JP2006333049A - リモートコントローラ、リモートコントローラの制御方法及びプログラム - Google Patents

リモートコントローラ、リモートコントローラの制御方法及びプログラム Download PDF

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建 山岸
Takayuki Sakamoto
隆之 坂本
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Abstract

【課題】 ユーザの留守中であってもユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることを比較的簡易な構成で実現できるようになるリモートコントローラを提供すること。
【解決手段】 制御コード情報記憶部40は、制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する。送信時刻情報記憶部42は、制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する。制御コード自動送信部46は、制御コード情報記憶部に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて送信時刻情報記憶部42に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信する。
【選択図】 図4

Description

本発明はリモートコントローラ、リモートコントローラの制御方法及びプログラムに関する。
AV(Audio and Visual)機器、照明機器、電動カーテン、電動ブラインド等の各種機器を遠隔から操作及び制御するためのリモートコントローラに、ユーザの留守中に制御コードの自動送信を行わせることによって、ユーザが在宅中であるかのように見せかけ、空き巣や泥棒の侵入の抑止を図ることが提案されている。このようなリモートコントローラとしては、例えば制御コードを不規則なタイミングで送信するもの、明暗検知センサによる検出結果に応じたスケジュール(昼用スケジュールや夜用スケジュール)に従って制御コードを送信するものや、人感センサによる検出結果に応じて制御コードを送信するものが知られている(特許文献1及び2)。
特開2004−62456号公報 特開2005−5805号公報
以上のようなリモートコントローラでは、ユーザが在宅中であるかのように「自然に」見せかけることが重要である。また、それが比較的簡易な構成で実現されることが望まれる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザの留守中であってもユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることを比較的簡易な構成で実現できるようになるリモートコントローラ、リモートコントローラの制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るリモートコントローラは、制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する制御コード情報記憶手段と、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する送信時刻情報記憶手段と、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信する制御コード自動送信手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るリモートコントローラの制御方法は、制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶してなる制御コード情報記憶手段から制御コード情報を読み出すためのステップと、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶してなる送信時刻情報記憶手段から送信時刻情報を読み出すためのステップと、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信するための制御コード自動送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する制御コード情報記憶手段、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する送信時刻情報記憶手段、及び、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信する制御コード自動送信手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
本発明では、制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報が記憶される。また、その制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報が記憶される。そして、制御コード情報によって示される制御コードが、該制御コード情報に対応づけて記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信される。本発明によれば、制御対象機器に対する制御コードの送信が不自然なタイミングで行われないように図ることを比較的簡易な構成で実現できるようになる。
また、本発明の一態様では、操作手段と、前記操作手段に対する操作に応じて、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを送信する制御コード手動送信手段と、を含み、前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報は、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードが前記制御コード手段送信手段によって送信された時刻に関する情報としてもよい。
また、本発明の一態様では、前記制御コードを受信する制御コード受信手段を含み、
前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報は、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードが前記制御コード受信手段によって受信された時刻に関する情報としてもよい。
また、本発明の一態様では、前記制御コード受信手段は、前記制御コードを受信した場合、該制御コードを示す制御コード情報を前記制御コード情報記憶手段に記憶させる手段を含むようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態の一例について図面に基づき詳細に説明する。
