JP3931195B2 - 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 - Google Patents

焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3931195B2
JP3931195B2 JP2006077495A JP2006077495A JP3931195B2 JP 3931195 B2 JP3931195 B2 JP 3931195B2 JP 2006077495 A JP2006077495 A JP 2006077495A JP 2006077495 A JP2006077495 A JP 2006077495A JP 3931195 B2 JP3931195 B2 JP 3931195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
lid
metal wire
mold body
wire coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006077495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006341074A (ja
Inventor
富久 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Intecc Co Ltd filed Critical Asahi Intecc Co Ltd
Priority to JP2006077495A priority Critical patent/JP3931195B2/ja
Publication of JP2006341074A publication Critical patent/JP2006341074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3931195B2 publication Critical patent/JP3931195B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、血管、尿管、器官等へのカテーテルの挿入や、血管の動脈瘤形成部への体内留置具の挿入の際にガイドとして用いられる医療用の分野等の用途に好適なガイドワイヤに係わり、特にガイドワイヤに付形部を成形するのに使用する、焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法に関するものである。
ガイドワイヤ9は(図10参照)、ステンレス・プラチナ・金・タングステンなどの金属線を密着状にコイリングした可撓性の金属線コイル91と、ステンレス・炭素鋼などの材質にて形成された芯線92と、金属線コイル91の伸びを防止するための安全ワイヤ93とを有するとともに、一方の端部は、湾曲形状に曲成した付形部94となっている(付形部94側を前端側とする)。金属線コイル91の内部に芯線92および安全ワイヤ93が挿入される。安全ワイヤ93は両端が金属線コイル91の両端部に固定されており、芯線92は前端がテーパー状に形成されており、後端のみが、金属線コイル91の後端に固定されている(図10(a)、図10(b)参照)。
また、ガイドワイヤ9の付形部94は、芯線92が固定されていないため、柔軟となっている。これは、血管等を損傷しないようにするためである。
付形部94を有するガイドワイヤ9の製造方法には、ガイドワイヤ9の芯線92が固定されていない側の端部である前端部を、湾曲形状に凹設された型溝が設けられた金型本体内に挿入し、蓋体を被せた後、加熱炉に入れ、熱処理成形し、湾曲形状の付形部94を成形するという方法がある(特許文献1)。
しかし、蓋体を被せるだけでは、熱処理による熱変形により、蓋体が脱落し、ガイドワイヤ9が脱落するなどの問題があり、品質の高い付形形状が得られないことがあった。
特に、金型本体とガイドワイヤとの熱膨張係数の差から生じる歪み、変形などにより、外径1mm以下のような線径が小さいガイドワイヤの付形部に変形を生じさせやすい。
また、同一金型本体により多形状の成形を可能にし、複数同時に効率よく成形するといった、生産性向上に繋がる手段は特許文献1には提示されていない。
特許第3300155号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、ガイドワイヤの付形部の成形に用いられる焼型であって、ガイドワイヤの脱落を防止する蓋体を有する焼型、多形状の成形可能な焼型、複数のガイドワイヤを同時に成形する焼型を提供するとともに、高品質、高生産性にて加工することができるガイドワイヤの製造方法を提供することを目的とする。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有し、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有するとともに、蓋体を、押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させ、金 型本体に蓋体を被せた際、弾性反力利用により、金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付 け力を大きくした。
蓋体が、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有することにより、金型本体への蓋体の装着が容易であり、型溝の設けられた金型本体の表面が蓋板部に押し付けられることで、型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止できる。さらに、加熱炉内の熱風を、ガイドワイヤに直接当てることなく、蓋体と金型本体との空間部の温度を、より一定に保つことができるという効果もある。
