JP2006345377A - アレイアンテナの校正装置及び校正方法 - Google Patents

アレイアンテナの校正装置及び校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリブレーション(校正)信号専用の無線送受信機を必要としない構成で、キャリブレーションを容易に行なえるようにする。
【解決手段】送信手段11,14−i,15−iの出力から校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して受信主信号とともに受信手段21−i,23へ出力する校正信号抽出・周波数変換手段2−i,3−i,4,5,6,7と、受信手段21−i,23の出力からアンテナ素子1−i別の校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求める相対位相差検出手段32と、相対位相差検出手段32により得られた相対位相差に基づいて送信主信号及び受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正する位相補正手段12−i,22−iとをそなえるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アレイアンテナの校正装置及び校正方法に関する。
CDMA(Code Division Multiple Accesss)通信に代表される近年の通信システムは、大容量化及び高速化が求められており、これらを実現する手段としてアレイアンテナが使用される。即ち、CDMA方式は、符号によりチャネルを割り当てて同時通信を行なうアクセス方式であるが、同時通信を行なっている他チャネルからの信号が干渉し、結果として同時通信可能なチャネル数、すなわちチャネル容量が制限される。このチャネル容量を増加するために、アレイアンテナ、特に、アダプティブアレイアンテナが用いられる。
アダプティブアレイアンテナは、環境に応じて適応的に、希望ユーザにはビームを形成する一方、大きな干渉源となるユーザにはヌル点を形成することができるものであり、チャネル容量の増加を可能とする技術である。即ち、希望ユーザの方向にビームを形成し、大きな干渉源となるユーザの方向にはヌル点を向けることで、希望ユーザからは感度よく電波を受信し、大きな干渉源からは電波を受信しないようにすることができる。これにより、干渉量を減らすことができ、その結果、チャネル容量を増やすことができる。
ところで、アダプティブアレイアンテナは、アンテナ端での位相差を用いてビームを生成している。このため、各無線部における位相変動が発生すると、ビームパターンを正しく制御することが不可能になる。したがって、ビームパターンを正しく制御するためには、各アンテナ端での位相差を補正する必要があり、アンテナエレメント(素子)間のキャリブレーションは必須な機能である。
図10は従来のアレイアンテナの受信系のキャリブレーション方法を説明するための図で、後記特許文献1の図1に相当する図である。この図10に示すアレイアンテナシステム(受信系)は、複数(4本)のアンテナ素子Ant1,Ant2,Ant3,Ant4を有するアレイアンテナユニット100と、アンテナ素子Ant1,Ant2,Ant3,Ant4毎にそれぞれ設けられたスイッチ101、アレイ無線受信部102、タイミング検出部104及び乗算器106,108と、加算器110と、アダプティブ制御部112と、参照信号記憶部114と、キャリブレーション信号用の専用無線送信機である校正信号記憶部116とをそなえて構成されている。
かかるアレイアンテナシステムでは、構成信号記憶部116から読み出された校正信号は、アレイ無線受信部102及びタイミング検出部104を介して乗算器106とアダプティブ制御部112へ入力される。乗算器106は、タイミング検出部104からの出力信号を補正用重み係数W01,W02,W03,W04により重み付けする。アダプティブ制御部112は、タイミング検出部104の出力信号と参照信号記憶部114からの参照信号と乗算器106の出力信号とに基づいて、最小2乗誤差法に基づく適応アルゴリズムにより、上記補正用重み係数W01,W02,W03,W04を算出する。これにより、アレイアンテナシステム単体でキャリブレーションを行なうことができ、キャリブレーション時のシステム規模の縮小を図ることができる。
特開2004−297694号公報
しかしながら、従来のキャリブレーション(校正)方式では、受信系のキャリブレーションにおいては、キャリブレーション信号用の専用無線送信機116を必要とし、また、送信系のキャリブレーションにおいては、キャリブレーション信号用の専用無線受信機を必要とする。また、送信系と受信系のキャリブレーションは各々で行なわれる。このため、送受信両方のキャリブレーションを行なう場合に、キャリブレーション信号用に専用の無線送受信機を必要とするが、実運用には使用しない冗長な無線機であるため、装置規模及び回路規模が大きくなり、消費電力の増加、さらにコストアップの要因となる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、キャリブレーション信号専用の無線送受信機を必要としない構成で、キャリブレーションを容易に行なえるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のアレイアンテナの校正装置及び校正方法を用いることを特徴としている。即ち、
(1)本発明のアレイアンテナの校正装置は、複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正装置であって、該アンテナ素子別に校正信号を生成する校正信号生成手段と、
該校正信号生成手段で生成された該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力する送信手段と、該アンテナ素子からの所定の受信無線周波数の受信主信号を受信する受信手段と、該無線送信手段から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該受信主信号とともに該受信手段へ出力する校正信号抽出・周波数変換手段と、該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求める相対位相差検出手段と、該相対位相差検出手段により得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正する位相補正手段と、をそなえたことを特徴としている。
(2)ここで、該校正信号生成手段が、該アンテナ素子別に該校正信号をそれぞれ生成する該アンテナ素子毎の校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、該送信手段が、
該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号生成部で生成された該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成され、且つ、該校正信号抽出・周波数変換手段が、該アンテナ素子への該送信信号の一部を分岐する分岐部と、該分岐部により分岐された該送信信号から該校正信号を抽出する第1校正信号抽出部と、該第1校正信号抽出部により抽出された該校正信号を該受信無線周波数に変換する周波数変換器と、該周波数変換器により周波数変換された該校正信号を該アンテナ素子から該受信手段への該受信主信号に結合する結合部とをそなえて構成されていてもよい。
(3)また、該校正信号生成手段が、該アンテナ素子に共通の該校正信号を生成する共通校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、該送信手段が、該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、該共通校正信号生成部で生成された該校正信号を該加算器のいずれかに選択的に出力する校正信号選択出力部と、上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成されていてもよい。
