JP2006336338A - 水抜管及び水抜管を用いた排水方法 - Google Patents

水抜管及び水抜管を用いた排水方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
土砂崩壊を防止しうる水抜き技術を提供することを目的とする。
【解決手段】
有孔構造の水抜管であって、管本体の周面に無孔部を、管本体の長手方向に沿って連続して形成したことを特徴とする、水抜管。また、前記水抜管の製造方法であって、鋼製の平板の長手方向に有孔部を形成する第1工程と、前記平板を長手方向と交差する方向に折曲して筒状に成形する第2工程とからなることを特徴とする水抜管の製造方法。また、前記水抜管を使用し、無孔部を下向きにして前記水抜管を地中に設置し、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、土砂崩落・擁壁崩落を防ぐための水抜管及び水抜管の製造方法及び排水方法に関するものである。
土砂崩落・擁壁崩落を防ぐために、公知の水抜き技術においては、管本体の全周面に透孔を有する水抜管を地中に設置し、透孔を通じて集水した管周囲の間隙水を地中から誘導して地表へ排水している。
しかしながら、従来の水抜き技術には次のような問題がある。
(1) 水抜管は透孔を上下方向の区別無く設けたものであるため、水抜管の透孔から集水しても、地表へ誘導する途中に水抜管の下部に穿設された透孔を通じて周囲に水が漏れ出してしまい、排水性が悪い。
(2) 上記したように大量の漏水が土留壁等の裏面の地表に近い範囲に排水できずに集まってしまう。そのため土砂の間隙水圧が高まり、また土砂の流動性が高まるため、突然に土砂崩壊や擁壁の崩落が起こる危険がある。
(3) 現在、中越地方で被災した地域において、降雪した大量の雪どけ水による土砂崩落が危惧されている。既存のコンクリート製擁壁や各種の土留材が破損した状況下で、数mにも及ぶ大量の雪が溶け出すと、地盤が緩み、二次災害や三次災害の発生が危惧されている。現在このような悪環境を救済する好適な技術の提案が切望されている。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、排水性を改善して土砂崩壊を防止しうる水抜き技術を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、地質を問わずに、集水しやすく、集水した水を逃すこと無く排水性能が高い、水抜管及び水抜管の製造方法及び水抜管を用いた排水方法の提供を目的とする。
また、本発明は、確実に水抜きを行うことのできる水抜管及び水抜管の製造方法及び水抜管を用いた排水方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的のうち少なくとも一つを達成するようにしたものである。
上記のような課題を解決するために、本願の第1発明は、有孔構造の水抜管であって、管本体の周面に単数又は複数の無孔部を、管本体の長手方向に沿って連続して形成したことを特徴とする、水抜管である。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、管本体を透水性のシートで被覆したことを特徴とする、水抜管である。
また、本願の第3発明は、前記第1発明において、管本体の内部に透水性の中詰体を設置したことを特徴とする、水抜管である。
また、本願の第4発明は、前記第1乃至第3発明の何れかに記載の水抜管において、中空のジョイント管を介して複数の管本体を結合して延長可能に構成したことを特徴とする、水抜管である。
また、本願の第5発明は、前記第1乃至第4発明の何れかに記載の水抜管において、水抜管の先端部に、打設キャップを付設したことを特徴とする、水抜管である。
また、本願の第6発明は、前記第1乃至第5発明に記載の水抜管の製造方法であって、鋼製の平板の長手方向に有孔部を形成する第1工程と、前記平板を長手方向と交差する方向に折曲して筒状に成形する第2工程とからなることを特徴とする水抜管の製造方法である。
また、本願の第7発明は、前記第1乃至第5発明に記載の水抜管の製造方法であって、管本体の長手方向に切削又は開孔により有孔部を形成したことを特徴とする、水抜管の製造方法。
