JP2006331585A - パターニング装置、及び、パターニング方法 - Google Patents

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信之 鈴木
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司朗 菅原
Nobuaki Kurihara
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正義 中園
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Abstract

【課題】 基板製造上の工数を減らしコスト削減することができるパターニング装置を提供する。
【解決手段】 所定の凹凸パターンがロール状物の周面40aに形成されたロール状スタンパ40と、ロール状スタンパ40に離型剤53を塗布し乾燥させる離型剤塗布手段と、ロール状スタンパ40を軸方向に回転駆動させる駆動部42と、ロール状スタンパ40の凹凸パターンが転写されるガラス基板14が載置された駆動テーブル20を駆動させる駆動部24と、ロール状スタンパ40に対向し、ロール状スタンパ40の軸方向と平行な方向に沿って露光するスリット状の光源30とを有し、光源30は、ロール状スタンパ40により所定の凹凸パターンが基板14に転写される位置より後段側を露光する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パターニング装置に関し、特に、ロール状スタンパを用いて基板へ所定のパターンを転写させるパターニング装置、及び、パターニング方法に関する。
従来、記録媒体において、微細な凹凸パターンを有する記録媒体用基板を製造するパターニング装置は、微細な凹凸パターンが形成されたスタンパを、成型基板上に塗布された樹脂に押圧することにより、スタンパの凹凸パターンを転写させ、スタンパを剥離させることにより、凹凸パターンが形成された基板を形成していた。具体的には、2P法と呼ばれる、成型基板上に紫外線硬化樹脂を塗布し、紫外線を照射することによってスタンパに対応した凹凸パターンを形成する光重合(Photo Polymerization)を用いた方法が用いられていた。
また、紫外線硬化樹脂の代わりに、熱硬化樹脂を塗布し、スタンパや成型基板を所定温度に加熱することによって、凹凸パターンを転写するという方法も用いられていた。
ところで、この2P法では、平面上に凹凸パターンが形成された平面スタンパを用いて、成型基板上に凹凸パターンを転写させる方法が取られていたが、平面スタンパを作成する大きさに限界があり、長尺な基板を形成することは技術的に大変困難であった。
また、この平面スタンパは、成型基板であるガラス基板などに凹凸パターンを転写した後、ガラス基板から剥離させる必要があり、その際、平面スタンパのガラス基板からの剥離が、ガラス基板の一部が割れて平面スタンパ側に剥離する等、うまくいかないという問題があった。また、平面スタンパを用いる方法は、上述のように、所定凹凸パターンを転写後に、ガラス基板から剥離させるという工程が必要となり、基板製造上の工数が増え、量産には向かない技術であった。
また、ロール2P法と呼ばれる、ロール状物の周面に所定凹凸パターンが形成されたロール状スタンパを用いる方法もある。このロール2P法は、従来はフィルム上に紫外線硬化樹脂を塗布し、所定の凹凸パターンを形成しており、ガラス基板などの可撓性が少ないものへのパターン転写は行われていなかった。
特開平5−326369号公報
そこで、本発明は上述のような問題点に鑑みて提案されたものであり、ロール状スタンパを用いて、大きいサイズの成型基板にもパターニングを行うことができ、基板製造上の工数を減らしコストを削減することができるパターニング装置、及びそのパターニング方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明のパターニング装置は、所定の凹凸パターンが周面に形成され、軸方向に回転駆動するロール状スタンパと、上記ロール状スタンパに離型剤を塗布し乾燥させる離型剤塗布手段と、上記ロール状スタンパの上記凹凸パターンが転写される光硬化樹脂が塗布されたガラス基板が載置される駆動テーブルと、上記ロール状スタンパに対向配置され、上記ロール状スタンパの軸方向と平行な方向に沿ったスリット状の光を露光する光源とを有し、上記ロール状スタンパ及び上記駆動テーブルは、上記ロール状スタンパの軸方向に対し直交する方向に相対移動するとともに、上記周面上の上記凹凸パターンを上記光硬化樹脂に圧接、転写させ、上記光源は、上記ロール状スタンパによる上記凹凸パターンが上記ガラス基板上の上記光硬化樹脂に転写された直後を露光することを特徴とする。
