JP2006329887A - 電圧印加試験装置及び半導体試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電圧印加試験時に被測定デバイス(DUT)が異常状態に陥っても、電圧発生回路の演算増幅器における出力部の電力損失の増加を抑制する。
【解決手段】 電圧発生回路10、電流検出用抵抗Rm、電流測定回路20、クランプ回路30等を有して構成される電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式において、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧を出力する差分出力回路41と、この差分出力回路41の出力電圧Vaを設定電圧Vinで除算する除算回路43と、この除算回路43の出力電圧Vbを電流測定回路20から出力された電圧Vmに加算してクランプ回路30へ送る加算回路42とによって構成された差分加算回路40を接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電圧発生回路10、電流検出用抵抗Rm、電流測定回路20、クランプ回路30等を有して構成される電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式において、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧を出力する差分出力回路41と、この差分出力回路41の出力電圧Vaを設定電圧Vinで除算する除算回路43と、この除算回路43の出力電圧Vbを電流測定回路20から出力された電圧Vmに加算してクランプ回路30へ送る加算回路42とによって構成された差分加算回路40を接続する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ICやLSIなどの被測定デバイスに所定の電圧を印加して、例えば機能試験や直流試験などの特性試験を行う電圧印加試験装置と、この電圧印加試験装置を備えた半導体試験装置に関し、特に、電圧印加試験時に被測定デバイスでショートなどの異常が発生した場合に、過電流保護制御を行って、試験装置の電力低減を可能とする電圧印加試験装置及び半導体試験装置に関する。
被測定デバイス(DUT(Device Under Test))を試験対象とする半導体試験装置においては、そのDUTが所定の動作を行うか否かをテストする機能試験や、DUTの直流特性が規定の特性に出来上がっているかをテストする直流試験などが行なわれる。
機能試験では、DUTの電源用端子に所定の電源電圧を印加し、入力端子にテストパターンを入力し、出力端子から期待した出力が出ているか判定することで、DUTの良否を判断している。
一方、直流特性試験では、DUTの入出力端子に所定の電圧を印加したときに流れる電流を測定する電圧印加電流測定試験と、DUTの入出力端子に定電流源から所定の電流を印加したときに端子に規定の電圧が発生するか否かを測定する電流印加電圧測定試験とを行う。
半導体試験装置は、これら機能試験や直流試験を行う際に、DUTに所定の電圧を与えるための電圧印加試験装置が備えられている。
一方、直流特性試験では、DUTの入出力端子に所定の電圧を印加したときに流れる電流を測定する電圧印加電流測定試験と、DUTの入出力端子に定電流源から所定の電流を印加したときに端子に規定の電圧が発生するか否かを測定する電流印加電圧測定試験とを行う。
半導体試験装置は、これら機能試験や直流試験を行う際に、DUTに所定の電圧を与えるための電圧印加試験装置が備えられている。
図6に、その電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式の主要構成を示す。
同図に示すように、電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式は、電圧発生回路10と、電流検出用抵抗Rmと、電流測定回路20と、クランプ回路(CLP−CKT)30とを有している。
同図に示すように、電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式は、電圧発生回路10と、電流検出用抵抗Rmと、電流測定回路20と、クランプ回路(CLP−CKT)30とを有している。
ここで、電圧発生回路10は、電圧反転型の電圧発生回路によって構成することができ、設定電圧Vinにもとづく所定の電圧VoをDUT(負荷、被測定デバイス)2に供給する。
この電圧発生回路10は、演算増幅器A1を備えている。演算増幅器A1の反転入力端子は抵抗Riを介して電圧設定器11に接続されており、非反転入力端子は接地されている。そして、帰還抵抗Rfが、演算増幅器A1の反転入力端子と電圧Voの印加される点との間に接続されている。
この電圧発生回路10は、演算増幅器A1を備えている。演算増幅器A1の反転入力端子は抵抗Riを介して電圧設定器11に接続されており、非反転入力端子は接地されている。そして、帰還抵抗Rfが、演算増幅器A1の反転入力端子と電圧Voの印加される点との間に接続されている。
電流検出用抵抗Rmは、演算増幅器A1の出力端子と電圧Voの印加される点との間に接続されている。
電流測定回路20は、電流検出用抵抗Rmに流れる電流Icを電圧として検出し、クランプ回路30へ送る。
この電流測定回路20は、演算増幅器A2を備えている。演算増幅器A2の非反転入力端子は、抵抗Rm1を介して電流検出用抵抗Rmの一端(V2側)に接続されるとともに、抵抗Rm2が接続され、この抵抗Rm2の他端が接地されている。一方、反転入力端子は、抵抗Rm1を介して電流検出用抵抗Rmの他端(V1側)に接続されている。そして、帰還抵抗である抵抗Rm2が、演算増幅器A2の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
