JP2006330970A - レイアウトパターン生成方法、レイアウトパターン生成装置、レイアウトパターン生成プログラム、これを記録した記録媒体、及び半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

レイアウトパターン生成方法、レイアウトパターン生成装置、レイアウトパターン生成プログラム、これを記録した記録媒体、及び半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない労力で、短時間に、適切なレイアウトパターンを生成することができる生成方法、生成装置、プログラム、記録媒体、半導体集積回路装置の製造方法を提供する。
【解決手段】レイアウトパターン生成方法は、プロセステクノロジー定義ファイル21から基本セルの各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブル31として保持するステップST1と、デバイス構造定義ファイル22からデバイステンプレートと各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データ32として保持するステップST2と、デバイス構造データ32として保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、プロセステクノロジー定義テーブル31の中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定して、レイアウトパターンを生成するステップST3とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体集積回路のレイアウト設計において用いられる、半導体デバイス(基本セル)のレイアウトパターンを生成するレイアウトパターン生成方法、レイアウトパターン生成装置、コンピュータにレイアウトパターンを生成させるプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、及び当該レイアウトパターン生成方法を用いた半導体集積回路装置の製造方法に関するものである。
半導体集積回路のレイアウト設計方法(すなわち、レイアウト作図装置を用いたレイアウト作図方法)として種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。代表例として以下の方法(1)乃至(3)がある。
(1)レイアウト設計において必要となるすべてのレイアウトパターンを予め作図・保持しておき、当該レイアウトパターンを用いて、半導体集積回路のレイアウト設計をする。
(2)基本となるレイアウトパターンを予め作図・保持しておき、レイアウト設計の際に、当該基本となるレイアウトパターンのサイズを変更することで所望のレイアウトパターンを作成し、当該所望のレイアウトパターンを用いて半導体集積回路のレイアウト設計をする。
(3)基本となるレイアウトパターンを予め作図・保持しておき、当該基本となるレイアウトパターンにおいてサイズ変更が可能な個所をパラメータ化しておき、レイアウト設計の際に、パラメータ値を設定することによって当該基本となるレイアウトパターンのサイズを変更することで所望のレイアウトパターンを作成し、当該所望のレイアウトパターンを用いて半導体集積回路のレイアウト設計をする。
特開平8−96002号公報 特開2000−195958号公報 特開2003−36280号公報
しかしながら、上記方法(1)においては、必要となるすべてのレイアウトパターンを、人間が作図装置により事前に作図しなければならず、作図しておくレイアウトパターンの数が多いことから、レイアウトパターンに作図ミスが混入するおそれが高い。
また、上記方法(2)及び(3)においては、基本となるレイアウトパターンを、人間が作図装置により事前に作図しなければならず、また、基本となるレイアウトパターンのサイズ変更のためのパラメータ値の入力操作を人間が行う必要があるため、基本となるレイアウトパターンの作図ミス又はパラメータ値の入力ミスが発生し、その結果、基本となるレイアウトパターンに基づいて生成されるレイアウトパターンにミスが混入するおそれがある。
さらに、半導体集積回路のレイアウト設計に用いられるレイアウトパターンは、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジー毎に異なるので、上記方法(1)においては、プロセステクノロジー毎にレイアウトパターンを作図・保持しておかなければならず、また、上記方法(2)及び(3)においては、プロセステクノロジー毎に基本となるレイアウトパターンを作図・保持しておかなければならず、いずれの場合にも、事前に作図しておくべきレイアウトパターンの数が多いことから、多大な労力と時間を要するという問題があった。
さらにまた、半導体集積回路のレイアウト設計において用いられるレイアウトパターンは、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジー毎に異なるので、プロセステクノロジーが変更される度に、上記方法(1)においては、人間が作図装置を操作してレイアウトパターンを修正しなければならず、また、上記方法(2)及び(3)においては、人間が作図装置を操作して基本となるレイアウトパターン及びこれに基づいて生成される所望のレイアウトパターンを修正しなければならず、いずれの場合にも、多大な労力と時間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、少ない労力で、短時間に、適切なレイアウトパターンを自動生成することができるレイアウトパターン生成方法、レイアウトパターン生成装置、コンピュータにレイアウトパターンを生成させるプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、及び当該レイアウトパターン生成方法を用いた半導体集積回路装置の製造方法を提供することにある。
本発明のレイアウトパターン生成方法は、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する方法であって、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持するステップと、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持するステップと、前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するステップとを有することを特徴としている。
また、本発明のレイアウトパターン生成装置は、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する装置であって、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルを格納するプロセステクノロジー定義ファイル格納手段と、前記プロセステクノロジー定義ファイルから取得されたレイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータをプロセステクノロジー定義テーブルとして保持するプロセステクノロジー定義テーブル記憶手段と、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルを格納するデバイス構造定義ファイル格納手段と、前記デバイス構造定義ファイルから取得された、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを、デバイス構造データとして保持するデバイス構造データ記憶手段と、前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するデータ処理手段とを有することを特徴としている。
さらに、本発明のレイアウトパターンを生成させるプログラムは、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する処理と、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持する処理と、前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する処理とを実行させるものである。
さらにまた、本発明のレイアウトパターンを生成させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する処理と、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持する処理と、前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する処理とを実行させるためのプログラムを記録したものである。
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、前記レイアウトパターン生成方法によって生成されたレイアウトパターンを用いて半導体集積回路のレイアウトを設計するステップと、前記設計されたレイアウトに基づいて半導体基板に半導体集積回路を形成するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、プロセステクノロジー定義ファイルから、基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持し、デバイス構造定義ファイルから、デバイステンプレートと各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持し、デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、レイアウトパターンを自動生成するので、人間の労力の軽減を実現でき、また、短時間で、人的操作ミスの混入のおそれのない適切なレイアウトパターンを生成できるという効果を得ることができる。
図1は、本発明の第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法を実施する装置(すなわち、第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成装置)の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示されるレイアウトパターン生成装置は、半導体集積回路装置の製造のために半導体基板に形成されるデバイスのレイアウト設計(すなわち、半導体集積回路のレイアウトの作図)において用いられる、半導体デバイス(基本セル)のレイアウトパターンを生成する装置(すなわち、レイアウトパターンの作図装置)である。図1に示されるレイアウトパターン生成装置は、CPUなどから構成されるデータ処理部1と、ハードディスク装置などの定義ファイル格納部2と、メモリなどの記憶部3と、ハードディスク装置などのレイアウトパターン格納部4と、キーボード及びマウスなどの操作入力部5と、液晶モニターなどの表示部6と、インストールされたプログラムを格納するハードディスク装置などのプログラム格納部7とから構成される。図1に示されるレイアウトパターン生成装置は、例えば、インストールされたプログラムに基づいて動作するコンピュータシステムである。レイアウトパターン生成装置のプログラムは、インストール用プログラムが記録された光ディスクなどの情報記録媒体8からインストールすることができる。また、定義ファイル格納部2、レイアウトパターン格納部4、及びプログラム格納部7は、別個のハードディスク装置、又は、同一のハードディスク装置の異なる記録領域のいずれであってもよい。
図2は、第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法を示すフローチャートを含む説明図である。
図2に示されるように、定義ファイル格納部2には、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイル21が格納される。また、定義ファイル格納部2には、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイル22が格納される。
また、図2に示されるように、記憶部3には、プロセステクノロジー定義ファイル21から取得されたレイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイア(層)のプロセステクノロジーに関するデータがプロセステクノロジー定義テーブル31として保持される。また、記憶部3には、デバイス構造定義ファイル22から取得された、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと、このデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータ(デバイス構造定義テーブル)とが、デバイス構造データ32として保持される。
