JP2006334321A - 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 - Google Patents

焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】医療用の分野等の用途に好適なガイドワイヤを製造するにおいて、高品質、高生産性にて加工することができるガイドワイヤに付形部を成形するのに使用する焼型および、ガイドワイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】焼型1は、金型本体2を、金属線コイルと熱膨張係数が等しい同種の材料で形成することにより、熱膨張係数の差をなくし、安定成形が行えるようにした。また、複数個の金型本体2を、隣接する金型本体2の裏面22と表面21とが密着するように重ねるとともに、型枠6Aに置く。重ねられた金型本体2と、重ねられた金型本体2のうち一方の端に位置する金型本体2Aの蓋体として作用する当て板6である側壁63とを、固定手段7であるアーム治具7Aにより固定した。
【選択図】図10

Description

本発明は、血管、尿管、器官等へのカテーテルの挿入や、血管の動脈瘤形成部への体内留置具の挿入の際にガイドとして用いられる医療用の分野等の用途に好適なガイドワイヤに係わり、特にガイドワイヤに付形部を成形するのに使用する、焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法に関するものである。
ガイドワイヤ9は(図12参照)、ステンレス・プラチナ・金・タングステンなどの金属線を密着状にコイリングした可撓性の金属線コイル91と、ステンレス・炭素鋼などの材質にて形成された芯線92と、金属線コイル91の伸びを防止するための安全ワイヤ93とを有するとともに、一方の端部は、湾曲形状に曲成した付形部94となっている(付形部94側を前端側とする)。金属線コイル91の内部に芯線92および安全ワイヤ93が挿入される。安全ワイヤ93は両端が金属線コイル91の両端部に固定されており、芯線92は前端がテーパー状に形成されており、後端のみが、金属線コイル91の後端に固定されている(図12(a)、図12(b)参照)。
また、ガイドワイヤ9の付形部94は、芯線92が固定されていないため、柔軟となっている。これは、血管等を損傷しないようにするためである。
付形部94を有するガイドワイヤ9の製造方法には、ガイドワイヤ9の芯線92が固定されていない側の端部である前端部を、湾曲形状に凹設された型溝が設けられた金型本体内に挿入し、蓋体を被せた後、加熱炉に入れ、熱処理成形し、湾曲形状の付形部94を成形するという方法がある(特許文献1)。
しかし、蓋体を被せるだけでは、熱処理による熱変形により、蓋体が脱落し、ガイドワイヤ9が脱落するなどの問題があり、品質の高い付形形状が得られないことがあった。
特に、金型本体とガイドワイヤとの熱膨張係数の差から生じる歪み、変形などにより、外径1mm以下のような線径が小さいガイドワイヤの付形部に変形を生じさせやすい。
また、同一金型本体により多形状の成形を可能にし、複数同時に効率よく成形するといった、生産性向上に繋がる手段は特許文献1には提示されていない。
特許第3300155号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、ガイドワイヤの付形部の成形に用いられる焼型であって、ガイドワイヤの脱落を防止する蓋体を有する焼型、多形状の成形可能な焼型、複数のガイドワイヤを同時に成形する焼型を提供するとともに、高品質、高生産性にて加工することができるガイドワイヤの製造方法を提供することを目的とする。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、金型本体は、金属線コイルと同種の材料にて形成され、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有する。
金型本体は、ガイドワイヤの金属線コイルと、熱膨張係数又は熱伝導率のいずれか一方、または双方が一致した同種の材料にて形成されることにより、金型本体と金属線コイルとの間の熱膨張係数・熱伝導率の差をなくして、付形形状の安定成形が可能となる。
尚、ここでいう同種の材料とは、熱膨張係数又は熱伝導率のいずれか一方、または双方が一致する材料のことをいい、例えば、後述するオーステナイト系ステンレス鋼とオーステナイト系ステンレス快削鋼とは、同種材料を意味する。その理由は、主成分は同一であり、オーステナイト系ステンレス快削鋼の添加剤(鉛、ビスマス等)は微量であり、熱膨張係数や熱伝導率に差を生じさせないからである。
また、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有することにより、金型本体への蓋体の装着が容易であり、型溝の設けられた金型本体の表面が蓋板部に押し付けられることで、型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止できる。さらに、加熱炉内の熱風を、ガイドワイヤに直接当てることなく、蓋体と金型本体との空間部の温度を、より一定に保つことができるという効果もある。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体を備える焼型において、金型本体は、金属線コイルと同種の材料にて形成され、複数個の金型本体を、隣接する金型本体の裏面と表面とが密着するように重ねるとともに、この重ねられた複数個の金型本体のうち、一方の端に位置する金型本体の表面に当て板を当接し、金型本体と当て板とを固定する固定手段を有する。
これによれば、隣接する金型本体の裏面が金型本体の型溝が設けられた表面に密着するよう重ねられるため、隣接する金型本体が蓋体の役割をする。重ねられた複数個の金型本体のうち一方の端に位置する金型本体には当て板が当接させられ、当て板が蓋体の役割をする。したがって、個々の金型本体にそれぞれ蓋体を被せる必要はなくなり、作業工程を削減できる。また、金型本体および当て板を、固定手段により固定したことにより、型溝に挿入された金属線コイルの脱落の虞がなくなる。
