JP2006345332A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デジタルカメラにおいて、第1欠陥画素と第2欠陥画素を区別して、撮影条件に応じた適切な欠陥画素を選択して補正を行ない、これによって画質の向上を図る。
【解決手段】 本発明に係るデジタルカメラは、CCD2の受光面を遮光した状態で複数枚の画像を撮影して、該複数枚の画像の間で各画素の輝度値を比較することにより最も低い輝度値をSDRAM4に記憶し、最低輝度値と第1閾値とを比較して、第1閾値を上回る1或いは複数の最低輝度値の画素を第1欠陥画素として検出する。そして、複数枚の画像の間で各画素の輝度値を比較することにより、最も高い輝度値をSDRAM4に記憶し、最高輝度値と第2閾値とを比較して、第2閾値を上回る1或いは複数の最高輝度値の画素を第2欠陥画素として検出する。その時、撮影条件に応じて、マイクロコンピュータ5により第1欠陥画素又は第2欠陥画素の何れか一方を選択し、欠陥画素の補正を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係るデジタルカメラは、CCD2の受光面を遮光した状態で複数枚の画像を撮影して、該複数枚の画像の間で各画素の輝度値を比較することにより最も低い輝度値をSDRAM4に記憶し、最低輝度値と第1閾値とを比較して、第1閾値を上回る1或いは複数の最低輝度値の画素を第1欠陥画素として検出する。そして、複数枚の画像の間で各画素の輝度値を比較することにより、最も高い輝度値をSDRAM4に記憶し、最高輝度値と第2閾値とを比較して、第2閾値を上回る1或いは複数の最高輝度値の画素を第2欠陥画素として検出する。その時、撮影条件に応じて、マイクロコンピュータ5により第1欠陥画素又は第2欠陥画素の何れか一方を選択し、欠陥画素の補正を行なう。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像素子を具えたデジタルカメラなどの撮像装置に関するものである。
図4は、従来のデジタルカメラの構成を示している。図示の如く、該デジタルカメラは、レンズ(87)と、該レンズ(87)から入射した光量を調節する絞り(88)と、レンズ(87)を通過した光を光電変換するCCD(80)と、相関二重サンプリングを実行するCDS回路(81)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路(82)と、CCD(80)により撮影された画像データを一旦保存する画像用メモリ(83)と、該画像用メモリ(83)に保存された画像データの画像処理を行なうCPU(84)と、絞り(88)を開閉するための制御などを行なう制御回路(85)と、該制御回路(85)に内蔵されたメモリ(86)とを具えている。該制御回路(85)には、CPU(84)によって画像処理の施された画像を記録する記録媒体(89)と、撮像された画像や必要な操作情報を表示する液晶表示装置(8)とが接続されている(例えば特許文献1)。
欠陥画素検出においては、先ず制御回路(85)により絞り(88)を閉じて、CCD(80)の受光面を遮光する。この状態で画像を1枚撮影する。その後、撮影した画像の各画素の輝度値と、予め制御回路(85)内のメモリ(86)に記憶している閾値とを比較する。
そして、画素の輝度値が閾値未満であれば、その画素を正常な画素として検出するが、画素の輝度値が閾値以上であれば、その画素を欠陥として検出して、その欠陥画素の位置をメモリ(86)に記憶する。又、該欠陥画素の輝度値をその周囲の画素の輝度の平均値に置き換えることにより、該欠陥画素の輝度値を補正する。
そして、画素の輝度値が閾値未満であれば、その画素を正常な画素として検出するが、画素の輝度値が閾値以上であれば、その画素を欠陥として検出して、その欠陥画素の位置をメモリ(86)に記憶する。又、該欠陥画素の輝度値をその周囲の画素の輝度の平均値に置き換えることにより、該欠陥画素の輝度値を補正する。
又、図5は従来の他のデジタルカメラの構成を示している。図示の如く、該デジタルカメラは、レンズ(90)と、レンズ(90)から入射した光量を調節する絞り(91)と、レンズ(90)を通過した光を光電変換するCCD(92)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(93)と、CCD(92)から出力される画像データを任意ブロック毎に累積加算するための累積加算部(94)と、該累積加算部(94)により得られた累積加算値の記憶や画像データの記憶を行なうメモリ(95)と、欠陥画素検出動作を実行するCPU(96)と、該欠陥画素の輝度値を保存するための不揮発性メモリ(97)とを具えている(例えば特許文献2)。
