JP2006332719A - 消防指令システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しても緊急事態に適切に対処することができ、特定の消防指令本部のトラフィックの上昇も防止することなどが可能な消防指令システムを提供する。
【解決手段】 複数の消防指令本部1、3の各々に配置され、各々の消防指令本部1、3への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台5〜7と、指令台5〜7に接続され、指令台5〜7から送出された指令を処理する複数の指令制御装置11、21と、複数の指令制御装置11、21を互いに接続する制御信号共通線4及び通話路共通線9とで構成され、複数の消防指令本部1、3の消防指令本部3に配置された一つの指令台5は、自指令台5が直接接続される指令制御装置21以外の指令制御装置11が配置された消防指令本部1にて着信した119番通報を受付可能とした消防指令システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、火災や救急等の119番通報を受け付け、通報内容に応じて消防車両又は救急車両に対して出動指令等を行う消防指令システムに関する。
消防指令システムは、火災や救急等の119番通報を受け付け、その通報内容により各署所の消防車両又は救急車両に対して出動指令等を行うためのシステムである。従来の消防指令システムにおいては、消防指令本部の管轄内の119番通報のみを本部の指令台にて着信/受付することが可能であった(例えば、特許文献1参照)。
一方、特許文献2には、隣接する緊急指令本部において、管轄の署所と相手の緊急指令本部の署所に対して同時に指令接続を行えるようにして、スムーズな緊急指令を可能とする緊急指令制御装置が提案されている。この緊急指令制御装置によれば、例えば、B消防指令本部は、A消防指令本部側の通報者からの緊急通報をB消防指令本部にて受信した場合には、他の消防指令本部の車両情報を含むデータベースから出動に適切な車両を選択し、選択車両にA消防指令本部のものが選択されていた場合には、A消防指令本部に車両の出動状況を問い合わせ、出動可であればA消防指令本部に局間指令を送出することなどを行う。
特許第2606239号公報 特開2002−218070号公報
上述のように、特許文献1には、119番回線の転送装置によって他の救急指令装置に接続することができると記載されている。しかし、この119番回線の転送装置による転送は、消防指令本部に属する署所に対しての転送であり、同じ管轄内に限った操作である。また、この文献に記載の方法では、一度通話内容を指令員が聞いた上で転送操作を行うため、迅速な対応とはいえない。通報者側から見ると、同じ通報内容を再度伝えなければならない場合もある。さらに、大規模災害等の場合は、指令員の人数が不足して119番通報を受け付けることができず、転送操作を行うこと自体不可能になるというおそれもある。
また、特許文献2に記載の緊急指令本部間における局間指令接続方法では、隣接する消防指令本部との1対1の接続であり、隣接する消防指令本部の119番通報を受け付けること、複数の消防指令本部との接続を切り替えて各本部間との指令接続を行うことなどができないという問題があった。そのため、例えば、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができず、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員の不足により通報を受け付けることができない場合等では、緊急事態に間に合わないという問題があった。
さらに、上記文献等に記載の従来の消防指令本部の指令台等においては、地震等の災害時に119番通報が集中し、特に震源地に近い消防指令本部への119番通報が多数発生することとなり、特定の消防指令本部のトラフィックが急激に上昇するという問題もあった。
そこで、本発明は、上記従来の消防指令システム等における問題点に鑑みてなされたものであって、通報内容の説明回数を削減することができ、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することが可能で、特定の消防指令本部のトラフィックが上昇することもない消防指令システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、消防指令システムであって、複数の消防指令本部の各々に配置され、各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台と、該指令台に接続され、該指令台から送出された指令を処理する複数の指令制御装置と、該複数の指令制御装置を互いに接続する制御信号共通線及び通話路共通線とで構成され、前記複数の消防指令本部の少なくとも一つの消防指令本部に配置された少なくとも一つの指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて着信した119番通報を受付可能であることを特徴とする。
