JP2004342194A - 録画再生装置 - Google Patents

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Yoshitada Iwamoto
芳忠 岩本
Shuichi Fujita
修一 藤田
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Abstract

【課題】ハードディスクドライブの温度を一定に保つことができる録画再生装置の提供。
【解決手段】録画再生装置は、ハードディスクドライブ1と、複数のペルチェ素子2と温度センサー3とで構成される温度調節手段4と、制御回路5とを備える。温度調節手段4の温度センサー3がハードディスクドライブ1の温度を正確に計測し、制御回路5が温度センサー3で計測したハードディスクドライブ1の温度に応じて温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を冷却または加熱するように同時に制御し、ハードディスクドライブ1全体の温度を温度調節手段4により一定に保つことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクドライブを利用したAV信号の録画再生装置に関し、特に、ハードディスクドライブの温度を一定に保つためのハードディスクドライブ温度制御機構を備えた録画再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ,オーディオ信号などのAV(Audio Visual)信号をデジタル記録し、デジタル記録したAV信号を再生するための録画再生装置において、従来は、AV信号をハードディスクに記憶するハードディスクドライブを冷却するために、ハードディスクドライブの周囲に空間を開け、冷却ファンを用いてハードディスクドライブの冷却を行う方法を採用していた。
【0003】
また、ペルチェ素子と温度センサーを用いて、記録媒体の回転系の温度を一定に保つことが特許文献1に記載されているが、ハードディスクドライブのように、記録媒体の全面の温度を一定に保つための記載がない。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−134974号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術においては、ハードディスクドライブの周囲に空間を設け、冷却ファンなどにより強制換気することにより、ハードディスクドライブの温度上昇を低減させていた。
【0006】
この場合、ハードディスクドライブの周囲には、一定の空間が必要であるため、装置全体を小型化することはできない上、冷却ファンなどによる騒音の問題が発生していた。
【0007】
また、特許文献1に記載されているペルチェ素子と温度センサーを用いて、記録媒体の回転系の温度を一定に保つだけでは、ハードディスクドライブのように、記録媒体の全面に渡って温度を一定にする必要があるデバイスにおいては、ハードディスクドライブの温度変化によって位置決めが正確に行われず、AV信号の記録,再生を正確に行うことができない。
【0008】
さらに、特許文献1には、ペルチェ素子と温度センサーとの位置関係、ハードディスクドライブに対するペルチェ素子の取り付け方法などについても記載がなく、正確にハードディスクドライブの温度を制御するための方法が記載されていない。
【0009】
本発明は、そのような状況に鑑みてなされたもので、複数の冷却・加熱手段と単一の温度計測手段とを一体化して構成される温度調節手段をAV信号記憶手段に密着するように配置し、AV信号記憶手段の温度を温度計測手段により正確に計測することができ、制御手段が温度計測手段で計測したAV信号記憶手段の温度に応じて温度調節手段の複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように同時に制御し、温度調節手段の複数の冷却・加熱手段の持つ熱交換作用によって、AV信号記憶手段の全体の温度を温度調節手段により一定に保つことができ、従来のようにAV信号記憶手段の周囲に一定の空間を必要とせず、装置全体の小型化を図れ、冷却ファンなどによる騒音の問題が発生することのない録画再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はこうした課題を解決するための手段を提供するもので、各請求項の発明は、以下の技術手段を構成する。
上記目的を達成するために、本発明の録画再生装置は、AV信号をデジタル記録し、デジタル記録した前記AV信号を再生する録画再生装置において、前記AV信号を記録媒体に記憶するAV信号記憶手段と、前記AV信号記憶手段に面積分だけ配置され、前記AV信号記憶手段の温度を一定に保つための冷却・加熱切替え可能な複数の冷却・加熱手段と前記AV信号記憶手段の温度を計測する単一の温度計測手段とで構成される温度調節手段と、前記温度調節手段の前記複数の冷却・加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記温度計測手段で計測した前記AV信号記憶手段の温度に応じて前記温度調節手段の前記複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように同時に制御することを特徴とする構成を有するものである。
【0011】
