JP2006339437A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

電子部品の実装装置及び実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006339437A
JP2006339437A JP2005162711A JP2005162711A JP2006339437A JP 2006339437 A JP2006339437 A JP 2006339437A JP 2005162711 A JP2005162711 A JP 2005162711A JP 2005162711 A JP2005162711 A JP 2005162711A JP 2006339437 A JP2006339437 A JP 2006339437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
mounting
electronic component
semiconductor chip
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005162711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4634227B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kusube
善弘 楠部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2005162711A priority Critical patent/JP4634227B2/ja
Publication of JP2006339437A publication Critical patent/JP2006339437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4634227B2 publication Critical patent/JP4634227B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector
    • H01L2224/818Bonding techniques
    • H01L2224/81801Soldering or alloying
    • H01L2224/81805Soldering or alloying involving forming a eutectic alloy at the bonding interface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】この発明は基板に半導体チップを超音波振動によって確実に実装できるようにした実装装置を提供することにある。
【解決手段】可撓性の基板22に半導体チップ6を実装するための実装装置であって、
半導体チップを保持するとともに半導体チップに超音波振動を与える超音波ホーン52を有する実装ヘッド48と、基板の少なくとも実装ヘッドによって半導体チップが実装される部分を支持する実装ステージ20と、実装ヘッドによって基板に半導体チップを実装するときに、実装ステージに支持された基板を実装ステージに移動不能に機械的に保持する一対の挟持部材71a,71bを具備する。
【選択図】 図3

Description

この発明は薄くて可撓性を有する基板に電子部品を実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
電子機器の薄型化に伴い、この電子機器に用いられる電子部品としての半導体チップが実装される基板として厚さが100μm以下、たとえば40〜60μm程度の樹脂製の基板が採用されている。
半導体チップを上記基板に実装する場合、熱と圧力とで金と錫とを共晶させて接合(実装)する方法、接合境界部に接着剤を介在させて接合する方法、熱と圧力とに超音波振動を併用して接合する方法などが知られている。
そのうち、超音波振動を併用して熱と圧力で接合する方法は、接合に要する時間が短いだけでなく、他の接合方法に比べて低温で接合することができるなどの利点がある。低温での接合は、実装精度に及ぼす熱膨張などによる熱影響が少ないため、今後の狭ピッチ化する半導体チップの実装には欠かせない技術となる。
超音波振動を併用する実装装置では、実装ヘッドに設けられた超音波ホーンに吸着部を設け、この吸着部に半導体チップを吸着保持する。一方、基板に半導体チップを実装するとき、上記基板は実装ステージによって支持される。実装ステージの上面には実装時に基板がずれ動くのを防止するため、基板を吸着保持する吸着溝が形成されている。
そして、上記超音波ホーンの吸着部に保持された半導体チップを上記基板に実装する際、超音波ホーンの超音波振動は半導体チップと基板との接合界面に伝達される。それによって、基板と半導体チップとの互いに接触する金属部の固相拡散によって上記半導体チップが基板に実装されることになる。