また、本願の第8発明は、水抜管を用いた排水方法であって、前記第1乃至第5発明の何れかに記載の水抜管を使用し、無孔部を下向きにして前記水抜管を地中に設置し、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
また、本願の第9発明は、第8発明に記載の水抜管を用いた排水方法において、先行して設けたボーリング用のケーシング管を利用し、前記ケーシング管に前記水抜管を内挿して地中に設置し、前記水抜管の設置後にケーシング管を抜き取り、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
また、本願の第10発明は、第8発明に記載の水抜管を用いた排水方法において、既設管を利用し、前記既設管に前記水抜管を内挿して地中に設置し、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
本発明の水抜管及び水抜管の設置方法は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果のうちの少なくとも一つを得ることができる。
(1) 有孔構造の水抜管の管本体の周面に無孔部を、管本体の長手方向に沿って連続して形成したことで、無孔部からの水漏れを防止して、排水効果に優れ、土砂崩落・擁壁崩落をより防止しうる。殊に、被災地に積った大量の雪が溶け出すような現場においては、簡易な手法で以って大量の地中水を排水できるので二次三次被害を未然に防止することができ、人命や経済的損失を最小限に食い止めることができる。また、過剰な余剰水を排出することで耐震化、免震作用を高めるものとなる。
(2) 有孔部と無孔部の上下の方向性を定めて形成したものであるため、有孔部の透孔をより大きく形成しうるため、集水性に優れ排水効果が良く、土砂崩落・擁壁崩落をより防止しうる。
(3) 水抜管を透水性のシートで被覆するので土砂の流出を防止できる。
(4) 水抜管内部に透水性の中詰体を配置し、前記中詰体で有孔部の透孔を塞いだことで、土砂の流出防止が可能となる。
(5) 透孔を大きなものに形成し得るため、排水効果が良く、土砂崩落・擁壁崩落をより防止しうる。
(6) 水抜管を長尺に形成し得ないような場合でも、ジョイント管を使用することで、長尺に形成することができる。このため、現場の必要長を簡単に確保可能である。
(7) 水抜管の先端部に打設キャップを取り付けたことにより、貫入抵抗が小さくなり水抜管の設置作業性を改善できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<1> 水抜管
本発明の水抜管10は、図1に示すように、有孔構造の管本体20の周面に、水の集水のための透孔301を有する有孔部30に加えて、無孔部40を設けたことで、該無孔部40から水が漏れ出さないことを特徴とするものである。
このため、水抜管10を打設した際に、水を集め地山や盛土から外部へ流しだす排水効果を最大にするために、管本体20の鉛直方向の下方向に無孔部40が位置することが望ましい。
<2> 有孔部・無孔部
無孔部40は管本体の鉛直方向の下方向に位置するものであれば、水抜管10の排水効果をより高めるものとなる。
一方、有孔部30は管本体10の鉛直方向の下方向に位置しないもの、つまり排水が、漏れ出さないような位置に形成したものであれば、排水効果を低下させるものとならない。
無孔部40と有孔部30の管本体10周面上での配置割合は、無孔部40を水抜管の全周面の下部の3分の1程度にすることも可能であるし、3分の2程度に形成することも可能である。その場合には有孔部30は全周面の下部3分の2、3分の1の割合を占めることになる。
通常、管本体20周面の、無孔部40の割合を多く取ることで、排水が漏れ出さない許容量を大きくするものであり、無孔部40の割合が少なければ、有孔部30が地盤に接する面積が多くなることを意味し、地盤の水を集めやすくなる。
ここで、無孔部40と有孔部30が一対になるように、管本体20を形成するようにすることで、排水効果が十分に発揮するものとなしえる。
つまり、無孔部40が管の全周面の下部の略半分を形成し、有孔部30が管の上部の略半分を形成することで、水抜管上部からの水を受け止める面積が最大になると共に、管本体20内部に入った水を漏れずに排出する機能も十分なものとなる。
図示した無孔部40の形成範囲は一例であり、要は管体の底部に連続した排水路を形成できる範囲であればよい。
