JP2006330865A - ユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができるユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザプログラム表示装置1において、各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶部25bと、各シンボルに対応付けて画面表示される付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶部25cとを備え、ニモニックコードに変換されたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に対応付けて付加表示位置情報記憶部25dに記憶されている位置情報に基づいて付加表示情報を画面表示させる。
【選択図】 図3
【解決手段】ユーザプログラム表示装置1において、各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶部25bと、各シンボルに対応付けて画面表示される付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶部25cとを備え、ニモニックコードに変換されたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に対応付けて付加表示位置情報記憶部25dに記憶されている位置情報に基づいて付加表示情報を画面表示させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラムに係り、更に詳しくは、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)を制御するためのユーザプログラムに基づいて、PLC内の各仮想デバイスに対応するシンボルを画面表示する方法の改良に関する。
工場等に設置される各種制御装置を統括的に制御するためのPLCが知られている(例えば、特許文献1参照)。PLCは、CPUが内蔵されたCPUユニットを備え、このCPUユニットに対して拡張ユニットが着脱可能に構成されている。ユーザは、各種制御装置の機能ごとに拡張ユニットを用意してCPUユニットに取り付けるとともに、拡張ユニットに対応する制御装置を接続することにより、拡張ユニットを介して各制御装置をCPUユニットに接続する。
拡張ユニットを介してCPUユニットに接続される制御装置には、センサなどの入力装置や、アクチュエータなどの出力装置が含まれる。CPUユニットに内蔵されたCPUは、入力装置から拡張ユニットを介して入力される入力信号に基づいてプログラムを実行することにより、所定の出力装置の動作を拡張ユニットを介して制御する。
PLCを制御するためのユーザプログラムとしては、ラダー図を用いて作成されるラダープログラムが知られている。ラダープログラムは、例えば、パーソナルコンピュータを用いて作成される。
図12は、パーソナルコンピュータを用いて作成される従来のラダー図の一例を示す図である。図12に示すように、ラダープログラムは、パーソナルコンピュータの表示画面上にマトリックス状に表示される複数のセル118内に仮想デバイスのシンボル119を適宜配置して、視覚的なリレー回路を表すラダー図を構築することにより作成される。図12に示すラダー図は、入力装置からの入力信号に基づいてオン/オフされる仮想デバイス(以下、「入力デバイス」と呼ぶ。)のシンボル119a,119b,119c,119dと、出力装置の動作を制御するためにオン/オフされる仮想デバイス(以下、「出力デバイス」と呼ぶ。)のシンボル119e,119fとが、適宜結合されることにより構成されている。
パーソナルコンピュータの表示画面に表示されるラダー図作成用のウィンドウ120は、ラダー図が表示されるラダー図表示領域121と、ラダー図表示領域121の右側に表示されるコメント表示領域122とに区画されている。コメント表示領域122には、ラダー図表示領域121に表示されているリレー回路に関するコメント123を表示することができる。すなわち、パーソナルコンピュータを用いて所定の入力操作を行うことにより、ラダー図表示領域121に表示されているリレー回路に関するコメント123を、コメント表示領域122におけるそのリレー回路が表示されている行に対応する位置に表示することができる。
ラダー図のいずれかの行には、仮想デバイスのシンボル119を配置せずに、任意の文字列を行コメント124として表示させることができる。このとき、図12に示すように、いずれかのシンボル119(例えば、シンボル119b,119c)に対応付けて番号を表示させ、その番号に対応するコメント125を、ラダー図のいずれかの行に行コメント124として表示させることができる。
パーソナルコンピュータにおいて作成されたラダープログラムは、パーソナルコンピュータ内でニモニックコードに変換される。そして、ニモニックコードに変換されたラダープログラムをパーソナルコンピュータからCPUユニットに送ると、そのラダープログラムがCPUユニット内でマシンコードに変換され、CPUユニットに備えられたメモリ内に記憶される。これにより、CPUユニットのCPUは、メモリ内に記憶されているマシンコードに変換されたラダープログラムに基づいて制御装置の動作を制御することが可能になる。
特開2005−85076号公報
図12で説明したような従来のコメントの表示方法では、コメントを分かりやすく表示することができないという問題があった。すなわち、コメント表示領域122にコメント123を表示させる方法では、1つのリレー回路に含まれる複数のシンボル119についてそれぞれコメント123を表示させようとした場合に、コメント表示領域122におけるそのリレー回路が表示されている行に対応する位置に、複数のコメント123を表示しなければならず、表示領域に制限があるという問題があった。また、いずれかのシンボル119に対応付けて番号を表示させ、その番号に対応するコメント125を、ラダー図のいずれかの行に行コメント124として表示させる方法では、各シンボル119に対応付けられた番号と、行コメント124に表示されている番号とを照らし合わせなければならず、コメント125を直感的に分かりやすく表示することができないという問題があった。
そこで、コメントを各シンボルに対応付けて、各シンボルの近傍などに表示させることが考えられるが、この場合、以下のような問題がある。