そして、本発明によれば、119番回線の着信を他の消防指令本部の指令台から直接受け付けることができ、例えば、隣接する消防指令本部において、互いに管轄外の119番通報の着信を表示したり、受け付ける(通話をする)ことが可能となるため、通報内容の説明回数を削減することができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しているような場合でも緊急事態に適切に対処することが可能で、特定の消防指令本部のトラフィックが上昇することも防止することができる。
前記消防指令システムにおいて、前記119番通報を受付可能な指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて119番通報を着信した際に送出されたメッセージによって鳴動するように構成することができる。これにより、管轄内の119番通報時の着信ベルの鳴動と、隣接した119番通報の着信鳴動を同時に行うことができ、例えば、B消防指令本部で、A消防指令本部の119番緊急通報着信状態を確認することができる。
前記消防指令システムにおいて、前記119番通報を受付可能な指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて119番通報を着信すると同時に鳴動するか、又は、前記消防指令本部にて119番通報を着信した後、所定時間経過後に鳴動するかを設定可能とすることができる。
また、前記消防指令システムにおいて、前記消防指令本部間での119番通報者との通話中に、119番通報者が電話回線を切断した際、前記指令台から119番の呼び返し装置を行うと、操作情報を前記制御信号共通線を介して119番回線が収容されている消防指令本部に送信し、該119番回線が収容されている消防指令本部は、119番回線に呼び返し信号を送出することにより、前記消防指令本部間の通話時においても119番の呼び返しを可能とすることができる。
さらに、前記消防指令システムにおいて、前記消防指令本部間での119番通報者との通話中に、前記指令台から発信地照会操作を行うと、操作情報を前記制御信号共通線を介して、該119番回線が収容されている消防指令本部に送信し、該操作情報を受信した消防指令本部は、119番回線に発信者番号要求を送出することにより、前記消防指令本部間の通話時においても発信地照会を可能とすることができる。
また、前記消防指令システムにおいて、前記複数の消防指令本部の指令制御装置を、一つの消防指令本部を中心としたスター型で接続したり、又は、前記複数の消防指令本部の指令制御装置を1本の共通線で接続したドーナツ型で接続することができる。
以上のように、本発明にかかる消防指令システムによれば、通報内容の説明回数を削減することができ、大規模災害等により119番通報が輻輳し、指令員が不足しても緊急事態に適切に対処することができ、特定の消防指令本部のトラフィックの上昇も防止することができる。
図1は、本発明にかかる消防指令システムの一実施の形態を示す全体構成図であって、この消防指令システムは、A消防指令本部1と、B消防指令本部3とが制御信号線としての共通線(以下、「制御信号共通線」という)4で接続されるとともに、通話路としての共通線(以下、「通話路共通線」という)9で接続されている。A消防指令本部1には、自地区用指令台7が、B消防指令本部3には、A消防受付専用の指令台5及び自地区用指令台6が各々接続されるとともに、A消防指令本部1及びB消防指令本部3の各々には、119番回線2、119番回線8が接続されている。
A消防指令本部1は、図2に示すように、消防指令本部制御装置(以下、「制御装置」という)11に、交換スイッチ部12と、中央処理装置13とを備え、中央処理装置13は、プログラム記憶部14及び記憶メモリ部15を備える。交換スイッチ部12は、119番回線2及び共通線回線16に接続されるとともに、指令台回路17を介して自地区用指令台7と接続される。
図3に示すように、B消防指令本部3は、制御装置21に、交換スイッチ部22と、中央処理装置23とを備え、中央処理装置23は、プログラム記憶部24及び記憶メモリ部25を備える。交換スイッチ部22は、共通線回線26に接続されるとともに、指令台回路27を介して自地区用指令台6と接続され、また、指令台回路28を介してA消防受付専用の指令台5と接続される。
図2において、A消防指令本部1は、A消防指令本部1の管轄下の通報者から119番回線2を介して119番緊急通報を着信すると、A消防指令本部1に設置されている自地区用指令台7のベルの鳴動と同時に、隣接した他のB消防指令本部3(図3参照)へ、119番緊急通報の着信があったことを図1の制御信号共通線4を介してメッセージとして送信することができる。
図3において、B消防指令本部3は、図1の制御信号共通線4を介して制御信号線メッセージを受信すると、A消防受付専用の指令台5が鳴動する。これにより、B消防指令本部3でA消防指令本部1の119番緊急通報の着信状態を確認することができる。この時、B消防指令本部3に配置された自地区用指令台6のベル鳴動はしない。
尚、B消防指令本部3では、A消防指令本部1からのメッセージの受信時に、A消防受付専用の指令台5への鳴動の有無又はタイマーによるディレイを、消防指令本部間のディレイタイマーメモリを用いてデータ設定により選択を可能とすることで、通常運用時は、A消防受付専用の指令台5の鳴動を停止させることや、A消防指令本部1で119番緊急通報の応答が一定時間遅れると、B消防指令本部3に配置されたA消防受付専用の指令台5の鳴動が可能となるように設定することができる。