そして、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有する ともに、蓋体を押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させたことにより、金型本体に蓋 体を被せた際、弾性反力利用により、金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付け力を大き くし、これにより、確実に金型本体を蓋体の蓋板部側に押し付け、金型本体を保持するた め、金型本体からの蓋体、および金型本体の型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止 できる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の焼型は、蓋体の蓋板部は、押え縁板部と反対の方向に向かって突設 する突出部を有し、蓋体の中央部での断面二次モーメントをより増大させた。
これにより、高温・常温での繰り返し熱サイクル環境下においても、金型本体との着脱 による、耐へたり性を向上させることができる。
請求項の手段〕
請求項に記載の焼型では、型溝は、表面に、直線的に凹設された直線部と、直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有する。
これにより、同一の金型本体を用いて、2種以上の形状の付形部を成形することが可能であり、異なる形状の付形部の成形をする毎に、金型本体を変更する必要がなく、その分、作業工程を削減できる。
〔請求項の手段〕
請求項に記載の焼型では、金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した開口部を有し、型溝は、金型本体の表面に凹設されるとともに、一方の開口部を有する第1型溝と、 他方の開口部を有するとともに第1型溝の対称形状の第2型溝とからなる。
これにより、金型本体の向きを入れ替えることなく、向かい合う2つの方向から焼型へのガイドワイヤの組み付け作業をすることができ、組み付け作業の効率化、組み付け作業スペースの省スペース化に繋がる。
〔請求項の手段〕
請求項に記載の焼型では、金型本体は、金型本体の表面および裏面に、型溝を有する。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤ2本を同時に成形することができ、生産性が向上する。
〔請求項の手段〕
請求項に記載の焼型では、金型本体は、型溝が複数並設されている。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤを複数同時に成形することができ、生産性が向上する
〔請求項の手段〕
請求項に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、金属線コイルから突き出してセットし、金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルから突き出した部分の安全ワイヤを切断して、この切断端を金属線コイルの他端部に固定する。
安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定したとすると、付形形状に曲げたときに、金属線コイルは曲率半径の大きい側に隙間を生じるため、金属線コイルの長さは伸びることになるが、安全ワイヤは容易に伸びないため、両端を伸びようとする金属線コイルに固定されている安全ワイヤには、引張応力が発生する。この引張応力のために、安全ワイヤの破損を招く虞がある。
このため、安全ワイヤの前端のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部を形成する際に、安全ワイヤに負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
〔請求項の手段〕
請求項に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、安全ワイヤと芯線のそれぞれの後端を金属線コイルの他端部に固定する。
芯線および安全ワイヤを、熱処理成形後の金属線コイルに挿入したことにより、熱処理成形前に安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定した場合に生じる、安全ワイヤに発生する引張応力による安全ワイヤの破損の虞を低減することができる。
最良の形態1の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有し、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有するとともに、蓋体を、押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させ、金型 本体に蓋体を被せた際、弾性反力利用により、金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付け 力を大きくした。
最良の形態2の焼型は、蓋体の蓋板部が、押え縁板部と反対の方向に向かって突設する 突出部を有し、蓋体の中央部での断面二次モーメントをより増大させた。
〔第1比較例の構成〕
本発明の実施例1に対する第1比較例の焼型1の構成を、図1、図2および図10を用いて説明する。
比較例の焼型1は、金型本体2と、金型本体2に被せられる蓋体3とを備える。
金型本体2は、被成形物であるガイドワイヤ9の金属線コイル91と同種の材料にて形成される。すなわち、本比較例では、金属線コイル91は、オーステナイト系ステンレス鋼線材にて形成されており、金型本体2は、それと熱膨張係数、熱伝導率がいずれも等しい同種の材料であるオーステナイト系ステンレス鋼、又はオーステナイト系ステンレス快削鋼にて形成されている。
