JP2006332721A - 消防指令システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付け、大規模災害等で119番通報が輻輳し、指令員が不足している場合等でも緊急事態に適切に対処する。
【解決手段】 複数の消防指令本部の各々に配置され、各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台2、6と、各々の指令台に接続され、指令台から送出された指令を処理する指令制御装置1、5と、複数の指令制御装置を互いに接続する補完回線7とで構成され、指令台は、複数の消防指令本部のうち、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択するための入力部21aと、指令台を、入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させるための切替手段23とを備える消防指令システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、火災や救急等の119番通報を受け付け、通報内容に応じて消防車両又は救急車両に対して出動指令等を行う消防指令システムに関する。
消防指令システムは、火災や救急等の119番通報を受け付け、その通報内容により各署所の消防車両又は救急車両に対して出動指令等を行うためのシステムである。従来の消防指令システムにおいては、消防指令本部の管轄内の119番通報のみを本部の指令台にて着信/受付することが可能であった(例えば、特許文献1参照)。
一方、特許文献2には、隣接する緊急指令本部において、管轄の署所と相手の緊急指令本部の署所に対して同時に指令接続を行えるようにして、スムーズな緊急指令を可能とする緊急指令制御装置が提案されている。この緊急指令制御装置によれば、A消防指令本部側の通報者から緊急通報をB消防指令本部にて受信した場合には、他の消防指令本部の車両情報を含むデータベースから出動に適切な車両を選択し、選択車両にA消防指令本部のものが選択されていた場合には、A消防指令本部に車両の出動状況を問い合わせ、出動可であればA消防指令本部に局間指令を送出することなどを行う。
特許第2606239号公報 特開2002−218070号公報
上述のように、特許文献1には、119番回線の転送装置によって他の救急指令装置に接続することができると記載されている。しかし、この119番回線の転送装置による転送は、消防指令本部に属する署所に対しての転送であり、同じ管轄内に限った操作である。また、この文献に記載の方法では、一度通話内容を指令員が聞いた上で転送操作を行うため、迅速な対応とはいえない。通報者側から見ると、同じ通報内容を再度伝えなければならない場合もある。さらに、大規模災害等の場合は、指令員の人数が不足して119番通報を受け付けることができず、転送操作を行うこと自体不可能になるというおそれもある。
また、特許文献2に記載の緊急指令本部間における局間指令接続方法では、隣接する消防指令本部との1対1の局間指令接続であり、隣接する消防指令本部の119番通報を受け付けること、複数の消防指令本部との接続を切り替えて各本部間との指令接続を行うことなどができないという問題があった。そのため、例えば、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができず、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員の不足により通報を受け付けることができない場合等では、緊急事態に間に合わないという問題があった。
さらに、上記文献等に記載の従来の消防指令本部の指令台等においては、指令台が設置されている消防指令本部の指令制御装置の回線状況メモリを参照することで回線使用状況を指令台に表示しているが、他の消防指令本部の回線状況メモリを参照することを考慮していないため、他の消防指令本部の回線使用状況を表示することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、上記従来の消防指令システム等における問題点に鑑みてなされたものであって、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することなどが可能な消防指令システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、これに加え、隣接する他の消防指令本部の119番通報を受付可能となる指令台へ切り替えた際に、隣接する他の消防指令本部の指令台に回線名称と回線使用状況等を表示することができ、さらに、切り替え接続先の指令消防指令本部を複数選択することも可能な消防指令システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、消防指令システムであって、複数の消防指令本部の各々に配置され、各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台と、該各々の指令台に接続され、指令台から送出された指令を処理する指令制御装置と、該複数の指令制御装置を互いに接続する補完回線とで構成され、前記指令台は、前記複数の消防指令本部のうち、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択するための入力部と、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、指令台の入力部によって、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択し、切替手段によって、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させることができるため、指令台からの扱者の操作によって、その操作を行った指令台を隣接する他の消防指令本部用の指令台へと切り替え、その消防指令本部の指令制御装置と瞬時に接続し、119番回線の着信/受付が可能となる。これにより、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することなどが可能となる。この際、扱者による受付後の転送操作や、通信事業者側での設定変更等を必要としない。また、本発明では、複数の消防指令本部の指令制御装置を常時接続状態にしていないため、指令台プログラムの処理で同時に複数の消防指令本部の回線状況メモリを読み込むようなことが不要で、システムの負荷を低く抑えることができる。
前記消防指令システムにおいて、前記指令制御装置の各々は、該指令制御装置で管理する回線情報が記憶されるとともに、該指令制御装置が一定時間間隔で回線情報を書き込む回線状況メモリを備え、前記切替手段は、前記指令台の接続先を切り替えた際に、接続先の消防指令本部に配置される指令制御装置に備えられる回線状況メモリに記録された情報を前記指令台に表示するようにすることができる。
また、前記消防指令システムにおいて、前記指令台の各々は、該指令台の画面情報及び回線名称を含む情報を記録したデータベースを備え、前記切替手段は、前記指令台の接続先を切り替えた際に、該指令台のデータベースに記録される画面情報及び回線名称を、接続先の消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称と一致させるようにすることができる。
さらに、前記消防指令システムにおいて、前記指令台の各々は、前記複数の消防指令本部の指令制御装置が管理する回線状況メモリへの参照先データと、前記複数の消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称を記録したデータベースとを保持するようにすることができる。これによって、切り替え接続先の複数選択が可能となる。
また、前記消防指令システムにおいて、前記指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させた際に、該指令台が設置されている消防指令本部の他の指令台とは異なる119番着信音を鳴動させるようにすることができる。これによって、指令台が設置されている消防指令本部とは異なる消防指令本部からの着信であることを聴取することができる。
さらに、前記消防指令システムにおいて、前記指令台は、該指令台が指令台として機能する消防指令本部を表示する表示部を備えるようにすることができる。これによって、自指令台が機能している消防指令本部を容易に判別することができる。
また、本発明は、消防指令システムであって、統括消防指令本部に配置され、該統括消防指令本部の管轄下の各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する複数の指令台と、該複数の指令台に接続され、該複数の指令台から送出された指令を処理する指令制御装置とで構成され、前記複数の指令台の各々は、前記複数の消防指令本部のうちのいずれの消防指令本部の指令台として機能するかを選択するための入力部と、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、指令台の入力部によって、複数の消防指令本部のうちのいずれの消防指令本部の指令台として機能するかを選択し、切替手段によって、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させることができるため、指令台からの扱者の操作によって、その操作を行った指令台を所望の消防指令本部用の指令台として機能させ、119番回線の着信/受付が可能となる。これにより、例えば、近隣の消防指令本部への119番通報を同じ場所で受け付けることなどが可能となる。
前記消防指令システムにおいて、前記指令台の各々は、該指令台の画面情報及び回線名称を含む情報を記録したデータベースを備え、前記切替手段は、前記指令台が指令台として機能する消防指令本部を切り替えた際に、該指令台のデータベースに記録される画面情報及び回線名称を、指令台として機能する消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称と一致させるようにすることができる。これによって、各消防指令本部の回線使用状況を一度に監視することができる。
前記消防指令システムにおいて、前記指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させた際に、該指令台が設置されている消防指令本部の他の指令台とは異なる119番着信音を鳴動させるようにすることができる。これによって、どの消防指令本部への着信であるかを容易に聴取することができる。
前記消防指令システムにおいて、前記指令台は、該指令台が指令台として機能する消防指令本部を表示する表示部を備えるようにすることができる。これによって、自指令台が機能している消防指令本部を容易に判別することができる。
また、本発明は、消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台であって、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択するための入力部と、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする。これによって、上述のように、指令台からの扱者の操作によって、その操作を行った指令台を隣接する他の消防指令本部用の指令台へと切り替え、その消防指令本部の指令制御装置と瞬時に接続することができ、119番回線の着信/受付が可能となり、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができる。これによって、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することなどが可能となる。
さらに、本発明は、統括消防指令本部に配置され、該統括消防指令本部の管轄下の各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する複数の指令台であって、前記複数の指令台の各々は、前記複数の消防指令本部のうちのいずれの消防指令本部の指令台として機能するかを選択するための入力部と、該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする。これによって、上述のように、近隣の消防指令本部への119番通報を同じ場所で受け付けることなどが可能となる。
以上のように、本発明によれば、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することなどが可能な消防指令システムを提供することができる。
図1及び図2に示すように、本発明にかかる消防指令システムは、A消防指令本部に設置された指令制御装置1及び指令台2と、B消防指令本部に設置された指令制御装置5及び指令台6と、補完回線7と、指令制御サーバ8とを備える。指令制御装置1は回線状況メモリ11を、指令制御装置5は回線状況メモリ51を各々備えている。
回線状況メモリ11には、指令制御装置1で管理している回線情報が記憶され、指令制御装置1が一定間隔で情報を書き込む。回線情報とは、図6に示すように、各回線の使用状況(着信中、話中、保留中等)である。また、回線状況メモリ51にも同様に、指令制御装置5で管理している回線情報が書き込まれている。指令制御装置1と指令制御装置5とは、補完回線7により互いに接続されている。
指令台2は、タッチパネル画面等の指令台操作/状況表示部21を備え、各消防指令本部の回線状況メモリの参照先/回線情報データベース22を指令台2の内部にデータとして備えている。指令台操作/状況表示部21には、各消防指令本部の切り替え接続を行うボタン21aが設けられ、そのボタン21aを押下して、隣接する他の消防指令本部へワンタッチで切り替えることができる。また、指令台2の内部は、図3に示すように、指令台プログラム23と、指令制御装置インターフェース部24と、データベース部22とで構成されている。
指令制御装置インターフェース部24で、指令制御装置1とのメッセージ送受信を行い、指令台プログラム23で、受信メッセージや指令台操作による処理を行い、指令台操作/状況表示部21でボタンランプ点灯/スピーカからの着信音鳴動/着信受付操作等を行う。データベース部22は、指令台プログラム23の起動時に必要なデータを読み出し、切り替え接続を行う際にも必要なデータの読み直しを行う。
また、図2に示すように、指令制御サーバ8が各指令台2、25、26と接続されている。この指令制御サーバ8は、指令台扱い状況を各指令台2、25、26へ通知したり、指令制御装置1から受信した回線情報(数値)を回線名称(文字)に変換して各指令台2、25、26へ送信する装置である。指令台2が他の消防指令本部へと切り替え接続した場合には、指令制御サーバ8は、他の指令台25、26に対して、指令台2が切り替え接続を行ったことを通知する。これにより、指令台25、26の指令台操作/状況表示部21で、指令台2がどこの消防指令本部に切り替えられたかを表示させることができる。
次に、上記構成を有する消防指令システムの動作について、図1乃至図5、及び図7を参照しながら詳細に説明する。尚、図1の構成図にも記載されているように、ここでは、A消防指令本部の指令台2をB消防指令本部の受付用指令台に切り替える場合を例にとって説明する。
A消防指令本部の指令台2にて、指令台操作/状況表示部21の各消防指令本部ボタン21aの中から、B消防指令本部(B消防)を選択する(図4の1A)。選択されたボタンを指令台プログラム23が認識し、B消防指令本部への切替を行うという内容の通知メッセージ3を作成し、指令制御装置インターフェース部24から指令制御装置1へ送信する(図4の2A)。
そのメッセージを受信した指令制御装置1は、補完回線7を通じて、B消防指令本部の指令制御装置5からの情報を指令台2に通知する処理に切り替える。それが完了すると、切替開始メッセージ4を指令台2へ送信する(図4の3A)。指令台2の指令制御装置インターフェース部24で受信したそのメッセージを、指令台プログラム23に受け渡して、指令台2側での切替処理を行う。
まず、指令台画面や回線情報に必要なデータを読み込む(図4の4A)。B消防指令本部5の指令台6と同様の画面仕様、及びB消防指令本部5の回線情報に合わせることで、指令台2の指令台画面表示が指令台6と同じになる。
次に、回線状況メモリへの参照先の切替を行う。指令台2は、各消防指令本部の参照先をデータベース部22に保持しており、指令台プログラム23の起動時に読み込む。そして、切替開始メッセージ4の受信時に、A消防指令本部になっている参照先をB消防指令本部へ変更することで、指令台プログラム23はB消防指令本部の回線状況メモリを参照するようになる。回線状況メモリ11には、指令制御装置1が、回線状況メモリ51には指令制御装置5が各々一定間隔で、その時の回線状況を書き込んでいる。指令台プログラム23は、指令制御装置インターフェース部24を通じて、一定間隔で回線状況を読み込んでいる。読み込んだ回線状況は、指令台操作/状況表示部21で表示することができる(図4の5A)。
指令台側の切り替え処理が終わると、指令台プログラム23は、指令制御装置1に対して切替完了メッセージ(図4の6A)を送信する。このメッセージの送信以降、指令台2は、B消防指令本部用受付の指令台として動作する。さらに、指令制御サーバ8にも、切替完了メッセージ(図7の1B)を送信する。そのメッセージを受信した指令制御サーバ8は、指令台2が切替完了したことを通知するメッセージ(図7の2B)を他の指令台25、26に対して送信し、指令台25、26の指令台操作/状況表示部に指令台2がB消防指令本部へと切り替えたことを表示させる(図7の3B、4B)。
そして、B消防指令本部に119番着信が入ってくると、補完回線7とA消防指令本部の指令制御装置1を通じて、119番着信が指令台2に通知される。指令台2の指令制御装置インターフェース部24で着信情報を受信し、指令台プログラム23で着信情報の分析を行い、その情報を指令台操作/状況表示部21で表示させる。B消防指令本部用のデータベースの読み込みと、一定間隔の回線状況メモリの読み込みを行っているので、どの回線からの着信か、どこの局からの着信かなどの情報を着信と同時に表示することが可能である。
また、データベース部22からのデータベースの読み込み時に、119番着信音用のデータを読み込むことで、他の指令台とは異なる119番着信音を鳴動させることができる。従って、着信音によっても、A消防指令本部の119番着信か、B消防指令本部の119番着信かを判断することができる。
次に、本発明にかかる消防指令システムの第2の実施の形態について、図8を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態は、図5に示した構成とほとんど同じであるが、指令制御装置1の自消防指令本部用の回線状況メモリ12と他消防指令本部用の回線状況メモリ13、及び、指令制御装置5の自消防指令本部用の回線状況メモリ52と他消防指令本部用の回線状況メモリ53を有する点で異なる。
指令制御装置1の自消防指令本部用の回線状況メモリ12には、A消防指令本部での回線状況が一定間隔で書き込まれており、他消防指令本部用の回線状況メモリ13には何も書き込まれていない。図5の指令台操作/状況表示部21でB消防指令本部への切り替え操作を行った後は、他消防指令本部用の回線状況メモリ13にB消防指令本部の回線状況が書き込まれる。従って、指令台プログラム23が切り替える回線状況メモリへの参照先は、指令制御装置1の内部の回線状況メモリ12、13となる。また、これらの動作は、指令制御装置5についても同様である。
次に、本発明にかかる消防指令システムの第1の実施例について、図9を参照しながら説明する。同図には、10台の指令台が設置されているA消防指令本部と、2台の指令台が設置されているB消防指令本部とが示されている。A消防指令本部は、指令制御装置1と、指令台2、25〜29とで構成され、B消防指令本部は、指令制御装置5と、指令台6、61とで構成されている。
B消防指令本部には指令台が2台しか配置されていないため、119番通報が2件あった場合には、3件目には対応することができない。従来のシステムでは、3件目以降の119番通報者に対して音声ガイダンスを流して、しばらく待機してもらう方法もあるが、迅速に対応する必要性がある119番通報においては適切といえない。A消防指令本部では、指令台が10台存在するため、119番通報が輻輳してもB消防指令本部より迅速な対応が可能である。
そこで、上記消防指令システムを用い、A消防指令本部の指令台の中から1台をB消防指令本部の119番通報受付用指令台として動作させる。この際、A消防指令本部の指令台2の操作/表示部21から、B消防指令本部へ切り替え接続するためのボタン21aを押下するというワンタッチ操作で行うことができる。ワンタッチ操作後の詳細な動作は、前述の通りである。切り替え接続が完了すると、B消防指令本部の119番着信がA消防指令本部の指令台2に通知され、着信音の鳴動や画面・ランプ等の表示で受付を促す。その時、A消防指令本部の他の指令台25〜29については、A消防指令本部の119番通報のみを受け付ける通常の指令台として機能する。
また、指令台2では、B消防指令本部の回線状況メモリを参照することで、B消防指令本部の回線使用状況を見ることができる。現在通話中の119番回線の名称や、119番着信件数も確認することができるので、指令台2のみでは対応できないと判断した場合には、さらに他の指令台25〜29も瞬時にB消防指令本部の受付用指令台へと切り替えることで、迅速に対応することができる。
次に、本発明にかかる消防指令システムの第2の実施例について、図10を参照しながら説明する。同図には、指令制御装置1と、指令台2、25〜29で構成される近隣の指令本部を統括する統括消防指令本部に、A消防指令本部、B消防指令本部、C消防指令本部、D消防指令本部が接続されている。
このシステムを活用すると、例えば、統括消防指令本部の指令制御装置1の指令台2をA消防指令本部の専用指令台に、指令台25、26をC消防指令本部の専用指令台に、指令台27、28をD消防指令本部の専用指令台に、指令台29をB消防指令本部の専用指令台に、などと各指令台を切り替え接続して、近隣の消防指令本部への119番通報を同じ場所で受け付けることが可能となる。また、回線状況メモリへの参照を利用すると、各消防指令本部の回線使用状況を一度に監視することができる。
本発明にかかる消防指令システムの一実施の形態を示す構成図である。 図1の消防指令システムの指令制御サーバ等を示す構成図である。 図1の消防指令システムの指令台の内部を示す構成図である。 図1の消防指令システムの動作を示すシーケンス図である。 図1の消防指令システムの指令台の回線状況メモリを参照する際の動作を説明するための図である。 図1の消防指令システムの回線状況メモリの内部を示す図である。 図2に示した指令制御サーバの動作を示すシーケンス図である。 図1の消防指令システムの指令台の回線状況メモリを参照する際の動作の他の例を説明するための図である。 本発明にかかる消防指令システムの第1の実施例を示す構成図である。 本発明にかかる消防指令システムの第2の実施例を示す構成図である。
符号の説明
1 A消防指令本部の指令制御装置
2 A消防指令本部の指令台
3 切替要求メッセージ
4 切替開始メッセージ
5 B消防指令本部の指令制御装置
6 B消防指令本部の指令台
7 補完回線
8 指令制御サーバ
11 指令制御装置1の回線状況メモリ
12 指令制御装置1の自消防指令本部用回線状況メモリ
13 指令制御装置1の他消防指令本部用回線状況メモリ
21 指令台操作/状況表示部(マルチパネル等)
21a ボタン
22 指令台データベース部
23 指令台プログラム
24 指令台内指令制御装置インターフェース部
25〜29 A消防指令本部の指令台
51 指令制御装置5の回線状況メモリ
52 指令制御装置5の自消防指令本部用回線状況メモリ
53 指令制御装置5の他消防指令本部用回線状況メモリ
61 B消防指令本部の指令台


Claims (12)

  1. 複数の消防指令本部の各々に配置され、各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台と、
    該各々の指令台に接続され、指令台から送出された指令を処理する指令制御装置と、
    該複数の指令制御装置を互いに接続する補完回線とで構成され、
    前記指令台の各々は、
    前記複数の消防指令本部のうち、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択するための入力部と、
    該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする消防指令システム。
  2. 前記指令制御装置の各々は、該指令制御装置で管理する回線情報が記憶されるとともに、該指令制御装置が一定時間間隔で回線情報を書き込む回線状況メモリを備え、
    前記切替手段は、前記指令台の接続先を切り替えた際に、接続先の消防指令本部に配置される指令制御装置に備えられる回線状況メモリに記録された情報を前記指令台に表示することを特徴とする請求項1に記載の消防指令システム。
  3. 前記指令台の各々は、該指令台の画面情報及び回線名称を含む情報を記録したデータベースを備え、
    前記切替手段は、前記指令台の接続先を切り替えた際に、該指令台のデータベースに記録される画面情報及び回線名称を、接続先の消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称と一致させることを特徴とする請求項1又は2に記載の消防指令システム。
  4. 前記指令台の各々は、前記複数の消防指令本部の指令制御装置が管理する回線状況メモリへの参照先データと、前記複数の消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称を記録したデータベースとを保持することを特徴とする請求項3に記載の消防指令システム。
  5. 前記指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させた際に、該指令台が設置されている消防指令本部の他の指令台とは異なる119番着信音を鳴動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の消防指令システム。
  6. 前記指令台は、該指令台が指令台として機能する消防指令本部を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の消防指令システム。
  7. 統括消防指令本部に配置され、該統括消防指令本部の管轄下の各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する複数の指令台と、
    該複数の指令台に接続され、該複数の指令台から送出された指令を処理する指令制御装置とで構成され、
    前記複数の指令台の各々は、
    前記複数の消防指令本部のうちのいずれの消防指令本部の指令台として機能するかを選択するための入力部と、
    該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする消防指令システム。
  8. 前記指令台の各々は、該指令台の画面情報及び回線名称を含む情報を記録したデータベースを備え、
    前記切替手段は、前記指令台が指令台として機能する消防指令本部を切り替えた際に、該指令台のデータベースに記録される画面情報及び回線名称を、指令台として機能する消防指令本部に対応する指令台の画面情報/回線名称と一致させることを特徴とする請求項7に記載の消防指令システム。
  9. 前記指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させた際に、該指令台が設置されている消防指令本部の他の指令台とは異なる119番着信音を鳴動させることを特徴とする請求項7又は8に記載の消防指令システム。
  10. 前記指令台は、該指令台が指令台として機能する消防指令本部を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項7、8又は9に記載の消防指令システム。
  11. 消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台であって、
    自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部を選択するための入力部と、
    該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部に配置される指令制御装置に接続された指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする消防指令システム用指令台。
  12. 統括消防指令本部に配置され、該統括消防指令本部の管轄下の各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する複数の指令台であって、
    前記複数の指令台の各々は、
    前記複数の消防指令本部のうちのいずれの消防指令本部の指令台として機能するかを選択するための入力部と、
    該指令台を、前記入力部によって選択された消防指令本部の指令台として機能させるための切替手段とを備えることを特徴とする消防指令システム用指令台。
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