この点、有孔部30を管本体20の全周面の上部3分の2程度を有するものとした場合には、水抜管10を設置した際の、円筒の水抜管10である場合、直径方向の左右端に上部から侵入した水は、そのまま、有孔部30をすり抜けてしまうことになり、無孔部40で受け止めないものとなる。
このため、排水効果を最大限に発揮させるためには、水抜管10設置時の上半分を有孔部30とし、下半分を無孔部40とすることが望ましい。
つまり、有孔部30と無孔部40が一対になるように、管本体20の周面を形成することが望ましい。
水抜管10の断面形状は、図示したように円形の断面形状を有する管を使用するものであるが、水抜管10の断面は、円形のものに限られるものではない。
断面が、四辺形状のものでも構成可能である。
ここで、例えば、断面が長方形状の水抜管10とした場合には、上半分を有孔部30、下半分を無孔部40とすることも可能であるが、四辺のうちの上辺のみを有孔部30とすることでも可能である。
この場合、上辺全てに透孔301が位置するため、側辺が高くなる分、漏れずに排水できる許容水量が増加するので、水抜管10の排水効果がより高まるものとなる。
<3> 排水方法
次に上記した水抜管10を用いた排水方法について説明する。
水抜管10を設置する場合、例えば水抜管10を擁壁50に打設する際に、水抜管10の円周の上下方向を確かめてから打設する必要がある。
打設方向は無孔部40が水抜管10設置時に下向きに、つまり鉛直方向に対し下向きとなるように設置する。
<4>排水作用
図2に示すように、打設した水抜管10は、鉛直方向の上方向に有孔部30を有するものであるため、水抜管10の上部から水が透孔301を通過し、鉛直方向の下方向に位置する無孔部40に溜まるものとなる。
水抜管10の擁壁50等への挿入角度は一定角度上向きに傾斜して設置するため、無孔部40に溜まった水は、盛土60などの外へ排出される。
その際に、水が無孔部40を流れるため、水抜管内部を流れる際に、再び水抜管10の外部に漏れ出すこと無く、盛土60などの外へ排出される。
ここで、水抜管10の下部には、透孔301が無いものであるため、水抜管10内から漏れ出すことなく、擁壁50の外部へと排水することができる。
また、透孔301を大きく形成した場合には、水を集める効果がより大きなものとなる。
図6に、複数の無孔部40を形成した水抜管10についての他の形態を示す。
水抜管10の有孔部30、無孔部40の配置は、管の上部、下部に限られるものではなく、排水効果が十分であるような配置にすることが重要となる。
図6に示すように、水抜管10の断面形状が星状を呈し、突起部120相互の結合部分である根本部110に有孔部30を設けることでも、通水効率を上げることができる。
なお、突起部120の個数は図示したように5個に限られるものではなく4個や6個等の複数個を有するものでも同様の効果を有するものである。
同様に、突起部120は水を保持し、排水路を形成しうる形状であれば、図示したように鋭角を有する形状に限るものではない。
実施例2においては、有孔部30から浸入した水は、水抜管10内部にて、突起部120に溜まるものとなる。突起部120には、根本部110に至るまで透孔301が存在しないため、水抜管10内に集まった水は、突起部120を流れていくものとなり、水漏れが無いものとなる。
また、本例にあっては、設置時に水抜管10の上下の方向性に対する配慮が不要となるという利点がある。
図3に示すように、水抜管10を設置する際には、打設キャップ70を、水抜管10の擁壁への挿入方向の端部に取り付けることも可能である。
打設キャップ70は、内径が管本体20の外径とほぼ同一、あるいは、外径が管本体20の内径とほぼ同一のキャップ状を有し、先端を鋭角に形成したものである。
なお、キャップの先端は鋭角に形成しないようにも形成可能である。
本例にあっては打設キャップ70を取り付けることで、先端を鋭角に形成したことにより、打設時に、水抜管10をより容易に擁壁に挿入していくことができる。
また、打設キャップ70を取り付けるものでなくとも、管本体の挿入方向の先端を閉塞することで、水抜管10を直接、盛土60等に挿入して打設する方法も挙げられる。
これにより、水抜管10の擁壁への挿入時や設置後に、水抜管10の先頭部から土砂が水抜管10内部へ侵入することを妨げる効果も有する。