このようにして半導体チップを基板に実装する際、薄くて可撓性を有する基板を実装ステージに吸着保持しても、基板に撓みが生じるなどして基板が実装ステージの上面に確実に密着しないということがある。
そのような状態で、半導体チップを超音波ホーンによって超音波振動を与えながら基板に実装すると、超音波ホーンとともに超音波振動する半導体チップによって実装ステージに保持された基板も半導体チップと同位相で超音波振動してしまうということがある。つまり、基板が実装ステージ上で超音波振動する半導体チップとともにずれ動いてしまうということがある。
基板が半導体チップとともに超音波振動すると、基板と半導体チップとの接合界面に超音波振動が作用し難くなる。そのため、上記半導体チップが上記基板に確実に実装されず、所望する接合強度が得られないということがある。
基板と半導体チップとの接合界面に十分な強度の超音波振動を作用させるためには超音波振動を強くする、つまり振動の振幅を大きくすることが考えられる。しかしながら、超音波振動を強くして接合強度を得るようにしたのでは、その振動によって半導体チップを損傷させることがあり、好ましくない。
この発明は超音波振動を強くせずに電子部品を基板に確実に接合させることができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、可撓性の基板に電子部品を実装するための実装装置であって、
上記電子部品を保持するとともにこの電子部品に超音波振動を与える超音波ホーンを有する実装ヘッドと、
上記基板の少なくとも上記実装ヘッドによって上記電子部品が実装される部分を支持する実装ステージと、
この実装ヘッドによって上記基板に上記電子部品を実装するときに、上記実装ステージに支持された上記基板を上記実装ステージに移動不能に機械的に保持する保持手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記実装ステージには上記基板の上記電子部品が実装される部分を支持する凸部が設けられ、上記保持手段は上記基板を移動不能に挟持固定する一対の挟持部材であって、
上記基板に上記電子部品を実装するときには、上記挟持部材によって挟持固定された上記基板の上記電子部品が実装される部分を上記凸部に圧接させて弾性変形させることが好ましい。
一対の挟持部材には上記凸部に対応する開口部が形成され、この一対の挟持部材によって上記基板の上下面を挟持固定した状態で、上記一対の挟持部材或いは上記実装ステージの少なくとも一方が駆動されて上記凸部が上記開口部内に入り込み、上記基板の電子部品が実装される部分を弾性変形させることが好ましい。
上記保持手段は、上記実装ステージに支持された上記基板を、上記実装ステージに押圧保持するクランプ部材であることが好ましい。
この発明は、可撓性の基板に電子部品を実装するための実装方法であって、
実装ステージに対して上記基板を位置決めする工程と、
上記電子部品に超音波振動を与えながら位置決めされた上記基板に上記電子部品を実装する工程と、
上記電子部品を上記基板に実装するときに、上記基板を上記実装ステージに機械的に移動不能に保持固定する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記電子部品を上記基板に実装するときに上記基板を弾性的に変形させて上記実装ステージの上面に圧接させることが好ましい。
この発明によれば、電子部品に超音波振動を与えながら基板に実装するときに、この基板を実装ステージに対して機械的に移動不能に保持するため、基板に電子部品の超音波振動が伝達されても、この基板が電子部品とともに振動して実装ステージ上でずれ動くのを防止できる。それによって、電子部品を基板に確実に接合固定することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5はこの発明の一実施の形態を示し、図1に示すフリップチップ方式の実装装置は部品供給部としてのウエハステージ1を備えている。このウエハステージ1は、ベース2上に順次設けられたXテーブル3、Yテーブル4及びθテーブル5を有し、θテーブル5上には半導体ウエハ7が後述するごとく保持されたウエハホルダ8が設けられている。つまり、ウエハホルダ8は水平方向に駆動可能に設けられている。上記半導体ウエハ7は、多数の正方形の電子部品である、半導体チップ6に分割されている。
上記半導体チップ6はピックアップ装置を構成するピックアップツール11によって取り出される。このピックアップツール11はL字状をなし、支軸12を支点として図1に鎖線で示す位置と実線で示す位置との180度の範囲で回転駆動させることができるとともに、先端部には半導体チップ6を真空吸着する吸着ノズル13が設けられている。さらに、ピックアップツール11は図示せぬ駆動手段によってX、Y方向(水平方向)及びZ方向(上下方向)に駆動可能となっている。
上記ベース2には、上記ウエハステージ1と対向する位置に支持体15が設けられている。この支持体15の上面には、一端部を支持体15に固定し、他端部を上記ウエハステージ1の方向に突出させた第1のベース16が水平に設けられている。この第1のベース16の他端部の上面にはステージテーブル17が設けられている。
