JP2011077314A - 電子機器の冷却構造 - Google Patents
電子機器の冷却構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011077314A JP2011077314A JP2009227561A JP2009227561A JP2011077314A JP 2011077314 A JP2011077314 A JP 2011077314A JP 2009227561 A JP2009227561 A JP 2009227561A JP 2009227561 A JP2009227561 A JP 2009227561A JP 2011077314 A JP2011077314 A JP 2011077314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- housing
- temperature
- amount
- electronic component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/2039—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
- H05K7/20436—Inner thermal coupling elements in heat dissipating housings, e.g. protrusions or depressions integrally formed in the housing
- H05K7/20445—Inner thermal coupling elements in heat dissipating housings, e.g. protrusions or depressions integrally formed in the housing the coupling element being an additional piece, e.g. thermal standoff
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1919—Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the type of controller
- G05D23/192—Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the type of controller using a modification of the thermal impedance between a source and the load
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】電子機器は、筺体内部に収容される電子部品を、複数の熱伝導部材5a、5bと熱伝導制御部材8を介して、筺体内壁と熱的に接続させ、電子部品から筺体内壁へ輸送する熱量を、熱伝導制御部材8を用いて制御する構成を有し、外部環境の影響により、温度上昇した筺体面へは、輸送する熱量を小さくし、外部環境の影響を受けていない筺体面へは、輸送する熱量を大きくすることで、電子部品の温度を許容温度範囲に安定させる構造となっている。
【選択図】図1
Description
このような機器が、特に、屋外に設置される場合、太陽日射を受ける部分と受けない部分とで、温度差が生じるため、機器全体の温度を許容温度範囲内に保つことが困難である。
図2は、屋外に設置される電子機器を示した概念図である。この電子機器では、筺体20内にプリント基板21が収容される。プリント基板21には、電子部品22が実装されており、この電子部品22を放熱するため、筺体内壁と電子部品22とを熱的に接続している。熱的に接続しているとは、熱的につながっていることを意味しており、例えば、電子部品22から発生した熱をヒートシンク等を用いて接続し筺体外壁まで伝導する仕組みである。この発生した熱は、筺体外壁より外気へ放出され、筺体内部の温度上昇を抑えるものである。
しかしながら、この電子機器が、太陽日射を受ける場合、夏季には、約1KW/m2もの日射量があるため、日射を受ける筺体外壁の温度は、80℃以上にもなることがある。このとき、電子部品22の温度は、自身の発熱により、筺体内壁の温度よりさらに上昇するため、電子部品22を使用環境条件(温度・湿度等)内で使用することが難しい。
そのため、屋外に設置される電子機器では、太陽日射を遮るための遮光板を取り付ける場合がある。遮光板24は、図3に示すように、太陽日射を受ける部分を覆うようにして取り付ける。そのため、遮光板24を設置するには、太陽日射の方向を予め把握しておく必要がある。太陽日射の方向を特定できない場合には、機器底面を除く5面に遮光板を取り付けることが一般的である。しかし、この方法では、電子機器が大型化してしまう課題がある。
図4は、上記公報に開示されている電子機器を示した構造概念図である。図4において、電子機器は、金属の密閉筺体40内に、プリント基板41と、電子部品42、方向性熱伝達部材43、低熱抵抗部材44を備える。この電子機器では、電子部品42を冷却するために、電子部品42と密閉筺体40とを、複数の方向性熱伝達部材43及び低熱抵抗部材44を介して接続している。これにより、電子部品42から発生した熱は、方向性熱伝達部材43及び低熱抵抗部材44を通じて、密閉筺体外壁まで輸送され、外気へ放出される仕組みである。なお、方向性熱伝達部43材は、電子部品42から筺体外側方向にのみ熱伝達を行うように配設されている。そのため、電子機器が、太陽日射を受ける場合、日射を受けて温度上昇した筺体外壁面の熱は、方向性熱伝達部材43を介して、筐体内部の電子部品42へは伝達されない構造となっている。
上記公報記載の技術では、方向性熱伝達部材として、ヒートパイプが用いられている。ヒートパイプは、吸熱部と放熱部との間に温度差が生じた場合に、吸熱側から放熱側へ直ちに熱を輸送する。このとき、ヒートパイプの作動温度は、吸熱部と放熱部との温度により、受動的に決定される。
そのため、ヒートパイプの吸熱部を電子部品と、放熱部を筺体内壁と接続した上記電子機器構造では、太陽日射により、筺体内壁(放熱部)の温度が変化すると、電子部品(吸熱部)の温度も受動的に変化し、これを所定の温度に保つことはできない。
