JP2006339656A - 発光ダイオード - Google Patents

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▲てん▼ 緒 林
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Abstract

【課題】光出力性能を向上させうる発光ダイオードを提供する。
【解決手段】n型半導体層105と、n型半導体層105と相互に対向して形成されたp型半導体層103と、n型半導体層105とp型半導体層103との間に形成された活性層104と、n型半導体層105及びp型半導体層103のうち、活性層104で発生した光が外部に放出される側の半導体層の表面に所定のパターンに形成され、光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層110と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光ダイオードに係り、より詳細には、光抽出効率を向上させるために構造が改善された発光ダイオードに関する。
発光ダイオードは、光通信といった通信分野に加え、コンパクトディスクプレーヤ(CDP:Compact Disc Player)及びデジタル多機能ディスクプレーヤ(DVDP:Digital Versatile Disc Player)などのような装置におけるデータ伝送、データ記録、及びデータ読み取りのための手段として広く使われており、大型屋外電光板及び液晶ディスプレイのバックライトなどに応用範囲を広げている。
図1は、一般的な発光ダイオードの一例を概略的に示した断面図である。
図1を参照すれば、発光ダイオード10には、基板11の上面にn型半導体層12、光が生成される活性層13、及びp型半導体層14が順次に備えられる。n型半導体層12及びp型半導体層14には、n型電極15とp型電極16とがそれぞれ電気的に接触するように備えられる。
活性層13で発生した光は、p型半導体層14及びp型電極16を経て外部に放出されるか、あるいは、n型半導体層12及び基板11を経て外部に放出される。p型半導体層14及びp型電極16を経て光が外部に放出される場合は、例えば、活性層13で発生した光のうちp型半導体層14とp型電極16との境界面で全反射が起こる臨界角より放出角度が大きい光は、p型電極16と基板11との間の内部で反射を繰り返しながら進行する。この過程で光が有するエネルギーは、p型電極16などに吸収されることによって、光の強度が急激に弱化する。上記のような現象は、発光ダイオードの光抽出効率を低下させる原因となるので、これを解決するための方案が必要である。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであって、ナノパターン金属層を備えることによって、活性層で発生した光の進行経路が変化しても光抽出効率が上昇することによって光出力性能を向上させうる発光ダイオードを提供するところにその目的がある。
前記の目的を達成するための本発明による発光ダイオードは、n型半導体層と、前記n型半導体層と相互に対向して形成されたp型半導体層と、前記n型半導体層と前記p型半導体層との間に形成された活性層と、前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記活性層で発生した光が外部に放出される側の半導体層の表面に所定のパターンに形成され、前記光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える。
そして、本発明による発光ダイオードは、活性層の両面にそれぞれ形成されたn型半導体層及びp型半導体層と、前記p型半導体層に電気的に接触するように形成され、前記活性層で発生した光を反射させるp型電極と、前記p型電極の外側に配置された基板と、前記n型半導体層に電気的に接触するように形成されたn型電極と、前記n型半導体層の前記n型電極に向かう面に所定のパターンに形成され、前記活性層で発生した光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える。
また、本発明による発光ダイオードは、活性層の両側面にそれぞれ形成されたn型半導体層及びp型半導体層と、前記n型半導体層の外側に配置された基板と、前記n型半導体層側に配置されて前記活性層で発生した光を反射させる反射層と、前記n型半導体層の露出された面に電気的に接触するように形成されたn型電極と、前記p型半導体層に電気的に接触するように形成されたp型電極と、前記p型半導体層の前記p型電極に向かう面に所定のパターンに形成され、前記活性層で発生した光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える。
本発明によれば、活性層で発生した光が外部に放出される側に位置する半導体層の表面にナノパターン金属層を形成することによって、光の進行経路を変化させることができ、光抽出効率を高めることができる。その結果、発光ダイオードの光出力性能を向上させることができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。図面では説明の明確性のために各構成要素の大きさが誇張されて図示されていることがある。以下の各図面で同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
