JP2006339262A - 磁気メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 書き込み電流を低減可能な磁気メモリを提供する。
【解決手段】 磁気ヨーク5を構成する下部の積層膜は、非磁性層5Yを第1の強磁性層5X及び第2の強磁性層5Zで厚み方向に挟んだ構造を有する。上部の積層膜は、非磁性層5yを第1の強磁性層5x及び第2の強磁性層5yで厚み方向に挟んだ構造を有する。非通電時(図3(A)参照)における第1の強磁性層5X(5x)の磁化の向きYと、第2の強磁性層5Z(5z)の磁化の向きYとは、互いに逆向きである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、磁気メモリに関する。
MRAM(Magnetic RandomAccess Memory)は、格子状に配線されたビット線とワード線の交点にTMR素子(TMR;Tunnel Magnetoresistance)を配置した構造を有する。TMR素子は、2つの強磁性層間に非磁性層を有する強磁性層/非磁性絶縁層/強磁性層の三層構造からなる。強磁性層は、通常は厚さ10nm以下の遷移金属磁性元素(Fe、Co、Ni)又は遷移金属磁性元素の合金(CoFe、CoFeNi、NiFe等)からなり、非磁性絶縁層は、AlやMgO等からなる。
TMR素子を構成する一方の強磁性層(固定層)は、磁化の向きを固定しており、他方の強磁性層(感磁層又は自由層)は磁化の向きが外部磁界に応じて回転する。なお、固定層の構造としては、反強磁性層(FeMn、IrMn、PtMn、NiMn等)を一方の強磁性層に付与した交換結合型が良く用いられる。
メモリ情報の「1」、「0」は、TMR素子を構成する2つの強磁性体の磁化の向きの状態に応じて、すなわち、磁化の方向が平行であるか、反平行であるかに依存して規定される。これら2つの強磁性体の磁化の向きが反平行の時、磁化の向きが平行の時に比べて、厚み方向の電気抵抗の値が大きい。
したがって、「1」、「0」の情報の読出しは、TMR素子の厚み方向に電流を流し、MR(磁気抵抗)効果によるTMR素子の抵抗値又は電流値を測定することで行う。
「1」、「0」の情報の書き込みは、TMR素子近傍に配置した配線に電流を流すことで形成される磁界の作用によって、TMR素子の自由層の磁化の向きを回転させることで行う。
このような磁気メモリに磁気ヨークを用いたものが知られており(例えば、下記特許文献1)、かかる構造の磁気メモリによれば、書き込み電流を低減することができる。
特開2004−128430号公報
しかしながら、上述の磁気メモリよりも書き込み電流を更に低減することができる構造の磁気メモリが期待されている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、書き込み電流を低減可能な磁気メモリを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、二次元配列した複数の記憶領域を備えた磁気メモリにおいて、複数の記憶領域のそれぞれは、感磁層と固定層との間に非磁性層を有する磁気抵抗効果素子と、書き込み配線の周囲に配置され感磁層に与える磁力線を発生する磁気ヨークと、磁気抵抗効果素子に電気的に接続された読み出し配線とを備え、磁気ヨークは、書き込み配線への非通電時に、書き込み配線の長手方向に平行な磁化の向きを有する積層膜からなり、この積層膜は、非磁性層を第1及び第2の強磁性層で厚み方向に挟んだ構造を有する。
この磁気メモリによれば、積層膜の第1、第2強磁性層は、書き込み配線への非通電時には、互いに反平行に磁化し、これらの強磁性層は閉磁路構造を構成する。この現象は、積層膜の各強磁性層間の静磁界的相互作用または反強磁性的交換結合相互作用に基づいて発生する。なお、反強磁性的交換結合相互作用を利用する場合は、中間の非磁性層の厚みと材料を、隣接する強磁性層のからの反強磁性的交換結合相互作用が発生するように設定される。
書き込み配線への非通電時には、積層膜の磁化の向きが配線長手方向に平行であり、積層膜が単層である場合と比較して、より安定な単磁区構造が形成される。すなわち、かかる構造を用いない場合には、磁気ヨーク内の磁化の向きが揃っておらず、磁化の向きを変更するのに必要なエネルギーは大きいが、単磁区化傾向が高くなると、磁化の向きを変更するのに必要なエネルギーは小さくなる。書き込み配線に通電を行うと、書き込み配線の長手方向を囲む方向に磁力線が発生するが、この磁力線の向きは積層膜の非通電時の磁化の向きに垂直であり、容易に磁化の向きが幅方向に沿う方向へ回転する。すなわち、単磁区化と長手方向磁化による作用によって、磁気ヨークの磁化の向きの変更が容易になる。換言すれば、磁化の向きの変更に要する磁界を発生させるための電流、すなわち、書き込み電流を低減することができる。
書き込み配線に電流を流すと、磁気ヨークを介して磁力線が感磁層に与えられる。磁気ヨークは、書き込み配線の周囲を囲んでいるので、隣接素子への磁束の漏れを抑制し、また、感磁層内の磁束密度を増加させる機能を有する。したがって、書き込みに必要な書き込み配線に流れる電流は、磁気ヨークが無い場合と比較して小さくなる。読み出し配線には、磁気抵抗効果素子からの電流が流れるので、また、この電流量(抵抗値)は感磁層の磁化の向きに依存するので、読み出し配線を介して記憶されたデータを読み出すことができる。
磁気ヨーク全体の長手方向の第1寸法は、長手方向及び厚み方向の双方に垂直な幅方向の第2寸法よりも大きいことが好ましく、この場合には、磁気ヨーク内の単磁区化が促進される。
磁気ヨークは、磁気抵抗効果素子の幅方向両側に位置する第1及び第2下部磁気ヨークと、下部磁気ヨークに磁気的に結合し、下部磁気ヨークよりも書き込み配線側に位置する上部磁気ヨークとを有していることが好ましい。
この場合、上部磁気ヨーク内を通る磁力線は、下部磁気ヨークを介して磁気抵抗効果素子内に入り込み、磁気抵抗効果素子の感磁層(自由層)の磁化の向きを磁力線に沿う方向へ変更することができる。
第1寸法と前記第2寸法の比率は、1:1〜3:1であることが好ましい。
この場合、磁性膜端面の長さが短い方向に磁化すれば静磁エネルギーが下がることになるので書込み配線と平行な方向に磁気異方性が生じる。
第1及び第2下部磁気ヨークそれぞれの長手方向の寸法と、幅方向の寸法の比率は、2:1〜6:1であることが好ましい。
この場合、磁性膜端面の長さが短い方向に磁化すれば静磁エネルギーが下がることになるので書込み配線と平行な方向に磁気異方性が生じる。
また、本発明の磁気メモリは、下部磁気ヨークと、上部磁気ヨークとの間に介在する反強磁性交換結合層を備えることとしてもよい。反強磁性交換結合層を構成する非磁性金属層の材料としては、RuやRhを用いることができる。この場合、上下磁気ヨークの反強磁性交換結合層との隣接部において交換結合が生じるので、磁化の向きの単磁区化傾向が向上する。
また、書き込み配線の幅方向の寸法は、第2寸法よりも大きくすることができる。この場合、通電時に書き込み配線を囲む磁力線の向きが、磁気ヨークの位置において、幅方向に揃ってくるため、磁気ヨーク内における単磁区化傾向を促進し、書き込み電流を低減することができる。
本発明の磁気ヨークによれば、書き込み電流を低減することができる。
図1は、本実施形態による磁気メモリ1の回路図、図2は図1に示した記憶領域3の概略斜視図である。なお、隣接した2つの記憶領域3は1つの記憶セルを構成している。
磁気メモリ1は、記憶部2、ビット選択回路11、ワード選択回路12、ビット配線13a及び13b、ワード配線14a、および14bを備えている。記憶部2は、二次元配列した複数の記憶領域3からなる。複数の記憶領域3は、m行n列(m、nは2以上の整数)からなる二次元状に配列されている。複数の記憶領域3のそれぞれは、磁気抵抗効果素子(TMR素子)4、書き込み配線31、及び読み出し配線33を含む磁性素子部9と、書き込みトランジスタ32と、読み出しトランジスタ34とを有する。
TMR素子4は、外部磁界によって磁化方向が変化する感磁層44を含む磁気抵抗効果素子である。具体的には、TMR素子4は、感磁層である第1磁性層(自由層)44と、磁化方向が固定された第2磁性層(固定層)41,42と、感磁層44及び固定層41,42に挟まれた非磁性層(絶縁層)43とを含んで構成される。
TMR素子4は、書き込み配線31を流れる書き込み電流により発生する外部磁界を受けて、感磁層44の磁化方向が変化するように、書き込み配線31の一部分に沿って配置される。そして、書き込み電流によって感磁層44の磁化方向が変化すると、感磁層44の磁化方向と固定層41,42の磁化方向との関係に応じて、感磁層44と強磁性層41,42との間の抵抗値が変化する。
磁気メモリ1は、書き込み配線31の周囲において、外周を囲むように配置され感磁層44に与える磁力線を発生する磁気ヨーク5(図2参照)と、TMR素子4に電気的に接続された読み出し配線33とを備えている。
書き込み配線31に電流を流すと、磁気ヨーク5を介して磁力線が感磁層44に与えられる。磁気ヨーク5は、書き込み配線31の周囲を囲むように配置されているので、隣接素子への磁束の漏れを抑制し、また、感磁層44内の磁束密度を増加させる機能を有する。書き込み配線31に流れる電流は、磁気ヨーク5が無い場合と比較して小さくすることが可能となる。読み出し配線33には、TMR素子4からの電流が流れ、この電流量(抵抗値)は感磁層44の磁化の向きに依存するので、読み出し配線33を介して記憶されたデータを読み出すことができる。
書き込み配線31は、書き込み電流によってTMR素子4の感磁層44に外部磁界を提供するための配線である。書き込み配線31の一端は電極D2を介してビット配線13aに電気的に接続されている。書き込み配線31の他端は、書き込みトランジスタ32のソースまたはドレインに電気的に接続されている。書き込みトランジスタ32は、書き込み配線31における書き込み電流の導通を制御するための半導体書き込みスイッチである。書き込みトランジスタ32は、ドレイン及びソースの一方が書き込み配線31に電気的に接続されており、他方がビット配線13bに電気的に接続されている。書き込みトランジスタ32のゲートは、ワード配線14aに電気的に接続されている。
なお、読み出し配線33を構成する下部電極は、半導体基板上に形成された絶縁層を厚み方向に貫通する垂直電極A1を介して、読み出しトランジスタ34のソース又はドレイン電極34aに接続されている。ここでは、ドレイン電極34aとする。読み出しトランジスタ34のゲート電極34gは、ワード配線14bに接続されている。読み出しトランジスタ34は、ドレイン電極34a,ソース電極34bと、ゲート電極34gと、ドレイン電極34a,ソース電極34b直下に形成されたドレイン領域,ソース領域からなり、ゲート電極34gの電位に応じてドレイン電極34a,ソース電極34bは接続される。ソース電極34bは、ビット配線13bに接続されている。
書き込みトランジスタ32のソース又はドレイン領域32aは、垂直配線C1を介して電極D1に接続されている。なお、書き込みトランジスタ32も、ソース/ドレイン電極32a,32bとゲート電極32gを備えている(図2参照)。
なお、ビット配線13a,13bやワード配線14a,14bは、半導体基板上に形成された下部絶縁層(図示せず)内に埋設されており、下部絶縁層上には上部絶縁層(図示せず)が形成されている。また、下部絶縁層内には必要に応じて複数の配線が設けられる。垂直配線A1,C1は、半導体基板の表面から下部絶縁層を貫通する配線であり、電極D1は下部絶縁層上に形成されている。半導体基板は例えばSiからなり、ソース領域及びドレイン領域には半導体基板とは異なる導電型の不純物が添加されている。なお、下部絶縁層はSiO2等からなる。
読み出し配線33は、TMR素子4に読み出し電流を流すための配線である。具体的には、読み出し配線33はビット配線13bとビット配線13aをTMR素子4を介して接続する配線である。また、読み出しトランジスタ34は、読み出し配線33における読み出し電流の導通を制御するための半導体読み出しスイッチである。読み出しトランジスタ34のソース及びドレインの一方はTMR素子4の感磁層44に電気的に接続されており、ソース及びドレインの他方はビット配線13bに電気的に接続されている。また、読み出しトランジスタ34のゲートは、ワード配線14bに電気的に接続されている。
ビット配線13a及び13bは、記憶領域3の各列に対応して配設されている。ビット配線13a及び13bは、本実施形態における第1の配線である。すなわち、ビット配線13aは、対応する列の記憶領域3それぞれが有する書き込み配線31の一端に電気的に接続されている。さらに、本実施形態のビット配線13aは、対応する列の記憶領域3それぞれが有する読み出し配線33の一端にも電気的に接続されている。ビット配線13bは、対応する列の記憶領域3それぞれが有する書き込みトランジスタ32のドレインまたはソースに電気的に接続されている。また、ワード配線14a、14bは、本実施形態における第2の配線である。すなわち、ワード配線14a、14bは、記憶領域3の各行に対応して配設されており、対応する行の記憶領域3それぞれが有する書き込みトランジスタ32、読出しトランジスタ34の制御端子であるゲートに電気的に接続されている。
ビット選択回路11は、本実施形態における書き込み電流生成手段である。すなわち、ビット選択回路11は、各記憶領域3の書き込み配線31に正または負の書き込み電流を提供する機能を備える。具体的には、ビット選択回路11は、磁気メモリ1の内部または外部からデータ書き込み時に指示されたアドレスに応じて、該アドレスに該当する列を選択するアドレスデコーダ回路と、選択した列に対応するビット配線13aとビット配線13bとの間に、正または負の書き込み電流を供給するカレントドライブ回路とを含んで構成されている。また、ワード選択回路12は、磁気メモリ1の内部または外部からデータ書き込み時に指示されたアドレスに応じて、該アドレスに該当する行を選択し、選択した行に対応するワード配線14a、14bに制御電圧を提供する機能を備える。
以上の構成を備える磁気メモリ1は、次のように動作する。
磁気メモリ1の内部または外部からデータ書込みを行うアドレス(i行j列/1≦i≦m、1≦j≦n)が指定されると、ビット選択回路11及びワード選択回路12がそれぞれ該当するj列及びi行を選択する。ワード選択回路12に選択されたi行に含まれる記憶領域3の書き込みトランジスタ32においては、制御電圧がワード配線14aを通じてゲートに印加され、書き込み電流が導通可能な状態となる。
また、ビット選択回路11に選択されたj列に含まれる記憶領域3においては、ビット配線13aとビット配線13bとの間に、データに応じた正または負の電圧が印加される。
そして、ビット選択回路11に選択されたj列及びワード選択回路12に選択されたi行の双方に含まれる記憶領域3においては、書き込みトランジスタ32を介して書き込み配線31に書き込み電流が生じ、この書き込み電流による磁界によってTMR素子4の感磁層44の磁化方向が反転する。こうして、指示されたアドレス(i行j列)の記憶領域3に二値データが書き込まれる。
また、磁気メモリ1の内部または外部からデータ読み出しを行うアドレス(k行l列/1≦k≦m、1≦l≦n)が指定されると、ビット選択回路11及びワード選択回路12がそれぞれ該当するl列及びk行を選択する。ワード選択回路12に選択されたk行に含まれる記憶領域3の読み出しトランジスタ34においては、制御電圧がワード配線14bを通じてゲートに印加され、読み出し電流が導通可能な状態となる。また、ビット選択回路11に選択されたl列に対応するビット配線13aとビット配線13bの間には、読み出し電流を流すための電圧がビット選択回路11から印加される。
そして、ビット選択回路11に選択されたl列及びワード選択回路12に選択されたk行の双方に含まれる記憶領域3においては、読み出し配線33を流れる読み出し電流はTMR素子4及び読み出しトランジスタ34を介してビット配線13bへ流れる。
そして、例えばTMR素子4におけるビット線13a,13bとの間の電圧降下量が判別されることにより、換言すれば、TMR素子4の抵抗値が判別されることにより、指示されたアドレス(k行l列)の記憶領域3に記憶された二値データが読み出される。
図3は、図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))である。なお、同図における(A)〜(D)は、データ記憶状態「1」の非通電時(A)、逆方向電流通電時(B)、データ記憶状態「0」の非通電時(C)、順方向電流通電時(D)を示す。
図1に示した記憶領域3のTMR素子4は、基板側から固定層41,42、非磁性層43、感磁層44を積層してなる。固定層41,42は、強磁性層41及び反強磁性層42を積層してなる。感磁層44は領域内配線31からの外部磁界によって磁化方向が変化し、二値データを記録することができる。
また、強磁性層42は、反強磁性層41によって磁化方向が固定されている。すなわち、反強磁性層41と強磁性層42との接合面における交換結合によって、強磁性層42の磁化方向が安定化されている。強磁性層42の磁化容易軸方向は、感磁層44の磁化容易軸方向に沿うように設定される。
非磁性層43は、非磁性且つ絶縁性の材料からなる層である。感磁層44と強磁性層42との間に非磁性絶縁層43が介在することにより、感磁層44と強磁性層42との間には、トンネル磁気抵抗効果(TMR)が生じる。すなわち、感磁層44と強磁性層42との間には、感磁層44の磁化方向と強磁性層42の磁化方向との相対関係(平行または反平行)に応じた電気抵抗が生じる。
感磁層44の材料としては、例えばCo、CoFe、NiFe、NiFeCo、CoPtなどの強磁性材料を用いることができる。強磁性層42の材料としては、例えばCo、CoFe、NiFe、NiFeCo、CoPtなどの強磁性材料を用いることができる。反強磁性層41の材料としては、IrMn、PtMn、FeMn、PtPdMn、NiO、またはこれらのうち任意の組み合わせの材料を用いることができる。非磁性絶縁層43の材料としては、例えばAl、Zn、Mgといった金属の酸化物または窒化物、例えばAlが好適である。
なお、強磁性層42の磁化方向を安定化させる層として、反強磁性層41に加えて磁性層42の間にシンセティック反強磁性結合層として作用する非磁性金属層を介して第3の磁性層を設けても良い。この第3の磁性層が、強磁性層42と反強磁性結合を形成することにより、強磁性層42の磁化方向をさらに安定化させることができる。また、強磁性層42から感磁層44への静磁界の影響を防止できるので、非書き込み時に感磁層44の磁化が安定に保持される。
このような第3の磁性層の材料としては特に制限はないが、例えばCo、CoFe、NiFe、NiFeCo、CoPtなどの強磁性材料を単独で、或いは複合させて用いることが好ましい。また、強磁性層42と第3の磁性層との間に設けられる非磁性金属層の材料としては、Ru、Rh、Ir、Cu、Agなどが好適である。なお、非磁性金属層の厚さは、強磁性層42と第3の磁性層との間に強い反強磁性結合を得るために2nm以下であることが好ましい。なお、配線材料としては、Cu、AuCu、W等を用いることができる。
磁気ヨーク5は、TMR素子4の幅方向両側に位置する下部磁気ヨーク(第1下部磁気ヨーク5A、第2下部磁気ヨーク5A)と、下部磁気ヨーク5Aに磁気的に結合し、下部磁気ヨーク5Aよりも書き込み配線31側に位置する上部磁気ヨーク5Bとを有している。書き込み配線31と磁気ヨーク5との間には必要に応じて絶縁層が介在する。
下部磁気ヨーク5Aは、下地基板側から順次積層された積層膜5X,5Y,5Zからなる。下部磁気ヨーク5Aの下部磁性膜5Xは、書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)に、書き込み配線31の長手方向(Y)に平行な磁化の向きY’(+Y方向)を有し、上部磁性膜5Zは、書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)に、書き込み配線31の長手方向(Y)に平行な磁化の向きY’(−Y方向)を有する。
上部磁気ヨーク5Bは、下部磁気ヨーク5A側から順次積層された積層膜5z,5y,5xからなる。上部磁気ヨーク5Bの上部磁性膜5xは、書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)に、書き込み配線31の長手方向(Y)に平行な磁化の向きY(+Y方向)を有し、下部磁性膜5zは、書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)に、書き込み配線31の長手方向(Y)に平行な磁化の向きY(−Y方向)を有する。
下部磁気ヨーク5Aの積層膜は、非磁性層5Yを第1の強磁性層5X及び第2の強磁性層5Zで厚み方向に挟んだ構造を有する。上部磁気ヨーク5Bの積層膜は、非磁性層5yを第1の強磁性層5x及び第2の強磁性層5zで厚み方向に挟んだ構造を有する。非通電時(図3(A)参照)における第1の強磁性層5X(5x)の磁化の向きY’(Y)と、第2の強磁性層5Z(5z)の磁化の向きY’(Y)とは、互いに逆向きである。また、下部磁気ヨーク5Aと上部磁気ヨーク5Bとの境界において隣接する強磁性層は5Zの磁化の向きY’と、強磁性層5zの磁化の向きYは同一である。
書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)には、積層膜の磁化の向きY,Yが配線長手方向(Y)に平行であり、積層膜が単層である場合と比較して、磁気ヨーク5内に、より安定な単磁区構造が形成されている。積層膜の第1の強磁性層5x(5X)、第2の強磁性層5z(5Z)は、書き込み配線31への非通電時(図3(A)参照)には、互いに反平行に磁化し、これらの強磁性層5X,5Z(5x、5z)は閉磁路構造を構成する。この現象は、積層膜の静磁界的相互作用または反強磁性的相互作用に基づいて発生する。なお、反強自生的相互作用を利用する場合は中間の非磁性層5Y(5y)の厚みと材料として、隣接する強磁性層5X,5Z(5x、5z)のからの反強磁性的相互作用が発生するように設定される。例えば、この厚みと材料は、0.8nm程度のRuがあげられる。また、静磁敵相互作用を利用する場合は5nm程度のAlがあげられる。
また、磁気ヨーク5の全体のY方向の第1寸法L1は、X方向の第2寸法L2よりも大きい。この場合には、磁気ヨーク5内の単磁区化が促進される。なお、X方向は、Y方向及びZ方向(厚み方向)の双方に垂直な幅方向を示す。
非通電時の図3(A)に示した状態では、固定された強磁性層42の磁化の向き42Xと、感磁層44の磁化の向き44Xは、同一の向きであり、X方向に平行である。この場合、読み出し電流をTMR素子4の厚み方向に流すと、TMR素子4の抵抗は低いため、記憶されているデジタル情報の記憶状態「1」が読み出される。
図3(A)の記憶状態「1」において、書き込み配線31に逆方向電流I1の通電を行うと(−Y方向)、図3(B)のように、書き込み配線31の長手方向を囲む方向に磁力線(同図(a)の矢印は磁化の向きを示す)が発生する。上部磁気ヨーク5B内を通る磁力線は、下部磁気ヨーク5Aを介してTMR素子4内に入り込み、TMR素子4の感磁層44の磁化の向き44Xを磁力線に沿う方向(X方向)へ変更することができる。なお、図3(A)の状態の感磁層44の磁化の向き44Xと、変更しようとする図3(B)の状態の感磁層44の磁化の向き44Xは同一なので、この場合は、記憶状態が「1」であるという結果は変わらない。この通電後に、逆方向電流I1の供給を停止すると、記憶状態「1」が確定する。
なお、書き込み電流の進行方向を囲むように発生する磁力線の向きは、積層膜の非通電時の磁化の向き(Y)に垂直である。したがって、磁気ヨーク5を構成する各強磁性層の磁化の向きが幅方向に沿う方向へ容易に回転する(幅方向成分を有する)。
本実施形態では、磁気ヨーク5内の強磁性層の単磁区化とY方向磁化による作用によって、磁気ヨーク5内の強磁性層の磁化の向きの変更が容易になる。換言すれば、磁化の向きの変更に要する磁界を発生させるための電流、すなわち、書き込み電流を低減することができる。
書き込み配線31に電流を流すと、磁気ヨーク5を介して磁力線が感磁層44に与えられる。磁気ヨーク5は、書き込み配線31の周囲を囲んでいるので、図2に示した隣接素子への磁束の漏れを抑制し、また、感磁層44内の磁束密度を増加させる機能を有する。したがって、書き込み配線31に流れる電流は、磁気ヨーク5が無い場合と比較して小さくなる。読み出し配線には、TMR素子4からの電流が流れるので、また、この電流量(抵抗値)は感磁層の磁化の向きに依存するので、読み出し配線を介して記憶されたデータを読み出すことができる。なお、図2に示した構造の場合、読み出し電流を流す配線は、書き込み配線31と共用として感磁層44に接続しているが、これは感磁層44に電気的に接続されていれば、分離していてもよい。
次に、図3(A)の記憶状態「1」において、書き込み配線31に順方向電流I2の通電を行うと(+Y方向)、図3(D)のように、書き込み配線31の長手方向を囲む方向に磁力線(同図(a)の矢印は磁化の向き)が発生する。上部磁気ヨーク5B内を通る磁力線は、下部磁気ヨーク5Aを介してTMR素子4内に入り込み、TMR素子4の感磁層44の磁化の向き44Xを磁力線に沿う方向(−X方向)へ変更する。なお、図3(A)の状態の感磁層44の磁化の向き44Xと、変更しようとする図3(D)の状態の感磁層44の磁化の向き44Xは反対なので、この場合は、状態が「0」に変わる。この通電後に、順方向電流の供給を停止すると、記憶状態「0」が確定し、図3(C)の状態となる。
非通電時の図3(C)に示した状態では、固定された強磁性層42の磁化の向き42Xと、感磁層44の磁化の向き44Xは、逆向きであり、X方向に平行である。この場合、読み出し電流をTMR素子4の厚み方向に流すと、TMR素子4の抵抗は高いため、記憶されているデジタル情報の記憶状態「0」が読み出される。
なお、図3(C)に示した記憶状態「0」から、書き込み配線31に逆方向電流を通電すると、図3(A)の記憶状態「1」となる。
ここで、寸法L1と寸法L2の比率は、1:1〜3:1であることが好ましい。この場合、磁性膜端面の長さが短い方向に磁化すれば静磁エネルギーが下がるので書き込み配線と平行な方向に磁気異方性が生じる。また、ヨークを構成する磁性材料に誘導磁気異方性を付与することが可能な場合は、書き込み配線と平行な方向に誘導性磁気異方性を付与しても良い。その手段として、磁性材料成膜中に異方性を付与したい方向に磁場を印加する方法や、成膜後に異方性を付与したい方向に磁界を印加しながら加熱する方法を用いることができる。
また、第1下部磁気ヨーク5A及び第2下部磁気ヨーク5Aそれぞれの長手方向の寸法l1と、幅方向の寸法l2の比率は、2:1〜6:1であることが好ましい。この場合、磁性膜端面の長さが短い方向に磁化すれば静磁エネルギーが下がるので書き込み配線と平行な方向に磁気異方性が生じる。また、ヨークを構成する磁性材料に誘導磁気異方性を付与することが可能な場合は、書き込み配線と平行な方向に誘導性磁気異方性を付与しても良い。その手段として、磁性材料成膜中に異方性を付与したい方向に磁場を印加する方法や、成膜後に異方性を付与したい方向に磁界を印加しながら加熱する方法を用いることができる。
磁気ヨーク5を構成する軟磁性体の強磁性層5X(5x)、5Z(5z)の材料としては、NiFe、NiFeCu(Ni0.4Fe0.1Cu0.5)、FeZrB(Fe0.81Zr0.070.12)、FeZrBCu(Fe0.87−XZr0.070.12Cu、Fe0.81−XZr0.070.12Cu(0≦X≦0.02))を用いることができる。
磁気ヨーク5を構成する非磁性層5Y(5y)の材料としては、アルミニウム酸化物(Al)、Cu、シリコン酸化物(SiO)を用いることができる。
図4は、図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))であり、図3に示したものの変形例を示す。お、同図における(A)〜(D)は、記憶状態「1」の非通電時(A)、逆方向電流通電時(B)、記憶状態「0」の非通電時(C)、順方向電流通電時(D)を示す。
本例の図3に示した磁性素子部との相違点は、この磁性素子部が下部磁気ヨーク5Aと、上部磁気ヨーク5Bとの間に介在する反強磁性交換結合層5Cを備えている点のみである。反強磁性交換結合層5Cを構成する非磁性金属層の材料としては、RuやRhを用いることができる。この場合、下部磁気ヨーク5A及び上部磁気ヨーク5Bにおける反強磁性交換結合層5Cとの隣接部において交換結合が生じるので、磁化の向きの単磁区化傾向が向上する。
なお、反強磁性交換結合層5Cが、強磁性層5Z、5z間に介在するため、書き込み配線31への非通電時の上部磁気ヨーク5Bの磁化の向きY,Yは、図3に示したものとは逆方向となるが、これらがX方向に垂直であるという点は図3のものと同一である。したがって、この磁性素子部は、図3に示したものの機能と同一の機能を奏し、図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)のそれぞれにおける機能は、図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)のそれぞれにおける機能に対応する。
図5は、図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))であり、図3に示したものの別の変形例を示す。なお、同図における(A)〜(D)は、記憶状態「1」の非通電時(A)、逆方向電流通電時(B)、記憶状態「0」の非通電時(C)、順方向電流通電時(D)を示す。
本例の図3に示した磁性素子部との相違点は、書き込み配線31の幅が広い点と、下部磁気ヨーク5Aと上部磁気ヨーク5BとがZ方向に沿って離隔している点、上部磁気ヨーク5BのXY平面形状が山型ではなく平坦である点のみである。
なお、書き込み配線31への非通電時の磁化の向きY,Yは、図3に示したものとは逆方向となるが、これらがX方向に垂直であるという点は図3のものと同一であり、したがって、この磁性素子部は、図3に示したものの機能と同一の機能を奏し、図5(A)、図5(B)、図5(C)、図5(D)のそれぞれにおける機能は、図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)のそれぞれにおける機能に対応する。
書き込み配線31の幅方向の寸法L3は、寸法L1よりも大きい。この場合、図5(B)、図5(D)に示す通電時において、書き込み配線31を囲む磁力線の向き(同図(a)の矢印は磁化の向き)が、磁気ヨーク5の位置において、幅方向に揃ってくるため、磁気ヨーク5内における単磁区化傾向を促進し、書き込み電流を低減することができる。
図6は、図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))であり、図5に示したものの変形例を示す。なお、同図における(A)〜(D)は、記憶状態「1」の非通電時(A)、逆方向電流通電時(B)、記憶状態「0」の非通電時(C)、順方向電流通電時(D)を示す。
本例の図5に示した磁性素子部との相違点は、上記磁気ヨーク5Bを具備していない点のみである。
この磁性素子部は、図5に示したものの機能と同一の機能を奏し、図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)のそれぞれにおける機能は、図5(A)、図5(B)、図5(C)、図5(D)のそれぞれにおける機能に対応する。
本発明は、磁気メモリに利用することができる。
本実施形態による磁気メモリ1の回路図である。 図1に示した記憶領域3の概略斜視図である。 図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の各状態(A)〜(D)毎の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))である。 図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の各状態(A)〜(D)毎の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))である。 図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の各状態(A)〜(D)毎の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))である。 図2に示したTMR素子近傍の磁性素子部の各状態(A)〜(D)毎の断面図(XZ平面(a))、平面図(XY平面(b))である。
符号の説明
4…TMR素子、5…磁気ヨーク、5X…強磁性層、5Y…非磁性層、5Z…強磁性層、5x…強磁性層、5y…非磁性層、5z…強磁性層。

Claims (7)

  1. 二次元配列した複数の記憶領域を備えた磁気メモリにおいて、
    前記複数の記憶領域のそれぞれは、
    感磁層と固定層との間に非磁性層を有する磁気抵抗効果素子と、
    書き込み配線の周囲に配置され前記感磁層に与える磁力線を発生する磁気ヨークと、
    前記磁気抵抗効果素子に電気的に接続された読み出し配線と、
    を備え、
    前記磁気ヨークは、前記書き込み配線への非通電時に、前記書き込み配線の長手方向に平行な磁化の向きを有する積層膜からなり、この積層膜は、非磁性層を第1及び第2の強磁性層で厚み方向に挟んだ構造を有することを特徴とする磁気メモリ。
  2. 前記磁気ヨーク全体の前記長手方向の第1寸法が、前記長手方向及び厚み方向の双方に垂直な幅方向の第2寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
  3. 前記磁気ヨークは、
    前記磁気抵抗効果素子の両側に位置する第1及び第2下部磁気ヨークと、
    前記下部磁気ヨークに磁気的に結合し、前記下部磁気ヨークよりも前記書き込み配線側に位置する上部磁気ヨークと、
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ。
  4. 前記第1寸法と前記第2寸法の比率は、1:1〜3:1であることを特徴とする請求項2又は3に記載の磁気メモリ。
  5. 前記第1及び第2下部磁気ヨークそれぞれの前記長手方向の寸法と、前記幅方向の寸法の比率は、2:1〜6:1であることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気メモリ。
  6. 前記下部磁気ヨークと、前記上部磁気ヨークとの間に介在する反強磁性交換結合層を備えたことを特徴とする請求項3に記載の磁気メモリ。
  7. 前記書き込み配線の前記幅方向の寸法が、前記第2寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ。
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