JP2006342298A - 2段階に優れた形状回復能を持つ形状記憶性樹脂および該樹脂の架橋物からなる成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 冷却により共有結合し、加熱により開裂する共有結合性熱可逆性反応により架橋される部位、および共有結合性非可逆反応により架橋される部位をもつ樹脂であって、ガラス転移温度(Tg)または結晶溶融温度(Tm)が40℃以上200℃以下の範囲にあり、前記熱可逆性反応の開裂温度(Td)が50℃以上300℃以下、Tg(またはTm)+10℃≦Tdの範囲にあることを特徴とし、非可逆架橋による第一形状、熱可逆性架橋による第二形状の記憶が可能であり、Tg(またはTm)の特性を用いた第三形状と合わせて二段階の形状記憶が可能となる。
【選択図】 図3
Description
形状記憶性樹脂を所定の方法(加熱、溶融、固化)で成形加工すると、固定相と可逆相(硬)から成る初期状態(原形)(同図(a)及び部分拡大図(b))が記憶される。
成形品を任意の形状に変形させるには、固定相は溶融させずに可逆相のみを溶融させる温度、つまり可逆相内部のTgやTm以上に加熱し可逆相(軟)に移行させ(同図(c))、この状態で外力を加えることによって変形できる(同図(d))。変形された成型品をTg未満やTm未満(またはTc(結晶化温度)以下)に冷却すると、可逆相も完全に固化して変形した状態で固定化される(同図(e))。
任意形状に変形された成形品の形状は、一時的に強制固定されている可逆相によりその変形状態が保たれている。従って加熱により可逆相のみが軟化する温度に達すると、樹脂はゴム状特性を示して安定状態となり、元の形状を回復する(同図(c))。さらにTg未満やTm未満(またはTc以下)に冷却することにより、同図(b)の初期状態の成形体に戻る。
(1) 冷却により共有結合し、加熱により開裂する共有結合性熱可逆性反応により架橋される部位、および共有結合性非可逆反応により架橋される部位をもつ樹脂であって、ガラス転移温度(Tg)または結晶溶融温度(Tm)が40℃以上200℃以下の範囲にあり、前記熱可逆性反応の開裂温度(Td)が50℃以上300℃以下、Tg(またはTm)+10℃≦Tdの範囲にあることを特徴とする形状記憶性樹脂。
本発明の形状記憶性樹脂のメカニズムを詳細に説明するが、以下の1から6のステップによって、成型加工(第一形状(記憶)の付与)、変形加工(第二形状(記憶)の付与)、変形加工(第三形状の付与)、第二形状記憶の回復、第一形状記憶の回復および再成形を実現する。又、図3に、概念図を示す。
本発明の形状記憶性樹脂はその前駆体を所定の温度で加熱し、非可逆共有結合による架橋反応が生じることで第一形状の記憶が行われる。これを常温に冷却することにより、更に熱可逆架橋およびガラス転移が生じ第一形状成形体(a)が得られる。
第一形状を記憶した成形体を任意の形状に変形させるには、固定相の熱可逆的架橋部が開裂するTd以上に加熱すればよい。Tg(またはTm)以上となると状態(b)に示すように樹脂は軟化するが熱可逆性架橋部はTd以上となるまでは開裂していない。さらに、Td以上に加熱されると状態(c)に示すように熱可逆性架橋部の開裂が起こる。この状態(c)では、弾性率が低く、自由に変形可能である。この状態で外力を加えることによって変形できる(同図(d))。変形された成型品をTa(可逆架橋形成温度)以下に冷却すると、変形した状態で可逆架橋が再形成されるため(同図(e))、第二の形状が記憶される。常温に冷却することにより、ガラス転移も生じ第二形状成形体が得られる(同図(f))。
第二形状成形体をTg(またはTm)以上Td未満で加熱することにより、弾性率が低下し、外力により容易に変形する状態(g)になる。この変形はTg未満(またはTc以下)の温度域(低温域)まで冷却することにより、第三形状として固定される(同図(h))。
第三形状は、一時的に強制固定されている可逆相(結晶相またはガラス化した非晶相)により変形状態が保たれている。したがって、加熱によりガラス化した非晶相のみが軟化する温度または可逆相の結晶相が溶融する温度(Tg(またはTm)以上Td未満の中温域)に達すると、樹脂の一部がゴム状特性を示して安定状態となり、元の第二形状を回復し(e)、これを常温に冷却することにより第二形状(f)となる。