(4)さらに、該相対位相差検出手段は、該受信手段の出力から該アンテナ素子別に該校正信号を抽出する該アンテナ素子毎の第2校正信号抽出部と、上記各第2校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相をそれぞれ検出する該アンテナ素子毎の位相検出部と、上記各位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を検出する相対位相差検出部とをそなえて構成されていてもよい。
(5)また、該校正信号生成手段が、該アンテナ素子別に該校正信号を時分割に生成する時分割校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、該送信手段が、該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該時分割校正信号生成部で生成された該校正信号を時分割に加算する加算器と、入力信号の周波数を該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機と、該加算器の出力を該アンテナ素子別に分離して上記各無線送信機に分配しうる時間分離部とをそなえて構成されていてもよい。
(6)さらに、該相対位相差検出手段が、該受信手段から該アンテナ素子別の出力を時分割多重する時分割多重部と、該時分割多重部の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を時分割に抽出する時分割校正信号抽出部と、該時分割校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相を時分割に検出する時分割位相検出部と、該時分割位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を時分割に検出する時分割相対位相差検出部とをそなえて構成されてもよい。
(7)また、該校正信号生成手段は、該校正信号として、固定値を生成するように構成されていてもよい。
(8)さらに、該校正信号生成手段は、該校正信号として、正弦波を生成するように構成されてもよい。
(9)また、該校正信号生成手段は、該校正信号として、スペクトル拡散信号を生成するように構成されてもよい。
(10)さらに、本発明のアレイアンテナの校正方法は、複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正方法であって、該アンテナ素子別に校正信号を生成し、生成した該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力し、該アンテナ素子への信号から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該アンテナ素子での受信主信号とともに受信手段へ出力し、該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求め、得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正することを特徴としている。
上記本発明によれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1)送信手段の出力から校正信号を抽出して受信無線周波数に変換して受信主信号とともに受信手段へ出力し、この受信手段の出力からアンテナ素子別の校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求め、得られた相対位相差に基づいてアンテナ素子への送信主信号及びアンテナ素子からの受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正するので、アレイアンテナの送信系、受信系の校正(キャリブレーション)を同一構成で実現することが可能になる。したがって、従来のような校正専用の無線送受信機を要することなく、必要なキャリブレーションを容易に行なうことができ、装置構成を小型化可能であり、且つ、コスト削減に寄与するところが大きい。
(2)また、各アンテナ素子に共通の校正信号を各アンテナ素子への送信主信号に選択的に加算(重畳)するようにすれば、校正信号生成部を各アンテナ素子に共通化できるので、さらに装置規模及びコストを低減することができる。
(3)さらに、校正信号を時分割に生成して、各校正信号の位相、各校正信号間の相対位相差を時分割に検出する構成とすれば、アレイアンテナの構成(受信ダイバーシチ、送信ダイバーシチ、送受信ダイバーシチ等)やアンテナ素子数に依存せずに、共通の構成でフレキシブルな校正を実現することができるので、装置規模及びコストをより低減することが可能となる。
(4)また、上述した構成では、通信方式にも依存しないため、FDMA(Frequency Division Multiple Access)やTDMA(Time Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)等の各種多元接続方式の信号やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等のマルチキャリアの伝送方式にも対応可能である。
(5)さらに、校正信号として、スペクトル拡散信号(特に、アンテナ素子毎に異なる拡散符号で拡散したスペクトル拡散信号)を生成するようにすれば、拡散符号により各アンテナ素子別の校正信号を識別することができるので、校正信号を常に出力状態とすることが可能となるので、時分割方式のような複雑なキャリブレーションタイミング制御を不要にすることができる。
〔A〕基本原理説明
図1は本発明の基本原理を説明すべくアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図で、この図1に示すシステムは、送受共用部として、複数(例えば、N=4)のアンテナ素子(ブランチアンテナ)1−1〜1−Nを有するアレイアンテナ1と、各ブランチアンテナ1−i(i=1〜N)に対応して設けられた方向性結合器2−1〜2−N及び周波数分別器3−1〜3−Nと、合成・分配器4と、周波数分別器5と、フィルタ6と、周波数変換器7とをそなえるとともに、送信系として、送信データ処理部11と、各ブランチアンテナ1−iに対応してそれぞれ設けられた、送信データ移相器12−1〜12−N、キャリブレーション信号生成部13−1〜13−N、加算器14−1〜14−N及び無線送信機15−1〜15−Nをそなえ、受信系として、各ブランチアンテナ1−iに対応してそれぞれ設けられた、無線受信機21−1〜21−Nと、受信データ移相器22−1〜22−Nと、受信データ処理部23とをそなえて構成されている。また、キャリブレーション制御系として、キャリブレーションタイミング制御部31と、キャリブレーション信号抽出部33−1〜33−N,位相検出部34−1〜34−N,位相記憶部35−1〜35−N及び送信系/受信系相対位相差検出部36を有する補正信号生成部32とをそなえている。
ここで、送信系において、送信データ処理部11は、ブランチアンテナ1−i別の送信データ(送信主信号)について所要の送信処理を施すものであり、送信データ移相器12−iは、それぞれ、送信データ処理部11から供給されるブランチアンテナ1−i別の送信データの位相を補正信号生成部32からの補正信号(位相調整信号)に従って調整するものであり、キャリブレーション信号生成部(校正信号生成手段)13−iは、それぞれ、キャリブレーションタイミング制御部31のタイミング制御に従ってブランチアンテナ1−i別に必要なキャリブレーション信号(校正信号)を生成、出力するものである。
加算器14−iは、それぞれ、キャリブレーション信号生成部13−iで生成されたキャリブレーション信号を送信データ移相器12−iによる位相調整後の送信データに加算(重畳)するものであり、無線送信機15−iは、それぞれ、加算器14−iにてキャリブレーション信号を加算された送信データを送信無線周波数に周波数変換(アップコンバート)する機能を有するものである。
つまり、上記の送信データ処理部11,送信データ移相器12−i,加算器14−i及び無線送信機15−iから成るブロックは、キャリブレーション信号生成部13−iで生成されたキャリブレーション信号をブランチアンテナ1−iへの送信主信号とともに所定の送信無線周波数でブランチアンテナ1−iへ出力する送信手段として機能する。