図2は、本発明の第1実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。
図2を参照すれば、本発明の第1実施形態による発光ダイオード100は、垂直型発光ダイオードであって、基板101の上方に順次に積層されたp型半導体層103、活性層104、及びn型半導体層105が備えられている。
基板101は、Cu及びSiなどからなる基板が用いられる。
p型半導体層103は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなるp型物質層であって、p型導電性不純物がドーピングされた直接遷移型であることが望ましく、その中でもp−GaN層であることがさらに望ましい。その他にp型半導体層103は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物にAlまたはInを所定の割合で含有した物質層、例えば、AlGaN層及びInGaN層などでありうる。
n型半導体層105は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなるn型物質層であって、n−GaN層であることが望ましい。その他にn型半導体層105は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物にAlまたはInを所定の割合で含有した物質層、例えば、AlGaN層及びInGaN層などでありうる。
活性層104は、電子と正孔との再結合といったキャリアの再結合により光放出が起こる物質層であって、多重量子井戸(MQW:Multi Quantum Well)構造を有するGaN系のIII−V族窒化物系化合物からなる物質層であることが望ましく、そのうちInAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、及びx+y≦1)層であることがさらに望ましい。なお、活性層104は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物にInを所定の割合で含有する物質層、例えば、InGaN層でありうる。一方、p型半導体層103、活性層104、及びn型半導体層105は、前述したものに限定されず、多様に構成できる。
p型半導体層103には、p型電極102が電気的に接触し、n型半導体層105には、n型電極106が電気的に接触する。すなわち、p型電極102は、p型半導体層103と基板101との間に配置されてp型半導体層103と接触するように形成されており、n型電極106は、n型半導体層105上に配置されてn型半導体層105と接触するように形成されている。そして、n型電極106上の一部の領域には、外部電源と連結されるボンディングパッド107が形成されている。
上記のような構成により、n型電極106を通じてn型半導体層105には電子が注入され、p型電極102を通じてp型半導体103層には正孔が注入される。注入された電子と正孔は、活性層104で接触して消滅しながら短波長帯域の光を発生させる。発光する光の色は、波長帯域によって異なるが、波長帯域は発光ダイオードを形成する物質による伝導帯と価電子との間のエネルギー幅により決定される。
活性層104で発生した光は、本実施形態のように、n型半導体層105及びn型電極106を順次に経て外部に放出されうる。この場合、n型電極106は、光を外部に透過させるように透明電極からなり、p型電極102は、光を反射させるように反射層の役割をする電極からなることが望ましい。n型電極106をなす透明電極は、たとえば、ITO物質で形成できる。
このように活性層104で発生されてn型半導体層105及びn型電極106を経て外部に放出される光の中には、放出角度によってn型半導体層105とn型電極106との間の境界面で全反射される光が存在する。これは、一般的にn型電極106の屈折率がn型半導体層105の屈折率より小さいために生じる現象であるが、全反射条件の臨界角より大きい入射角で放出された光がn型半導体層105とn型電極106との間の境界面で全反射されることである。このように全反射された光は、n型電極105とp型電極102との間で反射を繰り返しながら進行し、この過程で光のエネルギーが消失されるか、または、n型電極105の上面でない側面に光が放出される。これは、n型電極106の上面を通じた光抽出効率を低下させて、結果的に発光ダイオード100の光出力を落とす原因となる。
本発明は、前述したように全反射される光を最小化して光抽出効率を高めるために、n型半導体層105とn型電極106との間にナノパターン金属層110が形成されたことにその特徴がある。ナノパターン金属層110は、n型半導体層105のn型電極106に向かう面に到達した光のうち、n型半導体層105の屈折率とn型電極106の屈折率から計算された全反射条件の臨界角より大きい入射角で放出された光の経路を変化させることによって、全反射される光を最小化させる。