欠陥画素検出においては、先ずCCD(92)により画像を複数枚撮影する。そして、撮影された複数の画像データをメモリ(95)に保存すると共に、各画素の輝度値を累積加算部(94)にて累積加算する。その後、該累積加算値と閾値とを比較して、閾値を超える累積加算値の画素を欠陥画素として検出する。又、該欠陥画素の輝度値をその周囲の画素の輝度の平均値に置き換えることにより、該欠陥画素の輝度値を補正する。
特開平10−322603号公報
特開2003−250091号公報
しかしながら、欠陥画素には、遮光状態において輝度値が安定している欠陥画素(第1欠陥画素)と、輝度値が突発的に変動する欠陥画素(第2欠陥画素)とがあり、上記従来のデジタルカメラにおいては、第1欠陥画素と第2欠陥画素とを区別して検出することが出来なかった。従って、撮影条件によっては、本来補正すべき欠陥画素とは異なる画素の輝度値を補正することもあり、この結果、補正にも拘わらず画質の向上を図ることが出来ない問題があった。
そこで本発明の目的は、撮像装置の欠陥画素検出において、第1欠陥画素と第2欠陥画素とを区別して、撮影条件に応じて第1欠陥画素或いは第2欠陥画素の何れか適切な欠陥を選択して補正を行なうことを可能とし、これによって画質の向上を図ることである。
本発明に係る撮像装置は、複数の画素を配列してなる撮像素子を具えたものであって、
前記撮像素子の欠陥画素を検出するべく、該撮像素子の受光面を遮光した状態で複数枚の画像を撮影する遮光画像撮影手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画素撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も低い輝度値を記憶する最低輝度値記憶手段と、
前記最低輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最低輝度値と所定の閾値(第1閾値)とを比較して、該閾値を超える最低輝度値を有する1或いは複数の画素を第1欠陥画素として検出する第1欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画像撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も高い輝度値を記憶する最高輝度値記憶手段と、
前記最高輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最高輝度値と所定の閾値(第2閾値)とを比較して、該閾値を超える最高輝度値を有する1或いは複数の画素を第2欠陥画素として検出する第2欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子の受光面を開放した状態での画像撮影時に、その撮影条件に応じて、前記第1欠陥画素検出手段と第2欠陥画素検出手段の何れか一方を選択し、選択された欠陥画素検出手段によって検出された1或いは複数の欠陥画素の一部若しくは全部を対象として、撮像素子によって撮影された画像に補正を施す画像補正手段
とを具えている。
前記撮像素子の欠陥画素を検出するべく、該撮像素子の受光面を遮光した状態で複数枚の画像を撮影する遮光画像撮影手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画素撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も低い輝度値を記憶する最低輝度値記憶手段と、
前記最低輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最低輝度値と所定の閾値(第1閾値)とを比較して、該閾値を超える最低輝度値を有する1或いは複数の画素を第1欠陥画素として検出する第1欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画像撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も高い輝度値を記憶する最高輝度値記憶手段と、