ラダー図を用いて作成されたラダープログラムには、ラダー図上に表示されるシンボルの位置情報が含まれているが、これらの位置情報は、ラダープログラムがパーソナルコンピュータ内でニモニックコードに変換される際に失われる。したがって、ラダープログラムがニモニックコードに一旦変換されて、パーソナルコンピュータからPLCに送られると、その後に、ラダープログラムの編集を行う際などに、ニモニックコードに変換されたラダープログラムをPLCからパーソナルコンピュータに読み込み、そのラダープログラムを逆変換してラダー図を表示させても、元のラダー図を表示させることができない場合がある。
ニモニックコードに変換されたラダープログラムが逆変換される際には、ラダー図上に表されるリレー回路において、例えば、入力デバイスが一方側(図12における左側)に、出力デバイスが他方側(図12における右側)に、それぞれ詰めて表示されるように、予め定められた規則に従って位置情報が付与される。したがって、ラダープログラムを逆変換してラダー図を表示させた場合、シンボルの位置が元の位置とは異なる位置に移動し、そのシンボルに対応付けられたコメントだけが元の位置に表示され、シンボルに対応付けてコメントを良好に表示することができない場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができるユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラムを提供することを目的とする。
本発明によるユーザプログラム表示装置は、PLCを制御するためのユーザプログラムに基づいて、PLC内の各仮想デバイスに対応するシンボルを画面表示するユーザプログラム表示装置において、ユーザプログラムに基づいて画面表示される各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶手段と、各シンボルに対応付けて画面表示され、シンボルごとに異なる情報に編集可能な付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶手段と、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させるユーザプログラム表示手段とを備えて構成される。
この様な構成によれば、ニモニックコードに変換されることにより位置情報が失われたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて付加表示情報を画面表示させるので、シンボルと付加表示情報との位置関係がずれることがない。したがって、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができる。
上記付加表示情報は、ラベルやデバイスコメントのように、同じ種類の仮想デバイスのシンボルに対して同じ情報が対応付けられて画面表示されるものとは異なり、同じ種類の仮想デバイスのシンボルに対して異なる情報を対応付けて画面表示することができるものであって、例えば、対応するシンボルが配置されているシンボル配置領域とは異なる領域に画面表示される文字列情報や、対応するシンボルが配置されているシンボル配置領域内の背景のような装飾表示情報などであってもよい。
また、本発明によるユーザプログラム表示装置は、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている各シンボルの位置情報に基づいて、上記付加表示情報の位置情報を記憶する付加表示位置情報記憶手段を備え、上記ユーザプログラム表示手段は、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させるように構成される。
この様な構成によれば、各シンボルの位置情報をシンボル位置情報記憶手段により記憶し、各シンボルに対応付けて画面表示される付加表示情報の位置情報を付加表示位置情報記憶手段により記憶して、これらの位置情報に基づいてシンボル及び付加表示情報を対応付けて良好に表示することができる。
また、本発明によるユーザプログラム表示装置において、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が変更された場合に、それに応じて、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報を変更する位置情報変更手段を備えて構成される。
この様な構成によれば、シンボルの位置が移動した場合、シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が変更されるのに応じて、付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が変更されるので、そのシンボルに対応付けられた付加表示情報も移動する。例えば、ユーザプログラムがラダープログラムである場合に、予め定められた規則に従って各シンボルに位置情報を付与することにより、正規化されたラダー図を表示させた場合でも、シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が各シンボルに付与された位置情報に変更され、それに応じて、付加表示情報の位置情報も変更されるので、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができる。
また、本発明によるユーザプログラム表示装置において、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムとともに、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報、上記付加表示情報記憶手段に記憶されている上記付加表示情報、及び、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報を上記PLCに送信するための送信手段を備えて構成される。
