JP3931195B2 - 焼型およびその焼型を用いたガイドワイヤの製造方法 - Google Patents
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また、ガイドワイヤ9の付形部94は、芯線92が固定されていないため、柔軟となっている。これは、血管等を損傷しないようにするためである。
特に、金型本体とガイドワイヤとの熱膨張係数の差から生じる歪み、変形などにより、外径1mm以下のような線径が小さいガイドワイヤの付形部に変形を生じさせやすい。
また、同一金型本体により多形状の成形を可能にし、複数同時に効率よく成形するといった、生産性向上に繋がる手段は特許文献1には提示されていない。
請求項1に記載の焼型は、金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、蓋体は、金型本体の表面と接合する蓋板部と、金型本体とスライド可能に嵌合するとともに金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有し、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有するとともに、蓋体を、押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させ、金 型本体に蓋体を被せた際、弾性反力利用により、金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付 け力を大きくした。
そして、蓋体の押し付け手段は、蓋板部の両側から金型本体の裏面方向に延設された側板部と、各側板部から内側に延設され金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有すると ともに、蓋体を押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させたことにより、金型本体に蓋 体を被せた際、弾性反力利用により、金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付け力を大き くし、これにより、確実に金型本体を蓋体の蓋板部側に押し付け、金型本体を保持するた め、金型本体からの蓋体、および金型本体の型溝に挿入されたガイドワイヤの脱落が防止 できる。
請求項2に記載の焼型では、蓋体の蓋板部は、押え縁板部と反対の方向に向かって突設 する突出部を有し、蓋体の中央部での断面二次モーメントをより増大させた。
請求項3に記載の焼型では、型溝は、表面に、直線的に凹設された直線部と、直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有する。
これにより、同一の金型本体を用いて、2種以上の形状の付形部を成形することが可能であり、異なる形状の付形部の成形をする毎に、金型本体を変更する必要がなく、その分、作業工程を削減できる。
請求項4に記載の焼型では、金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した開口部を有し、型溝は、金型本体の表面に凹設されるとともに、一方の開口部を有する第1型溝と、 他方の開口部を有するとともに第1型溝の対称形状の第2型溝とからなる。
これにより、金型本体の向きを入れ替えることなく、向かい合う2つの方向から焼型へのガイドワイヤの組み付け作業をすることができ、組み付け作業の効率化、組み付け作業スペースの省スペース化に繋がる。
請求項5に記載の焼型では、金型本体は、金型本体の表面および裏面に、型溝を有する。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤ2本を同時に成形することができ、生産性が向上する。
請求項6に記載の焼型では、金型本体は、型溝が複数並設されている。
これにより、1つの金型本体で、ガイドワイヤを複数同時に成形することができ、生産性が向上する。
請求項7に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、金属線コイルから突き出してセットし、金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルから突き出した部分の安全ワイヤを切断して、この切断端を金属線コイルの他端部に固定する。
安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定したとすると、付形形状に曲げたときに、金属線コイルは曲率半径の大きい側に隙間を生じるため、金属線コイルの長さは伸びることになるが、安全ワイヤは容易に伸びないため、両端を伸びようとする金属線コイルに固定されている安全ワイヤには、引張応力が発生する。この引張応力のために、安全ワイヤの破損を招く虞がある。
このため、安全ワイヤの前端のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部を形成する際に、安全ワイヤに負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
