JP2006334802A - 紙製蓋材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面層に印刷層(110)を有し、中間層に主体の紙層(120)を有し、裏面層にイージーピール材層(140)を有する紙製蓋材(100)であって、坪量が50g/m2 以上の主体の紙層とこの主体の紙層の裏面側に貼り合わせる貼り合わせ紙層(130)との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレン(180)を並列状又は格子状に挟着する。
【選択図】図1
Description
紙層とこの主体の紙層の裏面側に押出しラミネーションにより形成するプラスチックフィルム層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンを並列状又は格子状に挟着したことを特徴とする紙製蓋材である。
り合わせ紙層(130)とイージーピール材層(140)との間に、無機酸化物蒸着フィルム層(170)を設け、又は、図2(b)に示すように、貼り合わせプラスチックフィルム層(150)とイージーピール材層(140)との間に、無機酸化物蒸着フィルム層(170)を設け、図2(c)に示すように、押出しラミネーションにより形成するプラスチックフィルム層(160)とイージーピール材層(140)との間に、無機酸化物蒸着フィルム層(170)を設けるものである。
まず、表面側に文字絵柄を印刷した坪量が79.1g/m2 の片アート紙と坪量が50g/m2 の上質紙との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンとして径が0.3mmのテクノロート(商品名 三井化学株式会社製)を15mm間隔で並列させて、エチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョン接着剤を用いてウエットラミネーションにより貼り合わせた。次に、上質紙面側に、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネーションにより高いガスバリア性を有するGLフィルム(商品名 凸版印刷株式会社製)を貼り合わせ、さらに、イージーピール材としてCMPS VN−503(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を用いて押出しラミネーションによりイージーピール材層を形成して原単積層フィルムを作製した。この原単積層フィルムから打ち抜き加工により、径が180mmの円形出外周の一端にテクノロート方向につまみ片を突設する実施例1の紙製蓋材を作製した。そして、この実施例1の紙製蓋材を用いて、ポリスチレン製カップの口部開口部を、150℃×1秒×0.1MPaのヒートシール条件で密封した。
まず、表面側に文字絵柄を印刷した坪量が104.7g/m2 の片アート紙と高いガスバリア性を有するGLフィルム(商品名 凸版印刷株式会社製)とを押出しラミネーションにより15μmの低密度ポリエチレンフィルム層で貼り合わせると同時に、片アートと形成する低密度ポリエチレンフィルム層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンである径が0.3mmのテクノロート(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を15mm間隔で並列させて挟着した。次に、イージーピール材としてCMPS VN−503(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を用いて押出しラミネーションによりイージーピール材層を形成して原単積層フィルムを作製した。この原単積層フィルムから打ち抜き加工により、径が180mmの円形出外周の一端にテクノロート方向につまみ片を突設する実施例2の紙製蓋材を作製した。そして、この実施例2の紙製蓋材を用いて、ポリスチレン製カップの口部開口部を、150℃×1秒×0.1MPaのヒートシール条件で密封した。
まず、表面側に文字絵柄を印刷した坪量が104.7g/m2 の片アート紙と高いガスバリア性を有するGLフィルム(商品名 凸版印刷株式会社製)とを押出しラミネーションにより15μmの低密度ポリエチレンフィルム層で貼り合わせると同時に、片アートと形成する低密度ポリエチレンフィルム層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンである径が0.7mmのテクノロート(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を15mm間隔で並列させて挟着した。次に、イージーピール材としてCMPS VN−503(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を用いて押出しラミネーションによりイージーピール材層を形成して原単積層フィルムを作製した。この原単積層フィルムから打ち抜き加工により、径が180mmの円形出外周の一端にテクノロート方向につまみ片を突設する実施例3の紙製蓋材を作製した。そして、この実施例3の紙製蓋材を用いて、ポリスチレン製カップの口部開口部を、150℃×1秒×0.1MPaのヒートシー
