JP2006338846A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録再生装置の筺体内部の温度分布を均一にする。
【解決手段】 筺体1の内面に、複数の温度センサー付ペルチェ素子2を2次元的に配置する。温度センサー付ペルチェ素子2は、温度センサーとペルチェ素子とを備える。制御回路3は、各温度センサー付ペルチェ素子2内の温度センサーによって検出された筺体各部の温度に基づいて、各温度センサー付ペルチェ素子2内のペルチェ素子の加熱・冷却を制御する。温度が高い場合は冷却させ、温度が低い場合は加熱させる。これにより、筺体内部の温度分布を均一にすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 筺体1の内面に、複数の温度センサー付ペルチェ素子2を2次元的に配置する。温度センサー付ペルチェ素子2は、温度センサーとペルチェ素子とを備える。制御回路3は、各温度センサー付ペルチェ素子2内の温度センサーによって検出された筺体各部の温度に基づいて、各温度センサー付ペルチェ素子2内のペルチェ素子の加熱・冷却を制御する。温度が高い場合は冷却させ、温度が低い場合は加熱させる。これにより、筺体内部の温度分布を均一にすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、AV(オーディオ・ビジュアル)信号の記録再生装置に関し、特に、筺体内部の温度分布を均一化して過熱を防ぐ手段を備えた記録再生装置に関する。
AV信号をデジタル記録し、記録したAV信号を再生する記録再生装置において、従来は、情報記録媒体および発熱電子部品を冷却するためにそれらの周囲に空間を設け、ファンを用いて冷却していた。
また、ペルチェ素子と温度センサーを用いて記録媒体の回転系の温度を一定に保つことが提案されている(特許文献1参照)。
従来の技術においては、情報記録媒体および発熱電子部品の周囲に空間を設け、ファンによって強制換気することにより温度上昇を低減させていた。この場合、情報記録媒体および発熱電子部品の周囲には一定の空間が必要であるため、装置を小型化することができない上、ファンによる騒音の問題が発生していた。
また、特許文献1に記載されているペルチェ素子と温度センサーを用いて、記録媒体の回転系の温度を一定に保つだけでは、記録媒体の全面に亘って温度を一定にする必要があるデバイスにおいては、温度変化によって位置決めが正確に行なわれず、記録・再生を正確に行なうことができない。さらに、温度センサーとペルチェ素子の位置関係、筺体とペルチェ素子の取り付け方法などについても記載がなく、正確に温度を制御するための方法が記載されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、筺体内部の温度分布を均一にすることができる記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る記録再生装置は、筺体の内壁に沿って、加熱・冷却手段と温度検出手段とが一体化された温度調節手段が2次元的に配置されている。
筺体の内面に、加熱・冷却手段と温度検出手段とが一体化された温度調節手段を複数個2次元的に配置することで、筺体の各部毎に、温度を検出し、検出した温度に応じて加熱または冷却を行なうことができる。これにより、筺体内部の温度を均一に保つことができる。
また、本発明に係る記録再生装置は、筐体の内壁に沿って、加熱手段又は冷却手段と温度検出手段とが一体化された温度調節手段が筺体内部の発生温度分布に応じて配置されている。ここで、発生温度分布に応じて配置するとは、記録再生装置の作動時に高温になる部分には冷却手段を有する温度調節手段を配置し、低温になる部分には加熱手段を有する温度調節手段を配置することである。
筺体の内面に、加熱・冷却手段と温度検出手段とが一体化された温度調節手段を筺体内部の発生温度分布に応じて配置することで、記録再生装置の作動時に高温となる部分を冷却し、低温となる部分を加熱することができ、これにより筺体内部の温度を均一に保つことができる。
なお、加熱・冷却手段としてペルチェ素子を用いれば、ペルチェ素子に供給する電流の向きによって、加熱と冷却を切り替えることができる。
本発明によれば、筺体の各部毎に温度を検出し、検出した温度に応じて筺体内部を加熱または冷却するので、筺体内部の温度を均一に保つことができる。
温度調節手段は熱交換素子であるペルチェ素子と温度センサーとをペアで一体化した構成とし、その小範囲のセグメント構造を集合させた構造としているので、筺体内部の正確な温度を測定し、筺体内部の広範囲にわたり温度を正確に制御することが可能となる。また、冷却ファン用の穴を設けないため、筺体内部の騒音を抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態の記録再生装置の要部構成を示す分解斜視図、図2は本発明の第1実施形態の記録再生装置の要部構成を示す断面図である。図1および図2に示すように、記録再生装置の筺体1の内面には、加熱・冷却手段と温度検出手段とが一体化された温度調節手段としての温度センサー付ペルチェ素子2が、複数個2次元的に貼り合わされている。制御回路3は、温度センサー付ペルチェ素子2の温度センサーによって検出された温度に基づいて、温度センサー付ペルチェ素子2の加熱または冷却を制御する。筺体1と温度センサー付ペルチェ素子2とは密着するように配置され、筺体内部の温度分布に従って個々の温度センサー付ペルチェ素子2を制御するため、ペルチェ素子が持つ熱交換作用によって、筺体内部の全面の温度が制御できる。
図3は温度センサー付ペルチェ素子の構造図である。図3に示すように、温度センサー付ペルチェ素子2は、ペルチェ素子20と、温度センサー4と、2枚の熱伝導幕5,5とを備えている。ペルチェ素子20は、P型半導体21,21と、N型半導体22と、各半導体間を接続する導体23から構成されている。各々のペルチェ素子20は、熱伝導幕5,5で熱的に結合される。筺体内部側の熱伝導幕5には、温度センサー4が取り付けられている。
ペルチェ素子20には、電源が加えられるが、電極Aに+電源、電極Bに−電源を加えた場合、筺体内部側は発熱が起こり、反対側では吸熱が起こるため、筺体内部を加熱することができる。逆に、電極Aに−電源、電極Bに+電源を加えた場合、筺体内部側は吸熱が起こり、反対側では発熱が起こるため、筺体内部を冷却することができる。
また、温度センサー4は、熱伝導幕5を通して筺体内部と接しているので、筺体内部の温度を正確に検出することができる。
温度センサー付ペルチェ素子2は、このような構成をとるため、図1および図2で示した制御回路3は、温度センサー4からの正確な筺体内部の温度分布を読み取ることができ、この温度情報に従って、個々のペルチェ素子20に加える電圧を制御する。この様な構造を持つ温度センサー付ペルチェ素子2が、筺体1の内側に2次元的に配置されるため、筺体内部の温度分布を正確に検知し、それに応じた制御が可能となる。
図4は温度センサー付ペルチェ素子を筺体内面に2次元的に配置した例を示す説明図である。図4は筺体の内面に16個の温度センサー付ペルチェ素子2を格子状に配置した例を示している。16セグメントのそれぞれで温度検出を行なうので、筺体内部の温度分布を正確に検知し、それに応じた加熱・冷却制御が可能となる。
図5は温度制御の一例を示す説明図である。ここでは、筺体の中心部の温度が高い場合の例を示す。個々のセグメントの温度センサーの出力は、中心にあるセグメント(P22,P23,P32,P33)の温度が高く、周辺部(P11〜P14,P21,P24,P31,P34,P41〜P44)は温度が低くなる。このため、制御回路3は、これらの情報を受け、中心部(P22,P23,P32,P33)は冷却、それ以外の周辺部は加熱するようにペルチェ素子を制御する。これにより、中心部は温度が下り、周辺部は温度が上がる。したがって、筺体内部の温度分布を均一にできる。
図6は本発明の第2実施形態の記録再生装置の要部構成を示す説明図である。第1実施形態は、熱交換素子を細かいセグメントに分け、個々のセグメントを制御できるため、熱の発生分布が変わるような場合に非常に有効である。第2実施形態は、熱発生分布がほとんど変わらない場合に有効な手段である。筺体内部において、情報記録媒体、発熱電子部品の周辺が高温となり、その他はあまり温度上昇しない。よって、発熱部分が決まっており、ある程度固定することができる。そこで、温度センサー付ペルチェ素子を2つのグループに分け、ペルチェ素子セグメント2Aは筺体1の高温部を冷却するように制御し、低温部はペルチェ素子セグメント2Bによって筺体側を加熱するように制御する。このようにすることにより、実施形態1に比べ、素子および制御回路を簡素化できる。
本発明によれば、筺体の各部毎に温度を検出し、検出した温度に応じて筺体内部を加熱または冷却するので、筺体内部の温度を均一に保つことができるという効果を有し、記録再生装置等の電子機器に有用である。
1 筺体
2 温度センサー付ペルチェ素子
3 制御回路
4 温度センサー
5 熱伝導幕
20 ペルチェ素子
21 P型半導体
22 N型半導体
23 導体
2 温度センサー付ペルチェ素子
3 制御回路
4 温度センサー
5 熱伝導幕
20 ペルチェ素子
21 P型半導体
22 N型半導体
23 導体
Claims (3)
- 記録再生装置の筺体内部において、加熱・冷却手段と温度検出手段とを含む1以上の温度調節手段を、前記筺体の一側面と平行になるように2次元的に配置しており、
前記温度調節手段は、前記温度検出手段により測定した温度に基づき、前記加熱・冷却手段により加熱または冷却を行なうことを特徴とする記録再生装置。 - 記録再生装置の筺体内部において、加熱手段または冷却手段と温度検出手段とを含む1以上の温度調節手段を、前記筺体の一側面と平行になるように2次元的に配置しており、
前記各温度調節手段は、その配置される位置における記録再生装置の作動時の温度の高低に応じて、加熱手段または冷却手段を含んでおり、
前記温度調節手段は、前記温度検出手段により測定した温度に基づき、前記加熱手段または冷却手段により加熱または冷却を行なうことを特徴とする記録再生装置。 - 前記加熱・冷却手段、前記加熱手段、前記冷却手段は、ペルチェ素子により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005166006A JP2006338846A (ja) | 2005-06-06 | 2005-06-06 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005166006A JP2006338846A (ja) | 2005-06-06 | 2005-06-06 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006338846A true JP2006338846A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37559253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005166006A Pending JP2006338846A (ja) | 2005-06-06 | 2005-06-06 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006338846A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010524246A (ja) * | 2007-04-12 | 2010-07-15 | リッタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 熱電式の温度調節装置 |
JP2011077314A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Ltd | 電子機器の冷却構造 |
-
2005
- 2005-06-06 JP JP2005166006A patent/JP2006338846A/ja active Pending
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