上記に記載の本発明の録画再生装置によれば、複数の冷却・加熱手段と単一の温度計測手段とを一体化して構成される温度調節手段をAV信号記憶手段に密着するように面積分だけ配置したことにより、温度調節手段の温度計測手段がAV信号記憶手段の正確な温度を計測し、制御手段が温度計測手段で計測したAV信号記憶手段の温度に応じて温度調節手段の複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように同時に制御するので、AV信号記憶手段の全体の温度を温度調節手段により一定に保つことができ、AV信号記憶手段の温度を正確に制御することが可能となる。
【0012】
本発明の録画再生装置は、上記複数の冷却・加熱手段が、互いに並列に接続されたペルチェ素子であり、上記単一の温度計測手段が、温度センサーであり、前記ペルチェ素子及び前記温度センサーが、上記AV信号記憶手段に密着するように配置された熱伝導体内に組み込まれている。
【0013】
上記に記載の本発明の録画再生装置によれば、温度調節手段を構成する複数のペルチェ素子及び単一の温度センサーが熱伝導体内に組み込まれているので、温度調節手段の複数のペルチェ素子及び単一の温度センサーのAV信号記憶手段に対する取り付けを容易に行うことができる。
【0014】
本発明の録画再生装置は、上記温度調節手段が、上記AV信号記憶手段の両面に配置されている。
【0015】
上記に記載の本発明の録画再生装置によれば、AV信号記憶手段を両面から温度調節手段で挟んだ構造とするため、AV信号記憶手段の両面に配置した温度調節手段の温度計測手段がAV信号記憶手段の正確な温度を計測し、制御手段が温度計測手段で計測したAV信号記憶手段の温度と周囲温度に応じて両面の温度調節手段の複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように個々に制御するので、AV信号記憶手段の全体の温度を両面の温度調節手段により一定に保つことができ、外気温度と筐体の内部温度との間に温度差が発生しても、温度差に影響されることなく、AV信号記憶手段の温度を正確に制御できる。
【0016】
本発明の録画再生装置は、上記温度調節手段の温度計測手段が、上記AV信号記憶手段の上記記録媒体に相当する箇所に配置されている。
【0017】
上記に記載の本発明の録画再生装置によれば、温度調節手段の温度計測手段をAV信号記憶手段の記録媒体に相当する箇所に配置したので、AV信号記憶手段の記録媒体に相当する箇所の温度を温度調節手段の温度計測手段により正確に計測することができる。
【0018】
本発明の録画再生装置は、さらに、上記AV信号記憶手段,上記複数の冷却・加熱手段と上記単一の温度計測手段とで構成される上記温度調節手段及び上記制御手段を内部に配置された筐体と、前記筐体の内部に配置された上記AV信号を録画,再生するための録画再生手段と、前記温度調節手段に装着された前記冷却・加熱手段から発せられる熱を前記筐体の外部に向って導伝する熱導伝体とを備え、前記筐体が、空気取入口と空気排出口とを有し、前記録画再生手段から発せられる熱を前記空気取入口から前記空気排出口へと向う空気の対流により前記筐体の外部に放出するようになっている。
【0019】
上記に記載の本発明の録画再生装置によれば、温度調節手段の複数の冷却・加熱手段から発せられるAV信号記憶手段の熱を熱導伝体に集中させることによって、筐体内部に温度勾配を発生させて空気の対流を起こさせるため、筐体内の録画再生手段により発生した熱を効果的に筐体外に排出することができる。
また、温度調節手段の複数の冷却・加熱手段から発せられるAV信号記憶手段の熱を他の外部媒体に移し、移された外部媒体で熱を筐体外に放出できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態の録画再生装置の構成を示す斜視図である。
本発明の録画再生装置は、AV信号をデジタル記録し、デジタル記録したAV信号を再生する装置である。
【0021】
本発明の録画再生装置は、AV信号を記録媒体であるハードディスク(図示せず)に記憶するAV信号記憶手段であるハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)1と、ハードディスクドライブ1に密着するように面積分だけ配置され、ハードディスクドライブ1の温度を一定に保つための冷却・加熱切替え可能な複数の冷却・加熱手段であるペルチェ素子2とハードディスクドライブ1の温度を計測する単一の温度計測手段である温度センサー3とで構成される温度調節手段4と、温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を制御する制御手段である制御回路5とを備え、制御回路5が、温度センサー3で計測したハードディスクドライブ1の温度に応じて温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を冷却または加熱するように同時に制御する。
【0022】
本発明の録画再生装置は、複数のペルチェ素子2が互いに並列に接続されており、複数のペルチェ素子2及び単一の温度センサー3が、ハードディスクドライブ1に密着するように配置された熱伝導体である2枚の熱伝導幕6,6内に組み込まれている。
【0023】
本発明に係る第1の実施形態の録画再生装置は、AV信号をハードディスクに記憶するハードディスクドライブ1と、ハードディスクドライブ1の温度を一定に保つための複数のペルチェ素子2とハードディスクドライブ1の温度を正確に計測するための温度センサー3とを組み込まれた温度調節手段4と、温度調節手段4の温度センサー3にて計測されるハードディスクドライブ1の温度によって温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を制御する制御回路5とから構成されている。
