JP2006329654A - ケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルを、容易且つ迅速にセル内へ送給することができるようにすると共に、セル内の雰囲気が外部環境へ放出されることをが防止でき、しかも、費用も高価にならず、見栄えの良い状態で、ケーブルをセル内へ挿入し得るようにした信頼性の高いケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法を提供する。
【解決手段】小物物品投入装置の投入弁6に接続されて内部をケーブル21が挿通されるようにしたケーブル挿入装置本体29と、ケーブル挿入装置本体29の外周側に装着されて内部にケーブル挿入装置本体29内へ送給されるケーブル21を収納し得られると共に、ケーブル挿入装置本体29とは反対側のケーブル21は、ゴム栓32を通って外部へ延在されるようにした袋体30と、ケーブル挿入装置本体29のインリーク管36に設けたフィルタ38及びインリーク弁35と、袋体30に設けたフィルタ31を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法に関する。
例えば、高レベル放射線を取り扱うプラントにおいては、高レベル放射線区域である処理区画に設置したガラス溶融炉のフランジと処理区画の側壁を貫通する配管の端部に形成したフランジとを、高レベル放射性廃液をガラス溶融炉へ供給するための連結管を介して接続するが、該連結管は使用により劣化するため、定期的に新たな連結管と交換する必要がある。そこで、この新たな連結管の製作のため、側壁を貫通する配管における端部の既存のフランジ及びガラス溶融炉側の新たなフランジの夫々に計測用のターゲットを装着して、前記両フランジを処理区画内に設置した撮影装置により撮影し、得られた信号を画像処理して得られた画像データから個々の座標を算出して両フランジの相対的な位置関係を求め、この位置関係に基づき、前記両フランジに締結すべき連結管を形成することが提案されている。
而して、前記フランジ部を撮影するに際しては、処理区画であるセル内に予め設置されている撮影装置により撮影して得られた信号の授受を行なうことができるよう、セル区画外からケーブルを挿入する必要があり、このケーブルの挿入には、セル区画外からセル内へドライバやスパナ等の工具類等、或は機器の交換部品等の小物物品を投入するために設置した配管状の小物物品投入装置を使用することが行なわれている。而して、従来の小物物品投入装置は図13〜図15に示されている。
図中、1はガラス溶融炉等が設置されて人が立ち入ることのできない高レベル放射線環境下にあるセル、2はセル1外の人が立ち入ることのできる室、3はセル1内と室2とを仕切るコンクリート製の遮蔽壁である。遮蔽壁3には、小物物品投入装置4の金属製の投入管5が、室2からセル1側へ向けて下り傾斜となるよう、埋め込まれており、先端部はセル1内へ突出し、後端部は室2内に位置している。而して、投入管5は、側面形状が蛇行湾曲した略S字形状で、平面形状はセル1側先端部が若干右側へ曲折された形状となっている。
又、投入管5の室2側の端部には、玉形弁のような投入弁6が取付けられており、投入弁6の投入管5とは反対側の端部には、小物物品を投入するための投入用短管7が、投入用短管7の投入弁6側端部に設けたフランジ7a及び投入弁6の投入用短管7側端部に設けたフランジ6aを介して接続されている。投入管5の傾斜角度は両側の緩い部分で約30度、中間の部分は略垂直である。
投入用短管7の投入弁6接続側とは反対側の端部には、図15に示すように、水平ピン8を介して開閉可能な蓋体9が枢支されており、蓋体9は、投入用短管7の投入弁6側とは反対側の端部に設けたフランジ7bに対し、蝶ボルト10を介し締結することにより、密閉状態に閉止し得るようになっている。又、投入用短管7には、投入用短管7内にパージガスを供給するための管路11が接続されており、管路11は、当該管路11の投入用短管7側とは反対側の端部に設けたフランジ11a及び管路12の管路11側端部に設けたフランジ12aを介し、管路12と接続し得るようになっている。
投入管5の側面形状を蛇行湾曲した略S字状にし、先端側を曲折させるのは、小物物品をセル1内に投入するために、蓋体9を開いた際に、セル1側から直進してくる放射線が投入管5の内周面に衝突することにより、投入管5により吸収されるようにし、これにより、放射線が外部である室2側へ漏洩しないようにするためである。又、蓋体9の他に投入弁6を設けるのは、小物物品を投入管5へ投入する際に、投入管5内と室2内、すなわち、セル1内と室2内が連通しないようにするためである。
なお、図14中、13はセル1内に設置されたマスタースレーブマニピュレータ(MSM)、14はマスタースレーブマニピュレータ13の下方近傍に位置するようセル1内に設置された作業台、15は小物物品投入時に投入用短管7の近傍で作業ができるよう、室2内に設置された小物投入用踊り場である。又、図13中、16は小物物品投入装置4からセル1へケーブルを挿入する作業を行なう場合に、小物物品投入装置4の室2内にある部分を包囲するよう設ける、汚染拡大防止のためのグリーンハウス、17はグリーンハウス16内に設置した、作業員が防護服の着替えを行なうための室である。