また、ヒートパイプは金属管を用いられることから、期待するほどの熱伝導効率は得られず、太陽日射などの外部環境からの熱エネルギーが装置内に輸送されて、太陽日射などの外部環境要因を受けやすい。言い換えると、上記電子機器構造では、外部環境要因の影響を大幅に低減することは期待できない。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、本発明は、太陽日射などの外的要因により電子機器に大きな温度差が生じてしまう場合や、近隣に設置された他装置の熱によって電子機器内に温度差が生じてしまう場合など、外部からの熱エネルギーの影響を受ける環境において、その外部環境の影響を低減し、機器の温度を許容温度範囲に安定させることを目的とする。
外部環境の影響により温度上昇した筺体面へは、輸送する熱量を小さくし、外部環境の影響を受けていない筺体面へは、輸送する熱量を大きくすることで、電子部品の温度を許容温度範囲に安定させる特徴を有する。
より具体的には、本発明に係る電子機器は、例えば図5に示すように、筺体1内部に、プリント基板3と、電子部品4、熱伝導部材5、熱伝導制御部材6、制御回路部12、温度センサ13を備えており、
上記プリント基板3に搭載された電子部品4を冷却するため、電子部品4の上面を熱伝導部材5と接続し、更に、熱伝導部材5を、複数の筺体内壁と熱伝導制御部材6を介して接続する、という構成を特徴のひとつとする。
また、上記熱伝導制御部材6は、電子部品4から筺体内壁へ輸送する熱量を制御可能とした部材であって、その制御は、上記プリント基板3に搭載される制御回路部12によってなされる。
なお、上記制御回路部12は、上記電子部品4の温度や、上記筺体1に取り付けられた温度センサ13の情報を受け取り、電子部品4の温度を許容温度範囲に安定するように、電子部品4から各筺体内壁へ輸送すべき熱量を制御する。
電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面の温度を計測する第1温度センサと、
前記筐体の第2の面の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサと前記第2温度センサにより計測された各温度に基づき、第1及び第2の面のうち温度が低い面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造が提供される。
電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面での光量を計測する第1光センサと、
前記筐体の第2の面での光量を計測する第2光センサと、
前記第1光センサと前記第2光センサにより計測された各光量に基づき、第1及び第2の面のうち光量が小さい面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造が提供される。
電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面に配置され、第1の面外部の温度を計測する第1温度センサと、
前記筐体の第2の面に配置され、第2の面外部の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサと前記第2温度センサにより計測された各温度に基づき、第1の面外部及び第2の面外部のうち温度が低い面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造が提供される。
また、本発明によると、太陽日射を受ける環境では、遮光板を不要とするため、電子機器の小型化を図ることができる。
図1は、本実施形態に係る電子機器を透過的に示した斜視図である。
本電子機器は、筺体1と、ヒートシンク2、プリント基板3、熱伝導部材A5a、熱伝導部材B5b、ゴムパッキン9、ヒートパイプ7及びペルチェ素子(熱伝導制御部材)8と、図示されない電子部品4、制御回路部12及び温度センサ13とを備える。
図6は、本実施形態に係る電子機器を示した断面側面図である。
本電子機器は、筐体A1a及び筐体B1bを有し、それぞれの筺体表面(第1の面、第2の面)にはヒートシンク2が形成され外気への放熱を可能としている。筐体A1a及び筺体B1bは、それぞれ十分な冷却性能を備え、概ね同等の熱抵抗を有する構造である。なお、筐体A1a及び筐体B1bの間には、お互いの熱伝導による温度影響を低減させるため、防水対策兼用のゴムパッキン9を挟み込む構造としている。
また、熱伝導部材A5aは、その上下面に取り付けられたヒートパイプ7により、熱伝導部材B5bと接続される。熱伝導部材B5bも熱伝導部材A5aと同様に、電子部品4の熱を効率よく輸送するため、例えば銅やアルミニウムなどの高熱伝導金属、プレート状のヒートパイプ7とすることができる。なお、熱伝導部材A5aと熱伝導部材B5bを接続するヒートパイプ7の本数は、輸送する熱量に応じて適宜調整する。
熱伝導部材B5bの裏面は、熱伝導制御部材であるペルチェ素子8を介して、それぞれ筺体A1a及び筐体B1bの内壁と接続される。これにより、電子部品4から発生する熱は、最終的に筺体内壁へ輸送される仕組みである。ここで、ペルチェ素子とは、素子に供給される電圧の大きさによって、熱輸送量(発熱・吸熱)をコントロール出来る半導体素子である。なお、放熱する面は、図示のような2面に限らず3面以上から放熱するようにしてもよい。
図7は、本実施形態に係る電子機器を示した分解図である。
本電子機器では、ペルチェ素子8を制御するための制御回路部12が、プリント基板3上に実装される。また、筺体A1a及び筺体B1bの内壁には、温度センサ(第1温度センサ、第2温度センサ)13が埋め込まれており、筺体内壁の温度情報を制御回路部12へ伝えるように構成されている。なお、本実施形態では、筺体内壁の温度分布に、ムラが生じることを想定して、温度センサ13を複数設置している。
まず、図8に示すように、太陽日射を受けない環境で(外部からの熱エネルギーの影響を受けない環境で)、本電子機器を動作させた場合を想定する。このとき、電子機器内には、大きな温度差が生じないため、筺体A1aの温度T1及び筺体B1bの温度T2は概ね等しくなる(T1≒T2)。そのため、筺体A1a及び筺体B1bに均等に熱量を輸送して、電子部品4を放熱すればよい。そこで、制御回路部12は、ペルチェ素子A8a及びペルチェ素子B8bの熱抵抗θA、θBが、θA≒θBとなるようにする。すると、筐体A1a及び筐体B1bは、同等の熱抵抗を有するので、筺体A1aから外部へ放出される熱量QAと、筺体B1bから外部へ放出される熱量QBは等しくなる。電子部品4の温度を目標温度(電子部品制御目標温度)に保つために、外部へ放出しなければならない総熱量をΔQとすれば、ΔQ/2=QA=QBの関係となる。