電流測定回路20は、電流検出用抵抗Rmに流れる電流Icを電圧として検出し、クランプ回路30へ送る。
この電流測定回路20は、演算増幅器A2を備えている。演算増幅器A2の非反転入力端子は、抵抗Rm1を介して電流検出用抵抗Rmの一端(V2側)に接続されるとともに、抵抗Rm2が接続され、この抵抗Rm2の他端が接地されている。一方、反転入力端子は、抵抗Rm1を介して電流検出用抵抗Rmの他端(V1側)に接続されている。そして、帰還抵抗である抵抗Rm2が、演算増幅器A2の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
クランプ回路(CLP−CKT)30は、電流測定回路20からの出力電圧VmをVCLPとして入力し、これにもとづく電流が制限電流の設定値を超えたとき、電圧発生回路10に電流制限制御電流(制御電流)I1を出力する。これにより電圧Voが制御される。
これら回路を有する電圧印加試験装置100において、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの関係は、電圧発生回路10の構成により、次式で表される。
Vo=−Rf/Ri*Vin ・・・(式1)
Vo=−Rf/Ri*Vin ・・・(式1)
また、電圧印加試験装置100における電圧印加試験時の電流制限は、電流検出用抵抗Rmの両端の電位差(V2−V1)を電流測定回路20で検出し、その電位差にもとづきクランプ回路30により制御される。この電流制限状態では、Io、Ic、VCLPがそれぞれ次の各式で表される。
Io=Ic ・・・(式2)
Ic=(V2−V1)/Rm ・・・(式3)
VCLP=Rm2/Rm1*(V2−V1)=Vm ・・・(式4)
Io=Ic ・・・(式2)
Ic=(V2−V1)/Rm ・・・(式3)
VCLP=Rm2/Rm1*(V2−V1)=Vm ・・・(式4)
さらに、図6に示した電圧印加試験装置100におけるVo/Io特性図を図7に示す。
Vo=−Vinとした場合、図7に示すように、各設定電圧Vinに対してIoは一定の電流制限値Icで制御することが可能である。
なお、以上説明した従来の電圧印加試験装置の構成例に関する公知文献として、例えば、特許文献1がある。
特開昭61−000824号公報
Vo=−Vinとした場合、図7に示すように、各設定電圧Vinに対してIoは一定の電流制限値Icで制御することが可能である。
なお、以上説明した従来の電圧印加試験装置の構成例に関する公知文献として、例えば、特許文献1がある。
しかしながら、図6に示した従来の電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式においては、電圧印加試験時にDUT2が異常状態(例えば、ショートするなどしてインピーダンスが低下した場合など)に陥ると、以下に説明するように、演算増幅器A1の出力部の電力損失が増加するという問題があった。
その問題を説明するために、図6に示した電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式における演算増幅器A1の出力部の簡略化図を図8に示す。
同図に示すように、演算増幅器A1の出力部は、等価回路としてトランジスタにより示すことができる。
ここで、電力損失をPOWERとすると、次の式が成り立つ。
POWER=Vce*Ic ・・・(式5)
なお、Vceは、トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電圧である。
同図に示すように、演算増幅器A1の出力部は、等価回路としてトランジスタにより示すことができる。
ここで、電力損失をPOWERとすると、次の式が成り立つ。
POWER=Vce*Ic ・・・(式5)
なお、Vceは、トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電圧である。
そして、図6に示した従来の電圧印加試験装置は、垂下方式の過電流保護回路を構成しており、図7からもわかるように、過電流発生時にその過電流を抑制して一定値にするだけで、それ以上低下させるものではない。このため、DUT2が異常状態に陥った場合は、図7からわかる通り、Voが低下しても、Io=Icの関係により、出力電流Ioは電流制限値Icを保ったまま出力される。
このため、電圧印加試験装置100としては、Voの低下に伴ってVceが上昇し、この結果、演算増幅器A1の出力部の電力損失POWERが増加してしまうという問題が生じていた。
このため、電圧印加試験装置100としては、Voの低下に伴ってVceが上昇し、この結果、演算増幅器A1の出力部の電力損失POWERが増加してしまうという問題が生じていた。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、電圧印加試験時にDUTが異常状態に陥ったとしても、過電流保護を行って、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制可能とする電圧印加試験装置及び半導体試験装置の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の電圧印加試験装置は、設定電圧にもとづく所定の電圧を被測定デバイスに供給する電圧発生回路と、この電圧発生回路から被測定デバイスへ流れる電流を電圧として検出するための電流検出用抵抗と、この電流検出用抵抗の両端の電位差を検出して出力する電流測定回路と、電流検出用抵抗に流れる電流を制限するための制御電流を電圧発生回路へ送るクランプ回路とを備えた電圧印加試験装置であって、被測定デバイスに供給される電圧と設定電圧との差により発生する電圧を、電流測定回路から出力される電圧に加算して、クランプ回路へ送る差分加算回路を備え、クランプ回路が、差分加算回路から出力された電圧を入力し、この入力した電圧にもとづいて、制御電流を電圧発生回路へ送る構成としてある。