また、レイアウトパターン格納部4には、生成されたレイアウトパターンのデータと、このレイアウトパターンを制御するためのパラメータとがレイアウトパターンデータ41として格納される。
図2にステップST1〜ST3で示されるように、第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法は、半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイル21から、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブル31として保持するプロセステクノロジー定義入力処理ステップST1と、半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイル22から、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データ32として保持するデバイス構造定義入力処理ステップST2と、デバイス構造データ32として保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、プロセステクノロジー定義テーブル31の中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するレイアウトパターン生成処理ステップST3とから構成される。
図3は、第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義ファイル21の内容を示す図である。
図3に示されるように、プロセステクノロジー定義ファイル21は、半導体集積回路の基本セル、例えば、トランジスタデバイス、抵抗デバイス、容量デバイス、インダクタデバイスなど、を構成する各レイアが満たすべき条件を定義している。プロセステクノロジー定義ファイル21は、半導体集積回路の基本セルを構成する各レイア(図3におけるlayer1)のサイズ、及び、レイア間(図3におけるlayer1及びlayer2)の位置関係(すなわち、各レイアのサイズ及びレイア間の位置関係は、レイアウトパターン生成方法における作図基準(作図ルール)である。)を定義している。図3に示されるように、プロセステクノロジー定義ファイル21は、例えば、基本セルを構成する各レイアの最小幅(図3における(a)欄のMinimumWidth)、基本セルを構成するレイア間の最小間隔(図3における(b)欄のMinimumSpacing)、基本セルを構成し、重なり合う部分を有するレイア同士の位置関係(図3において、最小重なり余裕を示す(c)欄のMinimumEnclosure、最小突出長さを示す(d)欄のMinimumExtension、最小重なり長さを示す(e)欄のMinimumOverlap)、基本セルの単位抵抗を構成するレイア構造(図3における(f)欄のSheetResistor)、及び基本セルの単位容量を構成するレイア構造(図3における(g)欄のAreaCapacitor)のいずれか又はすべてを含む。図3は、プロセステクノロジー定義ファイル21の例示であり、実際のプロセステクノロジー定義ファイル21は、想定される基本セルのレイアウトパターンのすべてのレイアについてのデータを含んでいる。
<第1の実施形態>
第1の実施形態においては、レイアウトパターン生成対象又は変更対象の基本セルがトランジスタデバイスである場合を説明する。
図4(a)乃至(e)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。図4(a)乃至(e)に示されるように、デバイステンプレートには、トランジスタデバイスのレイアウトパターン生成に必ず必要となる基本構造(図4(a))と、トランジスタデバイスの種類に応じて必要となる各種構造(図4(b)乃至(e))とがある。
図4(a)に示される基本構造のデバイステンプレート101は、ゲートレイア(以下「gate」と記す。)111と、アクティブレイア(以下「active」と記す。)112と、コンタクトレイア(以下「contact」と記す。)113と、メタルレイア(以下「metal」と記す。)114とから構成される。
gate111の幅(図4(a)におけるW111)は、このgate111を構成するレイアの最小幅(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumWidth)とする。また、gate111の高さ(図4(a)におけるH111)は、gate111のactive112からの最小突出しサイズ(後述するプロセステクノロジー定義テーブルの該当レイアのMinimumExtension)をEX111としたときに、例えば、次式(1)で求める。
111=W111+(EX111×2) …(1)
contact113の幅(例えば、図4(a)におけるW113)は、contact113を構成するレイアの最小幅(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumWidth)で構成される。metal114の重なり余裕(例えば、図4(a)におけるEN114)は、contact113を構成するレイアとの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。contact113とmetal114の、gate111の辺からの間隔(図4(a)におけるSP113とSP114)は、gate111とcontact113を構成するレイア間の最小間隔をおいて左右対称に配置される。active112のcontact113に対する重なり余裕(例えば、図4(a)におけるEN112)は、contact113を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。
図4(b)に示されるインプラ構造のデバイステンプレート102は、gate111と、active112と、インプラレイア(ion implanted layer又はion implantation layerであり、以下「impla」と記す。)121と、第2インプラレイア(以下「2ndImpla」と記す。)122とから構成される。impla121と2ndImpla122の重なり余裕(例えば、図4(b)におけるEN121及びEN122)は、active112を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。
図4(c)に示されるウェル構造のデバイステンプレート103は、gate111と、active112と、ウェルレイア(以下「well」と記す。)131と、第2ウェルレイア(以下「2ndWell」と記す。)132とから構成される。well131及び2ndWell132のactive112に対する重なり余裕(例えば、図4(c)におけるEN131及びEN132)は、active112を基準として、最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)分を確保した構造で形成される。
図4(d)に示される端子カバー構造のデバイステンプレート104は、gate111と、active112と、ドレインカバーレイア(以下「drainCover」と記す。)141と、ソースカバーレイア(以下「sourceCover」と記す。)142と、第2ソースカバーレイア(以下「2ndSourceCover」と記す。)143と、ゲートカバーレイア(以下「gateCover」と記す。)144とから構成される。drainCover141及びsourceCover142のgate111との間隔(図4(d)におけるSP141及びSP142)は、gate111を構成するレイアの最小間隔によって定義される。drainCover141及びsourceCover142のactive112と重なり余裕(図4(d)におけるEN141及びEN142)は、active112を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。また、2ndSourceCover143の位置は、gate111の中心位置によって定義され、2ndSourceCover143の重なり余裕(図4(d)におけるEN143)は、active112を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。ゲートカバーレイア144のgate111に対する重なり余裕(図4(d)におけるEN144)は、gate111を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定され、ゲートカバーレイア144の突出サイズ(図4(d)におけるEX144)は、active112を構成するレイアの最小突出サイズ(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumExtension)によって決定される。
図4(e)に示されるコンタクト構造のデバイステンプレート105は、gate111と、active112と、contact113と、第2コンタクトレイア(以下「2ndContact」と記す。)151と、コンタクトカバーレイア(以下「contactCover」と記す。)152とから構成される。2ndContact151の重なり余裕(例えば、図4(e)におけるEN151)は、contact113を構成するレイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。contactCover152の突出しサイズ(図4(e)におけるEX152)は、contact113を構成するレアの最小突出しサイズ(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumExtension)によって決定される。contactCover152のcontact113との重なり余裕(図4(e)におけるEN152)は、contactCover152のcontact113とを構成する各レイアの最小重なり余裕(後述するプロセステクノロジー定義テーブル31aの該当レイアのMinimumEnclosure)によって決定される。
図5は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイル22a(図2におけるデバイス構造定義ファイル22に相当する。)の内容の一例(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。
図5に示されるデバイス構造定義ファイル22aには、定義する基本セル名(deviceType=“Transistor”)と、デバイステンプレートの各レイア構造に割付けられたレイア名とが含まれる。レイア名の割付けは、デバイステンプレートに含まれるレイアに基づいて、当該基本セルのレイアウトパターン生成において必要となるレイアを指定し、プロセステクノロジー定義ファイル21から対応するレイア名を割付けることによって行われる。
デバイステンプレートから、トランジスタデバイスを構成するレイアをデバイス構造定義ファイル22aで選択指定し、各々のレイアに対して作図基準を定義することで、レイア構成・形状の異なるレイアウトパターンが定義できる。デバイス構造定義ファイル22aで定義されたレイア名に関する作図基準データがプロセステクノロジー定義テーブル31a(図2におけるプロセステクノロジー定義テーブル31に相当する。)に存在するかのチェックは、デバイス構造定義入力処理(図2のステップST2)で行なわれる。
レイアウトパターン生成処理(図2のステップST3)においては、デバイス構造定義テーブル32aとプロセステクノロジー定義テーブル31aに定義されている作図基準を元に、基本セルのレイアウトパターン41を最小サイズで生成し、かつ、レイアウトパターンを変更するためのパラメータを設定して、レイアウトパターン格納部4に格納する。基本セルにパラメータが設定されたものを「パラメタライズドセル」と言い、設定されたパラメータの値を変更すると、その値を元に、レイアウトパターン生成処理と同様の処理が行なわれ、変更されたパラメータに関係するすべてのレイアウトパターン(図形データ)を変更する。
また、一度生成されたレイアウトパターンのプロセステクノロジーが変更になった場合は、プロセステクノロジー定義ファイル21の内容を変更し、レイアウトパターン自動生成のための処理を再度実行することによって、変更されたプロセステクノロジーに適合した新たなレイアウトパターンに変更することができる。