前記最高輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最高輝度値と所定の閾値(第2閾値)とを比較して、該閾値を超える最高輝度値を有する1或いは複数の画素を第2欠陥画素として検出する第2欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子の受光面を開放した状態での画像撮影時に、その撮影条件に応じて、前記第1欠陥画素検出手段と第2欠陥画素検出手段の何れか一方を選択し、選択された欠陥画素検出手段によって検出された1或いは複数の欠陥画素の一部若しくは全部を対象として、撮像素子によって撮影された画像に補正を施す画像補正手段
とを具えている。
欠陥画素には、遮光状態において常に略一定の輝度値を示す第1欠陥画素と、遮光状態において通常は輝度値が零或いは略零であるが突発的に高い輝度値を示す第2欠陥画素とがある。
本発明においては、第1欠陥画素を検出するために最低輝度値と比較すべき第1閾値と、第2欠陥画素を検出するために最高輝度値と比較すべき第2閾値とを予め設定する。具体的には、一般的な第1欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第1欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第1閾値とする。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値とする。
上記本発明に係る撮像装置において、第2欠陥画素の輝度値は通常零或いは略零であり、複数枚の画像を撮影して突発的に高い輝度値が検出されたとしても、最低輝度値記憶手段によって複数枚の画像の間で各画素の最も低い輝度値が記憶されるので、各画素の最低輝度値の内、第2欠陥画素についての最低輝度値も零或いは略零となる。従って、第1欠陥画素検出手段において、各画素の最低輝度値を第1閾値と比較したとき、第2欠陥画素の最低輝度値が第1閾値を超えることはない。この結果、閾値を超える最低輝度値の画素が第1欠陥画素として検出されることとなる。
一方、第2欠陥画素は突発的に高い輝度値を示すので、最高輝度値記憶手段にて記憶した各画素の最高輝度値の内、第2欠陥画素の最高輝度値は第2閾値を上回る。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値としているので、第2閾値を超える最高輝度値の画素が第2欠陥画素として検出されることとなる。
この様にして、第1欠陥画素と第2欠陥画素を区別することにより、撮影条件に応じて第1欠陥画素或いは第2欠陥画素の何れかを選択し、選択された欠陥画素について補正を行なう。
本発明においては、第1欠陥画素を検出するために最低輝度値と比較すべき第1閾値と、第2欠陥画素を検出するために最高輝度値と比較すべき第2閾値とを予め設定する。具体的には、一般的な第1欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第1欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第1閾値とする。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値とする。
上記本発明に係る撮像装置において、第2欠陥画素の輝度値は通常零或いは略零であり、複数枚の画像を撮影して突発的に高い輝度値が検出されたとしても、最低輝度値記憶手段によって複数枚の画像の間で各画素の最も低い輝度値が記憶されるので、各画素の最低輝度値の内、第2欠陥画素についての最低輝度値も零或いは略零となる。従って、第1欠陥画素検出手段において、各画素の最低輝度値を第1閾値と比較したとき、第2欠陥画素の最低輝度値が第1閾値を超えることはない。この結果、閾値を超える最低輝度値の画素が第1欠陥画素として検出されることとなる。
一方、第2欠陥画素は突発的に高い輝度値を示すので、最高輝度値記憶手段にて記憶した各画素の最高輝度値の内、第2欠陥画素の最高輝度値は第2閾値を上回る。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値としているので、第2閾値を超える最高輝度値の画素が第2欠陥画素として検出されることとなる。
この様にして、第1欠陥画素と第2欠陥画素を区別することにより、撮影条件に応じて第1欠陥画素或いは第2欠陥画素の何れかを選択し、選択された欠陥画素について補正を行なう。
具体的構成において、前記最低輝度値記憶手段は、2枚の画像を記憶するための第1記憶領域と第2記憶領域を有し、前記複数枚の画像の内、1枚目の画像を第1記憶領域に記憶させた後、残りの全ての画像を順次、第2記憶領域に記憶させつつ、第1記憶領域に記憶されている画像と第2記憶領域に記憶されている画像の間で各画素の輝度値を比較し、第2記憶領域に記憶された画素の輝度値が第1記憶領域に記憶された画素の輝度値より小さいとき、第1記憶領域の画素の輝度値を第2記憶領域の画素の輝度値と置き換えることにより、第1記憶領域に記憶されている前記1枚目の画像の輝度値を前記残りの全ての画像の輝度値によって更新し、最終的に第1記憶領域に記憶された輝度値を最低輝度値として保持するものである。