電圧印加試験装置をこのような構成とすると、Vo/Io特性においてIoについてフの字特性を実現できる。これにより、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合には、過電流保護制御が行われて電流Icが電流制限値Icmaxよりもさらに低下するため、電圧発生回路における演算増幅器A1の出力部での電力損失の増加を抑制できる。
具体的には、次のように動作する。
電流制限状態においては、従来のVCLP=Vmと異なり、差分加算回路にて、被測定デバイスに供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが、電流測定回路から出力された電圧Vmに加算されVCLP=Vm+Vaとなる。そして、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Vo/Io特性にてIoのフの字特性を実現できる。
また、設定電圧Vinを変化させた場合においても、Vo=−Vinの状態では、Icmaxを実現できる。
このため、電圧印加試験時にて被測定デバイスが正常状態のときには、Io=Icmaxの関係を保って試験を行うことができ、一方、被測定デバイスが異常状態に陥った場合には、過電流保護制御が行われて電流Icが電流制限値Icmaxよりもさらに低下し、これにより、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
電流制限状態においては、従来のVCLP=Vmと異なり、差分加算回路にて、被測定デバイスに供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが、電流測定回路から出力された電圧Vmに加算されVCLP=Vm+Vaとなる。そして、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Vo/Io特性にてIoのフの字特性を実現できる。
また、設定電圧Vinを変化させた場合においても、Vo=−Vinの状態では、Icmaxを実現できる。
このため、電圧印加試験時にて被測定デバイスが正常状態のときには、Io=Icmaxの関係を保って試験を行うことができ、一方、被測定デバイスが異常状態に陥った場合には、過電流保護制御が行われて電流Icが電流制限値Icmaxよりもさらに低下し、これにより、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、本発明の電圧印加試験装置は、差分加算回路が、被測定デバイスに供給される電圧と設定電圧との差により発生する電圧を出力する差分出力回路と、この差分出力回路から出力された電圧を、電流測定回路から出力された電圧に加算してクランプ回路へ送る加算回路とを備えた構成としてある。
電圧印加試験装置をこのような構成とすれば、被測定デバイスに供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが差分出力回路から出力され、加算回路でその電圧Vaが演算増幅器A2の出力電圧Vmに加算されてクランプ回路に入力される。このような構成により、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できるため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥ったときには、過電流保護制御を行って、電流Icを電流制限値Icmaxよりも減少させることができ、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、本発明の電圧印加試験装置は、差分加算回路が、差分出力回路から出力された電圧を入力し、この入力した電圧を設定電圧で除算して加算回路へ出力する除算回路を備え、加算回路が、除算回路から出力された電圧を電流測定回路から出力された電圧に加算して、クランプ回路へ送る構成としてある。
電圧印加試験装置をこのような構成とすると、差分加算回路に除算回路が設けられるため、Vo/Io特性ではIoについてのフの字特性に一定の電流制限最低値(Icmin)を設けることができる。このため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥ると、発生電圧がどのような値を示していたとしても、Vo=0V上を集点とする一定の電流制限最低値(Icmin)に収束するよう制御することができる。
具体的には、次のように動作する。
電流制限状態においては、差分加算回路にて、被測定デバイスに供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが、Vinで除算され、この除算で得られた電圧Vb(図3では、反転した電圧Vb)が電流測定回路の出力電圧Vmに加算されてVCLP=Vm+Vb=Vm+(−Va/Vin)となる。そして、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Vo/Io特性にてIoのフの字特性を実現できる。しかも、除算回路により(−Va/Vin)が算出されるため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥ったときには、発生電圧がどのような値を示していたとしても、一定の電流制限最低値(Icmin)に収束させることができる。したがって、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を十分抑制できる。