図6(a)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブル31aの内容(レイア名及びその最小サイズなど)を示す図であり、図6(b)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブル32aの内容(トランジスタデバイスの各レイアとそれらのレイア名)を示す図である。また、図7は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたトランジスタデバイスのレイアウトパターン106を示す図である。図6(a)、(b)及び図7には、NMOSトランジスタデバイスのレイアウトパターン自動生成例が示されている。なお、図6(a)、(b)及び図7における「POLY1」、「NDIFF」、「C2AC」、「MET1」、及び「NVT」は、プロセステクノロジー定義テーブル31aとデバイス構造定義テーブル32aとを対応付けるレイア構成を示す記号としてのレイア名である。
基本セルのセル名(cell=nmos3)のレイアウトパターン生成処理においては、トランジスタデバイスのデバイステンプレート(図4(a)乃至(e))にそって基本構造、インプラ構造、ウェル構造、端子カバー構造、及び、コンタクト構造の順にレイアウトパターンを生成していく。生成するレイアは、デバイス構造定義テーブル32aで定義されているデバイスのデバイステンプレートのレイア(gate、active、contact等)である。生成される各レイアのサイズ及びレイア間の位置関係は、デバイステンプレート及びデバイス構造定義テーブル32aで定義されるレイア(gate、active、contact等)に対応する、レイア名(POLY1、NDIFF、C2AC等)及び作図基準(MinimumEnclosure等)の欄のサイズ(SIZE)をプロセステクノロジー定義テーブル31aから選択(例えば、サイズ‘a’〜‘h’,‘k’,‘m’のいずれかを選択)することによって決定される。また、ここでは、デバイス構造定義テーブル32aで定義されたレイアのみ生成し、定義されていないレイアは生成しない。なお、基本構造のレイアは定義必須となっている。
最初に、基本構造のgate111をプロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるPOLY1レイアで生成する。その際のゲート長はプロセステクノロジー定義テーブル31aのPOLY1レイアの最小幅(MinimumWidth POLY1=g)か、デバイス構造定義テーブル32aで定義された最小ゲート長(minGateLength=gg)のいずれか大きい方の値とする。この例では、プロセステクノロジー定義テーブル31aの値‘g’が採用され、図7に示されるように、生成するPOLY1レイア(gate111)の幅を‘g’に決定する場合を説明する。
gate111(POLY1レイア)のゲート幅は、プロセステクノロジー定義テーブル31aで定義されたNDIFFレイア(active112)の最小幅(MinimumWidth NDIFF=h)か、デバイス構造定義テーブル32aで定義された最小ゲート幅(minGateWidth=hh)のいずれか大きい方の値とする。この例では、プロセステクノロジー定義テーブル31aの値‘h’が採用され、図7に示されるように、生成するgate111(POLY1レイア)のゲート幅を‘h’に決定する場合を説明する。
さらに、active112からのgate111の突出しサイズを、プロセステクノロジー定義テーブル31aで定義されているレイア間の最小突出し定義(MinimumExtension NDIFF POLY1)の値‘f’を2倍(上下突出し分)した値をゲート幅‘h’に加えた値(h+2×f)が生成するPOLY1レイアの高さとなり、gate111の図形を生成する。
次に、基本構造のactive112をプロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるNDIFFレイアで生成する。active112は、生成したgate111図形の左右に各々1つのコンタクトを置いた場合の幅W112と、active112上に1つのcontact113を置いた場合の高さH112を持つように、プロセステクノロジー定義テーブル31aの作図基準を元に、以下の式(2)及び(3)によって算出して生成される。
112
=ゲート長‘g’
+2×(POLY1とC2ACとの最小間隔‘e’
+C2ACの最小幅‘b’
+NDIFFとC2ACとの最小重なり余裕‘a’)
=g+2×(e+b+a) …(2)
112=ゲート幅‘h’=h …(3)
なお、生成したactive112図形の中心は、gate111図形の中心に重ねて配置する。
次に、基本構造のcontact113をプロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるC2ACレイアに基づいて生成する。contact113の幅と高さは、プロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるC2ACレイアの最小幅‘b’とする。生成するcontact113図形は、その下辺がactive112図形の下辺から、プロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるNDIFFレイアとC2ACレイアとの最小重なり余裕‘a’分を確保した個所に、gate111図形の左右にそれぞれ生成する。左右のcontact113図形は、gate11の左又は右の辺からcontact113の右又は左の辺までの間隔が、プロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるPOLY1レイアとC2ACレイアとの最小間隔‘e’だけ離した個所に配置する。また、生成するcontact113の数N112は、active112の高さH112及びサイズ内に、作図基準を満たして配置できる最大数とする。生成できるcontact113の数N112は、以下の式(4)で求める。
112
={H112−(NDIFFとC2ACとの最小重なり余裕‘a’)+(C2AC間の最小間隔‘c’)}÷{(C2ACの最小幅‘b’)+(C2AC間の最小間隔‘c’)}
=(H112−a+c)/(b+c) …(4)
次に、基本構造のmetal114をプロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるMET1レイアに基づいて生成する。metal114の図形の幅W114と高さH114を、以下の式(5)及び(6)で求めた値で生成し、生成されているすべてのcontact113図形の中心位置に配置する。
114
=(C2ACレイアの最小幅‘b’)
+{(MET1とC2ACとの最小重なり余裕‘d’)×2}
=b+d×2 …(5)
114
={(最上段contactの上辺Y座標)−(最下段contactの下辺Y座標)}
+{(MET1とC2ACとの最小重なり余裕‘d’)×2}
=b+d×2 …(6)
最後に、インプラ構造のimpla121をプロセステクノロジー定義テーブル31aにおけるNVTレイアに基づいて生成する。impla121の幅W121と高さH121を以下の式(7)及び(8)で生成し、impla121図形の中心をactive112図形の中心位置に配置する。
121
=(active112幅W112
+2×(NVTとNDIFFとの最小重なり余裕‘k’)
=W112+2×k …(7)
121
=(active112高さ‘h’)
+2×(NVTとNDIFFとの最小重なり余裕‘k’)
=h+2×k …(8)
第1の実施形態におけるNMOSトランジスタのレイアウトパターン生成は以上で終了する。ただし、デバイス構造定義テーブル32aに、さらにウェル構造、端子カバー構造、コンタクト構造の定義がある場合には、それらのレイア構造についても上記動作と同様に生成される。なお、ウェル構造のレイア生成における基準図形は、active112である。また、端子カバー構造のレイア生成における基準図形は、gateCover144についてgate111、sourceCover142、及びdrainCover141であり、2ndSourceCover143についてはgate111及びactive112である。また、コンタクト構造のレイア生成における基準図形は、2ndContact151についてはgate111及びactive112であり、contactCover152についてはcontact113である。以上のように、生成するレイア、その基準図形及び作図基準は、すべてプロセステクノロジー定義テーブル31aで制御されており、基本セルのレイアウトパターンは作図基準に従って自動生成される。
次に、生成した基本セルのレイアウトパターンにパラメータを自動設定する。パラメータは、パラメータ名とその値からなり、当該パラメータが変更された場合に即座にレイアウトパターン生成処理が起動されるようにプログラムが構成されている。基本セルの生成時には、パラメータの値はプロセステクノロジー定義テーブル31aに設定されている最小値をデフォルトとして設定している。図8に、トランジスタデバイスのレイアウトパターンのパラメータ41a例とその説明を示す。基本セルを使用してレイアウト設計を行なう場合には、配置された基本セルについて設定されているパラメータの値を変更することによって、レイアウトパターンの形状を変更することができる。例えば、図7のNMOSトランジスタデバイスの基本セルを配置し、そのゲート幅のパラメータを変更すると、レイアウトパターン自動生成処理が実行され、デバイステンプレートの基本構造であるgate111図形の高さが変更され、そのゲート幅を基準図形としているactive112図形の高さが変更される。そして、そのactive112図形の高さから算出されるcontact113図形の個数が、次にcontact113図形の最上段と最下段の間隔からmetal114図形の高さが、最後にimpla121図形のactive112図形を基準図形とするimpla121図形の高さが変更される。その他の設定されているパラメータが変更された場合にも同様に、変更された図形を基準図形としている図形から順次変更され、所望のレイアウトパターンに変更される。
図9は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理(図2のステップST3)の一例を示すフローチャートである。図3乃至図8を用いて既に説明したように、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理ST3では、gate図形生成(ステップST11)、active図形生成(ステップST12)、contact図形生成(ステップST13)、metal図形生成(ステップST14)、impla図形生成(ステップST15)、及びパラメータ設定(ステップST16)によってレイアウトパターンを生成する。その後、パラメータ変更があれば(ステップST17)、パラメータが変更された図形から図形生成処理を行う。
以上に説明したように、第1の実施形態によれば、基本セルの製造に関するプロセステクノロジーに基づく作図基準を定義したプロセステクノロジー定義ファイル21から必要なデータを取得し、基本セルのデバイス構造を定義したデバイス構造定義ファイル22aから必要なデバイス構造データを取得し、デバイステンプレートに従って定義レイアの図形を自動生成していくことで、基本セルのレイアウトパターンが作図基準に違反することなく、自動生成することが可能となり、レイアウト設計の効率化を実現することができる。
また、第1の実施形態によれば、異なるデバイス構造の基本セルのレイアウトパターン生成を、デバイス構造定義ファイル22aから取得するデバイス構造データ32を変更するだけで実現できるので、デバイス構造毎に専用のレイアウトパターン自動生成プログラムを作成しておく必要はなく、デバイス構造毎のプログラム開発が不要となったことから、各種デバイスのレイアウトパターンの早期生成を実現でき、結果的に、レイアウト設計の早期開始が可能となる。
さらに、半導体集積回路装置の製造に際して使用されるプロセスを移植する際に発生する作図基準の変更に対しても、プロセステクノロジー定義ファイル21を変更し、レイアウトパターン生成処理を再度実行することで、レイアウトパターンが自動変更されるので、レイアウトパターンのプロセス移植の効率化を実現できる。
さらにまた、生成するトランジスタの基本セルに各種パラメータを設定し、そのパラメータの値によって作図基準を満たしたレイアウトパターンを自動変更できるので、レイアウトパターン変更のための処理工数を削減することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態においては、レイアウトパターン生成対象の基本セルが抵抗デバイスである場合を説明する。第2の実施形態においては、第1の実施形態におけるレイアウトパターン生成方法と同様の方法により、抵抗デバイスのレイアウトパターンを自動生成又は自動変更できる。