請求項8に記載のガイドワイヤの製造方法では、金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの前端を金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、安全ワイヤと芯線のそれぞれの後端を金属線コイルの他端部に固定する。
芯線および安全ワイヤを、熱処理成形後の金属線コイルに挿入したことにより、熱処理成形前に安全ワイヤを挿入し、安全ワイヤの両端を金属線コイルの両端に固定した場合に生じる、安全ワイヤに発生する引張応力による安全ワイヤの破損の虞を低減することができる。
本発明の実施例1に対する第1比較例の焼型1の構成を、図1、図2および図10を用いて説明する。
本比較例の焼型1は、金型本体2と、金型本体2に被せられる蓋体3とを備える。
金型本体2は、長方形の板状であって、長辺に沿う方向が長手方向、短辺に沿う方向が短手方向である。
金型本体2の表面21には、金型本体2の長手方向に向かって型溝4が設けられている。
蓋体3は1枚の板材を折り曲げ加工することにより形成されており、金型本体2の表面21を覆う蓋板部31と、金型本体2の開口部41が設けられていない側面である長手方向に平行な両側面を覆う側板部32、33と、金型本体2の裏面に圧接する押え縁板部34、35とを有する。この押さえ縁板部34、35は、金型本体2を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段である。
押え縁板部34、35の端部は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を蓋板部側に押し付けている。また、側板部32、33および押さえ縁板部34、35は、金型本体2を長手方向にスライド可能に保持するよう金型本体2に係合する役目もしている。
図10に示すごとく、ガイドワイヤ9は、金属線コイル91の内部に芯線92および安全ワイヤ93が挿入され、安全ワイヤ93の両端を金属線コイル91の両端部に固定し、前端がテーパー状に形成された芯線92の後端を金属線コイル91の後端部に固定してなる。また、ガイドワイヤ9は前端部に湾曲形状の付形部94を有する。このガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
続いて、金型本体2の下に磁石5を置き、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91の前端部を金型本体2の型溝4に組み付け、その後に蓋体3を被せる(図2参照)。その後、磁石5をはずし、安全ワイヤ93の挿入された金属線コイル91を付形保持した焼型1を加熱炉に入れて、熱処理成形する。
続いてガイドワイヤ9を架設治具に取り付けて、スプレーガンによってポリテトラフルオロエチレンを吹き付け、その後、加熱炉に入れ、380℃で30分のポリテトラフルオロエチレンの焼成乾燥を施すことにより、ガイドワイヤ9の外周に樹脂被覆の被覆処理を施す。その後、樹脂被覆の外周にディッピング工法等により、外表面に親水性ポリマーの被覆層を設ける。
金型本体2は、金属線コイル91と同種の材料にて形成された。これにより、金型本体2と金属線コイル91との間の熱膨張係数、熱伝導率の差をなくして、付形形状の安定成形が可能となる。
この比較例では、金属線コイル91の材質は熱膨張係数が一般炭素鋼の1.5〜1.6倍であるオーステナイト系ステンレス鋼である。この場合に、一般炭素鋼で形成された金型本体2を用いるとすると、金属線コイル91と金型本体2の熱膨張係数の差により、熱処理成形の際に金型本体2の型溝4内での金属線コイル91の蛇行、歪み、変形を生じやすく、さらに、熱処理成形後の金型本体2からの取り出しも容易に行えない虞がある。又、熱伝導率差を生ずる材料を用いると、昇降温時のタイムラグの発生により、蛇行、歪み、変形を生じやすい。特に、本比較例ではガイドワイヤ9の外径が0.89mmであり、これに用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mm)であり、この熱影響を大きく受けやすいからである。
一方、金型本体2に金属線コイル91と同種のオーステナイト系ステンレス鋼、又はオーステナイト系ステンレス快削鋼を用いることで、上述したような不具合を回避することができ、付形形状の安定成形が可能となる。
これにより、押え縁板部34,35は、金型本体2の裏面22に圧接し、金型本体2を保持するため、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
また、蓋体3が、金型本体2を覆うように被せられる構造であるので、加熱炉内の熱風を、型溝4に挿入されたガイドワイヤ9に直接当てることなく、蓋体3と金型本体2との空間部の温度を、より一定に保つことができるという効果もある。