金型本体2は、長方形の板状であって、長辺に沿う方向が長手方向、短辺に沿う方向が短手方向である。
金型本体2の表面21には、金型本体2の長手方向に向かって型溝4が設けられている。
型溝4は、金型本体2の表面に凹設され、金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する。さらに、型溝4は、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から滑らかに連続して約270度の円弧形状に凹設された湾曲部43とを有する。型溝4の溝幅と溝深さはガイドワイヤ9の直径に対応した大きさであり、断面形状は矩形形状である。本比較例では、ガイドワイヤ9の直径が0.89mmで、型溝4の溝幅と溝深さは、ともに0.9mmで形成されている。型溝4の断面形状は矩形形状に限らず、半円状などでもよい。
蓋体3は、金属材料、好ましくは金型本体2と同種の材料の板材より形成されている。蓋体3は、金型本体2の表面21と接合する蓋板部31と、金型本体2とスライド可能に嵌合するとともに金型本体2を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有する。
蓋体3は1枚の板材を折り曲げ加工することにより形成されており、金型本体2の表面21を覆う蓋板部31と、金型本体2の開口部41が設けられていない側面である長手方向に平行な両側面を覆う側板部32、33と、金型本体2の裏面に圧接する押え縁板部34、35とを有する。この押さえ縁板部34、35は、金型本体2を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段である。
蓋体3の上部は金型本体2の表面21を覆うとともに表面21に接合する蓋板部31となっており、蓋板部31は金型本体2の表面21の形状に比べて、長手方向には少し短く、短手方向には少し大きい長方形をしている。長手方向に少し短くしたのは、金型本体2と蓋体3との着脱を容易にするためである。また、蓋体3は、蓋板部31の両側から金型本体2の裏面方向に約90度に折り曲げて延設された側板部32、33を有し、各側板部32、33の高さは、金型本体2の厚さよりも幾分大きい。さらに蓋体3は、各側板部32、33から内側に約130度に折り曲げて延設され端部が金型本体2の裏面22に圧接する押え縁板部34、35を有する。
押え縁板部34、35の端部は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を蓋板部側に押し付けている。また、側板部32、33および押さえ縁板部34、35は、金型本体2を長手方向にスライド可能に保持するよう金型本体2に係合する役目もしている。
第1比較例の製造方法〕
10に示すごとく、ガイドワイヤ9は、金属線コイル91の内部に芯線92および安全ワイヤ93が挿入され、安全ワイヤ93の両端を金属線コイル91の両端部に固定し、前端がテーパー状に形成された芯線92の後端を金属線コイル91の後端部に固定してなる。また、ガイドワイヤ9は前端部に湾曲形状の付形部94を有する。このガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
金属線コイル91に、安全ワイヤ93を挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の付形すべき側の端部である前端部にロー付け溶着する。前端を固定した安全ワイヤ93は金属線コイル91の中空部を自由状態で貫挿し、安全ワイヤ93の後端は、金属線コイル91から突き出した状態でセットされる。
続いて、金型本体2の下に磁石5を置き、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91の前端部を金型本体2の型溝4に組み付け、その後に蓋体3を被せる(図2参照)。その後、磁石5をはずし、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91を付形保持した焼型1を加熱炉に入れて、熱処理成形する。
熱処理成形後、前端にテーパーが形成された芯線92を金属線コイル91に挿入し、芯線92および安全ワイヤ93の金属線コイル91から突き出した部分を切断し、芯線92および金属線コイル91のそれぞれの切断端である後端を金属線コイル91の後端部に溶着固定する。
しかるのち、付形成形されたガイドワイヤ9の付形部94を電解液に浸漬して、公知の手段により電解研磨を施し、さらに必要に応じてその電解研磨した部分に公知の手段により、超音波洗浄を施す。
続いてガイドワイヤ9を架設治具に取り付けて、スプレーガンによってポリテトラフルオロエチレンを吹き付け、その後、加熱炉に入れ、380℃で30分のポリテトラフルオロエチレンの焼成乾燥を施すことにより、ガイドワイヤ9の外周に樹脂被覆の被覆処理を施す。その後、樹脂被覆の外周にディッピング工法等により、外表面に親水性ポリマーの被覆層を設ける。
第1比較例の効果〕
金型本体2は、金属線コイル91と同種の材料にて形成された。これにより、金型本体2と金属線コイル91との間の熱膨張係数、熱伝導率の差をなくして、付形形状の安定成形が可能となる。
この比較例では、金属線コイル91の材質は熱膨張係数が一般炭素鋼の1.5〜1.6倍であるオーステナイト系ステンレス鋼である。この場合に、一般炭素鋼で形成された金型本体2を用いるとすると、金属線コイル91と金型本体2の熱膨張係数の差により、熱処理成形の際に金型本体2の型溝4内での金属線コイル91の蛇行、歪み、変形を生じやすく、さらに、熱処理成形後の金型本体2からの取り出しも容易に行えない虞がある。又、熱伝導率差を生ずる材料を用いると、昇降温のタイムラグの発生により、蛇行、歪み、変形を生じやすい。特に、本比較例ではガイドワイヤ9の外径が0.89mmであり、これに用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mmであり、この熱影響を大きく受けやすいからである。