次に、図9に示すように、本電子機器が屋外に設置され、時刻t1において、筐体A1a側が大きな日射量を受けている場合を想定する。このとき、太陽日射を受ける筐体A1aの温度は上昇し、T1>T2となる。そのため、筺体A1aヵら外部へ放出される熱量QAは、太陽日射を受けないときと比較して小さくなり、冷却効率が悪くなる。そこで、制御回路部12により、θA〜大、θB〜小となるよう、ペルチェ素子A8a及びペルチェ素子B8bの熱抵抗を制御する。すると、放熱量QAは太陽日射を受けないときと比較して小さくなり、冷却効率が悪いままではあるが、熱抵抗が大きくなるため、太陽日射の影響を受けにくくなる。一方、筺体B1bでは、ペルチェ素子B8bの熱抵抗が小さくなるため、放熱量QBが太陽日射を受けないときと比較して増大する。また、全体として、電子部品4の温度を電子部品制御目標温度に保つために、外部へ放出しなければならない熱量ΔQをとすれば、ΔQ=QA+QBの関係が成り立つように、QA、QBを制御すると、電子部品の温度は一定又は所望の温度範囲に保たれる。
なお、本実施形態に係る電子機器は、日射を受ける場合だけでなく、筐体A1a又は筐体B1bのどちらか一方に他装置が設置され、アンバランスな熱エネルギーの影響を受ける場合も、同様の効果があることは言うまでもない。
本制御回路部12は、主制御部とバランサ部を有する。
主制御部では、まず図中A点において、電子部品用温度センサにより監視している電子部品温度TPVと、電子部品がとるべき温度(電子部品制御目標温度Ttrg)との差分ΔTを求める。なお、電子部品用温度センサ(第3の温度センサ)は、電子部品内部に実装される場合が多いため、図5〜図10では特に図示していない。なお、電子部品内部に実装される以外にも、外部に実装されてもよい。また、電子部品制御目標温度Ttrgは、予め設定されることができる。
次に、主制御部は、この温度差分ΔTから、電子部品温度TPVが電子部品制御目標温度Ttrgとなるために、外部へ放出しなければならない熱量ΔQを、フィルタ1により決定する。フィルタ1では、ΔTをΔQへ変換するために、熱シミュレーションや実機試験等により、両者の関係を予め求めておく必要がある。例えば、熱シミュレーションや実機試験等により得られたデータに基づいて、ΔTの値とΔQの値の対応関係を予めテーブル等に記憶してもよいし、ΔTからΔQを求める式を予め求めて設定しておいてもよい。これに限らず適宜の手法で、ΔTをΔQへ変換してもよい。
そして、フィルタ1により得られたΔQは、図中B点において、それぞれの筺体面が、放熱しなければならない熱量QA、QBに分けられる。本例では、簡略のため、筺体A側及び筺体B側の2系統について制御する場合を示しており、図中B点では、筺体A1aから放出される熱量QAと、筺体B1bから放出される熱量QBを等しくするために、QA=QB=ΔQ/2と、等分割している。なお、予め定められた割合で放熱量を分割してもよい。例えば、放熱する各面の面積や各面のペルチェ素子の数、放熱能力等に応じて分割してもよい。
そして、T1とT2の温度差分ΔTSをなくし、且つ、電子部品温度TPVを電子部品制御目標温度Ttrgへと近づけるには、このΔQSを、それぞれ加減算すればよいから、QA=ΔQ/2−ΔQS、QB=ΔQ/2+ΔQSと、各ペルチェ素子が放熱すべき熱量が得られる。このように、決定されたQA、QBは、主制御部に設置されたドライバを通して、ペルチェ素子8へ伝えられる。ペルチェ素子8は、全部又は一部の電源をオン/オフすること、或いは、素子に供給される電圧の大きさを変化させることにより、熱輸送量をコントロールする。なお、制御回路部12は、筐体A1a、B1bのうち温度の低い方の熱抵抗のみを制御し、温度が高い方については制御しないようにしてもよい。
以上、説明してきたように、本実施の形態によれば、太陽日射などの外的要因により、電子機器に大きな温度差が生じてしまう場合や、近隣に設置された他装置の熱によって電子機器内に温度差が生じてしまう場合など、外部からの熱エネルギーの影響を受ける環境において、その外部環境の影響を低減し、機器の温度を許容温度範囲に安定させることができる。
図12は、光センサを用いた場合の電子機器の構成図である。
なお、太陽日射の影響を素早く感知するための別の手段として、図12に示すような光センサ13を用いても良い。本センサ13によって、太陽日射を受光している面を素早く感知し、時間的余裕のある温度制御ができる。また、光センサ13は、例えば、太陽日射の影響を受ける筐体1の正面、側面、天井面にそれぞれ設置するのがよい。なお、この電子機器では、図11に示すバランサ部では、温度センサでの温度差を求める代わりに、光センサ13からで測定される光量の差を求めればよい。
図13は、高日射吸収率温度センサを用いた場合の電子機器の構成図である。
また、太陽日射の影響を素早く感知するための更に別の手段として、図13に示すような高日射吸収率温度センサ15を用いてもよい。本センサ15は、図14に示すように、例えば黒色塗料を塗布した金属板52に、サーミスタ51をとりつけた物で、空洞状の支柱50で筐体1に固定し、支柱50の空洞部にサーミスタケーブルを通し、筐体内部に送り込む構造である。金属板52に塗布された黒色塗装は、日射吸収率が高いため、日射受光に対する温度上昇が過敏であり、日射の向き、いわゆる日射の影響面を素早く感知することが出来る。尚、黒色塗装金属板52は、日射の影響を的確に感知する目的から、発熱する筐体面に対し、支柱などである程度の距離を確保して搭載することが好ましく、温度感度を上げる、すなわち、熱時定数を小さくするため、金属板はなるべく薄くする方が良い。また、本センサ15は、例えば太陽日射の影響を受ける筐体の正面、側面、天井面にそれぞれ設置するのがよい。更に、太陽日射以外の外部環境変化である外気温度の変動や発熱物体が近接する場合においても、その影響を素早く感知することが出来る。
本実施の形態の電子機器の冷却構造のひとつは、例えば、太陽日射などの外的要因により電子機器に大きな温度差が生じてしまう場合や、近隣に設置された他装置の熱によって電子機器内に温度差が生じてしまう場合など外部からの熱エネルギーの影響を受ける環境において、外部環境の影響により、温度上昇した筺体面へは、輸送する熱量を小さくし、外部環境の影響を受けていない筺体面へは、輸送する熱量を大きくすることで、電子部品の温度を許容温度範囲に安定させる。