また、送受共用部において、周波数分別器3−iは、それぞれ、入力信号の周波数を分別して、送信無線周波数の信号をアレイアンテナ1側へ出力し、アレイアンテナ1側からの受信無線周波数の信号を無線受信機21−iへ出力するものであり、方向性結合器(分岐部、結合部)2−iは、それぞれ、周波数分別器3−iからのブランチアンテナ(以下、単に「ブランチ」ともいう)1−iへの送信信号の一部を分岐して合成・分配器4に出力(分岐)する一方、合成・分配器4からの信号をブランチアンテナ1−iでの受信主信号に結合して周波数分別器3−i側へ出力するものである。
合成・分配器4は、各方向性結合器2−iからの送信信号を合成する一方、周波数分別器5からの信号を各方向性結合器2−iに分配するものであり、周波数分別器5は、入力信号の周波数を分別して、送信無線周波数の信号をフィルタ6へ出力し、受信無線周波数の信号を合成・分配器4へ出力するものである。
フィルタ(第1校正信号抽出部)6は、周波数分別器5からの送信無線周波数の信号のうち前記キャリブレーション信号成分のみを通過させてキャリブレーション信号を抽出するためのものであり、周波数変換器7は、このフィルタ6を通過してきたキャリブレーション信号の周波数を無線受信機21−iでの受信無線周波数に変換するもので、これにより、変換後のキャリブレーション信号は、周波数分別器5、合成・分配器4、方向性結合器2−i及び周波数分別器3−iを経由して受信系へフィードバックされ無線受信機21−iで受信できることになる。
つまり、上記の方向性結合器2−i,周波数分別器3−i,合成・分配器4,周波数分別器5,フィルタ6及び周波数変換器7から成るブロックは、無線送信機15−iの出力からキャリブレーション信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して受信主信号とともに無線受信機21−iへ出力する校正信号抽出・周波数変換手段としての機能を果たしている。
さらに、受信系において、無線受信機(受信手段)21−iは、それぞれ、周波数分別器3−iから入力される受信無線周波数の信号を受信してベースバンド信号に周波数変換(ダウンコンバート)する機能を有するものであり、受信データ移相器22−iは、それぞれ、無線受信機21−iからの信号(ベースバンド信号)の位相を補正信号生成部32からの補正信号(位相調整信号)に従って調整するものであり、受信データ処理部23は、これらの受信データ移相器22−iによる位相調整後の信号(受信データ)について所要の受信処理を施すものである。
また、キャリブレーション制御系において、キャリブレーションタイミング制御部31は、キャリブレーション信号生成部13−iによるキャリブレーション信号の生成(出力)タイミング、及び、補正信号生成部32(送信系/受信系相対位相差検出部36)による前記位相調整信号の生成を制御するものであり、補正信号生成部(相対位相差検出手段)32は、無線受信機21−iの出力からブランチアンテナ1−i別のキャリブレーション信号を抽出して当該キャリブレーション信号間(ブランチアンテナ1−i間)の相対位相差を求めるものである。
そして、この補正信号生成部32において、キャリブレーション信号抽出部(第2校正信号抽出部)33−iは、それぞれ、無線受信機21−iの出力信号(ベースバンド信号)からキャリブレーション信号を抽出するものであり、位相検出部34−iは、それぞれ、対応するキャリブレーション信号抽出部33−iによって抽出されたキャリブレーション信号の受信位相(又は角度)を検出するものであり、位相記憶部35−iは、それぞれ、対応する位相検出部34−iで検出された位相(又は角度)情報を記憶するもので、本例では、無線送信機15−iから送信されたキャリブレーション信号が上述したごとく無線受信機21−iにフィードバックされて受信されるので、ここで記憶する位相情報は送信系及び受信系双方に共通の情報を意味する。
送信系/受信系相対位相差検出部36は、上記の各位相記憶部35−iに記憶された位相情報から受信系及び送信系(又は一方のみも可)のブランチアンテナ1−i間(無線送信機15−i間、無線受信機21−i間)の相対位相差を検出してその情報を前記補正信号(位相調整信号)として受信データ移相器22−i又は送信データ移相器12−iへ出力するものである。
つまり、上記の送信データ移相器12−i及び受信データ移相器22−iは、相対位相差検出手段としての補正信号生成部32により得られた相対位相差に基づいてブランチアンテナ1−iへの送信主信号及びブランチアンテナ1−iからの受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正する位相補正手段としての機能を果たしている。
以下、上述のごとく構成されたアレイアンテナ通信システムにおけるキャリブレーション方法について説明する。
キャリブレーション信号生成部13−iで生成されたキャリブレーション信号は、対応する加算器14−iでブランチ1−i用の送信主信号(ベースバンド信号)と加算(重畳)されて、対応する無線送信機15−iに入力され、当該無線送信機15−iにて送信無線周波数にアップコンバートされる。
アップコンバート後の無線信号は、周波数分別器3−iを通じて方向性結合器2−iに入力され、方向性結合器2−iにてアレイアンテナ1のブランチ1−i及び合成・分配器4に分岐される。合成・分配器4に入力されたブランチ1−iの送信データは、周波数分別器5を通じてフィルタ6に出力され、フィルタ6にてキャリブレーション信号成分が抽出され、周波数変換器7にて受信無線周波数に変換されて、周波数分別器5にフィードバックされる。
フィードバックされたキャリブレーション信号成分は、合成・分配器4により方向性結合器2−i及び周波数分別器3−i経由で無線受信機21−iに分配される。これは、キャリブレーション生成部13−iが出力したキャリブレーション信号を、ブランチ1−i対応の全ての無線受信器21−iで受信可能であることを意味する。
各無線受信機21−iでは、受信した信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。キャリブレーション信号を含む各受信ベースバンド信号は、補正信号生成部32に入力され、補正信号生成部32では、キャリブレーション信号抽出部33−iで、無線受信機21−i毎に入力信号からキャリブレーション信号を抽出し、位相検出部34−iにてそれぞれの位相(又は角度)を検出し、位相記憶部35−iにてそれぞれの位相情報を保持する。
ここで保持された情報は、ブランチ1−iの無線送信機15−iが出力するキャリブレーション信号を、全ての無線受信機21−iで受信したキャリブレーション信号から抽出した位相情報であるので、その情報から送信系/受信系相対位相差検出部36にてキャリブレーション信号間の相対位相差を検出し受信データの補正信号として受信データ移相器22−iに供給する。
受信データ移相器22−iでは、上記補正信号により受信ベースバンド信号の位相補正を行なう。キャリブレーション信号を送信するキャリブレーション信号生成部13−iをキャリブレーションタイミング制御部31によって選択的(時分割)に切り替える場合、キャリブレーション信号を出力するブランチ1−i対応の無線送信機15−iが切り替わる毎に、補正信号生成部32においてキャリブレーション信号が抽出され、その位相が検出されて、キャリブレーション信号を出力するブランチ1−i対応の無線送信機15−i毎に位相情報が位相記憶部35−iに保持される。
これは補正信号生成部32のブランチ1−i毎の位相記憶部35−iが、キャリブレーション信号を出力するすべての無線送信機15−iのキャリブレーション信号の位相を保持することを意味する。従って、位相記憶部35−iが保持する各無線送信機15−iのキャリブレーション信号の位相情報を用いて、送信系/受信系相対位相差検出部36にて相対位相差を検出し、送信データの補正信号として送信データ移相器12−iへ供給する。送信データ移相器12−iでは、当該補正信号により送信ベースバンド信号の位相補正を行なう。
以上のように、上述したアレイアンテナ通信システムによれば、全てのブランチアンテナ1−i対応の無線送信機15−iが出力するキャリブレーション信号を、全てのブランチアンテナ1−i対応の無線受信機21−iで受信することが可能なので、全てのキャリブレーション信号の経路の位相情報を検出することが可能である。したがって、従来のように、キャリブレーション専用の無線送受信機を個別に要することなく、送信系及び受信系についてアレイアンテナのキャリブレーションを実現することが可能となる。