一方、金型本体2に金属線コイル91と同種のオーステナイト系ステンレス鋼、又はオーステナイト系ステンレス快削鋼を用いることで、上述したような不具合を回避することができ、付形形状の安定成形が可能となる。
尚、金型本体2にオーステナイト系ステンレス快削鋼を用いる理由は、金型本体2には、細径の溝幅と溝深さ(ともに0.9mm)、且つ湾曲形状の型溝4を加工しなければならず金型表面肌、切削傷などを良好とさせる加工性の観点から、又、工具寿命が長く、且つ切り屑処理が容易な快削鋼が望ましいからである。
蓋体3は、金型本体2の表面21を覆う蓋板部31と、金型本体2の長手方向に平行な両側面を覆う側板部32、33と、金型本体2の裏面22に圧接する押え縁板部34、35とを有する。
これにより、押え縁板部34,35は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を保持するため、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
また、蓋体3が、金型本体2を覆うように被せられる構造であるので、加熱炉内の熱風を、型溝4に挿入されたガイドワイヤ9に直接当てることなく、蓋体3と金型本体2との空間部の温度を、より一定に保つことができるという効果もある。
この比較例の製造方法では、オーステナイト系ステンレス鋼線材にて形成された金属線コイル91を用いた。
オーステナイト系ステンレス鋼線材は、ダイスによる伸線加工により、加工誘起変態して磁性を帯びる。したがって、金型本体2の下に磁石5を配置し、型溝4に金属線コイル91を挿入すると、磁力により金属線コイル91は金型本体2に吸着するため、焼型1への金属線コイル91の組み付けが容易となる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼線材を使用することによって、焼入れ硬化性や高温脆性がないので、成形後のガイドワイヤ9の柔軟性を保つことができる。
また、この製造方法では、金属線コイル91に、安全ワイヤ93を挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の付形すべき側の端部である前端部に固定し、その固定端以外を自由端とし安全ワイヤ3の後端部は金属線コイル91から突き出した状態でセットし、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91を焼型1に組み付けた。
安全ワイヤ93の両端を金属線コイル91の両端部に固定してから、円弧形状に曲げて成形すると、金属線コイル91は曲率半径の大きい側に線間に隙間を生じるため、金属線コイル91の長さは伸びることになる。一方、安全ワイヤ93は容易に伸びないため、両端部が伸びようとする金属線コイル91に固定されている安全ワイヤ93には、引張応力が発生する。この引張応力のために、安全ワイヤ93の破損を招く虞がある。
特に、本比較例で用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mmであり、かかる不具合を発生しやすい。
このため、安全ワイヤ93の前端部のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部94を形成する際に、安全ワイヤ93に負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
ガイドワイヤ9の金属線コイル91にオーステナイト系ステンレス鋼線材を用いると、線材の冷間伸線加工によって加工誘起変態して磁性を帯び、ダイスによる伸線加工によって表面は鏡面状となるので、公知のファン・デル・ワールスの分子間吸着力が生じるうえ、コイル線間隙間構造のために異物・微小鉄粉が付着しやすくなる。そのため、すきま腐食や、もらい錆により耐食性が低下する虞がある。
そこで、付形成形されたガイドワイヤ9を電解液に浸漬して、電解研磨を施し、さらに超音波洗浄を施したことにより、金属表面の酸化スケールが除去され線材表面のクロム濃度が回復され不動態皮膜を形成されるために、上記したような不具合を防止して、耐食性が向上する。
また、熱処理成形後、ガイドワイヤ9の外周に樹脂被覆を施し、さらにこの樹脂被覆の外周に親水性ポリマーの被覆層を設けたことにより、ガイドワイヤ9の滑性効果が向上し、よりスムーズに血管や、尿管、気管などに挿入することが可能となる。
尚、ここでいう親水性ポリマーとは、湿潤時に潤滑性を有するポリビニルピロリドンなどの潤滑性物質をいう
第2比較例の構成〕
本発明の実施例1に対する第2比較例の焼型1の構成を、図3を用いて説明する。
比較例の焼型1は、金型本体2が、表面21に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する型溝4を設けており、型溝4は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43を有する。3種類の湾曲部43は、曲率半径が相対的に小さい湾曲形状である第1湾曲部44、曲率半径が相対的に中程度の湾曲形状である第2湾曲部45、曲率半径が相対的に大きい湾曲形状である第3湾曲部46である。
第2比較例の製造方法〕
ガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
金属線コイル91の前端部を、第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46の内のどれかひとつを選択し、金型本体2に挿入する。その後に蓋体3を被せ、金属線コイル91を付形保持し、そのまま加熱炉に入れて、熱処理成形する。
熱処理成形後、芯線92および安全ワイヤ93を、金属線コイル91に挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の前端部に溶着固定し、芯線92および安全ワイヤ93のそれぞれの後端を金属線コイル91の後端部に溶着固定する。