水抜管10を長尺に形成しえない場合、例えば、一枚の鉄板に開口した部分と開口しない部分を設けて、円筒状に形成するような場合には、水抜管10が現場での必要な長さを確保するのに十分な長さになりえない場合がある。
そのような場合には、図4に示すジョイント管80により管本体20同士を結合することもできる。
ジョイント管80は、結合する管本体20の端部の形状と同一形状の端部を有するものであり、内径が管本体20の外径とほぼ同一、あるいは、外径が管本体20の内径とほぼ同一の接続部801を有し筒状に構成する。
ジョイント管80を管本体20内部に挿入する場合には、ジョイント管80の外周にフランジ部802を設けることで、ジョイント管80の管本体20への過度の挿入を防ぐことができる。
本例にあっては、水抜管10を設置する地盤に雪が深く積っている場合でも設置可能である。また緩地盤層であるような場合でも設置が容易となる。
なお、ジョイント管80を使用するものではなくとも、管本体20の端部をオス、メス形状に形成することが可能であれば、接続部に接着剤を塗りオス、メス部を接続するなどの接続方法も可能である。
透孔301が大きなものであり、土砂が透孔301から管本体20内部に流入してしまうような場合には、図5に示すように、透水性を有するシートである透水性シート90で管本体20を覆うことも可能である。
透水性シート90で管本体20を覆ったことにより、有孔部30からの土砂の流出を防ぎつつ、大きな透孔301を設け、水をより効率よく集水することができる。
つまり、土砂が水抜管の内部に流れ込んで流出しないように管本体20を透水性シート90で被覆して水抜管10を打設することで、透水性シート90を通じて水だけを排水できる。
また、図6に示すように、管本体20の内部に透水性の中詰体100を配置することで、有孔部30からの土砂の流出を防ぎつつ、大きな透孔301を設け、水をより効率よく集水することができる。
水抜管10の製造方法は、平板の鋼板に有孔部を形成した後で、鋼板を管状に形成するという方法が挙げられる。
つまり、第1工程で鋼製の平板の長手方向に有孔部30を形成する。有孔部30を必要な幅だけ設ける。
第2工程で平板を平板の長手方向と交差する方向に折り曲げ、丸めて筒状に成形することも可能である。
第1工程での有孔部30の形成は、切削又は打設により有孔部を形成することが可能である。
筒状にした際には、平板端部同士を溶接して閉じることも可能であり、有孔部を形成する際に、平板端部が有孔部30にあたるように形成し、端部同士を接合しないで置くことも可能である。
この製造方法により開孔作業性に加え、開口精度も向上するものとなる。
また、透孔301を有しない鉄板と、透孔301を有する鉄板をそれぞれ、半円筒状に形成して溶接するように形成するものなども可能である。
なお、水抜管が鋼製以外に樹脂製であれば、透孔を有さない管に有孔部を設けていく製造方法も可能である。
その際には、開口を有さない管本体の長手方向の有孔部30の形成に必要な幅だけ切り込み、切削や開孔して管を有孔構造として水抜管を製造する。
水抜管1は、公知の打設方法を採用しうるものである。例えば、図7(a)に示すようにボーリングにより盛土60に貫通孔を形成し、ケーシング管130を該貫通孔に水抜管10を挿入していく方法が一つの方法として挙げられる。
つまりケーシング管130の打設後、ケーシング管130内をピットで掘削する。ピットをケーシン管130から撤去し、ケーシング管130内に水抜管10を挿入し、打設した擁壁60等からケーシング管130を撤去という方法によるものである。
この際、水抜管10の長さが、盛土60等の水を抜くのに十分な長さを有しないものである場合は、図4に示すジョイント管80により水抜管10同士を結合することで、十分な集水を成しえる長さに継ぎ足していく。
ジョイント管80を使用することで、擁壁50や岩塊等の硬い障害物が存在する場合、初期の貫通路を確保でき、水抜管10の破損を回避して容易に設置することが可能となる。
また、図7(b)に示すように、既設の水抜管10が、地山に既に導入されているような場合において、水抜管10を既設管140の内径よりも小さな外径に形成し、水抜管10を既設管140内に通して設置することも可能である。
