JP2006340103A - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 マーカによる画像処理の領域指定方法において、マーカエリア内のオブジェクトの属性に適した画像処理を行う。
【解決手段】 本発明は、原稿の画像情報をデジタル信号として取り込む画像処理装置において、前記原稿上のオブジェクト(テキスト、イメージ、表、線図など)を解析する文書画像解析手段と、前記原稿上で少なくとも2色以上の色を検出する色検出手段と、前記色検出手段の出力により、前記原稿の特定の領域を判別する色領域判別手段と、前記色領域判別手段によって特定された領域の、前記文書画像解析手段によって抽出されたオブジェクトから、対象オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、前記オブジェクト選択手段によって選択されたオブジェクトの属性によって処理を決定する処理決定手段とを有する画像処理装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、原稿の画像情報をデジタル信号として取り込む画像処理装置において、前記原稿上のオブジェクト(テキスト、イメージ、表、線図など)を解析する文書画像解析手段と、前記原稿上で少なくとも2色以上の色を検出する色検出手段と、前記色検出手段の出力により、前記原稿の特定の領域を判別する色領域判別手段と、前記色領域判別手段によって特定された領域の、前記文書画像解析手段によって抽出されたオブジェクトから、対象オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、前記オブジェクト選択手段によって選択されたオブジェクトの属性によって処理を決定する処理決定手段とを有する画像処理装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
この発明は画像処理装置に関し、特にユーザのマーキングの自由度を高めるのに用いて好適な技術に関する。
従来、デジタル複写機などでは、原稿の画像情報がデジタル信号化されるため、画像データの取扱いが比較的容易で、各種の画像処理,加工が簡単に行える。画像加工を行う場合は、領域を指定して領域内のみ加工を行うようにしており、その領域指定の方法としては、マークエリア法などの方法が主として用いられている。具体的には特許文献1などがあり、マーカで指定された文字を文字認識し、画像処理を行う方法がある。
しかしながら、特許文献1の方法は、処理対象としているのが文字であるためにマーカエリア内にイメージなどが存在した場合には適切な画像処理が行えない。また文字認識する文字部をマーカで指定する際は、ユーザは正確に文字部をマーカで指定しなくてはならず自由度があまりなかった。本発明はマーカエリア内の各オブジェクトのテキスト、イメージ、表などの属性毎に適切な処理を施し、かつユーザのマーキングの自由度を高める。
そこで、上記の目的を達成するため本発明は、原稿上のイメージを光学的に読込み、電気信号に変換して入力するイメージ入力手段と、前記原稿上のオブジェクトを解析する文書画像解析手段と、前記原稿上で少なくとも2色以上の色を検出する色検出手段と、前記色検出手段の出力により、前記原稿の特定の領域を判別する色領域判別手段と、前記色領域判別手段によって特定された領域の、前記文書画像解析手段によって抽出されたオブジェクトから、対象オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、前記オブジェクト選択手段によって選択されたオブジェクトの属性によって処理を決定する処理決定手段とを有する画像処理装置等、を提供する。
本発明によれば、マーカエリア内の各オブジェクトのテキスト、イメージ、表などの属性毎に適切な処理が可能になり、ユーザのマーキングの自由度も高まる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本実施例において、マーカとは、蛍光ペン等のマーキングに用いられる文房具を意味するとともに、蛍光ペン等により用紙上に描かれた線図等を意味するものとする。そして、マーキングとは、用紙上に線図等を印すこととする。
図1は本発明の実施例を示す複合画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