上記小物物品投入装置により、小物物品をセル1内に投入する場合には、グリーンハウス16は設けられておらず、小物投入用踊り場15は設けられている。又、投入弁6及び蓋体9は閉止されている。而して、小物物品をセル1内に投入する作業時には、先ず、蝶ボルト10を緩めた上、蓋体9を開いて小物物品を投入用短管7に投入し、しかる後、蓋体9を閉止して蝶ボルト10を締め、蓋体9を密閉状態にする。
蓋体9を密閉状態に閉止したら投入弁6を開く。そうすると、投入用短管7内に投入されている小物物品は、投入弁6から投入管5内を重力により滑落してセル1内に投入される。而して、セル1内に投入された小物物品の取扱いは、マスタースレーブマニピュレータ13により、遠隔操作で行なう。
上記小物物品投入装置4では、蓋体9と投入弁6を設けて交互に開閉するようにしているため、セル1とセル1外の室2とは、直接連通することはなく、セル1内の雰囲気が室2に流出することはない。このように、蓋体9と投入弁6を設けて交互に開閉するようするのは以下のような理由による。すなわち、通常は室2よりもセル1側の負圧が強くなるように圧力調整されているため、セル1と室2とは、直接連通してもセル1内の雰囲気が室2側へ流出することはない。一方、瞬間的に停電した場合も含めて、停電時には直ちに非常用発電機が起動するが、瞬間的にはセル1内の負圧が破壊されてセル1内の雰囲気が室2側へ流出する虞がある。従って、斯かる事態が生じることを防止する必要があるためである。
一方、セル1内に設置した撮影装置に、小物物品投入装置4を利用して給電や信号の授受のためのケーブルを送給する場合には、図13に示すように小物物品投入装置4の室2内に位置する部分を包囲するよう、室2内にグリーンハウス16を設けると共に、グリーンハウス16に隣接して作業員の防護服着替え用の室17を設ける。このように、グリーンハウス16や作業員の防護服着替え用の室17を設けるのは、小物物品投入装置4を利用してケーブルをセル1内に送給する場合には、蓋体9及び投入弁6を同時に開く必要があり、セル1内と室2が直接連通し、セル1から投入管5を通って、セル1内の雰囲気が室2側へ漏洩する虞があるためである。
而して、ケーブルをセル1内に送給する場合には、作業員は室17において防護服に着替えて、グリーンハウス16へ入り、投入弁6及び蓋体9を開けたうえ、グリーンハウス16に予め収納されたケーブルを手に持ち、その先端からケーブルを投入用短管7、投入弁6、投入管5を挿通させてセル1内に送り込む。又、ケーブルの先端がセル1内に送り込まれたら、作業員とマスタースレーブマニピュレータ13との協働作業によりケーブルを引っ張ってセル1内に取り込み、その先端部のコネクタを撮影装置のコネクタに連結する。ケーブルの室2側端部は、グリーンハウス16を通って、例えば室2内のパソコンに接続されている。ケーブルのグリーンハウス16貫通部はグリーンハウス16から空気が漏洩しないようなシール手段が講じられている。
撮影作業が終了したら、ケーブルのグリーンハウス16に位置する部分を切断して、投入用短管7、投入弁6、投入管5内に位置しているケーブルをマスタースレーブマニピュレータ13によりセル1内に引き込み、高レベル放射性廃棄物として処理する。又、室2内のグリーンハウス16及び室17も適宜処置する。
先行技術文献としては、再処理セル内へ遮蔽壁を貫通して送り込まれたケーブルを交換するようにしたものとして、特許文献1がある。而して、特許文献1では、隣接する第一空間と第二空間とを遮蔽する遮蔽壁に埋設された埋込みスリーブに、第一空間側から抜差し可能に挿設されたケーブル挿通用プラグを介して、第一空間側から第二空間側に送り込まれたケーブルを交換する方法であって、プラグを第一空間側に引き出して水平姿勢に保持すると共に、第一筒袋体にて包囲して遮蔽壁との間に第一密閉空間部を形成し、且つ、プラグの第一空間側の端部側に第二筒袋体を包囲状に固着して第二密閉空間部を形成し、その後、第一密閉空間部側へプラグ内のケーブルを引き出し、第二密閉空間部側から交換用ケーブルをプラグ内に挿通し、作業架台上のプラグを埋込みスリーブ内へ挿入して固定するようにしている。
特開2002−131476号公報
上述のように、セル1へのケーブルの送給に小物物品投入装置4を使用する場合には、セル1内からの雰囲気の漏洩を防止するため、防護服着替え用の室17を有すると共に作業空間として使用するグリーンハウス16が必要となる。従って、グリーンハウス16自体が大型化するうえ、セル1内とグリーンハウス16内はケーブル挿入作業時に直接連通するため、グリーンハウス16はセル1と同等の負圧に耐える必要があり、グリーンハウス16の外壁に補強が必要となる。このため、グリーンハウス16の設置に時間や費用が掛かり、且つ、作業性が悪い。
又、グリーンハウス16を設置するため、管理エリアである仕切り空間が広くなって、管理が大変であり、通常の汚染の有無の確認に時間が掛かる。更に、小物物品投入装置4の投入用短管7からケーブルを挿入するため作業性が良くなく、しかも、室2内にグリーンハウス16を設置するのは如何にも問題が有る作業のように見えて、見栄えの点からも好ましくない。
又、特許文献1をケーブルの挿入に適用する場合、筒袋体として第一、第二の二つの筒袋体が必要となるうえ、該筒袋体内に収納した重量のあるプラグに交換用ケーブルを挿通させ、遮蔽壁に埋め込まれている埋め込みスリーブ内にプラグを移動させることにより、ケーブルを挿入するようにしているため、ケーブルを挿入するための装置が複雑となる結果、挿入作業が煩雑で時間が掛かり、従って、容易且つ迅速にケーブルの挿入作業を行なうことができない。