このステージテーブル17はYテーブル18と、このYテーブル18上に設けられ上記ウエハステージ1に対して接離するX方向に駆動されるXテーブル19及びこのXテーブル19上に設けられ上記X、Y方向に駆動される実装ステージ20を有する。この実装ステージ20は、図示せぬ駆動源によって上記X、Y方向がなす平面に対して直交するZ方向に駆動可能となっている。実装ステージ20には図示せぬヒータが設けられているとともに、上面には矩形状の凸部20aが設けられている。
上記実装ステージ20の上方には搬送ガイド21が設けられている。この搬送ガイド21には、上記ピックアップツール11によって後述するごとくウエハホルダ8から取り出された半導体チップ6が実装される厚さが100μm以下、たとえば40〜50μmの厚さの基板22が所定方向に搬送されるようになっている。
上記基板22は、たとえばポリイミドなどの可撓性を有する、厚さが100μm以下の薄い材料、つまり弾性的に変形可能な材料によって形成されている。基板22が所定の長さに切断されている場合にはピッチ送りされ、テープ状の場合にはローラ搬送される。
上記第1のベース16の一端部には第1のスペーサ24を介して第2のベース25が一端部を固定して水平に設けられている。この第2のベース25は上記第1のベース16よりも長さ寸法が短く、他端部は上記ウエハステージ1側に突出している。
上記第2のベース25の他端部の上面にはカメラテーブル26が設けられている。このカメラテーブル26はYテーブル27を有する。このYテーブル27上にはX方向に駆動されるXテーブル28が設けられている。このXテーブル28上には上記X、Y方向に駆動される取り付け部材29が設けられている。
上記取り付け部材29にはカメラユニット31が設けられている。このカメラユニット31は、図2に示すように中空箱形状に形成されたケース31aを有し、このケース31a内には上記搬送ガイド21に沿って搬送される基板22を撮像する第1のカメラ32と、上記ピックアップツール11から後述する実装ツール50に受け渡された半導体チップ6を撮像する第2のカメラ33とが設けられている。各カメラ32,33はCCD(固体撮像素子)からなる。
上記カメラユニット31の先端部の下面と上面とにはそれぞれ撮像窓36が形成されている。カメラユニット31の先端部内には上記撮像窓36に対して45度の角度で傾斜した2つの反射面37を有するミラー38が収容されている。下側の撮像窓36から入射して一方の反射面37で反射した光は上記第1のカメラ32に入射する。上側の撮像窓36から入射して他方の反射面37で反射した光は第2のカメラ33に入射する。
図2に示すように、各カメラ32,33からの撮像信号は制御装置39に設けられた画像処理部(図示せず)に入力し、ここで処理されてデジタル信号に変換されるようになっている。なお、制御装置39は図1に示すように上記支持体15に設けられている。
図1に示すように、上記第2のベース25の一端部の上面には第3のスペーサ41が設けられている。この第3のスペーサ41には第4のベース42が一端部を固定して水平に設けられている。第4のベース42の他端部の上面にはヘッドテーブル43が設けられている。このヘッドテーブル43はYテーブル44を有する。このYテーブル44の上面にはX方向に駆動されるXテーブル45が設けられている。このXテーブル45の上面にはX、Y方向に駆動される取り付け体46が設けられている。
この取り付け体46の前端面にはZテーブル47が設けられ、このZテーブル47には上記X方向とY方向とがなす平面に対して直交するZ方向に駆動される実装ヘッド48が設けられている。この実装ヘッド48の先端にはθテーブル49が設けられ、このθテーブル49には吸着部51を有する超音波ホーン52からなる上記実装ツール50が設けられている。
上記ピックアップツール11が上記ウエハホルダ8から半導体チップ6をピックアップすると、このピックアップツール11は支軸12を中心にして図1に矢印で示す時計方向に約180度回転し、半導体チップ6を保持した吸着ノズル13を上方に向ける。つまり、半導体チップ6を上下面が逆になるよう反転させる。
その状態で、上記ヘッドテーブル43が作動して実装ヘッド48がピックアップツール11の吸着ノズル13の上方に位置決めされる。ついで、ピックアップツール11が上昇することで、この実装ヘッド48に設けられた超音波ホーン52の吸着部51が上記吸着ノズル13に吸着保持された半導体チップ6を受け取る。
上記ウエハステージ1、ピックアップツール11、実装ステージ20が設けられたステージテーブル17、カメラユニット31が設けられたカメラテーブル26及び実装ツール50が設けられたヘッドテーブル43は、上記制御装置39によって駆動が制御されるようになっている。
上記ウエハホルダ8は上記θテーブル5に下端が取り付けられた支持体60の上面に水平に保持されている。このウエハホルダ8には粘着シートが張設されたウエハリング(ともに図示せず)が着脱可能に保持される。上記粘着シートの上面には矩形状の多数の半導体チップ6にダイシングされた上記半導体ウエハ7が貼着されている。
上記粘着シートの下面側には、図示しない固定部に固定されたバックアップ体65が上記ウエハホルダ8の水平方向の動きに対して連動しない状態で配設されている。このバックアップ体65の中心部には軸方向に貫通した吸引孔64が穿設されている。この吸引孔64には吸引ポンプ66が接続されている。