上記電子機器において、筺体内部に収容される電子部品を、複数の熱伝導部材と熱伝導制御部材を介して、筺体内壁と熱的に接続させ、電子部品から筺体内壁へ熱を輸送する。
また、本実施の形態の電子機器装置のひとつは、例えば、金属性の筺体を有する電子機器装置であって、
前記電子機器装置内の電子部品と接続する熱伝導部材と、
前記熱伝導部材と前記筺体とを接続する熱伝導制御部材と、
前記熱伝導制御部材を制御する制御手段と、
前記筺体の温度変化を測定する温度センサと、を有し、
前記制御手段は、前記温度センサの測定結果に基づいて前記熱伝導制御部材を制御し、前記熱伝導部材と前記筺体とを熱的に接続させる。
2 ヒートシンク
3 プリント基板
4 電子部品
5a 熱伝導部材A
5b 熱伝導部材B
7 ヒートパイプ
8 ペルチェ素子
9 ゴムパッキン
12 制御回路部
13 温度センサ
14 光センサ
15 高日射吸収率温度センサ
50 支柱
51 サーミスタ
52 黒色塗装金属板
Claims (10)
- 電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面の温度を計測する第1温度センサと、
前記筐体の第2の面の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサと前記第2温度センサにより計測された各温度に基づき、第1及び第2の面のうち温度が低い面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造。 - 前記制御回路は、
第1及び第2の面のうち温度が高い面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が大きくなるように制御して前記電子部品から該面へ伝わる熱量又は該面から前記電子部品に伝わる熱量を小さくする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。 - 前記電子部品の熱を、前記筐体の第1の面へ伝える第1熱伝導部材と、
前記電子部品の熱を、第1の面と異なる第2の面へ伝える第2熱伝導部材と
をさらに備え、
前記第1熱伝導制御部材は、前記筐体と前記第1熱伝導部材との間に介在し、
前記第2熱伝導制御部材は、前記筐体と前記第2熱伝導部材との間に介在する請求項1に記載の電子機器の冷却構造。 - 前記第1及び第2熱伝導制御部材は、ペルチェ素子であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
- 前記筐体は、前記第1の面を有する第1の筐体と、前記第2の面を有する第2の筐体を有し、
該第1の筐体と第2の筐体との間に、熱伝導による温度影響を低減するための熱遮断部材をさらに備える請求項1に記載の電子機器の冷却構造。 - 電子部品の温度を計測する第3温度センサ
をさらに備え、
前記制御回路は、
第3温度センサにより計測された温度と予め定められた目標温度に基づき、機器全体の放熱量を求め、
前記第1温度センサと第2温度センサにより計測された各温度の温度差に応じて、前記第1の面へ伝わる熱量と前記第2の面へ伝わる熱量の合計が、求められた機器全体の放熱量になるように第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗を制御して、前記電子部品の温度を前記目標温度近傍の許容温度範囲に保つ請求項1に記載の電子機器の冷却構造。 - 前記制御回路は、前記第1温度センサと第2温度センサにより計測された各温度の温度差と、第1の面及び第2の面へ伝わる熱量の変化量との対応関係が予め設定され、
前記第1温度センサと前記第2温度センサにより計測された各温度の温度差に基づいて第1の面及び第2の面へ伝わる熱量の変化量を求め、
第1及び第2の面のうち温度が低い面について、該面へ伝わる熱量を、求められた熱量の変化量だけ大きくし、
第1及び第2の面のうち温度が高い面について、該面へ伝わる熱量を、求められた熱量の変化量だけ小さくする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。 - 電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面での光量を計測する第1光センサと、
前記筐体の第2の面での光量を計測する第2光センサと、
前記第1光センサと前記第2光センサにより計測された各光量に基づき、第1及び第2の面のうち光量が小さい面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造。 - 電子部品が筐体の内部に配置され、該筐体の第1の面及び第2の面から放熱される電子機器の冷却構造であって、
前記電子部品から前記筐体の第1の面へ伝わる熱量を制御する第1熱伝導制御部材と、
前記電子部品から前記筐体の第2の面へ伝わる熱量を制御する第2熱伝導制御部材と、
前記筐体の第1の面に配置され、第1の面外部の温度を計測する第1温度センサと、
前記筐体の第2の面に配置され、第2の面外部の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサと前記第2温度センサにより計測された各温度に基づき、第1の面外部及び第2の面外部のうち温度が低い面について、対応する第1又は第2熱伝導制御部材の熱抵抗が小さくなるように制御して該面へ伝わる熱量を大きくする制御回路と
を備えた前記電子機器の冷却構造。 - 前記第1及び第2温度センサは、それぞれ、
日射受光に対する温度変化を高めるための黒色塗料を塗布した金属板と、
該金属板に取り付けられるサーミスタと
を有し、
支柱を介して前記筐体の第1の面又は第2の面に取り付けられる請求項9に記載の電子機器の冷却構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009227561A JP5192469B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 電子機器の冷却構造 |
CN2010102369510A CN102036537A (zh) | 2009-09-30 | 2010-07-21 | 电子设备的冷却结构 |