本発明は、上述の実情に鑑み、セル内の配管端部の既存のフランジ及びガラス溶融炉側の新たなフランジを三次元撮影する際に使用するケーブルを、引き戻しや必要以上の引き込みが生じることなく容易且つ迅速にセル内へ送給することができるようにすると共に、停電時の瞬間的な電源喪失時にセル内の負圧が万一破壊してプラス圧になった場合にも、セル内の雰囲気が外部環境へ放出されることをが防止でき、しかも、費用も高価にならず、見栄えの良い状態で、ケーブルをセル内へ挿入し得るようにした信頼性の高いケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の請求項1のケーブル挿入装置は、
セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に接続されて内部中空部をケーブルが挿通されるようにしたケーブル挿入装置本体と、該ケーブル挿入装置本体に装着されてケーブル挿入装置本体内へ送給されるケーブルを内部に収納し得るようにした袋体と、前記ケーブル挿入装置本体のインリーク管に設けた第一のフィルタ手段及びインリーク弁と、袋体に設けた第二のフィルタ手段とを備えものである。
本発明の請求項2のケーブル挿入装置は、
ケーブル挿入装置本体は、夫々内部中空部をケーブルが挿通されるようにした投入口接続用管と、ケーブル挿通管と、スペーサリングと、蓋体とを備え、
第一のフィルタ手段及びインリーク弁を備えたインリーク管が接続された投入口接続用管は、投入弁に接続されるよう構成されていると共に、投入口接続用管の管体外周には、袋体を装着するための袋体取付けリングが設けられ、
ケーブル挿通管は、シール手段を介して投入口接続用管に接続されるよう構成されており、
スペーサリングは、ケーブルの先端側が投入口接続用管側に位置する際にケーブルに装着し得るよう複数に分割されていると共に、ケーブル挿通管の内側中空部においてケーブル挿通管に締結し得るよう構成され、
蓋体は、ケーブルの先端側が投入口接続用管側に位置する際にケーブルに装着し得るよう複数に分割されていると共に、シール手段を介しスペーサリングに当接する本体部を備えて前記ケーブル挿通管に接続され、しかも、ケーブルが挿通される孔にシール手段を嵌入されるように構成されているものである。
本発明の請求項3のケーブル挿入装置は、
袋体からケーブル挿入装置本体とは反対側へ延在する側のケーブルは、袋体の開口に装着されたシール手段を通って外部へ延在されるようにしたものである。
本発明の請求項4のケーブル挿入方法は、
セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に、内部中空部にケーブルが挿通されるようにしたケーブル挿入装置本体を接続する工程と、
ケーブルの長手方向中途部所定位置に外嵌されて第一の開口に装着されたシール手段及び第二の開口に装着されたフィルタ手段を取付た袋体にケーブルを収納する工程と、
フィルタ手段を装着されてケーブルが収納された袋体を当該袋体の第三の開口を介して前記ケーブル挿入装置本体に装着する工程と、
ケーブル挿入装置本体の内部中空部に連通するインリーク弁、及び前記投入弁を開く工程と、
袋体内のケーブルをケーブル挿入装置本体から投入弁及び投入管を経て所定量セル内へ送給する工程とを、
経るものである。
本発明の請求項5のケーブル挿入方法は、
袋体のケーブル挿入装置本体に装着された部分、及び袋体の、ケーブルが挿通されるシール手段が装着されている部分には、封止手段が設けられるものである。
本発明の請求項6のケーブル挿入方法は、
セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に、内部中空部にケーブルが挿通されるようにした、ケーブル挿入装置本体の投入口接続用管を接続する工程と、
ケーブルの長手方向中途部所定位置に外嵌されて第一の開口に装着されたシール手段及び第二の開口に装着されたフィルタ手段を取付た袋体にケーブルを収納する工程と、
ケーブル先端が挿入された投入口接続用管にケーブルが挿通されたケーブル挿通管を接続する工程と、
複数分割された状態でケーブルを挟むよう当該ケーブルに取付けられたスペーサリングをケーブル挿通管内に接続する工程と、
複数分割された状態でケーブルを挟むよう当該ケーブルに取付けられた蓋体をケーブル挿通管に接続する工程と、
フィルタ手段を装着されてケーブルが収納された袋体を当該袋体の第三の開口を介して前記ケーブル挿入装置本体の投入口接続用管外周側に装着する工程と、
投入口接続用管の内部中空部に連通するインリーク弁、及び前記投入弁を開く工程と、
袋体内のケーブルをケーブル挿入装置本体の投入口接続用管から投入弁及び投入管を経て所定量セル内へ送給する工程とを、
経るものである。
本発明の請求項7のケーブル挿入方法は、
袋体の投入口接続用管外周側に装着された部分、及び袋体の、ケーブルが挿通されるシール手段が取付けられている部分、フィルタ手段が取付けられている部分には、封止手段が設けられるものである。
本発明の請求項8のケーブル挿入方法は、
投入弁と投入口接続用管の接続部、投入口接続用管とケーブル挿通管の接続部、スペーサリングと蓋体との当接部には、夫々、シール手段を介在させるものである。