この様な構成によれば、シンボルの位置情報、付加表示情報及び付加表示情報の位置情報を、ユーザプログラムとともにPLCに送信し、PLC内に記憶させておくことができる。したがって、ユーザプログラムをPLCからユーザプログラム表示装置に読み込む際、シンボルの位置情報、付加表示情報及び付加表示情報の位置情報を一緒に読み込んで、それらのデータに基づいてシンボル及び付加表示情報を対応付けて表示することができる。シンボルの位置情報、付加表示情報及び付加表示情報の位置情報を、常にユーザプログラムと一緒に送受信することにより、ユーザプログラムを作成した装置とは異なる装置でユーザプログラムを画面表示させる場合でも、ユーザプログラムと一緒に読み込んだシンボルの位置情報、付加表示情報及び付加表示情報の位置情報に基づいて、シンボル及び付加表示情報を対応付けて良好に表示することができる。
本発明によるユーザプログラム表示装置において、上記付加表示情報は、各シンボルに対応付けて画面表示される文字列情報であってもよい。
この様な構成によれば、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、各シンボルと、各シンボルに対応付けて表示される文字列情報との位置関係がずれることがなく、シンボルに対応付けて文字列情報を良好に表示することができる。
また、本発明によるユーザプログラム表示装置において、上記ユーザプログラム表示手段は、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて、複数のシンボル配置領域にそれぞれシンボルを画面表示し、上記付加表示情報は、各シンボルに対応する上記シンボル配置領域に表示される装飾表示情報であってもよい。
この様な構成によれば、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、各シンボルと、各シンボルに対応付けてシンボル配置領域内に表示される装飾表示情報との位置関係がずれることがなく、シンボルに対応付けて装飾表示情報を良好に表示することができる。
また、本発明によるプログラムは、PLCを制御するためのユーザプログラムに基づいて、PLC内の各仮想デバイスに対応するシンボルを画面表示するユーザプログラム表示装置のためのコンピュータプログラムにおいて、ユーザプログラムに基づいて画面表示される各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶手段と、各シンボルに対応付けて画面表示され、シンボルごとに異なる情報に編集可能な付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶手段と、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させるユーザプログラム表示手段として機能させるように構成される。
この様な構成によれば、ニモニックコードに変換されることにより位置情報が失われたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて付加表示情報を画面表示させるので、シンボルと付加表示情報との位置関係がずれることがない。したがって、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができる。
本発明によれば、ニモニックコードに変換されることにより位置情報が失われたユーザプログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて付加表示情報を画面表示させることにより、シンボルと付加表示情報との位置関係がずれることがなく、シンボルに対応付けて付加表示情報を良好に表示することができるユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態によるユーザプログラム表示システムの一構成例を示す概念図である。
図1に示すように、このユーザプログラム表示システムは、ユーザプログラム表示装置としてのパーソナルコンピュータ1と、工場等に設置される各種制御装置を統括的に制御するためのPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)2とを備えている。
PLC2は、CPUが内蔵されたCPUユニット3を備え、このCPUユニット3に対して1つないし複数の拡張ユニット4が着脱可能に構成されている。
CPUユニット3には、表示部5及び操作部6が備えられている。表示部5には、CPUユニット3に取り付けられている各拡張ユニット4の動作状況などを表示することができ、表示部5の表示内容は、操作部6を操作することにより切り替えることができる。
拡張ユニット4は、PLC2の機能を拡張するために機能ごとに用意され、CPUユニット3に対して側方から取り付けられる。1つ目の拡張ユニット4は、CPUユニット3に対して側方から直接取り付けられる。2つ目以降の拡張ユニット4は、既に取り付けられている拡張ユニット4に対して、側方から直列的に順次取り付けられる。このようにして、CPUユニット3と複数の拡張ユニット4が直列的に取り付けられると、各拡張ユニット4内に備えられた配線を介して、各拡張ユニット4がCPUユニット3に対して通信可能に接続される。各拡張ユニット4には、その拡張ユニット4の機能に対応する制御装置が接続され、これにより、各制御装置が拡張ユニット4を介してCPUユニット3に接続される。制御装置には、センサなどの入力装置や、アクチュエータなどの出力装置が含まれる。
パーソナルコンピュータ1は、例えば、携帯可能ないわゆるノートタイプのパーソナルコンピュータであって、表示部7及び操作部8が備えられている。PLC2を制御するためのユーザプログラムの一例であるラダープログラムは、パーソナルコンピュータ1を用いて作成され、その作成されたラダープログラムは、パーソナルコンピュータ1内でニモニックコードに変換される。そして、パーソナルコンピュータ1を、USB(Universal Serial Bus)などの通信ケーブル9を介してPLC2のCPUユニット3に接続し、ニモニックコードに変換されたラダープログラムをパーソナルコンピュータ1からCPUユニット3に送ると、そのラダープログラムがCPUユニット3内でマシンコードに変換され、CPUユニット3に備えられたメモリ内に記憶される。
なお、図1では図示していないが、パーソナルコンピュータ1の操作部8には、パーソナルコンピュータ1に接続されたマウスが含まれていてもよい。
また、パーソナルコンピュータ1は、USB以外の他の通信ケーブル9を介して、PLC2のCPUユニット3に対して着脱可能に接続されるような構成であってもよい。