電流制限状態においては、差分加算回路にて、被測定デバイスに供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが、Vinで除算され、この除算で得られた電圧Vb(図3では、反転した電圧Vb)が電流測定回路の出力電圧Vmに加算されてVCLP=Vm+Vb=Vm+(−Va/Vin)となる。そして、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Vo/Io特性にてIoのフの字特性を実現できる。しかも、除算回路により(−Va/Vin)が算出されるため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥ったときには、発生電圧がどのような値を示していたとしても、一定の電流制限最低値(Icmin)に収束させることができる。したがって、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を十分抑制できる。
ここで、除算回路を有しない差分加算回路を備えた電圧印加試験装置(図1参照)と、除算回路を有する差分加算回路を備えた電圧印加試験装置(図3参照)とを比較する。
除算回路を有しない差分加算回路を備えた電圧印加試験装置では、フの字特性は、図2に示すようになり、フの字の斜線部がいずれも同じ傾斜角度で平行して下降する。これに対し、除算回路を有する差分加算回路を備えた電圧印加試験装置では、フの字特性は、図4に示すようになり、フの字の斜線部が一定の電流制限最低値(Icmin)に収束する。
除算回路を有しない差分加算回路を備えた電圧印加試験装置では、フの字特性は、図2に示すようになり、フの字の斜線部がいずれも同じ傾斜角度で平行して下降する。これに対し、除算回路を有する差分加算回路を備えた電圧印加試験装置では、フの字特性は、図4に示すようになり、フの字の斜線部が一定の電流制限最低値(Icmin)に収束する。
ここで、設定電圧Vinが大きい場合には、図2と図4のいずれのフの字特性においても、Icを十分低下させることができる。
これに対し、設定電圧Vinが小さい場合には、図2のフの字特性ではIcを少しだけ低下させるにとどまるものの、図4のフの字特性では、Icを十分低下させることができる。このため、除算回路を有する差分加算回路を備えた電圧印加試験装置においては、設定電圧Vinが大きい場合のみならず小さい場合でも、Icを十分低減して、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
これに対し、設定電圧Vinが小さい場合には、図2のフの字特性ではIcを少しだけ低下させるにとどまるものの、図4のフの字特性では、Icを十分低下させることができる。このため、除算回路を有する差分加算回路を備えた電圧印加試験装置においては、設定電圧Vinが大きい場合のみならず小さい場合でも、Icを十分低減して、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、本発明の電圧印加試験装置は、電圧発生回路が、電圧フォロワ型の電圧発生回路からなる構成としてある。
電圧印加試験装置をこのような構成とすれば、電圧発生回路が電圧フォロワ型の電圧発生回路で構成された場合においても、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。このため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合、過電流保護制御を行って、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
電圧印加試験装置をこのような構成とすれば、電圧発生回路が電圧フォロワ型の電圧発生回路で構成された場合においても、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。このため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合、過電流保護制御を行って、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、本発明の半導体試験装置は、被測定デバイスの特性試験を行う半導体試験装置であって、特性試験を行う手段が、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電圧印加試験装置を含む構成としてある。
半導体試験装置をこのような構成とすると、この半導体試験装置に備えられた電圧印加試験装置において、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。したがって、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合においても、過電流保護制御がはたらいて、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
半導体試験装置をこのような構成とすると、この半導体試験装置に備えられた電圧印加試験装置において、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。したがって、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合においても、過電流保護制御がはたらいて、演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