このために、ナノパターン金属層110は、図示されたように、n型半導体層105のn型電極106に向かう面にストライプパターンに形成されうる。ストライプパターンは、互いに離隔されたストライプからなり、ストライプの間に空間がそれぞれ設けられたものである。ストライプは、それぞれ均一な幅wを有して所定の間隔pで配列されることが望ましい。そして、ナノパターン金属層110の厚さtは、光学特性および生産性などの見地から、100nm以下であることが望ましい。ナノパターン金属層110は、Au、Ag、Cu、及びAlのうち何れか一つからなりうる。ナノパターン金属層110は、ナノインプリント、電子ビームリソグラフィ、及びボログラフィックリソグラフィなどの方式でパターンを形成し、エッチングして形成できる。
上記のようにナノパターン金属層110が形成されることによって、ナノパターン金属層110は、n型半導体層105のn型電極106に向かう面に到達した光のうち全反射条件で入射された光の少なくとも一部を回折現象により回折させうる。このように回折された光は、n型電極106を経て外部に放出されうるので、これにより光抽出効率が上昇しうる。そして、ナノパターン金属層110は、回折されずに反射される光の反射角度を変化させることもある。このように反射角度が変化された光は、n型電極106とp型電極102との間で反射を繰り返して進行しているうちに、全反射条件の臨界角よりも小さな角度でn型半導体層105のn型電極106に向かう面に入射する場合には、n型電極106を経て外部に放出されうるので、これにより光抽出効率が上昇しうる。また、ナノパターン金属層110は、n型半導体層105のn型電極106に向かう面に到達した光のうち全反射条件で入射された光の一部により表面プラズモン波が誘導されうる。このように誘導された表面プラズモン波は、ナノパターン金属層110及びn型電極106に対するn型半導体層105の境界面に沿って進行しているうちにn型電極106を経て外部に放出されることもあるので、これにより光抽出効率を向上させうる。
上記のようなナノパターン金属層110において、ストライプの幅wは、活性層104で発生した光の波長よりも小さく設定されうる。また、隣接するストライプの間隔は、回折現象が容易に起こるように光の波長に近接した大きさを有し、ストライプが十分な間隔で離隔されるようにストライプの幅wよりも大きいことが望ましい。さらに、ストライプの間隔は、光波長の1/10〜5倍の値を有することが望ましい。このようなナノパターン金属層110により光抽出効率が向上する効果は、図3を通じて確認できる。
図3は、ナノパターン金属層において、ストライプの間隔による光出力向上比率を示したグラフである。ここで、ストライプの幅wは50nm、ストライプの厚さtは5nmに設定され、400nmの波長を有する光が用いられた。
図3によれば、ナノパターン金属層110において、ストライプの間隔pが概略400nmの場合、すなわち、ストライプの間隔が光の波長である400nmに近接した場合、ナノパターン金属層110が形成されていない構造に比べて45%以上光出力が向上することが分かる。なお、ナノパターン金属層110が形成されるだけで、光出力が全般的に向上することが分かる。
一方、ナノパターン金属層110は、上記のような作用のために、図4〜図7に示したような変形例により形成されうる。
図4に示した第1変形例によるナノパターン金属層210は、n型半導体層105のn型電極106に向かう面に格子パターンに形成されている。格子パターンは互いに離隔された横ストライプと、横ストライプとそれぞれ交差して互いに離隔された縦ストライプからなり、ストライプの間に空間がそれぞれ設けられたものである。横ストライプ及び縦ストライプは、それぞれ均一な幅を有して所定の間隔で配列されることが望ましい。
このようなナノパターン金属層210は、前述したように、Au、Ag、Cu、及びAlのうち何れか一つからなり、ナノパターン金属層210の厚さは、100nm以下であることが望ましい。ナノパターン金属層210において、格子の幅、すなわち横ストライプの幅及び縦ストライプの幅は、活性層104で発生した光波長よりもそれぞれ小さく設定されうる。そして、格子の間隔、すなわち横ストライプの間隔及び縦ストライプの間隔は、前記空間が十分な大きさで確保できるように、横ストライプの幅及び縦ストライプの幅よりもそれぞれ大きく設定されることが望ましい。また、格子の間隔は、回折現象がよく生じるように光波長の1/10〜5倍の値を有することが望ましい。
図5に示した第2変形例によるナノパターン金属層310は、n型半導体層105のn型電極106に向かう面にドットパターンに形成されている。ドットパターンは、互いに離隔されたドットからなり、ドットの間に空間がそれぞれ設けられたものである。ドットは、同じサイズを有し、所定の間隔で配列されることが望ましい。ドットは、円筒型に示されているが、これに限定されず、多様な形状が可能である。
このようなナノパターン金属層310は、前述したように、Au、Ag、Cu、及びAlのうち何れか一つからなり、ナノパターン金属層310の厚さは、100nm以下であることが望ましい。ナノパターン金属層310において、ドットの最大幅は、活性層104で発生した光波長よりも小さく設定されうる。そして、ドットの最小間隔は空間が十分な大きさに確保できるように、ドットの最大幅よりも大きく設定されることが望ましい。