本発明の請求項9のケーブル挿入方法は、
ケーブルを所定量セル内に送給したら、蓋体のケーブルが挿通する孔にケーブルに取付けられたシール手段を嵌入するものである。
本発明の請求項10のケーブル挿入方法は、
所定の工程において、セル側の雰囲気による汚染がないことを確認するものである。
本発明の請求項1〜10記載のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法によれば、セル内の配管端部の既存のフランジ及びガラス溶融炉側の新たなフランジを三次元撮影する際に使用するケーブルをセル内に送給する際に適用する各部品は構造がシンプルで且つ軽量、コンパクトであり、このため、準備作業やケーブルをセル内へ送給する際の作業性が良好で、ケーブルを容易且つ迅速にセル内に送給することができ、又、ケーブルを強制的に送り込むため、当該ケーブルを送給する際にケーブルが袋体側へ引き戻されたり、或は、必要以上にセル内に送給されることがなく、従って、信頼度の高い作業を行なうことができ、しかも、作業手順を体系化してケーブルを挿入するときの確認手順や注意点が明確になり、更に、停電時の瞬間的な電源喪失時にセルの負圧が万が一破壊してプラス圧になってもセル内の雰囲気が直接外部環境に放出されることを防止することができ、費用も高価にならず、見栄えの良い状態で、ケーブルをセル内へ送給することができ、信頼性の高い作業を行なうことができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図12は本発明を実施する形態の一例であって、小物物品投入装置自体は図7、図8に示すものを利用する。図中、図13〜図15に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。
本図示例においては、先端に電気コネクタ21aが取付けられたケーブル21をセル1へ挿入するためのケーブル挿入装置は、図1に示すように、投入口接続用管22と、ガスケット23と、ケーブル挿通管24と、スペーサリング25と、Oリング26と、蓋体27と、ゴム栓28とを備えており、投入口接続用管22、ガスケット23、ケーブル挿通管24、スペーサリング25、Oリング26、蓋体27、ゴム栓28を組付けることにより、ケーブル挿入装置本体29を形成し得るようになっている。又、ケーブル挿入装置は、PVC(ポリビニールカーボネイト)製の袋体30と、HEPAフィルタ等のフィルタ31と、ゴム栓32を備えている。
投入口接続用管22は直管状の管体33を備え、管体33の軸線方向両端にはフランジ33a,33bが設けられていると共に、軸線方向中途部の外周には、フランジ33a,33bよりも大径の袋体取付けリング34が固設されている。又、管体33のフランジ33aと袋体取付けリング34との間には、管体33の径方向へ突出すると共に、中途部にインリーク弁35を備えたインリーク管36が接続されており、インリーク管36の先端に設けた座37には、HEPAフィルタ等のフィルタ38が取付けられている。
ケーブル挿通管24は管体39を備え、管体39の軸線方向両端には、フランジ39a,39bが設けられている。而して、ケーブル挿通管24は、フランジ39aと、投入口接続用管22のフランジ33bの間に額縁状のガスケット23を挟み、ボルト40、ナット41によりフランジ33b,39aを締結することにより、ケーブル挿通管24を投入口接続用管22に接続し得るようになっている。フランジ39aには、投入口接続用管22とは反対方向へ突出するよう、ケーブル支持部材42が取付けられており、その先端には、ケーブルクランプ部材43を介してケーブル21を固定し得るようになっている。フランジ39bはフランジ39aよりも小径であるため、突出するケーブル支持部材42はフランジ39bに当接することはない。
スペーサリング25は二分割に形成されており、ケーブル21をケーブル挿通管24に挿通させた後に、ケーブル21を挟むようスペーサリング25をケーブル21に取付け、ケーブル21に取付けられたスペーサリング25をケーブル挿通管24の管体39内に装着し、ボルト44により、スペーサリング25をケーブル挿通管24のフランジ39aに固定し得るようになっている。而して、スペーサリング25をケーブル挿通管24の管体39内においてフランジ39aに固定した際にスペーサリング25の中心部に形成される孔25aは、ケーブル21の外周よりも僅かに大きくなるよう形成されている。
蓋体27は二分割に形成されており、蓋本体45と、蓋本体45の軸線方向一端部に設けられたフランジ45aを備えており、軸線部には、組付けた際にケーブル21の外径よりも僅かに大きい小孔47aと小孔47aよりも若干大きく、且つ二分割されたゴム栓28が嵌入されるようにした孔47bが形成されるようになっている。而して、蓋体27を、蓋本体45がケーブル挿通管24の管体39内に位置するよう、ケーブル挿通管24内に装着した際に、スペーサリング25の軸線方向端面と当接する端面には、Oリング26を嵌入するリング状溝48が形成されている。
又、蓋体27を蓋本体45がケーブル挿通管24の管体39内に位置してその先端がスペーサリング25に当接するよう装着して、フランジ45a,39bをボルト49により締結することにより、蓋体27をケーブル挿通管24に固定し得るようになっている。