また、複数の金型本体を重ねることで、重ねずに複数の金型本体を加熱炉内に入れる場合のように、加熱炉内で場所をとることがなく、スペースを節約できる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の焼型では、型溝は、表面に、直線的に凹設された直線部と、直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有する。
これにより、同一の金型本体を用いて、2種以上の形状の付形部を成形することが可能であり、異なる形状の付形部の成形をする毎に、金型本体を変更する必要がなく、その分、作業工程を削減できる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の焼型では、金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した開口部を有するとともに各側面の開口部から付形部に対応した形状に沿って表面に凹設された型溝を設けられた。
これにより、金型本体の向きを入れ替えることなく、向かい合う2つの方向から焼型へのガイドワイヤの組み付け作業をすることができ、組み付け作業の効率化、組み付け作業スペースの省スペース化に繋がる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の焼型では、金型本体は、金型本体の表面および裏面に、型溝を有する。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤ2本を同時に成形することができ、生産性が向上する。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載の焼型では、金型本体は、型溝が複数並設されている。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤを複数同時に成形することができ、生産性が向上する。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載の焼型では、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有する。
これにより、押え縁板部が、金型本体を蓋体の蓋板部側に押し付け、金型本体を保持するため、金型本体からの蓋体、および金型本体の型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止できる。
〔請求項8の手段〕
請求項8に記載の焼型では、蓋体の押し付け手段は、金型本体の表面に向けて突設する凸部を有する。
これにより、さらに確実に金型本体を蓋体の蓋板部側に押し付け、金型本体を保持するため、金型本体からの蓋体、および金型本体の型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止できる。
〔請求項9の手段〕
請求項9に記載の焼型では、蓋体の押し付け手段は、蓋体が押え縁板部を内側にして湾曲している。
これにより、さらに確実に金型本体を蓋体の蓋板部側に押し付け、金型本体を保持するため、金型本体からの蓋体、および金型本体の型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止できる。
〔請求項10の手段〕
請求項10に記載の焼型では、蓋体の蓋板部は、押え縁板部と反対の方向に向かって突設する突出部を有する。
これにより、高温・常温での繰り返し熱サイクル環境下においても、金型本体との着脱による、耐へたり性を向上させることができる。
〔請求項11の手段〕
請求項11に記載の焼型では、各々の金型本体は、通気孔を有する。
これにより、複数の金型本体が、隣接する金型本体の裏面と表面とが重なるよう並べられ、加熱炉に入れられた場合でも、各金型本体へ、均一に熱量を加えることができる。
〔請求項12の手段〕
請求項12に記載の焼型では、固定手段は、金型本体および蓋体を挟み固定するアームを有し、アームの長さが金型本体の厚さと数量、および蓋体の厚さに応じた所定長である。
これにより、工具を使うことなくアームで挟むだけで、複数個の金型本体と蓋体とが固定される。さらに、アームの長さを金型本体の厚さと個数、および蓋体の厚さに応じた長さとすることで、金型本体の所定個数のセットを可能とし、金型本体の個数を数える必要がなく、1個の金型本体当たりのガイドワイヤの数の情報だけで、成形されるガイドワイヤの総数を知ることができる。
〔請求項13の手段〕
上記したような焼型を用いたガイドワイヤの製造方法を提供することにより、高品質、高生産性にてガイドワイヤを製造することができる。
〔請求項14の手段〕
請求項14に記載のガイドワイヤの製造方法では、オーステナイト系ステンレス鋼線材からなり、かつ、磁性を帯びた金属線コイルを用いる。
これにより、焼型への金属線コイルの組み付けが容易となる。すなわち、磁性を帯びた金属線コイルであれば、金型本体の裏面側に磁石を配置することで、金型本体へ金属線コイルを吸着することができ、焼型への組み付けが容易となる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼材を使用することによって、焼入れ硬化性や高温脆性がないので、熱処理成形後のガイドワイヤの柔軟性を保つことができる。
〔請求項15の手段〕
請求項15に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、金属線コイルから突き出してセットし、金属線コイルを焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルから突き出した部分の安全ワイヤを切断して、この切断端を金属線コイルの他端部に固定する。
安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定したとすると、付形形状に曲げたときに、金属線コイルは曲率半径の大きい側に隙間を生じるため、金属線コイルの長さは伸びることになるが、安全ワイヤは容易に伸びないため、両端を伸びようとする金属線コイルに固定されている安全ワイヤには、引張応力が発生する。この引張応力のために、安全ワイヤの破損を招く虞がある。