第二形状は、一時的に強制固定されている可逆相(熱可逆架橋)によりその変形状態が保たれている。従って成型体を加熱により可逆相の熱可逆架橋の解離温度(Td)以上にすると、さらに弾性率が低下を示して安定状態となり、元の第一形状を回復する(同図(c))。このとき、非可逆共有結合性の架橋が存在するため、優れた回復力を達成することが可能である。さらにTg未満(またはTc以下)に冷却することにより、同図(a)の初期状態の成形体に固定される。
40℃≦Tg(またはTm)≦200℃ (1)
50℃≦Td≦300℃ (2)
Tg(またはTm)+10℃≦Td (3)
40℃≦Tg(またはTm)≦Tt3<Td≦Tt2<Tdec (4)
(上記(4)式において、Tt2,Tt3はそれぞれ第二形状及び第三形状への変形温度、Tdecは樹脂の分解温度を示す。)
Tg(またはTm)+10℃≦Td2 (3’)
Tg(またはTm)≦Tt3<Td2<Td1≦Tt2<Tdec (4’)
又、隣接する2つのTd間(Tda、Tdb)に10℃以上の温度差がある場合、すなわち、
Tda+10℃≦Tdb (5)
であれば、上記Tt2,Tt3での形状記憶に加えて、別の形状を記憶することも可能である。別の形状記憶を行う際の変形温度をTt2’とすると、以下の関係が成立する。
Tt3<Tda≦Tt2’<Tdb (6)
共有結合性熱可逆反応および共有結合性非可逆反応に必要な官能基は、樹脂材料(前駆体)の分子鎖末端に導入してもよいし、分子鎖中に導入してもよい。ただし、分子中の官能基数が少ない場合は、分子鎖の末端にも官能基が存在する方が、より多くの分子鎖を架橋構造に組み込むことが出来るので好ましい。また、導入の方法としては、付加反応、縮合反応、共重合反応などを用いることができる。
熱可逆性架橋部位は、加熱により開裂し、冷却により共有結合する2つの第1官能基および第2官能基より構成される。溶融加工温度より低温で固化している際には、第1官能基および第2官能基は共有結合により架橋を形成しており、溶融加工温度などの所定の温度以上では、熱可逆架橋部位は第1官能基および第2官能基に開裂する。架橋部位の結合反応および開裂反応は温度変化により可逆的に進行する。なお、第1官能基および第2官能基は、異なる官能基でも良いし同じ官能基でも良い。同一の2つの官能基が対称的に結合して架橋を形成する場合、同一の官能基を第1官能基および第2官能基として使用できる。
ディールス−アルダー[4+2]環化反応を利用する。共役ジエン及びジエノフィルを官能基として導入することにより、熱可逆反応で架橋した形状記憶性樹脂を得る。共役ジエンとしては、例えば、フラン環、チオフェン環、ピロール環、シクロペンタジエン環、1,3−ブタジエン、チオフェエン−1−オキサイド環、チオフェエン−1,1−ジオキサイド環、シクロペンタ−2,4−ジエノン環、2Hピラン環、シクロヘキサ−1,3−ジエン環、2Hピラン1−オキサイド環、1,2−ジヒドロピリジン環、2Hチオピラン−1,1−ジオキサイド環、シクロヘキサ−2,4−ジエノン環、ピラン−2−オン環およびこれらの置換体などを官能基として用いる。ジエノフィルとしては、共役ジエンと付加的に反応して環式化合物を与える不飽和化合物を用いる。例えば、ビニル基、アセチレン基、アリル基、ジアゾ基、ニトロ基およびこれらの置換体などを官能基として用いる。また、上記共役ジエンもジエノフィルとして作用する場合がある。
一般反応式(II)においては、冷却により2つのニトロソ基がニトロソ二量体を形成して架橋となる。この架橋のTdは110℃から150℃である。
酸無水物およびヒドロキシル基を架橋反応に用いることができる。酸無水物としては、脂肪族無水カルボン酸および芳香族無水カルボン酸などを用いる。また、環状酸無水物基および非環状無水物基のいずれも用いることができるが、環状酸無水物基が好適に用いられる。環状酸無水物基は、例えば、無水マレイン酸基、無水フタル酸基、無水コハク酸基、無水グルタル酸基が挙げられ、非環状酸無水物基は、例えば、無水酢酸基、無水プロピオン酸基、無水安息香酸基が挙げられる。中でも、無水マレイン酸基、無水フタル酸基、無水コハク酸基、無水グルタル酸基、無水ピロメリット酸基、無水トリメリット酸基、ヘキサヒドロ無水フタル酸基、無水酢酸基、無水プロピオン酸基、無水安息香酸基およびこれらの置換体などが、ヒドロキシル基と反応して架橋構造を形成する酸無水物として好ましい。
イソシアネートと活性水素とから熱可逆的な架橋部位を形成できる。例えば、多価イソシアネートを架橋剤として用い、前駆体およびその誘導体のヒドロキシル基、アミノ基、フェノール性水酸基と反応する。また、ヒドロキシル基、アミノ基およびフェノール性水酸基から選ばれた2つ以上の官能基を有する分子を架橋剤として加えることもできる。更に、開裂温度を所望の範囲とするために、触媒を添加することもできる。また、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシビフェニル、フェノール樹脂などを架橋剤として加えることもできる。
カルボキシル基を有するものとしては、カルボキシル基を有する前駆体、カルボキシル基で修飾された前駆体などを使用する。また、アルケニルオキシ構造としては、ビニルエーテル、アリルエーテル及びこれらの構造より誘導される構造が挙げられ、2以上のアルケニルオキシ構造を有するものも使用できる。
以上で説明した様に、熱可逆的な架橋部位を形成し得る官能基を2つ以上分子中に有する化合物は架橋剤となり得る。
冷却により結合して架橋部位を形成し、加熱により開裂する可逆的な反応の形式としては上述のように、ディールス−アルダー型、ニトロソ2量体型、酸無水物エステル型、ウレタン型、アズラクトン−ヒドロキシアリール型およびカルボキシル−アルケニルオキシ型などを利用できる。
(植物由来樹脂材料)
上記架橋物の樹脂として、植物由来原料となる樹脂材料を利用すれば、環境調和性が高い樹脂となる。
市販のポリ乳酸(「ラクティ」(商品名)、島津製作所製)2500g(0.0243モル)とペンタエリスリトール191g(1.41モル)を200℃で4.5時間溶融混合によりエステル交換反応した。これをクロロホルムに溶解させ、過剰のメタノールに注ぎ再沈殿することで、末端ヒドロキシポリ乳酸[R1]を得た。(H-NMRによる分子量は、約3、200)
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0025モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(0.0034モル)(合計9g)および共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.0011モル)および[R3](モル0.0011)(合計 1g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0022モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(0.0030モル)(合計8g)および共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.0021モル)および[R3](0.0021モル)(合計 2g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0017モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(0.0022モル)(合計6g)および共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.0042モル)および[R3](0.0042モル)(合計 4g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0014モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(0.0019モル)(合計5g)および共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.0053モル)および[R3](0.0053モル)(合計 5g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0011モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(0.0015モル)(合計4g)および共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.0063モル)および[R3](0.0063モル)(合計 6g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性非可逆架橋部分の原料として[R1](0.0028モル)およびリジントリイソシアネート(協和発酵ケミカル(株))(モル)(合計10g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
共有結合性熱可逆架橋部分の原料として[R2](0.011モル)および[R3](0.011モル)(合計 10g)を量りとった。これらを160℃における溶融混合物を金型内で2時間加熱したのち、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
市販の熱可塑型形状記憶性樹脂(「ディアプレックス」(商品名)、三菱重工業(株)製)を金型内で250℃に加熱溶融・冷却固化して、評価用の成形物を製造した。
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(0.1モル)とポリ(オキシテトラメチレン)グリコール(平均分子量650)(0.05モル)を65℃で3時間加熱混合した。これに、1,4−ブタンジオールを(0.05モル)加え、これらを160℃において溶融混合物し、2時間加熱することにより重合物を得た(R4)。R4(10g)を230℃の金型を用い圧縮成形し、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(0.6モル)とポリ(オキシテトラメチレン)グリコール(平均分子量650)(0.05モル)を65℃で3時間加熱混合した。これに、1,4−ブタンジオールを(0.55モル)加え、これらを160℃において溶融混合物し、2時間加熱することにより重合物を得た(R5)。R5(10g)を230℃の金型を用い圧縮成形し、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
R4(5g)およびR5(5g)秤取し、230℃の金型を用い圧縮成形し、室温まで冷却することにより架橋物を得た。
上記、11例について形状記憶性、形状回復性、再成形性を評価した。(表1)
Claims (11)
- 冷却により共有結合し、加熱により開裂する共有結合性熱可逆性反応により架橋される部位、および共有結合性非可逆反応により架橋される部位をもつ樹脂であって、ガラス転移温度(Tg)または結晶溶融温度(Tm)が40℃以上200℃以下の範囲にあり、前記熱可逆性反応の開裂温度(Td)が50℃以上300℃以下、Tg(またはTm)+10℃≦Tdの範囲にあることを特徴とする形状記憶性樹脂。
- 樹脂の架橋部位のうち、共有結合性熱可逆反応による架橋部位が占める割合は、10%以上50%以下であることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶樹脂。
- 前記熱可逆性反応は、ディールス−アルダー型、ニトロソ2量体型、酸無水物エステル型、ウレタン型、アズラクトン−ヒドロキシアリール型およびカルボキシル−アルケニルオキシ型からなる群より選ばれる1種以上の形式であることを特徴とする請求項1または2に記載の形状記憶性樹脂。
- 前記樹脂は、生分解性を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の形状記憶性樹脂。
- 前記樹脂は、植物由来の樹脂を原料とする樹脂である請求項4に記載の形状記憶性樹脂。
- 前記樹脂は、ポリブチレンサクシネートまたはポリヒドロキシアルカノエートを原料とする樹脂である請求項5に記載の形状記憶性樹脂。
- 前記樹脂は、ポリブチレンサクシネートまたはポリヒドロキシアルカノエートを原料とし、前記熱可逆性反応がディールスアルダー型である請求項6に記載の形状記憶性樹脂。
- 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の形状記憶性樹脂の架橋物からなることを特徴とする形状記憶性樹脂成形体。
- 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の形状記憶性樹脂の前駆体を、共有結合性非可逆反応により架橋部位を形成するように架橋硬化して記憶すべき所定の第一形状に成形し、次に、得られた成形体に、Td以上の温度で変形を与え、可逆架橋形成温度(Ta)以下の温度に冷却して変形形状を固定することにより第二形状を記憶させたことを特徴とする形状記憶性樹脂成型体。
- 請求項9に記載の成形体に、Tg(またはTm)以上、Td未満の温度で変形を与え、Tg未満(または結晶化温度(Tc)以下)の温度において固定することにより第三形状を付与した形状記憶性樹脂成形体。
- 請求項10に記載の第三形状を付与した成形体を、Tg(またはTm)以上、Td未満の温度に加熱することにより、記憶させた元の第二形状に回復させ、Td以上、樹脂の熱分解温度未満の温度に加熱することにより第一形状に回復させることを特徴とする形状記憶性樹脂成形体の使用方法。
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