つまり、既設管140内径よりも小さな外径を有する水抜管10を形成し、既設管140内に本発明の水抜管10を挿入することで、既設管140の透孔301に上下の方向性が無いような場合でも、本発明の水抜管10により排水効果が高まる。
また、既設管140が土砂等により目詰まりしている場合、一部破損している場合等において、水抜管10を新たに挿入し、既設管140に置き換え、排水機能を回復、改善するという利用法も可能である。
なお、既設管140は、水抜管10の挿入後、土砂内から抜き去ることもできるし、そのまま残しておくことも可能である。
ケーシング管130を利用する場合、あるいは既設管140を利用して水抜管10を設置する場合には、ケーシング管130や既設管140をガイド管として利用可能である。
ガイド管として利用することでケーシング管130や既設管140の長さより長い水抜管10であっても挿入時の破損を防ぐことや、座屈変形の防止効果を有するものともなる。
軟らかい地山では打設ハンマー類を用いて水抜管10を打ち込むことで、水抜管10を設置することも可能である。
また、岩盤斜面など打ち込み出来ない硬い地山では削孔機械で必要断面を削孔して形成した水抜孔に水抜管10を挿入して設置することも可能である。
本発明に係る水抜管の概観図。 本発明に係る水抜管の作用図。 本発明に係る水抜管に打設キャップを取り付けた説明図。 本発明に係る水抜管をジョイント管で接続した説明図。 本発明に係る水抜き管を透水性シートで覆った断面図。 本発明に係る水抜管に中詰体を配置した断面図。 本発明に係る水抜管の第2実施例の断面図。 本発明に係る水抜管の設置方法の説明図。
符号の説明
10・・・・水抜管
20・・・・管本体
30・・・・有孔部
301・・・透孔
40・・・・無孔部
50・・・・擁壁
60・・・・盛土
70・・・・打設キャップ
80・・・・ジョイント管
801・・・接続部
802・・・フランジ部
90・・・・透水性シート
100・・・中詰体
110・・・根本部
120・・・突起部
130・・・ケーシング管
140・・・既設管

Claims (10)

  1. 有孔構造の水抜管であって、
    管本体の周面に単数又は複数の無孔部を、管本体の長手方向に沿って連続して形成したことを特徴とする、水抜管。
  2. 請求項1に記載の水抜管において、管本体を透水性のシートで被覆したことを特徴とする、水抜管。
  3. 請求項1に記載の水抜管において、管本体の内部に透水性の中詰体を設置したことを特徴とする、水抜管。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の水抜管において、中空のジョイント管を介して複数の管本体を結合して延長可能に構成したことを特徴とする、水抜管。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の水抜管において、水抜管の先端部に、打設キャップを付設したことを特徴とする、水抜管。
  6. 請求項1乃至5に記載の水抜管の製造方法であって、鋼製の平板の長手方向に有孔部を形成する第1工程と、
    前記平板を長手方向と交差する方向に折曲して筒状に成形する第2工程とからなることを特徴とする、水抜管の製造方法。
  7. 請求項1乃至5に記載の水抜管の製造方法であって、管本体の長手方向に切削又は開孔により有孔部を形成したことを特徴とする、水抜管の製造方法。
  8. 水抜管を用いた排水方法であって、
    請求項1乃至5の何れかに記載の水抜管を使用し、
    無孔部を下向きにして前記水抜管を地中に設置し、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
  9. 請求項8に記載の水抜管を用いた排水方法において、先行して設けたボーリング用のケーシング管を利用し、前記ケーシング管に前記水抜管を内挿して地中に設置し、前記水抜管の設置後にケーシング管を抜き取り、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
  10. 請求項8に記載の水抜管を用いた排水方法において、既設管を利用し、前記既設管に前記水抜管を内挿して地中に設置し、前記水抜管の連続した無孔部を排水路として排水することを特徴とする、水抜管を用いた排水方法。
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