その後、B消防指令本部3に配置されたA消防受付専用指令台5で119番通報の受付操作を行うことにより、A消防指令本部1とB消防指令本部との間の通話路共通線9を1本捕捉し、この通話路共通線9を経由することで、119番通報者は、A消防指令本部1からB消防指令本部3に配置されたA消防受付専用指令台5との間の通話が可能となる。
一方、図1のB消防指令本部3に接続されている119番回線8に着信があると、B消防指令本部3の自地区用指令台6が鳴動し、A消防指令本部1に接続されている自地区用指令台7と、B消防指令本部3に接続されている他地区用指令台5は鳴動しないように構成される。
次に、上記構成を有する消防指令システムの動作の詳細について、図4を中心に参照しながら説明する。
図1の119番回線2からの着信信号31をA消防指令本部1で受信すると、A消防指令本部1は、119番緊急通報の着信32があったことを、B消防指令本部3へ、図5に示したメッセージとして送信する。すなわち、着信信号31を、図2のA消防指令本部1の119番回線2が受信すると、着信信号は、交換スイッチ部12を経由し、中央処理装置13のプログラム記憶部14によって検出される。中央処理装置13は、119番回線2からの着信情報を検出すると、交換スイッチ部12を経由し、従来と同様に、指令台回路17に119番着信情報を送信し、指令台7の鳴動が開始される。
この時、中央処理装置13は、記憶メモリ部15に記録された消防指令本部の番号と、着信を検出した119番回線の回線番号情報、及び着信情報(着信の有無)を、図5に示す共通線フォーマットの独自フォーマットエリアで編集し、交換スイッチ部12を経由して共通線回路16に緊急通報着信32を送信する。
次に、送信された緊急通報着信32を受信したB消防指令本部3の動作について説明する。
図4に示した緊急通報着信32は、図3の共通線回線26から交換スイッチ部22を経由し、中央処理装置23のプログラム記憶部24で検出される。検出された緊急通報着信32の消防指令本部番号情報と、中央処理装置23の記憶メモリ部25から、A消防指令本部専用指令台回路27を算出し、中央処理装置23は、交換スイッチ部22を経由して指令台回路27にベルの鳴動指示を送信する。但し、このベルの鳴動指示は、中央処理装置23のプログラム記憶部24で鳴動判定処理33が起動され、図6に示した鳴動判定処理シーケンスにより制御される。以下に鳴動判定処理について説明する。
鳴動判定処理33では、A消防受付専用指令台5の鳴動の有無41が判定され、設定が無効の場合には、ディレイタイマーの設定42の有無をチェックする。ディレイタイマーの設定が無効の場合には、受信した緊急通報着信32を無効とし、図4のベルの鳴動指示34を送信しない。
一方、ディレイタイマーの設定が有効の場合には、A消防指令本部1の各消防指令本部番号の119番回線番号毎にベル鳴動の設定の有無、及び、ディレイタイマーの有無と、図7に示したタイマー制御用のタイマーメモリ情報を設け、タイマーをカウントアップする。カウントアップにより指定されたタイマーのディレイ43の後、ベル鳴動指示34をA消防受付専用の指令台5に送信44する。
A消防受付専用指令台5の鳴動の設定41が有効の場合には、緊急通報着信32を受信した直後に、ベル鳴動指示34をA消防受付専用の指令台5に送信する。ベル鳴動指示34のメッセージを受信したB消防指令本部3の指令台5は、鳴動を始める。
その後、B消防指令本部3の指令台5で119番受付操作を行うと、B消防指令本部3に受付操作開始のメッセージ35を送信する。B消防指令本部3では、A消防指令本部1との制御信号共通線(専用回線)4を捕捉36し、捕捉した制御信号共通線4を経由し、B消防指令本部3で応答操作があったことをA消防指令本部1に送信する。A消防指令本部1では、上記専用回線捕捉のメッセージ36を受信することにより、119番回線に対して応答操作が行われたことを送信37する。
次に、消防指令本部間の接続構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。消防指令本部間の接続は、図8に示すように、消防指令本部A〜D毎に図7に示した管理番号(消防指令本部番号)を振り分け、センターの消防指令本部を中心としたスター型の接続方式や、図9に示すように、各消防指令本部A〜Eを1本の共通線で接続したドーナツ型の接続を用いることにより、2つの消防指令本部間のみでなく、複数の消防指令本部の119番緊急受付を一つの消防指令本部に集中したり、各消防指令本部の管轄を意識することなく119番通報の受付が可能となる。
尚、本発明にかかる消防指令システムによって可能となった、消防指令本部間における119番通報受付による通話においても、従来の119番通報受付と同様に、119番の呼び返しや発信地照会の機能は有効となる。
図10に示した119番通報の呼び返し機能は、A、B消防指令本部1、3間で119番通報を受信し、B消防指令本部3の指令台5における受付応答による通話状態51の後に、119番通報者が電話を切断しても、従来通り、公衆網は119番回線を切断させないため、A消防指令本部1の119番回線2は、通話状態51が維持される。従って、B消防指令本部3の指令台5で受付応答した時に捕捉したA消防指令本部1とB消防指令本部3との間の共通線も通話状態51が維持される。
B消防指令本部3の指令台5の指令員は、119番通報者からの音声が聞こえなくなったため、119番通報の呼び返し釦を押下52すると、B消防指令本部3からA消防指令本部1へ、制御信号共通線4にメッセージを送信53し、メッセージを受信したA消防指令本部1は、119番回線2を経由して従来の119番通報の呼び返し信号の送信54を可能とする。これにより、従来の119番通報の呼び返し機能が可能となる。
図11に示した発信地照会は、A、B消防指令本部1、3間で119番通報を受信し、B消防指令本部3の指令台5で受付応答した時、又は応答後の通話時61に、B消防指令本部3の指令台5の指令員が、発信地照会釦を押下62すると、119番通報の呼び返しの時と同様に、B消防指令本部3からA消防指令本部1へ、制御信号共通線4に発信地照会起動のメッセージを送信63し、メッセージを受信したA消防指令本部1は、119番回線2経由で、従来の発信者番号要求の送信64を可能とすることで、公衆網より発信者番号が通知される。
119番回線2より受信した発信者番号情報65を、A消防指令本部1からB消防指令本部3へ、制御信号共通線4に発信者番号情報のメッセージを送信66し、B消防指令本部3で受信した発信者番号情報を、従来の発信者番号情報として指令台5に送信67する。これにより、従来の発信地照会機能が可能となる。
図12に示すように、B消防指令本部75の管轄72で災害等が発生した場合には、B消防管轄72内からの通報の他に、災害発見者は、隣接したA消防指令本部74の管轄71の電話機から通報する場合がある。この場合、通報は、B消防指令本部75ではなくA消防指令本部74に入る。従来、A消防指令本部74では、この通報に応答した後にB消防指令本部75に転送していたため、必ずA消防指令本部74で通報に応答する必要があった。
一方、B消防管轄72内で災害が発生した場合には、災害現場73の周辺の電話機から複数の119番通報がなされる。この時の通報は、B消防指令本部75の119番回線77から着信し、B消防指令本部75に設置されている自地区用指令台79で受け付けて、指令出動させる。
しかし、災害現場73がA消防管轄71に隣接している場合には、A消防指令本部74の119番回線76から着信するものも存在する。この場合には、通常、A消防指令本部74の自地区用指令台78が受付応答を行う。災害現場73の災害の規模が大きいと、多数の119番通報が着信する。
この時、着信時に得られる情報として通報者の地区情報がある。この情報から、本発明では、通報に応答する前に、A消防指令本部74で、B消防指令本部75の管轄内で発生している災害現場73の周辺の地区から119番通報が着信した場合、A消防指令本部74の自地区用指令台78の鳴動音を変更し、同時に消防指令本部間の共通線80を経由し、B消防指令本部75に配置されたA消防用指令台81の鳴動を始める。これにより、B消防指令本部75でA消防指令本部74の着信情報を監視することができ、状況に応じてB消防指令本部75で直接A消防指令本部74の119番回線76の応答が可能であるため、A消防指令本部74の自地区用指令台78で応答操作を不要とすることができる。
次に、本発明にかかる消防指令システムのもう一つの実施例について、図13を参照しながら説明する。
A消防指令本部92において、又はA消防指令本部92付近において、テロリストによる毒ガス91の散布よる惨事が発生したような場合には、A消防指令本部92の自地区用指令台96で119番受付作業を行っている指令員は、隣接したB消防指令本部93に緊急時の避難状況を報告した後、A消防指令本部92からB消防指令本部93に避難し、A消防指令本部92を無人化する。
その後のA消防指令本部92の119番回線94からの通報は、A、B消防指令本部92、93間で接続している共通線98を経由し、B消防指令本部93で、A消防指令本部92より避難してきた指令員がB消防指令本部93に設置してある他地区用指令台99で応答対応する。また、B消防指令本部93の119番回線95は、B消防指令本部93の指令員が使用している自地区用の指令台97で受付応答する。これにより、A消防指令本部92での作業が不可能な状況下でも、B消防指令本部93で通常業務の分担と、これまでと同様の作業が可能となる。
本発明にかかる消防指令システムの一実施の形態を示す全体構成図である。 図1の消防指令システムのA消防指令本部のシステム構成を示す図である。 図1の消防指令システムのB消防指令本部のシステム構成を示す図である。 図1の消防指令システムの処理シーケンス図である。 図1の消防指令システムにおける緊急通報着信フォーマットを示す図である。 図1の消防指令システムの処理シーケンス図である。 本発明にかかる消防指令システムの消防指令本部間のディレイタイマーメモリの構成図である。 本発明にかかる消防指令システムの消防指令本部間の接続構成例を示す図であって、スター型接続の場合を示す。 本発明にかかる消防指令システムの消防指令本部間の接続構成例を示す図であって、ドーナツ型接続の場合を示す。 本発明にかかる消防指令システムの119番通報の呼び返しシーケンスを示す図である。 本発明にかかる消防指令システムの発信地照会シーケンスを示す図である。 本発明にかかる消防指令システムの第1の実施例を示す全体構成図である。 本発明にかかる消防指令システムの第2の実施例を示す全体構成図である。