【0024】
本発明による録画再生装置の実施形態の一例を図1〜図10に基づいて以下に説明する。
録画再生装置は、図1に示すように、ハードディスクドライブ1と、ハードディスクドライブ1の温度を一定に保つために配置された温度調節手段4と、ハードディスクドライブ1の温度によって温度調節手段4を制御する制御回路5とから構成されている。
【0025】
ハードディスクドライブ1と温度調節手段4とは、図1に示すように、互いに密着するように配置され、ハードディスクドライブ1の温度に応じて温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を同時に制御するため、ペルチェ素子2が持つ熱交換作用によって、ハードディスクドライブ1の全面の温度が制御できる。
【0026】
図2は、本発明に係る第1の実施形態の録画再生装置における温度調節手段の構造を詳細に示す説明図である。
温度調節手段4は、図2に示すように、複数のペルチェ素子2と、1つの温度センサー3と、2枚の熱伝導幕6,6とを備えている。
【0027】
ハードディスクドライブ1の全面を正確に温度制御する必要があるため、温度調節手段4には、複数のペルチェ素子2が並列に面積分だけ配置されている。
【0028】
また、温度調節手段4には、1つの温度センサー3が中央に配置されている。
【0029】
ペルチェ素子2は、P型半導体20,20、N型半導体21、及び各々の半導体間を接続する導体22から構成されている。
各々のペルチェ素子2は、熱伝導幕6,6で熱的に結合されている。
【0030】
ハードディスクドライブ1側の熱伝導膜6には、温度センサー3が取り付けられている。
【0031】
ペルチェ素子2には、電源が加えられるが、ハードディスクドライブ1と反対側の導体22に電気的に接続された電極Aに+電源、ハードディスクドライブ1側の導体22に電気的に接続された電極Bに−電源を加えた場合、ペルチェ素子2のハードディスクドライブ1側では発熱が起こり、ペルチェ素子2のハードディスクドライブ1と反対側では吸熱が起こるため、ハードディスクドライブ1を加熱することができる。
【0032】
これとは逆に、電極Aに−電源、電極Bに+電源を加えた場合、ペルチェ素子2のハードディスクドライブ1側では吸熱が起こり、ペルチェ素子2のハードディスクドライブ1と反対側では発熱が起こるため、ハードディスクドライブ1を冷却することができる。
【0033】
また、温度センサー3は、熱伝導幕6を介してハードディスクドライブ1と密着するので、ハードディスクドライブ1の温度を正確に読み取ることができる。
【0034】
複数のペルチェ素子2と単一の温度センサー3とを備えた温度調節手段4は、このような構成をとるため、図1で示す制御回路5は、温度センサー3からの正確なハードディスクドライブ1の温度を読み取ることができ、この温度情報に従って、複数のペルチェ素子2に加える電圧を制御し、ハードディスクドライブ1の温度を一定範囲内に抑えることができる。
【0035】
図3は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置の構成の一部を示す正面図である。
本発明の録画再生装置は、温度調節手段4a,4bが、ハードディスクドライブ1の両面に密着するように配置されている。
【0036】
本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置は、複数のペルチェ素子2aと温度センサー3aを組み込まれた温度調節手段4a及び複数のペルチェ素子2bと温度センサー3bを組み込まれた温度調節手段4bを、ハードディスクドライブ1の両面に貼り付けた構造とし、ハードディスクドライブ1の温度と周囲温度に応じて両面の温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bを個々に制御する制御回路5´から構成されている。
【0037】
録画再生装置は、図3に示すように、ハードディスクドライブ1と、ハードディスクドライブ1の温度を一定に保つために配置された温度調節手段4a,4bと、ハードディスクドライブ1の温度によって温度調節手段4a,4bを制御するための図4に示す制御回路5´とから構成されている。
【0038】
録画再生装置は、図3に示すように、ハードディスクドライブ1,温度調節手段4a,4b及び制御回路5´を内部に配置された筐体7を備えている。
【0039】
温度調節手段4aは、図3に示すように、複数のペルチェ素子2aと、1つの温度センサー3aと、2枚の熱伝導体6a,6aとを備えている。
【0040】
温度調節手段4は、複数のペルチェ素子2aが互いに並列に接続されており、複数のペルチェ素子2a及び1つの温度センサー3aが、ハードディスクドライブ1に密着するように配置された2枚の熱伝導体6a,6a内に組み込まれている。
【0041】
ハードディスクドライブ1の全面を正確に温度制御する必要があるため、温度調節手段4aには、複数のペルチェ素子2aが並列に面積分だけ配置されている。
【0042】
また、温度調節手段4aには、1つの温度センサー3aが中央に配置されている。
【0043】
温度調節手段4aのハードディスクドライブ1側の熱伝導体6aには、温度センサー3aが取り付けられている。
【0044】
温度調節手段4bは、図3に示すように、複数のペルチェ素子2bと、1つの温度センサー3bと、2枚の熱伝導体6b,6bとを備えている。