第2比較例の効果〕
金型本体2は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43(第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46)を有する型溝4を設けられている。
これにより、同一の金型本体2を用いて、3種類の形状に付形成形することが可能であり、異なる形状に付形成形する毎に、金型本体2を変更する必要がなく、その分、作業工程が少なくなり、生産性が向上する。
ガイドワイヤ9の製造方法において、芯線92および安全ワイヤ93を、熱処理成形後に挿入し、その両端を金属線コイル91の両端に固定した。
これにより、安全ワイヤ93を挿入して両端を金属線コイル91の両端に固定した後に湾曲させ熱処理成形する場合に生じる、安全ワイヤ93に発生する引張応力による安全ワイヤ93の破損の虞を低減することができる
第3比較例
本発明の実施例1に対する第3比較例の焼型1の構成を、図4を用いて説明する。
比較例の焼型1は、金型本体2が、表面に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する第1型溝4Aを設けられている。また、金型本体2は、表面に凹設されるとともに開口部41が設けられた側面と向かい合う側面に開口した開口部47を有する第2型溝4Bを設けられている。
比較例では、第2型溝4Bは、第1型溝4Aの対称形状であるとともに第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられており、第1型溝4Aおよび第2型溝4Bの一部が、第1型溝4Aと第2型溝4Bとが共有する共有部48となっている。本比較例では第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられているが、同一直線上に設けられていなくてもよい。
金型本体2は、向かい合う2つの側面に開口した開口部41,47を有するとともに各側面の開口部41,47から付形形状に沿って表面に凹設された第1型溝4Aと第2型溝4Bを設けられている。これにより、開口部41からも、開口部47からもガイドワイヤ9を挿入し、組み付けることができる。したがって、金型本体2の向きを入れ替えることなく、対向する2つの方向から焼型1へのガイドワイヤ9の組み付け作業をすることができ、組み付け作業の効率化、組み付け作業スペースの省スペース化に貢献する
第4比較例
本発明の実施例1に対する第4比較例の焼型1の構成を、図5を用いて説明する。
比較例の焼型1は、金型本体2は、表面21および裏面22に、型溝4が形成されている。
図5では、表面21と裏面22に、同じ形状の型溝4が設けられているが、互いに異なる形状の型溝4が設けられていてもよい。
これにより、1つの金型本体2で、2本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する
第5比較例
本発明の実施例1に対する第5比較例の焼型1の構成を、図6を用いて説明する。
比較例の焼型1は、金型本体2に、3つの型溝4が平行に並設されている。
これにより、1つの金型本体2で、複数本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する
第6比較例
本発明の実施例1に対する第6比較例の焼型1の構成を、図7を用いて説明する。
焼型1は、蓋体3の押し付け手段が、金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有する。すなわち、蓋体3に、蓋体3を金型本体2に被せた際に金型本体2の表面21に突き当たるように、蓋板部31の中心を窪ませた窪み36を設けて、窪み36が金型本体2の表面21に突設する凸部となるようにした。
押え縁板部34、35に加え、金型本体2の表面21に向けて突き当たる凸部である窪み36を有することにより、金型本体2を蓋板部側へ押し付ける押し付け力が大きくなり、さらに確実に金型本体2を保持する。それゆえに、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
比較例では、蓋体3に窪み36を設けたが、蓋体3が金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有すればよく、蓋板部31の金型本体側の面に突起物を設ける構成にしてもよい。
実施例1
実施例の焼型1の構成を、図8を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、蓋体3が押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲している。
これにより、金型本体2に蓋体3を被せた際、弾性反力利用により、金型本体2を蓋板部側に押し付ける押し付け力が大きくなり、さらに加熱炉内においても、より確実に金型本体2を保持する。それゆえに、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
実施例の焼型1の構成を、図9を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、蓋体3は、押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲しているとともに、押し付け力に対する強度を持たせるため蓋板部31の外側に凸設された突出部37が設けられている。
これにより、特に蓋体3の中央部での断面二次モーメントをより増大させ、高温・常温での繰り返し熱サイクル環境下においても、金型本体2との着脱による、耐へたり性を向上させることができる
焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(第1比較例)。 焼型に金属線コイルを組み付けた際の斜視図である(第1比較例)。 焼型の斜視図である(第2比較例)。 焼型の斜視図である(第3比較例)。 焼型の斜視図である(第4比較例)。 焼型の斜視図である(第5比較例)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(第6比較例)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例)。 焼型の三面図であり、(a)は焼型の表面から見た正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である(実施例)。 ガイドワイヤの部分断面図であり、(a)は前端部の拡大断面図、(b) は後端部の拡大断面図である。
符号の説明
1 焼型
2 金型本体
21 表面
22 裏
蓋体
31 蓋板部
32、33 側板部
34、35 押え縁板部(押し付け手段)
36 窪み(凸部)
37 突出部
4 型溝
41、47 開口部
42 直線部
43 湾曲部
44 第1湾曲部
45 第2湾曲部
46 第3湾曲
4A 第1型溝
4B 第2型溝
ガイドワイヤ
91 金属線コイル
92 芯線
93 安全ワイヤ
94 付形部

Claims (8)

  1. 金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に前記付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、前記金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、
    前記蓋体は、前記金型本体の前記表面と接合する蓋板部と、前記金型本体とスライド可能に嵌合するとともに前記金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有し、
    前記蓋体の前記押し付け手段は、前記蓋板部の両側から前記金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され前記金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有するとともに、前記蓋体を、前記押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させ、
    前記金型本体に前記蓋体を被せた際、弾性反力利用により、前記金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付け力を大きくしたことを特徴とする焼型。
  2. 請求項1に記載の焼型において、
    前記蓋体の前記蓋板部は、前記押え縁板部と反対の方向に向かって突設する突出部を有し、前記蓋体の中央部での断面二次モーメントをより増大させたことを特徴とする焼型。
  3. 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
    前記型溝は、前記表面に、直線的に凹設された直線部と、前記直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有することを特徴とする焼型。
  4. 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
    前記金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した前記開口部を有し、
    前記型溝は、前記金型本体の前記表面に凹設されるとともに、一方の開口部を有する第1型溝と、他方の開口部を有するとともに前記第1型溝の対称形状の第2型溝とからなることを特徴とする焼型。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の焼型において、
    前記金型本体は、前記金型本体の前記表面および裏面に、前記型溝を設けられたことを特徴とする焼型。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の焼型において、
    前記金型本体は、前記型溝が複数並設されていることを特徴とする焼型
  7. 記金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、前記金属線コイルから突き出してセットし、前記金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルから突き出した部分の前記安全ワイヤを切断して、この切断端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
  8. 記金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、前記安全ワイヤと前記芯線のそれぞれの後端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法
JP2006077495A 2006-03-20 2006-03-20 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 Active JP3931195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077495A JP3931195B2 (ja) 2006-03-20 2006-03-20 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077495A JP3931195B2 (ja) 2006-03-20 2006-03-20 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005166188A Division JP3802043B1 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276792A Division JP4609895B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006341074A JP2006341074A (ja) 2006-12-21
JP3931195B2 true JP3931195B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=37638466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006077495A Active JP3931195B2 (ja) 2006-03-20 2006-03-20 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3931195B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021083451A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 ダイリン株式会社 カテーテルの先端形状部成形装置およびカテーテルの先端形状部の成形方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865609U (ja) * 1981-10-29 1983-05-04 シャープ株式会社 ポ−タブルビデオテ−プレコ−ダ−
JPS5879800A (ja) * 1981-11-06 1983-05-13 松下電器産業株式会社 ケ−ス
JPH0738204Y2 (ja) * 1988-08-30 1995-08-30 大正製薬株式会社 口中清涼フィルム容器
JP3300155B2 (ja) * 1994-03-23 2002-07-08 株式会社パイオラックス 医療用ガイドワイヤの先端部付形方法
US5699054A (en) * 1995-05-19 1997-12-16 Prince Corporation Trainable transceiver including a dynamically tunable antenna
JP3744028B2 (ja) * 1995-08-16 2006-02-08 ソニー株式会社 電子機器用筐体
JP2000000297A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Akihisa Inoue ガイドワイヤとその製造方法
JP4358590B2 (ja) * 2002-11-13 2009-11-04 株式会社ハイレックスコーポレーション 医療用ガイドワイヤの製造方法
JP4197961B2 (ja) * 2003-01-22 2008-12-17 朝日インテック株式会社 医療用ガイドワイヤの製造方法
JP3802043B1 (ja) * 2005-06-06 2006-07-26 朝日インテック株式会社 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006341074A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3802043B1 (ja) 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法
JPWO2008139829A1 (ja) ガイドワイヤ及びステント
JP4609895B2 (ja) 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法
JP3931195B2 (ja) 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法
CN106163362B (zh) 内窥镜
JP4845144B2 (ja) 医療用ガイドワイヤの製造方法
JP4197961B2 (ja) 医療用ガイドワイヤの製造方法
JP2007253331A (ja) プレス成形用クラッド材及びそのクラッド材によってプレス成形されたシームレス缶
JP2003159333A (ja) 医療用ガイドワイヤ用芯材および医療用ガイドワイヤ
US20130138204A1 (en) Stent
JP5402512B2 (ja) ホットスタンプ用金型
JP6799317B2 (ja) 操作ワイヤの製造方法
JP2010022473A (ja) 医療用器具の製造方法および医療用器具
JP2000225196A (ja) カテーテルチューブおよびその製造方法
JPH07234092A (ja) 熱交換器用管板
JP7180774B2 (ja) 銅被覆鋼線、撚線、絶縁電線およびケーブル
US11969564B2 (en) Guidewire
JPS63258681A (ja) 形状記憶合金の表面処理方法
CN215941281U (zh) 一种物理铆接工装结构
JP5243764B2 (ja) カテーテルチューブ成形用芯材およびその製造方法
JP3989402B2 (ja) 光コネクタ用ntシャッタ部品
JP2003260140A (ja) 医療用ガイドワイヤ芯材およびこれを用いた医療用ガイドワイヤ
JP2009009887A (ja) 端子用銅合金条材及びその製造方法
JP2008067838A (ja) カテーテルチューブ製造用芯材およびその製造方法
JP2006322559A (ja) 運動伝達装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060607

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150