成形樹脂を射出した状態を示す断面図である。 型開き状態を示す断面図である。 鍔付筒体を取り出し、且つスライド金型を第2位置とした型締め前の状態を示す断面図である。 スライド金型を第2位置とした型締め後の状態を示す断面図である。 第1、2成形樹脂を射出した状態を示す断面図である。 型開き状態を示す断面図である。 鍔付筒体を取り出し、且つスライド金型を第1位置とした型締め前の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 固定金型
2 スライド金型
3 可動金型
4、4a 1次成形中子
5 2次成形中子
6 2次成形用の形成凹部
7、7a 嵌挿孔
8、8a 保持段部
10 2次成形用の形成凹部
11 2次成形センター中子
12 1次成形樹脂材料流路
13 スプール部
14 ランナ部
15、15a ゲート溝
16 2次成形樹脂材料流路
22 ベース
41、41a 1次成形用のキャビティ
42 2次成形用のキャビティ
W 鍔付筒体
W1 鍔部
W2 筒部

Claims (4)

  1. パーティングラインに対し固定側に位置する固定金型及びスライド金型と、可動側に位
    置する可動金型の相互間を離間させた状態で、スライド金型を第1位置へスライドさせた
    後に型締めして、前記可動金型と、前記スライド金型側の一方の嵌挿孔の保持段部と、一
    方の1次成形中子の先端部位とにより形成されるリング状の1次成形用のキャビティに1
    次成形樹脂材料を射出して鍔部を成形すると共に、前記可動金型における2次成形用の形
    成凹部と、該2次成形用の形成凹部内の2次成形センター中子と、前記スライド金型にお
    ける他方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形済鍔部と、中央の2次成形
    中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とで形成される2次成形用のキャビティに、
    2次成形樹脂材料を射出し筒部を成形して、該筒部と先に成形された鍔部とを一体化した
    鍔付筒体を成形する第1工程と、
    固定金型、スライド金型及び可動金型の相互間を離間させた後、前記第1工程により成
    形し可動金型にセット状態の鍔付筒体を取り出す第2工程と、
    前記第1工程により成形した鍔部を保持した状態で前記スライド金型を前記可動金型に
    対して第2位置へスライドさせた後に型締めして、前記可動金型と、前記スライド金型の
    他方の嵌挿孔の保持段部と、他方の1次成形中子の先端部位とにより形成される1次成形
    用のキャビティに1次成形樹脂材料を射出して鍔部を成形すると共に、前記可動金型の中
    央の2次成形用の形成凹部、該2次成形用の形成凹部内に設けた2次成形センター中子、
    前記スライド金型の一方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形済鍔部と、
    中央の2次成形中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とで形成される2次成形用の
    キャビティに、2次成形樹脂材料を射出し筒部を成形して、該筒部と先に成形された鍔部
    とを一体化した鍔付筒体を成形する第3工程と、
    固定金型、スライド金型及び可動金型の相互間を離間させた後、前記第3工程により成
    形し可動金型にセット状態の鍔付筒体を取り出す第4工程と、
    前記第3工程により成形した鍔部を保持した状態で前記スライド金型を前記可動金型に
    対して第1位置へスライドさせた後に型締めして、前記第1工程と同様の成形工程を行う
    ことを繰り返して鍔部及び鍔付筒体を連続成形する様にしたことを特徴とする鍔付筒体の
    成形方法。
  2. パーティングラインに対し固定側に位置する固定金型及びスライド金型と、可動側に位
    置する可動金型により構成し、且つ1次成形用のキャビティへの1次成形樹脂材料の流路
    と2次成形用のキャビティへの2次成形樹脂材料の流路が形成された成形金型であって、
    固定金型に一対の1次成形中子及び1個の2次成形中子を、一対の1次成形中子の間の中
    央に2次成形中子を配置する様に並列突設し、固定金型に対し接離自在な固定側のスライ
    ド金型に2個の嵌挿孔を、該2個の嵌挿孔の中心間距離を1次成形中子及び2次成形中子
    の中心間距離と同一となる様に形成すると共に、該嵌挿孔の開口縁部に鍔部の保持段部を
    形成し、且つスライド金型を、上記1次成形中子及び2次成形中子の配列方向に、上記中
    心間距離と同一量往復スライド自在とすると共に、2次成形中子の先端及び可動金型にお
    ける2次成形中子の対向位置に筒部の形成凹部を形成し、可動金型側の筒部の形成凹部内
    の中央に2次成形センター中子を突設すると共に、該2次成形センター中子の先端面を2
    次成形中子側の筒部の形成凹部の底面に型締め状態において当接する様にし、前記可動金
    型と、前記固定側のスライド金型側の一方の嵌挿孔の保持段部と、一方の1次成形中子の
    先端部位とによりリング状の1次成形用のキャビティを形成すると共に、前記可動金型の
    中央の2次成形用の形成凹部、該2次成形用の形成凹部内に設けた2次成形センター中子
    、前記固定側のスライド金型の一方の1次成形用の嵌挿孔の保持段部にセット状態の成形
    済鍔部と、中央の2次成形中子の先端に形成した2次成形用の形成凹部とにより2次成形
    用のキャビティを形成したことを特徴とする鍔付筒体の成形金型。
  3. スライド金型を固定金型及び可動金型間に設けたベースにスライド可能に設けたことを
    特徴とする請求項2記載の鍔付筒体の成形金型。
  4. スライド金型及び可動金型の分割面に、略Y字状のパーティング射出成形用の1次成形
    樹脂流路を形成し、該1次成形樹脂流路を、可動スライド動金型及び可動金型の側部で開
    口するスプール部と、該スプール部の下流部位を2分岐させるランナ部と、固定側のスラ
    イド金型における嵌挿孔の保持段部の側部に形成したゲート溝とにより構成し、上記ラン
    ナ部の両端部間の距離を、1次成形中子の中心間距離と同一にして、一端部が第1位置に
    おける固定側のスライド金型の一方のゲート溝に、他端部が第2位置における固定側のス
    ライド金型の他方のゲート溝に夫々連通する様に形成したことを特徴とする請求項2又は
    3記載の鍔付筒体の成形金型。
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JP2017109372A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 均 深尾 複合樹脂成形体の成形方法及び成形金型

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