このため、安全ワイヤの前端のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部を形成する際に、安全ワイヤに負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
〔請求項16の手段〕
請求項16に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルを焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、安全ワイヤと芯線のそれぞれの後端を金属線コイルの他端部に固定する。
芯線および安全ワイヤを、熱処理成形後の金属線コイルに挿入したことにより、熱処理成形前に安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定した場合に生じる、安全ワイヤに発生する引張応力による安全ワイヤの破損の虞を低減することができる。
〔請求項17の手段〕
請求項17に記載のガイドワイヤの製造方法では、加熱処理後のガイドワイヤの外周に、電解研磨または電解研磨と電解研磨後の超音波洗浄を施す。
これにより、ガイドワイヤの耐食性が向上する。
〔請求項18の手段〕
請求項18に記載のガイドワイヤの製造方法は、加熱処理後のガイドワイヤの外周に樹脂被覆を施し、さらにこの樹脂被覆の外周に親水性ポリマーの被覆層を設ける。
これにより、ガイドワイヤの外表面の滑性効果を得る事ができる。
最良の形態1の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、金型本体は、金属線コイルと同種の材料にて形成され、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有する。
また、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有する。
そして、ガイドワイヤの製造方法は、上記した焼型を用いる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼線材からなり、かつ、磁性を帯びた金属線コイルを用いる。
また、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、金属線コイルから突き出してセットし、金属線コイルを焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルから突き出した部分の安全ワイヤを切断して、この切断端を金属線コイルの他端部に固定する。
しかる後に、加熱処理後のガイドワイヤの外周に、電解研磨または電解研磨と電解研磨後の超音波洗浄を施し、続いて、樹脂被覆を施し、さらにこの樹脂被覆の外周に親水性ポリマーの被覆層を設ける。
最良の形態2の焼型は、型溝は、表面に、直線的に凹設された直線部と、直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有する。
そして、ガイドワイヤの製造方法は、金属線コイルを焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、安全ワイヤと芯線のそれぞれの後端を金属線コイルの他端部に固定する。
最良の形態3の焼型は、金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した開口部を有し、各側面の開口部から付形部に対応した形状に沿って表面に凹設された型溝を設けられた。
最良の形態4の焼型は、金型本体は、金型本体の表面および裏面に、型溝を有する。
最良の形態5の焼型は、金型本体は、型溝が平行に複数並設されている。
最良の形態6の焼型は、蓋体の押し付け手段は、金型本体の表面に向けて突設する凸部を有する。
最良の形態7の焼型は、蓋体の押し付け手段は、蓋体が押え縁板部を内側にして湾曲している。
最良の形態8の焼型は、蓋体の押し付け手段は、蓋体が押え縁板部を内側にして湾曲している。また、蓋体の蓋板部は、押え縁板部と反対の方向に向かって突設する突出部を有する。
最良の形態9の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体を備える焼型において、金型本体は、金属線コイルと同種の材料にて形成され、複数個の金型本体を、隣接する金型本体の裏面と表面とが密着するように重ねるとともに、この重ねられた複数個の金型本体のうち、一方の端に位置する金型本体の表面に当て板を当接し、金型本体と当て板とを固定する固定手段を有する。
また、金型本体は、通気孔を有し、固定手段は、金型本体および当て板を挟み固定するアームを有し、アームの長さが金型本体の厚さと数量、および当て板の厚さに応じた所定長である。
〔実施例1の構成〕
実施例1の焼型1の構成を、図1、図2および図12を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金型本体2と、金型本体2に被せられる蓋体3とを備える。
金型本体2は、被成形物であるガイドワイヤ9の金属線コイル91と同種の材料にて形成される。すなわち、本実施例では、金属線コイル91は、オーステナイト系ステンレス鋼線材にて形成されており、金型本体2は、それと熱膨張係数、熱伝導率がいずれも等しい同種の材料であるオーステナイト系ステンレス鋼、又はオーステナイト系ステンレス快削鋼にて形成されている。
金型本体2は、長方形の板状であって、長辺に沿う方向が長手方向、短辺に沿う方向が短手方向である。
金型本体2の表面21には、金型本体2の長手方向に向かって型溝4が設けられている。
型溝4は、金型本体2の表面に凹設され、金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する。さらに、型溝4は、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から滑らかに連続して約270度の円弧形状に凹設された湾曲部43とを有する。型溝4の溝幅と溝深さはガイドワイヤ9の直径に対応した大きさであり、断面形状は矩形形状である。本実施例では、ガイドワイヤ9の直径が0.89mmで、型溝4の溝幅と溝深さは、ともに0.9mmで形成されている。型溝4の断面形状は矩形形状に限らず、半円状などでもよい。