袋体30は、投入口接続用管22の袋体取付けリング34に外嵌させることができるよう、径の大きな開口30aが形成されていると共に、フィルタ31を嵌合する矩形状の開口(開口は図1、図2の紙面に対し直交する面に位置するが図示はされていない。)と、二分割されてケーブル21に外嵌されたゴム栓32を内嵌するようにした径の小さな開口30bが設けられている。
而して、袋体30を開口30aを介して投入口接続用管22の袋体取付けリング34に外嵌させた場合は、開口30aの部分において外周にゴムバンド50aを装着し、SUSバンド50bを取付けることにより、袋体30を封止状態で袋体取付けリング34に固定し得るようになっており、又、フィルタ31を袋体30の図示してない開口に内嵌した場合は、フィルタ31の縁部と袋体30とに接着テープ51を貼着することにより、フィルタ31を封止状態で袋体30に固定し得るようになっており、更に、ゴム栓32を袋体30の開口30bに内嵌して、開口30bの部分において外周にゴムバンド52aを装着し、SUSバンド52bを取付けることにより、ゴム栓32を封止状態で袋体30に固定し得るようになっている。ゴムバンド50a,52a、接着テープ51は、袋体30内へのインリークを防止する封止手段として機能するようになっている。
袋体30の開口30bから出て室2内に延在するケーブル21の中途部は、室2内に設置されたケーブル送給用足場53の手摺53aに、接着テープ54により固定し得るようになっている。なお、図1、図2において30cは、作業員が手を入れて作業を行なうことができるようにした袋体30のグローブ部である。
次に、上記したケーブル挿入装置によりケーブルをセル1内に挿入して作業を行なう場合の作業手順について、図5〜図12をも参照しつつ説明する。なお、図7〜図12における各ステップ中、太線が囲ってあるものは所定の確認を行なうステップである。
ケーブル21の挿入作業を開始する前は、小物物品投入装置4の投入弁6には、図13、図14に示すように、投入用短管7が接続されていると共に、パージ用の管路11,12は接続された状態になっている。又、室2内には投入用短管7から小物物品を投入し得るよう、小物投入用踊り場15が設けてある。
そこで、先ず最初に、小物投入用踊り場15の手摺を取外し(S1)、室2内の投入用短管7の周囲にケーブル送給用足場53(図2参照)を組立て(S2)、ケーブル送給用足場53、ケーブル送給用足場53の手摺53a、小物投入用踊り場15、作業床、手摺(ケーブル送給用足場53等)を、セル1からの雰囲気(放射線)により汚染されないよう、樹脂シート等により養生する(S3)。又、小物物品投入装置4の投入用短管7をスミヤサンプリング及びガイガカウンタを用いて検査し、投入用短管7にセル1からの雰囲気による汚染がないことを確認する(S4)。
次に、パージ用の管路11,12のフランジ11a,12aに取付けられているボルトを緩める(S5)と共に、投入弁6のフランジ6aと、投入用短管7のフランジ7aに取付けられているボルトを緩めて投入用短管7を投入弁6から取外す(S6)。又、投入弁6のフランジ6aと、投入用短管7のフランジ7aとの間に介在していたガスケットを新しいものと交換し(S7)、この新しいガスケット55(図3参照)が投入弁6のフランジ6aと投入口接続用管22における管体33のフランジ33aとの間に介在するよう、フランジ6aとフランジ33aとをボルト56(図3参照)により締結することにより、投入口接続用管22を投入弁6に接続する(S8)。
投入口接続用管22を投入弁6に接続したら、ケーブル21先端の電気コネクタ21aから所定の位置(例えば、35m)にマーキングを行い、このマーキングを付した位置に二分割のゴム栓32をケーブル21を挟むよう装着する(図5参照)(S9)。ゴム栓32はケーブル21に取付けた際に、電気コネクタ21a側に小径側が向くよう配置する。又、ケーブル21の電気コネクタ21aを接続した側とは反対側のパソコン側のコネクタ57を開口30a側から袋体30に挿通させて開口30bから袋体30の外に取出し、ゴム栓32が開口30bの位置に来るまで、ケーブル21を袋体30から引出す(S10)。
而して、ゴム栓32が開口30bの位置に達したら、開口30bにゴムバンド52aを装着し、SUSバンド52bを取付ける(S11)。ゴムバンド52aはゴム栓32と開口30bの間を封止し、SUSバンド52bは、袋体30の開口30b部をゴム栓32に固定する。又、袋体30の図示してない開口にフィルタ31を装着し、フィルタ31の各縁を接着テープ51により固定する(S12)。
ゴム栓32を袋体30の開口30bに取付け、フィルタ31を袋体30の図示してない開口に取付けたら、これらの部分の固定に異常がないことを、例えば真空掃除機により吸引して空気の漏れがあるか否かで確認する(S13)。
ゴム栓32取付け部及びフィルタ31取付け部に異常がないことを確認したら、ケーブル21の撚りを取って8の字状に巻き、8の字状に巻いた状態のケーブル21を、電気コネクタ21a側は袋体30外となるよう、袋体30内に収納する(図6参照)(S14)。又、撮影後の後処理のために使用する鋏、ケーブルカッタも袋体30内に収納する(S15)。