該具体的構成においては、最初に第1記憶領域と第2記憶領域に記憶した2枚の画像から各画素の輝度値を比較して、順次小さい輝度値を第1記憶領域に記憶していくことになるので、最終的に第1記憶領域に最低輝度値が記憶されることとなる。
具体的構成において、前記最高輝度値記憶手段は、2枚の画像を記憶するための第1記憶領域と第2記憶領域を有し、前記複数枚の画像の内、1枚目の画像を第1記憶領域に記憶させた後、残りの全ての画像を順次、第2記憶領域に記憶させつつ、第1記憶領域に記憶されている画像と第2記憶領域に記憶されている画像の間で各画素の輝度値を比較し、第2記憶領域に記憶された画素の輝度値が第1記憶領域に記憶された画素の輝度値より大きいとき、第1記憶領域の画素の輝度値を第2記憶領域の画素の輝度値と置き換えることにより、第1記憶領域に記憶されている前記1枚目の画像の輝度値を前記残りの全ての画像の輝度値によって更新し、最終的に第1記憶領域に記憶された輝度値を最高輝度値として保持するものである。
該具体的構成においては、最初に第1記憶領域と第2記憶領域に記憶した2枚の画像から各画素の輝度値を比較して、順次大きい輝度値を第1記憶領域に記憶していくことになるので、最終的に第1記憶領域に最低輝度値が記憶されることとなる。
又、具体的構成において、前記画像補正手段は、撮影条件として被写体及び/又はその周囲の明度を有し、該明度が所定の閾値を下回っているときは、第2欠陥画素検出手段を選択し、該明度が所定の閾値を上回っているときは第1欠陥画素検出手段を選択する。
該具体的構成においては、被写体及び/又はその周囲の明度が閾値を下回るときには、被写体及び/又はその周囲は暗い状態であるため、突発的に高い輝度値を示す第2欠陥画素が非常に目立ってしまう。そこで、第2欠陥画素を選択するのである。
又、被写体及び/又はその周囲の明度が閾値を上回るときには、被写体及び/又はその周囲は比較的明るい状態であるので、第2欠陥画素は目立ちにくい。そこで、第1欠陥画素を選択するのである。
又、被写体及び/又はその周囲の明度が閾値を上回るときには、被写体及び/又はその周囲は比較的明るい状態であるので、第2欠陥画素は目立ちにくい。そこで、第1欠陥画素を選択するのである。
更に、具体的構成において、前記画像補正手段は、選択された欠陥画素検出手段によって検出された欠陥画素が複数の場合に、高い輝度値を有する欠陥画素から所定数の欠陥画素について優先的に補正を行なう。
欠陥の補正処理には時間が必要となるため、補正を行なうことが出来る画素数は制限されている。そこで、上記具体的構成においては、高い輝度値を有する欠陥画素から順に所定の個数だけ優先的に補正を行なうのである。
本発明に係る撮像装置によれば、第1欠陥画素と第2欠陥画素とを区別して検出することが出来、撮影条件に応じて第1欠陥画素或いは第2欠陥画素の何れか適切な欠陥画素を選択して補正を行なうので、これによって画質の向上を図ることが出来る。
以下、本発明をデジタルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図1に示す如く、本発明に係るデジタルカメラは、フォーカスレンズ(1)と、該フォーカスレンズ(1)を通過した光を光電変換するCCD(2)と、該CCD(2)からのアナログ信号をデジタル信号に変換するためのアナログ・フロント・エンド(3)と、CCD(2)によって撮影された画像が保存されるSDRAM(4)とを具え、該アナログ・フロント・エンド(3)は、CDS/AGCとなる相関二重サンプリング及び自動ゲイン制御回路(30)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ(31)とから構成されている。
図1に示す如く、本発明に係るデジタルカメラは、フォーカスレンズ(1)と、該フォーカスレンズ(1)を通過した光を光電変換するCCD(2)と、該CCD(2)からのアナログ信号をデジタル信号に変換するためのアナログ・フロント・エンド(3)と、CCD(2)によって撮影された画像が保存されるSDRAM(4)とを具え、該アナログ・フロント・エンド(3)は、CDS/AGCとなる相関二重サンプリング及び自動ゲイン制御回路(30)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ(31)とから構成されている。