図2は、ラダープログラムの作成時にパーソナルコンピュータ1の表示部7に表示されるラダー図17の一例を示す図である。
図2に示すように、PLC2を制御するためのラダープログラムは、パーソナルコンピュータ1の表示部7にマトリックス状に表示される複数のセル18内に仮想デバイスのシンボル19を適宜配置して、視覚的なリレー回路を表すラダー図17を構築することにより作成される。
ラダー図17には、例えば、10列×N行(Nは任意の自然数)のセル18が配置されている。そして、各行のセル18内に、図2に示す左側から右側に向かって、時系列的に仮想デバイスのシンボル19を適宜配置することにより、視覚的なリレー回路を作成することができる。作成されるリレー回路は、1行で表される直列的なリレー回路であってもよいし、複数行に並列的に表されたリレー回路を互いに結合することにより作成された、並列的なリレー回路であってもよい。
図2に示すリレー回路は、入力装置からの入力信号に基づいてオン/オフされる3つの仮想デバイス(以下、「入力デバイス」と呼ぶ。)のシンボル19a,19b,19cと、出力装置の動作を制御するためにオン/オフされる仮想デバイス(以下、「出力デバイス」と呼ぶ。)のシンボル19dとが、適宜結合されることにより構成されている。
各入力デバイスのシンボル19a,19b,19cの上方に表示されている文字(「R0001」、「R0002」及び「R0003」)は、その入力デバイスのデバイス名(アドレス名)21を表している。各入力デバイスのシンボル19a,19b,19cの下方に表示されている文字(「フラグ1」、「フラグ2」及び「フラグ3」)は、その入力デバイスに対応付けられたデバイスコメント22を表している。出力デバイスのシンボル19dの上方に表示されている文字(「原点復帰」)は、その出力デバイスの機能を表す文字列からなるラベル23である。いずれかの仮想デバイスに対してデバイスコメント22又はラベル23を設定した場合には、その仮想デバイスと同じ種類の仮想デバイスのシンボル19がラダー図17上の他のセル18に配置され、デバイスコメント22又はラベル23の表示が指定された場合に、そのシンボル19に対しても同じデバイスコメント22又はラベル23がラダー図17上に表示される。
図2に示す例では、デバイス名「R0001」及び「R0002」にそれぞれ対応する2つの入力デバイスのシンボル19a,19bが直列的に結合されることにより、AND回路が構成されている。また、これらの2つの入力デバイスのシンボル19a,19bからなるAND回路に対して、デバイス名「R0003」に対応する入力デバイスのシンボル19cが並列的に結合されることにより、OR回路が構成されている。すなわち、このリレー回路では、2つのシンボル19a,19bに対応する入力デバイスがいずれもオンした場合、又は、シンボル19cに対応する入力デバイスがオンした場合にのみ、シンボル19dに対応する出力デバイスがオンされるようになっている。
図3は、図1のパーソナルコンピュータ1の電気的構成について説明するためのブロック図である。
図3に示すように、パーソナルコンピュータ1には、CPU24、表示部7、操作部8、メモリ25及び通信部26が備えられている。表示部7、操作部8、メモリ25及び通信部26は、それぞれCPU24に対して電気的に接続されている。
メモリ25は、少なくともRAMを含む構成であり、ラダープログラム記憶部25aと、シンボル位置情報記憶部25bと、付加表示情報記憶部25cと、付加表示位置情報記憶部25dと、アプリケーションソフト記憶部25eとを備えている。
操作部8を操作することによりラダー図を用いてラダープログラムを作成した場合には、その作成されたラダープログラムがラダープログラム記憶部25aに記憶される。
シンボル位置情報記憶部25bは、ラダープログラムに基づいてラダー図17上に表示される各シンボル19の位置情報を記憶するためのものであって、各シンボル19が配置されているセル18の座標(行番号及び列番号)を記憶している。
付加表示情報記憶部25cは、各シンボル19に対応付けてラダー図17上に表示される付加表示情報を記憶している。付加表示情報は、例えば、対応するシンボル19が配置されているセル18とは異なるセル18に表示されるコメントのような文字列情報や、対応するシンボル19が配置されているセル18内の背景のような装飾表示情報などである。付加表示情報は、シンボル19ごとに異なる情報に編集可能であって、ラベル23やデバイスコメント22のように、同じ種類の仮想デバイスのシンボル19に対して同じ情報が対応付けられてラダー図17上に表示されるものとは異なり、同じ種類の仮想デバイスのシンボル19に対して異なる情報を対応付けてラダー図17上に表示することができるものである。
付加表示位置情報記憶部25dは、付加表示位置情報記憶部25cに記憶されている付加表示情報が、各シンボル19に対応付けてラダー図17上に表示されるときの位置情報を記憶するためのものであって、各付加表示情報が配置されているセル18の座標(行番号及び列番号)を記憶している。
アプリケーションソフト記憶部25eは、ラダー図を用いてラダープログラムを作成又は編集するためのラダープログラム編集用ソフトの他、文章を作成するための文章作成用ソフト、表計算を行うための表計算用ソフトなど、このパーソナルコンピュータ1において実行可能な各種のアプリケーションソフトを記憶している。
通信部26は、通信ケーブル9を介してパーソナルコンピュータ1をCPUユニット3に通信可能に接続するためのものであり、ニモニック変換部27を備えている。ニモニック変換部27は、ラダープログラム記憶部25aに記憶されているラダープログラムを通信部26からPLC2に送信する際に、そのラダープログラムをニモニックコードに変換する。
ラダープログラムは、上述の通り、ラダー図17上の各セル18内に仮想デバイスのシンボル19を適宜配置し、必要に応じて、各シンボル19に対応付けて付加表示情報を配置することにより作成されるため、ラダープログラムには、各仮想デバイスのシンボル19の位置情報(シンボル位置情報)及び各シンボル19に対応付けられた付加表示情報の位置情報(付加表示位置情報)が含まれる。しかし、ラダープログラムに含まれるこれらの位置情報は、ラダープログラムがパーソナルコンピュータ1内でニモニックコードに変換される際に失われる。