〔B〕第1実施形態の説明
図2は本発明の第1実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図で、この図2に示すシステムは、図1により上述したシステムに比して、前記キャリブレーション信号生成部13−iがキャリブレーション信号生成部(共通校正信号生成部)13として各ブランチアンテナ1−iに対して共通化され、このキャリブレーション信号生成部13から出力されるキャリブレーション信号をキャリブレーション信号出力スイッチ〔校正信号選択出力部(以下、単に「スイッチ」ともいう)〕16によって選択的(時分割)に加算器14−iに入力する構成となっている点が異なる。なお、キャリブレーション信号の選択(時分割)出力(スイッチ16)の制御はキャリブレーションタイミング制御部31によって行われる。また、この図2において、既述の符号と同一符号を付して示すものは、特に断らない限り、それぞれ既述のものと同一若しくは同様のものである。
上述のごとく構成された本実施形態のアレイアンテナ通信システムでは、各ブランチ1−i対応の無線送信機15−iに共通のキャリブレーション信号がキャリブレーション信号生成部13によって生成される。このキャリブレーション信号は、キャリブレーション信号出力スイッチ16で、キャリブレーションタイミング制御部31によってキャリブレーション信号を出力する無線送信機15−iが選択され、当該無線送信機15−iに入力される。
このとき、キャリブレーションタイミング制御部31は、各ブランチ1−i対応の無線送信機15−iの出力するキャリブレーション信号が合成・分配器4において時分割多重フレームを構成するようにキャリブレーション信号の出力タイミングを制御する。
無線送信機15−iから周波数分別器3−i及び方向性結合器2−i経由で合成・分配器4に入力され、合成・分配器4にて時分割多重されたキャリブレーション信号は、周波数分別器5によってフィルタ6に入力され、フィルタ6によるフィルタリング後、周波数変換器7によって受信無線周波数に変換され、周波数分別器5、合成分配器4、方向性結合器2−i及び周波数分別器3−i経由で各アンテナ1−i対応の無線受信機21−iに分配される。
以降は、図1により上述したシステムと同様にして、補正信号生成部32によってキャリブレーション信号の相対位相差が検出され、送信データ及び受信データの補正信号が生成され、これが送信データ移相器12−i、受信データ移相器22−iに供給されて位相補正が行なわれる。
以上のように、本実施形態のシステムによれば、キャリブレーション信号生成部13を各ブランチ1−iに共通としているので、図1に示す構成に比して、その規模を1/4に削減することができるとともに、キャリブレーション信号を、送受信系のキャリブレーションでも共通化しているので、さらにキャリブレーション信号生成部の規模を1/2(結局、キャリブレーション信号生成部をブランチ1−i毎及び送受信系毎に設ける場合の1/8)に削減することができる。
〔C〕第2実施形態の説明
図3は本発明の第2実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図で、この図3に示すシステムは、送受信系の主信号を時分割多重する構成であって、図1により前述したシステム構成に比して、送信系において、時間分離部17をそなえることにより、前記ブランチアンテナ1−i(無線送信機15−i)毎の送信データ移相器12−i,キャリブレーション信号生成部13−i及び加算器14−iをそれぞれ送信データ移相器12,キャリブレーション信号生成部13及び加算器14として各アンテナブランチ1−iに共通化するとともに、受信系において、時間多重部24をそなえることにより、前記ブランチアンテナ1−i(無線受信機21−i)毎の受信データ移相器22−iを受信データ移相器22として各ブランチアンテナ1−iに共通化し、且つ、これに伴って、補正信号生成部32においても、前記のキャリブレーション信号抽出部33−i,位相検出部34−i及び位相記憶部35−iがそれぞれキャリブレーション信号抽出部33,位相検出部34及び位相記憶部35として共通化している点が異なる。
ここで、送信系において、送信データ処理部11は、各ブランチアンテナ1−iへの送信ベースバンド主信号を時分割多重フレーム化して出力するものであり、送信データ移相器12,キャリブレーション信号生成部13及び加算器14自体は、それぞれ、既述の送信データ移相器12−i,キャリブレーション信号生成部13−i及び加算器14−iと同様の機能を有するものであるが、本例では、送信ベースバンド主信号が時分割多重フレーム化されていることに伴って、それぞれ時分割で動作するようになっている。つまり、本例のキャリブレーション信号生成部13は、キャリブレーションタイミング制御部31からの時分割タイミング制御に従ってキャリブレーション信号を時分割に生成する時分割校正信号生成部として機能する。
時間分離部17は、上記加算器14の出力(送信ベースバンド信号)を時分割に分離して無線送信機15−iに分配するものである。
また、受信系において、時間多重部24は、各無線受信機21−iの出力(受信ベースバンド信号)を時分割多重して時分割多重フレームを出力するものであり、受信データ移相器22は、既述の受信データ移相器22−iと同じ機能を有するものであるが、受信ベースバンド信号が時分割多重されているため、時分割で動作する。これに伴って、受信データ処理部23も、時分割で動作する。
さらに、補正信号生成部32において、キャリブレーション信号抽出部33,位相検出部34及び位相記憶部35自体も、それぞれ、既述のキャリブレーション信号抽出部33−i,位相検出部34−i及び位相記憶部35−iと同じ機能を有するものであるが、本例では、各ブランチアンテナ1−i対応のベースバンド信号が時分割多重フレーム化されるため、補正信号生成部32も時分割で動作し、送信系及び受信系のキャリブレーション用の補正信号も時分割で出力されるようになっている。
つまり、本例において、キャリブレーション信号抽出部33は、時間多重部24の出力(時分割多重フレーム)からブランチアンテナ1−i別のキャリブレーション信号を時分割に抽出する時分割校正信号抽出部として機能し、位相検出部34は、このキャリブレーション信号抽出部33で抽出された各キャリブレーション信号の位相を時分割に検出する時分割位相検出部として機能し、送信系/受信系相対位相差検出部36は、この位相検出部34での各検出結果からキャリブレーション信号間の相対位相差を時分割に検出する時分割相対位相差検出部として機能するのである。
以下、上述のごとく構成された本実施形態のシステムにおけるキャリブレーション方法について説明する。なお、図4は送信系の動作タイミングを示すタイムチャート、図5は受信系の動作タイミングを示すタイムチャートであり、図3中の(1)〜(6)と図4中の(1)〜(6)とが対応しており、図3中の(7)〜(10)と図5中の(7)〜(10)とが対応している。これらの図3及び図4において、各ブランチアンテナ1−1,1−2,1−3,1−4はそれぞれブランチ1−1,1−2,1−3,1−4と表記しており、ブランチアンテナ1−1,1−2,1−3,1−4への送信主信号はそれぞれ「TX_B1_D」,「TX_B2_D」,「TX_B3_D」,「TX_B4_D」と表記し、ブランチアンテナ1−1,1−2,1−3,1−4用のキャリブレーション信号はそれぞれ「TX_B1_C」,「TX_B2_C」,「TX_B3_C」,「TX_B4_C」と表記し、ブランチアンテナ1−1,1−2,1−3,1−4での受信主信号はそれぞれ「RX_B1_D」,「RX_B2_D」,「RX_B3_D」,「RX_B4_D」と表記している。
まず、送信データ処理部11が、各ブランチアンテナ1−i(無線送信機15−i)への送信ベースバンド主信号を時分割多重フレーム化して出力する〔図4の(1)参照〕。キャリブレーション信号生成部13は、キャリブレーションタイミング制御部31によるタイミング制御によって、当該時分割多重フレームの該当するブランチアンテナ1−iのタイミングに従ってキャリブレーション信号を加算器14へ出力する〔図4の(2)参照〕。これにより、時分割多重フレームの該当するブランチアンテナ1−iのタイミングで送信ベースバンド主信号にキャリブレーション信号が加算される〔図4の(3)参照〕。