US12/841,471 US20110072834A1 (en) | 2009-09-30 | 2010-07-22 | Cooling structure of electronic equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009227561A JP5192469B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 電子機器の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011077314A true JP2011077314A (ja) | 2011-04-14 |
JP5192469B2 JP5192469B2 (ja) | 2013-05-08 |
Family
ID=43778778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009227561A Expired - Fee Related JP5192469B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 電子機器の冷却構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110072834A1 (ja) |
JP (1) | JP5192469B2 (ja) |
CN (1) | CN102036537A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014086499A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 変圧器 |
KR20160035856A (ko) * | 2014-09-24 | 2016-04-01 | 잘만테크 주식회사 | 냉각효율 증대를 위한 전자기기 케이스 |
KR20190081707A (ko) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 주식회사 리센스메디컬 | 냉각발생장치 |
US10993827B2 (en) | 2018-04-27 | 2021-05-04 | Recensmedical, Inc. | Hand-held cryotherapy device including cryogen temperature pressure controller and method thereof |
USD921211S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD921911S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-08 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
US11207488B2 (en) | 2016-11-15 | 2021-12-28 | Recensmedical, Inc. | Local cooling anesthesia device, method of controlling local cooling anesthesia device, and cooling temperature regulator of local cooling anesthesia device |
US11241332B2 (en) | 2017-05-30 | 2022-02-08 | Recensmedical, Inc. | Handheld medical cooling device for cooling a target area of a subject patient for medical treatment and method thereof |
US11278341B2 (en) | 2020-07-14 | 2022-03-22 | Recensmedical, Inc. | Method of safely using controlled cooling systems and devices |
US11464669B2 (en) | 2017-05-30 | 2022-10-11 | Recensmedical, Inc. | Device and method for cooling living tissue |
USD968626S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD968627S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD977633S1 (en) | 2020-08-07 | 2023-02-07 | Recensmedical, Inc. | Cradle for a medical cooling device |
US11666479B2 (en) | 2018-08-19 | 2023-06-06 | Recensmedical, Inc. | Device for cooling anesthesia by chilled fluidic cooling medium |
US12023273B2 (en) | 2018-07-27 | 2024-07-02 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device and cooling method using the same |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW201223426A (en) * | 2010-11-25 | 2012-06-01 | Delta Electronics Inc | Cooling system for cooling a heat source and projector having the same |
US9909789B2 (en) | 2012-01-10 | 2018-03-06 | Spring (U.S.A.) Corporation | Heating and cooling unit with canopy light |
US8850829B2 (en) | 2012-01-10 | 2014-10-07 | Spring (U.S.A.) Corporation | Heating and cooling unit with semiconductor device and heat pipe |
DE102013111053A1 (de) * | 2013-01-18 | 2014-07-24 | Rittal Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum Klimatisieren einer IT-Umgebung bzw. einer Umgebung, die Wärmeerzeuger enthält |
CN103533810B (zh) * | 2013-09-27 | 2017-01-25 | 山东和顺电气有限公司 | 一种中低速悬浮列车悬浮控制器散热装置及其工作方法 |
CN203480348U (zh) * | 2013-10-09 | 2014-03-12 | 健鑫仪器有限公司 | 温控调节装置 |
USD811802S1 (en) | 2016-07-15 | 2018-03-06 | Spring (U.S.A.) Corporation | Food server |
KR102701849B1 (ko) * | 2017-01-26 | 2024-09-02 | 삼성전자주식회사 | 적응적 열 저항 및 열 용량을 사용하는 열 관리 장치 및 방법 |
FR3065348B1 (fr) * | 2017-04-12 | 2022-06-24 | Safran Electronics & Defense | Module electronique a protection amelioree contre l’humidite |
CN108207097B (zh) * | 2018-02-09 | 2022-04-29 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种隔热装置和电子产品 |
CN110392512A (zh) * | 2018-04-16 | 2019-10-29 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 电子设备的主板散热系统 |
US11041742B2 (en) * | 2019-09-27 | 2021-06-22 | Lyft, Inc. | Secure thermally-managed case for a sensing device |
JP2021061319A (ja) * | 2019-10-07 | 2021-04-15 | シャープ株式会社 | 電子機器、制御装置、制御方法及びプログラム |
CN110836559A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-02-25 | 王博良 | 一种控制半导体制冷片的方法 |
CN211743190U (zh) * | 2020-03-12 | 2020-10-23 | 邓炜鸿 | 一种厚膜冷热集成电路 |
CN111954441A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-17 | 星络智能科技有限公司 | 智能控制面板 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06209179A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 熱電冷却素子を利用した電子機器 |
JP2001057485A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Mitsubishi Electric Corp | 屋外設置電子装置 |
JP2006338846A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Sharp Corp | 記録再生装置 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61189657A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 半導体素子温度制御装置 |
US5315830B1 (en) * | 1993-04-14 | 1998-04-07 | Marlow Ind Inc | Modular thermoelectric assembly |
JP3768598B2 (ja) * | 1996-05-31 | 2006-04-19 | 山洋電気株式会社 | 発熱体冷却装置 |
US6181556B1 (en) * | 1999-07-21 | 2001-01-30 | Richard K. Allman | Thermally-coupled heat dissipation apparatus for electronic devices |
US6735450B1 (en) * | 2000-11-16 | 2004-05-11 | Symbol Technologies, Inc. | Method and apparatus for wireless outdoor environment communications networks |
JP4126046B2 (ja) * | 2003-03-12 | 2008-07-30 | 富士通株式会社 | 電子機器の冷却構造 |
US8024936B2 (en) * | 2004-11-16 | 2011-09-27 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cooling apparatus, systems, and methods |
JP4418772B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-02-24 | 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 | 温度制御装置 |
WO2007053105A1 (en) * | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Senzime Point Of Care Ab | A biosensor apparatus for detection of thermal flow |
CN1972585A (zh) * | 2005-11-24 | 2007-05-30 | 台达电子工业股份有限公司 | 具有双重散热结构的电子装置 |
CN100463148C (zh) * | 2005-11-25 | 2009-02-18 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 散热装置 |
CA2877959C (en) * | 2006-08-22 | 2017-06-13 | Charles F. Barry | Apparatus and method for thermal stabilization of pcb-mounted electronic components within an enclosed housing |
US7436059B1 (en) * | 2006-11-17 | 2008-10-14 | Sun Microsystems, Inc. | Thermoelectric cooling device arrays |
CN201000900Y (zh) * | 2006-12-26 | 2008-01-02 | 石桂菊 | 散热系统 |
CN201115227Y (zh) * | 2007-06-12 | 2008-09-10 | 研华股份有限公司 | 散热模块的均温装置 |
CN201153360Y (zh) * | 2008-01-17 | 2008-11-19 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种通讯系统的散热装置 |
CN201315137Y (zh) * | 2008-10-06 | 2009-09-23 | 沈阳世杰电器有限公司 | Led显示屏的控温装置 |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009227561A patent/JP5192469B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-07-21 CN CN2010102369510A patent/CN102036537A/zh active Pending
- 2010-07-22 US US12/841,471 patent/US20110072834A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06209179A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 熱電冷却素子を利用した電子機器 |
JP2001057485A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Mitsubishi Electric Corp | 屋外設置電子装置 |
JP2006338846A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Sharp Corp | 記録再生装置 |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014086499A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 変圧器 |
KR20160035856A (ko) * | 2014-09-24 | 2016-04-01 | 잘만테크 주식회사 | 냉각효율 증대를 위한 전자기기 케이스 |
KR101632419B1 (ko) * | 2014-09-24 | 2016-06-21 | 잘만테크 주식회사 | 냉각효율 증대를 위한 전자기기 케이스 |
US11207488B2 (en) | 2016-11-15 | 2021-12-28 | Recensmedical, Inc. | Local cooling anesthesia device, method of controlling local cooling anesthesia device, and cooling temperature regulator of local cooling anesthesia device |
US11547602B2 (en) | 2017-05-30 | 2023-01-10 | Recensmedical, Inc. | Device and method for cooling living tissue |
US11464669B2 (en) | 2017-05-30 | 2022-10-11 | Recensmedical, Inc. | Device and method for cooling living tissue |
US11241332B2 (en) | 2017-05-30 | 2022-02-08 | Recensmedical, Inc. | Handheld medical cooling device for cooling a target area of a subject patient for medical treatment and method thereof |
KR102517065B1 (ko) | 2017-12-29 | 2023-04-03 | 주식회사 리센스메디컬 | 냉각발생장치 |
WO2019132447A3 (ko) * | 2017-12-29 | 2019-08-22 | 주식회사 리센스메디컬 | 냉각발생장치 |
US11774153B2 (en) | 2017-12-29 | 2023-10-03 | Recensmedical, Inc. | Apparatus for providing cooling energy to a target |
KR20190081707A (ko) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 주식회사 리센스메디컬 | 냉각발생장치 |
US11300340B2 (en) | 2017-12-29 | 2022-04-12 | Recensmedical, Inc. | Apparatus for generating refrigeration for cooling target and method of cooling target using the same |
US10993827B2 (en) | 2018-04-27 | 2021-05-04 | Recensmedical, Inc. | Hand-held cryotherapy device including cryogen temperature pressure controller and method thereof |