以上のように、本発明によれば、電圧印加試験装置が、被測定デバイスに供給される電圧と設定電圧との差により発生する電圧を出力する差分出力回路と、電流検出用抵抗の両端の電位差を検出した演算増幅器の出力電圧に差分出力回路の出力電圧を加算する加算回路とを備え、この加算回路の出力電圧をクランプ回路に入力する構成としてあるため、この電圧印加試験装置のVo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。このため、電圧印加試験時に被測定デバイスがショートなどの異常状態に陥った場合にも、過電流保護制御を行って、電圧発生回路の演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
さらに、差分加算回路に除算回路が設けられるため、Vo/Io特性におけるフの字特性に、Vo=0V上を集点として一定の電流制限最低値(Icmin)を設けることができる。このため、電圧印加試験時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合に、発生電圧がいくら小さな値を示していたとしても、一定の電流制限最低値(Icmin)に収束するよう制御することができる。したがって、電圧発生回路の演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を十分抑制できる。
以下、本発明に係る電圧印加試験装置及び半導体試験装置の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の電圧印加試験装置及び半導体試験装置の第一実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式の構成を示す回路構成図である。
なお、本実施形態の電圧印加試験装置は、従来の電圧印加試験装置と同様、半導体試験装置において、被測定デバイス(DUT2)の特性試験(機能試験や直流試験)を行う際にDUT2に電圧を与えるための装置である。
まず、本発明の電圧印加試験装置及び半導体試験装置の第一実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態に係る電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式の構成を示す回路構成図である。
なお、本実施形態の電圧印加試験装置は、従来の電圧印加試験装置と同様、半導体試験装置において、被測定デバイス(DUT2)の特性試験(機能試験や直流試験)を行う際にDUT2に電圧を与えるための装置である。
電圧印加試験装置1aの電圧発生電流制限方式は、図1に示すように、電圧発生回路10aと、電流検出用抵抗Rmと、電流測定回路20と、クランプ回路30と、差分加算回路40とを有している。
なお、本実施形態の電圧印加試験装置1aには、図1に示した主要構成の他、例えば、電流測定用の電流検出手段やAD変換器などを備えることもできる。
なお、本実施形態の電圧印加試験装置1aには、図1に示した主要構成の他、例えば、電流測定用の電流検出手段やAD変換器などを備えることもできる。
電圧印加試験装置1aの電圧発生電流制限方式における電圧発生回路10a、電流検出用抵抗Rm、電流測定回路20は、図6に示した従来の電圧印加試験装置100の電圧発生電流制限方式における電圧発生回路10、電流検出用抵抗Rm、電流測定回路20とそれぞれ同様の機能を有している。したがって、それら構成の有する機能の説明は省略する。
差分加算回路40は、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaを、電流検出用抵抗Rmの両端の電位差(V2−V1)を検出した電流測定回路20(演算増幅器A2)の出力電圧Vmに加算して、クランプ回路30へ送る回路であって、差分出力回路41aと、加算回路42とを有している。
ここで、差分出力回路41aは、演算増幅器A3を備えている。
この演算増幅器A3の反転入力端子は、抵抗Ra1を介して当該差分出力回路41aにおける設定電圧Vinの入力端子に接続されるとともに、抵抗Ra1を介して当該差分出力回路41aにおける電圧Voの入力端子に接続されている。一方、演算増幅器A3の非反転入力端子は、接地されている。
また、帰還抵抗である抵抗Ra2が、演算増幅器A3の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
この演算増幅器A3の反転入力端子は、抵抗Ra1を介して当該差分出力回路41aにおける設定電圧Vinの入力端子に接続されるとともに、抵抗Ra1を介して当該差分出力回路41aにおける電圧Voの入力端子に接続されている。一方、演算増幅器A3の非反転入力端子は、接地されている。
また、帰還抵抗である抵抗Ra2が、演算増幅器A3の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
このような構成により、差分出力回路41aの出力電圧Vaは、次式で表される。
Va=−Ra2/Ra1*(Vin+Vo) ・・・(式6)
なお、差分出力回路41aは一般に加算増幅回路と呼ばれる回路で構成されているが、電圧発生回路10の構成によりVo=−Vinとなるため、差分出力回路41aの出力電圧Vaは、電圧Voが正常に出力されている場合は、0Vとなる。そして、DUT2で異常が発生した場合には、Voが低下し、このVoと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが出力される。なお、式6中のVinは、−Vinとして入力される。
Va=−Ra2/Ra1*(Vin+Vo) ・・・(式6)