したがって、ラダープログラムがニモニックコードに一旦変換されて、パーソナルコンピュータ1からPLC2に送られると、その後に、ラダープログラムの編集を行う際などに、ニモニックコードに変換されたラダープログラムをPLC2からパーソナルコンピュータ1に読み込み、そのラダープログラムを逆変換してラダー図17を表示させても、元のラダー図17を表示させることができない場合がある。
ラダープログラムが逆変換される際には、ラダー図17上に表されるリレー回路において、入力デバイスが一方側(図2における左側)に、出力デバイスが他方側(図2における右側)に、それぞれ詰めて表示されるように、予め定められた規則に従って位置情報が付与される。ユーザの中には、故意に、ラダープログラムをニモニックコードに一旦変換した後、逆変換を行うといった作業を行うことにより、上記の規則に従ってラダー図を正規化する者もいる。なお、図2に示すラダー図17は、正規化されたラダー図を示している。
本実施の形態では、ラダープログラムがニモニックコードに変換される際に、そのラダープログラムに含まれるシンボル位置情報がシンボル位置情報記憶部25bに記憶され、そのラダープログラムに含まれる付加表示情報が付加表示情報記憶部25cに記憶され、そのラダープログラムに含まれる付加表示位置情報が付加表示位置情報記憶部25dに記憶される。そして、ニモニックコードに変換されたラダープログラムがPLC2に送信される際に、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されたシンボル位置情報、付加表示情報記憶部25cに記憶された付加表示情報、及び付加表示位置情報記憶部25dに記憶された付加表示位置情報が、ラダープログラムとともにPLC2に送信される。
図4は、図1のPLC2の電気的構成について説明するためのブロック図である。
図4に示すように、CPUユニット3には、CPU10、表示部5、操作部6、メモリ12及び通信部14が備えられている。表示部5、操作部6、メモリ12及び通信部14は、それぞれCPU10に電気的に接続されている。
メモリ12は、少なくともRAMを含む構成であり、ラダープログラム記憶部12aと、シンボル位置情報記憶部12bと、付加表示情報記憶部12cと、付加表示位置情報記憶部12dとが割り当てられている。
ラダープログラム記憶部12aには、パーソナルコンピュータ1から受信したニモニックコードに変換された後のラダープログラムが記憶される。シンボル位置情報記憶部12bには、パーソナルコンピュータ1からラダープログラムとともに受信したシンボル位置情報が記憶される。付加表示情報記憶部12cには、パーソナルコンピュータ1からラダープログラムとともに受信した付加表示情報が記憶される。付加表示位置情報記憶部12dには、パーソナルコンピュータ1からラダープログラムとともに受信した付加表示位置情報が記憶される。
通信部14は、通信ケーブル9を介してCPUユニット3をパーソナルコンピュータ1に対して通信可能に接続するためのものである。
CPUユニット3のCPU10は、入力装置16から拡張ユニット4を介して入力される入力信号に基づいて、拡張ユニット4を介して対応する出力装置16の動作を制御する。図4では、各拡張ユニット4に制御装置16が一対一に対応付けられて接続されているが、この様な構成に限らず、1つの拡張ユニット4に対して複数の制御装置16が接続されていてもよい。
ラダープログラムの編集を行う際などには、CPUユニット3のラダープログラム記憶部12aに記憶されているラダープログラムをパーソナルコンピュータ1に読み込み、そのラダープログラムを逆変換して、パーソナルコンピュータ1の表示部7にラダー図17を表示させることができる。このとき、CPUユニット3のシンボル位置情報記憶部12bに記憶されているシンボル位置情報、付加表示情報記憶部12cに記憶されている付加表示情報、付加表示位置情報記憶部12dに記憶されている付加表示位置情報も、ラダープログラムと一緒にパーソナルコンピュータ1に読み込まれる。そして、パーソナルコンピュータ1に読み込まれたラダープログラム、シンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示位置情報は、それぞれ、パーソナルコンピュータ1のラダープログラム記憶部25a、シンボル位置情報記憶部25b、付加表示情報記憶部25c及び付加表示位置情報記憶部25dに記憶され、これらのデータに基づいて、パーソナルコンピュータ1の表示部7にラダー図17が表示されることにより、ラダー図17上にシンボル19及び付加表示情報が対応付けて表示される。
シンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示情報位置情報を、常にラダープログラムと一緒に送受信することにより、ラダープログラムを作成したパーソナルコンピュータ1とは異なるパーソナルコンピュータ1でラダープログラムを画面表示させる場合でも、ラダープログラムと一緒に読み込んだシンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示情報位置情報に基づいて、シンボル19及び付加表示情報を対応付けて良好に表示することができる。
CPUユニット3からパーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラムは、ニモニックコードに変換されているため、シンボル位置情報や付加表示位置情報などの位置情報が失われている。ユーザの中には、パーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラムに基づいて、そのラダープログラムがニモニックコードに変換される前のラダー図17、すなわち作成された当初のラダー図17を表示部7に表示させて編集を行いたい者もいれば、パーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラムに基づいて、正規化されたラダー図17を表示部7に表示させて編集を行いたい者もいる。
図5は、パーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラムに基づいて、そのラダープログラムがニモニックコードに変換される前のラダー図17を表示部7に表示させる際のCPU24による制御の流れを示すフローチャートである。