上記ウエハホルダ8は、上記粘着シートの下面が上記バックアップ体65の上記吸引孔64が開口した上面に接触する高さに位置決めされる。さらに、粘着シートの上面に貼着された半導体チップ6はウエハホルダ8の上方に配置された撮像カメラ67によって撮像される。
上記制御装置39は、上記撮像カメラ67からの撮像信号に基づいて、上記吸着ノズル13によってピックアップされる半導体チップ6が上記バックアップ体65の吸引孔64に対応位置するよう、上記ウエハホルダ8を水平方向に駆動して位置決めする。
位置決めされた半導体チップ6は上記吸着ノズル13によって吸着される。半導体チップ6を吸着した吸着ノズル13は図1に鎖線で示す状態から実線で示すように180度回転して上を向く。その状態で上記実装ヘッド48に設けられた超音波ホーン52の吸着部51の下端が上記吸着ノズル13に吸着保持された半導体チップ6に対向するよう位置決めされる。
位置決め後、若しくは位置決め時に実装ヘッド48は吸着部51の下端面が半導体チップ6に接触する位置まで下降し、その先端に上記半導体チップ6を吸着する。半導体チップ6を吸着した実装ヘッド48は上昇して基板22の上方へ戻ってから下降し、上記基板22の実装部位に上記半導体チップ6を後述するように実装することになる。
半導体チップ6を基板22に実装する際、この基板22は保持手段によって機械的に保持固定される。この保持手段は図3乃至図5に示すように平板状の一対の挟持部材71a,71bを有する。一対の挟持部材71a,71bは、搬送ガイド21に支持された基板22の上面と下面とに対向して配置されていて、開閉駆動機構72(図5に示す)によって上記基板22を図3に示すように挟持する状態と、図5に示すように挟持状態を開放する状態とに駆動されるようになっている。
一対の挟持部材71a,71bにはそれぞれ矩形状の開口部73a,73bが形成されている。この開口部73a,73bは上記実装ステージ20の上面に突設された凸部20aが入り込む大きさに形成されている。つまり、一対の挟持部材71a,71bが基板22を挟持すると、上記実装ステージ20が上昇方向に駆動される。
それによって、上記凸部20aが図3に示すように下側の挟持部材71aの開口部73a及び上側の挟持部材71bの開口部73b内に入り込む。上側の挟持部材71bの開口部73bに入り込むと、可撓性の基板22は上記凸部20aによってこの凸部20aの上面側の形状に沿って弾性的に変形する。
図5に示すように、上記開閉駆動機構72は上記制御装置39によって駆動が制御される下部駆動源74と上部駆動源75を有する。各駆動源74,75には軸線方向に進退駆動される駆動軸74a,75aが設けられている。各駆動軸74a,75aの先端には45度の角度で傾斜した傾斜面を有するカム76,77がそれぞれの傾斜面を逆方向に傾斜させて設けられている。
各カム76,77の傾斜面にはそれぞれ可動体78,79の一側に回転可能に設けられたカムフォロア81,82が転接している。一対の可動体78,79はリニアガイド83に沿って上下方向に移動可能に設けられている。下側の可動体78は図示せぬばねによって上昇方向に弾性的に付勢され、上側の可動体79は図示せぬばねによって下降方向に弾性的に付勢されている。つまり、各可動体78,79は各カムフォロア81,82がカム76,77の傾斜面に圧接する方向に付勢されている。
一対の可動体78,79の他側面には取付け部材84,85が一端を連結して設けられ、これら取付け部材84,85は基板22の幅方向に沿って延出されている。各取付け部材84,85にはそれぞれ上下一対の挟持部材71a,71bの幅方向一端部と他端部とが連結部材84a,85aを介して連結固定されている。
したがって、上記一対の駆動源74,75によってそれぞれの駆動軸74a,74bが軸方向に進退駆動されれば、その駆動方向に応じて上下一対の挟持部材71a,71bが閉じる方向或いは開く方向に駆動されることになる。
このような構成の実装装置によって基板22に半導体チップ6を実装する場合、一対の挟持部材71a、71bが開いた状態で上記基板22が搬送ガイド21に沿って搬送される。基板22の半導体チップ6が実装される部分が実装ステージ20の凸部20aに対向する位置に搬送されると、基板22の搬送が停止されて一対の挟持部材71a、71bが閉じる方向に駆動される。それによって、上記基板22の実装ステージ20に対応する部分は図3に示すように一対の挟持部材71a、71bによって挟持固定される。
基板22を一対の挟持部材71a、71bによって挟持したならば、実装ステージ20を上昇させ、その上面に設けられた凸部20aを下側の挟持部材71aの開口部73aから上側の挟持部材71bの開口部73bへ進入させる。それによって、基板22は上記凸部20aの上面を包むように弾性変形し、この凸部20aの上面に密着する。
実装ステージ20を上昇させたならば、実装ヘッド48の超音波ホーン52の吸着部51に吸着保持された半導体チップ6を上記実装ステージ20の凸部20aの上方に位置決めする。ついで、実装ヘッド48を下降させ、超音波ホーン52によって超音波振動させられた半導体チップ6を上記基板22の上記凸部20aに密着保持された部分に圧接させる。