なお、差分出力回路41aは一般に加算増幅回路と呼ばれる回路で構成されているが、電圧発生回路10の構成によりVo=−Vinとなるため、差分出力回路41aの出力電圧Vaは、電圧Voが正常に出力されている場合は、0Vとなる。そして、DUT2で異常が発生した場合には、Voが低下し、このVoと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaが出力される。なお、式6中のVinは、−Vinとして入力される。
加算回路42は、演算増幅器A4を備えている。
この演算増幅器A4の反転入力端子は、抵抗Rb1を介して電流測定回路20の演算増幅器A2の出力端子に接続されるとともに、抵抗Rb1を介して差分出力回路41aの演算増幅器A3の出力端子に接続されている。一方、演算増幅器A4の非反転入力端子は、接地されている。
また、帰還抵抗である抵抗Rb2が、演算増幅器A4の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
この演算増幅器A4の反転入力端子は、抵抗Rb1を介して電流測定回路20の演算増幅器A2の出力端子に接続されるとともに、抵抗Rb1を介して差分出力回路41aの演算増幅器A3の出力端子に接続されている。一方、演算増幅器A4の非反転入力端子は、接地されている。
また、帰還抵抗である抵抗Rb2が、演算増幅器A4の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。
このような構成を有する加算回路42の出力電圧は、VCLPとしてクランプ回路30に入力される。VCLPは、次式で表される。
VCLP=−Rb2/Rb1*(Vm+Va) ・・・(式7)
この式7中のVaは、前述したように電圧Voが正常に出力されている場合には、0Vとなる。この場合のVCLPは、次式で表される。
VCLP=−Rb2/Rb1*Vm ・・・(式8)
そして、Rb1=Rb2とすれば、VCLPは次式で表される。
VCLP=−Vm ・・・(式9)
この式9は、Vmを反転してVCLPとすることを示すものであるが、その反転することを除けば、前述した式4、すなわち図6に示した従来の電圧印加試験装置100におけるVCLPの算出式と同じになる。したがって、電圧Voが正常に出力されている場合の電圧Voの制御は、本実施形態の電圧印加試験装置1aにおいても、また従来の電圧印加試験装置100においても同様に行われる。
VCLP=−Rb2/Rb1*(Vm+Va) ・・・(式7)
この式7中のVaは、前述したように電圧Voが正常に出力されている場合には、0Vとなる。この場合のVCLPは、次式で表される。
VCLP=−Rb2/Rb1*Vm ・・・(式8)
そして、Rb1=Rb2とすれば、VCLPは次式で表される。
VCLP=−Vm ・・・(式9)
この式9は、Vmを反転してVCLPとすることを示すものであるが、その反転することを除けば、前述した式4、すなわち図6に示した従来の電圧印加試験装置100におけるVCLPの算出式と同じになる。したがって、電圧Voが正常に出力されている場合の電圧Voの制御は、本実施形態の電圧印加試験装置1aにおいても、また従来の電圧印加試験装置100においても同様に行われる。
一方、DUT2で異常が発生した場合は、Voが低下するためにVaが0以外の値を示す。この場合、VCLPは、式7にて算出される値を示して加算回路42から出力される。すなわち、加算回路42は、電流測定回路20の出力電圧Vmと、差分出力回路41aの出力電圧Vaとを加算し、さらに定数(Rb2/Rb1)を乗算した値を反転し、これをVCLPとして出力する。
クランプ回路30は、差分加算回路40(具体的には、加算回路42の演算増幅器A4)から出力された電圧(−VCLP)を入力し、この入力した電圧にもとづく電流が制限電流の設定値を超えたか否かを判断し、設定値を超えたときには、電圧発生回路10に制御電流I1を出力して電圧Voを制御する。
このような構成とすることにより、本実施形態の電圧印加試験装置1aは、図2に示すように、Vo/Io特性ではIoについてフの字特性を実現できる。
すなわち、電流制限状態においては、従来の電圧印加試験装置におけるVCLP=Vmの関係と異なり、VinとVoの差により発生する電圧VaがVmに加算されて反転する(VCLP=−(Vm+Va))。この結果、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Ioとして図2に示すようなフの字特性を実現できる。
したがって、電圧印加試験時にDUT2が異常事態に陥った場合には、負荷電流をフの字特性により低減させることができる。これにより、電圧発生回路10の演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、発生電圧を変化させた場合において、Vo=−Vinの状態では、最大設定電流(Icmax)を実現できる。
すなわち、電流制限状態においては、従来の電圧印加試験装置におけるVCLP=Vmの関係と異なり、VinとVoの差により発生する電圧VaがVmに加算されて反転する(VCLP=−(Vm+Va))。この結果、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Ioとして図2に示すようなフの字特性を実現できる。
したがって、電圧印加試験時にDUT2が異常事態に陥った場合には、負荷電流をフの字特性により低減させることができる。これにより、電圧発生回路10の演算増幅器A1の出力部における電力損失の増加を抑制できる。
また、発生電圧を変化させた場合において、Vo=−Vinの状態では、最大設定電流(Icmax)を実現できる。
[第二実施形態]