キャリブレーション信号の加算された時分割多重フレーム信号は、時間分離部17にて無線送信機15−i毎のデータに分離され〔図4の(4)参照〕、各無線送信機15−iに出力される。
各無線送信機15−iの出力は、周波数分別器3−i及び方向性結合器2−i経由でアレイアンテナ1の各ブランチアンテナ1−iから送信されるとともに、合成・分配器4に入力される。合成・分配器4に入力された信号は、周波数分別器5経由でフィルタに出力され〔図4の(5)参照〕、フィルタ6にてキャリブレーション信号成分が抽出されて周波数変換器7に時分割に入力される〔図4の(6)参照〕。この際、異なるブランチアンテナ1−i用のキャリブレーション(CAL)信号が衝突しないよう、各無線送信機15−iからのキャリブレーション信号出力周期に対して所定のガードタイムが設けられている。
周波数変換7では、時分割入力されたキャリブレーション信号を順次受信無線周波数に変換し〔図5の(7)参照〕、周波数変換後のキャリブレーション信号は、周波数分別器4,方向性結合器2−i及び周波数分別器3−i経由でブランチアンテナ1−iからの受信主信号とともに無線受信機21−iにフィードバックされ〔図5の(8)参照〕、当該無線受信機21−iにてベースバンド信号にダウンコンバートされて時間多重部24に入力される。
時間多重部24は、各無線受信機21−iからの入力信号を時分割多重して時分割多重フレームとして出力する〔図5の(9)参照〕。当該時分割多重フレームは、受信データ移相器22と補正信号生成部32とに入力され、補正信号生成部32では、当該時分割多重フレームからキャリブレーション信号抽出部33にてキャリブレーション信号成分が抽出され、位相検出部34にて、抽出された各ブランチアンテナ1−iのキャリブレーション信号位相が検出される。このとき、同じブランチアンテナ1−iについての複数フレーム分(図5では3フレーム分)のキャリブレーション信号位相を平均して平均値を求めるようにしてもよい〔図5の(10)参照〕。
そして、検出された位相情報は位相記憶部35にいったん保持されたのち、当該位相情報を基に送信系/受信系相対位相差検出部36にて、送信系及び受信系についての各ブランチアンテナ1−i間の相対位相がそれぞれ検出され、補正信号としてそれぞれ送信データ移相器12、受信データ移相器22に入力されて、キャリブレーションが行なわれる。
以上のように、本実施形態によれば、キャリブレーション処理を時分割で行なうことができるので、送信系、受信系、キャリブレーション制御系のいずれについても回路規模を大幅に削減することが可能である。
〔D〕第3実施形態の説明
図6は本発明の第3実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図で、この図6に示すシステムは、図3により前述した時分割多重構成をベースとして、アレイアンテナを送受信ダイバーシチ構成とした場合で、送受信共用部として、複数(例えば、N=4)のセンサ素子(ブランチアンテナ)1A−1〜1A−Nを有するメインアレイアンテナ1Aと、各ブランチアンテナ1A−i(i=1〜N)に対応して設けられた方向性結合器2A−1〜2A−N及び周波数分別器3A−1〜3A−Nと、複数(例えば、N=4)のセンサ素子(ブランチアンテナ)1B−1〜1B−Nを有するダイバーシチアレイアンテナ1Bと、各ブランチアンテナ1B−i(i=1〜N)に対応して設けられた方向性結合器2B−1〜2B−N及び周波数分別器3B−1〜3B−Nと、合成・分配器4と、周波数分別器5と、フィルタ6と、周波数変換器7とをそなえている。
また、送信系として、送信データ処理部11と、送信データ移相器12と、キャリブレーション信号生成部13と、加算器14と、時間分離部17と、メインアレイアンテナ1A(ブランチ1A−i)用の無線送信機15A−1〜15A−Nを有するメイン用無線送信ユニット15Aと、ダイバーシチアレイアンテナ1B(ブランチ1B−i)用の無線送信機15B−1〜15B−Nを有するダイバーシチ用無線送信ユニット15Bとをそなえている。
さらに、受信系として、メインアレイアンテナ1A(ブランチ1A−i)用の無線受信機21A−1〜21A−Nを有するメイン用無線受信ユニット21Aと、ダイバーシチアレイアンテナ1B(ブランチ1B−i)用の無線受信機21B−1〜21B−Nを有するダイバーシチ用無線受信ユニット21Bと、時間多重部24と、受信データ移相器22と、受信データ処理部23とをそなえている。
ここで、送信系において、送信データ処理部11は、送信すべきデータ(主信号)について所要の送信処理を施すもので、第2実施形態と同様に、メインアレイアンテナ1Aの各ブランチ1A−i及びダイバーシチアレイアンテナ1Bの各ブランチ1B−iへの送信ベースバンド主信号を時分割多重フレーム化して出力するようになっている。
送信データ移相器12,キャリブレーション信号生成部13,加算器14は、それぞれ、第2実施形態において図3により上述したものと同様のもので、上記送信ベースバンド主信号が時分割多重フレーム化されていることに伴って時分割で動作するようになっている。
時間分離部17は、上記加算器14の出力信号を分離してメイン用無線送信ユニット15Aの各無線送信機15A−i及びダイバーシチ用無線送信ユニット15Bの各無線送信機15B−iに分配するものであり、各無線送信機15A−i及び15B−iは、それぞれ、既述の無線送信機15−iと同様のもので、時間分離部17からのキャリブレーション信号が加算(重畳)された送信ベースバンド主信号を送信無線周波数にアップコンバートする等の所要の送信処理機能を具備するものである。
また、送受共用部において、メインアレイアンテナ1A側の周波数分別器3A−iは、それぞれ、入力信号の周波数を分別して、メイン用無線送信ユニット15Aの無線送信機15A−iからの送信無線周波数の信号をメインアレイアンテナ1A側へ出力し、メインアレイアンテナ1A側からの受信無線周波数の信号をメイン用無線受信ユニット21Aの無線受信機21A−iへ出力するものであり、ダイバーシチアレイアンテナ1B側の周波数分別器3B−iは、それぞれ、入力信号の周波数を分別して、ダイバーシチ用無線送信ユニット15Bの無線送信機15B−iからの送信無線周波数の信号をダイバーシチアレイアンテナ1B側へ出力し、ダイバーシチアレイアンテナ1B側からの受信無線周波数の信号をダイバーシチ用無線受信ユニット21Bの無線受信機21B−iへ出力するものである。
また、メインアレイアンテナ1A側の方向性結合器2A−iは、それぞれ、周波数分別器3A−iからの送信信号をメインアレイアンテナ1Aのブランチ1A−iと合成・分配器4とにそれぞれ出力する一方、合成・分配器4からの信号を周波数分別器3A−i側へ出力するものであり、ダイバーシチアレイアンテナ1B側の方向性結合器2B−iは、それぞれ、周波数分別器3B−iからの送信信号をダイバーシチアレイアンテナ1Bのブランチ1B−iと合成・分配器4とにそれぞれ出力する一方、合成・分配器4からの信号を周波数分別器3B−i側へ出力するものである。
合成・分配器4は、各方向性結合器2A−i及び2B−iで分岐されて入力される信号を合成する一方、周波数分別器5からの信号を各方向性結合器2A−i及び2B−iに分配するものであり、周波数分別器5は、入力信号の周波数を分別して、送信無線周波数の信号をフィルタ6へ出力し、受信無線周波数の信号を合成・分配器4へ出力するものである。
フィルタ6は、周波数分別器5からの送信無線周波数の信号のうち前記キャリブレーション信号成分のみを通過させてキャリブレーション信号を抽出するためのものであり、周波数変換器7は、このフィルタ6を通過してきたキャリブレーション信号の周波数を受信無線周波数に変換するもので、これにより、変換後のキャリブレーション信号は、周波数分別器5、合成・分配器4、方向性結合器2A−i,2B−i、周波数分別器3A−i,3B−iを経由して無線受信機21A−i,21B−iで受信できることになる。
さらに、受信系において、メイン用無線受信ユニット21Aの無線受信機21A−iは、それぞれ、メインアレイアンテナ1A側の周波数分別器3A−iから入力される受信無線周波数の信号をベースバンド信号にダウンコンバートする機能を有するものであり、ダイバーシチ用無線受信ユニット21Bの無線受信機21B−iは、それぞれ、ダイバーシチアンテナ1B側の周波数分別器3B−iから入力される受信無線周波数の信号をベースバンド信号にダウンコンバートする機能を有するものである。