次に、二分割されている蓋体27をゴム栓32取付け位置よりも電気コネクタ21a側においてケーブル21に、ケーブル21を挟むよう装着し、図示してないボルトを締結することにより、蓋体27を一体化してケーブル21に取付け(S16)、ケーブル21が挿通された状態のOリング26を蓋体27における蓋本体45のフランジ45aとは反対側の端面に形成されているリング状溝48に嵌入し(S17)、投入口接続用管22のフランジ33bにガスケット23を装着し、ケーブル挿通管24のフランジ39aをガスケット23に当接させてフランジ39a,33aをボルト40、ナット41により締結し、ケーブル挿通管24を投入口接続用管22に接続する(S18)。この場合、ボルト40の頭はケーブル挿通管24側に位置させ、ナット41は投入口接続用管22側に位置するように締結して(図4参照)、袋体30をボルト40の先端に引っ掛けて破損しないようにする。
ケーブル挿通管24を投入口接続用管22に取付けたら、袋体30の開口30a部を塞ぐためのゴムバンド50aを投入口接続用管22の管体33に通して、管体33に引っ掛ける(S19)。
又、蓋体27が取付けられている状態のケーブル21の電気コネクタ21aをケーブル挿通管24の管体39に挿通させて、投入口接続用管22の管体33内に挿入し(S20)、しかる後、二分割されているスペーサリング25を、電気コネクタ21a側がケーブル挿通管24の管体39内にあるケーブル21を挟むようにしてケーブル21に取付け、管体39内に入れてボルト44によりフランジ39aに締結することにより、スペーサリング25をケーブル挿通管24の管体39内に取付ける(S21)。スペーサリング25を管体39内に取付ける際には、ケーブル21が挿通される孔25aは真円となるようにボルト44を締結する。
スペーサリング25のケーブル挿通管24に対する取付けが終了したら、既にケーブル21に取付けてある蓋体27の蓋本体45をケーブル挿通管24の管体39内に挿入して、Oリング26が圧縮されるよう、先端をスペーサリング25の端面に当接させ、蓋体27のフランジ45a及びケーブル挿通管24のフランジ39bをボルト49により締結することにより、蓋体27をケーブル挿通管24に取付ける(S22)。又、ボルト49の緩みがないことを確認する(S23)。これで、ゴム栓28以外のケーブル挿入装置本体29の組付けは終了する。
ケーブル挿入装置本体29の組付けが終了したら、投入口接続用管22のフランジ33bとケーブル挿通管24のフランジ39aの角部を、袋体30を袋体取付けリング34に装着する際にフランジ33b,39aに引っ掛けて破損しないよう、樹脂テープ等で養生し(S24)、袋体30を開口30aを介して袋体取付けリング34に被せて装着し(S25)、袋体30の袋体取付けリング34に被せた部分にゴムバンド50aを装着し、SUSバンド50bを取付ける。ゴムバンド50aは袋体取付けリング34と開口30aの間を封止し、SUSバンド50bは、袋体30の開口30a部を袋体取付けリング34に固定する(S26)。又、SUSバンド50bに緩みがないことを確認する(S27)。
袋体30を袋体取付けリング34に固定したら、作業員は投入口接続用管22のインリーク弁35を開き(S28)、次いで、投入弁6を開く(S29)。又、投入弁6のフランジ6aと投入口接続用管22のフランジ33aとの間の取合い部、及び袋体30と袋体取付けリング34との取合い部に、インリーク(室2側から投入口接続用管22内や袋体30内への漏洩)がないことをスモークテストにより確認する(S30)。
インリークがないことが確認されたら、作業員はグローブ部30cに手を入れ、袋体30の外からケーブル21を扱い、ケーブル21をケーブル挿入装置本体29、投入弁6から投入管5を挿通させてセル1側へ送給する(S31)。而して、電気コネクタ21aがセル1内の作業台14(図14参照)へ達したら、作業員及び図14に示すマスタースレーブマニピュレータ13との協働作業により、所定長さ分のケーブル21をセル1内へ引き込み、マスタースレーブマニピュレータにより電気コネクタ21aを撮影装置のコネクタに接続する(S32)。この際、一旦投入弁6側へ送り込んだケーブル21はケーブル挿入装置本体29側へ引き戻されることがないように注意しつつゆっくりと送り込む必要がある。又、蓋体27のケーブル21が挿通されている孔47bをゴム栓28により閉塞する(S33)。
セル1内は負圧であるため、上記作業においては、室2側の空気はインリーク弁35から吸引されてインリーク管36、管体33、投入弁6、投入管5を経てセル1内へ吸い込まれる。又、袋体30内の空気は、インリーク弁35から空気が吸引されていること、及び蓋体27の孔47bがゴム栓28により封止されていることもあって、急激にはセル1側へ吸引されないが、長期的には徐々に吸引されるため、室2の空気はフィルタ31を経て袋体30内へ導入される。従って、袋体30が潰れることはない。又、フィルタ38,31があるため、セル1からの放射線の漏洩も防止される。
蓋体27の孔47bがゴム栓28により封止されたら、ケーブル21をケーブルクランプ部材43によりケーブル支持部材42に固定する(S34)。ケーブルクランプ部材43としては蝶ボルトを使用するとグローブ部30cを介し袋体30の外側からも容易に作業することができる。又、室2に組立てたケーブル送給用足場53の手摺53aの上部に図2に示すようにケーブル21を掛け、接着テープ54により固定する(S35)。