蓋体3は、金属材料、好ましくは金型本体2と同種の材料の板材より形成されている。蓋体3は、金型本体2の表面21と接合する蓋板部31と、金型本体2とスライド可能に嵌合するとともに金型本体2を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有する。
蓋体3は1枚の板材を折り曲げ加工することにより形成されており、金型本体2の表面21を覆う蓋板部31と、金型本体2の開口部41が設けられていない側面である長手方向に平行な両側面を覆う側板部32、33と、金型本体2の裏面に圧接する押え縁板部34、35とを有する。この押さえ縁板部34、35は、金型本体2を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段である。
蓋体3の上部は金型本体2の表面21を覆うとともに表面21に接合する蓋板部31となっており、蓋板部31は金型本体2の表面21の形状に比べて、長手方向には少し短く、短手方向には少し大きい長方形をしている。長手方向に少し短くしたのは、金型本体2と蓋体3との着脱を容易にするためである。また、蓋体3は、蓋板部31の両側から金型本体2の裏面方向に約90度に折り曲げて延設された側板部32、33を有し、各側板部32、33の高さは、金型本体2の厚さよりも幾分大きい。さらに蓋体3は、各側板部32、33から内側に約130度に折り曲げて延設され端部が金型本体2の裏面22に圧接する押え縁板部34、35を有する。
押え縁板部34、35の端部は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を蓋板部側に押し付けている。また、側板部32、33および押さえ縁板部34、35は、金型本体2を長手方向にスライド可能に保持するよう金型本体2に係合する役目もしている。
〔実施例1の製造方法〕
図12に示すごとく、ガイドワイヤ9は、金属線コイル91の内部に芯線92および安全ワイヤ93が挿入され、安全ワイヤ93の両端を金属線コイル91の両端部に固定し、前端がテーパー状に形成された芯線92の後端を金属線コイル91の後端部に固定してなる。また、ガイドワイヤ9は前端部に湾曲形状の付形部94を有する。このガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
金属線コイル91に、安全ワイヤ93を挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の付形すべき側の端部である前端部にロー付け溶着する。前端を固定した安全ワイヤ93は金属線コイル91の中空部を自由状態で貫挿し、安全ワイヤ93の後端は、金属線コイル91から突き出した状態でセットされる。
続いて、金型本体2の下に磁石5を置き、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91の前端部を金型本体2の型溝4に組み付け、その後に蓋体3を被せる(図2参照)。その後、磁石5をはずし、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91を付形保持した焼型1を加熱炉に入れて、熱処理成形する。
熱処理成形後、前端にテーパーが形成された芯線92を金属線コイル91に挿入し、芯線92および安全ワイヤ93の金属線コイル91から突き出した部分を切断し、芯線92および金属線コイル91のそれぞれの切断端である後端を金属線コイル91の後端部に溶着固定する。
しかるのち、付形成形されたガイドワイヤ9の付形部94を電解液に浸漬して、公知の手段により電解研磨を施し、さらに必要に応じてその電解研磨した部分に公知の手段により、超音波洗浄を施す。
続いてガイドワイヤ9を架設治具に取り付けて、スプレーガンによってポリテトラフルオロエチレンを吹き付け、その後、加熱炉に入れ、380℃で30分のポリテトラフルオロエチレンの焼成乾燥を施すことにより、ガイドワイヤ9の外周に樹脂被覆の被覆処理を施す。その後、樹脂被覆の外周にディッピング工法等により、外表面に親水性ポリマーの被覆層を設ける。
〔実施例1の効果〕
金型本体2は、金属線コイル91と同種の材料にて形成された。これにより、金型本体2と金属線コイル91との間の熱膨張係数、熱伝導率の差をなくして、付形形状の安定成形が可能となる。
この実施例では、金属線コイル91の材質は熱膨張係数が一般炭素鋼の1.5〜1.6倍であるオーステナイト系ステンレス鋼である。この場合に、一般炭素鋼で形成された金型本体2を用いるとすると、金属線コイル91と金型本体2の熱膨張係数の差により、熱処理成形の際に金型本体2の型溝4内での金属線コイル91の蛇行、歪み、変形を生じやすく、さらに、熱処理成形後の金型本体2からの取り出しも容易に行えない虞がある。又、熱伝導率差を生ずる材料を用いると、昇降温持のタイムラグの発生により、蛇行、歪み、変形を生じやすい。特に、本実施例ではガイドワイヤ9の外径が0.89mmであり、これに用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mmであり、この熱影響を大きく受けやすいからである。
一方、金型本体2に金属線コイル91と同種のオーステナイト系ステンレス鋼、又はオーステナイト系ステンレス快削鋼を用いることで、上述したような不具合を回避することができ、付形形状の安定成形が可能となる。
尚、金型本体2にオーステナイト系ステンレス快削鋼を用いる理由は、金型本体2には、細径の溝幅と溝深さ(ともに0.9mm)、且つ湾曲形状の型溝4を加工しなければならず金型表面肌、切削傷などを良好とさせる加工性の観点から、又、工具寿命が長く、且つ切り屑処理が容易な快削鋼が望ましいからである。
蓋体3は、金型本体2の表面21を覆う蓋板部31と、金型本体2の長手方向に平行な両側面を覆う側板部32、33と、金型本体2の裏面22に圧接する押え縁板部34、35とを有する。