第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法においては、先ず、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)の定義内容を抵抗デバイスのファイルに変更することで、抵抗デバイスのレイアウトパターンの生成に用いることができる。すなわち、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)に抵抗デバイスの基本セルのレイアウトパターンを構成するすべてのレイアに対し、レイアの作図基準、レイア間の作図基準、及び、抵抗レイアの単位抵抗値(図3(f)欄の基本セルの単位抵抗を構成するレイア構造(SheetResistor))を作成する。
次に、デバイス構造定義ファイル(図2の符号22)には、すべてのプロセスを想定した抵抗デバイスのデバイステンプレートを元に、当該抵抗デバイスの基本セルを生成するレイアにプロセステクノロジー定義ファイルにおける対応するレイア名を割付け、抵抗デバイスのレイア構成を定義する。
図10(a)乃至(f)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。図10(a)乃至(f)に示されるように、デバイステンプレートには、抵抗デバイスのレイアウトパターン生成に必ず必要となる基本構造(図10(a))と、抵抗デバイスの種類に応じて必要となる各種構造(図10(b)乃至(f))とがある。
図10(a)に示される基本構造のデバイステンプレート201は、レジスタレイア(以下「resistor」と記す。)211と、コンタクトレイア(以下「contact」と記す。)212と、メタルレイア(以下「metal」と記す。)213と、抵抗認識レイア(以下「recognition」と記す。)214とから構成される。
resistor211の幅は(図10(a)におけるW211)、このresistor211を構成するレイアの最小幅によって決定される。また、resistor211の高さ(図10(a)におけるH211)は、metal213の最小間隔分をSP213とし、metal213のcontact212との最小重なり余裕をEN213としたときに、例えば、次式(9)で求める。
211=SP213+(EN213×2) …(9)
resistor211の両端には、コンタクト構造の最小幅のcontact212が配置される。metal213及びresistor211図形は、そのcontact212図形の最小重なり余裕を持つように形成される。recognition214は、両端にあるcontact212の内側の辺を図形の長さとし、resistor211との重なり余裕を持つようなサイズの幅で形成される。
図10(b)に示されるインプラ構造のデバイステンプレート202は、resistor211図形を基準とするimpla221及び2ndImpla222が、resistor211との最小重なり余裕を持つように形成される。
図10(c)に示されるウェル構造のデバイステンプレート203は、resistor211図形を基準としたwell231及び2ndWell232がresistor211との最小重なり余裕を持つように形成される。
図10(d)に示される抵抗レイアに対するガードリング構造のデバイステンプレート204は、resistor211を基準にガードリング構造(ガードリングパス図形)をresistor211の周りに最小間隔分だけ離した構成で作成される。ガードリングパス図形は、ガードリング用アクティブレイア(以下「guardringActive」と記す。)241と、これを基準にして形成されるガードリング用インプラレイア(以下「guardringImpla」と記す。)242と、metal213(図10(d)には示さず。)と、ガードリング用コンタクトレイア(以下「guardringContact」と記す。)243とで設定される。metal213は、guardringActive241とguardringContact243が定義されている場合に、図10(a)の基本構造のmetal213で生成される。ガードリング構造を採用する場合には、guardringImpla242は省略可能であるが、他のレイアは定義が必要である。
図10(e)に示されるコンタクト構造のデバイステンプレート205は、resistor211の両端にあるcontact212図形を基準に、2ndContact251、アクティブコンタクトレイア(以下「activeContact」と記す。)252がcontact212との最小重なり余裕を持つように構成される。
図10(f)に示されるカバー構造のデバイステンプレート206は、resistor211とcontact212図形を基準に、抵抗カバーレイア(以下「resCover」と記す。)262と、抵抗シールドレイア(以下「resSealed」と記す。)211が形成される。resCover262は、contact212図形との最小間隔とresistor211図形との最小重なり余裕によって形成され、resSealed261は、metal213と同一レイアの図形が、metal213の最小間隔とresistor211図形との最小重なり余裕によって形成される構造となっている。
抵抗デバイスの基本セルの構造は、以上のデバイステンプレートに従って定義され、プロセステクノロジーによってレイアウトパターンの形状が決定され、自動生成される。
図11は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイル22b(図2におけるデバイス構造定義ファイル22に相当する。)の内容の一例(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。
図11に示されるデバイス構造定義ファイル22bには、定義する基本セル名(deviceType=“Resistor”)と、デバイステンプレートの各レイア構造に割付けられたレイア名とが含まれる。レイア名の割付けは、デバイステンプレートに含まれるレイアに基づいて、当該基本セルのレイアウトパターン生成において必要となるレイアを指定し、プロセステクノロジー定義ファイル21から対応するレイア名を割付けることによって行われる。
図12(a)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブル31bの内容(レイア名及びその最小サイズなど)を示す図であり、図12(b)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブル32bの内容(抵抗デバイスの各レイアとそれらのレイア名)を示す図である。また、図13は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された抵抗デバイスのレイアウトパターン207を示す図である。図12(a)及び(b)並びに図13には、poly抵抗デバイスのレイアウトパターン自動生成例が示されている。なお、図12(a)及び(b)並びに図13における「POLY1」、「C2G1」、「MET1」、「RES1」、「RX1」、「RES2」、「NDIFF」、「C2AC」、「MET1」、及び「NVT」は、プロセステクノロジー定義テーブル31bとデバイス構造定義テーブル32bとを対応付けるレイア構成を示す記号としてのレイア名である。
基本セルのセル名(cell=poly)のレイアウトパターン生成処理においては、抵抗デバイスのデバイステンプレート(図10(a)乃至(f))に従って、基本構造、インプラ構造、ウェル構造、ガードリング構造、コンタクト構造、及び、カバー構造の順に、レイアウトパターンを生成していく。生成するレイアは、デバイス構造定義テーブル32bで定義されているデバイスのデバイステンプレートのレイア(resistor,contact,metal,recognition,impla,resCover,resealed等)である。生成される各レイアのサイズ及びレイア間の位置関係は、デバイステンプレート及びデバイス構造定義テーブル32bで定義されるレイアに対応する、レイア名(POLY1、C2G1等)及び作図基準(MinimumEnclosure等)の欄のサイズ(SIZE)をプロセステクノロジー定義テーブル31bから選択(例えば、サイズ‘n’,‘p’,‘r’〜‘x’等から選択)することによって決定される。また、ここでは、デバイス構造定義テーブル32bで定義されたレイアのみ生成し、定義されていないレイアは生成しない。なお、基本構造のレイアは定義必須となっている。
最初に、基本構造のresistor211、contact212、metal213、及びrecognition214のそれぞれを、プロセステクノロジー定義テーブル31bにおけるPOLY1、C2G1、MET1、及びRES1のレイア名にしたがって生成する。抵抗レイアであるPOLY1の生成図形の幅と長さは、以下の式(10)及び(11)で求める。ここで、MAX(…、…)は、括弧内の最大値を示す。
(抵抗レイアの幅)
=MAX(minResWidthの値‘XX’、POLY1レイアの最小幅‘p’)
…(10)
(抵抗レイアの長さ)
=MAX{(minResLengthの値‘L’)、
(MET1の最小間隔‘w’+MET1とC2G1との最小重なり余裕‘r’×2)、
(POLY1とC2G1との最小重なり余裕‘n’×2)}
…(11)
さらに、抵抗デバイスの場合は、この抵抗の幅と長さ、及び、プロセステクノロジー定義テーブルの単位抵抗(SheetResistor)の値‘R’から抵抗値を算出し、当該基本セルのパラメータに設定している。なお、作成するすべての図形サイズは、作図基準に違反しない最小のサイズを設定するようにしている。
次に、contact(C2G1レイア)212図形を、幅・高さともcontact(C2G1レイア)212の最小幅‘x’で生成する。そして、POLY1レイアの図形の幅・高さを以下の式(12)で求めた値で生成し、contact212図形の中心に配置する。
(contact212のPOLY1レイア図形の幅・高さ)
=(C2G1の最小幅‘x’)
+(POLY1とC2G1との最小重なり余裕‘n’×2) …(12)
次に、metal(MET1レイア)213の図形を、以下の式(13)で求めた値で生成し、contact212図形の中心に配置する。
(contactのMET1レイア図形の幅・高さ)
=(C2G1の最小幅‘x’)
+(MET1とC2G1との最小重なり余裕‘r’×2) …(13)
そして、作成したC2G1レイア、POLY1レイア、MET1レイアの図形をresistor(POLY1レイア)212の両端2箇所に、contact(C2G1レイア)212の図形が接するように配置する。
次に、recognition(RES1レイア)214の図形を以下の式(14)及び(15)で求めた値で生成し、POLY1レイア図形の中心に配置する。
(RES1レイア図形の長さ)=(抵抗レイアの長さ) …(14)
(RES1レイア図形の幅)
={抵抗レイアの幅+(RES1とPOLY1との最小重なり余裕‘u’×2)}
…(15)
次に、インプラ構造のimpla(RX1レイア)221を生成する。基準図形は、resistor211とcontact712上に配置したPOLY1図形で、それらの図形からRX1レイアとPOLY1レイアの最小重なり余裕‘s’分だけオーバーサイズした図形を生成し、resistor211図形の中心に当該impla221図形の中心が重なるように配置する。
次に、ウェル構造の図形、次いで、ガードリング構造の図形を生成する。基準図形はいずれもインプラ構造の場合と同様に、POLY1図形である。ウェル、第2ウェルのレイアは、POLY1図形との最小重なり余裕で生成される。また、ガードリング構造のguardringActive241、guardriogImpla242、guardringContact243、及び、guardringMetalは、guardringContactの最小幅、guardgingActiveとguardringContactの最小重なり余裕、guardringImplaとguardringActiveの最小重なり余裕、guardringImplaとguardringContactの最小重なり余裕、及び、metalとguardringContactの最小重なり余裕から、ガードリング用のパス図形が設定され、resistor図形の回りにresistorとの最小間隔だけ離して生成される。本デバイス構造定義例では、当該レイアが定義されていないため生成処理はスキップされる。
次に、コンタクト構造の図形を生成する。ここでの基準図形は、contact712図形で、生成するレイアとPOLY1との最小重なり余裕、及び当該contact712の最小幅を元に生成され、左右のcontact712図形の中心に配置される。本デバイス定義例では、当該レイアが定義されていないため生成処理はスキップされる。
最後に、カバー構造の図形を生成する。resSealed261は、resistor711上をmetalでシールドするか否かを指定するもので、基本構造のmetalを基準図形とする。生成するresSealed261のMET1図形の幅は、C2G1レイア上のMET1レイアの幅と同じにし、長さを以下の式(16)及び(17)で求めた値で生成し、その図形の左辺が左のcontactのMET1レイアの左辺と重なるよう配置する。