前記SDRAM(4)には、欠陥画素検出及び補正動作を実行するマイクロコンピュータ(5)と、圧縮処理や伸長処理等の信号処理を行なう信号処理回路(6)と、画像データを記憶するためのメモリーカード(7)とが接続されている。
又、マイクロコンピュータ(5)には、読み出し専用記憶装置であるフラッシュ・ROM(50)が接続されている。
又、マイクロコンピュータ(5)には、読み出し専用記憶装置であるフラッシュ・ROM(50)が接続されている。
図2及び図3は欠陥画素検出の手続きを表わしている。先ず、図2のステップS1にて、CCD(2)の受光面を遮光して画像を1枚撮影した後、ステップS2に移行して、ステップS1にて撮影された画像をSDRAM(4)のメモリバンクAに記憶する。次に、ステップS3に移行して、CCD(2)の受光面を遮光して画像を1枚撮影した後、ステップS4に移行して、ステップS3にて撮影された画像をSDRAM(4)のメモリバンクBに記憶する。
ステップS5にて、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された全ての画素を比較したか否か判断し、ノーと判断された場合はステップS6にて、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された画像の画素の輝度値を読み出す。次に、ステップS7に移行して、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された画像の間で各画素の輝度値とを比較して、メモリバンクAの画素の輝度値がメモリバンクBの画素の輝度値よりも大きいか否かを判断し、イエスと判断された場合はステップS8に移行して、メモリバンクAの画素の輝度値をメモリバンクBの画素の輝度値に置き換える。ノーと判断された場合はステップS5に移行する。
ステップS5からステップS8までの手続きが完了すると、ステップS9に移行して、指定された枚数を撮影したか否か判断し、ノーと判断された場合はステップS3から同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断された場合はステップS10に移行して、SDRAM(4)のメモリバンクAに記憶されている画素の輝度値と第1閾値とを比較して、該第1閾値を超える輝度値を示す画素を第1欠陥画素として検出し、ステップS31に移行して、第1欠陥画素の位置をフラッシュ・ROM(50)に記録して、第1欠陥画素検出の手続きを終了する。
尚、第1欠陥画素を検出するために最低輝度値と比較する第1閾値と、第2欠陥画素を検出するために最高輝度値と比較する第2閾値とを予め設定する。具体的には、一般的な第1欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第1欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第1閾値とする。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値とする。
尚、第1欠陥画素を検出するために最低輝度値と比較する第1閾値と、第2欠陥画素を検出するために最高輝度値と比較する第2閾値とを予め設定する。具体的には、一般的な第1欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第1欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第1閾値とする。又、一般的な第2欠陥画素の遮光状態における輝度としてその値を超えると第2欠陥画素として目立って問題となる輝度値を第2閾値とする。
次に、図3に示す如く、先ずステップS20にて、CCD(2)の受光面を遮光して画像を1枚撮影した後、ステップS21に移行して、ステップS20にて撮影された画像をSDRAM(4)のメモリバンクAに記憶する。次に、ステップS22に移行して、CCD(2)の受光面を遮光して画像を1枚撮影した後、ステップS23に移行して、ステップS22にて撮影された画像をSDRAM(4)のメモリバンクBに記憶する。
次に、ステップS24に移行して、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された全ての画素を比較したか否か判断し、ノーと判断された場合はステップS25にて、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された画像の画素の輝度値を読み出す。次に、ステップS26に移行して、メモリバンクAとメモリバンクBに記憶された画像の間で各画素の輝度値とを比較して、メモリバンクAの画素の輝度値がメモリバンクBの画素の輝度値も小さいか否かを判断し、イエスと判断された場合はステップS27に移行して、メモリバンクAの画素の輝度値をメモリバンクBの画素の輝度値に置き換える。ノーと判断された場合はステップS24に移行する。