また、時間多重部24は、各無線受信機21−iの出力(受信ベースバンド信号)を時分割多重して時分割多重フレームを出力するものであり、受信データ移相器22は、補正信号生成部32から時分割で入力される補正信号に従って時分割に動作して受信データである前記時分割多重フレームの位相を補正するものであり、受信データ処理部23は、かかる位相補正後の時分割多重フレームについて所要の受信処理を施すものである。
そして、キャリブレーション制御系において、キャリブレーションタイミング制御部31及び補正信号生成部32(キャリブレーション信号抽出部33,位相検出部34,位相記憶部35及び送信系/受信系相対位相差検出部36)は、それぞれ、図3により前述したものと同様のもので、本例においても、キャリブレーションタイミング制御部31からのタイミング制御に従って時分割で動作して、時間多重部24からの前記時分割多重フレームから送信系及び受信系かつメインアレイアンテナ1A及びダイバーシチアレイアンテナ1Bについての各キャリブレーション信号位相、ひいては相対位相差を検出して送信データ移相器12、受信データ移相器22への補正信号として出力できるようになっている。
上述のごとく構成された本実施形態のシステムでは、全てのブランチ1A−i及び1B−i対応の無線送信機15A−i及び15B−iから出力されるキャリブレーション信号が、周波数分別器3A−i,3B−i,方向性結合器2A−i,2B−i,合成・分配器4,周波数分別器5,フィルタ6,周波数変換器7を経由して、全てのブランチ1A−i及び1B−i対応の無線受信機21A−i及び21B−iで受信可能となる。
そして、無線受信機21A−i及び21B−iで受信された信号は、ベースバンド信号に変換された後、時間多重部24で時分割多重フレーム化されて、受信データ移相器22と補正信号生成部32とに入力される。補正信号生成部32では、図3により前述したごとく時分割動作することにより、前記時分割多重フレームから送信系及び受信系かつメインアレイアンテナ1A及びダイバーシチアレイアンテナ1Bについての各キャリブレーション信号位相、ひいては相対位相差を検出して送信データ移相器12、受信データ移相器22への補正信号を出力する。
このように、本実施形態によれば、メインアレイアンテナ1Aに加えてダイバーシチアレイアンテナ1Bを具備する送受信ダイバーシチ構成を採用したシステムにおいても、図3により前述した時分割処理と同様の処理により、ダイバーシチアレイアンテナ1Bを使用しない場合と変わらないキャリブレーション処理を実現することができる。したがって、送受信ダイバーシチ構成を採用した場合でも、最小限の回路規模で、メインアレイアンテナ1A及びダイバーシチアレイアンテナ1Bのいずれか一方又は双方をフレキシブルにキャリブレーションすることができる。つまり、アンテナ構成やブランチアンテナ数によらずに必要なキャリブレーションを実現することができる。
そのため、例えば、図7に示すように、送信系についてのみメイン用及びダイバーシチ用の無線送信ユニット15A及び15B(無線送信機15A−i及び15B−i)を装備した送信ダイバーシチ構成や、図8に示すように、受信系についてのみメイン用及びダイバーシチ用の無線受信ユニット21A及び21B(無線受信機21A−i及び21B−i)を装備した受信ダイバーシチ構成のいずれを採用した場合であっても、アンテナ構成やブランチアンテナ数によらないフレキシブルなキャリブレーションを容易に実現することができる。なお、図7及び図8において、既述の符号を付したものは、いずれも既述のものと同一若しくは同様のものである。
〔E〕その他
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
例えば、図2〜図8により上述したアレイアンテナ通信システムは、いずれも、通信方式に依存しないため、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)等の各種通信方式(多元接続方式)に適用することが可能である。また、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等のマルチキャリアの伝送(通信)方式に適用することも可能である。
さらに、キャリブレーション信号抽出用のフィルタ6、及び、補正信号生成部32のキャリブレーション信号抽出部33の構成を変更することで、主信号に挿入(加算)するキャリブレーション信号を固定値、正弦波、スペクトル拡散信号等に変更することも可能である。
例えば図3により前述したシステム構成を基本として、キャリブレーション信号にCDMA信号を適用した場合の構成を図9に示す。即ち、この図9に示すアレイアンテナ通信システムは、図3に示す構成に比して、キャリブレーション信号生成部13に代えてスペクトル拡散キャリブレーション信号生成部13aをそなえるとともに、補正信号生成部32において、キャリブレーション信号抽出部33に代えてスペクトル拡散キャリブレーション信号抽出部33aをそなえ、且つ、キャリブレーションタイミング制御部31が不要になっている点が異なる。なお、この図9において、既述の符号と同一符号を付したものは、特に断らない限り、既述のものと同一若しくは同様のものである。
ここで、スペクトル拡散キャリブレーション信号生成部13aは、キャリブレーション信号として、ブランチアンテナ1−i対応の無線送信機15−i毎に拡散符号を変えたCDMA信号を生成して加算器14に出力するものであり、スペクトル拡散キャリブレーション信号抽出部33aは、時間多重部24から出力される時分割多重フレームから上記各拡散符号のキャリブレーション信号を抽出するものである。
そのため、本例での位相検出部34は、異なる拡散符号のキャリブレーション信号毎に位相を検出し、位相記憶部35は、その位相情報を記憶し、送信系/受信系相対位相差検出部36は、各無線受信機21−iで受信した同じ拡散符号のキャリブレーション信号間の相対位相差を受信系の補正信号として用いて受信系のキャリブレーションを行ない、異なる拡散符号のキャリブレーション信号間の相対位相差を送信系の補正信号として用いて送信系のキャリブレーションを行なうことになる。
上述のごとく構成されたシステムでは、拡散符号により各ブランチ1−iのキャリブレーション信号を識別することができるので、キャリブレーション信号を常に出力状態とすることが可能であり、受信系では、各ブランチアンテナ1−i対応の無線送信機15−iが出力するキャリブレーション信号の拡散符号を抽出し、各無線受信機21−iが受信した同じ拡散符号のキャリブレーション信号間の相対位相差を用いて受信系のキャリブレーションを行ない、異なる拡散符号のキャリブレーション信号間の相対位相差を用いて送信系のキャリブレーションを行なうことが可能である。したがって、既述の時分割方式のような複雑なキャリブレーションタイミング制御を必要とせず、上記のようにキャリブレーションタイミング制御部31を不要な構成にすることができる。
〔F〕付記
(付記1)
複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正装置であって、
該アンテナ素子別に校正信号を生成する校正信号生成手段と、
該校正信号生成手段で生成された該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力する送信手段と、
該アンテナ素子からの所定の受信無線周波数の受信主信号を受信する受信手段と、
該送信手段の出力から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該受信主信号とともに該受信手段へ出力する校正信号抽出・周波数変換手段と、
該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求める相対位相差検出手段と、
該相対位相差検出手段により得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正する位相補正手段と、
をそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
(付記2)
該校正信号生成手段が、
該アンテナ素子別に該校正信号をそれぞれ生成する該アンテナ素子毎の校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