(シールド用MET1レイア図形の長さ)
=(抵抗レイアの長さ‘L’)
+(contact(C2G1)の最小幅‘x’)
−(MET1の最小間隔‘w’) …(16)
(シールド用MET1レイア図形の幅)=(contactのMET1レイア図形の幅)
…(17)
resCover262は、recognition214を基準図形とし、生成するRES2レイアの図形の幅と長さを以下の式(18)及び(19)で求めた値で生成し、recognition214であるRES1レイアの中心に配置する。
(RES2レイアの図形の幅)
=(RES1の幅)+(RES2とRES1との最小重なり余裕‘v’×2)
…(18)
(RES2レイアの図形の長さ)
=(RES1の長さ)−(RES2とRES1の最小突出‘t’×2) …(19)
これらの処理により、poly抵抗デバイスのレイアウトパターンが自動生成される。
次に、生成した抵抗デバイスの基本セルにパラメータを自動設定する。パラメータは、パラメータ名とその値からなり、当該パラメータが変更された場合に即座にレイアウトパターン生成処理が起動されるようにプログラムが構成されている。基本セルの生成時には、パラメータの値はプロセステクノロジー定義テーブル31bに設定されている最小値をデフォルトとして設定している。図14に、抵抗デバイスのレイアウトパターンのパラメータ41b例とその説明を示す。基本セルを使用してレイアウト設計を行なう場合には、配置された基本セルについて設定されているパラメータの値を変更することによって、レイアウトパターンの形状を変更することができる。ここで、抵抗算出タイプがResistance&Width(抵抗値とレイア幅を指定するタイプ)、及び、Resistance&Length(抵抗値とレイア高さを指定するタイプ)の場合で、Resistanceパラメータの値が変更された場合は、プロセステクノロジー定義テーブルの当該抵抗レイアのシート抵抗(SheetResistor)の値と、抵抗幅、又は、抵抗長から、抵抗長、又は、抵抗幅パラメータの値を自動算出して設定し、そのパラメータ値に従って当該抵抗デバイスのレイアウトパターンが自動変更される。
図15は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理(図2のステップST3)の一例を示すフローチャートである。以上に説明したように、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理ST3では、resistor図形生成(ステップST21)、contact図形生成(ステップST22)、metal図形生成(ステップST23)、recognition図形生成(ステップST24)、impla図形生成(ステップST25)、resCover図形生成(ステップST26)、resSealed図形生成(ステップST27)、及びパラメータ設定(ステップST28)によってレイアウトパターンを生成する。その後、パラメータ変更があれば(ステップST29)、パラメータが変更された図形から図形生成処理を行う。
以上に説明したように、第2の実施形態によれば、基本セルの製造に関するプロセステクノロジーに基づく作図基準を定義したプロセステクノロジー定義ファイル21から必要なデータを取得し、基本セルのデバイス構造を定義したデバイス構造定義ファイル22bから必要なデバイス構造データ32を取得し、デバイステンプレートに従って定義レイアの図形を自動生成していくことで、基本セルのレイアウトパターンが作図基準に違反することなく、自動生成することが可能となり、レイアウト設計の効率化を実現することができる。
また、抵抗値をプロセステクノロジーから自動算出すること、及び、抵抗値から抵抗図形の幅や高さを自動算出することで、パラメータ値の設定を容易にし、かつ、レイアウトが自動修正されることで、レイアウト設計の効率化を実現できる。
さらに、第2の実施形態によれば、異なるデバイス構造の基本セルのレイアウトパターン生成を、デバイス構造定義ファイル22bから取得するデバイス構造データ32を変更するだけで実現できるので、デバイス構造毎に専用のレイアウトパターン自動生成プログラムを作成しておく必要はなく、デバイス構造毎のプログラム開発が不要となったことから、各種デバイスのレイアウトパターンの早期生成を実現でき、結果的に、レイアウト設計の早期開始が可能となる。
さらにまた、新規プロセスを利用した際に発生する作図基準の変更に対しても、プロセステクノロジー定義ファイル31を変更し、抵抗の基本セルを再作成することでレイアウトパターンの自動変更が可能となり、レイアウトパターン変更の効率化を実現できる。
また、生成する抵抗の基本セルに各種パラメータを設定し、そのパラメータの値によって作図基準を満たしたレイアウトパターンが自動変更できるため、レイアウト変更工数が削減できる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態においては、レイアウトパターン生成対象の基本セルが容量デバイスである場合を説明する。第3の実施形態においては、第1又は第2の実施形態におけるレイアウトパターン生成方法と同様の方法により、抵抗デバイスのレイアウトパターンを自動生成又は自動変更できる。
第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法においては、先ず、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)の定義内容を容量デバイスのファイルに変更することで、容量デバイスのレイアウトパターンの生成に用いることができる。すなわち、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)に容量デバイスの基本セルのレイアウトパターンを構成するすべてのレイアに対し、レイアの作図基準、レイア間の作図基準、及び、容量レイアの単位容量(図3(g)欄の基本セルの単位容量を構成するレイア構造(AreaCapacitor))を作成する。
次に、デバイス構造定義ファイル(図2の符号22)には、すべてのプロセスを想定した容量デバイスのデバイステンプレートを元に、当該容量デバイスの基本セルを生成するレイアにプロセステクノロジー定義ファイルにおける対応するレイア名を割付け、容量デバイスのレイア構成を定義する。
図16(a)乃至(e)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。図16(a)乃至(e)に示されるように、デバイステンプレートには、容量デバイスのレイアウトパターン生成に必ず必要となる基本構造(図16(a))と、容量デバイスの種類に応じて必要となる各種構造(図16(b)乃至(e))とがある。
図16(a)に示される基本構造のデバイステンプレート301は、トップレイア(以下「top」と記す。)311と、ボトムレイア(以下「bottom」と記す。)312、コンタクト(以下「contact」と記す。)313と、メタルレイア(以下「metal」と記す。)314とから構成される。bottom312及びcontact313は、それぞれのレイアの最小幅で作成される。metal314は、contact313との最小重なり余裕によって決定される。bottom312の3辺の周りには、contact313とmetal314をcontact313の最小間隔で連続するパス図形で、contact313とbottom312との最小間隔で配置されている。top311は、その配置されたcontact313との最小重なり余裕の矩形を形成している。
図16(b)に示される3層容量構造のデバイステンプレート302では、top311を基準に、第3容量レイア(以下「3rdCap」と記す。)315がtop311との最小重なり余裕(3辺について)によって形成される。
図16(c)に示されるインプラ構造のデバイステンプレート303では、top311を基準に、impla316、2ndImpla317、及び容量カバー(以下「capCover」と記す。)322が、いずれもtop311との最小重なり余裕によって形成される。
図16(d)に示されるウェル構造のデバイステンプレート304では、top311を基準に、well318及び2ndWell319が、top311との最小重なり余裕によって形成される。
図16(e)に示されるコンタクト構造のデバイステンプレート305では、contact313を基準に、2ndContact320がcontact313との最小重なり余裕によって形成され、さらに、容量カバーレイア(以下「contactCover」と言う。)321がcontact313からの最小突出しと最小重なり余裕によって形成される構造となっている。
容量デバイスの基本セルの構造は、以上のデバイステンプレートに従って定義され、プロセステクノロジーによってレイアウトパターンの形状が決定され、自動生成される。
図17は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイル22c(図2におけるデバイス構造定義ファイル22に相当する。)の内容の一例(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。
図17に示されるデバイス構造定義ファイル22cには、定義する基本セル名(deviceType=“Capacitor”)と、デバイステンプレートの各レイア構造に割付けられたレイア名とが含まれる。レイア名の割付けは、デバイステンプレートに含まれるレイアに基づいて、当該基本セルのレイアウトパターン生成において必要となるレイアを指定し、プロセステクノロジー定義ファイル21から対応するレイア名を割付けることによって行われる。この定義されたレイアとその割付けられたレイア名、及び、そのレイア名に関するプロセステクノロジーの作図基準から、各種容量の基本セルのレイアウトパターンが生成されるようになる。
図18(a)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブル31cの内容(レイア名及びその最小サイズなど)を示す図であり、図18(b)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブル32cの内容(容量デバイスの各レイアとそれらのレイア名)を示す図である。また、図19は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された抵抗デバイスのレイアウトパターン306を示す図である。図18(a)及び(b)並びに図19には、容量デバイスのレイアウトパターン自動生成例が示されている。なお、図18(a)及び(b)並びに図19における「NDIFF」、「POLY1」、「C2AC」、「MET1」、「NVT」、「WELL」、及び「C2M2」は、プロセステクノロジー定義テーブル31cとデバイス構造定義テーブル32cとを対応付けるレイア構成を示す記号としてのレイア名である。
基本セルのセル名(cell=ncap3)のレイアウトパターン生成処理においては、容量デバイスのデバイステンプレート例(図16(a)乃至(e))である基本構造、3層容量構造、インプラ構造、ウェル構造、及びコンタクト構造の順にレイアウトパターンを生成していく。生成するレイアは、デバイス構造定義テーブル32cで定義されているデバイスのデバイステンプレートのレイア(top,bottom,contact,metal,impla,well,2ndContact等)である。生成される各レイアのサイズ及びレイア間の位置関係は、デバイステンプレート及びデバイス構造定義テーブル32cで定義されるレイアに対応する、レイア名(POLY1、C2G1等)及び作図基準(MinimumEnclosure等)の欄のサイズ(SIZE)をプロセステクノロジー定義テーブル31cから選択(例えば、サイズ‘ca’〜‘ch’,‘cj’,‘ck’‘cm’等から選択)することによって決定される。また、ここでは、デバイス構造定義テーブル32cで定義されたレイアのみ生成し、定義されていないレイアは生成しない。なお、基本構造のレイアは定義必須となっている。
最初に、基本構造のtop311、bottom312、contact313、及びmetal314をNDIFF、POLY1、C2AC、及びMET1のレイア名で生成する。容量レイアを形成するbottom図形のPOLY1レイアの幅と高さは、デバイス構造定義テーブル32cのminCapWidthの値‘cwh’と、プロセステクノロジー定義テーブル31cで定義されているPOLY1の最小幅‘cd’のいずれか大きい方の値で生成する。図19の例では、minCapWidthの値‘cwh’で生成する場合を説明する。contact313図形は、C2ACレイアであり、C2ACレイアの最小幅‘cwh’をその図形の幅と高さに設定する。metal314図形は、contact313図形との最小重なり余裕‘cd’分確保した幅で、contact313間隔が最小間隔‘cg’となるようなパス図形を形成し、bottom312図形の3辺の周りに、POLY1とC2ACの最小間隔‘cc’分だけ離して生成する。そして、top311図形のNDIFFレイアを、生成されたC2ACの辺から最小重なり余裕‘ca’分確保して生成する。