次に、本実施形態の電圧印加試験装置及び半導体試験装置の第二実施形態について、図3を参照して説明する。
同図は、本実施形態の電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式の構成を示す回路構成図である。
次に、本実施形態の電圧印加試験装置及び半導体試験装置の第二実施形態について、図3を参照して説明する。
同図は、本実施形態の電圧印加試験装置の電圧発生電流制限方式の構成を示す回路構成図である。
本実施形態の電圧印加試験装置1bの電圧発生電流制限方式は、第一実施形態と比較して、差分加算回路40の差分出力回路41aと加算回路42との間に除算回路43を接続した点が相違する。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図3において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
したがって、図3において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
除算回路43は、差分出力回路41aから出力された電圧Vaを設定電圧Vinで除算し比率整合し、これを反転したVbとして出力する。
すなわち、電圧Vbは、次式で表される。
Vb=−Va/Vin ・・・(式10)
なお、除算回路43は、Vinを−Vinとして入力する。このため、Vbは+Vbとして出力される。
また、除算回路43は、従来公知の任意好適な除算回路を用いることができる。
すなわち、電圧Vbは、次式で表される。
Vb=−Va/Vin ・・・(式10)
なお、除算回路43は、Vinを−Vinとして入力する。このため、Vbは+Vbとして出力される。
また、除算回路43は、従来公知の任意好適な除算回路を用いることができる。
加算回路42は、演算増幅器A4を備えている。この演算増幅器A4の反転入力端子は、抵抗Rb1を介して電流測定回路20の出力Vmに接続されるとともに、抵抗Rb1を介して除算回路43の出力Vbに接続されている。一方、演算増幅器A4の非反転入力端子は、接地されている。また、帰還抵抗Rb2が、演算増幅器A4の反転入力端子と出力端子に接続されている。
このような構成により、加算回路42の出力電圧VCLPは、次式で表される。
VCLP=−Rb2/Rb1*(Vm+Vb) ・・・(式11)
このような構成により、加算回路42の出力電圧VCLPは、次式で表される。
VCLP=−Rb2/Rb1*(Vm+Vb) ・・・(式11)
このような構成を備えることにより、本実施形態の電圧印加試験装置1bは、図4に示すように、Vo/Io特性にてIoのフの字特性を実現できるとともに、Vo=0Vを集点として一定の最小制限電流(Icmin)を設けることができる。
すなわち、電流制限状態において、VinとVoの差分Vaを算出し、このVaをVinで除算してVbを算出し、このVbをVmに加算することにより(VCLP=−(Vm+Vb)=−(Vm+(−Va/Vin)))となり、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Ioとして図4に示すようなフの字特性を実現できる。しかも、除算回路43にてVb=−Va/Vinを算出し、これをVmに加算することにより、一定の電流制限最低値(Icmin)が設けられたフの字特性を得ることが可能となる。
さらに、発生電圧を変化させた場合においても、Vo=−Vinの状態ではIcmaxを実現することができる。
すなわち、電流制限状態において、VinとVoの差分Vaを算出し、このVaをVinで除算してVbを算出し、このVbをVmに加算することにより(VCLP=−(Vm+Vb)=−(Vm+(−Va/Vin)))となり、Vinに対するVoの変化に対して、V2−V1間電圧が変化するため、Ioとして図4に示すようなフの字特性を実現できる。しかも、除算回路43にてVb=−Va/Vinを算出し、これをVmに加算することにより、一定の電流制限最低値(Icmin)が設けられたフの字特性を得ることが可能となる。
さらに、発生電圧を変化させた場合においても、Vo=−Vinの状態ではIcmaxを実現することができる。
以上の理由により、DUT2がショートした場合などの異常事態において、負荷電流をフの字特性により低減させることが可能であり、かつ、発生電圧を変化させた場合においても、最大設定電流(Icmax)を出力させることが可能となる。
しかも、異常事態における負荷電流の低減時に、発生設定電圧値が低い場合には、急激に電流が低減し、所定の最小制限電流(Icmin)に制御することが可能となる。
しかも、異常事態における負荷電流の低減時に、発生設定電圧値が低い場合には、急激に電流が低減し、所定の最小制限電流(Icmin)に制御することが可能となる。
なお、電圧印加試験装置1の電圧発生回路10は、図5に示すような電圧フォロワ型の電圧発生回路10bにより構成することができる。
この場合、差分加算回路40の差分出力回路41bは、図5に示すような構成となる。すなわち、差分出力回路41bは、演算増幅器A5を備えている。この演算増幅器A5の非反転入力端子は、抵抗Rc1を介して当該差分出力回路41bにおける電圧Vinの入力端子に接続されるとともに、抵抗Rc2を介して接地されている。一方、差分出力回路41bの反転入力端子は、抵抗Rc1を介して当該差分出力回路41bにおける電圧Voの入力端子に接続されている。さらに、帰還抵抗となる抵抗Rc2が、演算増幅器A5の出力端子と反転入力端子に接続されている。