この場合、CPU24は、PLC2からのラダープログラムの読み込みが完了すると(ステップS101でYes)、PLC2から読み込まれてラダープログラム記憶部25aに記憶されたラダープログラムと、その読み込みの際にシンボル位置情報記憶部25b、付加表示情報記憶部25c及び付加表示位置情報記憶部25dにそれぞれ記憶されたシンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示位置情報を読み出し(ステップS102)、それらのデータに基づいて表示部7にラダー図17を表示させる(ステップS103)。
図6は、パーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラムに基づいて、正規化されたラダー図17を表示部7に表示させる際のCPU24による制御の流れを示すフローチャートである。
この場合、CPU24は、PLC2からのラダープログラムの読み込みが完了すると(ステップS201でYes)、その読み込みの際にシンボル位置情報記憶部25bに記憶されたシンボル位置情報の代わりに、上述したような予め定められた規則に従って各シンボルに位置情報を付与することにより、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されているシンボル位置情報を正規化されたシンボル位置情報に変更する(ステップS202)。そして、CPU24は、ラダープログラムの読み込みの際に付加表示位置情報記憶部25dに記憶された付加表示位置情報を、正規化されたシンボル位置情報に合わせて変更する(ステップS203)。
その後、CPU24は、PLC2から読み込まれてラダープログラム記憶部25aに記憶されたラダープログラムと、その読み込みの際に付加表示情報記憶部25cに記憶された付加表示情報と、シンボル位置情報記憶部25b及び付加表示位置情報記憶部25dにそれぞれ記憶されている変更後のシンボル位置情報及び付加表示位置情報を読み出し(ステップS204)、それらのデータに基づいて表示部7にラダー図17を表示させる(ステップS205)。
図5又は図6で説明したようなCPU24の制御により表示部7に表示されたラダー図17は、操作部8を操作することにより編集できる。編集により、ラダー図17上のシンボル19が移動されたときは、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されているシンボル位置情報が変更され、それに応じて、付加表示位置情報記憶部25dに記憶されている付加表示位置情報も変更される。
図7の(a),(b)は、シンボル19に対応付けてコメント31が表示されたラダー図17の一例を示す図である。
図7(a)に示すラダー図17には、2つの入力デバイスと1つの出力デバイスとからなるリレー回路が表されている。入力デバイスを表すシンボル19の一方には、コメント31が対応付けて表示されている。コメント31は、対応するシンボル19から延出した吹出し32と、この吹出し32内に表示された文字列33とにより構成され、文字列33は、シンボル19ごとに異なる内容に編集可能である。コメント31は、対応するシンボル19が表示されているセル18とは異なる近傍のセル18に表示されている。コメント31は、図7(a)の例のように、対応するシンボル19が表示されているセル18の近傍にある複数のセル18に跨るように表示されてもよいし、近傍にある1つのセル18内に表示されてもよい。また、コメント31は、対応するシンボル19が表示されているセル18内に表示されてもよいし、吹出し32の文字列33が表示されている部分をシンボル19から離れた位置に表示することも可能である。
図7(a)に示すようなラダー図17を構築することにより、パーソナルコンピュータ1を用いて作成されたラダープログラムが、ニモニックコードに一旦変換されて、パーソナルコンピュータ1からPLC2に送られ、その後に、そのラダープログラムをPLC2からパーソナルコンピュータ1に読み込んで、逆変換によりパーソナルコンピュータ1の表示部7にラダー図17を表示させる場合、図5で説明したような制御をCPU24が行ったときには、パーソナルコンピュータ1の表示部7に、図7(a)に示すような、そのラダープログラムがニモニックコードに変換される前のラダー図17が表示される。一方、図6で説明したような制御をCPU24が行ったときには、パーソナルコンピュータ1の表示部7に、図7(b)に示すような、正規化されたラダー図17が表示される。
本実施の形態では、PLC2からパーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラム、すなわちニモニックコードに変換されることにより位置情報が失われたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されているシンボル位置情報に基づいてシンボル19を画面表示させるとともに、そのシンボル位置情報に対応付けて付加表示位置情報記憶部25dに記憶されている付加表示位置情報に基づいてコメント31を画面表示させるので、シンボル19とコメント31との位置関係がずれることがない。したがって、ニモニックコードに変換されたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル19に対応付けてコメント31を良好に表示することができる。
また、図7(b)に示すように、ニモニックコードに変換されたラダープログラムに予め定められた規則に従って各シンボル19の位置情報を付与することにより、正規化されたラダー図17を表示させた場合でも、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されている位置情報が各シンボル19に付与された位置情報に変更され、それに応じて、コメント31の位置情報も変更されるので、コメント31がシンボル19とともに移動し、シンボル19に対応付けてコメント31が良好に表示される。
図8の(a),(b)は、シンボル19に対応付けてセル18内に背景34が表示されたラダー図17の一例を示す図である。
図8(a)に示すラダー図17には、図7(a)と同様に、2つの入力デバイスと1つの出力デバイスとからなるリレー回路が表されている。入力デバイスを表すシンボル19の一方が配置されているセル18内には、ハッチングにより表された背景34が装飾表示情報として表示されている。背景34は、シンボル19ごとに異なる内容に編集可能である。ただし、セル18に表示される背景34は、ハッチングに限らず他の背景パターンであってもよいし、特定の背景色や、背景パターンと背景色の組み合わせなどであってもよい。