ステップS24からステップS27までの手続きが完了すると、ステップS28に移行して、指定された枚数を撮影したか否か判断し、ノーと判断された場合はステップS22から同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断された場合はステップS29に移行して、第1欠陥画素検出の手続きにて検出された第1欠陥画素の輝度値を零に置き換える。これは、輝度値が第2閾値を超えるにも拘わらず、略一定の高い輝度値をもつ欠陥画素を第2欠陥画素ではなく第1欠陥画素として検出するためである。
その後、ステップS30に移行して、SDRAM(4)のメモリバンクAに記憶されている画素の輝度値と第2閾値とを比較して、該第2閾値を上回る輝度値を第2欠陥画素として検出して、ステップS31に移行して、第2欠陥画素の位置をフラッシュ・ROM(50)に記録して、第2欠陥画素検出の手続きを終了する。
その後、ステップS30に移行して、SDRAM(4)のメモリバンクAに記憶されている画素の輝度値と第2閾値とを比較して、該第2閾値を上回る輝度値を第2欠陥画素として検出して、ステップS31に移行して、第2欠陥画素の位置をフラッシュ・ROM(50)に記録して、第2欠陥画素検出の手続きを終了する。
上記手続きの終了後、CCD(2)の受光面を開放して画像を撮影した後に、マイクロコンピュータ(5)により欠陥画素の補正動作が実行される。欠陥画素の補正は、撮影する被写体或いはその周囲の明度と閾値とを比較して、該明度が閾値を下回っているときは、第1欠陥画素をフラッシュ・ROM(50)から読み出して、第1欠陥画素の輝度値を補正する。一方、前記明度が閾値を上回っているときは、第2欠陥画素をフラッシュ・ROM(50)から読み出して、第2欠陥画素の輝度値を補正する。
ここで、欠陥画素の補正は、例えばその周囲の画素の輝度値を平均して、該平均値を欠陥画素の輝度値と置き換えることによって行なう。ところで、欠陥の補正処理には時間が必要となるため、補正を行なうことが出来る画素数は制限されている。このため、輝度値の高い欠陥画素から所定の個数まで優先的に補正を行なう。そして、最終的に補正された画像をメモリーカード(7)に保存する。
上記欠陥画素の検出から補正までの動作を具体的な数値を用いて説明する。例えば、10回露光して撮像した場合に、常に100の輝度値を出力する画素Aと、2回だけ400の輝度値を出力し、1回は100の輝度値を出力し、残りの7回は20の輝度値を出力する画素Bと、1回だけ300の輝度値を出力し、残りの9回は10の輝度値を出力する画素Cとがあるとする。
先ず、第1欠陥画素検出の手続きにおいて、SDRAM(4)のメモリバンクAには、画素Aの輝度値は100、画素Bの輝度値は20及び画素Cの輝度値は10と記憶する。ここで各画素の輝度値を、第1閾値と比較して、第1閾値より輝度値が大きい画素Aを第1欠陥画素と判断して、画素Aの欠陥位置をフラッシュ・ROM(50)に記録する。
次に、第2欠陥画素検出の手続きにおいて、SDRAM(4)のメモリバンクAには、画素Aの輝度値は100、画素Bの輝度値は400及び画素Cの輝度値は300と記憶するが、画素Aは第1欠陥画素として検出しているので、画素Aの輝度値を零と置き換える。ここで、各画素の輝度値を第2閾値と比較して、第2閾値より輝度値が大きい画素B及び画素Cを第2欠陥画素と判断して、画素Bと画素Cの欠陥位置をフラッシュ・ROM(50)に記録する。そして、デジタルカメラにて画像を撮影した後、その撮影条件に応じてマイクロコンピュータ(5)が補正を実行する。
例えば、撮影条件において周囲の明度が高い場合には、画素Bと画素Cのような第2欠陥画素は目立ちにくいので、画素Aのような安定した輝度値を示す第1欠陥画素が補正される。ここで、画素Aは周辺の画素の輝度値を平均した値を以って補正されることとなる。これより、全体的にノイズの少ない画像を得ることが出来る。
一方、星空や夜景を撮影する場合には、第1欠陥画素は熱ノイズや回路的な不規則ノイズに紛れて目立ちにくいが、画素Bと画素Cのような突発的に高い輝度値を示す第2欠陥画素は非常に目立ってしまう。このため、画素Bと画素Cのような第2欠陥画素を補正する。このとき、画素Cの輝度値よりも画素Bの輝度値が大きいため、画素Bから優先的に補正を行ない、次に画素Cの補正を行なう。ここで、画素Bと画素Cは、その周囲の画素の輝度値を平均した値を以って補正されることとなる。これによって、画質の向上を図ることが出来る。