(1)第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態に係るリモートコントローラについて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るリモートコントローラ10の外観を示している。図2は、本発明の第1実施形態に係るリモートコントローラ10のハードウェア構成を示している。これらの図に示すように、リモートコントローラ10は制御部12と、記憶部14と、操作部16と、時計部18と、インタフェース(I/F)20と、送信部22と、を含んで構成される。
制御部12はCPU(Central Processing Unit)を主として構成され、記憶部14、操作部16、時計部18、インタフェース20及び送信部22に対する制御を行う。
記憶部14は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を主として構成される。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、例えばSRAM(Static Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)を主として構成される。記憶部14には、制御部12によって実行されるプログラムや、制御部12の処理の過程で必要となる種々のデータが記憶される。また、記憶部14には制御対象機器を制御するための制御コード(制御信号)が記憶される。詳細については後述する。
操作部16は、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの上に重ねて設けられるタッチパネルと、を含んで構成される。液晶表示パネルには、制御部12から供給されるデータに基づいて操作案内画面が表示される。図3は操作案内画面の一例を示している。同図に示すように、操作案内画面32には複数のボタン画像34が表示される。ユーザによってタッチパネルが押圧されると、押圧位置に応じた位置データがタッチパネルから制御部12に供給される。制御部12は、この位置データに基づいて、ユーザによってボタン画像34のいずれかが選択されたか否かを判断したり、ユーザによって選択されたボタン画像34を特定する。
なお、操作部16は、液晶表示パネル及びタッチパネルに代えて、又は、液晶表示パネル及びタッチパネルとともに、複数の操作部材(ボタン等)を含んで構成されるようにしてもよい。この場合、各操作部材に対する操作状態を示す操作データが制御部12に供給されるようにし、制御部12ではその操作データに基づいて、ユーザの操作内容が判断されるようにすればよい。
時計部18は現在日時を示すデータを制御部12に供給する。制御部12は、時計部18から供給されるデータに基づいて現在日時や曜日を判断する。インタフェース20は、リモートコントローラ10と、情報記憶媒体(メモリカード等)や各種周辺機器と、の間のデータ授受を可能にするためのインタフェースである。インタフェース20には、例えば各種周辺機器等との間のデータ授受をケーブル等を介して行えるようにするためのUSB(Universal Serial Bus)インタフェースや、各種周辺機器等との間のデータ授受を無線通信によって行えるようにするためのBluetoothインタフェースが含まれる。また、インタフェース20には、リモートコントローラ10をLAN(Local Area Network)やインターネット等の通信ネットワークに接続するための通信インタフェースが含まれるようにしてもよい。
送信部22は制御部12から供給されるデータを送信する。本実施の形態における送信部22は赤外線発光部(赤外線LED)を含んで構成され、制御部12から供給される制御コードを赤外線信号として出力する。送信部22から送信された赤外線信号は、制御対象機器30a,30bの赤外線受光部によって受信される。制御対象機器30a,30bは例えばAV機器(テレビ受像機等)や照明機器である。リモートコントローラ10(送信部22)と制御対象機器30a,30bとの間での通信は、SIRCS(Serial Infrared Remote Control System)規格に則って行われる。すなわち、リモートコントローラ10と制御対象機器30a,30bとの間の通信は40kHzの赤外線信号によって行われ、リモートコントローラ10から制御対象機器30a,30bへの片方向通信となっている。
なお、リモートコントローラ10と制御対象機器30a,30bとの間の通信は電波によって行われるようにしてもよい。すなわち、送信部22はアンテナを含んで構成され、制御部12から供給されるデータをアナログ信号に変換し、電波に代えてアンテナから送出するようにしてもよい。また、送信部22とインタフェース20とは一体的に構成されるようにしてもよい。すなわち、リモートコントローラ10と制御対象機器30a,30bとの間の通信がインタフェース20(通信インタフェース等)を介して行われるようにしてもよい。例えば、リモートコントローラ10と制御対象機器30a,30bとの間の通信が有線の通信ネットワークを介して行われるようにしてもよい。
以上のハードウェア構成を有するリモートコントローラ10は、複数種類の制御対象機器(制御対象機器30a,30b)を制御するための制御コードを記憶している。すなわち、一のリモートコントローラ10によって、複数種類の制御対象機器に対する操作及び制御を行うことが可能になっている。
また、リモートコントローラ10は通常モードと留守番モードとの2つの動作モードを備えている。通常モードは、操作部16に対するユーザの操作に応じて、制御コードが送信部22から送信される動作モードである。すなわち、操作部16に対する操作が行われた場合に、その操作内容に対応する制御コードが送信部22から送信される動作モードである。一方、留守番モードは、制御対象機器に対する制御コードの送信が自動的に行われる動作モードである。通常モードと留守番モードとの間の動作モードの切り替えは操作部16に対する所定操作に応じて行われる。
特に、リモートコントローラ10では、留守番モード時における制御コードの自動送信が、通常モード時における制御コードの送信状況を踏まえて行われるようになっている。その結果、リモートコントローラ10では、留守番モードにおいて、ユーザの生活パターンが反映されたスケジュールに従って、制御コードの自動送信が行われるようになっており、かかる自動送信が不自然なタイミングで行われないように図られている。さらに、リモートコントローラ10では、そのような自動送信が比較的簡易な構成で実現されるようになっている。以下、これらの点について詳しく説明する。
図4は、リモートコントローラ10において実現される機能ブロックのうち、本発明に関連するものを主として示す図である。同図に示すように、リモートコントローラ10は制御コード選択受付部38と、制御コード情報記憶部40と、送信時刻情報記憶部42と、制御コード手動送信部44と、制御コード自動送信部46と、自動送信タイミング決定部48と、を含んで構成される。これらの機能ブロックのうち、制御コード選択受付部38及び制御コード手動送信部44は主として通常モードのための構成であり、送信時刻情報記憶部42、制御コード自動送信部46及び自動送信タイミング決定部48は主として留守番モードのための構成である。
[制御コード情報記憶部]
制御コード情報記憶部40は記憶部14を主として構成され、制御対象機器30aや30bを制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する。例えば、テレビ受像機をつけたり消したりするための制御コード、テレビ受像機のチャンネルを変えるための制御コードや、テレビ受像機の音量を増減するための制御コードを示す制御コード情報が記憶される。また例えば、ビデオ機器の電源を入れたり消したりするための制御コード、ビデオ機器のチャンネルを変えるための制御コードや、再生、停止、巻き戻しや早送りを指示するための制御コードを示す制御コード情報が記憶される。また例えば、照明機器を点灯又は消灯させるための制御コードや、照明機器の明るさを調整するための制御コードを示す制御コード情報が記憶される。
制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報は、制御コードを取得(特定)するための情報であればどのような情報であってもよく、制御コードそのものを示す情報であってもよいし、制御コードを生成するための情報であってもよい。なお、以下では、制御コードそのものを示す情報が制御コード情報として制御コード情報記憶部40に記憶されることとして説明する。
ここで、制御コードについて説明する。図5は、本実施の形態における制御コードの一例を波形のパターンによって表した図である。同図は12ビット構成の制御コードを示している。同図に示すように、制御コードは、制御コードの開始を示すために前置される判別信号として役割を果たすガイドパルスと、テレビ受像機や照明機器等の制御対象機器の種別を示すカテゴリコードと、制御対象機器に対する制御内容を示すデータコードと、を含んで構成される。同図に示す制御コードにおいて、カテゴリコードの長さは5ビットとなっている。また、データコードの長さは7ビットとなっており、この形式の制御コードによれば、制御対象機器に対して128種類の指示を行うことが可能になっている。なお、制御コードの構成は同図に示す例に限られない。制御コードは例えば15ビットのデータ列として構成されるようにしてもよいし、20ビットのデータ列として構成されるようにしてもよい。また、カテゴリコードやデータコードの長さも同図に示す例に限られない。
制御コード情報記憶部40には、例えば図6に示すような制御コードテーブルが記憶される。同図に示すように、この制御コードテーブルは「制御コードID」フィールドと、「制御コード」フィールドと、「制御コード名」フィールドと、を含んでいる。「制御コードID」フィールドには制御コードIDが格納される。制御コードIDは制御コードを一意に識別するための識別情報である。「制御コード」フィールドには、制御コードそのものを示すデータ列が格納される。「制御コード名」フィールドには、制御コードの内容をユーザに把握させるための情報として制御コードの名称が格納される。
なお、「制御コード」フィールドには、制御コードを生成するための情報が格納されるようにしてもよい。例えば、制御コードがコード情報及びフォーマット情報によって特定される場合には、コード情報及びフォーマット情報が「制御コード」フィールドに格納されるようにしてもよい。ここで、コード情報は、図5におけるカテゴリコード及びデータコードを示す情報である。また、フォーマット情報は、制御コードのフォーマット(データ形式)を示す情報である。例えば、フォーマット情報には、制御コードの先頭はガイドパルスであって、その次にデータコードを示すビット列が続き、さらにカテゴリコードを示すビット列が続くことを示す情報が含まれる。また例えば、フォーマット情報には、制御コード全体の長さやデータコード及びカテゴリコードの長さを示す情報が含まれる。その他、制御コードを赤外線信号に変換する場合の変調周波数を示す情報がフォーマット情報には含まれる。なお、コード情報及びフォーマット情報は、制御対象機器の製造者ごと、或いは制御対象機器ごとに定められるものである。
また、制御コードテーブルの内容は、制御コードテーブルの更新情報を記憶した情報記憶媒体がインタフェース20に接続された場合に、その更新情報に基づいて更新されるようにしてもよい。このようにして、制御コードの追加や変更が制御コードテーブルに対して行われるようにしてもよい。
[制御コード選択受付部]
制御コード選択受付部38は操作部16、制御部12及び記憶部14を主として実現される。制御コード選択受付部38は少なくとも1つの制御コードの選択を受け付ける。
本実施の形態では、制御コード選択受付部38は、制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報によって示される制御コードのいずれかを選択するようにユーザに案内する選択案内画面(図3参照)を、操作部16の液晶表示パネルに表示させる。
制御コード選択受付部38には例えば図7に示すようなボタン画像テーブルが記憶される。同図に示すように、このボタン画像テーブルは「ボタン画像領域」フィールドと、「制御コードID」フィールドと、を含んでいる。「ボタン画像領域」フィールドには、ボタン画像34が表示される液晶表示パネルの領域を特定するための情報が格納される。例えば、ボタン画像34の形状及び大きさが一定である場合には、ボタン画像34の代表点(一の頂点や中心点)の位置座標が格納される。「制御コードID」フィールドには、そのボタン画像34に対応づけられる制御コードの制御コードIDが格納される。選択案内画面はこのボタン画像テーブル及び制御コードテーブルの内容に基づいて表示される。
[制御コード手動送信部]
制御コード手動送信部44は、制御部12、記憶部14、時計部18及び送信部22を主として構成される。制御コード手動送信部44は、操作部16に対する操作に応じて、制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを送信する。具体的には、制御コード手動送信部44は、選択案内画面において選択された制御コードを送信する。
ここで、制御コード選択受付部38及び制御コード手動送信部44によって実行される処理について説明する。図8はその処理を示すフロー図である。同図に示す処理は、選択案内画面が表示される間に所定時間ごとに実行される。また、同図に示す処理は、記憶部14にあらかじめ記憶されるプログラム、インタフェース20に接続される情報記憶媒体から読み出されて記憶部14に記憶されるプログラムや、又は通信ネットワークを介して記憶部14に記憶されるプログラムが制御部12によって実行されることによって実現される。
図8に示すように、まず制御コード選択受付部38が、タッチパネルから供給される位置データに基づいて、タッチパネル上の押圧位置を取得する(S101)。