ル条件で密封した。
まず、表面側に文字絵柄を印刷した坪量が104.1g/m2 の片アート紙と厚みが7μmのアルミニューム箔とをエチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョン接着剤を用いてウエットラミネーションにより貼り合わせた。次に、アルミニューム箔面側に、イージーピール材としてCMPS VN−503(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を用いて押出しラミネーションによりイージーピール材層を形成して原単積層フィルムを作製した。この原単積層フィルムから打ち抜き加工により、径が180mmの円形出外周の一端につまみ片を突設する比較例1の紙製蓋材を作製した。そして、この比較例1の紙製蓋材を用いて、ポリスチレン製カップの口部開口部を、150℃×1秒×0.1MPaのヒートシール条件で密封した。
まず、表面側に文字絵柄を印刷した坪量が79.1g/m2 の片アート紙と坪量が50g/m2 の上質紙とをエチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョン接着剤を用いてウエットラミネーションにより貼り合わせた。次に、上質紙面側に、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネーションにより高いガスバリア性を有するGLフィルム(商品名 凸版印刷株式会社製)を貼り合わせ、さらに、イージーピール材としてCMPS VN−503(商品名 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を用いて押出しラミネーションによりイージーピール材層を形成して原単積層フィルムを作製した。この原単積層フィルムから打ち抜き加工により、径が180mmの円形出外周の一端につまみ片を突設する比較例2の紙製蓋材を作製した。そして、この比較例2の紙製蓋材を用いて、ポリスチレン製カップの口部開口部を、150℃×1秒×0.1MPaのヒートシール条件で密封した。
上述の実施例1、実施例2、実施例3、比較例1及び比較例2の紙製蓋材について、目視による表面凹凸、デッドホールド性、金属探知可否及び環境保全性について比較評価した。その結果を表1に示す。
101……つまみ片
110……印刷層
120……主体の紙層
130……貼り合わせ紙層
140……イージーピール材層
150……貼り合わせプラスチィクフイルム層
160……押出しラミネーションにより形成するプラスティックフィルム層
170……無機酸化物蒸着フイルム層
180……糸状塑性変形性ポリエチレン
Claims (6)
- 表面層に印刷層を有し、中間層に主体の紙層を有し、裏面層にイージーピール材層を有する紙製蓋材において、坪量が50m2 以上の主体の紙層とこの主体の紙層の裏面側に貼り合わせる貼り合わせ紙層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンを並列状又は格子状に挟着したことを特徴とする紙製蓋材。
- 貼り合わせ紙層とイージーピール材層との間に、無機酸化物蒸着フィルム層を設けたことを特徴とする請求項1記載の紙製蓋材。
- 表面層に印刷層を有し、中間層に主体の紙層を有し、裏面層にイージーピール材層を有する紙製蓋材において、坪量が50m2 以上の主体の紙層とこの主体の紙層の裏面側に貼り合わせる貼り合わせプラスチックフィルム層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンを並列状又は格子状に挟着したことを特徴とする紙製蓋材。
- 貼り合わせプラスチックフィルム層とイージーピール材層との間に、無機酸化物蒸着フィルム層を設けたことを特徴とする請求項3記載の紙製蓋材。
- 表面層に印刷層を有し、中間層に主体の紙層を有し、裏面層にイージーピール材層を有する紙製蓋材において、坪量が50m2 以上の主体の紙層とこの主体の紙層の裏面側に押出しラミネーションにより形成するプラスチックフィルム層との間に、糸状の塑性変形性ポリエチレンを並列状又は格子状に挟着したことを特徴とする紙製蓋材。
- 押出しラミネーションにより形成するプラスチックフィルム層とイージーピール材層との間に、無機酸化物蒸着フィルム層を設けたことを特徴とする請求項5記載の紙製蓋材。
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- 2005-05-31 JP JP2005158959A patent/JP4706336B2/ja active Active
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