JP2006332260A - 電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体 - Google Patents

電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】 繋ぎ目を簡単かつ確実に接合することができる電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体を提供する。
【解決手段】 紙等から形成される裏打ち層2の上部に、アルミ、銅、鉄等の導電性を有する素材からなる電磁波反射層3を積層し、電磁波反射層3の上部にフェライト等の電磁波を吸収する素材からなる電磁波吸収層4を積層するとともに、電磁波吸収層4の上部に、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる表面層5を積層し、電磁波遮蔽材1を構成する。電磁波遮蔽材1を電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着し、この際、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材1の縁部同士を所定の幅で重ね合わせて一体に接合し、電磁波遮蔽構造体を構成する。電磁波反射層3及び電磁波吸収層4によって電磁波が遮蔽されるとともに、接合部においては、コンデンサー効果によって電磁波が遮蔽される。
【選択図】 図4

Description

この発明は電子機器から発生する電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体に関し、特に、施工が容易で、施工費が安く、繋ぎ目を簡単かつ確実に接合することができる電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体に関するものである。
近年の携帯電話機、パソコン等の各種の電子機器の普及に伴い、それらの電子機器から発生する電磁波の影響を受けて、医療機器等が誤動作を起こす障害が増えている。このため、病院等においては、天井、壁、床等の内面の全体に電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材を取り付けた電磁波遮蔽室を設け、その内部に医療機器等を設置することにより、それらが電磁波の影響を受けるのを防止している。
また、最近では無線LANなどのように、室内において無線による情報の伝達が多く行われるようになったが、情報を傍受されやすいために情報漏洩の問題が多く発生している。このため、オフィス等においては、天井、壁、床等の内面の全体に電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材を取り付けて電磁波遮蔽室とし、室内からの電磁波の漏洩を防止している。さらに、室外から室内への電磁波の進入と、室内から室外への電磁波の漏洩を、同時に防止することができる遮蔽材の設置が求められるようになった。
このような電磁波遮蔽材としては、電磁波を反射する素材を用いた電磁波遮蔽材と、電磁波を吸収する素材を用いた電磁波遮蔽材とがある。電磁波を反射する電磁波遮蔽材としては、例えば、箔状、薄板状の金属材を単体で使用することができる。しかしながら、これらは非常に裂け易く、取扱いに細心の注意を払う必要がある。また、繋ぎ目を半田付けや溶接等によって接合しなければならないため、その作業に熟練を要する。さらに、電磁波遮蔽材を取り付けた後に、その上部に内装材を取り付けなければならないため、施工に手間がかかり、施工費が高くなる。さらに、既存の部屋を電磁波遮蔽室に改装する場合には、大掛かりな改装工事が必要となってしまう。
また、電磁波を吸収する電磁波遮蔽材としては、例えば特許文献1に記載された電磁波遮蔽材がある。すなわち、電磁波吸収シートと、熱可塑性樹脂からなる発泡体層と、絵柄層及び保護層で形成された電磁波吸収化粧材が提案されている。しかしながら、この構造の電磁波遮蔽材は、熱可塑性樹脂を発泡してなる発泡体層を有するので、全体が厚くなって取扱い難いために施工に手間がかかり、施工費が高くなる。
特開2000−37842号公報
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、取扱いに細心の注意を払う必要がなく、繋ぎ目の接合作業に熟練を要することがなく、施工が簡単で、施工費を安くすることができ、さらに、既存の部屋を簡単に改装することができる、電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体を提供することを目的とするものである。さらに、室外からの電磁波の進入と、室内からの電磁波の漏洩を同時に防止することができる、電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体を提供することを目的とするものである。
上記のような問題点を解決するためにこの発明の電磁波遮蔽材は、裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えている手段を採用したものである。また、前記電磁波吸収層がフェライトを含む層である手段を採用したものである。さらに、前記電磁波吸収層が廃磁気切符を再利用して形成した層である手段を採用したものである。さらに、前記電磁波反射層が金属材からなる手段を採用したものである。さらに、前記表面層が合成樹脂材からなる手段を採用したものである。