これにより、押え縁板部34,35は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を保持するため、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
また、蓋体3が、金型本体2を覆うように被せられる構造であるので、加熱炉内の熱風を、型溝4に挿入されたガイドワイヤ9に直接当てることなく、蓋体3と金型本体2との空間部の温度を、より一定に保つことができるという効果もある。
この実施例の製造方法では、オーステナイト系ステンレス鋼線材にて形成された金属線コイル91を用いた。
オーステナイト系ステンレス鋼線材は、ダイスによる伸線加工により、加工誘起変態して磁性を帯びる。したがって、金型本体2の下に磁石5を配置し、型溝4に金属線コイル91を挿入すると、磁力により金属線コイル91は金型本体2に吸着するため、焼型1への金属線コイル91の組み付けが容易となる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼線材を使用することによって、焼入れ硬化性や高温脆性がないので、成形後のガイドワイヤ9の柔軟性を保つことができる。
また、この製造方法では、金属線コイル91に、安全ワイヤ93を挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の付形すべき側の端部である前端部に固定し、その固定端以外を自由端とし安全ワイヤ13の後端部は金属線コイル91から突き出した状態でセットし、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91を焼型1に組み付けた。
安全ワイヤ93の両端を金属線コイル91の両端部に固定してから、円弧形状に曲げて成形すると、金属線コイル91は曲率半径の大きい側に線間に隙間を生じるため、金属線コイル91の長さは伸びることになる。一方、安全ワイヤ93は容易に伸びないため、両端部が伸びようとする金属線コイル91に固定されている安全ワイヤ93には、引張応力が発生する。この引張応力のために、安全ワイヤ93の破損を招く虞がある。
特に、本実施例で用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mmであり、かかる不具合を発生しやすい。
このため、安全ワイヤ93の前端部のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部94を形成する際に、安全ワイヤ93に負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
ガイドワイヤ9の金属線コイル91にオーステナイト系ステンレス鋼線材を用いると、線材の冷間伸線加工によって加工誘起変態して磁性を帯び、ダイスによる伸線加工によって表面は鏡面状となるので、公知のファン・デル・ワールスの分子間吸着力が生じるうえ、コイル線間隙間構造のために異物・微小鉄粉が付着しやすくなる。そのため、すきま腐食や、もらい錆により耐食性が低下する虞がある。
そこで、付形成形されたガイドワイヤ9を電解液に浸漬して、電解研磨を施し、さらに超音波洗浄を施したことにより、金属表面の酸化スケールが除去され線材表面のクロム濃度が回復され不動態皮膜を形成されるために、上記したような不具合を防止して、耐食性が向上する。
また、熱処理成形後、ガイドワイヤ9の外周に樹脂被覆を施し、さらにこの樹脂被覆の外周に親水性ポリマーの被覆層を設けたことにより、ガイドワイヤ9の滑性効果が向上し、よりスムーズに血管や、尿管、気管などに挿入することが可能となる。
尚、ここでいう親水性ポリマーとは、湿潤時に潤滑性を有するポリビニルピロリドンなどの潤滑性物質をいう。
〔実施例2の構成〕
実施例2の焼型1の構成を、図3を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金型本体2が、表面21に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する型溝4を設けており、型溝4は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43を有する。3種類の湾曲部43は、曲率半径が相対的に小さい湾曲形状である第1湾曲部44、曲率半径が相対的に中程度の湾曲形状である第2湾曲部45、曲率半径が相対的に大きい湾曲形状である第3湾曲部46である。
〔実施例2の製造方法〕
ガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
金属線コイル91の前端部を、第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46の内のどれかひとつを選択し、金型本体2に挿入する。その後に蓋体3を被せ、金属線コイル91を付形保持し、そのまま加熱炉に入れて、熱処理成形する。
熱処理成形後、芯線92および安全ワイヤ93を、金属線コイル91に挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の前端部に溶着固定し、芯線92および安全ワイヤ93のそれぞれの後端を金属線コイル91の後端部に溶着固定する。
〔実施例2の効果〕
金型本体2は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43(第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46)を有する型溝4を設けられている。
これにより、同一の金型本体2を用いて、3種類の形状に付形成形することが可能であり、異なる形状に付形成形する毎に、金型本体2を変更する必要がなく、その分、作業工程が少なくなり、生産性が向上する。
ガイドワイヤ9の製造方法において、芯線92および安全ワイヤ93を、熱処理成形後に挿入し、その両端を金属線コイル91の両端に固定した。
これにより、安全ワイヤ93を挿入して両端を金属線コイル91の両端に固定した後に湾曲させ熱処理成形する場合に生じる、安全ワイヤ93に発生する引張応力による安全ワイヤ93の破損の虞を低減することができる。
実施例3の焼型1の構成を、図4を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金型本体2が、表面に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する第1型溝4Aを設けられている。また、金型本体2は、表面に凹設されるとともに開口部41が設けられた側面と向かい合う側面に開口した開口部47を有する第2型溝4Bを設けられている。
本実施例では、第2型溝4Bは、第1型溝4Aの対称形状であるとともに第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられており、第1型溝4Aおよび第2型溝4Bの一部が、第1型溝4Aと第2型溝4Bとが共有する共有部48となっている。本実施例では第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられているが、同一直線上に設けられていなくてもよい。
金型本体2は、向かい合う2つの側面に開口した開口部41,47を有するとともに各側面の開口部41,47から付形形状に沿って表面に凹設された第1型溝4Aと第2型溝4Bを設けられている。これにより、開口部41からも、開口部47からもガイドワイヤ9を挿入し、組み付けることができる。したがって、金型本体2の向きを入れ替えることなく、対向する2つの方向から焼型1へのガイドワイヤ9の組み付け作業をすることができ、組み付け作業の効率化、組み付け作業スペースの省スペース化に貢献する。
実施例4の焼型1の構成を、図5を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金型本体2は、表面21および裏面22に、型溝4が形成されている。
図5では、表面21と裏面22に、同じ形状の型溝4が設けられているが、互いに異なる形状の型溝4が設けられていてもよい。
これにより、1つの金型本体2で、2本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する。
実施例5の焼型1の構成を、図6を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金型本体2に、3つの型溝4が平行に並設されている。
これにより、1つの金型本体2で、複数本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する。
実施例6の焼型1の構成を、図7を用いて説明する。
焼型1は、蓋体3の押し付け手段が、金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有する。すなわち、蓋体3に、蓋体3を金型本体2に被せた際に金型本体2の表面21に突き当たるように、蓋板部31の中心を窪ませた窪み36を設けて、窪み36が金型本体2の表面21に突設する凸部となるようにした。
押え縁板部34、35に加え、金型本体2の表面22に向けて突き当たる凸部である窪み36を有することにより、金型本体2を蓋板部側へ押し付ける押し付け力が大きくなり、さらに確実に金型本体2を保持する。それゆえに、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
本実施例では、蓋体3に窪み36を設けたが、蓋体3が金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有すればよく、蓋板部31の金型本体側の面に突起物を設ける構成にしてもよい。
実施例7の焼型1の構成を、図8を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、蓋体3が押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲している。
これにより、金型本体2に蓋体3を被せた際、弾性反力利用により、金型本体2を蓋板部側に押し付ける押し付け力が大きくなり、さらに加熱炉内においても、より確実に金型本体2を保持する。それゆえに、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。本実施例では、蓋体3は、長手方向に湾曲しているが、短手方向に湾曲していてもよい。
実施例8の焼型1の構成を、図9を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、蓋体3は、押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲しているとともに、押し付け力に対する強度を持たせるため蓋板部31の外側に凸設された突出部37が設けられている。
これにより、特に蓋体3の中央部での断面二次モーメントをより増大させ、高温・常温での繰り返し熱サイクル環境下においても、金型本体2との着脱による、耐へたり性を向上させることができる。
〔実施例9の構成〕
実施例9の焼型1の構成を、図10を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、金属線コイル91と同種の材料にて形成された複数個の金型本体2を、隣接する金型本体2の裏面22と表面21とが密着するように重ねた構成を有する。また、この重ねられた複数個の金型本体2のうち、一方の端の金型本体2Aには、表面21に当て板6を当接し、金型本体2および当て板6を、固定手段7により固定したことからなる。
複数個の金型本体2は、金型本体2の型溝4が設けられた表面21を垂直にし、長手方向に平行な側面を下にして配されている。隣接する金型本体2の裏面22と表面21とは密着するように重ねられ、重ねられた複数個の金型本体2は、型枠6Aに取り付けられる。それぞれの金型本体2には同じ位置に貫通穴26と通気孔27が設けられている。
型枠6Aは、床61と、床61から垂直に設けられた後壁62と、床61および後壁62と垂直に設けられる側壁63と、側壁63に設けられたピン64を有する。
図10(a)に示すごとく、複数個の金型本体2は、表面21を側壁側にし、開口部41が設けられていない側の側面を後壁側にして、貫通穴26にピン64が通され、型枠6Aにセットされる。このようにして、隣接する金型本体2の裏面22と表面21とが密着するように重ねられ、図10(b)に示すごとく金型本体2が型枠6Aにセットされる。