ケーブル21が手摺53aに固定されたら、袋体30や室2内の作業領域がセル1側の雰囲気により汚染されていないことを、スミヤサンプリング及びガイガカウンタを用いて検査し、確認する(S36)。又、撮影装置による三次元計測、及び解析作業を行い、所定時間の経過後に三次元計測び解析作業が終了したことを確認する(S37)。
三次元計測及び解析作業が終了したら、蓋体27の貫通部分から袋体30側へ延在しているケーブル21を、蓋体27の後方近傍においてカッタにより切断し(S38)、ケーブル挿入装置本体29、投入弁6、小物物品投入装置4を通ってセル1内に延在しているケーブル21をマスタースレーブマニピュレータ13によりセル1内へ引き込み、高レベル廃棄物として廃棄処分にし(S39)、遮蔽窓から目視してケーブル21のセル1内への引き込みが完了したことを確認する(S40)。
該確認が終了したら、ケーブル支持部材42のケーブルクランプ部材43を緩め、ケーブル支持部材42からケーブル21を取外し(S41)、ケーブル挿入装置本体29の管体33のフランジ33a,投入弁6のフランジ6a、及び袋体30内がセル1側の雰囲気により汚染されていないことを、上述と同様にして確認する(S42)。
この確認が行なわれたら、投入弁6を閉止し(S43)、次いでインリーク弁35を閉止する(S44)。又、ケーブル挿入装置本体29の投入口接続用管22と投入弁6とを接続しているボルト56を緩め、ケーブル挿入装置本体29を袋体30が袋体取付けリング34に装着されている状態のまま、投入弁6から取り外し(S45)、投入弁6、ケーブル挿入装置本体29の検査を行なって、投入弁6の内側孔部、ケーブル挿入装置本体29の投入口接続用管22等の内側孔部に汚染がないことを確認する(S46)。
次に、投入弁6のフランジ6aと投入口接続用管22のフランジ33aとの間に挟持されていたガスケット55を新しいものに交換し(S47)、投入弁6のフランジ6aと取外してあった投入用短管7のフランジ7aをボルト締結することにより、投入弁6と投入用短管7とを接続する(S48)。又、パージ用の管路11のフランジ11aと管路12のフランジ12aとの間に介在させるガスケット58(図9参照)を交換して(S49)パージ用の管路11,12をフランジ11a,12aをボルト締結することにより、管路11,12を接続し(S50)、ケーブル挿入装置本体29の袋体取付けリング34に袋体30を固定していたSUSバンド50b、ゴムバンド50aを緩めて袋体30を袋体取付けリング34から取外す(S51)。
更に、ケーブル挿入装置本体29のボルト40,44,49を緩めることにより投入口接続用管22、ケーブル挿通管24、スペーサリング25、蓋体27に分解し(S52)、袋体30に残っていたケーブル21を袋体30から取外し(S53)、分解した各部品に汚染がないことを確認し(S54)、確認後にこれら部品をケーブル送給用足場53から降ろし(S55)、当該足場等に施した樹脂シート等の養生に汚染がないことを確認し(S56)、ケーブル送給用足場53の養生や当該足場を取外し(S57)、小物投入用踊り場15の手摺を復旧する。これで一連の作業は終了する。
上記図示例によれば、セル1内の配管端部の既存のフランジ及びガラス溶融炉側の新たなフランジを三次元撮影する際に使用するケーブル21をセル1内に送給する際に適用する各部品は構造がシンプルで且つ軽量、コンパクトであり、このため、準備作業やケーブル21をセル1内へ送給する際の作業性が良好で、ケーブル21を容易且つ迅速にセル1内に送給することができ、又、セル1側の雰囲気の流出を確実に防止でき、しかも、費用も高価にならず、見栄えの良い状態で、ケーブル21をセル1内へ送給することができる。
又、ケーブル21を送給する際にケーブル21が室2側へ引き戻されたり、或は、過度にセル1内に送給されることがないため、信頼度の高い作業を行なうことができ、しかも、作業手順を体系化してケーブル21を挿入するときの確認手順や注意点が明確になり、更に、停電時の瞬間的な電源喪失時にセル1の負圧が万が一破壊してプラス圧になってもフィルタ38,31を設けているためセル1内の雰囲気が直接外部環境に放出されることを防止することができる。
なお、本発明のケーブル挿入方法における手順は図示例に限定されるものではなく、手順は適宜変更しても作業を行なうことは可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法を説明するための構成部品を分解した状態を示す斜視図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法を説明するための部品を組付けた状態を示す側面図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、小物物品挿入装置の投入弁にケーブル挿入装置本体を接続した状態を示す側面図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、ケーブル挿入装置本体のケーブル挿通管、スペーサリンク、蓋体を組立てた状態を示す断面図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、ケーブルにゴム栓を装着した状態を示す斜視図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、ゴム栓を袋体の開口に装着してケーブル後方を袋体から引き出すと共に、ケーブルのセルに送給される部分を袋体内に収納した状態を示す斜視図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 本発明のケーブル挿入装置及びケーブル挿入方法において、作業手順を示すフロー図である。 セルに小物物品を投入する小物物品投入装置の側面図である。 図13のXIV−XIV矢視図である。 小物物品投入装置の投入用短管の側面図である。