【0045】
温度調節手段4bは、複数のペルチェ素子2bが互いに並列に接続されており、複数のペルチェ素子2b及び1つの温度センサー3bが、ハードディスクドライブ1に密着するように配置された2枚の熱伝導体6b,6b内に組み込まれている。
【0046】
ハードディスクドライブ1の全面を正確に温度制御する必要があるため、温度調節手段4bには、複数のペルチェ素子2bが並列に面積分だけ配置されている。
【0047】
また、温度調節手段4bには、1つの温度センサー3bが中央に配置されている。
【0048】
温度調節手段4bのハードディスクドライブ1側の熱伝導体6bには、温度センサー3bが取り付けられている。
【0049】
図3では、温度調節手段4a,4bを、ハードディスクドライブ1の両面に貼り付けた構造とし、図4に示す制御回路5´が、ハードディスクドライブ1の温度と周囲温度に応じて両面の温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bを個々に制御するようになっている。
【0050】
ハードディスクドライブ1の一面となる上側が、温度調節手段4aのハードディスクドライブ1と反対側の熱伝導体6aを介して筐体7に接続されている。
【0051】
ハードディスクドライブ1は、ハードディスクドライブ取付アングル8により筐体7に取り付けられており、ハードディスクドライブ1の他面となる下側が、温度調節手段4bのハードディスクドライブ1と反対側の熱伝導体6bを介してハードディスクドライブ取付アングル8に接続されている。
【0052】
温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2aからの熱は、ハードディスクドライブ1と反対側の熱伝導体6aを通して筐体7へと伝わり、筐体7の外部に放熱され、温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bからの熱は、ハードディスクドライブ1と反対側の熱伝導体6b及びハードディスクドライブ取付アングル8を通して筐体7へと伝わり、筐体7の外部に放熱されるため、温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bによる熱交換作用を滞ることなく実現できる。
【0053】
ハードディスクドライブ1の両面に配置された温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bは、熱伝導体6a,6a内に配置された温度センサー3a及び熱伝導体6b,6b内に配置された温度センサー3bによる温度情報を用いて、制御回路5´によって効率的に制御される。
【0054】
図4は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置の構成を示す説明図である。
ハードディスクドライブ1の一面となる上側には、図4に示すように、温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2aと温度センサー3aがハードディスクドライブ1側の熱伝導体6aを介して密着するように配置されている。
【0055】
また、ハードディスクドライブ1の他面となる下側には、温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bと温度センサー3bがハードディスクドライブ1側の熱伝導体6bを介して密着するように配置されている。
【0056】
図中、上側が、熱伝導体6aを介して筐体7と接続され、下側が、熱伝導体6bを介してハードディスクドライブ取付アングル8に接続され、筐体7内部に配置される側である。
【0057】
上下各々の温度調節手段4a,4bには、ペルチェ素子2a,2bを駆動するための電極と温度センサー3a,3bの温度検出出力があるが、上側(筐体7側)を電極A1,電極B1,温度電圧出力C1とし、下側(セット内部側)を電極A2,電極B2,温度電圧出力C2とする。
【0058】
前記の図2で説明したように、図4に示す電極A1,A2に+電源、電極B1,B2に−電源を供給した場合には、ペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1側では発熱が起こり、ペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1と反対側では吸熱が起こるため、ハードディスクドライブ1はペルチェ素子2a,2bにより加熱される。
【0059】
これとは逆に、電極A1,A2に−電源、電極B1,B2に+電源を供給した場合には、ペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1側では吸熱が起こり、ペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1と反対側では発熱が起こるため、ハードディスクドライブ1はペルチェ素子2a,2bにより冷却される。
【0060】
また、温度調節手段4aの温度センサー3aは、熱伝導体6aを介してハードディスクドライブ1の一面に密着し、温度調節手段4bの温度センサー3bは、熱伝導体6bを介してハードディスクドライブ1の他面に密着しているため、温度センサー3a,3bは、ハードディスクドライブ1の両面の温度を正確に測定し、温度センサー3aが、上側(筐体7側)のハードディスクドライブ1の温度を温度電圧出力C1として制御回路5´に出力し、温度センサー3bが、下側(セット内部側)のハードディスクドライブ1の温度を温度電圧出力C2として制御回路5´に出力する。