一方、星空や夜景を撮影する場合には、第1欠陥画素は熱ノイズや回路的な不規則ノイズに紛れて目立ちにくいが、画素Bと画素Cのような突発的に高い輝度値を示す第2欠陥画素は非常に目立ってしまう。このため、画素Bと画素Cのような第2欠陥画素を補正する。このとき、画素Cの輝度値よりも画素Bの輝度値が大きいため、画素Bから優先的に補正を行ない、次に画素Cの補正を行なう。ここで、画素Bと画素Cは、その周囲の画素の輝度値を平均した値を以って補正されることとなる。これによって、画質の向上を図ることが出来る。
上記実施例によれば、CCD(2)の欠陥画素検出において、第1欠陥画素と第2欠陥画素とを区別して検出することが出来、撮影条件に応じて第1欠陥画素或いは第2欠陥画素の何れか適切な欠陥画素を選択して補正を行なうので、これによって画質の向上を図ることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本実施例では撮像素子としてCCD(2)を使用しているが、撮像素子としてCMOSを使用することも可能である。
又、本実施例では、マイクロコンピュータ(5)により欠陥画素の検出と補正を行なっているが、信号処理回路(6)に同等の機能を組み込んで、該信号処理回路(6)により欠陥画素の検出と補正を行なうことも可能である。但し、検出結果を保存するために、フラッシュ・ROMに信号処理回路を接続する必要がある。
又、本実施例では、マイクロコンピュータ(5)により欠陥画素の検出と補正を行なっているが、信号処理回路(6)に同等の機能を組み込んで、該信号処理回路(6)により欠陥画素の検出と補正を行なうことも可能である。但し、検出結果を保存するために、フラッシュ・ROMに信号処理回路を接続する必要がある。
(1) フォーカスレンズ
(2) CCD
(3) アナログ・フロント・エンド
(30) CDS/AGC
(31) ADコンバータ
(4) SDRAM
(5) マイクロコンピュータ
(50) フラッシュ・ROM
(6) 信号処理回路
(7) メモリーカード
(2) CCD
(3) アナログ・フロント・エンド
(30) CDS/AGC
(31) ADコンバータ
(4) SDRAM
(5) マイクロコンピュータ
(50) フラッシュ・ROM
(6) 信号処理回路
(7) メモリーカード
Claims (5)
- 複数の画素を配列してなる撮像素子を具えた撮像装置において、
前記撮像素子の欠陥画素を検出するべく、該撮像素子の受光面を遮光した状態で複数枚の画像を撮影する遮光画像撮影手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画素撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も低い輝度値を記憶する最低輝度値記憶手段と、
前記最低輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最低輝度値と所定の閾値とを比較して、該閾値を超える最低輝度値を有する1或いは複数の画素を第1欠陥画素として検出する第1欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子を構成している各画素について、前記遮光画像撮影手段によって撮影された複数枚の画像の間でその画素の輝度値を比較して、最も高い輝度値を記憶する最高輝度値記憶手段と、
前記最高輝度値記憶手段によって記憶された各画素についての最高輝度値と所定の閾値とを比較して、該閾値を超える最高輝度値を有する1或いは複数の画素を第2欠陥画素として検出する第2欠陥画素検出手段と、
前記撮像素子の受光面を開放した状態での画像撮影時に、その撮影条件に応じて、前記第1欠陥画素検出手段と第2欠陥画素検出手段の何れか一方を選択し、選択された欠陥画素検出手段によって検出された1或いは複数の欠陥画素の一部若しくは全部を対象として、撮像素子によって撮影された画像に補正を施す画像補正手段