次に、3層容量構造の3rdCapをtop図形を基準に、その最小重なり余裕で生成するプロセスに移行するが、この例では3rdCapが定義されていないため生成を行なわない。
次に、インプラ構造のimpla316、2ndImpla320、及びcapCoverを、top図形を基準に、その最小重なり余裕で生成するプロセスに移行する。この例では、定義されているimpla316図形をNVTレイアで、NDIFFレイアとの最小重なり余裕‘ch’分確保して生成する。
次に、ウェル構造のwell318及び2ndWell図形を、top図形を基準に、その最小重なり余裕で生成するプロセスに移行する。この例では、定義されているwell図形を、WELLレイアで、NDIFFレイアとの最小重なり余裕‘cj’分確保して生成する。
最後に、コンタクト構造の2ndContact320及びcontactCoverをcontact図形を基準に生成するプロセスに移行する。2ndContact図形は、C2M2レイアで、C2ACとの最小重なり余裕‘ce’分確保して生成する。contactCoverは、contactとの最小重なり余裕と、contactCoverのcontactからの最小突出しによって生成するが、この例では定義されていないため生成しない。以上の処理により、容量デバイスのレイアウトパターンが自動生成される。
次に、生成した容量デバイスの基本セルにパラメータを自動設定する。パラメータは、パラメータ名とその値からなり、当該パラメータが変更された場合に即座にレイアウトパターン生成処理が起動されるようにプログラムが構成されている。基本セルの生成時には、パラメータの値はプロセステクノロジー定義テーブル31cに設定されている最小値をデフォルトとして設定している。図20に、容量デバイスのレイアウトパターンのパラメータ41c例とその説明を示す。基本セルを使用してレイアウト設計を行なう場合には、配置された基本セルについて設定されているパラメータの値を変更することによって、レイアウトパターンの形状を変更することができる。ここで、容量指定タイプがCapacitance&Width(容量値とレイア幅を指定するタイプ)、又は、Capacitance&Height(容量値とレイア高さを指定するタイプ)の場合で、capacitanceパラメータの値が変更された場合は、プロセステクノロジー定義テーブルの当該容量を形成するレイア間の単位容量(AreaCapacitor)の値から面積を求め、bottomの幅、又は、高さから、bottomの高さ、又は、幅のパラメータ値を自動算出して設定し、そのパラメータの値に従って当該容量デバイスのレイアウトパターンが自動変更される。
図21は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理(図2のステップST3)の一例を示すフローチャートである。以上に説明したように、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理ST3では、top図形生成(ステップST31)、bottom図形生成(ステップST32)、contact図形生成(ステップST33)、metal図形生成(ステップST34)、impla図形生成(ステップST35)、well図形生成(ステップST36)、2ndContact図形生成(ステップST37)、及びパラメータ設定(ステップST38)によってレイアウトパターンを生成する。その後、パラメータ変更があれば(ステップST39)、パラメータが変更された図形から図形生成処理を行う。
以上に説明したように、第3の実施形態によれば、基本セルの製造に関するプロセステクノロジーに基づく作図基準を定義したプロセステクノロジー定義ファイル21から必要なデータを取得し、基本セルのデバイス構造を定義したデバイス構造定義ファイル22cから必要なデバイス構造データ32を取得し、デバイステンプレートに従って定義レイアの図形を自動生成していくことで、基本セルのレイアウトパターンが作図基準に違反することなく、自動生成することが可能となり、レイアウト設計の効率化を実現することができる。
また、デバイス構造定義ファイルから生成するレイアを制御することで、異なるデバイス構造の基本セルのレイアウトパターンを、専用の自動生成プログラムを作成することなく、同一のレイアウトパターン生成処理のプログラムで実現できるため、プログラム開発工数は削減され、かつ、各種プロセスの基本セルのレイアウトパターンが新たにプログラム開発することなく早期に生成できことから、レイアウト設計の早期開始が可能となる。
さらに、新規プロセスを利用した際に発生する作図基準の変更に対しても、プロセステクノロジー定義ファイルを変更し、容量の基本セルを再作成することでレイアウトパターンの自動変更が可能となり、レイアウトパターン変更の効率化を実現できる。
さらにまた、生成する容量の基本セルに各種パラメータを設定し、そのパラメータの値によって作図基準を満たしたレイアウトパターンが自動変更できるため、レイアウト変更工数が削減できる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態においては、レイアウトパターン生成対象の基本セルがインダクタデバイスである場合を説明する。第4の実施形態においては、第1乃至第3の実施形態におけるレイアウトパターン生成方法と同様の方法により、インダクタデバイスのレイアウトパターンを自動生成又は自動変更できる。
第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法においては、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)の定義内容をインダクタデバイスのファイルに変更することで、インダクタデバイスのレイアウトパターンの生成に用いることができる。すなわち、プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)にインダクタデバイスの基本セルのレイアウトパターンを構成するすべてのレイアに対し、レイアの作図基準、レイア間の作図基準の基本セルのインダクタを構成するレイア構造を作成する。
プロセステクノロジー定義ファイル(図2の符号21)にインダクタデバイスの基本セルのレイアウトパターンを構成するレイアの作図基準を追加作成する。インダクタデバイスは、その渦巻状パターンとして、四角形状、八角形状、及び円形状の3つの形状タイプが存在し、デバイス構造定義ファイル(図2の符号22)は、インダクタデバイスの形状タイプとインダクタ形成に用いるレイア名、インダクタパラメータである巻数、内径、及び、インダクタ幅、インダクタ間隔の初期値を定義している。インダクタのデバイス構造定義ファイルの定義内容例を図23に、インダクタデバイスの形状タイプ例を図22(a)乃至(c)に示す。
インダクタデバイスは、inductor412のインダクタ幅を持った配線(以下「パス図形」と言う。)で作成される。パス図形の中心線は、各タイプによって形状が異なる。
デバイステンプレートが四角形状(図22(a))の場合の中心線411は、最も内側の四角形の1辺がインダクタの内径で、そのすぐ外側の四角形の中心線との間隔は、
{(インダクタの幅)+(インダクタ間隔)}
となる。インダクタの幅と間隔は、デバイス構造定義フアイルに定義されている値を用いる。
パス図形の中心線は、内側の四角形の開始点413から時計回りに頂点を求め、外側の四角形への乗り換えは、上辺部分を延長し外側の四角形と交差する個所(乗換え部分)414で行なわれ、インダクタの巻数分生成される。巻数は、0.25回を単位とする。
デバイステンプレートが八角形状(図22(b))の場合の中心線は、最も内側の八角形の底辺と上辺の間隔がインダクタの内径となる八角形の中心線423で、そのすぐ外側の八角形の中心線との間隔は、
{(インダクタの幅)+(インダクタ間隔)}
となる。パス図形の中心線は、内側の八角形の開始点425から時計周りに頂点を求める。外側の八角形への乗り換えは、当該八角形を右に
{(インダクタの幅)+(インダクタ間隔)}
分シフトした図形を想定し、上辺部分をそのシフトした八角形の、上辺まで延長した頂点(乗換え部分)424と次の頂点を経由して乗り換え、その後の頂点は外側の八角形の頂点として、インダクタ巻数分生成される。
デバイステンプレートが円形状(図22(c))の場合の中心線は、最も内側の円の左側の直径をインダクタの内径とする左半円弧431と、
{(左半円弧の直径)+(インダクタの幅)+(インダクタ間隔)}
を直径とする右半円弧432とを、円の上部が接する(接合点)433ようにしたものをパス図形の中心線とし、その中心線との間隔が、
{(インダクタの幅)+(インダクタ間隔)}
となる半円弧を左右に生成し上部で結合し、開始点434から時計回りに、インダクタ巻数分生成される。
図23は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイル22d(図2におけるデバイス構造定義ファイル22に相当する。)の内容の一例(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。
図23に示されるデバイス構造定義ファイル22dには、定義する基本セル名(deviceType=“Inductor”)と、デバイステンプレートの各レイア構造に割付けられたレイア名とが含まれる。レイア名の割付けは、デバイステンプレートに含まれるレイアに基づいて、当該基本セルのレイアウトパターン生成において必要となるレイアを指定し、プロセステクノロジー定義ファイル21から対応するレイア名を割付けることによって行われる。この定義されたレイアとその割付けられたレイア名、及び、そのレイア名に関するプロセステクノロジーの作図基準から、各種容量の基本セルのレイアウトパターンが生成されるようになる。
図24(a)は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブル31dの内容(レイア名及びその最小サイズなど)を示す図であり、図24(b)は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブル32dの内容(インダクタデバイスの各レイアとそれらのレイア名)を示す図である。また、図25は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたインダクタデバイスのレイアウトパターン404を示す図である。図24(a)及び(b)並びに図25には、octinductorインダクタデバイスのレイアウトパターン自動生成例が示されている。
基本セルのセル名(cell=octinductor)のレイアウトパターン生成処理では、デバイス構造定義テーブルの内容に従って、インダクタのレイアウトパターンを生成する。この例では、形状タイプが八角形で、インダクタレイア名がMET1、インダクタ幅が‘dw’、インダクタの内径が‘dl’、巻数が2.5回となっている。インダクタの間隔は、定義されていないため、プロセステクノロジー定義テーブルのMET1レイアの最小間隔‘ds’となる。
また、インダクタの幅は、プロセステクノロジー定義テーブル31dのMET1レイアの最小幅より大きいこと、及び、インダクタの内径が
{(MET1の最小幅)+(最小間隔)}
より大きいことをチェックし、小さい場合は、プロセステクノロジー定義テーブルの値から算出した値としている。
インダクタのパス図形の中心線の頂点座標を算出し、その頂点座標をたどるパス図形を生成することでレイアウトパターンが生成される。
先ず、高さがインダクタの内径‘dl’の最も内側にある八角形の頂点を求める。そして、その周りに中心線との間隔が
{(インダクタ幅)+(インダクタの間隔)}
を持つように八角形の中心線423の頂点P1〜P7、P10〜P12を、順次巻数分求めておく。
次に、上記八角形の中心線を右に
{(インダクタの間隔‘ds’)+(インダクタ幅‘dw’)}
シフトした中心線451の頂点P8〜P9を求める。
そして、内側の八角形から、その中心線の頂点P1〜P4で0.25巻、頂点P5〜P7で0.5巻、シフトした八角形の中心線の頂点P8〜P9、そして、その外側の中心線の頂点P10で0.75巻、頂点P12、P1で1巻と、巻数分の頂点までを結ぶパス図形を生成することで、インダクタのレイアウトパターンを生成する。