また、本発明に係るパターニング方法は、所定の凹凸パターンが周面に形成されたロール状スタンパを軸方向に回転駆動する回転駆動工程と、上記ロール状スタンパに離型剤を塗布し乾燥させる離型剤塗布工程と、上記ロール状スタンパに対向配置され、上記ロール状スタンパの軸方向と平行な方向に沿ったスリット状の光源から光を露光させる露光工程と、上記ロール状スタンパ及び上記ロール状スタンパの上記凹凸パターンが転写される光硬化樹脂が塗布されたガラス基板が載置される駆動テーブルは、上記ロール状スタンパの軸方向に対し直交する方向に相対移動させ、上記周面上の上記凹凸パターンを上記光硬化樹脂に圧接、転写させるとともに、上記露光工程により上記光硬化樹脂を硬化させるパターニング工程とを有し、上記露光工程は、上記ロール状スタンパによる上記凹凸パターンが上記ガラス基板上の上記光硬化樹脂に転写された直後を露光することを特徴とする。
本発明は、ロール状スタンパを回転駆動させ、駆動テーブルを移動させるとともに、光源で所定の位置を照射、露光させることにより、所定の凹凸パターンがガラス基板に転写され、転写後に光源からの光により、光硬化樹脂が硬化し、それとほぼ同時にロール状スタンパがガラス基板から剥離される。これは、パターニング装置は、離型剤をロール状スタンパに塗布しているので、ロール状スタンパと駆動テーブルの相対移動に伴い、ロール状スタンパがガラス基板から剥離される。そのため、ロール状スタンパをガラス基板から剥離させる工程を別途設ける必要がなく、ロール状スタンパと駆動テーブルの移動により自動的に剥離工程が行われ、製造上の工程数を減らすことができコスト削減につながるとともに、量産性に向いている。
また、パターニング装置は、ロール状スタンパを用いてパターニングを行っているので、平面状のスタンパを使用した際に生じる剥離の失敗による基板割れを減らすことができ、製造歩留りの向上につながる。また、パターニング装置は、平面状のスタンパでは実現が困難であった長尺のガラス基板上にパターニングを行うことが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係るパターニング装置1の平面図を示しており、図2はパターニング装置1の側面図を示しており、図3はパターニング装置1の正面図を示している。なお、本発明は以下説明する実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
パターニング装置1は、図1〜図4に示すように、架台11上に設けられ、架台11上の一の直線方向(図1中x方向)に駆動する駆動テーブル20と、駆動テーブル20が移動、通過する位置の下面から駆動テーブル20を照射する光源30と、光源30と対向する位置で駆動テーブル20の上面に配設されたロール状スタンパ40と、ユーザによる各種操作が入力される入力部12と、ユーザによる各種入力される情報、現在の状況等を表示させる表示部13とから構成されている。パターニング装置1は、駆動テーブル20上に載置されたガラス基板14をx方向に駆動させ、後述する離型剤53が周面に塗布されたロール状スタンパ40をガラス基板14の所定の位置において回動しながら圧接させることにより、ロール状スタンパ40上に形成された凹凸パターンをガラス基板14上に転写させている。また、その際、ガラス基板14上には、紫外線硬化樹脂が塗布されており、この紫外線硬化樹脂上に所定の凹凸パターンを転写するとともに、光源30により、紫外光を照射させ、紫外線硬化樹脂を硬化させている。
駆動テーブル20は、略矩形状の主面20aを有しており、この主面20a上の一対の端辺近傍に成型基板であるガラス基板14が固定される固定治具21、21が設けられている。また、駆動テーブル20は、主面20aの裏面において、架台11上でx方向と平行な方向に延設された一対の駆動レール22、22上を移動する。駆動テーブル20は、駆動レール22と平行する方向に延設された駆動軸23に設けられた駆動モータ24と連結されており、この駆動モータ24を駆動させることにより、駆動テーブル20を駆動レール22、22に沿って所定の速度で所定の位置に移動させることができる。駆動テーブル20の移動速度は、ロール状スタンパ40の回転速度と同一の速度であり、かつ、光源30によりパターニングが終了した紫外線硬化樹脂を硬化させるのに必要な時間露光させることができるだけの速度である。
なお、駆動テーブル20は、上述に限らず、x方向に所定速度、所定位置に移動させることができる駆動源であれば、いかなる構成のものであってもよく、例えば、駆動モータ24の代わりに、アクチュエータ等を設けるようにしてもよい。