それによって、半導体チップ6は、実装ヘッド48による加圧力、実装ステージ20に設けられた図示しないヒータの熱及び超音波ホーン52による超音波振動によって上記基板22に接合、つまり実装されることになる。
上記基板22は、一対の挟持部材71a,71bによって挟持されるとともに、実装ステージ20の凸部20aに押し付けられて弾性的に変形した状態で保持されている。つまり、基板22は実装ステージ20に対し、一対の挟持部材71a,71bによって機械的に保持されている。
そのため、半導体チップ6を基板22に実装する際、超音波ホーン52の超音波振動が上記基板22に伝達されても、基板22はその超音波振動によって上記凸部20aに対してずれ動くことがない。
そのため、超音波ホーン52で発生した超音波振動は基板22と半導体チップ6との接合界面に有効に作用するから、半導体チップ6を上記基板22に確実に実装することが可能となる。つまり、超音波ホーン52の出力を増大させずに、半導体チップ6を基板22に確実に接合することができるから、超音波振動のエネルギによって半導体チップ6を損傷させることもない。
基板22が弾性的に変形することで、基板22の一部、つまり半導体チップ6が実装される部分を凸部20aに密着させることができる。そのため、上記実装ステージ20の熱が上記凸部20aから基板22へ効率よく伝達されるから、そのことによっても半導体チップ6の実装を確実に行なうことができる。
また、基板22が凸部20aに密着することで弛みが生じないから、半導体チップ6の振動をレーザドップラで観察するとき、基板22がその観察の妨げになるようなこともない。
上記一実施の形態では基板22を挟持する一対の挟持部材71a,71bを、実装ステージ20の凸部20aが入り込む開口部73a,73bを有する平板状としたが、一対の取付け部材84,85に基板22の幅方向両端部をそれぞれ挟持する一対の帯板状又は棒状の挟持部材を設け、これら挟持部材によって基板22の幅方向両端部を挟持固定するようにしてもよい。なお、挟持部材が一対の帯板状又は棒状の場合、基板22の幅方向だけでなく、幅方向と直交する方向に両端部も同時に挟持する構造であっても差し支えない。
また、実装ステージ20の凸部20aによって基板22を弾性変形させる場合、実装ステージ20を上昇方向に駆動したが、挟持部材を下降させてもよく、或いは実装ステージ20を上昇させるとともに挟持部材を下降させるようにしてもよい。要は上記凸部20aによって基板22を弾性変形させることができるよう、実装ステージ或いは挟持部材の少なくとも一方を駆動すればよい。
図6はこの発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態は実装ステージ20の上面には凸部20aが形成されておらず、それに代わって基板22の下面の幅方向両端部を吸着保持する一対の吸引溝86が形成されている。
上記実装ステージ20の上面側には中央部に開口部87が形成された平板状のクランプ部材88が配設されている。このクランプ部材88の幅方向両端部には、上下駆動源としての一対のシリンダ89のロッド89aがそれぞれ連結されている。したがって、各シリンダ89が作動すれば、上記クランプ部材88が上下駆動される。
上記シリンダ89によって上記クランプ部材88を下降方向に駆動すれば、実装ステージ20の上面に位置決めされた基板22を、上記クランプ部材88によって上記実装ステージ20の上面に機械的に保持固定することができる。
したがって、実装ヘッド48を下降させ、超音波ホーン52の吸着部51に吸着保持された半導体チップ6を上記基板22に接合する際、基板22をクランプ部材88で保持固定すれば、この基板22が超音波ホーン52からの超音波振動によって実装ステージ20上でずれ動くのが阻止される。つまり、基板22を吸引溝86だけによって実装ステージ20の上面に保持した場合に比べ、基板22が超音波振動によって実装ステージ20上でずれ動き難くなるから、半導体チップ6の接合を確実に行なうことが可能となる。
なお、基板22をクランプ部材88によって実装ステージ20に機械的に強固に保持固定できれば、実装ステージ20の上面に吸引溝86が形成されていなくても差し支えない。
また、クランプ部材を1枚の板状でなく、2つの帯板状に分割してそれぞれシリンダによって上下駆動可能とすることで、各クランプ部材によって基板の幅方向両端部を実装ステージ20の上面に保持固定するようにしてもよい。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の概略的構成図。 上記実装装置に用いられるカメラユニットの断面図。 実装ステージと一対の挟持部材を示す断面図。 実装ステージと一対の挟持部材を示す斜視図。 一対の挟持部材を開閉駆動する開閉駆動機構の概略的構成図。 この発明の他の実施の形態を示す実装ステージとクランプ部材の断面図。
符号の説明
6…半導体チップ(電子部品)、20…実装ステージ、20a…凸部、22…基板、48…実装ヘッド、52…超音波ホーン、71a,71b…挟持部材(保持手段)、73a,73b…開口部、74,75…駆動源、88…クランプ部材、87…開口部。

Claims (6)