【0061】
制御回路5´は、上記2つの温度電圧出力C1,C2からハードディスクドライブ1の温度を測定し、電極A1,A2,B1,B2に加える電源の極性を切り替えてハードディスクドライブ1の温度を適当に制御する。
【0062】
図5は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置における制御手段の詳細を示す説明図である。
制御回路5´は、図5に示すように、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bを駆動するための+電源O及び−電源P、電極A1,B1へ加える電源の極性を切り替える電源切替回路R、電極A2,B2へ加える電源の極性を切り替える電源切替回路R´、温度電圧出力C1,C2からハードディスクドライブ1の温度を検出し、電極A1,B1,A2,B2に加える電源の極性を制御する演算回路Qからなる。
【0063】
電圧切替回路R,R´は、ハードディスクドライブ1の両面に配置される温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bのために同一のものが2つ配置されている。
【0064】
演算回路Qは、温度センサー3a,3bからの温度検出出力の電圧によって、ハードディスクドライブ1の温度が規定温度範囲より低いか高いかによって、ハードディスクドライブ1を加熱するか、ハードディスクドライブ1を冷却するかを決定する。
【0065】
また、演算回路Qは、ハードディスクドライブ1の加熱が必要な場合、加熱出力D1,D2をONにし、冷却出力E1,E2をOFFにする。
【0066】
この時、電源切替回路R,R´は、スイッチSW1及びスイッチSW4がON状態となり、スイッチSW2及びスイッチSW3がOFF状態となり、電極A1,A2には+電源が供給され、電極B1,B2には−電源が供給されるため、ハードディスクドライブ1は、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bにより加熱される。
【0067】
さらに、演算回路Qは、ハードディスクドライブ1の冷却が必要な場合、加熱出力D1,D2をOFFにし、冷却出力E1,E2をONにする。
【0068】
この時、電源切替回路R,R´は、スイッチSW1及びスイッチSW4がOFF状態となり、スイッチSW2及びスイッチSW3がON状態となり、電極A1,A2には−電源が供給され、電極B1,B2には+電源が供給されるため、ハードディスクドライブ1は、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bにより冷却される。
【0069】
さらに、加熱出力D1,D2及び冷却出力E1,E2が共にOFFの場合は、電極A1,A2及び電極B1,B2に電源が供給されないため、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bは動作しない。
【0070】
上記の制御が、ハードディスクドライブ1の両面に配置された温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bの各々に対して行われる。
【0071】
なお、本実施形態においては、電源の極性を切り替えて温度調節手段のペルチェ素子に電源を供給しているが、加えて電源電圧を制御し、熱量を可変してハードディスクドライブの温度制御を行うことも可能である。
【0072】
次に、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置における制御手段による制御方法の詳細について、図6〜図9を用いて以下に説明する。
図6は、本発明の録画再生装置における温度調節手段の温度センサーの出力とペルチェ素子の制御を行うための温度の判定の基準を示す説明図である。
ハードディスクドライブ1は、一定の動作保障温度が決められている。(図6内の斜線の範囲。)
【0073】
ハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲を下回っている場合は、ハードディスクドライブ1の温度の判別は超低温とする。
この超低温状態の場合では、ハードディスクドライブ1を使用することはできない。
【0074】
ハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲には入っているが、低温の保障温度に余裕が無い範囲を低温とする。
【0075】
これと同様に、ハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲には入っているが、高温の保障温度に余裕が無い範囲を高温とする。
【0076】
また、ハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲を上回っている場合は、ハードディスクドライブ1の温度の判別は超高温とする。
この超高温状態の場合でも、ハードディスクドライブ1を使用することはできない。
【0077】
それ以外の、十分な余裕を持ってハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲の低温と高温との間に収まっている場合を範囲内とする。
【0078】
以下、ハードディスクドライブ1の温度の状況に応じた制御について述べる。
図7は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が低い場合の一例を示す説明図である。
温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2は、低温または超低温となっている。
【0079】
この場合は、電極A1,A2に+電源を加え、電極B1,B2に−電源を加えるため、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1側では発熱が起こり、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1と反対側では吸熱が起こり、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bがハードディスクドライブ1を加熱する。
【0080】
ハードディスクドライブ1の加熱によって、温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2は上昇し、ハードディスクドライブ1の動作保障温度の低温と高温との間の範囲内に入ったら、電極A1,A2への+電源の供給及び電極B1,B2への−電源の供給を止め、ハードディスクドライブ1を加熱し過ぎることを防止する。
【0081】
これは、外気温が低い場合に相当するが、録画再生システムの電源が入っていない場合でも、ハードディスクドライブ1の温度を動作範囲内にしておくことができるので、低温でも電源を入れてすぐに起動することができる。
【0082】
図8は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が動作範囲内にある場合の一例を示す説明図である。
温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2は、ハードディスクドライブ1の動作保障温度の範囲内となっている。
【0083】
この場合は、ハードディスクドライブ1の加熱,冷却の必要は無いので、電極A1,A2,B1,B2に供給する+電源及び−電源をOFFにし、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bは何も行わない。
【0084】
図9は、本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が高い場合の一例を示す説明図である。
温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2は、高温または超高温となっている。
【0085】
この場合は、電極A1,A2に−電源を加え、電極B1,B2に+電源を加えるため、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1側では吸熱が起こり、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bのハードディスクドライブ1と反対側では発熱が起こり、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bがハードディスクドライブ1を冷却する。
【0086】
ハードディスクドライブ1の冷却によって、温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2は下降し、ハードディスクドライブ1の動作保障温度の低温と高温との間の範囲内に入ったら、電極A1,A2への−電源の供給及び電極B1,B2への+電源の供給を止め、ハードディスクドライブ1を冷却し過ぎることを防止する。
【0087】
これは、外気温が高い場合に相当するが、録画再生システムの電源が入っており、筐体内部の記録再生回路の熱や、ハードディスクドライブ1の自己発熱でも温度は上昇する。
これらの熱の発生を吸収し、ハードディスクドライブ1の温度を動作範囲内にしておくことができる。
【0088】
上記第2の実施形態は、温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bの出力する温度電圧出力C1,C2によって、電極A1,A2及び電極B1,B2に+電源または−電源を供給する制御を切り替えることで、ハードディスクドライブ1の温度を一定に保つことが可能である。
【0089】
また、上記第2の実施形態では、ハードディスクドライブ1の両面で、温度条件が一定として考えているが、各々の温度条件が異なる場合でも、制御回路を2つ持っているので、温度調節手段4aのペルチェ素子2a及び温度調節手段4bのペルチェ素子2bを各々別々に制御することにより、ハードディスクドライブ1全体の温度を一定に保つことができる。
【0090】
図10は、本発明に係る第3の実施形態の録画再生装置の構成を示す正面図である。
本発明の録画再生装置は、さらに、ハードディスクドライブ1,温度調節手段4a,4b及び制御回路5´(図示せず)を内部に配置された筐体70と、筐体70の内部に配置されたAV信号を録画,再生するための録画再生手段として電子回路である記録再生回路9と、温度調節手段4a,4bに装着されたペルチェ素子2a,2bから発せられる熱を筐体の外部に向って導伝するための熱導伝体である放熱板10a,10bとを備え、筐体70が、空気取入口71と空気排出口72とを有し、記録再生回路9から発せられる熱を空気取入口71から空気排出口72へと向う空気の対流により筐体70の外部に放出するようになっている。
【0091】