オーステナイト系ステンレス鋼線材は、ダイスによる伸線加工により、加工誘起変態して磁性を帯びる。したがって、金型本体2の下に磁石5を配置し、型溝4に金属線コイル91を挿入すると、磁力により金属線コイル91は金型本体2に吸着するため、焼型1への金属線コイル91の組み付けが容易となる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼線材を使用することによって、焼入れ硬化性や高温脆性がないので、成形後のガイドワイヤ9の柔軟性を保つことができる。
特に、本比較例で用いる安全ワイヤ93は細径(幅0.265mm、板厚0.065mm)であり、かかる不具合を発生しやすい。
このため、安全ワイヤ93の前端部のみ固定し、その固定端以外は自由状態となることで、上記したような不具合を回避することができ、付形部94を形成する際に、安全ワイヤ93に負担がかかることがなく、破損の虞を低減できる。
そこで、付形成形されたガイドワイヤ9を電解液に浸漬して、電解研磨を施し、さらに超音波洗浄を施したことにより、金属表面の酸化スケールが除去され線材表面のクロム濃度が回復され不動態皮膜を形成されるために、上記したような不具合を防止して、耐食性が向上する。
尚、ここでいう親水性ポリマーとは、湿潤時に潤滑性を有するポリビニルピロリドンなどの潤滑性物質をいう。
本発明の実施例1に対する第2比較例の焼型1の構成を、図3を用いて説明する。
本比較例の焼型1は、金型本体2が、表面21に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する型溝4を設けており、型溝4は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43を有する。3種類の湾曲部43は、曲率半径が相対的に小さい湾曲形状である第1湾曲部44、曲率半径が相対的に中程度の湾曲形状である第2湾曲部45、曲率半径が相対的に大きい湾曲形状である第3湾曲部46である。
ガイドワイヤ9の製造方法は以下の手順からなっている。
金属線コイル91の前端部を、第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46の内のどれかひとつを選択し、金型本体2に挿入する。その後に蓋体3を被せ、金属線コイル91を付形保持し、そのまま加熱炉に入れて、熱処理成形する。
熱処理成形後、芯線92および安全ワイヤ93を、金属線コイル91に挿入し、安全ワイヤ93の前端を金属線コイル91の前端部に溶着固定し、芯線92および安全ワイヤ93のそれぞれの後端を金属線コイル91の後端部に溶着固定する。
金型本体2は、開口部41と、開口部41から直線的に凹設された直線部42と、直線部42から枝分かれし凹設された3種類の湾曲部43(第1湾曲部44、第2湾曲部45、第3湾曲部46)を有する型溝4を設けられている。
これにより、同一の金型本体2を用いて、3種類の形状に付形成形することが可能であり、異なる形状に付形成形する毎に、金型本体2を変更する必要がなく、その分、作業工程が少なくなり、生産性が向上する。
これにより、安全ワイヤ93を挿入して両端を金属線コイル91の両端に固定した後に湾曲させ熱処理成形する場合に生じる、安全ワイヤ93に発生する引張応力による安全ワイヤ93の破損の虞を低減することができる。
本発明の実施例1に対する第3比較例の焼型1の構成を、図4を用いて説明する。
本比較例の焼型1は、金型本体2が、表面に凹設されるとともに金型本体2の短手方向に平行な側面に開口した開口部41を有する第1型溝4Aを設けられている。また、金型本体2は、表面に凹設されるとともに開口部41が設けられた側面と向かい合う側面に開口した開口部47を有する第2型溝4Bを設けられている。
本比較例では、第2型溝4Bは、第1型溝4Aの対称形状であるとともに第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられており、第1型溝4Aおよび第2型溝4Bの一部が、第1型溝4Aと第2型溝4Bとが共有する共有部48となっている。本比較例では第1型溝4Aと第2型溝4Bとが同一直線上に設けられているが、同一直線上に設けられていなくてもよい。
本発明の実施例1に対する第4比較例の焼型1の構成を、図5を用いて説明する。
本比較例の焼型1は、金型本体2は、表面21および裏面22に、型溝4が形成されている。
図5では、表面21と裏面22に、同じ形状の型溝4が設けられているが、互いに異なる形状の型溝4が設けられていてもよい。
これにより、1つの金型本体2で、2本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する。
本発明の実施例1に対する第5比較例の焼型1の構成を、図6を用いて説明する。
本比較例の焼型1は、金型本体2に、3つの型溝4が平行に並設されている。
これにより、1つの金型本体2で、複数本のガイドワイヤ9を同時に成形することができ、生産性が向上する。
本発明の実施例1に対する第6比較例の焼型1の構成を、図7を用いて説明する。
焼型1は、蓋体3の押し付け手段が、金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有する。すなわち、蓋体3に、蓋体3を金型本体2に被せた際に金型本体2の表面21に突き当たるように、蓋板部31の中心を窪ませた窪み36を設けて、窪み36が金型本体2の表面21に突設する凸部となるようにした。
本比較例では、蓋体3に窪み36を設けたが、蓋体3が金型本体2の表面21に向けて突設する凸部を有すればよく、蓋板部31の金型本体側の面に突起物を設ける構成にしてもよい。
実施例1の焼型1の構成を、図8を用いて説明する。
本実施例の焼型1は、蓋体3が押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲している。
これにより、金型本体2に蓋体3を被せた際、弾性反力利用により、金型本体2を蓋板部側に押し付ける押し付け力が大きくなり、さらに加熱炉内においても、より確実に金型本体2を保持する。それゆえに、金型本体2からの蓋体3、および金型本体2の型溝4に挿入されたガイドワイヤ9の脱落が防止できる。
本実施例の焼型1は、蓋体3は、押え縁板部34、35を内側にして長手方向に湾曲しているとともに、押し付け力に対する強度を持たせるため蓋板部31の外側に凸設された突出部37が設けられている。
これにより、特に蓋体3の中央部での断面二次モーメントをより増大させ、高温・常温での繰り返し熱サイクル環境下においても、金型本体2との着脱による、耐へたり性を向上させることができる。
2 金型本体
21 表面
22 裏面
3 蓋体
31 蓋板部
32、33 側板部
34、35 押え縁板部(押し付け手段)
36 窪み(凸部)
37 突出部
4 型溝
41、47 開口部
42 直線部
43 湾曲部
44 第1湾曲部
45 第2湾曲部
46 第3湾曲部
4A 第1型溝
4B 第2型溝
9 ガイドワイヤ
91 金属線コイル
92 芯線
93 安全ワイヤ
94 付形部
Claims (8)
- 金属線コイルからなるガイドワイヤの所定部分に湾曲形状の付形部を熱処理成形するための焼型であって、表面に前記付形部に対応した形状に沿って凹設されるとともに側面に開口した開口部を有する型溝を設けた板状の金型本体と、前記金型本体の表面に被せられる蓋体とを備える焼型において、
前記蓋体は、前記金型本体の前記表面と接合する蓋板部と、前記金型本体とスライド可能に嵌合するとともに前記金型本体を蓋板部側に押し付け保持する押し付け手段とを有し、
前記蓋体の前記押し付け手段は、前記蓋板部の両側から前記金型本体の裏面方向に延設された側板部と、この各側板部から内側に延設され前記金型本体の裏面に圧接する押え縁板部とを有するとともに、前記蓋体を、前記押え縁板部を内側にして長手方向に湾曲させ、
前記金型本体に前記蓋体を被せた際、弾性反力利用により、前記金型本体を蓋板部側へ押し付ける押し付け力を大きくしたことを特徴とする焼型。 - 請求項1に記載の焼型において、
前記蓋体の前記蓋板部は、前記押え縁板部と反対の方向に向かって突設する突出部を有し、前記蓋体の中央部での断面二次モーメントをより増大させたことを特徴とする焼型。 - 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
前記型溝は、前記表面に、直線的に凹設された直線部と、前記直線部から2種以上の形状に枝別れし凹設された湾曲部とを有することを特徴とする焼型。 - 請求項1または請求項2に記載の焼型において、
前記金型本体は、向かい合う2つの側面に開口した前記開口部を有し、
前記型溝は、前記金型本体の前記表面に凹設されるとともに、一方の開口部を有する第1型溝と、他方の開口部を有するとともに前記第1型溝の対称形状の第2型溝とからなることを特徴とする焼型。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の焼型において、
前記金型本体は、前記金型本体の前記表面および裏面に、前記型溝を設けられたことを特徴とする焼型。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の焼型において、
前記金型本体は、前記型溝が複数並設されていることを特徴とする焼型。 - 前記金属線コイルに安全ワイヤを挿入して、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形すべき側の一端部に固定するとともに、この固定端以外を自由状態にして、前記金属線コイルから突き出してセットし、前記金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルから突き出した部分の前記安全ワイヤを切断して、この切断端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
- 前記金属線コイルを請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の焼型に挿入したまま熱処理成形し、その後、前記金属線コイルの内部に芯線と安全ワイヤを挿入し、前記安全ワイヤの前端を前記金属線コイルの付形した側の一端部に固定するとともに、前記安全ワイヤと前記芯線のそれぞれの後端を前記金属線コイルの他端部に固定することを特徴とするガイドワイヤの製造方法。
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