  1. 可撓性の基板に電子部品を実装するための実装装置であって、
    上記電子部品を保持するとともにこの電子部品に超音波振動を与える超音波ホーンを有する実装ヘッドと、
    上記基板の少なくとも上記実装ヘッドによって上記電子部品が実装される部分を支持する実装ステージと、
    この実装ヘッドによって上記基板に上記電子部品を実装するときに、上記実装ステージに支持された上記基板を上記実装ステージに移動不能に機械的に保持する保持手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記実装ステージには上記基板の上記電子部品が実装される部分を支持する凸部が設けられ、上記保持手段は上記基板を移動不能に挟持固定する一対の挟持部材であって、
    上記基板に上記電子部品を実装するときには、上記挟持部材によって挟持固定された上記基板の上記電子部品が実装される部分を上記凸部に圧接させて弾性変形させることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 一対の挟持部材には上記凸部に対応する開口部が形成され、この一対の挟持部材によって上記基板の上下面を挟持固定した状態で、上記一対の挟持部材或いは上記実装ステージの少なくとも一方が駆動されて上記凸部が上記開口部内に入り込み、上記基板の電子部品が実装される部分を弾性変形させることを特徴とする請求項2記載の電子部品の実装装置。
  4. 上記保持手段は、上記実装ステージに支持された上記基板を、上記実装ステージに押圧保持するクランプ部材であることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  5. 可撓性の基板に電子部品を実装するための実装方法であって、
    実装ステージに対して上記基板を位置決めする工程と、
    上記電子部品に超音波振動を与えながら位置決めされた上記基板に上記電子部品を実装する工程と、
    上記電子部品を上記基板に実装するときに上記基板を上記実装ステージに移動不能に機械的に保持固定する工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
  6. 上記電子部品を上記基板に実装するときに、上記基板を弾性的に変形させて上記実装ステージの上面に圧接させることを特徴とする請求項5記載の電子部品の実装方法。
JP2005162711A 2005-06-02 2005-06-02 電子部品の実装装置及び実装方法 Expired - Fee Related JP4634227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162711A JP4634227B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 電子部品の実装装置及び実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162711A JP4634227B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 電子部品の実装装置及び実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006339437A true JP2006339437A (ja) 2006-12-14
JP4634227B2 JP4634227B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37559722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162711A Expired - Fee Related JP4634227B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 電子部品の実装装置及び実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4634227B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102738055A (zh) * 2011-04-13 2012-10-17 颀中科技(苏州)有限公司 一种覆晶封装系统及其挑高夹具
CN112248491A (zh) * 2020-10-12 2021-01-22 东北电力大学 一种微流控芯片的复合加工装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6476728A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Nec Yamaguchi Ltd Method of securing semiconductor element
JPH09129682A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Sharp Corp ボンディングツールおよびデバイス実装方法