US11154417B2 (en) | 2018-04-27 | 2021-10-26 | Recensmedical, Inc. | Hand-held cryotherapy device including cryogen temperature controller and method thereof |
US12076269B2 (en) | 2018-04-27 | 2024-09-03 | Recensmedical, Inc. | Hand-held cryotherapy device including cryogen temperature pressure controller and method thereof |
US12023273B2 (en) | 2018-07-27 | 2024-07-02 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device and cooling method using the same |
US11666479B2 (en) | 2018-08-19 | 2023-06-06 | Recensmedical, Inc. | Device for cooling anesthesia by chilled fluidic cooling medium |
USD921211S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD921911S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-08 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
US11278341B2 (en) | 2020-07-14 | 2022-03-22 | Recensmedical, Inc. | Method of safely using controlled cooling systems and devices |
US11883086B2 (en) | 2020-07-14 | 2024-01-30 | Recensmedical, Inc.; Ulsan National Institute of Science and Technology | Method of safely using controlled cooling systems and devices |
USD968626S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD968627S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD977633S1 (en) | 2020-08-07 | 2023-02-07 | Recensmedical, Inc. | Cradle for a medical cooling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5192469B2 (ja) | 2013-05-08 |
CN102036537A (zh) | 2011-04-27 |
US20110072834A1 (en) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5192469B2 (ja) | 電子機器の冷却構造 | |
JP5509443B2 (ja) | 測定装置及び熱伝導率推定方法 | |
JP4945581B2 (ja) | 流量計 | |
US20070139889A1 (en) | Feedback controlled magneto-hydrodynamic heat sink | |
JP2013531248A (ja) | 赤外線温度測定、及び、その安定化 | |
JP2011141216A (ja) | 非接触温度センサ | |
KR20110049996A (ko) | 흑체의 온도제어장치 및 그 제어방법 | |
KR102236109B1 (ko) | 위성 탑재 적외선 센서 교정용 흑체 시스템 | |
JP2011043390A (ja) | 放射線検出装置 | |
US8581202B2 (en) | Radiation detection apparatus | |
US20170277234A1 (en) | Memory heater and heating aid arrangement | |
US10705412B2 (en) | Thermal management system for 3D imaging systems, opto-mechanical alignment mechanism and focusing mechanism for 3D imaging systems, and optical tracker for 3D imaging systems | |
JP2022142183A (ja) | X線回折測定装置 | |
JP2011191115A (ja) | 発熱量測定容器 | |
US10188015B2 (en) | Hybrid design of heat spreader and temperature sensor for direct handheld device skin temperature measurement | |
CN112748655B (zh) | 具有减振功能的宽温范围铷钟快速温控装置及使用方法 | |
CN210005703U (zh) | 一种温度敏感器件的恒温装置 | |
KR20150071270A (ko) | 다층박막단열재의 단열성능 시험장치 및 다층박막단열재의 단열성능 시험방법 | |
JPS6055007B2 (ja) | 赤外線検知装置 | |
JP2020024147A (ja) | 発熱量測定方法および発熱量測定装置 | |
Lienig et al. | Thermal Management and Cooling | |
JPS61232684A (ja) | 光半導体素子の温度安定化装置 | |
JP2019211377A (ja) | 電子装置 | |
JP5641339B2 (ja) | 赤外線センサ装置およびこれを備えた誘導加熱調理器 | |
CN216984932U (zh) | 一种ct探测器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |