JP2009053763A - ダミーパターン配置装置、ダミーパターン配置方法 - Google Patents

ダミーパターン配置装置、ダミーパターン配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チップエリア上のそれぞれのエリアに最適なダミーパターンサイズとダミーパターン配置の指定をEB演算にて複数種類行う。
【解決手段】EBデータをエリアAとエリアA以外に分ける。エリアAをあるアルゴリズムを持たせた認識層で覆い、認識層で覆われた部分(認識層A)とそれ以外の部分とに区別する。エリアAに対して同一のダミーパターンを配置するにはエリアAに対するダミーパターン発生始点を統一すれば良い。また、エリアAが回転を持った状態で配置された場合でもエリアA内のダミーパターン配置を同一にするにはエリアAの角のどこが始点となっても同一のダミーパターンが配置される認識層を作成する。認識層において、ダミーパターンの形状及び間隔値はX方向、Y方向共に同値であり、認識層AのサイズはX方向、Y方向共に((ダミーパターンのサイズ+間隔値)の倍数)+ダミーパターンサイズで算出される。
【選択図】図13A

Description

本発明は、ダミーパターン配置装置に関し、特に半導体集積回路の設計工程に用いられるダミーパターン配置装置に関する。
本発明について説明する前に、まず、ダミーパターンについて説明する。
図1A,図1B,図1Cは、ダミーパターンの必要性を解説する図である。
図1Aは、一般的なMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)トランジスタのレイアウト図を示す。
エリア101は、ゲート102と、拡散層103を含む。エリア101は、素子を形成するゲート102、拡散層103の出来上がり形状を高精度に保ちたいエリアである。エリア101をエリアAとする。ここでは、エリアAは特筆しない限り基本的に矩形であるものとする。
図1Bは、素子形成後の平面図を示す。
微細化が進むにつれて均一な加工精度が得られず、図に示すように拡散工程後のエリアAに当たる部分であるエリアA104には、ゲート105、拡散層106の様になり、例えば拡散層106の出来上がり形状は本来期待している形状107より小さい形状が作成されてしまう。
平坦化を行うためCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)工程により研摩するが、削り量のばらつきを抑えるためには、エリアAに当たる部分のデータ密度を揃える必要がある。
図1Cは、対策を行ったMOSトランジスタのレイアウト図を示したものである。
図に示すように、エリアAに当たる部分であるエリアA108に対して、ゲート109及び設計上の拡散層110の周辺に密度の均一化を図るためのパターン111を配置する。この場合、パターン111は拡散層110と同工程のパターンである。
同様に、ゲート工程においてもデータ密度の不均一によってエッチング量がばらつき、所望の形状を得られない問題がある。そのために、密度の均一化を図るためのパターンを同様に配置する必要がある。
ここで、データ密度が粗な部分に同工程の任意に配置される素子、配線以外の形状パターンを「ダミーパターン」と言う。パターン111はダミーパターンである。
ダミーパターンを配置する際の手法として、EB演算が知られている。
EB演算では、EBデータ(Electron Beam Exposure Data:電子ビーム描画データ)を生成する。例えば、LSI(Large Scale Integration)のフォトマスク作成用のEBデータは、設計者がCAD(Computer Aided Design)によって作成したレイアウトデータを変換して生成する。
図2は、一般的なEB演算を使用した場合のダミーパターン配置始点を説明するための図である。
一般的なEB演算では、定められたエリアA201に対してダミーパターンを発生させる場合、始点となる部分は図2に示す左下点202を始点として発生させるのが通常である。
図3は、EB演算においてダミーパターンをレイアウト配置する一般的な方法を示す。
一般的に本来必要な素子301をレイアウトした後、最終的にEB出荷時に用いるプログラムによって隙間領域へ同一工程層で作成されるダミーパターン302を配置する。ここでは、このEB出荷時に用いるプログラムを、EB演算と呼ぶ。
EB演算での処理は通常以下の様に行われる。
(1)ダミーパターンのX方向303、Y方向304のサイズを指定する。ダミーパターン302は、指定されたサイズのダミーパターン形状を示すものである。
(2)ダミーパターンを配置するデータの左下305を始点としX方向配置間隔306、Y方向配置間隔307を指定する。
(3)素子を形成している形状からはある一定の間隔308を保つ、素子301に対しても指定された間隔を保ちダミーパターンの発生は行わない。
図4Aは、一般的なEB演算によるダミーパターン配置を採用したレイアウトフローである。以降、関連手法1と称する。
(1)ステップS401
単体部品を作成するための回路情報を参照する。
(2)ステップS402
単体部品を作成するための回路情報に基づいて単体部品を作成する。
(3)ステップS403
チェックにより単体部品の形状に問題が無いかの判断を行う。単体部品の形状に問題があれば、単体部品を再作成する。
(4)ステップS404
単体部品の形状に問題が無ければ、機能ブロックを作成するための回路情報を参照する。
(5)ステップS405
機能ブロック作成工程において、機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて機能ブロックを作成する。
(6)ステップS406
作成された機能ブロックに対し、チェックにより機能ブロックの形状に問題が無いかの判断を行う。機能ブロックの形状に問題があれば、機能ブロック作成工程に戻り機能ブロックを再作成する。
(7)ステップS407
機能ブロックの形状に問題が無ければ、1chip(チップ)レイアウトを作成するための回路情報を参照する。
(8)ステップS408
1chipレイアウト工程において、1chipレイアウトを作成するための回路情報に基づいて1chipレイアウトを作成する。
(9)ステップS409
作成された1chipレイアウトに対し、チェックにより1chipレイアウトの形状に問題が無いかの判断を行う。1chipレイアウトの形状に問題があれば、1chipレイアウト工程に戻り、1chipレイアウトを再作成する。
(10)ステップS410
1chipレイアウトの形状に問題が無ければ、GDSデータ→EBデータ変換工程で、GDS(General Data Stream)データからEBデータへの変換処理を行う。
(11)ステップS411
ダミーパターン配置仕様の情報を参照する。
(12)ステップS412
GDSデータ→EBデータ変換工程で処理されたデータに対し、ダミーパターン配置工程でダミーパターン配置仕様の情報に基づいてダミーパターンを配置する。
(13)ステップS413
作成されたダミーパターン配置に対し、チェックによりダミーパターン形状に問題が無いか判断を行う。ダミーパターン形状に問題があれば、GDSデータ→EBデータ変換工程まで戻り再度変換処理し、前述した処理と同様にダミーパターンを再配置する。
(14)ステップS414
ダミーパターン形状に問題が無ければ、EB出荷である出荷工程でEBデータとして出荷する。
図4Bは、関連手法1と異なる方法のレイアウトフローである。以降、関連手法2と称する。
関連手法2では、1chipレイアウトのチェック工程が関連手法1と異なる。具体的には、ダミーパターン配置工程と、GDSデータ→EBデータ変換工程の順序が入れ替わる。従って、図4Aに示すステップS408までは関連手法1と同様に行い、ステップS408から、以下に説明するステップS415以降の処理に移行する。
(15)ステップS415
1chipレイアウトチェックを行う。ステップS415までの流れは、図4AのステップS401〜ステップS408と同様である。
(16)ステップS416
1chipレイアウトチェック後、ダミーパターン配置仕様を参照する。
(17)ステップS417
ダミーパターン配置工程において、ダミーパターン配置仕様に基づいてダミーパターンを配置する。
(18)ステップS418
その後、GDSデータ→EBデータ変換工程で、GDSデータからEBデータへの変換処理を行う。
(19)ステップS419
チェックによりダミーパターン形状に問題が無いかチェックを行う。ダミーパターン形状に問題があれば、ダミーパターン配置工程まで戻り前述した処理と同様にダミーパターンを再配置する。
(20)ステップS420
ダミーパターン形状に無ければEB出荷である出荷工程でEBデータとして出荷する。
ここでは、以後、図4Aのフローに基づいて説明を行う。
これまではある程度の密度を確保できればラフなダミーパターン配置で問題なかったが、近年は形状の微細化が進み出来上がりの高い精度が求められる様になってきた。また、ダミーパターンの形状により素子の出来上がり形状が左右されるため、ダミーパターン配置についても出来上がり精度を考慮した仕様が求められる様になってきた。
しかし、同一性能が要求される複数の同一形状パターンにおいては、同じ形状の素子に対してその周辺に配置されたダミーパターンの形状が異なった場合、素子の出来上がり形状は異なってしまい、同じトランジスタ特性を出す事が出来ない。従って、同じ形状を持ち且つ厳しい精度を求められる素子の周辺には同形状のダミーパターン配置が求められる。
図5に示すように、チップエリア501内の同じ形状をもつ素子(素子502,素子503)の周辺をエリアA(エリアA504,エリアA505)とした時、各々のエリアA(エリアA504,エリアA505)内には同形状のダミーパターン配置が求められる。
この時、エリアAであるエリアA504,エリアA505のサイズは同じである。また、各々のエリアA内の素子502,素子503の配置方向は同じである。
一般的なEB演算によるダミーパターン配置を採用したレイアウトフロー(図4Aの関連手法1)を行った場合、ダミーパターンの発生始点がダミーパターンを発生したいエリアの左下点506に固定される。
チップエリア501にダミーパターンを必要とする複数のエリアA(エリアA504,エリアA505)が存在した場合、それぞれのエリアA内のダミーパターン形状はダミーパターン発生始点がエリアの左下点506となり、チップエリア501全体に対して発生させるため、異なる複数のエリアA(エリアA504,エリアA505)の位置とダミーパターン発生始点との関係は同一でなくなり同形状のダミーパターン配置とならなくなってしまう。そのため、素子502,素子503の周辺に配置されるダミーパターンは同一の配置とならない。
図6は、前述した問題点を説明するための関連手法1のレイアウトフローを用いた場合の問題点の説明の図である。
拡散層601,ゲート602は図5で示す素子502に相当する。拡散層603,ゲート604は図5で示す素子503に相当する。拡散層601,拡散層603はダミーパターン605と同一工程である。
ここで、ダミーパターン605は、図5で示す発生始点506を基準として定められた間隔で配置されるため、図5で示すエリアA504に存在する素子502の周辺のダミーパターン配置の関係は、図6の間隔606、間隔607のような間隔を保ったものとなるが、図5で示すエリアA505に存在する素子503の周辺のダミーパターン配置との関係は同一となるとは限らない。
例えば、図6で示す間隔608、間隔609のような間隔を保ったものが配置され、図5に示すエリアA504とエリアA505に存在する素子502と素子503の周辺のダミーパターン配置は異なったものとなってしまう。従って、各々のエリア内に存在する素子の出来上がり形状が異なり、同一のトランジスタ特性を期待する事が出来なくなる。
また、図7に、各々のエリアAが回転を持って配置された場合のレイアウト図を示す。
チップエリア701は、チップエリアを示す。左下点702は、ダミーパターン発生始点である。エリアA703及びエリアA704は、ダミーパターン発生エリアAを示す。素子705及び素子706は、各々のダミーパターン発生エリアA内に存在する素子を示す。図7における例は、ダミーパターン発生エリアAの各々の関係が90度回転された配置の例である。
図8は、前述の図6で説明した問題点の発生理由と同様に、各々のダミーパターン発生エリアAに存在する素子との関係を示したレイアウト図である。
図7で示すように、回転されたダミーパターン発生エリアA内の素子とダミーパターンとの関係は、「図7の素子705に相当する拡散層802及びゲート803」と「周辺に配置されたダミーパターン805のうち最も近いもの」との間隔が「間隔801,間隔804」になる「第1のエリア」と、「図7の素子706に相当する拡散層807及びゲート808」と「周辺に配置されたダミーパターン810のうち最も近いもの」との間隔が「間隔806,間隔809」になる「第2のエリア」になり、同様に各々のエリアに存在する素子とダミーパターンとの配置関係が異なったものとなってしまう。
関連手法1によるダミーパターンの配置の問題を回避したものが、以下に説明する関連手法2である。
図9A,図9Bは、周知技術である「エリアA内のダミーパターン形状を同一とするためにレイアウト作成の段階でエリアA内のみのダミーパターンを作成し、エリアA内に配置する」レイアウトフローを示したものである。これを関連手法2とする。
(1)ステップS901
単体部品を作成するための回路情報を参照する。
(2)ステップS902
単体部品を作成するための回路情報に基づいて単体部品を作成する。
(3)ステップS903
チェックにより単体部品の形状に問題が無いかの判断を行う。単体部品の形状に問題があれば、単体部品を再作成する。
(4)ステップS904
単体部品の形状に問題が無ければ、機能ブロックを作成するための回路情報を参照する。
(5)ステップS905
機能ブロック作成工程において、機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて機能ブロックを作成する。
(6)ステップS906
作成された機能ブロックに対し、チェックにより機能ブロックの形状に問題が無いかの判断を行う。機能ブロックの形状に問題があれば、機能ブロック作成工程に戻り機能ブロックを再作成する。
(7)ステップS907
機能ブロックの形状に問題が無ければ、特定領域のダミーパターン配置仕様の情報を参照する。
(8)ステップS908
機能ブロック作成工程で処理されたデータに対し、ダミーパターン配置工程で特定領域のダミーパターン配置仕様の情報に基づいてダミーパターンを配置する。
(9)ステップS909
作成されたダミーパターン配置に対し、チェックによりダミーパターン形状に問題が無いか判断を行う。ダミーパターン形状に問題があれば、GDSデータ→EBデータ変換工程まで戻り再度変換処理し、前述した処理と同様にダミーパターンを再配置する。
(10)ステップS910
ダミーパターン形状に問題が無ければ、1chipレイアウトを作成するための回路情報を参照する。
(11)ステップS911
1chipレイアウト工程において、1chipレイアウトを作成するための回路情報に基づいて1chipレイアウトを作成する。
(12)ステップS912
作成された1chipレイアウトに対し、チェックにより1chipレイアウトの形状に問題が無いかの判断を行う。1chipレイアウトの形状に問題があれば、1chipレイアウト工程に戻り、1chipレイアウトを再作成する。
(13)ステップS913
1chipレイアウトの形状に問題が無ければ、GDSデータ→EBデータ変換工程で、GDSデータからEBデータへの変換処理を行う。
(14)ステップS914
特定領域外ダミーパターン配置仕様の情報を参照する。なお、特定領域外とは、先に述べた特定領域以外の領域を示す。
(15)ステップS915
GDSデータ→EBデータ変換工程で処理されたデータに対し、ダミーパターン配置工程で特定領域外ダミーパターン配置仕様の情報に基づいてダミーパターンを配置する。
(16)ステップS916
作成されたダミーパターン配置に対し、チェックによりダミーパターン形状に問題が無いか判断を行う。ダミーパターン形状に問題があれば、GDSデータ→EBデータ変換工程まで戻り再度変換処理し、前述した処理と同様にダミーパターンを再配置する。
(17)ステップS917
ダミーパターン形状に問題が無ければ、EB出荷である出荷工程でEBデータとして出荷する。
図9A,図9Bに示す周知技術であるレイアウトフローは、レイアウト工程で様々な場所に配置された複数のエリアA内のダミーパターン配置が同一となる様考慮しエリアA内のダミーパターンを作成する。ここでは、図9A,図9Bに記載したステップS907、ステップS908、ステップS909の工程部分(機能ブロック作成工程後の特定領域のダミーパターン配置工程)がエリアA内のダミーパターン配置が同一となるように考慮した工程である。エリアA以外のダミーパターン配置は、図9A,図9Bに記載したステップS914、ステップS915の工程部分のように、特定領域外ダミーパターン配置仕様の情報を基に、EB演算でダミーパターン配置を行う。
図10A,図10B,図11A,図11B,図11C,図12A,図12Bは、関連手法2を使用した事によるダミーパターン配置での問題点を説明するためのレイアウトフローである。図10A,図10B,図11A,図11B,図11C,図12A,図12Bは、それぞれ別の問題点を説明する。なお、図10A,図10B,図11A,図11B,図12A,図12Bの共通部分となるレイアウトフロー(ステップS901〜ステップS917)については、図9A,図9Bと同様である。
ここでは、以下の3つの問題点について説明する。
問題点1:レイアウト修正を行う度にダミーパターン作成を行っている(図10A,図10B)
問題点2:ダミーパターン作成の為にGDSデータの階層構造の修正を行っている(図11A,図11B,図11C)
問題点3:GDSデータ上でダミーパターンを行っている為、取り扱うGDSデータ量が多い(図12A,図12B)
問題点1:「レイアウト修正を行う度にダミーパターン作成を行っている」
上述した図9A,図9Bに示すレイアウトフローにおける問題点1を、図10A,図10Bにて説明する。
図10A,図10Bでは、ダミーパターン配置工程(ステップS1001)と、仕様変更(ステップS1002)が追加されている。ダミーパターン配置工程(ステップS1001)は、ダミーパターン配置工程(ステップS908)と、そのチェック工程(ステップS909)を含む。仕様変更(ステップS1002)は、単体部品作成工程(ステップS902)や機能ブロック作成工程(ステップS905)において参照される回路情報に対して行われる。すなわち、ステップS901、ステップS904にて回路情報を参照する際、或いはそれ以前に行われる。
ダミーパターン配置は素子を形成する部分は、図3で説明した様に、素子301からある一定の間隔308を空けて配置されなくてはならない。
図10A,図10Bで説明した関連手法2のフローを用いるとレイアウトを構成する部品のレイアウトを行った後にダミーパターン配置を行っているためにレイアウト仕様に変更が生じた場合、付随してエリアA内のダミーパターン作成を再度行う必要があり、多大な修正工数が必要となる。
つまり、図10A,図10Bに示すダミーパターン配置工程(ステップS1001)を終えた後に、単体部品作成工程(ステップS902)や機能ブロック作成工程(ステップS905)に仕様変更(ステップS1002)が入った場合、素子を形成している素子301の形状が変わる事となる。
そのため、ダミーパターンの配置間隔308も変更が必要となり、ステップS1001で示されるダミーパターン配置工程(ステップS908)とそのチェック工程(ステップS909)を再度やり直す必要が出てくる。
問題点2:「ダミーパターン作成のためにGDSデータの階層構造の修正を行っている」
上述した図9A,図9Bに示すレイアウトフローにおける問題点2を、図11A,図11Bのフロー図及び図11Cのレイアウト配置図にて説明する。
図11A,図11Bに示すステップS1101は、データの階層構造修正に伴うダミーパターンのセル化配置工程である。このセル化配置工程は、ダミーパターン配置工程(ステップS908)とそのチェック工程(ステップS909)の間に行われる。
図11Cに示すように、1chipエリア(チップエリア)1100は、ブロックB1110と、ブロックB1120と、ブロックB1130を含む。ブロックB1110は、エリアA1111を有する。ブロックB1120は、エリアA1121を有する。ブロックB1130は、エリアA1131を有する。
図11Cに示すブロックB1110、ブロックB1120、ブロックB1130が同一ブロックであり、エリアA1111、エリアA1121、エリアA1131が同一形状である場合について説明する。
1chipエリア1100内にエリアA(エリアA1111、エリアA1121、エリアA1131)が、それぞれレイアウト階層構造の中の複数のブロックB(ブロックB1110、ブロックB1120、ブロックB1130)内に配置されている場合、エリアA上のダミーパターンをレイアウト階層構造のトップ階層である1chipエリア1100に配置したままにしておくと、トップ階層に置かれているダミーパターンを各ブロックB(ブロックB1110、ブロックB1120、ブロックB1130)のエリアA(エリアA1111、エリアA1121、エリアA1131)上にそれぞれ個別に配置しなければならない。
その場合、一般的にエリアAが存在するブロックBにはそのエリアA用のダミーパターンを挿入しておいた方が効率的であるため、ダミーパターンを作成した後、そのダミーパターンをブロックBの階層に配置するというデータの階層構造修正に伴うダミーパターンのセル化配置工程(ステップS1101)以降の再実行が必要になる。
これにより、修正工数およびチェック工数が発生する。
単体部品作成工程(ステップS902)や機能ブロック作成工程(ステップS905)にて作成されたデータはセル化されている可能性が高く、このセル内にエリアAが存在しダミーパターンの配置が必要となった場合、ダミーパターンの階層構造修正及び修正以降の工程再実行が必要となる。
問題点3:「GDSデータ上でダミーパターンを行っているため、取り扱うGDSデータ量が多い」
上述した図9A,図9Bに示すレイアウトフローにおける問題点3を、図12A,図12Bにて説明する。
図12A,図12Bでは、レイアウトフローを、回路情報参照(ステップS901)と、レイアウト工程(ステップS1201)と、EB演算工程(ステップS1202)と、出荷工程(ステップS917)に分けて考える。ここでは、「レイアウト工程(ステップS1201)」が、「単体部品作成工程(ステップS902)」〜「GDSデータ→EBデータ変換工程(ステップS913(変換前))」を含み、「EB演算工程(ステップS1202)」が、「GDSデータ→EBデータ変換工程(ステップS913(変換後))」〜「ダミーパターン形状チェック(ステップS916)」を含む。
レイアウト担当者がレイアウトを作成したり修正を行ったりチェックを行うデータはGDSデータである。図中では、レイアウト工程(ステップS1201)がGDSデータ、EB演算工程(ステップS1202)がEBデータを使用している。
エリアAに対するダミーパターン配置をステップS908にて行うため、この工程でGDSデータ量が増える事となる。
GDSデータ量が大きくなるとレイアウトチェックにかかる時間は大きくなる。また、GDSデータを保管するエリアも増大し、ダミーパターン配置工程(ステップS908)からステップS913までの工程に負荷がかかる。
つまり、図12A,図12Bのダミーパターン配置工程(ステップS908)の様に、エリアA内のダミーパターン作成をレイアウト工程(ステップS1201)で行う場合、GDSデータ上でエリアA内のダミーパターンのデータを保持する必要がある。
そのため、レイアウト作成者は多大なGDSデータ量を取り扱い、管理しなければならない。
先願公知例におけるダミーパターン配置による密度均一化技術として、特開2003−324149号公報(特許文献1)が存在するが、大小大きさの異なるダミーパターンを配置する事で密度均一精度向上を行っているものであり、本発明の課題の同一形状のダミーパターンを同一間隔で配置する技術とは一部異なる。
本発明の課題を解決するための周知技術として「エリアA内のダミーパターン形状を同一とするためにレイアウト作成の段階でエリアA内のみのダミーパターンを作成し、エリアA内に配置する」技術が存在するので、本発明の関連技術としてこの周知技術を用いる。
特開2003−324149号公報
図10A,図10B(問題点1)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置だとレイアウト修正を行う度にダミーパターン作成をやり直す必要がある。ダミーパターン配置は素子を形成している形状からある一定距離、離して配置しなければならない。そのため、レイアウト修正を行う度にダミーパターンの配置をやり直す必要がある。
図11(問題点2)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置方法だと機能ブロック作成後のレイアウトにてダミーパターンを同一に発生させたいエリアAが出てきた場合、ダミーパターンを作成した後、そのダミーパターンをエリアAを形成しているデータ階層に挿入、階層構造修正を行う必要があり、以降のレイアウト工程の再実行が必要となる。
図12A,図12B(問題点3)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置だとエリアA内のダミーパターンをレイアウト作成段階で作成する必要がある。そのため、レイアウト担当者が扱うGDSデータ量が増大する。データ量が増えると検証TATが増大するだけでなく設計環境エリアも大きく取られてしまう。
問題点1、問題点2、問題点3を解決するために、1chipレイアウト工程後のEB演算にてエリアAのダミーパターン作成を行える様にする。エリアAがどの位置に配置されても、或いはどの点度で配置されても、エリアA内は同一のダミーパターンが配置される事を可能にする。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のダミーパターン配置装置(1320)は、チップエリアの特定領域にダミーパターン発生用の認識層を挿入する認識層挿入部(1324)と、認識層の特定の位置をダミーパターン発生始点として指定し、EBデータ(Electron Beam Exposure Data:電子ビーム描画データ)上でダミーパターンを配置するダミーパターン配置部(1326)とを具備する。
なお、単体部品に特定領域が存在した場合には、単体部品作成工程(ステップS1302)後に単体部品に認識層を挿入する事も可能である。同様に、機能ブロックに特定領域が存在した場合には、機能ブロック作成工程(ステップS1305)後に機能ブロックに認識層を挿入しても良い。また、1chipレイアウト工程(ステップS1308)後に単体部品、機能ブロックに認識層を挿入しても良い。つまり、実際には、レイアウト工程のどの段階で認識層を挿入しても良い。
エリアAに対するダミーパターン発生始点を確定する事によりEB演算でのエリアA内同一形状のダミーパターン作成が可能となる。また、エリアAがある点度を持って配置された場合にもダミーパターン発生始点を確定できるアルゴリズムを提供する事によりエリアAがどの点度で配置されていてもエリアA内は同一のダミーパターンが配置される事となる。
以下に、本発明の第1実施例について添付図面を参照して説明する。
図13Aに本発明のレイアウトフローを示す。
図13Aのレイアウトフローは、図9A,図9Bを基にしている。図9A,図9Bと異なる点は、図9A,図9BのステップS907、ステップS908、ステップS909が無い点、図13AのステップS1309が追加となった点、GDSデータ→EBデータ変換後のダミーパターン配置が特定領域外ダミーパターン配置(ステップS914,ステップS915)から全レイアウトに対するダミーパターン配置(ステップS1312,ステップS1313)となった点である。つまり、本発明は、GDSデータを扱う最終工程であるダミーパターン配置工程(ステップS1313)でのみ、ダミーパターン配置を行うフローとなっている。
フローの詳細に関しては以下に示す。
(1)ステップS1301
単体部品を作成するための回路情報を参照する。
(2)ステップS1302
単体部品を作成するための回路情報に基づいて単体部品を作成する。
(3)ステップS1303
チェックにより単体部品の形状に問題が無いかの判断を行う。単体部品の形状に問題があれば、単体部品を再作成する。
(4)ステップS1304
単体部品の形状に問題が無ければ、機能ブロックを作成するための回路情報を参照する。
(5)ステップS1305
機能ブロック作成工程において、機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて機能ブロックを作成する。
(6)ステップS1306
作成された機能ブロックに対し、チェックにより機能ブロックの形状に問題が無いかの判断を行う。機能ブロックの形状に問題があれば、機能ブロック作成工程に戻り機能ブロックを再作成する。
(7)ステップS1307
機能ブロックの形状に問題が無ければ、1chipレイアウトを作成するための回路情報を参照する。
(8)ステップS1308
1chipレイアウト工程において、1chipレイアウトを作成するための回路情報に基づいて1chipレイアウトを作成する。
(9)ステップS1309
1chipレイアウト工程後、認識層挿入工程で、エリアAにダミーパターン発生用の認識層を挿入する。エリアAに認識層を被せる工程を設ける事によりエリアA内とエリアA外の領域を切り分け、それぞれの領域に対してEB演算を指定し、両方のダミーパターン作成をEBデータ上にて実現させる。
(10)ステップS1310
その後、作成された1chipレイアウトに対し、チェックにより1chipレイアウトの形状に問題が無いかの判断を行う。1chipレイアウトの形状に問題があれば、1chipレイアウト工程に戻り、1chipレイアウトを再作成する。
(11)ステップS1311
1chipレイアウトの形状に問題が無ければ、GDSデータ→EBデータ変換工程で、GDSデータからEBデータへの変換処理を行う。
(12)ステップS1312
ダミーパターン配置仕様の情報を参照する。
(13)ステップS1313
GDSデータ→EBデータ変換工程で処理されたデータに対し、ダミーパターン配置工程でダミーパターン配置仕様の情報に基づいてダミーパターンを配置する。
(14)ステップS1314
作成されたダミーパターン配置に対し、チェックによりダミーパターン形状に問題が無いか判断を行う。ダミーパターン形状に問題があれば、GDSデータ→EBデータ変換工程まで戻り再度変換処理し、前述した処理と同様にダミーパターンを再配置する。
(15)ステップS1315
ダミーパターン形状に問題が無ければ、EB出荷である出荷工程でEBデータとして出荷する。
図13Aのフローで、複数のエリアA内に同一のダミーパターンを配置するには、エリアAとエリアA以外を区別し、エリアAに対してダミーパターン発生始点を確定させる必要がある。
エリアAの区別はエリアAをあるアルゴリズムを持たせた認識層で覆い、認識層で覆われた部分(認識層A)をエリアAとし、それ以外の部分と区別する。EB演算では、認識層Aに対するダミーパターン配置指示と認識層で覆われていないエリアに対するダミーパターン配置指示を分けて指定する。このEB演算及びダミーパターン配置指示は、ダミーパターン配置工程で行われる。
アルゴリズムに関しては以下に説明する。
図13Aのフローを実現させるためには、エリアAに対してダミーパターン発生始点を確定させる必要がある。エリアAに対しEB演算にて同一のダミーパターンを配置する様指示を出すためである。つまり、個々のエリアAの左下をダミーパターン発生始点として確定させる事が必要である。
図13Bに、図13Aのレイアウトフローを実施する本発明のダミーパターン配置装置の概念図を示す。
本発明のダミーパターン配置装置1320は、単体部品作成部1321と、機能ブロック作成部1322と、レイアウト部1323と、認識層挿入部1324と、データ変換部1325と、ダミーパターン配置部1326と、チェック部1327と、EB出荷部1328を備える。
単体部品作成部1321は、単体部品作成工程を実施する。すなわち、単体部品を作成するための回路情報を参照し、単体部品を作成するための回路情報に基づいて単体部品を作成する。機能ブロック作成部1322は、機能ブロック作成工程を実施する。すなわち、機能ブロックを作成するための回路情報を参照し、機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて機能ブロックを作成する。レイアウト部1323は、1chipレイアウト工程を実施する。すなわち、1chipレイアウトを作成するための回路情報を参照し、1chipレイアウトを作成するための回路情報に基づいて1chipレイアウトを作成する。認識層挿入部1324は、認識層挿入工程を実施する。すなわち、エリアA(特定領域)にダミーパターン発生用の認識層を挿入する。データ変換部1325は、GDSデータ→EBデータ変換工程を実施する。すなわち、GDSデータからEBデータへの変換処理を行う。ダミーパターン配置部1326は、ダミーパターン配置工程を実施する。すなわち、ダミーパターン配置仕様の情報を参照し、GDSデータ→EBデータ変換工程で処理されたデータに対し、ダミーパターン配置仕様の情報に基づいてダミーパターンを配置する。チェック部1327は、各作業工程をチェックし、問題があれば必要な作業工程に戻り、再度その作業工程を実施させる。なお、チェック部1327はチェックが必要な各構成要素に含まれていても良い。EB出荷部1328は、作業が終了したEBデータを出荷できる形式で出力する。なお、EB出荷部1328は無くても良い。
図14に示すように、チップエリア1400は、エリアA1401と、エリアA1402を含む。
図14のチップエリア1400に対して複数のエリアA(エリアA1401,エリアA1402)が同一方向で存在した場合、エリアA1401,エリアA1402のそれぞれに対して、ダミーパターンの発生始点である発生始点1403,発生始点1404が必要となる。
図15の1501と1502をそれぞれエリアA(エリアA1401,エリアA1402)の左下のダミーパターン発生始点とすると、エリアA(エリアA1401,エリアA1402)内のダミーパターン1503は同一形状となる。
また、図16の様に、チップエリア1600内にエリアA1601、エリアA1602が存在し、エリアAに回転がかかって配置されているエリアA1602の場合、エリアA内に同一のダミーパターン配置を行うためには、ダミーパターン発生始点として発生始点1603と発生始点1604が指定される必要がある。つまり、エリアAから見て左下がダミーパターン発生始点とする必要がある。
図16の発生始点1603と発生始点1604、つまり、図17の発生始点1701と発生始点1702が発生始点として指定されるとエリアA内のダミーパターン1703の配置は同一となる。
但し、EB演算によるダミーパターン発生指定は図3にて説明した通り、ダミーパターンのX方向303、Y方向304のサイズを指定しダミーパターンを配置するデータの左下305を始点としX方向配置間隔306、Y方向配置間隔307を指定する。
回転がかかっていないエリアA1601に対してX方向配置間隔306、Y方向配置間隔307の指定を行った場合、同一のダミーパターンを発生させるには、エリアA1603に対してはX方向配置間隔306をマイナス方向へ配置する様に指示を出す必要がある。
つまり、エリアA1601とエリアA1602に対するEB演算の内容が異なってしまう。しかし、回転がかかったエリアAのみを別のEB演算にて処理させる事は出来ない。
そこで、エリアAに回転がかかる、かからないに関らずダミーパターン発生始点はエリアAからみて左下である必要がある。