床61には、ガイドワイヤ9を金型本体2の型溝4に挿入した際に金型本体2からはみ出るガイドワイヤ9を開口部41と平行に設置するためのセット治具部65が設けられている。平行に設置する理由は、この部分の折れ曲がり・変形を防止するためである。特に、本実施例のガイドワイヤ9は細径(直径1mm以下)であり、自重により変形しやすく、且つ金型本体2による伝導熱、雰囲気中での対流熱との差を受け易いポイントであるからである。
当て板6は、本実施例では、側壁63のことである。側壁63は、重ねられた金型本体2の側壁側の端に配置された金型本体2Aの表面21に当接し、実施例1での蓋体3の役割をする。側壁側の端に配置された金型本体2A以外の金型本体2は、隣接する金型本体2が蓋体3の役割をする。
重ねられた金型本体2と、側壁側の端に位置する金型本体2Aの当て板6である側壁63とは固定手段7であるアーム治具7Aにより固定される。
アーム治具7Aは、重ねられた金型本体2を挟むアーム部71と、アーム部71の根元に設けられた錘の役目をするウェイト部72とを有する。
ウェイト部72は、ピン64に通された一番外側の端の金型本体2に接するように配置される部分であり、金型本体2の通気孔27と対応する位置に通気孔73が設けられるとともに、型枠6Aのピン64が通る溝74、および把持部75が設けられている。
アーム部71の挟む部分の長さLは、金型本体2の個数に金型本体2の厚さを乗じ、側壁63の厚さを足した分の長さと等しく、アーム部71は貫通穴26にピン64が通され型枠6Aにセットされた金型本体2と当て板6である側壁63を挟む。
〔実施例9の製造方法〕
例えば、5個の金型本体2に、それぞれガイドワイヤ9を挿入し、金型本体2の貫通穴26に型枠6Aのピン64を貫通させ、セットする。そして、5個の金型本体2の厚さに型枠6Aの側壁63の厚さを足した長さのアーム部71を有するアーム治具7Aを溝74に型枠6Aのピン64が通るよう、型枠6Aおよび金型本体2に置く。
その後に、型枠6Aごと加熱炉に入れ、熱処理成形を施す。
〔実施例9の効果〕
これによれば、隣接する金型本体2の裏面22が金型本体2の型溝4が設けられた表面21に密着するよう重ねられるため、隣接する金型本体2が蓋体3の役割をする。また、重ねられた複数個の金型本体2のうち一方の端に位置する金型本体2Aには側壁63が重ねられ蓋体3の役割をする。したがって、個々の金型本体2にそれぞれ蓋体3を被せる必要はなくなり、作業工程を削減できる。
さらに、複数の金型本体2を重ねているため、特に、各々の金型本体2の表面21を垂直にして重ねられているため、重ねない場合に比べ、加熱炉内でスペースを節約できる。
また、各々の金型本体2が付形部94側に通気孔27を有することで、各々の金型本体2の付形部へ、均一に熱量を加えることができる。
また、重ねられた金型本体2と側壁63とを、アーム治具7Aにより固定したことにより、重ねられた金型本体2が互いにぴったりと合わせられ固定されるとともに、側壁側の端に位置する金型本体2Aと側壁63とが固定されるため、各々の金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落の虞がなくなる。
また、アーム部71の長さLを、金型本体2の厚さと個数、および当て板6である側壁63の厚さに応じた長さとすることで、金型本体2の所定個数のセットが可能となる。本実施例のアーム治具7Aは、金型本体5個用のアーム部71を有するものであったが、金型本体10個用なども可能である。このように、所定個数のセットが可能となることで、何個用のアーム治具7Aを使ったかの情報と、1個の金型本体2当たりのガイドワイヤ9の本数の情報だけで、成形されるガイドワイヤ9の総数を知ることができるため、金型本体2の個数を数える必要がなく、作業の効率化に繋がり、生産性が向上する。
〔変形例〕
実施例9では、重ねられた金型本体2と側壁63との固定手段7は、アーム治具7Aであったが、図11(a)に示すような締結手段7B、または図11(b)に示すような係止手段7Cであってもよい。締結手段7Bは、座金付ナット76をピン64に設けられた雌ねじ部77にねじ締めされることによりなる。また、係止手段7Cは、クリップ78をピン64に設けられた溝79に挿入されることによりなる。
焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例1)。 焼型に金属線コイルを組み付けた際の斜視図である(実施例1)。 焼型の斜視図である(実施例2)。 焼型の斜視図である(実施例3)。 焼型の斜視図である(実施例4)。 焼型の斜視図である(実施例5)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例6)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例7)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例8)。 焼型の斜視図であり、(a)は型枠に金型本体をセットする工程説明図、(b)は型枠に金型本体をセットした後のアーム治具の組み付け図である(実施例9)。 焼型の斜視図であり、(a)は締結手段の組み付け図、(b)は係止手段の組み付け図である(変形例)。 ガイドワイヤの部分断面図であり、(a)は前端部の拡大断面図、(b)は後端部の拡大断面図である。
符号の説明
1 焼型
2 金型本体
21 表面
22 裏面
27 通気孔
3 蓋体
31 蓋板部
32、33 側板部
34、35 押え縁板部(押し付け手段)
36 窪み(凸部)
37 突出部
4 型溝
41、47 開口部
42 直線部
43 湾曲部
44 第1湾曲部
45 第2湾曲部
46 第3湾曲部
6 当て板
6A 型枠
63 側壁
7 固定手段
7A アーム治具
7B 締結手段
7C 係止手段
71 アーム部(アーム)
9 ガイドワイヤ
91 金属線コイル
92 芯線
93 安全ワイヤ

Claims (18)