JP2002009108A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器
JP2004259923A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Seiko Epson Corp 半導体製造装置、半導体装置の製造方法および回路基板の製造方法
JP2005183459A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Fujitsu Ltd 電子部品のボンディング方法及び装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6476728A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Nec Yamaguchi Ltd Method of securing semiconductor element
JPH09129682A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Sharp Corp ボンディングツールおよびデバイス実装方法
JP2002009108A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器
JP2004259923A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Seiko Epson Corp 半導体製造装置、半導体装置の製造方法および回路基板の製造方法
JP2005183459A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Fujitsu Ltd 電子部品のボンディング方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102738055A (zh) * 2011-04-13 2012-10-17 颀中科技(苏州)有限公司 一种覆晶封装系统及其挑高夹具
CN112248491A (zh) * 2020-10-12 2021-01-22 东北电力大学 一种微流控芯片的复合加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4634227B2 (ja) 2011-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012156473A (ja) 部品移載装置および部品移載方法
JPH07104469B2 (ja) 曲面体部品の基板への接合方法とその装置
JP4634227B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP3767812B2 (ja) 電子部品製造装置および電子部品製造方法
JP4627649B2 (ja) 半導体チップのピックアップ装置、ピックアップ方法及び実装装置
JP4606709B2 (ja) 電子部品のボンディング方法および電子部品のボンディング装置
JP4764189B2 (ja) 超音波接合装置及び半導体装置の製造方法
JP3374856B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
JP3996820B2 (ja) ボンディング方法
JPH1145912A (ja) バンプ付電子部品のボンディング装置およびボンディング方法
KR100651152B1 (ko) 전자 부품의 본딩 방법 및 전자 부품의 본딩 장치
JPH11307597A (ja) 電子部品のボンディングツールおよびボンディング装置
JP4098178B2 (ja) ボンディング装置および半導体装置の実装方法
JP5323121B2 (ja) 超音波接合装置及び半導体装置の製造方法
JP3912172B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
WO2024048203A1 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP3656631B2 (ja) 電子部品のボンディングツールおよびボンディング装置
JP4589266B2 (ja) 半導体超音波接合方法
JP4682225B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
JP3912356B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
JP2006303257A (ja) ボンディング装置
JPH0936535A (ja) 実装方法、実装装置及び位置合せ用治具
JP3912357B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
JP2003243891A (ja) チップ部品接合装置
JPH11265915A (ja) バンプ付電子部品のボンディングツールおよびボンディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees