JP2006336397A - 見切り材、見切り材の取付構造および取付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長寸部2と短寸部3とからなり、断面略L字状に形成された長尺な本体部1aと、前記長寸部2に平行して前記短寸部3の一端から所定の長さ延出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な延出部4と、前記短寸部3に平行して前記延出部4の一端から所定の長さ突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突出部5と、前記突出部5の一端から内方に突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突片6とを備えたことを特徴とする見切り材、およびこの見切り材をサッシ枠12と下地材13,16との間に取り付けた取付構造と、その取付方法。
【選択図】図1
Description
前記長寸部2に平行して前記短寸部3の一端から所定の長さ延出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な延出部4と、
前記短寸部3に平行して前記延出部4の一端から所定の長さ突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突出部5と、
前記突出部5の一端から内方に突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突片6とを備えたことを特徴とする。
また、前記長寸部2と前記突片6との間に挟み込めないような形状の下地材16の場合には、前記サッシ枠12と下地材16との間に、前記長寸部2を挟み込むようにして取り付けることにより、前記クロス14の端部を、前記延出部4および突出部5によって前記下地材16の表面に確実、かつ強固に固定することが可能となる。しかも、前記短寸部3および延出部4によって前記クロス14の端部を覆うことができる。これにより、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
さらに、このように一つの見切り材1によって異なる形状の下地材13,16に対応することができ、その上、前記クロス14の端部を前記下地材13,16に強固に固定することができるとともに、開口部11周辺の外観性を向上させることができるので機能性が極めて高い。
建物10の開口部内周面11aに前記サッシ枠12が固定され、該サッシ枠12に隣接するようにして前記下地材13が固定されているとともに、該下地材13の表面にクロス14が設けられ、
前記下地材13には前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に挿入可能な厚みを有する凸部13aが形成されており、
前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に前記下地材13の凸部13aを挿入するようにして、前記サッシ枠12と下地材13との間に前記見切り材1が取り付けられ、
前記下地材13の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部が、前記見切り材1の延出部4および突出部5によって覆われるとともに、前記突出部5および突片6によって下地材13側に押さえ込まれていることを特徴とする。
しかも、前記延出部4および突出部5によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
前記サッシ枠12を建物10の開口部内周面11aに固定しておき、
前記サッシ枠12の端面12aと前記見切り材1の短寸部3の裏面とを固定するとともに、前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に前記下地材13の凸部13aを挿入して、該下地材13を前記サッシ枠12に隣接するように設置し、
前記下地材13の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部を、前記見切り材1の延出部4および突出部5によって覆うとともに、前記突出部5および突片6によって下地材13側に押さえ込むことを特徴とする。
しかも、前記延出部4および突出部5によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
建物10の開口部内周面11aに前記サッシ枠12が固定され、該サッシ枠12に隣接するようにして前記下地材16が固定されているとともに、該下地材16の表面にクロス14が設けられ、
前記下地材16のサッシ枠側端面16aは平坦に形成されており、
前記下地材16のサッシ枠側端面16aとサッシ枠12の端面12aとの間に、水密材17を介して前記見切り材1の長寸部2が取り付けられ、
前記下地材16の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部が、前記見切り材1の短寸部3おとび延出部4によって覆われるとともに、前記延出部4および突出部5によって下地材16側に押さえ込まれていることを特徴とする。
しかも、前記短寸部3および延出部4によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
また、前記見切り材1の長寸部2は、水密材17を介して前記下地材16のサッシ枠側端面16aとサッシ枠12の端面12aとの間に取り付けられていることから、雨水等の侵入を防ぐことができるので、湿気による壁材の劣化や、両面テープ15や接着剤等の粘着力の低下を防ぐことが可能となる。
前記サッシ枠12を建物10の開口部内周面11aに固定しておき、
前記下地材16のサッシ枠側端面16aに、水密材17を介して前記見切り材1の長寸部2を取り付け、
前記長寸部2の裏面と前記サッシ枠12の端面12aとを当接するようにして前記下地材16を前記サッシ枠12に隣接するように設置し、
前記下地材16の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部を、前記見切り材1の短寸部3および延出部4によって覆うとともに、前記延出部4および突出部5によって下地材16側に押さえ込むことを特徴とする。
しかも、前記短寸部3および延出部4によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
また、このように一つの見切り材によって異なる形状の下地材に対応することができ、その上、前記クロスの端部を前記下地材に強固に固定することができるとともに、開口部周辺の外観性を向上させることができるので機能性が極めて高い。
なお、この見切り材1は、窓等の開口部11の内周面11aを形成する際に、表面にクロス14が設けられる下地材13,16とサッシ枠12との間に取り付けられて、前記クロス14のサッシ枠12側の端部が剥離しないように固定するものである。
前記長寸部2に平行して前記短寸部3の一端から所定の長さ延出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な延出部4と、
前記短寸部3に平行して前記延出部4の一端から所定の長さ突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突出部5と、
前記突出部5の一端から内方に突出し、かつ前記本体部1aに沿って長尺な突片6とを備えたものである。
さらに、これら長寸部2と短寸部3、延出部4、突出部5、突片6は、図示はしないが、前記開口部11の一辺にわたるように長尺に形成されており、この見切り材1で、前記開口部11の一辺にわたる長さを有するクロス14の端部を固定することができるようになっている。
すなわち、図2に示すように、建物10の開口部内周面11aに前記サッシ枠12が固定され、該サッシ枠12に隣接するようにして前記下地材13が固定されているとともに、該下地材13の表面にクロス14が設けられ、
前記下地材13には前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に挿入可能な厚みを有する凸部13aが形成されており、
前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に前記下地材13の凸部13aを挿入するようにして、前記サッシ枠12と下地材13との間に前記見切り材1が取り付けられ、
前記下地材13の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部が、前記見切り材1の延出部4および突出部5によって覆われるとともに、前記突出部5および突片6によって下地材13側に押さえ込まれている。
なお、本実施の形態の建物10は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
しかも、前記延出部4および突出部5によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
前記サッシ枠12の端面12aと前記見切り材1の短寸部3の裏面とを固定するとともに、前記見切り材1の長寸部2と突片6との間に前記下地材13の凸部13aを挿入して、該下地材13を前記サッシ枠12に隣接するように設置し、
前記下地材13の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部を、前記見切り材1の延出部4および突出部5によって覆うとともに、前記突出部5および突片6によって下地材13側に押さえ込んで行う。
しかも、前記延出部4および突出部5によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができるようになっている。
すなわち、図4に示すように、建物10の開口部内周面11aに前記サッシ枠12が固定され、該サッシ枠12に隣接するようにして前記下地材16が固定されているとともに、該下地材16の表面にクロス14が設けられ、
前記下地材16のサッシ枠側端面16aは平坦に形成されており、
前記下地材16のサッシ枠側端面16aとサッシ枠12の端面12aとの間に、水密材17を介して前記見切り材1の長寸部2が取り付けられ、
前記下地材16の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部が、前記見切り材1の短寸部3および延出部4によって覆われるとともに、前記延出部4および突出部5によって下地材16側に押さえ込まれている。
さらに、他にも例えば、多数の独立気泡を有する低発泡性の樹脂からなる発泡EPDM(エチレンプロピレンジエンターポリマ)や防水用シリコン材、各種ゴム、その他の弾性と柔軟性および可撓性を有する合成樹脂を用いることができる。
しかも、前記短寸部3および延出部4によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
また、前記見切り材1の長寸部2は、水密材17を介して前記下地材16のサッシ枠側端面16aとサッシ枠12の端面12aとの間に取り付けられていることから、雨水等の侵入を防ぐことができるので、湿気による壁材の劣化や、両面テープ15や接着剤等の粘着力の低下を防ぐことが可能となる。
前記下地材16のサッシ枠側端面16aに、水密材17を介して前記見切り材1の長寸部2を取り付け、
前記長寸部2の裏面と前記サッシ枠12の端面12aとを当接するようにして前記下地材16を前記サッシ枠12に隣接するように設置し、
前記下地材16の表面に設けられたクロス14のサッシ枠12側の端部を、前記見切り材1の短寸部3および延出部4によって覆うとともに、前記延出部4および突出部5によって下地材16側に押さえ込んで行う。
そして、このように水密材17および見切り材1が取り付けられた状態の下地材16を、前記長寸部2の裏面と前記サッシ枠12の端面12aとを当接するようにして前記サッシ枠12に隣接するように設置する。この時、前記下地材16と開口部内周面11aとの間に接着剤を塗布しておくことで、前記下地材16の取付作業を短時間で完了させることができるようになっている。
しかも、前記短寸部3および延出部4によって前記クロス14の端部を覆うことができるので、前記クロス14の浮きを防ぐことが可能となり、開口部11周辺の外観性を向上させることができる。
また、このように一つの見切り材1によって異なる形状の下地材13,16に対応することができ、その上、前記クロス14の端部を前記下地材13,16に強固に固定することができるとともに、開口部11周辺の外観性を向上させることができるので機能性が極めて高い。
2 長寸部
3 短寸部
4 延出部
5 突出部
6 突片
12 サッシ枠
13 下地材
13a 凸部
14 クロス
16 下地材
16a サッシ枠側端面
Claims (5)
- 長寸部と短寸部とからなり、断面略L字状に形成された長尺な本体部と、
前記長寸部に平行して前記短寸部の一端から所定の長さ延出し、かつ前記本体部に沿って長尺な延出部と、
前記短寸部に平行して前記延出部の一端から所定の長さ突出し、かつ前記本体部に沿って長尺な突出部と、
前記突出部の一端から内方に突出し、かつ前記本体部に沿って長尺な突片とを備えたことを特徴とする見切り材。 - 請求項1に記載の見切り材をサッシ枠と下地材との間に取り付けた見切り材の取付構造であって、
建物の開口部内周面に前記サッシ枠が固定され、該サッシ枠に隣接するようにして前記下地材が固定されているとともに、該下地材の表面にクロスが設けられ、
前記下地材には前記見切り材の長寸部と突片との間に挿入可能な厚みを有する凸部が形成されており、
前記見切り材の長寸部と突片との間に前記下地材の凸部を挿入するようにして、前記サッシ枠と下地材との間に前記見切り材が取り付けられ、
前記下地材の表面に設けられたクロスのサッシ枠側の端部が、前記見切り材の延出部および突出部によって覆われるとともに、前記突出部および突片によって下地材側に押さえ込まれていることを特徴とする見切り材の取付構造。 - 請求項2に記載の見切り材の取付構造を得るために前記サッシ枠と下地材との間に見切り材を取り付ける見切り材の取付方法であって、
前記サッシ枠を建物の開口部内周面に固定しておき、
前記サッシ枠の端面と前記見切り材の短寸部の裏面とを固定するとともに、前記見切り材の長寸部と突片との間に前記下地材の凸部を挿入して、該下地材を前記サッシ枠に隣接するように設置し、
前記下地材の表面に設けられたクロスのサッシ枠側の端部を、前記見切り材の延出部および突出部によって覆うとともに、前記突出部および突片によって下地材側に押さえ込むことを特徴とする見切り材の取付方法。 - 請求項1に記載の見切り材を前記サッシ枠と下地材との間に取り付けた見切り材の取付構造であって、
建物の開口部内周面に前記サッシ枠が固定され、該サッシ枠に隣接するようにして前記下地材が固定されているとともに、該下地材の表面にクロスが設けられ、
前記下地材のサッシ枠側端面は平坦に形成されており、
前記下地材のサッシ枠側端面とサッシ枠の端面との間に、水密材を介して前記見切り材の長寸部が取り付けられ、
前記下地材の表面に設けられたクロスのサッシ枠側の端部が、前記見切り材の短寸部および延出部によって覆われるとともに、前記延出部および突出部によって下地材側に押さえ込まれていることを特徴とする見切り材の取付構造。 - 請求項4に記載の見切り材の取付構造を得るために前記サッシ枠と下地材との間に見切り材を取り付ける見切り材の取付方法であって、
前記サッシ枠を建物の開口部内周面に固定しておき、
前記下地材のサッシ枠側端面に、水密材を介して前記見切り材の長寸部を取り付け、
前記長寸部の裏面と前記サッシ枠の端面とを当接するようにして前記下地材を前記サッシ枠に隣接するように設置し、
前記下地材の表面に設けられたクロスのサッシ枠側の端部を、前記見切り材の短寸部および延出部によって覆うとともに、前記延出部および突出部によって下地材側に押さえ込むことを特徴とする見切り材の取付方法。
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JP2003262073A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Misawa Homes Co Ltd | 見切材および見切材の取付構造 |
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