図6に示した第3変形例によるナノパターン金属層410は、n型半導体層405のn型電極106に向かう面に形成された溝405a内に配置されるように形成されている。n型半導体層405は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなり、n型電極106は、透明電極からなりうる。
ナノパターン金属層410は、図示されたように、ストライプパターンに配列されうるが、この場合、ナノパターン金属層410は、図2に示したナノパターン金属層110と同一に構成されうる。一方、ナノパターン金属層410は、上記の図4に示した格子パターンのナノパターン金属層210または図5に示したドットパターンのナノパターン金属層310から構成されてもよい。そして、溝405aは、ナノパターン金属層410のストライプの幅に対応する幅を有するように形成され、ナノパターン金属層410の厚さよりも大きい深さを有するように形成されたものと図示されているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図7に示した第4変形例によるナノパターン金属層510は、n型半導体層505のn型電極106に向かう面に凸状に形成されたボス(突起部)505aの間の空間内に配置されるように形成されている。n型半導体層505は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなり、n型電極106は、透明電極からなりうる。
ボス505aの最大幅は活性層104で発生した光波長よりも小さく、隣接するボス505aの最小間隔よりも大きいことが望ましい。このようなナノパターン金属層510は、前述したように、Au、Ag、Cu、及びAlのうち何れか一つからなり、ナノパターン金属層510の厚さは、100nm以下であることが望ましい。ボス505aは、ナノパターン金属層510よりも高く形成されたものと図示されているが、ナノパターン金属層510と同じ高さに形成されるか、または低く形成されることもある。
一方、図8は、本発明の第2実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。
図8を参照すれば、本実施形態による発光ダイオード600には、前述した第1実施形態のように、基板601の上方に順次に積層されたp型半導体層603、活性層604、及びn型半導体層605が備えられている。そして、p型半導体層603、活性層604、及びn型半導体層605は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなりうる。
p型半導体層603と基板601との間には、p型電極602が配置されてp型半導体層603と電気的に接触するように形成されており、n型半導体層605には、n型電極606が電気的に接触するように形成されている。本実施形態のように活性層604で発生した光がn型半導体層605を経て外部に放出される構造では、p型電極602は、光を反射させるように反射層の役割を果たす電極からなる。n型電極606は、前述した第1実施形態のように光を透過させうるITOのような物質で形成された透明電極からなるものではなく、ITOよりライン抵抗が比較的に低い金属で形成された金属電極からなるという差がある。n型電極606は、金属電極から形成されば、光透過性が落ちるので、n型半導体層605上に光を透過させる領域が十分に確保され、かつn型半導体層605の全体にわたって電子が均一に供給される範囲内で最適のサイズに形成されることが望ましい。このようなn型電極606上の一部の領域には、外部電源と連結されるボンディングパッド607がさらに設けられ得る。
上記のようなn型電極606が部分的に形成されたn型半導体層605の表面にナノパターン金属層610が形成されている。ナノパターン金属層610は、格子パターンに形成されたものと図示されているが、前述したようにストライプパターン及びドットパターンなどの多様なパターンに形成されうる。ナノパターン金属層610は、n型電極606が形成されていないn型半導体層605の表面にのみ形成されうるが、n型半導体層605とn型電極606との間の境界面にも位置できるようにn型半導体層605の表面全体にわたって形成されることも可能である。
ナノパターン金属層610は、前述した第1実施形態のようにn型半導体層605のn型電極606に向かう面に到達した光のうちn型半導体層605の屈折率とn型電極606の屈折率から計算された全反射条件の臨界角より大きい入射角で放出された光の経路を変化させることによって、全反射される光を最小化させる。
図9は、本発明の第3実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。
図9を参照すれば、本実施形態による発光ダイオード700は、水平型発光ダイオードであって、基板701の上部に順次に積層されたn型半導体層705、活性層704、及びp型半導体層703が備えられている。基板701は、サファイア基板が用いられ、n型半導体層705、活性層704、及びp型半導体層703は、前述した第1及び第2実施形態のように、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなりうる。
n型半導体層705の一部の領域には、n型電極706が電気的に接触するように形成されている。すなわち、n型半導体層705には、縁部がエッチングされて上部に露出された面が設けられており、前記露出された面にn型電極706が位置されている。
p型半導体層703には、p型電極702が電気的に接触するように形成されている。p型電極702は、本実施形態のように活性層704で発生した光がp型半導体層703を経て外部に放出される構造では、光を透過させるようにITOのような物質で形成された透明電極からなるか、あるいは、第2実施形態のn型電極606のような構造を有する金属電極からなる。さらに、n型半導体層705の基板701に向かった側、図9において、基板701の外側には、光を反射させる反射層708が設けられる。一方、反射層708は、n型半導体層705と基板701との間に位置されてもよい。このようなp型電極702上の一部の領域には、外部電源と連結されるボンディングパッド707が設けられる。
上記のようなp型電極702とp型半導体層703との間には、ナノパターン金属層710が形成されている。ナノパターン金属層710は、図示されたようにストライプパターンに配列されうるが、この場合、ナノパターン金属層710は、図2に示したナノパターン金属層110と同一に構成できる。一方、ナノパターン金属層710は、上記の図4に示した格子パターンのナノパターン金属層210、または、図5に示したドットパターンのナノパターン金属層310で構成されることもある。また、ナノパターン金属層710は、p型半導体層703のp型電極702に向かう面に溝が形成され、溝内に配置されるか、または、p型半導体層703のp型電極702に向かう面にボスが形成され、ボスの間の空間に配置されることもある。
ナノパターン金属層710は、p型半導体層703のp型電極702に向かう面に到達した光のうち、p型半導体層703の屈折率とp型電極702の屈折率から計算された全反射条件の臨界角より大きい入射角で放出された光の経路を変化させることによって、全反射される光を最小化させる。
本発明は添付した図面に示された一実施形態に基づいて説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施形態が可能である点を理解できるであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲によってのみ決定されねばならない。
本発明は、発光ダイオード関連の技術分野に好適に用いられる。
一般的な発光ダイオードの一例を概略的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。 図2のナノパターン金属層において、ストライプの間隔による光出力向上比率を示したグラフである。 図2のナノパターン金属層の第1変形例を示した斜視図である。 図2のナノパターン金属層の第2変形例を示した斜視図である。 図2のナノパターン金属層の第3変形例を示した斜視図である。 図2のナノパターン金属層の第4変形例を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。 本発明の第3実施形態による発光ダイオードを示した斜視図である。
符号の説明
101,601,701 基板、
102,602,702 p型電極、
103,603,703 p型半導体層、
104,604,704 活性層、
105,405,505,605,705 n型半導体層、
106,606,706 n型電極、
110,210,310,410,510,610,710 ナノパターン金属層。

Claims (22)

  1. n型半導体層と、
    前記n型半導体層と相互に対向して形成されたp型半導体層と、
    前記n型半導体層と前記p型半導体層との間に形成された活性層と、
    前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記活性層で発生した光が外部に放出される側の半導体層の表面に所定のパターンに形成され、前記光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える発光ダイオード。
  2. 前記ナノパターン金属層は、ストライプパターンに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  3. 前記ストライプパターンのストライプの幅は、前記活性層で発生した光の波長よりも小さく、
    前記ストライプの間隔は、前記ストライプの幅よりも大きく、前記光の波長の1/10〜5倍の値を有することを特徴とする請求項2に記載の発光ダイオード。
  4. 前記ナノパターン金属層は、格子パターンに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  5. 前記格子パターンの格子の幅は、前記活性層で発生した光の波長よりも小さく、
    前記格子の間隔は、前記格子の幅よりも大きく、前記光の波長の1/10〜5倍の値を有することを特徴とする請求項4に記載の発光ダイオード。
  6. 前記ナノパターン金属層は、ドットパターンに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  7. 前記ドットパターンのドットの最大幅は、前記活性層で発生した光の波長よりも小さく、
    前記ドットの最小間隔は、前記ドットの最大幅よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオード。
  8. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側の半導体層の表面には、前記ナノパターン金属層のパターンに対応する溝が形成され、当該溝内に前記ナノパターン金属層が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  9. 前記溝は、ストライプパターン、格子パターン、及びドットパターンのうち何れか一つのパターンに形成されたことを特徴とする請求項8に記載の発光ダイオード。
  10. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側の半導体層の表面には、ボスがドットパターンに形成され、前記ボスの間の空間に前記ナノパターン金属層が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  11. 前記ボスの最大幅は、前記活性層で発生した光の波長よりも小さく、前記ボスの最小間隔よりも大きいことを特徴とする請求項10に記載の発光ダイオード。
  12. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側の半導体層の表面には、透明電極が全体的に形成されて電気的に接触していることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  13. 前記透明電極は、ITO物質で形成されたことを特徴とする請求項12に記載の発光ダイオード。
  14. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側の半導体層の表面には、金属電極が部分的に形成されて電気的に接触していることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  15. 前記ナノパターン金属層は、前記金属電極が形成された領域以外の領域に配置されたことを特徴とする請求項14に記載の発光ダイオード。
  16. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側と反対側の半導体層には、前記活性層で発生した光を反射させるように反射層が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  17. 前記n型半導体層及び前記p型半導体層のうち、前記ナノパターン金属層が位置する側と反対側の半導体層には、基板が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  18. 前記n型半導体層、前記活性層、及び前記p型半導体層は、GaN系のIII−V族窒化物系化合物からなることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  19. 前記ナノパターン金属層の厚さは、100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  20. 前記ナノパターン金属層は、銀、金、アルミニウム、及び銅からなる群より選択された何れか一つの金属から形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  21. 活性層の両面にそれぞれ形成されたn型半導体層及びp型半導体層と、
    前記p型半導体層に電気的に接触するように形成され、前記活性層で発生した光を反射させるp型電極と、
    前記p型電極の外側に配置された基板と、
    前記n型半導体層に電気的に接触するように形成されたn型電極と、
    前記n型半導体層の前記n型電極に向かう面に所定のパターンに形成され、前記活性層で発生した光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える発光ダイオード。
  22. 活性層の両面にそれぞれ形成されたn型半導体層及びp型半導体層と、
    前記n型半導体層の外側に配置された基板と、
    前記n型半導体層側に配置されて前記活性層で発生した光を反射させる反射層と、
    前記n型半導体層の露出された面に電気的に接触するように形成されたn型電極と、
    前記p型半導体層に電気的に接触するように形成されたp型電極と、
    前記p型半導体層の前記p型電極に向かう面に所定のパターンに形成され、前記活性層で発生した光の進行経路を変化させて光抽出効率を高めるナノパターン金属層と、を備える発光ダイオード。
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