次に、制御コード選択受付部38は、S101で取得された押圧位置に対応する制御コードIDを取得できるか否かを判断する(S102)。具体的には、制御コード選択受付部38はボタン画像テーブルの「ボタン画像領域」フィールドを参照し、S101で取得された押圧位置がいずれかのボタン画像34の表示領域に含まれるかを判断する。そして、S101で取得された押圧位置がいずれかのボタン画像34の表示領域に含まれる場合、制御コード選択受付部38は、その表示領域(ボタン画像34)に対応づけられた制御コードIDをボタン画像テーブルから読み出す。
次に、制御コード手動送信部44は、S102で取得された制御コードIDに対応する制御コードを取得する(S103)。本実施の形態では、制御コード手動送信部44は、S102において取得された制御コードIDに対応する「制御コード」フィールドの内容(制御コード)を読み出す。なお、制御コードを生成するための情報(コード情報及びフォーマット情報)が「制御コード」フィールドに格納されている場合には、S102において取得された制御コードIDに対応する「制御コード」フィールドの内容(コード情報及びフォーマット情報)を読み出し、それらの情報に基づいて制御コードを生成するようにすればよい。
次に、制御コード手動送信部44は、S103で取得された制御コードに基づく赤外線信号を赤外線発光部から出力させる(S104)。この場合、制御対象機器30a及び30bでは、この赤外線信号が受信される。そして、赤外線信号から取得される制御コードが自らに対するものである場合には、その制御コードによって示される内容の制御が実行される。
次に、制御コード手動送信部44は、時計部18から供給されるデータに基づいて現在日時及び曜日を取得し、その現在日時及び曜日と、S102で取得した制御コードIDと、の組み合わせを、後述の送信日時履歴テーブル(図9参照)に追加登録させる(S105)。すなわち、制御コード手動送信部44は送信日時履歴テーブルにレコードを新たに追加し、現在日時及び曜日を「現在日時及び曜日」フィールドに格納するとともに、S102で取得した制御コードIDを「制御コードID」フィールドに格納する。
[送信時刻情報記憶部]
送信時刻情報記憶部42は記憶部14を主として構成される。送信時刻情報記憶部42は、制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報に対応づけて、その制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する。送信時刻情報は、制御コードの送信が行われた時刻の履歴を示す情報であってもよいし、制御コードの送信が行われた時刻の統計結果を示す情報であってもよい。例えば、制御コードの送信が行われた時刻の平均を示す情報や、制御コードの送信が行われた頻度の高い時間帯を示す情報(例えば、その時間帯の代表時刻を示す情報)であってもよい。また、送信時刻情報には制御コードの送信が行われた日や曜日に関する情報が含まれるようにしてもよい。
送信時刻情報記憶部42には、例えば図9に示すような送信日時履歴テーブルが記憶される。同図に示すように、この送信日時履歴テーブルは「送信日時及び曜日」フィールドと、「制御コードID」フィールドと、を含んでいる。「送信日時及び曜日」フィールドには、制御コードの送信が行われた日時及び曜日を示す情報が格納される。「制御コードID」フィールドには、送信された制御コードの制御コードIDが格納される。
[自動送信タイミング決定部]
自動送信タイミング決定部48は制御部12及び記憶部14を主として実現される。自動送信タイミング決定部48は、制御コードの自動送信タイミングを、その制御コードに対応づけて送信時刻情報記憶部42に記憶される送信時刻情報に基づいて決定する。
なお、自動送信タイミング決定部48は、一部の制御コードのみについて自動送信タイミングを決定するようにしてもよい。例えば、防犯上有用な一部の制御コードのみについて自動送信タイミングを決定するようにしてもよい。また例えば、ユーザによって選択された制御コード、或いは、ユーザによって選択された制御対象機器に対応する制御コードのみについて自動送信タイミングを決定するようにしてもよい。また例えば、ビデオに録画予約を指示するための制御コードのように、自動送信が行われると不都合が生じる制御コードについては、自動送信タイミングの決定対象から除外するようにしてもよい。自動送信タイミングが決定されない制御コードについては、送信日時履歴情報テーブルへの記録が省略されるようにしてもよい。
自動送信タイミング決定部48は、例えば図10に示すような自動送信スケジュールテーブルを記憶する。自動送信タイミング決定部48は、この自動送信スケジュールテーブルの内容を送信時刻情報記憶部42の記憶内容に基づいて更新する。この更新は例えば毎日の所定時刻に実行される。
図10に示すように、この自動送信スケジュールテーブルは「ID」フィールドと、「制御コードID」フィールドと、「自動送信タイミング」フィールドと、を含んでいる。「ID」フィールドには、自動送信スケジュールを一意に識別するための識別情報が格納される。「制御コードID」フィールドには制御コードIDが格納される。「自動送信タイミング」フィールドには、制御コードの自動送信を行うタイミングを示す自動送信タイミング情報が格納される。自動送信タイミング情報には、制御コードの自動送信を行う時刻を示す情報が含まれる。また、自動送信タイミング情報には、制御コードの自動送信を行う日付や曜日を示す情報が含まれるようにしてもよい。
図10において、ID「001」の自動送信スケジュール情報は、制御コードID「005」の制御コードを毎日6時50分に送信することを示している。また、ID「003」の送信スケジュール情報は、制御コードID「010」の制御コードを毎週火曜日の18時55分に送信することを示している。
本実施の形態における自動送信タイミング決定部48は、制御コードの自動送信タイミングを決定する場合、注目期間(例えば最近数日間等)におけるその制御コードの送信時刻の履歴を対象に統計処理を行い、その結果に基づいて決定する。
例えば、自動送信タイミング決定部48は送信時刻の平均を算出し、その平均時刻を自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。また例えば、自動送信タイミング決定部48は送信時刻の平均及び標準偏差を算出し、「平均時刻−標準偏差×3」等の算出式に従って算出される時刻を自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。また例えば、自動送信タイミング決定部48は、送信時刻のうちの最も早い時刻や最も遅い時刻を取得し、その時刻を自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。
また例えば、自動送信タイミング決定部48は、24時間を所定時間(例えば10分や30分)ごとの時間帯に区分化(階級化)してヒストグラムをとり、所定の基準を満足する時間帯の代表時刻を自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。例えば、送信回数(頻度)が所定の基準回数(頻度)を満足する時間帯や、最も送信回数(頻度)の高い時間帯の代表時刻を自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。この場合、代表時刻はその時間帯の中間の時刻としてもよいし、その時間帯の開始時刻や終了時刻としてもよい。また、代表時刻をどのように定めるかは制御コードの種類ごとに変えるようにしてもよい。例えば、照明機器を点灯するための制御コードの自動送信タイミングを決定する場合には、その時間帯の開始時刻を代表時刻とし、照明機器を消灯するための制御コードの自動送信タイミングを決定する場合には、その時間帯の終了時刻を代表時刻とするようにしてもよい。
また、自動送信タイミング決定部48は、制御コードの種類や制御対象機器の種類(性質)に基づいて、注目期間を変えるようにしてもよい。例えば、照明機器を点灯又は消灯するための制御コードや、電動カーテンや電動ブラインドを開閉するための制御コード等のように、送信時刻が季節によって影響を受けるような制御コードについては、注目期間を例えば「最近数日間」、「最近数週間」や「前年の同月」等とするとよい。一方、送信時刻が季節によって影響を受けないような制御コードについては、注目期間を例えば「最近1年間」等とすればよい。なお、制御コードの種類や制御対象機器の種類の判断は、制御コードのカテゴリコード(図5参照)に基づいて行われるようにすればよい。また、注目期間における送信時刻の履歴が送信日時履歴テーブルに記憶されていない場合には、送信日時履歴テーブルにデータが記憶されている期間内で注目期間を決定するようにしてもよい。
また、自動送信タイミング決定部48は、制御コードの自動送信タイミングを時間帯ごとに決定するようにしてもよい。すなわち、各時間帯ごとの送信時刻の履歴を対象に統計処理を行うことによって、制御コードの自動送信タイミングを決定するようにしてもよい。例えば、正午以前(0時から12時までの間)における送信時刻の平均と、正午以後(12時から24時までの間)における送信時刻の平均と、を算出し、それらの平均時刻をそれぞれ自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。照明機器の点灯又は消灯するための制御コードや、電動カーテンの開閉するための制御コード等のように、送信頻度が比較的低い制御コードについては、このようにして自動送信タイミングを決定するとよい。また例えば、30分ごとの各時間帯において送信時刻の平均を算出し、それらの平均時刻をそれぞれ自動送信タイミングとして決定するようにしてもよい。テレビのチャンネルを変えるための制御コードのように、送信頻度が比較的高い制御コードについては、このようにして自動送信タイミングを決定するとよい。
また、自動送信タイミング決定部48は、制御コードの自動送信タイミングを各曜日ごとに決定するようにしてもよい。すなわち、各曜日ごとの送信時刻の履歴を対象に統計処理を行うことによって、制御コードの自動送信タイミングを決定するようにしてもよい。テレビ受像機に対する制御コード等のように、送信時刻が曜日によって変化するような制御コードについては、このようにして自動送信タイミングを決定するとよい。なお、同様にして、制御コードの自動送信タイミングを各月ごとに決定するようにしてもよい。
[制御コード自動送信部]
制御コード自動送信部46は、制御部12,記憶部14,時計部18及び送信部22を主として実現される。制御コード自動送信部46は、制御コード情報記憶部40に記憶される制御コード情報に示される制御コードを、自動送信タイミング決定部48によって決定された自動送信タイミングで送信する。
図11は制御コード自動送信部46によって実行される処理を示すフロー図である。なお、同図に示す処理は所定時間(例えば1分)ごとに実行される。また、同図に示す処理は、記憶部14にあらかじめ記憶されるプログラム、インタフェース20に接続される情報記憶媒体から読み出されて記憶部14に記憶されるプログラムや、通信ネットワークを介して記憶部14に記憶されるプログラムが制御部12によって実行されることによって実現される。
図11に示すように、まず制御コード自動送信部46は、自動送信スケジュールテーブルの最初のレコードを注目レコードとして読み出す(S201)。
次に、制御コード自動送信部46は、注目レコードの「自動送信タイミング」フィールドの内容が示すタイミングが到来しているか否かを判断する(S202)。この判断は、時計部18からのデータに基づいて取得される現在日時及び曜日に基づいて行われる。
制御コード自動送信部46は、自動送信タイミングが到来したと判断した場合、注目レコードの「制御コードID」フィールドに格納された制御IDの制御コードを取得する(S203)。この処理は図8のS103の処理と同様に行われる。そして、制御コード自動送信部46は、S203で取得された制御コードに基づく赤外線信号を赤外線発光部から出力させる(S204)。
S202において自動送信タイミングが到来してないと判断された場合、及び、S204の処理が実行された場合、制御コード自動送信部46は、注目レコードが自動送信スケジュールテーブルの最後のレコードであるか否かを判断する(S205)。そして、注目レコードが最後のレコードでない場合には、送信スケジュールテーブルから次のレコードを注目レコードとして読み出し(S206)、S202乃至S205の処理を再び実行する。一方、注目レコードが最後のレコードである場合には本処理を終了する。
なお、ここでは、送信スケジュールテーブルから1レコードずつ読み出して処理を実行するようにしたが、「自動送信タイミング」フィールドによって示されるタイミングに現在日時及び曜日が当てはまるようなレコードを検索して最初に読み出しておき、読み出したレコードの「制御コードID」フィールドによって特定される制御コードを順次送信するようにしてもよい。
以上説明したように、リモートコントローラ10では、通常モードにおいて、ユーザの操作に応じて制御コードの送信が行われ、その送信日時や曜日が記憶されるようになっている。そして、留守番モードにおいて、その記憶された送信日時及び曜日に基づいて決定されるタイミングで、制御コードの自動送信が行われるようになっている。その結果、留守番モードでは、ユーザの生活パターンが反映されたスケジュールに従って、制御コードの自動送信が行われるようになっている。このため、リモートコントローラ10によれば、ユーザの留守中であってもユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることが可能となる。また、それが明暗検知センサや人感センサ等のセンサを用いることなく、比較的簡易な構成で実現できるようになる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るリモートコントローラについて説明する。第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の第2実施形態に係るリモートコントローラ10aの外観を示している。図13は、本発明の第2実施形態に係るリモートコントローラ10aのハードウェア構成を示している。これらの図に示すように、リモートコントローラ10aは、制御部12と、記憶部14と、操作部16aと、時計部18と、インタフェース(I/F)20と、送信部22aと、受信部24と、を含んで構成される。なお、操作部16aは第1実施形態における操作部16と同様に構成され、同様の役割を果たす。また、送信部22aは第1実施形態における送信部22と同様に構成され、同様の役割を果たす。
図13において、リモートコントローラ31aは制御対象機器30aを制御するための公知のリモートコントローラであり、例えば制御対象機器30aに付属されるリモートコントローラである。リモートコントローラ31aは、制御対象機器30aに対する各種制御コードをユーザの操作に応じて送信する。同様に、リモートコントローラ31bは制御対象機器30bを制御するための公知のリモートコントローラであり、例えば制御対象機器30bに付属されるリモートコントローラである。リモートコントローラ31bは、制御対象機器30bに対する各種制御コードをユーザの操作に応じて送信する。リモートコントローラ31aと制御対象機器30aとの間の通信や、リモートコントローラ31bと制御対象機器30bとの間の通信は、SIRCS規格に則って行われる。
受信部24はリモートコントローラ31a及び31bから送信されるデータを受信し、そのデータを制御部12に供給する。本実施の形態では、制御対象機器30a,30bとリモートコントローラ31a,31bとの間の通信がSIRCS規格に則って行われる。このため、受信部24は赤外線受光部を含んで構成され、リモートコントローラ31a及び31bから送信される赤外線信号を受信する。
なお、リモートコントローラ31a,31bと制御対象機器30a,30bとの間の通信が他の方法によって行われる場合には、受信部24と、リモートコントローラ31a,31bと、の間の通信も該他の方法によって行われるようにすればよい。例えば、リモートコントローラ31a,31bと制御対象機器30a,30bとの間の通信が電波によって行われる場合には、受信部24はアンテナを含んで構成され、リモートコントローラ31a,31bから送信される電波を受信するようにすればよい。また、受信部24とインタフェース20とは一体的に構成されるようにしてもよい。すなわち、受信部24とリモートコントローラ31a,31bとの間の通信がインタフェース20(通信インタフェース等)を介して行われるようにしてもよい。例えば、リモートコントローラ31a,31bと制御対象機器30a,30bとの間の通信が有線の通信ネットワークを介して行われる場合には、受信部24とリモートコントローラ31a,31bとの間の通信も有線の通信ネットワークを介して行われるようにすればよい。
以上のハードウェア構成を有するリモートコントローラ10aでは、リモートコントローラ10と同様に、通常モードと留守番モードとの2つの動作モードが備えられており、留守番モードにおける制御コードの自動送信が、ユーザの生活パターンが反映されたスケジュールに従って行われるようになっている。その結果として、リモートコントローラ10によれば、ユーザの留守中であってもユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることが可能となっている。また、それが比較的簡易な構成で実現されるようになっている。
特に、リモートコントローラ10aによれば、他のリモートコントローラ(例えば、制御対象機器30a又は30bに付属のリモートコントローラ)を使用をユーザに許容しつつ、上記自動送信が実現されるようになっている。また、リモートコントローラ10aによれば、他のリモートコントローラから未知の制御コードが送信される場合であっても、その制御コードの上記自動送信がユーザに負担をかけることなく実現されるようになっている。以下、これらの点について詳しく説明する。
図14は、リモートコントローラ10aにおいて実現される機能ブロックのうち、本発明に関連するものを主として示す図である。同図に示すように、リモートコントローラ10aは制御コード選択受付部38と、制御コード情報記憶部40と、送信時刻情報記憶部42と、制御コード手動操作部44と、制御コード自動送信部46と、自動送信タイミング決定部48と、制御コード受信部50と、を含んで構成される。これらの機能のうち、制御コード選択受付部38及び制御コード手動操作部44は主として通常モードのための機能ブロックであり、送信時刻情報記憶部42、制御コード自動送信部46、自動送信タイミング決定部48及び制御コード受信部50は主として留守番モードのための機能ブロックである。
[制御コード受信部]
制御コード受信部50は受信部24及び制御部12を主として構成され、リモートコントローラ31a及び31bから送信された制御コードを受信する。具体的には、制御コード受信部50は、リモートコントローラ31a及び31bから送信された赤外線信号を受信し、その赤外線信号から制御コードを取得する。また、制御コード受信部50は制御コードを受信した場合、制御コード情報記憶部40や送信時刻情報記憶部42の記憶内容を更新する。
図15は、制御コード受信部50が赤外線信号を受信した場合に実行する処理を示すフロー図である。同図に示す処理は、記憶部14にあらかじめ記憶されるプログラム、インタフェース20に接続される情報記憶媒体から読み出されて記憶部14に記憶されるプログラムや、又は通信ネットワークを介して記憶部14に記憶されるプログラムが制御部12によって実行されることによって実現される。
図15に示すように、制御コード受信部50は赤外線信号を受信した場合、その赤外線信号から制御コードを取得する(S301)。次に、制御コード受信部50は、その制御コードが制御コードテーブルに記憶されているか否かを判断する(S302)。そして、受信した制御コードが制御コードテーブルに記憶されている場合、制御コード受信部50はその制御コードの制御コードIDを制御コードテーブルから取得する(S305)。
一方、受信した制御コードが制御コードテーブルに記憶されていない場合、制御コード受信部50はその制御コードの制御コードIDを生成する(S303)。そして、制御コード受信部50は制御コードテーブルにレコードを新たに追加し、生成した制御コードIDを「制御コードID」フィールドに格納するとともに、受信した制御コードを「制御コード」フィールドに格納する(S304)。この場合、制御コードのカテゴリコードやデータコードに基づいて、「制御コード名」フィールドに格納する情報を生成するようにしてもよい。また、制御コードを生成するための情報(コード情報及びフォーマット情報)が「制御コード」フィールドに格納されている場合には、S301で取得した制御コードに基づいて、「制御コード」フィールドに格納する情報を生成するようにすればよい。
S304又はS305の処理を実行した後、制御コード受信部50は送信日時履歴テーブルにレコードを新たに追加し、現在日時及び曜日を「現在日時及び曜日」フィールドに格納し、S305で取得した制御コードID又はS303で生成した制御コードIDを「制御コードID」フィールドに格納する(S306)。
なお、以上の処理において、制御コード自動送信部46による自動送信の対象としない制御コードが受信された場合には、S302乃至S306の処理を実行しないようにしてもよい。また、以上の処理はいずれの動作モード時においても実行されるようにすればよい。ただし、制御コード手動送信部44及び制御コード自動送信部46による送信が実行された後の所定期間においては、以上の処理の実行が制限されるようにするとよい。こうすれば、制御コード手動送信部44等から送信された制御コードが制御コード受信部50によって受信されることに起因して、送信日時履歴テーブルの更新が行われてしまうことを抑止できるようになる。
以上説明したように、リモートコントローラ10aによれば、リモートコントローラ10と同様に、ユーザが留守中であってもユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることが可能となる。また、それを比較的簡易な構成で実現できるようになる。
特に、リモートコントローラ10aでは、他のリモートコントローラ31a,31bによって制御コードが送信された場合にも、その送信日時及び曜日が記憶され、自動送信スケジュールの決定において考慮されるようになる。このため、リモートコントローラ10aによれば、他のリモートコントローラ31a,31bの使用をユーザに許容しつつ、制御コード自動送信部46による自動送信を実現することが可能になる。
また、リモートコントローラ10aでは、未知の制御コード(制御コードテーブルに記憶されていない制御コード)が受信された場合、その制御コードが送信日時(受信日時)及び曜日とともに記憶され、その制御コードについても自動送信が行われるようになっている。このため、リモートコントローラ10aによれば、制御対象機器が新たに配置され、かつ、その制御対象機器に対する制御コードが未知のものである場合であっても、ユーザに特段の負担をかけることなく、留守番モードにおいて、その制御対象機器に対する自動送信が実現されることになる。
なお、リモートコントローラ10aは他のリモートコントローラ31a,31bの使用をユーザに許容するようになっているため、通常モードを備えないようにしてもよい。すなわち、ユーザに制御対象機器30a,30bに対する操作及び制御をリモートコントローラ31a,31bを用いて行わせるようにし、リモートコントローラ10aは留守番モードでのみ動作するようにしてもよい。この場合、制御コード選択受付部38及び制御コード手動送信部44は設けなくてもよい。また、この場合、制御コードテーブルには制御コードが予め記憶されていなくてもよい。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態(第1実施形態及び第2実施形態)に限定されるものではない。
例えば、送信日時履歴テーブルにデータが全く記憶されていない場合や、送信日時履歴テーブルにデータが十分に記憶されていない場合等のように、自動送信タイミング決定部48による自動送信タイミングの決定が行えないような場合には、あらかじめ定められた自動送信スケジュール情報に従って、制御コード自動送信部46による自動送信が行われるようにしてもよい。
また例えば、リモートコントロール10及び10aは、制御対象機器30a,30bに対する送信が確実に行われる位置を検出し、その位置まで自動的に移動するようにしてもよい。また例えば、リモートコントロール10aは、リモートコントローラ31a,31bからの受信が確実に行われる位置を検出し、その位置まで自動的に移動するようにしてもよい。
また例えば、通常モードからの留守番モードへの変更時には、制御対象機器30a,30bの初期状態として好ましい状態をユーザに案内するようにしてもよい。例えば「テレビや照明機器を消して下さい。」とのメッセージを音声出力したり、液晶表示パネルに出力するようにしてもよい。例えば、テレビ受像機をつけるための制御コードとテレビを消すための制御コードとは同じ制御コードが用いられることが一般的である。このため、テレビ受像機をつけるための制御コードの自動送信が行われた後に、テレビ受像機のチャンネルや音量を変更するための制御コードの自動送信が行われるような場合には、テレビ受像機がついたままの状態になっていると、テレビ受像機をつけるための制御コードの自動送信されることにより、テレビ受像機が消されることになる。その結果、テレビ受像機のチャンネルや音量を変更するための制御コードの自動送信が後に行われても意味をなさなくなってしまう場合がある。この点、上記のような案内を行うことにより、このような状況が発生しないように図ることが可能となる。同様に、通常モードからの留守番モードへの変更時には、例えば「テレビの音量を最小にして下さい。」とのメッセージを音声出力したり、液晶表示パネルに出力するようにしてもよい。
また例えば、テレビ受像機の音量を増加するための制御コードや、照明機器の明るさを増加するための制御コード等を自動送信する場合には、テレビ受像機の音量が大きくなりすぎないように、或いは、照明機器の明るさが明るくなりすぎないように担保しつつ行うようにすると好適である。例えば、テレビ受像機の音量や照明機器の明るさを減少させるための制御コードを一定回数(一定期間)送信した後に自動送信を行うようにしてもよい。
また例えば、照明機器を点灯又は消灯するための制御コードや、電動カーテンや電動ブラインドを開閉するための制御コード等の自動送信タイミングを決定する場合には、日の出時刻及び日の入り時刻を所定の演算によって算出し、又は、日の出時刻及び日の入り時刻を通信ネットワークを介して取得し、これらの情報にも基づいて決定するようにしてもよい。
また例えば、リモートコントローラ10及び10aは、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)やパーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて実現するようにしてもよい。
なお、リモートコントローラ10及び10aは、防犯に役立つだけでなく、例えば好きな番組の見忘れ防止や照明機器の消し忘れ防止等にも役立つものである。
また、制御対象機器30aにおいて、制御内容を特定する特定情報に対応づけて、その内容の制御が制御対象機器30aにおいて行われた日時及び曜日に関する情報が記憶されるようにしてもよい。例えば、送信日時履歴テーブル(図9参照)と同様の実行日時履歴テーブルが制御対象機器30aに記憶されるようにしてもよい。このとき、実行日時履歴テーブルでは、「送信日時及び曜日」フィールドに代えて「実行日時及び曜日」フィールドが設けられるようにすればよい。また、「制御コードID」フィールドに代えて、制御内容を特定するための他の情報が格納される「制御内容特定情報」フィールドが設けられるようにしてもよい。そして、制御コードの受信に応じて制御が行われた場合や、操作部(制御対象機器30aに備えられる電源ボタン等)に対する操作に応じて制御が行われた場合、その日時及び曜日を「実行日時及び曜日」フィールドに格納し、かつ、その制御内容を特定する情報を「制御内容特定情報」フィールド等に格納してなる新たなレコードが、実行日時履歴テーブルに追加登録されるようにすればよい。
さらに、制御対象機器30aでは、上記記憶内容に基づいて決定されるタイミングで自動制御が行われるようにしてもよい。例えば、自動送信スケジュールテーブル(図10参照)と同様の自動実行スケジュールテーブルが制御対象機器30aに記憶されるようにしてもよい。このとき、自動実行スケジュールテーブルでは「自動送信タイミング」フィールドに代えて「自動制御タイミング」フィールドが設けられるようにすればよい。また、「制御コードID」フィールドに代えて、制御内容を特定するための他の情報が格納される「制御内容特定情報」フィールドが設けられるようにしてもよい。そして、制御対象機器30aでは、この自動実行スケジュールテーブルの内容に基づいて各種制御が自動的に行われるようにすればよい。すなわち、「自動制御タイミング」フィールドによって示されるタイミングで、「制御内容特定情報」フィールドによって特定される内容の制御が自動的に行われるようにすればよい。
このようにしても、ユーザの留守中においてユーザが在宅中であるかのようにより自然に見せかけることが可能になる。なお、ここでは制御対象機器30aについて述べたが、制御対象機器30bについても同様である。
第1実施形態に係るリモートコントローラの外観を示す斜視図である。 第1実施形態に係るリモートコントローラのハードウェア構成を示す図である。 操作案内画面の一例を示す図である。 第1実施形態に係るリモートコントローラの機能ブロック図である。 制御コードの一例を示す図である。 制御コードテーブルの一例を示す図である。 ボタン画像テーブルの一例を示す図である。 リモートコントローラで実行される処理を示すフロー図である。 送信日時履歴テーブルの一例を示す図である。 自動送信スケジュールテーブルの一例を示す図である。 リモートコントローラで実行される処理を示すフロー図である。 第2実施形態に係るリモートコントローラの外観を示す斜視図である。 第2実施形態に係るリモートコントローラのハードウェア構成を示す図である。 第2実施形態に係るリモートコントローラの機能ブロック図である。 リモートコントローラで実行される処理を示すフロー図である。
符号の説明
10,10a リモートコントローラ、12 制御部、14 記憶部、16,16a 操作部、18 時計部、20 インタフェース、22,22a 送信部、24 受信部、30a,30b 制御対象機器、31a,31b リモートコントローラ、32 選択案内画面、34 ボタン画像、38 制御コード選択受付部、40 制御コード情報記憶部、42 送信時刻情報記憶部、44 制御コード手動送信部、46 制御コード自動送信部、48 自動送信タイミング決定部、50 制御コード受信部。

Claims (6)

  1. 制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する制御コード情報記憶手段と、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する送信時刻情報記憶手段と、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信する制御コード自動送信手段と、
    を含むことを特徴とするリモートコントローラ。
  2. 請求項1に記載のリモートコントローラにおいて、
    操作手段と、
    前記操作手段に対する操作に応じて、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを送信する制御コード手動送信手段と、を含み、
    前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報は、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードが前記制御コード手段送信手段によって送信された時刻に関する情報である、
    ことを特徴とするリモートコントローラ。
  3. 請求項1に記載のリモートコントローラにおいて、
    前記制御コードを受信する制御コード受信手段を含み、
    前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報は、前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードが前記制御コード受信手段によって受信された時刻に関する情報である、
    ことを特徴とするリモートコントローラ。
  4. 請求項3に記載のリモートコントローラにおいて、
    前記制御コード受信手段は、前記制御コードを受信した場合、該制御コードを示す制御コード情報を前記制御コード情報記憶手段に記憶させる手段を含むことを特徴とするリモートコントローラ。
  5. 制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶してなる制御コード情報記憶手段から前記制御コード情報を読み出すためのステップと、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶してなる送信時刻情報記憶手段から前記送信時刻情報を読み出すためのステップと、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信するための制御コード自動送信ステップと、
    を含むことを特徴とするリモートコントローラの制御方法。
  6. 制御対象機器を制御するための制御コードを示す制御コード情報を記憶する制御コード情報記憶手段、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報に対応づけて、該制御コード情報によって示される制御コードの送信が行われた時刻に関する送信時刻情報を記憶する送信時刻情報記憶手段、及び、
    前記制御コード情報記憶手段に記憶される制御コード情報によって示される制御コードを、該制御コード情報に対応づけて前記送信時刻情報記憶手段に記憶される送信時刻情報に基づいて決定されるタイミングで送信する制御コード自動送信手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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