本発明に係る第3の実施形態の録画再生装置は、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bから発せられる熱を金属などの放熱板10a,10bにより集中させてから、筐体70外部に放出する構成をとり、空気の対流を起こさせることによって、筐体70内の録画,再生のための電子回路である記録再生回路9から発生する熱も同時に筐体70外部に放出する構成にした。
【0092】
図10では、ハードディスクドライブ1を温度調節手段4a,4bで挟んだ構造の上に、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bから発せられる熱を、ハードディスクドライブ1と反対側の金属などの熱伝導体6a,6bにより集中させてから、放熱板10a,10bを通して筐体70の外部に放出する構成となっている。
【0093】
録画再生装置においては、AV信号の録画,再生のための電子回路である記録再生回路9が内蔵されているが、記録再生回路9の大半が高密度に集積されたIC(Integrated Circuit;集積回路)で構成されているため、記録再生回路9は、かなりの熱を発生する。
この熱は、通常、冷却ファンなどを用いて筐体70の外部に強制的に排出する構造をとるが、本発明においては、ハードディスクドライブ1の熱を、上下に密着するように取り付けられた温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bが吸熱し、上下の放熱板10a,10bに移る。
【0094】
放熱板10a,10bの熱は、筐体70に開けられた空気排出口72から排出されるが、上下の放熱板10a,10bは、端部を一箇所で接合する構造とし、且つ、放熱板10a,10bの接合部分に複数の放熱孔11を設けている。
【0095】
放熱板10a,10bの接合部分の熱は、筐体70に開けられた空気排出口72から筐体70の外部に排出される。
この時、放熱板10a,10bの接合部分には複数の放熱孔11が開けられているので、筐体70の内部の熱を、放熱板10a,10bの接合部分に開けられた複数の放熱孔11を通して、筐体70に開けられた空気排出口72から筐体70の外部に逃がすことができる。
【0096】
筐体70の内部には、記録再生回路9の発熱部品90があるが、放熱板10a,10bの複数の放熱孔11を開けた接合部分と反対側で、記録再生回路9の発熱部品90に臨んだ部分の筐体70に、空気を取り入れるための空気取入口71を開けた構造とする。
このような構造をとることにより、筐体70の外部の空気と内部の空気の循環を適切に制御できるため、ハードディスクドライブ1の放熱と電子回路の放熱を効率的に行うことができる。
【0097】
また、ここでは、空気の自然対流による放熱のみを記載したが、放熱板10a,10bの放熱孔11の部分に小型のファンをつけることにより、より効果的な換気を行うことも可能である。
この場合も、従来のように筐体70内の全体の空冷を考える必要はなく、放熱板10a,10bの周囲の空気を筐体70の外部に送るだけであるので、ファンを小型化することが可能である。
【0098】
上記にて説明された本発明により、以下の効果がもたらされる。
本発明の第1の実施形態の録画再生装置においては、上述したように、複数のペルチェ素子2と単一の温度センサー3とを一体化して構成される温度調節手段4をハードディスクドライブ1に密着するように面積分だけ配置したことにより、温度調節手段4の温度センサー3がハードディスクドライブ1の正確な温度を計測し、制御回路5が温度センサー3で計測したハードディスクドライブ1の温度に応じて温度調節手段4の複数のペルチェ素子2を冷却または加熱するように同時に制御するので、ハードディスクドライブ1の全体の温度を温度調節手段4により一定に保つことができ、ハードディスクドライブ1の温度を正確に制御することが可能となる。
【0099】
本発明の第2の実施形態の録画再生装置においては、ハードディスクドライブ1を両面から温度調節手段4a,4bで挟んだ構造とするため、温度調節手段4a,4bの温度センサー3a,3bがハードディスクドライブ1の正確な温度を計測し、制御回路5´が温度センサー3a,3bで計測したハードディスクドライブ1の温度と周囲温度に応じて両面の温度調節手段4aの複数のペルチェ素子2a及び温度調節手段4bの複数のペルチェ素子2bを冷却または加熱するように個々に制御するので、ハードディスクドライブ1の全体の温度を温度調節手段4により一定に保つことができ、外気温度と筐体7の内部温度との間に温度差が発生しても、温度差に影響されることなく、ハードディスクドライブ1の温度を正確に制御できる。
【0100】
本発明の第3の実施形態の録画再生装置においては、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bから発せられるハードディスクドライブ1の熱を放熱板10a,10bに集中させることによって、筐体70内部に温度勾配を発生させて空気の対流を起こさせるため、筐体70内の電子回路である記録再生回路9により発生した熱を効果的に筐体70外に排出することができる。
【0101】
また、温度調節手段4a,4bのペルチェ素子2a,2bから発せられるハードディスクドライブ1の熱を他の外部媒体(筐体70、放熱板10a,10bなど)に移し、移された外部媒体で熱を筐体70外に放出することにより、筐体70全体を冷やすための大型の冷却ファンなどを内蔵しなくても良いため、冷却ファンによる騒音の低減化が図れ、冷却ファンのための通風孔などを設けずにすむので、装置のシールド効果をあげることができる。
【0102】
さらに、ハードディスクドライブ1の周辺に空間を開ける必要がなく、冷却ファンも装着しなくて済むため、装置全体の小型化が図れる。