図1において、1は第1の画像入力手段として機能する原稿を画像データに変換する画像入力装置(リーダ部)、2は画像出力手段として機能するための複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像として出力する画像出力装置(プリンタ部)、3は前記リーダ部1と電気的に接続された外部装置であり、各種の機能を有する。すなわち、第2の画像入力手段として機能する外部装置3には、画像データを送信するためのファクシミリ(ファックス)部5、画像データなど各種情報を格納している外部記憶装置8,コンピュータおよびLANと接続するためのコンピュータインターフェース部6,コンピュータおよびリーダ部から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのメモリ部7、画像データからマーカ記載部を分離する画像分離部9、マーカ記載部から処理を行う範囲情報(以下、指定範囲情報)を算出する領域解析部10、画像データ中の部分領域の属性を分類するための処理(以下、ブロックセレクション)を行うブロックセレクション部11、ブロックセレクション部11によって抽出された各オブジェクトの中から画像処理対象となるオブジェクトを選別する処理オブジェクト選別部12、各オブジェクトの属性毎に画像処理を行う画像加工部13および上記各機能処理を制御するコア部4等を備えている。
図2は、図1に示したリーダ部1およびプリンタ部2の構成を説明する断面図である。以下、構成および動作について説明する。
原稿給送装置101上に積載された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス面102上に搬送される。原稿が原稿台ガラス面102の所定位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつスキャナ・ユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105,106,107,レンズ108を介してCCDイメージ・センサ109(以下、CCDと称する)に入力する。
CCD109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換される。変換された電気信号は、画像処理部110において、各種の画像処理が施され、外部切り換え回路は、リーダ部1からの信号をプリンタ部2または外部装置3へ切り換えるセレクタである。また、外部切り換え回路は、リーダ部1からの信号と、外部装置3からの信号のいずれかを選択し、プリンタ部2に接続する機能も備えている。
画像処理部110の外部切り換え回路にて、プリンタ部2へ接された電気信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体202を照射する。照射光によって感光体202上に作られた潜像は、現像器203によって現像される。上記潜像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部204または転写紙積載部205より転写紙が搬送され、転写部206において、上記現像された像が転写される。転写された像は定着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208より装置外部に排出される。排紙部208から出力された転写紙は、ソータ220のソート機能が作動しているときは、各ビンに排紙される。
一方、ソータ220のソータ機能が選択していないときは、ソータ220の最上位のビンに排出される。
続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用紙の両面に出力する方向について説明する。
定着部207で定着された出力用紙を、一度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転して搬送方向切り換え部材209を介して再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが転写紙については再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一出力紙の表面,裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
図3は本発明の画像処理装置の動作の概要を説明するメインフローチャート図である。
S101においてリーダ部1から図4の画像データが入力されると、S102で画像分離部9は、図4の画像データ上のマーカ記載部を画像データから分離し図5の原画像データと図6のマーカデータを生成する。生成方法として、リーダ部1から図4の画像データが入力された際に図4の画像データと同じ大きさの、全域を白で塗りつぶされた2値画像データを生成し、図4の画像データを画素単位に走査し予め指定されたマーカの色のピクセルを検知すると生成した2値画像データ上の同領域を黒画素にする方法や、特開平4−46462などの方法があるが本実施例では特に限定するものではない。図5の原画像データは図4の画像データからマーカ記載部を除去したデータであり、図6のマーカデータは図4の画像データからマーカ記載部を抽出したデータである。
S101においてリーダ部1から図4の画像データが入力されると、S102で画像分離部9は、図4の画像データ上のマーカ記載部を画像データから分離し図5の原画像データと図6のマーカデータを生成する。生成方法として、リーダ部1から図4の画像データが入力された際に図4の画像データと同じ大きさの、全域を白で塗りつぶされた2値画像データを生成し、図4の画像データを画素単位に走査し予め指定されたマーカの色のピクセルを検知すると生成した2値画像データ上の同領域を黒画素にする方法や、特開平4−46462などの方法があるが本実施例では特に限定するものではない。図5の原画像データは図4の画像データからマーカ記載部を除去したデータであり、図6のマーカデータは図4の画像データからマーカ記載部を抽出したデータである。
S103において領域解析部10は、図6のマーカデータから図7の指定範囲情報を算出する。図7の指定範囲情報とは図6のマーカデータのマーカ記載部の輪郭の外接矩形(以下、処理対象領域)における、マーカデータの原点Gに対しての左上、右下座標を示す情報である。
S104においてブロックセレクション部11は、図5の画像データをブロックセレクションし、図8のように各オブジェクトを抽出する。図8の各オブジェクトの詳細情報を示したのが図9の各オブジェクトの詳細な情報(以下、オブジェクトデータ)であり、各オブジェクトは外接矩形によって扱われ、画像データの原点に対しての外接矩形の左上座標と右下座標などの情報を保持している。また各オブジェクトは図10に示すように木構造によって管理されているため、親となるオブジェクトと子となるオブジェクトとの関係を保持している。例えば図8の表オブジェクトH内には文字オブジェクトI〜Qが存在するため、図9のオブジェクトデータの表オブジェクトHには子オブジェクトとして文字オブジェクトI〜Qがあることを明示し、文字オブジェクトI〜Qは親オブジェクトとして表オブジェクトHがあることを明示する。
S105において処理オブジェクト選別部12は、ブロックセレクション部11によって抽出された各オブジェクトの中から画像処理対象となるオブジェクトを選別する。S106においてS105で選別されたオブジェクトの属性毎に固有の画像処理を選択し、画像加工部13によって図5の画像データに選択された画像処理を施し、図11の画像データを生成する。S107において例えば画像加工部13は、生成した図11の画像データを保存、送信、保存などの後処理を行う。
図12は図6のマーカデータから図7の指定範囲情報を算出する詳細な処理を示すフローチャート図である。上述したように、図12に示されるフローチャートの各ステップにおける処理は、領域解析部10が行う。
図6のマーカデータを、輪郭線追跡により探索する。S201において図6のマーカデータを矢印Sで示す右下から始まり、図形の右端に出会うまで上方にスキャンする。このスキャンは、他の方向、例えば左上から右下に向けて行ってもよい。S202においてマーキング用に予め設定されているピクセル値の画素(以下、対象画素)にぶつかると、隣接した画素が、対象画素かどうかを図14で示すパターンの方向の順に調べられる。この探索は、中心から見て8方向のベクトルで表わされるので8 方向探索と呼ばれる。隣接した対象画素が存在すると、このプロセスにより、図13のような8方向探索が順次行われマーカ記載部の外部輪郭が得られる。閉じた輪郭の内側の部分は追跡されない。
8方向探索により得られた輪郭線、すなわち一つの連結成分が取り出されると、つぎの対象画素に出会うまで再びスキャンが進行する。スキャンは、全ての連結成分が検出されるまで続けられ、図6のマーカデータからマーカ記載部M1、M2の連結成分が抽出される。
S203においてすべての連結成分は矩形で切り出される。この場合、個々の連結成分を覆う可能な限り最小の矩形が描かれることになる。こうして、図6におけるマーカ記載部M1のまわりに矩形MM1が、マーカ記載部MR2のまわりに矩形MR2が描かれる。S204において図6のマーカデータの原点Gに対して矩形MR1、MR2の左上座標と右下座標を取得し、図7の指定範囲情報を生成する。
図15は画像処理の対象となるオブジェクトを抽出する処理の詳細を示すフローチャートである。上述したように、図15に示されるフローチャートの各ステップにおける処理は、処理オブジェクト選別部12が行う。
S301において図7の指定範囲情報を参照し、図8のブロックセレクションデータから画像処理の対象となるオブジェクトを抽出する。S302で図16のパネル上のプレビュー部16−1に図5の画像データを表示し、更にS301で抽出したオブジェクトの外接矩形を擬似的に図5の画像データの上に重複表示する。
ユーザは図16のパネル上のプレビュー部16−1で画像処理の対象となるオブジェクトを確認後、他の原稿に対しても再度、生成した図7の指定範囲情報を使用して画像処理を行いたい場合には図16のパネル上の保存ファイル名部16−3に保存するファイル名を入力後、保存ボタン16−4を押下する。保存ボタン16−4が押下されると、S304において、外部記憶装置8に図16のパネル上の保存ファイル名部16−3に入力されているファイル名で生成した図7の指定範囲情報を格納する。図7の指定範囲情報を外部記憶装置8に格納すると図16のパネル上の格納ファイル部16−2にS304で格納したファイル名を追加する。なお保存ファイル名部16−3にファイル名が入力されていない場合は処理を行わない。もしくはユーザにファイル名が入力されていないために保存を行うことができないことを通知しても良い。
S305でユーザは図7の指定範囲情報ではなく、外部記憶装置内8にある他の指定範囲情報を使用したい場合は、図16のパネル上の格納ファイル部16−2から任意のファイル名の指定範囲情報が表示されている個所を押下して選択する。格納ファイル部16−2が押下されると、S306で外部記憶装置内8から指定されたファイル名の指定範囲情報を摘出する。再びS301に戻り、再度摘出した指定範囲情報と図8のブロックセッションデータを参照し、処理対象となるオブジェクトを抽出し、S307で図17のパネル上のプレビュー部16−1に表示されていたオブジェクトの外接矩形を破棄し、新たに摘出したオブジェクトの外接矩形を表示する。この際前回生成した図7の指定範囲情報はメモリ上に一時保管し、ユーザが保存ボタン16−4を押下した際に再びメモリ上から摘出し、外部記憶装置8に格納可能とする。
上記処理はユーザが処理に使用する指定範囲情報を決定し、処理実行ボタン16−5が押下されるまで反復される。
図17は画像処理の対象となるオブジェクトを抽出する処理の示す図15のフローチャートのS301の詳細を示すフローチャートである。上述したように、図17に示されるフローチャートの各ステップにおける処理は、処理オブジェクト選別部12が行う。
S401において図9のオブジェクトデータの各オブジェクトの外接矩形から、図7の指定範囲情報の処理対象領域MR1の外接矩形との重複率Aと重複率Bを次式によって算出する。
重複率A = 重複している矩形の面積 / 処理対象領域の外接矩形の全面積
重複率B = 重複している矩形の面積 / オブジェクトの外接矩形の全面積
重複率A = 重複している矩形の面積 / 処理対象領域の外接矩形の全面積
重複率B = 重複している矩形の面積 / オブジェクトの外接矩形の全面積
上記の重複率Aの最大値は1であり、重複率Aが1の場合は、オブジェクトの外接矩形内に処理対象領域の外接矩形が完全に収まっている、もしくは完全に一致している状態を示す。逆に重複率Aが0に近い場合はオブジェクトの外接矩形と処理対象領域の外接矩形が重複している面積が非常に少ないことを示す。重複率Bの最大値も同じく1であり重複率Bが1の場合は、処理対象領域の外接矩形内にオブジェクトの外接矩形が収まっている、もしくは完全に一致している状態を示す。逆に重複率Bが0に近い場合はオブジェクトの外接矩形と処理対象領域の外接矩形が重複している面積が非常に少ないことを示す。以上の処理を全オブジェクトに対して行う(図18)。
S402において重複率A、Bの両方が閾値0.6以上のオブジェクトをユーザが選択しているオブジェクトと見なして抽出する。この閾値は大きいほど正確な、つまりユーザが選択しているオブジェクトが抽出できる可能性が高くなるが、ユーザがマーキングする際の制限が多くなってしまう欠点がある。逆に閾値が小さいほどユーザがマーキングする際の制限が少なくなり自由度が増すが、オブジェクトの抽出が不正確になる可能性がある。本実施例では任意の閾値0.6を設置しているが、パネル上でユーザが閾値を設定してもよい。両重複率が閾値0.6より大きいオブジェクトHが選択され処理対象のオブジェクトとする。
S404、S405において選択したオブジェクトHに子オブジェクトが存在する場合、それら子オブジェクトI、J、K、L、M、N、O、P、Qを新たに画像処理の対象となるオブジェクトに追加する。S406において上記の処理で画像処理の対象となったオブジェクトH、I、J、K、L、M、N、O、P、Qのオブジェクトデータを一時メモリ7に格納する。上記処理を全ての処理対象領域Bに対して行い、オブジェクトH、I、J、K、L、M、N、O、P、QとオブジェクトWが画像処理の対象オブジェクトとしてメモリ7に格納される。
図19はオブジェクトの属性毎に個別の画像処理を行うフローチャートである。上述したように、図19に示されるフローチャートの各ステップにおける処理は、画像加工部13が行う。
S501にてメモリ7に一時格納されている処理対象となるオブジェクトH、I、J、K、L、M、N、O、P、QとオブジェクトWを摘出し、各オブジェクトの属性を検査する。
S503オブジェクトの属性がテキストの場合、オブジェクトの外接矩形の座標情報を参照し、図5の画像データ上の対象位置にある文字を背景色のピクセルで消去し、消去した文字画素と同じピクセル色の画素で予め設定された文字と置換する。例えばテキストオブジェクトがセキュリティー上、隠さなければならない場合は置換文字を「*」のような記号文字にし、図5の画像データの5−1を図11の画像データの11−1の状態にする。
S505にてオブジェクトの属性がイメージの場合、オブジェクトの外接矩形の座標情報を参照し、図5の画像データ上の対象位置に予め設定された方法で画像処理を行う。例えば対象のイメージオブジェクトがセキュリティー上、隠さなければならない場合は対象領域の画素にモザイクをかけ図5の画像データの5−1を図11の画像データの11−1の状態にする。画像にモザイク処理を施す方法は、ある指定範囲内の画素のピクセル平均値で、その指定範囲の画素を塗りつぶす方法などがあるが本実施例では特に限定しない。
上記処理をメモリに一時格納されている全てのオブジェクトデータに対して行い図11の画像データを生成する。
図20は図11の画像データの後処理の詳細を示すフローチャートである。上述したように、図20に示されるフローチャートの各ステップにおける処理は、例えば画像加工部13が行う。
S601で生成した図11の画像データをパネル上に表示する(図21)。ユーザは図11の画像データを保存する場合は、図19のパネル上の保存ファイル名部21−5にファイル名を入力後、保存ボタン21−1を押下する。S603、S604において保存ボタン21−1が押下されると保存ファイル名部21−5に入力されているファイル名で図11の画像データを外部記憶装置8に格納する。ユーザは図11の画像データをファックスする場合は送信先部21−6にファックス番号を入力後、送信ボタン21−2を押下する。送信ボタン21−2が押下されるとS606、S607において図11の画像データをファックス部5に転送し、電話回線15を通じて電話回線網に送信する。ユーザは図11の画像データを印刷する場合、印刷ボタン21−3を押下する。印刷ボタン21−3が押下されるとS610にて図11の画像データをプリンタ部2に転送し、印刷を実行する。
上記処理は終了ボタン21−4が押下されるまで続行する。終了ボタン21−4が押下されると処理を終了する。
同一の指定範囲情報を使用して複数毎の画像を処理する。実施例1と同様にユーザは生成された、もしくは予め外部記憶装置内8にある指定範囲情報を図22のパネル上のファイル名部22−1を押下して指定する。次にユーザは予め外部記憶装置8に格納されている処理対象となる画像データを画像ファイル名部22−5から選択する。画像ファイル名部22−5に表示される処理対象となる画像データはマーキングがされていない画像データとする。画像ファイル名部22−5が押下されると例えば処理オブジェクト選別部12は、ユーザが選択した画像ファイル名の個所を反転表示し、ユーザが選択していることを確認可能にし、ユーザは選択した画像データの画像ファイル名部22−5が反転表示になっていることを確認すると、挿入ボタン22−3を押下し画像データを処理対象の画像データとする。挿入ボタン22−3が押下されると例えば処理オブジェクト選別部12は、画像ファイル名部22−5で選択されている画像ファイル名を選択画像ファイル部22−2に画像ファイル名を表示する。この際既に同一の画像ファイル名が選択画像ファイル部22−2に存在する場合は、新たに挿入しない。また画像ファイル名部22−5で画像ファイル名が選択されていないのにもかかわらず挿入ボタン22−3が押下された場合は、例えば処理オブジェクト選別部12は、処理を行わない。例えば処理オブジェクト選別部12は、上記処理をユーザが画像処理を施す画像ファイルを全て選択し処理実行ボタン22−8が押下されるまで続行する。ユーザはパネル上の選択画像ファイル部22−2で処理対象の画像データのファイル名を確認すると、処理実行ボタン22−8を押下する。処理実行ボタン22−8が押下されると例えば処理オブジェクト選別部12は、パネル上の選択ファイル名部22−2にある名前の画像データを外部記憶装置8から摘出し、メモリ内に一時格納する。以下摘出した全ての画像データに対して実施例1と同様な処理を行う。
画像データのオブジェクト毎に行う画像処理の設定方法において、図23のパネル上で選択が可能な実施例について説明する。ユーザは各オブジェクトの属性毎の画像処理方法を図23のパネル上のボタン23−1と23−2を押下して選択する。例えば画像データ上のテキストオブジェクに対して塗りつぶしの処理を施したい場合は23−1の塗りつぶしの個所を押下し、イメージオブジェクトに対してはぼかし処理を施したい場合は23−2のぼかしの個所を押下する。ユーザは各オブジェクトの属性に対しての処理が決定すると処理実行ボタンを押下する。処理実行ボタンが押下されると、例えば処理オブジェクト選別部12は、図23のパネル上の23−1と23−2のオブジェクトの属性毎の処理方法を摘出し、メモリ上に図24の処理方法情報を生成する。例えば処理オブジェクト選別部12は、各オブジェクトの画像処理において、メモリ上にある図24の処理方法情報を参照し、画像処理を行い図25の画像データを生成する。なお画像をぼかす方法として一般的に知られている技術として隣接する画素のピクセル値との平均値で対象画素を塗りつぶす方法などがあるが本実施例では特に限定しない。
テキストオブジェクトの置換する文字の設定方法において、ユーザは原稿のテキストオブジェクトのマーキングエリア内に置換する文字を記載し図26の原稿を生成する。リーダ部1から図26の画像データが送信されてくると、画像分離部9は、実施例1と同様な方法でマーカ記載部を抽出するが、マーカ記載部の内部も摘出し図27のマーカデータを生成する。領域解析部10は、画像分離部9が生成した図27のマーカデータから実施例1の方法と同様に各マーカ記載部の輪郭を抽出し、摘出したマーカ記載部の輪郭の内部も輪郭抽出し、文字部も摘出する。外部装置3は、摘出した文字部の輪郭の外接矩形を文字認識し、テキストオブジェクトの置換文字として文字コードをメモリ7に一時格納する。また、外部装置3は、各オブジェクト毎の画像処理に至るまでは実施例1と同様な処理を行い、テキストオブジェクトの画像処理の段階において、メモリ内にある文字コードを置換文字とし、以下実施例1と同じ処理を行い、図28の画像を生成する。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1:リーダ部
2:プリンタ部
3:外部装置
4:コア部
5:ファックス部
6:コンピュータインターフェース部
7:メモリ部
8:外部記憶装置
9:画像分離部
10:領域解析部
11:ブロックセレクション部
12:処理オブジェクト選別部
13:画像加工部
14:コンピュータ
15:電話回線
101:原稿給送装置
102:原稿台ガラス面
103:ランプ
104:スキャナ・ユニット
105、106、107:ミラー
108:レンズ
109:CCDイメージ・センサ
110:画像処理部
201:露光制御装置
202:感光体
203:現像器
204、205:転写紙積載部
206:転写部
207:定着部
208:排紙部
209:搬送方向切り替え部材
210:再給紙用被転写紙積載部
220:ソータ
5−1、5−2:処理対象領域
11−1、11−2:処理対象領域
16−1:プレビュー部
16−2:ファイル部
16−3:保存ファイル名部
16−4:保存ボタン
16−5:処理実行ボタン
21−1:保存ボタン
21−2:送信ボタン
21−3:印刷ボタン
21−4:終了ボタン
21−5:保存ファイル名部
21−6:送信先部
22−1:ファイル名部
22−2:選択画像ファイル名部
22−3:挿入ボタン
22−4:削除ボタン
22−5:画像ファイル名部
22−6:保存ボタン
22−7:保存ファイル名部
22−8:処理実行ボタン
23−1:テキストオブジェクト部の画像処理方法選択部
23−2:イメージオブジェクト部の画像処理方法選択部
2:プリンタ部
3:外部装置
4:コア部
5:ファックス部
6:コンピュータインターフェース部
7:メモリ部
8:外部記憶装置
9:画像分離部
10:領域解析部
11:ブロックセレクション部
12:処理オブジェクト選別部
13:画像加工部
14:コンピュータ
15:電話回線
101:原稿給送装置
102:原稿台ガラス面
103:ランプ
104:スキャナ・ユニット
105、106、107:ミラー
108:レンズ
109:CCDイメージ・センサ
110:画像処理部
201:露光制御装置
202:感光体
203:現像器
204、205:転写紙積載部
206:転写部
207:定着部
208:排紙部
209:搬送方向切り替え部材
210:再給紙用被転写紙積載部
220:ソータ
5−1、5−2:処理対象領域
11−1、11−2:処理対象領域
16−1:プレビュー部
16−2:ファイル部
16−3:保存ファイル名部
16−4:保存ボタン
16−5:処理実行ボタン
21−1:保存ボタン
21−2:送信ボタン
21−3:印刷ボタン
21−4:終了ボタン
21−5:保存ファイル名部
21−6:送信先部
22−1:ファイル名部
22−2:選択画像ファイル名部
22−3:挿入ボタン
22−4:削除ボタン
22−5:画像ファイル名部
22−6:保存ボタン
22−7:保存ファイル名部
22−8:処理実行ボタン
23−1:テキストオブジェクト部の画像処理方法選択部
23−2:イメージオブジェクト部の画像処理方法選択部
Claims (7)
- 原稿上のイメージを光学的に読込み、電気信号に変換して入力するイメージ入力手段と、
前記原稿上のオブジェクトを解析する文書画像解析手段と、
前記原稿上で少なくとも2色以上の色を検出する色検出手段と、
前記色検出手段の出力により、前記原稿の特定の領域を判別する色領域判別手段と、
前記色領域判別手段によって特定された領域の、前記文書画像解析手段によって抽出されたオブジェクトから、対象オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、
前記オブジェクト選択手段によって選択されたオブジェクトの属性によって処理を決定する処理決定手段とを有する画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、前記色領域判別手段によって特定された領域の情報を使用して複数毎のイメージの処理を行うバッチ処理手段とを有する画像処理装置。
- 請求項1記載の画像処理装置において、各オブジェクトに対する処理を設定する設定手段を有する画像処理装置。
- 請求項1記載の画像処理装置において、前記色領域判別手段によって特定された領域の情報を保管する領域情報保管手段と、領域情報保管手段によって保管されている領域の情報を画像処理に適用する領域情報摘出手段とを有する画像処理装置。
- 請求項1記載の画像処理装置は、前記色検出手段により検出された文字を文字認識する文字認識手段と、前記文字認識手段によって認識された文字をテキストオブジェクトの置換文字とする置換文字化手段とを有する画像処理装置。
- 原稿上のイメージを光学的に読込み、電気信号に変換して入力するイメージ入力工程と、
前記原稿上のオブジェクトを解析する文書画像解析工程と、
前記原稿上で少なくとも2色以上の色を検出する色検出工程と、
前記色検出工程における出力により、前記原稿の特定の領域を判別する色領域判別工程と、
前記色領域判別工程によって特定された領域の前記文書画像解析手段によって抽出されたオブジェクトから、対象オブジェクトを選択するオブジェクト選択工程と、
前記オブジェクト選択工程によって選択されたオブジェクトの属性によって処理を決定する処理決定工程とを有する画像処理方法。 - 請求項6記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
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JP2005163155A JP2006340103A (ja) | 2005-06-02 | 2005-06-02 | 画像処理装置、方法及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-06-02 JP JP2005163155A patent/JP2006340103A/ja active Pending
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