次に、生成したインダクタの基本セルにパラメータを自動設定する。パラメータは、パラメータ名とその値からなり、当該パラメータが変更された場合に即座にレイアウトパターン生成処理が起動されるようにプログラムが構成なっている。基本セルの生成時には、パラメータの値はデフォルトを設定している。図26に、インダクタデバイスのレイアウトパターンのパラメータ41d例とその説明を示す。パラメータを変更することで設定したプログラムが起動され、レイアウト生成処理が実行されてレイアウトパターンを自動変更することができる。
図27は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法(デバイステンプレートが八角形の場合)におけるレイアウトパターン生成処理(図2のステップST3)の一例を示すフローチャートである。以上に説明したように、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理ST3では、最も内側にある八角形の中心線の頂点を求め(ステップST41)、外側の八角形の中心線の頂点を巻数分求め(ステップST42)、中心線を右にシフトして頂点を求め(ステップST43)、内側の八角形、シフトした中心線の頂点から1つ外側の中心線の頂点、1つ外側の中心線の頂点の順にパス図形を生成し(ステップST44)、パラメータ設定(ステップST45)によってレイアウトパターンを生成する。その後、パラメータ変更があれば(ステップST46)、再度図形生成処理を行う。
以上に説明したように、第4の実施形態によれば、基本セルの製造に関するプロセステクノロジーに基づく作図基準を定義したプロセステクノロジー定義ファイル21から必要なデータを取得し、基本セルのデバイス構造を定義したデバイス構造定義ファイル22dから必要なデバイス構造データ32を取得し、デバイステンプレートに従って定義レイアの図形を自動生成していくことで、基本セルのレイアウトパターンが作図基準に違反することなく、自動生成することが可能となり、レイアウト設計の効率化を実現することができる。
また、デバイス構造定義ファイル22dの形状タイプなど各種パラメータを制御することで、異なる形状のインダクタのレイアウトパターンが自動生成できる。
さらに、新規プロセスを利用した際に発生する作図基準の変更に対しても、プロセステクノロジー定義ファイル21、及び、デバイス構造定義ファイル22dを変更し、インダクタの基本セルを再作成することでレイアウトパターンの自動変更が可能となり、レイアウトパターン変更の効率化を実現できる。
さらにまた、生成するインダクタの基本セルに各種パラメータを設定し、そのパラメータの値によって作図基準を満たしたレイアウトパターンへ自動変更できるため、レイアウト変更工数が削減できる。
本発明の第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法を実施する装置(すなわち、第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成装置)の構成を概略的に示すブロック図である。 第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法を示すフローチャートを含む説明図である。 第1乃至第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義ファイルの内容(プロセステクノロジー定義の例)を示す図である。 (a)乃至(e)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 (a)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブルの内容(レイア名及びその最小サイズなど)を示す図であり、(b)は、第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブルの内容(トランジスタデバイスの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたトランジスタデバイスのレイアウトパターンを示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたトランジスタデバイスのレイアウトパターンのパラメータを示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理を示すフローチャートである。 (a)乃至(f)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 (a)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブルの内容(レイア名及び最小サイズなど)を示す図であり、(b)は、第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブルの内容(抵抗デバイスの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された抵抗デバイスのレイアウトパターンを示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された抵抗デバイスのレイアウトパターンのパラメータを示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理を示すフローチャートである。 (a)乃至(e)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 (a)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブルの内容(レイア名、最小サイズ、及び容量値など)を示す図であり、(b)は、第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブルの内容(容量デバイスの各レイア構造のレイア名又はサイズなど)を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された容量デバイスのレイアウトパターンを示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成された容量デバイスのレイアウトパターンのパラメータを示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理を示すフローチャートである。 (a)乃至(c)は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの例)を示す図である。 第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義ファイルの内容(デバイステンプレートの各レイア構造のレイア名)を示す図である。 (a)は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるプロセステクノロジー定義テーブルの内容(レイア名及び最小サイズなど)を示す図であり、(b)は、第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法において用いられるデバイス構造定義テーブルの内容(インダクタデバイスの各レイア構造のレイア名及びサイズなど)を示す図である。 第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたインダクタデバイスのレイアウトパターンを示す図である。 第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法によって生成されたインダクタデバイスのレイアウトパターンのパラメータを示す図である。 第4の実施形態に係るレイアウトパターン生成方法におけるレイアウトパターン生成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 データ処理部、
2 定義ファイル格納部、
3 記憶部、
4 レイアウトパターン格納部、
5 操作入力部、
6 表示部、
7 プログラム、
8 インストール用プログラムを記録した情報記録媒体、
21,21a,21b,21c,21d プロセステクノロジー定義ファイル、
22,22a,22b,22c,22d デバイス構造定義ファイル、
31,31a,31b,31c,31d プロセステクノロジー定義テーブル、
32 デバイス構造定義データ(デバイステンプレート及びデバイス構造定義テーブルテーブル)、
32a,32b,32c,32d デバイス構造定義テーブル、
41 生成されたレイアウトパターンデータ、
41a,41b,41c,41d 生成されたレイアウトパターンのパラメータ、
101〜105 トランジスタデバイスのデバイステンプレート、
106 トランジスタデバイスのレイアウトパターン、
111 ゲートレイア(gate)、
112 アクティブレイア(active)、
113 コンタクトレイア(contact)、
114 メタルレイア(metal)、
121 インプラレイア(impla)、
122 第2インプラレイア(2ndImpla)、
131 ウェルレイア(well)、
132 第2ウェルレイア(2ndWell)、
141 ドレインカバーレイア(drainCover)、
142 ソースカバーレイア(sourceCover)、
143 第2ソースカバーレイア(2ndSourceCover)、
144 ゲートカバーレイア(gateCover)、
151 第2コンタクトレイア(2ndContact)、
152 コンタクトカバーレイア(contactCover)、
201〜206 抵抗デバイスのデバイステンプレート、
207 抵抗デバイスのレイアウトパターン、
211 レジスタレイア(resistor)、
212 コンタクトレイア(contact)、
213 メタルレイア(metal)、
214 抵抗認識レイア(recognition)、
221 インプラレイア(impla)、
222 第2インプラレイア(2ndImpla)、
231 ウェルレイア(well)、
232 第2ウェルレイア(2ndWell)、
241 ガードリング用アクティブレイア(gurardringActive)、
242 ガードリング用インプラレイア(gurardringImpla)、
243 ガードリング用コンタクトレイア(gurardringContact)、
244 メタルレイア(metal)、
251 第2コンタクトレイア(2ndContact)、
252 アクティブコンタクトレイア(activeContact)、
261 抵抗シールドレイア(resSealed)、
262 抵抗カバーレイア(resCover)、
301〜305 容量デバイスのデバイステンプレート、
306 容量デバイスのレイアウトパターン、
311 トップレイア(top)、
312 ボトムレイア(bottom)、
313 コンタクトレイア(contact)、
314 メタルレイア(metal)、
315 第3容量レイア(3rdCap)、
316 インプラレイア(impla)、
317 第2インプラレイア(2ndImpla)、
318 ウェルレイア(well)、
319 第2ウェルレイア(2ndWell)、
320 第2コンタクトレイア(2ndContact)、
321 コンタクトカバーレイア(contactCover)、
322 容量カバーレイア(capCover)、
401〜403 インダクタデバイスのデバイステンプレート、
404 インダクタデバイスのレイアウトパターン、
411 中心線、
412 インダクタレイア(inductor)、
413 開始点、
423 中心線、
424 乗換え部分、
425 開始点、
431 左半円弧の中心線、
432 右半円弧の中心線、
433 接合点、
434 開始点、
451 シフト中心。

Claims (23)

  1. 半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するレイアウトパターン生成方法であって、
    半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持するステップと、
    半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持するステップと、
    前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するステップと
    を有することを特徴とするレイアウトパターン生成方法。
  2. 前記プロセステクノロジー定義テーブルが、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアの最小幅、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成するレイア間の最小間隔、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成し、重なり合う部分を有するレイア同士の位置関係、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの単位抵抗を構成するレイア構造、及び