とを具えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記最低輝度値記憶手段は、2枚の画像を記憶するための第1記憶領域と第2記憶領域を有し、前記複数枚の画像の内、1枚目の画像を第1記憶領域に記憶させた後、残りの全ての画像を順次、第2記憶領域に記憶させつつ、第1記憶領域に記憶されている画像と第2記憶領域に記憶されている画像の間で各画素の輝度値を比較し、第2記憶領域に記憶された画素の輝度値が第1記憶領域に記憶された画素の輝度値より小さいとき、第1記憶領域の画素の輝度値を第2記憶領域の画素の輝度値と置き換えることにより、第1記憶領域に記憶されている前記1枚目の画像の輝度値を前記残りの全ての画像の輝度値によって更新し、最終的に第1記憶領域に記憶された輝度値を最低輝度値として保持するものである請求項1に記載の撮像装置。
- 前記最高輝度値記憶手段は、2枚の画像を記憶するための第1記憶領域と第2記憶領域を有し、前記複数枚の画像の内、1枚目の画像を第1記憶領域に記憶させた後、残りの全ての画像を順次、第2記憶領域に記憶させつつ、第1記憶領域に記憶されている画像と第2記憶領域に記憶されている画像の間で各画素の輝度値を比較し、第2記憶領域に記憶された画素の輝度値が第1記憶領域に記憶された画素の輝度値より大きいとき、第1記憶領域の画素の輝度値を第2記憶領域の画素の輝度値と置き換えることにより、第1記憶領域に記憶されている前記1枚目の画像の輝度値を前記残りの全ての画像の輝度値によって更新し、最終的に第1記憶領域に記憶された輝度値を最高輝度値として保持するものである請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画像補正手段は、撮影条件として被写体及び/又はその周囲の明度を有し、該明度が所定の閾値を下回っているときは、第2欠陥画素検出手段を選択し、該明度が所定の閾値を上回っているときは第1欠陥画素検出手段を選択する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の撮像装置。
- 前記画像補正手段は、選択された欠陥画素検出手段によって検出された欠陥画素が複数の場合に、高い輝度値を示す欠陥画素から所定数の欠陥画素について優先的に補正を行なう請求項1乃至請求項4の何れかに記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005170341A JP2006345332A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005170341A JP2006345332A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 撮像装置 |
Publications (1)
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JP2006345332A true JP2006345332A (ja) | 2006-12-21 |
Family
ID=37641933
Family Applications (1)
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JP2005170341A Pending JP2006345332A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006345332A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054790A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Toshiba Corp | 画像処理装置 |
-
2005
- 2005-06-10 JP JP2005170341A patent/JP2006345332A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012054790A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Toshiba Corp | 画像処理装置 |
US8593546B2 (en) | 2010-09-01 | 2013-11-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image processing apparatus, image processing method, and camera module for detecting and correcting defective pixels based on contrast and illuminance |
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