つまり、回転がかかったエリアAの左下をダミーパターン発生始点としても回転がかかっていないエリアAの左下をダミーパターン発生始点としても同じダミーパターンが配置可能な認識層を作成し、それぞれのエリアAに挿入。その認識層の左下をダミーパターン発生始点として指定する。
図18のチップエリア1800に回転がかかっていないエリアA1810と回転がかかって配置されているエリアA1820が存在する。エリアA1810の4隅には、点1811、点1812、点1813,点1814がある。エリアA1820の4隅には、点1821、点1822、点1823,点1824がある。
エリアAがどの回転で配置されても同形状のダミーパターンを配置するにはエリアAの4隅(点1811、点1812、点1813,点1814、点1821、点1822、点1823,点1824)のどの点がダミーパターン発生始点として指定されても良いように認識層を作成し、エリアA1810、エリアA1820に被せ、認識層の左下をダミーパターン発生始点としてEB演算にて指定すれば良い。
図19に認識層の例を示す。
認識層1900の4隅(点1901、点1902、点1903、点1904)の全てがダミーパターン1905の発生始点となっても同一のダミーパターン配置が可能となっている。認識層の配置位置は、ダミーパターンを同一配置としたいそれぞれのエリアAから見て同じ位置に同じ形状で配置されていれば良い。また、認識層が以下に示すアルゴリズムを採用したサイズでエリアAを覆っていれば良い。
なお、図13Aのフローでは、認識層挿入工程(ステップS1309)と記載しているが、単体部品にエリアAが存在した場合には、単体部品作成工程(ステップS1302)後に単体部品に認識層を挿入する事も可能である。同様に、機能ブロックにエリアAが存在した場合には、機能ブロック作成工程(ステップS1305)後に機能ブロックに認識層を挿入しても良い。また、1chipレイアウト工程(ステップS1308)後に単体部品、機能ブロックに認識層を挿入しても良い。つまり、実際には、レイアウト工程のどの段階で認識層を挿入しても良い。
図20を参照して、上記が実現可能となる認識層Aの算出方法を以下に示す。
認識層A2000には、ダミーパターン2010が配置されている。
(1)ダミーパターン2010の形状はX方向2001、Y方向2002共に同値である事
(2)ダミーパターン2010の間隔値はX方向2003、Y方向2004共に同値である事
(3)認識層A2000のサイズはX方向2005、Y方向2006共に以下の演算式で算出される事。
(演算式):認識層Aのサイズ=((ダミーパターンサイズ+ダミーパターン間隔値)の倍数)+ダミーパターンサイズ
なお、倍数は、その方向における「ダミーパターンとダミーパターン間隔の組み合わせ」の数である。すなわち、認識層AのX方向又はY方向のダミーパターンの総数から1を減じた数である。
つまり、以下の演算式で認識層Aのサイズが確定する。
(X方向):認識層AのX方向2005=((ダミーパターン形状のX方向2001+ダミーパターン間隔値のX方向2003)の倍数)+ダミーパターン形状のX方向2001
(Y方向):認識層AのY方向2006=((ダミーパターン形状のY方向2002+ダミーパターン間隔値のY方向2004)の倍数)+ダミーパターン形状のY方向2002
上記の算出方法で作成した認識層AでそれぞれのエリアAを覆う事によりエリアAとそれ以外のエリアを分ける事が出来る。また、被せた認識層Aの左下点をダミーパターン発生始点とする事によりエリアA内の同一ダミーパターン配置を確定する事が可能となる。
ここで、上記の内容を要約する。
図13Aに示すフローを実現させるためには、エリアAに対してダミーパターン発生始点を確定させる必要がある。そのために、EBデータをエリアAとエリアA以外に分ける。エリアAをあるアルゴリズムを持たせた認識層で覆い、認識層で覆われた部分(認識層A)とそれ以外の部分とに区別する。エリアAに対して同一のダミーパターンを配置するには、エリアAに対するダミーパターン発生始点を統一すれば良い。
また、エリアAが回転を持った状態で配置された場合でもエリアA内のダミーパターン配置を同一にするにはエリアAの点のどこが始点となっても同一のダミーパターンが配置される認識層を作成する必要がある。
これらを満足させる認識層の算出は以下の点を満たす必要がある。
(1)ダミーパターンの形状はX方向、Y方向共に同値である事
(2)ダミーパターンの間隔値はX方向、Y方向共に同値である事
(3)認識層AのサイズはX方向、Y方向共に以下の演算式で算出される事
(演算式):認識層Aのサイズ=((ダミーパターンサイズ+ダミーパターン間隔値)の倍数)+ダミーパターンサイズ
上記の算出方法で作成した認識層AでエリアAを覆う事によりエリアAとそれ以外のエリアを分ける事が出来、且つエリアAのダミーパターン発生始点を確定する事が可能となる。
図21を参照すると、チップエリア2101には、エリアA2102と、エリアA2103が存在する。エリアA2102を覆う認識層Aの左下を点2104とし、エリアA2103を覆う認識層Aの左下を点2105とする。同様に、チップエリア2106には、エリアA2107が存在する。エリエリアA2107を覆う認識層Aの左下を点2108とする。
認識層AをエリアAに被せ、それぞれの認識層Aの左下の点2104、点2105、点2108をダミーパターン発生始点とする事により、エリアA2102、エリアA2103,エリアA2107のダミーパターンを同一形状配置にする事が、EBデータ上にて可能となる。すなわち、認識層AをエリアAに被せEB演算を実行する事により、複数のエリアA内に同一のダミーパターンが作成される。
本発明により、前述した問題点が以下のように解決される。
図10A,図10B(問題点1)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置だとレイアウト修正を行う度にダミーパターン作成をやり直す必要がある。ダミーパターン配置は素子を形成している形状からある一定距離、離して配置しなければならない。そのため、レイアウト修正を行う度にダミーパターンの配置をやり直す必要がある。しかし、本発明を用いるとレイアウトの段階ではなくEB処理の段階でダミーパターン作成が可能となるため、ダミーパターン配置はレイアウト修正に依存しない。
図11(問題点2)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置方法だと機能ブロック作成後のレイアウトにてダミーパターンを同一に発生させたいエリアAが出てきた場合、ダミーパターンを作成した後、そのダミーパターンをエリアAを形成しているデータ階層に挿入、階層構造修正を行う必要があり、以降のレイアウト工程の再実行が必要となる。しかし、本発明を用いるとレイアウトの段階ではなくEB処置の段階でダミーパターン作成が可能となるため、データ階層変更の必要がなくなる。
図12A,図12B(問題点3)にて説明した通り、関連手法2でのダミーパターン配置だとエリアA内のダミーパターンをレイアウト作成段階で作成する必要がある。そのため、レイアウト担当者が扱うGDSデータ量が増大する。データ量が増えると検証TATが増大するだけでなく設計環境エリアも大きく取られてしまう。しかし、本発明を用いるとレイアウトの段階ではなくEB処置の段階でダミーパターン作成を行うため、大きなGDSデータを扱う必要がなくなる。
以下に、本発明の第2実施例について説明する。
第1実施例ではエリアAを覆う認識層の形状を矩形として説明しているが、エリアAが矩形形状でなかった場合でも上記の算出方法を使用した認識層を被せる事によりエリアA内の同一ダミーパターン配置が可能である。
例えば、図22の様にエリアAがL字形である場合、L字形状のそれぞれの点2201、点2202、点2203、点2204、点2205が上記算出方法を使用した認識層の点と一致しているのであれば、このL字形状内のダミーパターン2206は同一配置が可能である。
また、図23の様にエリアAが十字形であった場合にも、第1実施例に記載している認識層のアルゴリズムを十字形状のそれぞれの点2301、点2302、点2303、点2304、点2305、点2306、点2307、点2308に対して適応する事により、エリアA内のダミーパターン2309の配置を同一にする事が可能である。
以下に、本発明の第3実施例について説明する。
第1実施例ではダミーパターン配置を碁盤目状に行っているが、第1実施例に記載しているアルゴリズムを使用する事により桂馬飛び形状のダミーパターン配置を指定する事が可能である。つまり、図24のエリアA2401内のダミーパターン2402の様に碁盤目形状のダミーパターン配置も、図25の様にエリアA2501内のダミーパターン2502の様に桂馬飛び形状のダミーパターン配置も可能である。言い換えれば、個々のダミーパターン同士の間隔を空けて格子状や市松模様のようにダミーパターンを配置する事も可能である。
以下に、本発明の第4実施例について説明する。
第1実施例では1種類のダミーパターン作成を例に取り説明しているが、エリアを覆う認識層を数種類に分けて、それぞれに異なるEB演算を当てはめる事により、別形状のダミーパターンを複数種類作成する事が可能である。
図26にある様に、チップエリア2600内にエリアA2601とエリアB2602、エリアB2603が存在した場合、エリアAとエリアBのそれぞれに上記の手法で算出した認識層を被せ、それぞれに対するEB演算を指定する事により、エリアAとエリアB内には異なる形状のダミーパターン配置が可能となり、また、複数配置されているエリアB2602、エリアB2603内のダミーパターンは同一形状配置が可能となる。
なお、本実施例では、それぞれのエリアに最適なダミーパターンサイズとダミーパターン配置の指定がEB演算にて複数種類行う事が可能である。
以上に説明した様に、本発明を使用する事によって以下の効果がもたらされる。
(1)認識層を被せる事によりあるエリア内のダミーパターンの形状と配置位置の保障が行える。
(2)複数のエリアを指定し異なるダミーパターン作成がEB演算上で可能となる。
(3)認識層にアルゴリズムを持たせる事によりエリアの配置向きに左右されずエリア内への同一形状ダミーパターン配置が可能となる。
(4)認識層にアルゴリズムを持たせた事により同形状のエリア内に同一形状のダミーパターン配置が可能となる。
(5)ダミーパターン作成をEB演算で行うため、ダミーパターン作成がレイアウト修正に左右されない。
(6)レイアウト作成時にダミーパターン作成を行わないため、GDSデータ上でのセル階層修正の必要が無くなる。
(7)GDSデータ上でダミーパターンを保持しないため、レイアウト設計者が大きなGDSデータを扱う必要が無くなる。
本発明により、ダミーパターンの同一配置が可能となる認識層形状の生成方法や、認識層を使用したダミーパターン配置フローが実現される。
図1Aは、ダミーパターンの必要性を解説する図である。 図1Bは、ダミーパターンの必要性を解説する図である。 図1Cは、ダミーパターンの必要性を解説する図である。 図2は、一般的なEB演算を使用した場合のダミーパターン配置始点解説図である。 図3は、EB演算においての一般的なダミーパターン配置指示法である。 図4Aは、関連手法1のレイアウトフローである。 図4Bは、関連手法1のレイアウトフローである。 図5は、関連手法1のレイアウトフローを用いた場合の問題点の説明図1である。 図6は、関連手法1のレイアウトフローを用いた場合の問題点の説明図2である。 図7は、関連手法1のレイアウトフローを用いた場合の問題点の説明図3である。 図8は、関連手法1のレイアウトフローを用いた場合の問題点の説明図4である。 図9Aは、関連手法1の問題点を回避した関連手法2のレイアウトフローである。 図9Bは、関連手法1の問題点を回避した関連手法2のレイアウトフローである。 図10Aは、関連手法2の問題点1の説明フローである。 図10Bは、関連手法2の問題点1の説明フローである。 図11Aは、関連手法2の問題点2の説明フローである。 図11Bは、関連手法2の問題点2の説明フローである。 図11Cは、関連手法2の問題点2の説明図である。 図12Aは、関連手法2の問題点3の説明フローである。 図12Bは、関連手法2の問題点3の説明フローである。 図13Aは、第1実施例のレイアウトフローである。 図13Bは、第1実施例のレイアウトフローの基づくダミーパターン配置装置の概念図である。 図14は、認識層の算出方法の解説図1である。 図15は、認識層の算出方法の解説図2である。 図16は、認識層の算出方法の解説図3である。 図17は、認識層の算出方法の解説図4である。 図18は、認識層の算出方法の解説図5である。 図19は、認識層の算出方法の解説図6である。 図20は、認識層の算出方法の解説図7である。 図21は、認識層エリアのEB演算による配置始点説明図である。 図22は、第2実施例の解説図1(L字形状)である。 図23は、第2実施例の解説図2(十字形状)である。 図24は、第3実施例の解説図1(碁盤目状)である。 図25は、第3実施例の解説図2(桂馬飛び形状)である。 図26は、第4実施例の解説図である。
符号の説明
101,104,108,201,504,505,703,704,1111,1121,1131… エリアA
102,105,109… ゲート
103,106,110… 拡散層
107… 本来期待している拡散層の出来上がり形状
111,302,605,805,810… ダミーパターン
202,305,506,702… ダミーパターン配置始点(発生始点)
301,502,503,705,706… 素子 303… ダミーパターンのX方向
304… ダミーパターンのY方向
306… ダミーパターンのX方向配置間隔
307… ダミーパターンのY方向配置間隔
308… 素子から一定の間隔
501,701,1100… チップエリア
601,603,802,807… 拡散層
602,604,803,808… ゲート
606,607,608,609,801,804,806,809… 間隔
1110,1120,1130… ブロックB
1320… ダミーパターン配置装置
1321… 単体部品作成部
1322… 機能ブロック作成部
1323… レイアウト部
1324… 認識層挿入部
1325… データ変換部
1326… ダミーパターン配置部
1327… チェック部
1328… EB出荷部
1400,1600… チップエリア
1401,1402,1601,1602,1810,1820… エリアA
1403,1404,1501,1502,1603,1604,1701,1702… ダミーパターン配置始点(発生始点)
1503,1703,1905… ダミーパターン