また、駆動テーブル20は、その主面20aのガラス基板14がセットされる位置である中央部20bにおいて、光源30からの紫外光を主面20a裏面から照射させることができるように、例えば石英ガラスなどの光透過型の材料から形成されている。
駆動テーブル20は、さらに、ガラス基板14上に紫外線硬化樹脂51を所定の厚みに塗布する樹脂塗布手段50(図5参照)が設けられている。樹脂塗布手段50は、例えば、スピンコートやダイコートにより、ガラス基板14上に所定の厚みに紫外線硬化樹脂51を塗布する。なお、駆動テーブル20は、上述に限らず、ガラス基板14に紫外線硬化樹脂51を塗布させる樹脂塗布手段50を設けず、予め紫外線硬化樹脂51が塗布されたガラス基板14を駆動テーブル20に固定するようにしてもよい。
紫外線硬化樹脂51としては、例えば、表1に示すような性状を有する紫外線硬化樹脂(W/R No.X−8740改3)が好適である。
Figure 2006331585
光源30は、y方向に延伸されたスリット開口部31から、スリット状に紫外光が照射される光源である。光源30は、一対の駆動レール22、22の間で、駆動テーブル20の主面20aの裏面から、主面20aの中央部20bに紫外光をスリット状に照射する。光源30は、シリンダ32が設けられており、スリット開口部31をz方向に移動させることができ、スリット開口部31を主面20aの中央部20bにセットされるガラス基板14の所定の位置に、紫外光を照射させることができる。
ロール状スタンパ40は、円柱状の部材からなり、その周面40a上に所定の凹凸パターンが形成された薄膜の金型を貼り付けることにより形成されている。この金型は、例えばニッケルやニッケルリンから形成されており、ガラス基板14に転写させる凹凸パターンが形成されている。ロール状スタンパ40は、例えば直径60〜300mmで、長さが最大600mm程度の大きさからなる。なお、このロール状スタンパ40は円柱状部材の周面40a上に直接所定の凹凸パターンが形成されたものでもよい。
また、ロール状スタンパ40は、y方向と平行する方向に延設された回転軸41に取り付けられ、ロール状スタンパ40の周面40aが駆動テーブル20の主面20a上で光源30と対向する位置に設けられている。
ロール状スタンパ40は、図5及び図6(A)に示すように、その周面40aと紫外線硬化樹脂51が塗布されたガラス基板14とが接する頂点40b(z方向最下点)において、光源30から照射される紫外光があたり始める位置に設けられている。具体的には、ロール状スタンパ40は、図6(A)の幅Sに示す範囲、つまり、光源30による紫外光が、ロール状スタンパ40によるガラス基板14上に塗布された紫外線硬化樹脂51への所定の凹凸パターンの転写が終了するとともに、ロール状スタンパ40とガラス基板14とが剥離し始める位置である頂点40bから、ロール状スタンパ40とガラス基板14とが剥離し終わる範囲までを、光源30により露光できるような位置に配置されている。これは、所定の凹凸パターンが転写されロール状スタンパ40と紫外線硬化樹脂51とが剥離し始める位置が頂点40bからであり、この頂点40bよりも前段において紫外光が照射、露光されると、紫外線硬化樹脂51が所定の凹凸パターンが転写される前に硬化を始め、所定の凹凸パターンの転写がうまくいかないためである。
なお、幅Sは、図6(B)に示すように、ロール状スタンパ40の半径がr(mm)、露光される幅Sにおける回転角をθとすると、S=r×sinθで算出することができる。また、回転角θは、塗布される紫外線硬化樹脂51の塗布厚をh(mm)とすると、θ=cos−1((r−h)/r)で算出することができる。
ここで、上述のような紫外線硬化樹脂51を用いパターニングを行う場合、幅Sにあたる紫外線硬化樹脂を完全露光させるロール状スタンパ40及び駆動テーブル20の移動速度vは、v=S/tとして表され、例えば3000mJ/8secの紫外線露光量であれば、時間tは8(sec)となり、上述の幅Sを算出する式により、具体的な速度を求めることができる。ロール状スタンパ40及び駆動テーブル20の移動速度は、光源30の紫外線の露光量、紫外線硬化樹脂51の硬化条件、紫外線硬化樹脂51の塗布厚等により変動するが、頂点40bにおいて、紫外線硬化樹脂51が硬化するだけの露光量を光源30より得られるだけの速度であればよい。
また、ロール状スタンパ40は、回転軸41に取り付けられた駆動モータ42を駆動させることにより、回転軸41の軸方向(図4中矢印A方向)に所定の回転速度で回転させることができる。具体的には、ロール状スタンパ40の回転速度は、駆動テーブル20の移動速度と同一の速度であり、光源30から紫外線硬化樹脂51が頂点40bにおいて硬化するに足りるだけの紫外線が照射される速度である。さらに、ロール状スタンパ40は、回転軸41をz方向に移動させることができ、その周面40aが駆動テーブル20上のガラス基板14の紫外線硬化樹脂51に密着し、所定の凹凸パターンを転写することができる垂直(z方向)位置に移動できるように、回転軸41にz方向駆動モータ43が設けられている。
ロール状スタンパ40は、さらに、周面41a上の金型に、紫外線硬化樹脂51の硬化後にロール状スタンパ40と紫外線硬化樹脂51とがきちんと剥離するための離型剤53を塗布する離型剤塗布手段52(図5参照)と、塗布された離型剤を硬化させるためのヒータ54とが設けられている。
離型剤塗布手段52は、ロール状スタンパ40に形成された所定の凹凸パターンをガラス基板14上の紫外線硬化樹脂51に正確に転写させることができる程度の厚みに塗布する。離型剤塗布手段52は、例えば、ナノオーダーの凹凸パターンを転写させるために、1〜10nm程度の厚みの離型剤53を塗布する。
離型剤53は、紫外線硬化樹脂51が光源30の紫外光の照射により硬化した後、ロール状スタンパ40と紫外線硬化樹脂51が塗布されたガラス基板14とをきちんと剥離させるためのコーティング剤である。離型剤53は、ロール状スタンパ40とガラス基板14とが剥離するために、硬化後の紫外線硬化樹脂51との密着力が、硬化後の紫外線硬化樹脂51とガラス基板14との密着力に劣る程度の密着力を有している。
離型剤53としては、フッ素系の離型剤が好ましく、50nm程度の凹凸パターンを転写させる際には、例えば、オプツールDSX(ダイキン工業株式会社製)が好適である。
なお、離型剤53は、上述に限らず、所定の凹凸パターンを転写し、硬化後の紫外線硬化樹脂51とロール状スタンパ40とを剥離させることができる程度の密着力を有するものであれば、いかなるものを用いてもよい。
また、パターニング装置1は、紫外線硬化樹脂51をガラス基板14上に塗布し、光源30から紫外光を露光させることにより紫外線硬化樹脂51を硬化させることに限らず、光硬化型の樹脂を用いる場合には、その光硬化型の樹脂が適切に硬化する周波数の光を露光させる光源を用いるように、適切な樹脂と光源の組み合わせであればよい。
続いて、本発明に係るパターニング装置1によるパターニングの動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ユーザは、ステップST1において、ガラス基板14を駆動テーブル20上の所定の位置にセットする。
次に、パターニング装置1は、ユーザの入力部12を介しての所定の操作入力により、ステップST2において、駆動テーブル20を駆動させる。つまり、駆動テーブル20を駆動レール22、22に沿って移動を開始させる。また、ステップST3においては、ロール状スタンパ40の回転軸41を所定速度で回転させる。
次に、パターニング装置1は、ステップST4において、樹脂塗布手段50を駆動させ、ガラス基板14上の所定の位置に、紫外線硬化樹脂51を塗布させる。また、ステップST5において、離型剤塗布手段52を駆動させ、ロール状スタンパ40の周面40a上に離型剤53を塗布させる。次に、ステップST6において、ヒータ54を駆動させ、塗布された離型剤53を乾燥、硬化させる。
次に、パターニング装置1は、ステップST7において、駆動テーブル20をパターニング開始位置まで移動させる。また、ステップST8において、回転軸41をz方向駆動モータ43を駆動させることにより、ロール状スタンパ40を所定の位置まで降下させる。また、ステップST9において、光源30のシリンダ32を駆動させ、所定の照射位置まで移動するとともに、紫外光の照射を開始させる。
次に、パターニング装置1は、ステップST10において、駆動テーブル20を移動させ、紫外線硬化樹脂51にロール状スタンパ40上の凹凸パターンを転写させる。このとき、パターニング装置1は、ロール状スタンパ40及び駆動テーブル20の移動、並びに光源30からの紫外光の照射により、パターニングと、パターニング後の紫外線硬化樹脂51の硬化と、ロール状スタンパ40と紫外線硬化樹脂51との剥離が順次、自動的に行われている。
次に、パターニング装置1は、ステップST11おいて、駆動テーブル20をパターニング終了位置まで移動させる。また、ステップST12において、ロール状スタンパ40を駆動テーブル20から離間させる方向(z方向)に移動させ、ステップST13において、回転軸41の回転駆動を停止させる。さらに、ステップST14において、光源30の紫外光の照射をやめ、光源30を元の位置に移動させる。
以上のように、動作するパターニング装置1は、ロール状スタンパ40を回転駆動させ、駆動テーブル20を移動させるとともに、光源30で所定の位置を照射することにより、所定の凹凸パターンがガラス基板14上の紫外線硬化樹脂51に転写され、転写後にスリット31を有する光源30からの紫外光により、紫外線硬化樹脂51が硬化し、それとほぼ同時にロール状スタンパ40がガラス基板14から剥離される。これは、パターニング装置1は、離型剤53をロール状スタンパ40の周面40a上に塗布しているので、ロール状スタンパ40と駆動テーブル20の移動に伴い、ロール状スタンパ40がガラス基板14から剥離される。そのため、ロール状スタンパ40をガラス基板14から剥離させる工程を別途設ける必要がなく、ロール状スタンパ40と駆動テーブル20の移動により自動的に剥離工程が行われ、製造上の工程数を減らすことができコスト削減につながるとともに、量産性に向いている。
また、パターニング装置1は、ロール状スタンパ40を用いてパターニングを行っているので、平面状のスタンパを使用した際に生じる剥離の失敗による基板割れを減らすことができ、製造歩留りの向上につながる。また、パターニング装置1は、平面状のスタンパでは実現が困難であった長尺のガラス基板上にパターニングを行うことが可能となる。
なお、光源30は、紫外光を照射させることにより、紫外線硬化樹脂51を完全に硬化させる必要はなく、例えば、光源30による露光は、頂点40bにおいて紫外線硬化樹脂51がやや硬化した状態にとどめ、後段に別途第2の光源を設け、その時点において仕上げの硬化を行わせるようにしてもよい。
また、パターニング装置1は、上述のように、駆動テーブル20をx方向に移動させることについて述べたが、これに限らず、駆動テーブル20上のガラス基板14にロール状スタンパ40の凹凸パターンを転写させるように、それぞれ駆動テーブル20及びロール状スタンパ40が相対移動するものであればよい。
本発明に係るパターニング装置の平面図である。 本発明に係るパターニング装置の側面図である。 本発明に係るパターニング装置の正面図である。 本発明に係るパターニング装置の要部斜視図である。 本発明に係るパターニング装置のパターニングの様子を示した模式図である。 本発明に係るパターニング装置のパターニング速度を説明するための模式図である。 パターニングを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 パターニング装置、11 架台、12 入力部、13 表示部、14 ガラス基板、20 駆動テーブル、20a 主面、20b 中央部、21 固定治具、22 駆動レール、23 駆動軸、24 駆動モータ、30 光源、31 スリット、32 シリンダ、40 ロール状スタンパ、41 回転軸、42 駆動モータ、43 z方向駆動モータ、50 樹脂塗布手段、51 紫外線硬化樹脂、52 離型剤塗布手段、53 離型剤、54 ヒータ


Claims (3)

  1. 所定の凹凸パターンが周面に形成され、軸方向に回転駆動するロール状スタンパと、
    上記ロール状スタンパに離型剤を塗布し乾燥させる離型剤塗布手段と、
    上記ロール状スタンパの上記凹凸パターンが転写される光硬化樹脂が塗布されたガラス基板が載置される駆動テーブルと、
    上記ロール状スタンパに対向配置され、上記ロール状スタンパの軸方向と平行な方向に沿ったスリット状の光を露光する光源とを有し、
    上記ロール状スタンパ及び上記駆動テーブルは、上記ロール状スタンパの軸方向に対し直交する方向に相対移動するとともに、上記周面上の上記凹凸パターンを上記光硬化樹脂に圧接、転写させ、
    上記光源は、上記ロール状スタンパによる上記凹凸パターンが上記ガラス基板上の上記光硬化樹脂に転写された直後を露光すること
    を特徴とするパターニング装置。
  2. 上記光硬化樹脂は、紫外光により硬化する紫外線硬化樹脂であり、
    上記光源は、紫外光をスリット状に露光させる光源である
    ことを特徴とする請求項1記載のパターニング装置。
  3. 所定の凹凸パターンが周面に形成されたロール状スタンパを軸方向に回転駆動する回転駆動工程と、
    上記ロール状スタンパに離型剤を塗布し乾燥させる離型剤塗布工程と、
    上記ロール状スタンパに対向配置され、上記ロール状スタンパの軸方向と平行な方向に沿ったスリット状の光源から光を露光させる露光工程と、
    上記ロール状スタンパ及び上記ロール状スタンパの上記凹凸パターンが転写される光硬化樹脂が塗布されたガラス基板が載置される駆動テーブルは、上記ロール状スタンパの軸方向に対し直交する方向に相対移動させ、上記周面上の上記凹凸パターンを上記光硬化樹脂に圧接、転写させるとともに、上記露光工程により上記光硬化樹脂を硬化させるパターニング工程とを有し、
    上記露光工程は、上記ロール状スタンパによる上記凹凸パターンが上記ガラス基板上の上記光硬化樹脂に転写された直後を露光すること
    を特徴とするパターニング方法。

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