図8(a)に示すようなラダー図17を構築することにより、パーソナルコンピュータ1を用いて作成されたラダープログラムが、ニモニックコードに一旦変換されて、パーソナルコンピュータ1からPLC2に送られ、その後に、そのラダープログラムをPLC2からパーソナルコンピュータ1に読み込んで、逆変換によりパーソナルコンピュータ1の表示部7にラダー図17を表示させる場合、図5で説明したような制御をCPU24が行ったときには、パーソナルコンピュータ1の表示部7に、図8(a)に示すような、そのラダープログラムがニモニックコードに変換される前のラダー図17が表示される。一方、図6で説明したような制御をCPU24が行ったときには、パーソナルコンピュータ1の表示部7に、図8(b)に示すような、正規化されたラダー図17が表示される。
本実施の形態では、PLC2からパーソナルコンピュータ1に読み込んだラダープログラム、すなわちニモニックコードに変換されることにより位置情報が失われたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されているシンボル位置情報に基づいてシンボル19を画面表示させるとともに、そのシンボル位置情報に対応付けて付加表示位置情報記憶部25dに記憶されている付加表示位置情報に基づいて、シンボル19が配置されているセル18内に背景34を画面表示させるので、シンボル19と背景34との位置関係がずれることがない。したがって、ニモニックコードに変換されたラダープログラムを画面表示する際に、シンボル19に対応付けて背景34を良好に表示することができる。
また、図8(b)に示すように、ニモニックコードに変換されたラダープログラムに予め定められた規則に従って各シンボル19の位置情報を付与することにより、正規化されたラダー図17を表示させた場合でも、シンボル位置情報記憶部25bに記憶されている位置情報が各シンボル19に付与された位置情報に変更され、それに応じて、背景34の位置情報も変更されるので、背景34がシンボル19とともに移動し、シンボル19に対応付けて背景34が良好に表示される。
上記実施の形態では、シンボル位置情報と付加表示位置情報とがそれぞれ別の記憶手段により記憶されるような構成について説明したが、この様な構成に限らず、シンボル位置情報に対応付けて付加表示情報が記憶されることにより、付加表示位置情報を記憶するための手段が省略されたような構成であってもよい。
また、付加表示情報は、コメント31などの文字列情報や背景34などの装飾表示情報に限らず、各シンボル19に対応付けて画面表示され、シンボルごとに異なる情報に編集可能であれば、他の付加表示情報であってもよい。
また、シンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示位置情報を、パーソナルコンピュータ1からPLC2に送信するような構成に限らず、ラダープログラムがニモニックコードに変換される際に、パーソナルコンピュータ1のシンボル位置情報記憶部25b、付加表示情報記憶部25c及び付加表示位置情報記憶部25dにそれぞれ記憶されたシンボル位置情報、付加表示情報及び付加表示位置情報に基づいて、ラダー図17が表示されるような構成であってもよい。
ところで、本実施の形態のパーソナルコンピュータ1では、アプリケーションソフト記憶部25eに記憶されているラダープログラム編集用ソフト以外の他のアプリケーションソフトを立ち上げるためのリンク表示をラダー図17に表示させたり、他のアプリケーションソフトの機能によりラダー図17にワークシートを表示させたりすることができる。
図9は、ラダープログラム編集用ソフト以外の他のアプリケーションソフトを立ち上げるためのリンク表示41が表示されたラダー図17の一例を示す図である。
図9に示すラダー図17には、仮想デバイスのシンボル19が適宜配置されることによりリレー回路が表示されている行とは異なる行に、リンク先のファイルを表す文字列からなるリンク表示41が表示されている。ユーザが、操作部8によりリンク表示41を選択する操作を行うと、そのファイルに対応するアプリケーションが自動的に立ち上がり、そのファイルの内容を表示するウィンドウが表示部7に表示される。
このように、ラダー図17上にリンク表示41を表示させることにより、ラダー図17上に表示されている内容に関連するアプリケーションを容易に立ち上げることができるので、利便性が向上する。
図10は、ラダープログラム編集用ソフト以外の他のアプリケーションソフトの機能によりワークシート42が表示されたラダー図17の一例を示す図である。
図10に示すラダー図17には、仮想デバイスのシンボル19が適宜配置されることによりリレー回路が表示されている行とは異なる行に、表計算を行うための表計算用ソフトの機能により、表計算を行うためのワークシート42が表示されている。ユーザは、操作部8を操作することにより、表、グラフ、演算式などをワークシート42上に書き込むことができる。
このように、ラダー図17上にワークシート42を表示させることにより、ラダー図17上に表示されている内容に関連する表、グラフ、演算式などを表示させ、必要に応じて、ラダー図17上で表計算を行うことができるので、利便性が向上する。
図11は、図10のラダー図17上に表示されるワークシート42の具体的内容を示す図である。
図11に示す具体例では、ラダー図17上に表示されたワークシート42に、表43及びグラフ44が書き込まれている。これらの表43及びグラフ44は互いに対応付けられており、表43の各欄に数値が書き込まれると、その数値に応じてグラフ44の内容が変更されるようになっている。
図11に示すようなワークシート42が表示されたラダー図17によれば、ラダー図17上でモニタ表示を行うことができる。すなわち、ワークシート42の表43の各欄に、ラダー図17に表示されている仮想デバイスを対応付けておくことにより、その仮想デバイスの現在値(デバイス値)を自動更新により表43に書き込ませ、それに応じて、グラフ44の内容を時々刻々と変化させることができる。
ただし、ラダー図17上に表示される内容は、表計算用ソフトの機能により表示されるワークシート42に限らず、例えば、文章を作成するための文章作成用ソフトなどの他のアプリケーションソフトの機能により表示される内容であってもよい。