該送信手段が、
該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号生成部で生成された該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、
上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成され、且つ、
該校正信号抽出・周波数変換手段が、
該アンテナ素子への該送信信号の一部を分岐する分岐部と、
該分岐部により分岐された該送信信号から該校正信号を抽出する第1校正信号抽出部と、
該校正信号抽出部により抽出された該校正信号を該受信無線周波数に変換する周波数変換器と、
該周波数変換器により周波数変換された該校正信号を該アンテナ素子から該受信手段への該受信主信号に結合する結合部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記3)
該校正信号生成手段が、
該アンテナ素子に共通の該校正信号を生成する共通校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
該送信手段が、
該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、
該共通校正信号生成部で生成された該校正信号を該加算器のいずれかに選択的に出力する校正信号選択出力部と、
上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記4)
該相対位相差検出手段が、
該受信手段の出力から該アンテナ素子別に該校正信号を抽出する該アンテナ素子毎の第2校正信号抽出部と、
上記各第2校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相をそれぞれ検出する該アンテナ素子毎の位相検出部と、
上記各位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を検出する相対位相差検出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記5)
該校正信号生成手段が、
該アンテナ素子別に該校正信号を時分割に生成する時分割校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
該送信手段が、
該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該時分割校正信号生成部で生成された該校正信号を時分割に加算する加算器と、
入力信号の周波数を該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機と、
該加算器の出力を該アンテナ素子別に分離して上記各無線送信機に分配しうる時間分離部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記6)
該相対位相差検出手段が、
該受信手段から該アンテナ素子別の出力を時分割多重する時分割多重部と、
該時分割多重部の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を時分割に抽出する時分割校正信号抽出部と、
該時分割校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相を時分割に検出する時分割位相検出部と、
該時分割位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を時分割に検出する時分割相対位相差検出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記7)
該校正信号生成手段が、
該校正信号として、固定値を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記8)
該校正信号生成手段が、
該校正信号として、正弦波を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記9)
該校正信号生成手段が、
該校正信号として、スペクトル拡散信号を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記10)
該校正信号生成手段が、
該アンテナ素子毎に異なる拡散符号で拡散したスペクトル拡散信号を生成するように構成されたことを特徴とする、付記9記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記11)
該アレイアンテナが、送信ダイバーシチ構成であることを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記12)
該アレイアンテナが、受信ダイバーシチ構成であることを特徴とする、付記1又は11に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記13)
該送信主信号及び該受信主信号が、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式での信号であることを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記14)
該送信主信号及び該受信主信号が、TDMA(Time Division Multiple Access)方式での信号であることを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記15)
該送信主信号及び該受信主信号が、CDMA(Code Division Multiple Access)方式での信号であることを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記16)
該送信主信号及び該受信主信号が、マルチキャリア伝送方式での信号であることを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記17)
複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正方法であって、
該アンテナ素子別に校正信号を生成し、
生成した該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力し、
該アンテナ素子への信号から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該アンテナ素子での受信主信号とともに受信手段へ出力し、
該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求め、
得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
本発明の基本原理を説明すべくアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成を示すブロック図である。 図3に示すアレイアンテナ通信システムでのキャリブレーション動作を説明すべく送信系の動作タイミングを示すタイムチャートである。 図3に示すアレイアンテナ通信システムでのキャリブレーション動作を説明すべく受信系の動作タイミングを示すタイムチャートである。 本発明の第3実施形態に係るアレイアンテナ通信システムの構成(送受信ダイバーシチ構成)を示すブロック図である。 図6に示すアレイアンテナ通信システムの変形例(送信ダイバーシチ構成)を示すブロック図である。 図6に示すアレイアンテナ通信システムの変形例(受信ダイバーシチ構成)を示すブロック図である。 図3に示すシステム構成を前提としてキャリブレーション信号にCDMA信号を適用した場合の構成を示すブロック図である。 従来のアレイアンテナの受信系のキャリブレーション方法を説明するための図である。
符号の説明
1 アレイアンテナ
1−1〜1−N アンテナ素子(ブランチアンテナ)
1A メインアレイアンテナ
1A−1〜1A−N アンテナ素子(ブランチアンテナ)
1B ダイバーシチアレイアンテナ
1B−1〜1B−N アンテナ素子(ブランチアンテナ)
2−1〜2−N,2A−1〜2A−N,2B−1〜2B−N 方向性結合器