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの単位容量を構成するレイア構造
    の中の1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のレイアウトパターン生成方法。
  3. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、トランジスタデバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、イオンインプランテーション構造、ウェル構造、端子カバー構造、及びコンタクト構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  4. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、抵抗デバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、イオンインプランテーション構造、ガードリング構造、コンタクト構造、及びカバー構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  5. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、容量デバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、3つのレイア層からなる構造、イオンインプランテーション構造、ウェル構造、及びコンタクト構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  6. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、インダクタデバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造を定義可能なデバイステンプレートが、渦巻状パターン構造を有し、
    前記デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータが、前記渦巻状パターンの種類を特定するデータ、前記渦巻状パターンの巻数、前記渦巻状パターンの内径、並びに、前記渦巻状パターンの幅及び間隔を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  7. 前記渦巻状パターンは、四角形状、八角形状、及び円形状のいずれかであることを特徴とする請求項6に記載のレイアウトパターン生成方法。
  8. 前記レイアウトパターンを生成するステップにおいて生成されたレイアウトパターンに基づいて、該レイアウトパターンを制御するためのパラメータを生成して保持し、
    前記パラメータを変更することによって、前記保持されているレイアウトパターンを変更可能とする
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  9. 前記プロセステクノロジー定義ファイルに定義されたプロセステクノロジーが変更又は追加されたときに、プロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する前記ステップからレイアウトパターンを生成する前記ステップまでを再度実行することを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  10. 前記デバイス構造定義ファイルに定義されたデバイス構造に関するデータが変更又は追加されたときに、デバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持する前記ステップと、前記レイアウトパターンを生成する前記ステップとを再度実行することを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成方法。
  11. 半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するレイアウトパターン生成装置であって、
    半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルを格納するプロセステクノロジー定義ファイル格納手段と、
    前記プロセステクノロジー定義ファイルから取得されたレイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータをプロセステクノロジー定義テーブルとして保持するプロセステクノロジー定義テーブル記憶手段と、
    半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルを格納するデバイス構造定義ファイル格納手段と、
    前記デバイス構造定義ファイルから取得された、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを、デバイス構造データとして保持するデバイス構造データ記憶手段と、
    前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成するデータ処理手段と
    を有することを特徴とするレイアウトパターン生成装置。
  12. 前記プロセステクノロジー定義テーブルが、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアの最小幅、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成するレイア間の最小間隔、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成し、重なり合う部分を有するレイア同士の位置関係、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの単位抵抗を構成するレイア構造、及び
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの単位容量を構成するレイア構造
    の中の1つ以上を含むことを特徴とする請求項11に記載のレイアウトパターン生成装置。
  13. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、トランジスタデバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、イオンインプランテーション構造、ウェル構造、端子カバー構造、及びコンタクト構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  14. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、抵抗デバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、イオンインプランテーション構造、ガードリング構造、コンタクト構造、及びカバー構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  15. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、容量デバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が、3つのレイア層からなる構造、イオンインプランテーション構造、ウェル構造、及びコンタクト構造の中の1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  16. 前記レイアウトパターン生成対象の基本セルが、インダクタデバイスであり、
    前記レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造を定義可能なデバイステンプレートが、渦巻状パターン構造を有し、
    前記デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータが、前記渦巻状パターンの種類を特定するデータ、前記渦巻状パターンの巻数、前記渦巻状パターンの内径、並びに、前記渦巻状パターンの幅及び間隔を含む
    ことを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  17. 前記渦巻状パターンは、四角形状、八角形状、及び円形状のいずれかであることを特徴とする請求項16に記載のレイアウトパターン生成装置。
  18. 前記データ処理手段により生成された前記レイアウトパターンと、該レイアウトパターンを制御するためのパラメータとを保持するレイアウトパターン格納手段をさらに有し、
    前記データ処理手段に前記パラメータの変更指示が入力されたときに、前記レイアウトパターン格納手段に保持されているレイアウトパターンを変更する
    ことを特徴とする請求項11から17までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  19. 前記プロセステクノロジー定義ファイルに定義されたプロセステクノロジーが変更又は追加されたときに、前記データ処理手段が、プロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する処理からレイアウトパターンを生成する処理までを再度実行することを特徴とする請求項11から18までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  20. 前記デバイス構造定義ファイルに定義されたデバイス構造に関するデータが変更又は追加されたときに、前記データ処理手段が、デバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持させる処理と、前記レイアウトパターンを生成する処理とを再度実行することを特徴とする請求項11から19までのいずれかに記載のレイアウトパターン生成装置。
  21. コンピュータに、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成させるプログラムであって、
    半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する処理と、
    半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持する処理と、
    前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  22. コンピュータに、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    半導体集積回路の製造に用いられるプロセステクノロジーに関するデータを定義したプロセステクノロジー定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルを構成する各レイアのプロセステクノロジーに関するデータを取得してプロセステクノロジー定義テーブルとして保持する処理と、
    半導体集積回路を構成する基本セルの種類毎に決められたデバイス構造に関するデータを定義したデバイス構造定義ファイルから、レイアウトパターン生成対象の基本セルの各レイアの構造が定義可能なデバイステンプレートと該デバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造に関するデータとを取得してデバイス構造データとして保持する処理と、
    前記デバイス構造データとして保持されたデバイステンプレートに従って定義された各レイアの構造を、前記プロセステクノロジー定義テーブルの中の対応するレイアのプロセステクノロジーに関するデータに基づいて決定することによって、半導体集積回路を構成する基本セルのレイアウトパターンを生成する処理と
    を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  23. 請求項1に記載のレイアウトパターン生成方法によって生成されたレイアウトパターンを用いて半導体集積回路のレイアウトを設計するステップと、
    前記設計されたレイアウトに基づいて半導体基板に半導体集積回路を形成するステップと
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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