1811,1812,1813,1814,1821,1822,1823,1824… エリアAの4隅の点
1900… 認識層
1901,1902,1903,1904… 認識層の4隅の点
2000… 認識層A
2001… ダミーパターン形状のX方向
2002… ダミーパターン形状のY方向
2003… ダミーパターン間隔値のX方向
2004… ダミーパターン間隔値のY方向
2005… 認識層AのサイズのX方向
2006… 認識層AのサイズのY方向
2010… ダミーパターン
2101,2106… チップエリア
2102,2103,2107,2401,2501… エリアA
2104,2105,2108… 認識層Aの左下の点
2201、2202、2203、2204、2205… L字形状のエリアAのそれぞれの点
2206… ダミーパターン
2301、2302、2303、2304、2305、2306、2307、2308… 十字形状のエリアAのそれぞれの点
2309,2402,2502… ダミーパターン
2600… チップエリア
2601… エリアA
2602,2603… エリアB

Claims (16)

  1. チップエリアの特定領域にダミーパターン発生用の認識層を挿入する認識層挿入部と、
    前記認識層の特定の位置をダミーパターン発生始点として指定し、EBデータ(Electron Beam Exposure Data:電子ビーム描画データ)上でダミーパターンを配置するダミーパターン配置部と
    を具備する
    ダミーパターン配置装置。
  2. 請求項1に記載のダミーパターン配置装置であって、
    前記ダミーパターン配置部は、前記認識層に対するダミーパターン配置指示と前記認識層で覆われていない領域に対するダミーパターン配置指示とを分けて指定する
    ダミーパターン配置装置。
  3. 請求項1又は2に記載のダミーパターン配置装置であって、
    単体部品を作成するための回路情報に基づいて前記単体部品を作成する単体部品作成部
    を更に具備し、
    前記認識層挿入部は、前記単体部品に前記特定領域が存在する場合、前記単体部品に前記認識層を挿入する
    ダミーパターン配置装置。
  4. 請求項1又は2に記載のダミーパターン配置装置であって、
    機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて前記機能ブロックを作成する機能ブロック作成部
    を更に具備し、
    前記認識層挿入部は、前記機能ブロックに前記特定領域が存在する場合、前記機能ブロックに前記認識層を挿入する
    ダミーパターン配置装置。
  5. 請求項1又は2に記載のダミーパターン配置装置であって、
    1chip(チップ)レイアウトを作成するための回路情報に基づいて前記1chipレイアウトを作成するレイアウト部
    を更に具備し、
    前記認識層挿入部は、前記1chipレイアウト作成後、前記特定領域に前記認識層を挿入する
    ダミーパターン配置装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のダミーパターン配置装置であって、
    前記認識層が挿入された後、GDS(General Data Stream)データから前記EBデータへの変換処理を行うデータ変換部
    を更に具備する
    ダミーパターン配置装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のダミーパターン配置装置であって、
    前記ダミーパターン配置部は、前記認識層の形状に応じて、前記認識層の角を前記特定の位置とする
    ダミーパターン配置装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のダミーパターン配置装置であって、
    前記認識層挿入部は、前記認識層を複数種類に分け、
    前記ダミーパターン配置部は、前記複数種類の認識層のそれぞれに対してダミーパターン配置指示を指定し、ダミーパターンを複数種類作成する
    ダミーパターン配置装置。
  9. チップエリアの特定領域にダミーパターン発生用の認識層を挿入するステップと、
    前記認識層の特定の位置をダミーパターン発生始点として指定し、EBデータ(Electron Beam Exposure Data:電子ビーム描画データ)上でダミーパターンを配置するステップと
    を具備する
    ダミーパターン配置方法。
  10. 請求項9に記載のダミーパターン配置方法であって、
    前記認識層に対するダミーパターン配置指示と前記認識層で覆われていない領域に対するダミーパターン配置指示とを分けて指定するステップ
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  11. 請求項9又は10に記載のダミーパターン配置方法であって、
    単体部品を作成するための回路情報に基づいて前記単体部品を作成するステップと、
    前記単体部品に前記特定領域が存在する場合、前記単体部品に前記認識層を挿入するステップと
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  12. 請求項9又は10に記載のダミーパターン配置方法であって、
    機能ブロックを作成するための回路情報に基づいて前記機能ブロックを作成するステップと、
    前記機能ブロックに前記特定領域が存在する場合、前記機能ブロックに前記認識層を挿入するステップと
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  13. 請求項9又は10に記載のダミーパターン配置方法であって、
    1chip(チップ)レイアウトを作成するための回路情報に基づいて前記1chipレイアウトを作成するステップと、
    前記1chipレイアウト作成後、前記特定領域に前記認識層を挿入するステップと
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  14. 請求項9乃至13のいずれか一項に記載のダミーパターン配置方法であって、
    前記認識層が挿入された後、GDS(General Data Stream)データから前記EBデータへの変換処理を行うステップ
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  15. 請求項9乃至14のいずれか一項に記載のダミーパターン配置方法であって、
    前記認識層の形状に応じて、前記認識層の角を前記特定の位置とするステップ
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
  16. 請求項9乃至15のいずれか一項に記載のダミーパターン配置方法であって、
    前記認識層を複数種類に分け、前記複数種類の認識層のそれぞれに対してダミーパターン配置指示を指定し、ダミーパターンを複数種類作成するステップ
    を更に具備する
    ダミーパターン配置方法。
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