  1. 金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に前記付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、前記金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、
    前記金型本体は、前記金属線コイルと同種の材料にて形成され、
    前記蓋体は、前記金型本体の前記表面と接合する蓋板部と、前記金型本体とスライド可能に嵌合するとともに前記金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有することを特徴とする焼型。
  2. 金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体を備える焼型において、
    前記金型本体は、前記金属線コイルと同種の材料にて形成され、
    複数個の前記金型本体を、隣接する前記金型本体の裏面と前記表面とが密着するように重ねるとともに、
    この重ねられた複数個の前記金型本体のうち、一方の端に位置する前記金型本体の前記表面に当て板を当接し、
    前記金型本体と前記当て板とを固定する固定手段を有することを特徴とする焼型。
  3. 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
    前記型溝は、前記表面に、直線的に凹設された直線部と、前記直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有することを特徴とする焼型。
  4. 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
    前記金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した前記開口部を有するとともに各側面の前記開口部から前記付形部に対応した形状に沿って前記表面に凹設された前記型溝を設けられたことを特徴とする焼型。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の焼型において、
    前記金型本体は、前記金型本体の前記表面および裏面に、前記型溝を設けられたことを特徴とする焼型。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の焼型において、
    前記金型本体は、前記型溝が複数並設されていることを特徴とする焼型。
  7. 請求項1に記載の焼型において、
    前記蓋体の前記押し付け手段は、前記蓋板部の両側から前記金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され前記金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有することを特徴とする焼型。
  8. 請求項7に記載の焼型において、
    前記蓋体の前記押し付け手段は、前記金型本体の前記表面に向けて突設する凸部を有することを特徴とする焼型。
  9. 請求項7に記載の焼型において、
    前記蓋体の前記押し付け手段は、前記蓋体が前記押え縁板部を内側にして湾曲していることを特徴とする焼型。
  10. 請求項9に記載の焼型において、
    前記蓋体の前記蓋板部は、前記押え縁板部と反対の方向に向かって突設する突出部を有することを特徴とする焼型。
  11. 請求項2に記載の焼型において、
    各々の前記金型本体は、通気孔を有することを特徴とする焼型。
  12. 請求項2に記載の焼型において、
    前記固定手段は、前記金型本体および前記当て板を挟み固定するアームを有し、前記アームの長さが前記金型本体の厚さと個数、および前記当て板の厚さに応じた所定長であることを特徴とする焼型。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の焼型を用いたガイドワイヤの製造方法。
  14. 請求項13に記載のガイドワイヤの製造方法において、オーステナイト系ステンレス鋼線材からなり、かつ、磁性を帯びた前記金属線コイルを用いることを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
  15. 請求項13または請求項14に記載のガイドワイヤの製造方法において、
    前記金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、前記金属線コイルから突き出してセットし、前記金属線コイルを前記焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルから突き出した部分の前記安全ワイヤを切断して、この切断端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
  16. 請求項13または請求項14に記載のガイドワイヤの製造方法において、
    前記金属線コイルを前記焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、前記安全ワイヤと前記芯線のそれぞれの後端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
  17. 請求項13ないし16のいずれかに記載のガイドワイヤの製造方法において、加熱処理後の前記ガイドワイヤの外周に、電解研磨または電解研磨と電解研磨後の超音波洗浄を施すことを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
  18. 請求項13ないし17のいずれかに記載のガイドワイヤの製造方法において、加熱処理後の前記ガイドワイヤの外周に樹脂被覆を施し、さらにこの樹脂被覆の外周に親水性ポリマーの被覆層を設けることを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
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