3−1〜3−N,3A−1〜3A−N,3B−1〜3B−N 周波数分別器
4 合成・分配器
5 周波数分別器
6 フィルタ
7 周波数変換器
11 送信データ処理部
12,12−1〜12−N 送信データ移相器
13,13−1〜13−N キャリブレーション信号生成部
13a スペクトル拡散キャリブレーション信号生成部
14,14−1〜14−N 加算器
15A メイン用無線送信ユニット
15B ダイバーシチ用無線送信ユニット
15−1〜15−N,15A−1〜15A−N,15B−1〜15B−N 無線送信機
16 キャリブレーション信号出力スイッチ
17 時間分離部
21A メイン用無線受信ユニット
21B ダイバーシチ用無線受信ユニット
21−1〜21−N,21A−1〜21A−N,21B−1〜21B−N 無線受信機
22−1〜22−N 受信データ移相器
23 受信データ処理部
24 時間多重部
31 キャリブレーションタイミング制御部
32 補正信号生成部
33,33−1〜33−N キャリブレーション信号抽出部
33a スペクトル拡散キャリブレーション信号抽出部
34,34−1〜34−N 位相検出部
35,35−1〜35−N 位相記憶部
36 送信系/受信系相対位相差検出部

Claims (10)

  1. 複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正装置であって、
    該アンテナ素子別に校正信号を生成する校正信号生成手段と、
    該校正信号生成手段で生成された該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力する送信手段と、
    該アンテナ素子からの所定の受信無線周波数の受信主信号を受信する受信手段と、
    該送信手段の出力から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該受信主信号とともに該受信手段へ出力する校正信号抽出・周波数変換手段と、
    該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求める相対位相差検出手段と、
    該相対位相差検出手段により得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正する位相補正手段と、
    をそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
  2. 該校正信号生成手段が、
    該アンテナ素子別に該校正信号をそれぞれ生成する該アンテナ素子毎の校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
    該送信手段が、
    該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号生成部で生成された該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、
    上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成され、且つ、
    該校正信号抽出・周波数変換手段が、
    該アンテナ素子への該送信信号の一部を分岐する分岐部と、
    該分岐部により分岐された該送信信号から該校正信号を抽出する第1校正信号抽出部と、
    該第1校正信号抽出部により抽出された該校正信号を該受信無線周波数に変換する周波数変換器と、
    該周波数変換器により周波数変換された該校正信号を該アンテナ素子から該受信手段への該受信主信号に結合する結合部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載のアレイアンテナの校正装置。
  3. 該校正信号生成手段が、
    該アンテナ素子に共通の該校正信号を生成する共通校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
    該送信手段が、
    該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該校正信号を加算する該アンテナ素子毎の加算器と、
    該共通校正信号生成部で生成された該校正信号を該加算器のいずれかに選択的に出力する校正信号選択出力部と、
    上記各加算器の出力をそれぞれ該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載のアレイアンテナの校正装置。
  4. 該相対位相差検出手段が、
    該受信手段の出力から該アンテナ素子別に該校正信号を抽出する該アンテナ素子毎の第2校正信号抽出部と、
    上記各第2校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相をそれぞれ検出する該アンテナ素子毎の位相検出部と、
    上記各位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を検出する相対位相差検出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
  5. 該校正信号生成手段が、
    該アンテナ素子別に該校正信号を時分割に生成する時分割校正信号生成部をそなえて構成されるとともに、
    該送信手段が、
    該アンテナ素子別の該送信主信号にそれぞれ該時分割校正信号生成部で生成された該校正信号を時分割に加算する加算器と、
    入力信号の周波数を該送信無線周波数に周波数変換して送信信号として該アンテナ素子へ出力する該アンテナ素子毎の無線送信機と、
    該加算器の出力を該アンテナ素子別に分離して上記各無線送信機に分配しうる時間分離部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載のアレイアンテナの校正装置。
  6. 該相対位相差検出手段が、
    該受信手段から該アンテナ素子別の出力を時分割多重する時分割多重部と、
    該時分割多重部の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を時分割に抽出する時分割校正信号抽出部と、
    該時分割校正信号抽出部で抽出された各校正信号の位相を時分割に検出する時分割位相検出部と、
    該時分割位相検出部での各検出結果から該校正信号間の前記相対位相差を時分割に検出する時分割相対位相差検出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項5記載のアレイアンテナの校正装置。
  7. 該校正信号生成手段が、
    該校正信号として、固定値を生成するように構成されたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
  8. 該校正信号生成手段が、
    該校正信号として、正弦波を生成するように構成されたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
  9. 該校正信号生成手段が、
    該校正信号として、スペクトル拡散信号を生成するように構成されたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
  10. 複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナの校正方法であって、
    該アンテナ素子別に校正信号を生成し、
    生成した該校正信号を送信主信号とともに所定の送信無線周波数で該アンテナ素子へ出力し、
    該アンテナ素子への信号から該校正信号を抽出して所定の受信無線周波数に変換して該アンテナ素子での受信主信号とともに受信手段へ出力し、
    該受信手段の出力から該アンテナ素子別の該校正信号を抽出して当該校正信号間の相対位相差を求め、
    得られた相対位相差に基づいて該送信主信号及び該受信主信号のいずれか一方又は双方についての位相差を補正することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
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