上記実施の形態では、ユーザプログラム表示装置がノートタイプのパーソナルコンピュータ1により構成される場合について説明したが、ユーザプログラム表示装置は、ノートタイプのパーソナルコンピュータに限らず、例えば、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータであってもよいし、PDA(Personal Digital Assistance)などの他の情報端末装置であってもよい。
また、ユーザプログラム表示装置は、パーソナルコンピュータ1などの汎用の情報端末装置に限らず、ユーザプログラムを画面表示するための専用の装置であってもよい。
また、PLC2を制御するためのプログラムは、ユーザにより作成されるユーザプログラムであれば、ラダープログラムに限らず、他のプログラムであってもよい。例えば、PLC2を制御するためのプログラムは、SFC(Sequential Function Chart)、FBD(Function Block Diagram)、LD(Ladder Diagram)、IL(Instruction List)、ST(Struction Text)などのプログラム言語で作成されていてもよい。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
1 パーソナルコンピュータ
2 PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)
7 表示部
17 ラダー図
18 セル
19 シンボル
24 CPU
25b シンボル位置情報記憶部
25c 付加表示情報記憶部
25d 付加表示位置情報記憶部
26 通信部
27 ニモニック変換部
31 コメント
34 背景
2 PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)
7 表示部
17 ラダー図
18 セル
19 シンボル
24 CPU
25b シンボル位置情報記憶部
25c 付加表示情報記憶部
25d 付加表示位置情報記憶部
26 通信部
27 ニモニック変換部
31 コメント
34 背景
Claims (7)
- PLCを制御するためのユーザプログラムに基づいて、PLC内の各仮想デバイスに対応するシンボルを画面表示するユーザプログラム表示装置において、
ユーザプログラムに基づいて画面表示される各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶手段と、
各シンボルに対応付けて画面表示され、シンボルごとに異なる情報に編集可能な付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶手段と、
ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させるユーザプログラム表示手段とを備えたことを特徴とするユーザプログラム表示装置。 - 上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている各シンボルの位置情報に基づいて、上記付加表示情報の位置情報を記憶する付加表示位置情報記憶手段を備え、
上記ユーザプログラム表示手段は、ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させることを特徴とする請求項1に記載のユーザプログラム表示装置。 - 上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が変更された場合に、それに応じて、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報を変更する位置情報変更手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のユーザプログラム表示装置。
- ニモニックコードに変換されたユーザプログラムとともに、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報、上記付加表示情報記憶手段に記憶されている上記付加表示情報、及び、上記付加表示位置情報記憶手段に記憶されている位置情報を上記PLCに送信するための送信手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザプログラム表示装置。
- 上記付加表示情報は、各シンボルに対応付けて画面表示される文字列情報であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のユーザプログラム表示装置。
- 上記ユーザプログラム表示手段は、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて、複数のシンボル配置領域にそれぞれシンボルを画面表示し、
上記付加表示情報は、各シンボルに対応する上記シンボル配置領域に表示される装飾表示情報であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のユーザプログラム表示装置。 - PLCを制御するためのユーザプログラムに基づいて、PLC内の各仮想デバイスに対応するシンボルを画面表示するユーザプログラム表示装置のためのコンピュータプログラムにおいて、
ユーザプログラムに基づいて画面表示される各シンボルの位置情報を記憶するシンボル位置情報記憶手段と、
各シンボルに対応付けて画面表示され、シンボルごとに異なる情報に編集可能な付加表示情報を記憶する付加表示情報記憶手段と、
ニモニックコードに変換されたユーザプログラムを画面表示する際に、上記シンボル位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に基づいてシンボルを画面表示させるとともに、そのシンボルの位置情報に基づいて上記付加表示情報を画面表示させるユーザプログラム表示手段として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150355A JP2006330865A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | ユーザプログラム表示装置及びこれに適用されるプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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