【0103】
また、ハードディスクドライブ1を温度調節手段4a,4bで挟んだ構造となるため、ハードディスクドライブ1の振動や騒音を抑えることができる。
【0104】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の冷却・加熱手段と単一の温度計測手段とを一体化して構成される温度調節手段をAV信号記憶手段に密着するように配置したので、AV信号記憶手段の温度を温度計測手段により正確に計測することができ、制御手段が温度計測手段で計測したAV信号記憶手段の温度に応じて温度調節手段の複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように同時に制御するので、温度調節手段の複数の冷却・加熱手段の持つ熱交換作用によって、AV信号記憶手段の全体の温度を温度調節手段により一定に保つことができ、従来のようにAV信号記憶手段の周囲に一定の空間を必要とせず、装置全体の小型化を図れ、冷却ファンなどによる騒音の問題が発生することもない録画再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の録画再生装置の構成を示す斜視図。
【図2】本発明に係る第1の実施形態の録画再生装置における温度調節手段の構造を詳細に示す説明図。
【図3】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置の構成の一部を示す正面図。
【図4】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置の構成を示す説明図。
【図5】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置における制御手段の詳細を示す説明図。
【図6】本発明の録画再生装置における温度調節手段の温度センサーの出力とペルチェ素子の制御を行うための温度の判定の基準を示す説明図。
【図7】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が低い場合の一例を示す説明図。
【図8】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が動作範囲内にある場合の一例を示す説明図。
【図9】本発明に係る第2の実施形態の録画再生装置におけるハードディスクドライブの温度が高い場合の一例を示す説明図。
【図10】本発明に係る第3の実施形態の録画再生装置の構成を示す正面図。
【符号の説明】
1 ハードディスクドライブ(AV信号記憶手段)
2,2a,2b ペルチェ素子(冷却・加熱手段)
3,3a,3b 温度センサー(温度計測手段)
4,4a,4b 温度調節手段
5,5´ 制御回路(制御手段)
6 熱伝導幕(熱伝導体)
6a,6b 熱伝導体
7 筐体
8 ハードディスクドライブ取付アングル
9 記録再生回路(録画再生手段)
10a,10b 放熱板(熱導伝体)
11 放熱孔
20 P型半導体
21 N型半導体
22 導体
70 筐体
71 空気取入口
72 空気排出口
90 発熱部品
A,A1,A2,B,B1,B2 電極
C1,C2 温度電圧出力
D1,D2 加熱出力
E1,E2 冷却出力
O +電源
P −電源
Q 演算回路
R,R´ 電源切替回路
SW1,SW2,SW3,SW4 スイッチ

Claims (5)

  1. AV信号をデジタル記録し、デジタル記録した前記AV信号を再生する録画再生装置において、
    前記AV信号を記録媒体に記憶するAV信号記憶手段と、前記AV信号記憶手段に面積分だけ配置され、前記AV信号記憶手段の温度を一定に保つための冷却・加熱切替え可能な複数の冷却・加熱手段と前記AV信号記憶手段の温度を計測する単一の温度計測手段とで構成される温度調節手段と、前記温度調節手段の前記複数の冷却・加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度計測手段で計測した前記AV信号記憶手段の温度に応じて前記温度調節手段の前記複数の冷却・加熱手段を冷却または加熱するように同時に制御することを特徴とする録画再生装置。
  2. 上記複数の冷却・加熱手段は、互いに並列に接続されたペルチェ素子であり、上記単一の温度計測手段は、温度センサーであり、前記ペルチェ素子及び前記温度センサーは、上記AV信号記憶手段に密着するように配置された熱伝導体内に組み込まれている請求項1に記載の録画再生装置。
  3. 上記温度調節手段は、上記AV信号記憶手段の両面に配置されている請求項1または2に記載の録画再生装置。
  4. 上記温度調節手段の温度計測手段は、上記AV信号記憶手段の上記記録媒体に相当する箇所に配置されている請求項1乃至3のいずれかに記載の録画再生装置。
  5. さらに、上記AV信号記憶手段,上記複数の冷却・加熱手段と上記単一の温度計測手段とで構成される上記温度調節手段及び上記制御手段を内部に配置された筐体と、前記筐体の内部に配置された上記AV信号を録画,再生するための録画再生手段と、前記温度調節手段に装着された前記冷却・加熱手段から発せられる熱を前記筐体の外部に向って導伝する熱導伝体とを備え、前記筐体は、空気取入口と空気排出口とを有し、前記録画再生手段から発せられる熱を前記空気取入口から前記空気排出口へと向う空気の対流により前記筐体の外部に放出する請求項1乃至4のいずれかに記載の録画再生装置。
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