符号の説明
1 A消防指令本部
2 119番回線
3 B消防指令本部
4 制御信号共通線
5 A消防受付専用の指令台
6 自地区用指令台
7 自地区用指令台
8 119番回線
9 通話路共通線
11 制御装置
12 交換スイッチ部
13 中央処理装置
14 プログラム記憶部
15 記憶メモリ部
16 共通線回線
17 指令台回路
21 制御装置
22 交換スイッチ部
23 中央処理装置
24 プログラム記憶部
25 記憶メモリ部
26 共通線回線
27 指令台回路
28 指令台回路
31 着信信号
32 緊急通報着信
33 鳴動判定処理
34 ベル鳴動指示
35 受付開始メッセージ
36 専用回線捕捉
37 応答操作送信
41 鳴動有無の設定
42 ディレイタイマー設定
43 タイマーディレイ
44 ベル鳴動指示送信
51 119番通報受付後通話状態
52 呼び返し釦押下
53 メッセージ送信
54 呼び返し信号送信
61 119番通報受付後通話状態
62 発信地照会釦押下
63 メッセージ送信
64 発信者番号要求送信
65 発信者番号情報
66 メッセージ送信
67 発信者情報送信
71 A消防管轄
72 B消防管轄
73 災害現場
74 A消防指令本部
75 B消防指令本部
76 119番回線
77 119番回線
78 自地区用指令台
79 自地区用指令台
80 共通線
81 A消防用指令台
91 毒ガス
92 A消防指令本部
93 B消防指令本部
94 119番回線
95 119番回線
96 自地区用指令台
97 自地区用指令台
98 共通線
99 他地区用指令台

Claims (6)

  1. 複数の消防指令本部の各々に配置され、各々の消防指令本部への119番通報を受け付け、通報内容に応じた指令を送出する指令台と、
    該指令台に接続され、該指令台から送出された指令を処理する複数の指令制御装置と、
    該複数の指令制御装置を互いに接続する制御信号共通線及び通話路共通線とで構成され、
    前記複数の消防指令本部の少なくとも一つの消防指令本部に配置された少なくとも一つの指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて着信した119番通報を受付可能であることを特徴とする消防指令システム。
  2. 前記119番通報を受付可能な指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて119番通報を着信した際に送出されたメッセージによって鳴動することを特徴とする請求項1に記載の消防指令システム。
  3. 前記119番通報を受付可能な指令台は、自指令台が直接接続される指令制御装置以外の指令制御装置が配置された消防指令本部のいずれかの消防指令本部にて119番通報を着信すると同時に鳴動するか、又は、前記消防指令本部にて119番通報を着信した後、所定時間経過後に鳴動するかを設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の消防指令システム。
  4. 前記消防指令本部間での119番通報者との通話中に、119番通報者が電話回線を切断した際、前記指令台から119番の呼び返し装置を行うと、操作情報を前記制御信号共通線を介して119番回線が収容されている消防指令本部に送信し、該119番回線が収容されている消防指令本部は、119番回線に呼び返し信号を送出することにより、前記消防指令本部間の通話時においても119番の呼び返しが可能であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の消防指令システム。
  5. 前記消防指令本部間での119番通報者との通話中に、前記指令台から発信地照会操作を行うと、操作情報を前記制御信号共通線を介して、該119番回線が収容されている消防指令本部に送信し、該操作情報を受信した消防指令本部は、119番回線に発信者番号要求を送出することにより、前記消防指令本部間の通話時においても発信地照会が可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の消防指令システム。
  6. 前記複数の消防指令本部の指令制御装置は、一つの消防指令本部を中心としたスター型で接続されるか、又は、前記複数の消防指令本部の指令制御装置を1本の共通線で接続したドーナツ型で接続されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の消防指令システム。
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JP2015015672A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 株式会社日立製作所 指令システム

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