また、この発明の電磁波遮蔽構造体は、電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽構造体であって、裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えている電磁波遮蔽材を、電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着し、この際、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の縁部同士を所定の幅で互いに重ね合わせる手段を採用したものである。また、電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽構造体であって、裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えている電磁波遮蔽材を、電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着し、この際、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の縁部の裏面側に導電性を有する素材及び/又は電磁波を吸収する素材からなる電磁波遮蔽テープを貼着した手段を採用したものである。さらに、前記電磁波吸収層がフェライトを含む層である手段を採用したものである。さらに、前記電磁波吸収層が廃磁気切符を再利用して形成した層である手段を採用したものである。さらに、前記電磁波反射層が金属材からなる手段を採用したものである。さらに、前記表面層が合成樹脂材からなる手段を採用したものである。さらに、前記電磁波遮蔽テープが金属材からなる手段を採用したものである。さらに、前記電磁波遮蔽テープがフェライトを含む層からなる手段を採用したものである。
この発明は前記のような手段を採用したことにより、裏打ち層と、電磁波反射層及び電磁波吸収層からなる電磁波遮蔽層と、表面層とを積層して形成した電磁波遮蔽材は、その電磁波遮蔽層によって電磁波を遮蔽することになる。そして、このような構成の電磁波遮蔽材を電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着すると、電磁波遮蔽対象部分の全体において電磁波が遮蔽されることになる。例えば、外部からの電磁波を電磁波反射層により反射して遮蔽し、内部への侵入を防止することができる。同時に、内部からの電磁波を電磁波吸収層により吸収して遮蔽し、外部への漏洩を防止することができる。
そして、繋ぎ目においては、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の縁部同士が所定の幅で互いに重ね合わされることにより、又は、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の裏面側に電磁波遮蔽テープが貼着されることにより、その部分においても電磁波が遮蔽されることになる。
この発明による電磁波遮蔽材は、前記のように、電磁波遮蔽層が裏打ち層と表面層とによって補強されることになるので、電磁波遮蔽層の裂け易い性質が解消されることになる。したがって、取扱いが容易となるので、施工が容易となり、施工費が安くなる。また、この発明による電磁波遮蔽構造体は、電磁波遮蔽材間の繋ぎ目が、電磁波遮蔽材の縁部同士を所定の幅で重ね合わせて接合し、又は電磁波遮蔽材間の縁部の裏面側に電磁波遮蔽テープを貼着して構成しているので、繋ぎ目を半田付けや溶接によって接合する必要がなくなる。したがって、繋ぎ目の接合作業に熟練が不要となり、経験の浅い作業者であっても簡単かつ確実に接合することができるので、施工が容易となり、施工費が安くなる。さらに、電磁波遮蔽材を取り付けた後に、更にその上部に内装材を設ける必要はないので、施工が容易となり、施工費が安くなる。さらに、既存の部屋の内面にも簡単に貼着することができるので、簡単な改装工事で既存の部屋を電磁波遮蔽室に改装することができ、安価な電磁波遮蔽室を提供することができることになる。
さらに、室外からの電磁波の進入と、室内からの電磁波の漏洩を同時に防止することができる電磁波遮蔽材及び電磁波遮蔽構造体を提供することができる。
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。図1には、この発明による電磁波遮蔽材の一実施の形態が示されていて、この電磁波遮蔽材1は、裏打ち層2と、裏打ち層2の上部に積層される電磁波反射層3と、電磁波反射層3の上部に積層される電磁波吸収層4と、電磁波吸収層4の上部に積層される表面層5とを具えている。
そして、電磁波反射層3及び電磁波吸収層4が電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽層8を形成している。図に示す例では、電磁波反射層3を裏打ち層2側に、電磁波吸収層4を表面層5側に積層して電磁波遮蔽層8を形成したが、これとは逆に、電磁波吸収層4を裏打ち層2側に、電磁波反射層3を表面層5側に積層して電磁波遮蔽層8を形成することもできる。
裏打ち層2は、紙、布、合成樹脂等からなるシート状をなすものであって、表面側には後述する電磁波反射層3が積層され、裏面側には施工時に合成樹脂系等の接着剤が所定の厚みで塗布されるようになっている。この実施の形態においては、裏打ち層2の厚みを約0.3mmとしているが、それ以下、又はそれ以上であってもよいものである。
電磁波反射層3は、アルミ、銅、鉄等の金属材からなるシート状をなすものであって、適宜の手段によって箔状(0.05mm以下)又は薄板状(0.05mm以上)に形成されるようになっている。
電磁波反射層3は、裏打ち層2とほぼ同じ大きさに形成されるものであって、裏打ち層2の表面側に合成樹脂系の接着剤等を介して一体に接合されるようになっている。この実施の形態においては、裏打ち層2の表面側に電磁波反射層3を一層設けているが、二層以上設けてもよいものである。また、この実施の形態においては、電磁波反射層3の厚みを約0.2mmとしているが、それ以下、又はそれ以上としてもよいものである。
電磁波吸収層4は、カーボン、ニッケル亜鉛系フェライト、マンガン亜鉛系フェライト等の電磁波を吸収する素材を含み、適宜の手段によって1mm以下のシート状に形成されるようになっている。従来、フェライトは高価であるために、電磁波の吸収素材としては不適当と考えられていたが、最近では経済的に使用できるものがある。特に、使用済みの乗車券や入場券等の磁気切符は、殆どそのまま本発明の吸収素材として使用することができる。例えば、廃磁気切符を水中で解砕してスラリー状とするか、或いは乾式で細かく切断又は解砕したものを水と混合してスラリー状とし、これを抄造してシート状とすることができる。
電磁波吸収層4は、裏打ち層2とほぼ同じ大きさに形成されるものであって、電磁波反射層3の表面側に合成樹脂系の接着剤等を介して一体に接合されるようになっている。この実施の形態においては、電磁波反射層3の表面側に電磁波吸収層4を一層設けているが、二層以上設けてもよいものである。また、この実施の形態においては、電磁波吸収層4の厚みを約0.2mmとしているが、それ以下、又はそれ以上としてもよいものである。
表面層5は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂材等から形成されるものであって、電磁波吸収層4の表面側に合成樹脂系の接着剤等を介して一体に接合されるようになっている。表面層5は、電磁波吸収層4の表面側を保護するとともに、装飾的効果を付与するものであって、電磁波吸収層4の表面側に一層又は二層以上(この実施の形態においては一層)設けられるようになっている。
表面層5は、透明又は半透明としてもよいし、着色してもよいし、印刷によって模様、絵柄等を付けてもよいものである。この実施の形態においては、表面層5の厚みを約0.7mmとしているが、それ以下、又はそれ以上としてもよいものである。
上記のように構成したこの実施の形態による電磁波遮蔽材1にあっては、電磁波遮蔽層8の裏面側に裏打ち層2を設けるとともに、表面側に表面層5を設けているので、電磁波遮蔽層8を補強することができることになる。したがって、電磁波遮蔽層8の裂け易い性質を解消することができるので、取扱いが簡単となり、施工が容易となり、施工費を安くすることができることになる。
図2〜図4には、この発明による電磁波遮蔽構造体の一実施の形態が示されている。この電磁波遮蔽構造体6は、病院等において医療機器を設置する電磁波遮蔽室を形成する場合や、オフィス等において無線LAN等を行う電磁波遮蔽室を形成する場合に有効となるものであって、電磁波遮蔽室の内面(床面、壁面、天井面等)にこの発明による電磁波遮蔽材1を貼着することによって構成されるものである。
すなわち、電磁波遮蔽室の内面(床面、壁面、天井面等)の全体に、複数枚のシート状の電磁波遮蔽材1を合成樹脂系の接着剤等を介して貼着する。この場合、隣接する電磁波遮蔽材1、1の縁部同士を約30mmの幅で互いに重ね合わせ、その重ね合わせた部分を合成樹脂系の接着剤等によって一体に接合する(図3及び図4参照)。このようにして、この実施の形態による電磁波遮蔽構造体6が構成されるものである。
上記のように構成したこの実施の形態による電磁波遮蔽構造体6にあっては、電磁波遮蔽層8を裏打ち層2と表面層5とによって補強した電磁波遮蔽材1を使用しているので、電磁波遮蔽層8の裂け易い性質を解消することができ、取扱いが容易となり、施工が容易となり、施工費が安くなる。
また、隣接する電磁波遮蔽材1、1間の繋ぎ目は、そこに位置する電磁波遮蔽材1、1の縁部同士を所定の幅で重ね合わせ、その重ね合わせた部分を合成樹脂系の接着剤等を介して一体に接合すればよいので、繋ぎ目を半田付けや溶接等によって接合する必要はなく、接合作業に熟練が不要となり、経験の浅い作業者でも接合作業が簡単かつ確実にできることになり、施工が容易となり、施工費が安くなる。
さらに、接合部においては、電磁波反射層3、3間に表面層5と裏打ち層2とが位置することになるので、コンデンサー効果によってその部分における電磁波の透過を完全に阻止することができる。
さらに、電磁波遮蔽室の内面に電磁波遮蔽材1を取り付けた後に、更にその上部に内装材を取り付ける必要がなくなるので、施工が簡単となり、施工費が安くなる。
さらに、既存の部屋の内面にも簡単に貼着することができるので、簡単な改装工事で既存の部屋を電磁波遮蔽室に改装することができることになる。
図5及び図6には、この発明による電磁波遮蔽構造体6の他の実施の形態が示されており、この電磁波遮蔽構造体6も、前述したものと同様に、電磁波遮蔽室の内面(床面、壁面、天井面等)の全体にこの発明による電磁波遮蔽材1を貼着することによって構成されるものである。
すなわち、電磁波遮蔽室の内面(床面、壁面、天井面等)の全体に、複数枚のシート状の電磁波遮蔽材1を合成樹脂系の接着剤を介して貼着する。この場合、隣接する電磁波遮蔽材1、1の縁部の裏面側に、電磁波を遮蔽する素材からなる電磁波遮蔽テープ7を貼着する。電磁波遮蔽テープ7は、アルミ、銅、鉄等の金属材から形成されることにより、電磁波を反射して遮蔽することができる。或いは、フェライト等を含む素材から形成されることにより、電磁波を吸収して遮蔽することができる。このようにして、この実施の形態による電磁波遮蔽構造体6が構成されるものである。
上記のように構成したこの実施の形態による電磁波遮蔽構造体6にあっても、前述したものと同様に、電磁波遮蔽層8を裏打ち層2と表面層5とによって補強した電磁波遮蔽材1に使用しているので、電磁波遮蔽層8の裂け易い性質を解消することができ、取扱いが容易となり、施工が容易となり、施工費が安くなる。
また、隣接する電磁波遮蔽材1、1間の繋ぎ目は、そこに位置する電磁波遮蔽材1の縁部の裏面側に電磁波遮蔽テープ7を貼着すればよいので、繋ぎ目を半田付けや溶接等によって接合する必要はなく、接合作業に熟練が不要となり、経験の浅い作業者でも接合作業が可能となり、施工が容易となり、施工費が安くなる。
さらに、接合部においては、電磁波反射層3と電磁波遮蔽テープ7との間に裏打ち層2が位置することになるので、コンデンサー効果によってその部分における電磁波の透過を完全に阻止することができる。
さらに、電磁波遮蔽室の内面に電磁波遮蔽材1を取り付けた後に、更にその上部に内装材を取り付ける必要がなくなるので、施工が簡単となり、施工費が安くなる。
さらに、既存の部屋の内面にも簡単に貼着することができるので、簡単な改装工事で既存の部屋を電磁波遮蔽室に改装することができることになる。
なお、前記の説明においては、この発明による電磁波遮蔽材1を壁、天井、床等の内面に貼着することによってこの発明による電磁波遮蔽構造体6を構成したが、この発明による電磁波遮蔽材1を携帯電話機等の電子機器のハウジングの内面に設けてもよいものであり、その場合には、電子機器への電磁波の進入と、電子機器からの電磁波の漏洩を同時に防止することができるものである。
この発明による電磁波遮蔽材の一実施の形態を示した断面図である。 この発明による電磁波遮蔽構造体の一実施の形態の全体を示した説明図である。 図2に示すものの繋ぎ目の拡大平面図である。 図3のA−A線断面図である。 この発明による電磁波遮蔽構造体の他の実施の形態を示したものであって、繋ぎ目の拡大平面図である。 図5のB−B線断面図である。
符号の説明
1 電磁波遮蔽材
2 裏打ち層
3 電磁波反射層
4 電磁波吸収層
5 表面層
6 電磁波遮蔽構造体
7 電磁波遮蔽テープ
8 電磁波遮蔽層

Claims (13)

  1. 裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、
    前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えていることを特徴とする電磁波遮蔽材。
  2. 前記電磁波吸収層がフェライトを含む層である請求項1に記載の電磁波遮蔽材。
  3. 前記電磁波吸収層が廃磁気切符を再利用して形成した層である請求項1又は2に記載の電磁波遮蔽材。
  4. 前記電磁波反射層が金属材からなる請求項1乃至3の何れかに記載の電磁波遮蔽材。
  5. 前記表面層が合成樹脂材からなる請求項1乃至4の何れかに記載の電磁波遮蔽材。
  6. 電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽構造体であって、
    裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えている電磁波遮蔽材を、
    電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着し、この際、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の縁部同士を所定の幅で互いに重ね合わせることを特徴とする電磁波遮蔽構造体。
  7. 電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽構造体であって、
    裏打ち層と、該裏打ち層の表面に積層される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の表面に積層される表面層とを有するシート状の電磁波遮蔽材であって、前記電磁波遮蔽層が、導電性を有する素材からなる少なくとも一層の電磁波反射層と、電磁波を吸収する素材からなる少なくとも一層の電磁波吸収層とを備えている電磁波遮蔽材を、
    電磁波遮蔽対象部分の全体に貼着し、この際、繋ぎ目に位置する電磁波遮蔽材の縁部の裏面側に、導電性を有する素材及び/又は電磁波を吸収する素材からなる電磁波遮蔽テープを貼着したことを特徴とする電磁波遮蔽構造体。
  8. 前記電磁波吸収層がフェライトを含む層である請求項6又は7に記載の電磁波遮蔽構造体。
  9. 前記電磁波吸収層が廃磁気切符を再利用して形成した層である請求項6乃至8の何れかに記載の電磁波遮蔽構造体。
  10. 前記電磁波反射層が金属材からなる請求項6乃至9の何れかに記載の電磁波遮蔽構造体。
  11. 前記表面層が合成樹脂材からなる請求項6乃至10の何れかに記載の電磁波遮蔽構造体。
  12. 前記電磁波遮蔽テープが金属材からなる請求項7に記載の電磁波遮蔽構造体。
  13. 前記電磁波遮蔽テープがフェライトを含む層からなる請求項7に記載の電磁波遮蔽構造体。
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