この場合、差分加算回路40の差分出力回路41bは、図5に示すような構成となる。すなわち、差分出力回路41bは、演算増幅器A5を備えている。この演算増幅器A5の非反転入力端子は、抵抗Rc1を介して当該差分出力回路41bにおける電圧Vinの入力端子に接続されるとともに、抵抗Rc2を介して接地されている。一方、差分出力回路41bの反転入力端子は、抵抗Rc1を介して当該差分出力回路41bにおける電圧Voの入力端子に接続されている。さらに、帰還抵抗となる抵抗Rc2が、演算増幅器A5の出力端子と反転入力端子に接続されている。
この演算増幅器A5の出力電圧Vaは、除算回路43に入力される。
これにより、電圧フォロワ型の電圧発生回路10bを備えた電圧印加試験装置1cにおいても、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaを設定電圧Vinで除算して得られた電圧Vbを電圧測定回路20の演算増幅器A2の出力電圧Vmに加算しVCLPとしてクランプ回路30へ送ることができる。したがって、Vo/Io特性では、図4と同様に、Ioについてフの字特性を実現でき、しかも、一定の電流制限最低値(Icmin)を設けることができる。
なお、図5に示す除算回路43を備えない場合は、差分出力回路41bの出力電圧Vaと電流測定回路20の出力電圧Vmとが加算回路42で加算されるため、Vo/Io特性では、図2と同様なフの字特性を実現できる。
これにより、電圧フォロワ型の電圧発生回路10bを備えた電圧印加試験装置1cにおいても、DUT2に供給される電圧Voと設定電圧Vinとの差により発生する電圧Vaを設定電圧Vinで除算して得られた電圧Vbを電圧測定回路20の演算増幅器A2の出力電圧Vmに加算しVCLPとしてクランプ回路30へ送ることができる。したがって、Vo/Io特性では、図4と同様に、Ioについてフの字特性を実現でき、しかも、一定の電流制限最低値(Icmin)を設けることができる。
なお、図5に示す除算回路43を備えない場合は、差分出力回路41bの出力電圧Vaと電流測定回路20の出力電圧Vmとが加算回路42で加算されるため、Vo/Io特性では、図2と同様なフの字特性を実現できる。
以上、本発明の電圧印加試験装置及び半導体試験装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る電圧印加試験装置及び半導体試験装置は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明は、電圧発生電流測定時に被測定デバイスが異常状態に陥った場合に、過電流保護制御を行って試験装置の電力低減を図るものであるため、電圧発生電流測定を行う装置に利用可能である。
1a、1b、1c 電圧印加試験装置
2 DUT(被測定デバイス)
10a、10b 電圧発生回路
20 電流測定回路
30 クランプ回路
40 差分加算回路
41a、41b 差分出力回路
42 加算回路
43 除算回路
A1 演算増幅器
A2 演算増幅器
A3 演算増幅器
A4 演算増幅器
A5 演算増幅器
Rm 電流検出用抵抗
2 DUT(被測定デバイス)
10a、10b 電圧発生回路
20 電流測定回路
30 クランプ回路
40 差分加算回路
41a、41b 差分出力回路
42 加算回路
43 除算回路
A1 演算増幅器
A2 演算増幅器
A3 演算増幅器
A4 演算増幅器
A5 演算増幅器
Rm 電流検出用抵抗
Claims (5)
- 設定電圧にもとづく所定の電圧を被測定デバイスに供給する電圧発生回路と、
この電圧発生回路から前記被測定デバイスへ流れる電流を電圧として検出するための電流検出用抵抗と、
この電流検出用抵抗の両端の電位差を検出して出力する電流測定回路と、
前記電流検出用抵抗に流れる電流を制限するための制御電流を前記電圧発生回路へ送るクランプ回路とを備えた電圧印加試験装置であって、
前記被測定デバイスに供給される電圧と前記設定電圧との差により発生する電圧を、前記電流測定回路から出力される電圧に加算して、前記クランプ回路へ送る差分加算回路を備え、
前記クランプ回路が、前記差分加算回路から出力された電圧を入力し、この入力した電圧にもとづいて、前記制御電流を前記電圧発生回路へ送る
ことを特徴とする電圧印加試験装置。 - 前記差分加算回路が、
前記被測定デバイスに供給される電圧と前記設定電圧との差により発生する電圧を出力する差分出力回路と、
この差分出力回路から出力された電圧を、前記電流測定回路から出力された電圧に加算して前記クランプ回路へ送る加算回路とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の電圧印加試験装置。 - 前記差分加算回路が、
前記差分出力回路から出力された電圧を入力し、この入力した電圧を前記設定電圧で除算して前記加算回路へ出力する除算回路を備え、
前記加算回路が、前記除算回路から出力された電圧を前記電流測定回路から出力された電圧に加算して、前記クランプ回路へ送る
ことを特徴とする請求項2記載の電圧印加試験装置。 - 前記電圧発生回路が、電圧フォロワ型の電圧発生回路からなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電圧印加試験装置。 - 被測定デバイスの特性試験を行う半導体試験装置であって、前記特性試験を行う手段が、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電圧印加試験装置を含む
ことを特徴とする半導体試験装置。
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- 2005-05-27 JP JP2005156257A patent/JP2006329887A/ja not_active Ceased
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