符号の説明
1 セル
4 小物物品投入装置(物品投入装置)
5 投入管
6 投入弁
21 ケーブル
22 投入口接続用管
23 ガスケット(シール手段)
24 ケーブル挿通管
25 スペーサリング
26 Oリング(シール手段)
27 蓋体
28 ゴム栓(シール手段)
29 ケーブル挿入装置本体
30 袋体
30a 開口(第三の開口)
30b 開口(第一の開口)
31 フィルタ(フィルタ手段)
32 ゴム栓(シール手段)
34 袋体取付けリング
35 インリーク弁
36 インリーク管
38 フィルタ(フィルタ手段)
45 蓋本体(本体部)
47b 孔
50a ゴムバンド(封止手段)
51 接着テープ(封止手段)
52a ゴムバンド(封止手段)
55 ガスケット(シール手段)

Claims (10)

  1. セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に接続されて内部中空部をケーブルが挿通されるようにしたケーブル挿入装置本体と、該ケーブル挿入装置本体に装着されてケーブル挿入装置本体内へ送給されるケーブルを内部に収納し得るようにした袋体と、前記ケーブル挿入装置本体のインリーク管に設けた第一のフィルタ手段及びインリーク弁と、袋体に設けた第二のフィルタ手段とを備えたことを特徴とするケーブル挿入装置。
  2. ケーブル挿入装置本体は、夫々内部中空部をケーブルが挿通されるようにした投入口接続用管と、ケーブル挿通管と、スペーサリングと、蓋体とを備え、
    第一のフィルタ手段及びインリーク弁を備えたインリーク管が接続された投入口接続用管は、投入弁に接続されるよう構成されていると共に、投入口接続用管の管体外周には、袋体を装着するための袋体取付けリングが設けられ、
    ケーブル挿通管は、シール手段を介して投入口接続用管に接続されるよう構成されており、
    スペーサリングは、ケーブルの先端側が投入口接続用管側に位置する際にケーブルに装着し得るよう複数に分割されていると共に、ケーブル挿通管の内側中空部においてケーブル挿通管に締結し得るよう構成され、
    蓋体は、ケーブルの先端側が投入口接続用管側に位置する際にケーブルに装着し得るよう複数に分割されていると共に、シール手段を介しスペーサリングに当接する本体部を備えて前記ケーブル挿通管に接続され、しかも、ケーブルが挿通される孔にシール手段を嵌入されるように構成されている請求項1記載のケーブル挿入装置。
  3. 袋体からケーブル挿入装置本体とは反対側へ延在する側のケーブルは、袋体の開口に装着されたシール手段を通って外部へ延在されるようにした請求項1又は2記載のケーブル挿入装置。
  4. セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に、内部中空部にケーブルが挿通されるようにしたケーブル挿入装置本体を接続する工程と、
    ケーブルの長手方向中途部所定位置に外嵌されて第一の開口に装着されたシール手段及び第二の開口に装着されたフィルタ手段を取付た袋体にケーブルを収納する工程と、
    フィルタ手段を装着されてケーブルが収納された袋体を当該袋体の第三の開口を介して前記ケーブル挿入装置本体に装着する工程と、
    ケーブル挿入装置本体の内部中空部に連通するインリーク弁、及び前記投入弁を開く工程と、
    袋体内のケーブルをケーブル挿入装置本体から投入弁及び投入管を経て所定量セル内へ送給する工程とを、
    経ることを特徴とするケーブル挿入方法。
  5. 袋体のケーブル挿入装置本体に装着された部分、及び袋体の、ケーブルが挿通されるシール手段が装着されている部分には、封止手段が設けられる請求項4記載のケーブル挿入方法。
  6. セル内へ物品を送給し得るようにした投入管を有する物品投入装置の投入弁に、内部中空部にケーブルが挿通されるようにした、ケーブル挿入装置本体の投入口接続用管を接続する工程と、
    ケーブルの長手方向中途部所定位置に外嵌されて第一の開口に装着されたシール手段及び第二の開口に装着されたフィルタ手段を取付た袋体にケーブルを収納する工程と、
    ケーブル先端が挿入された投入口接続用管にケーブルが挿通されたケーブル挿通管を接続する工程と、
    複数分割された状態でケーブルを挟むよう当該ケーブルに取付けられたスペーサリングをケーブル挿通管内に接続する工程と、
    複数分割された状態でケーブルを挟むよう当該ケーブルに取付けられた蓋体をケーブル挿通管に接続する工程と、
    フィルタ手段を装着されてケーブルが収納された袋体を当該袋体の第三の開口を介して前記ケーブル挿入装置本体の投入口接続用管外周側に装着する工程と、
    投入口接続用管の内部中空部に連通するインリーク弁、及び前記投入弁を開く工程と、
    袋体内のケーブルをケーブル挿入装置本体の投入口接続用管から投入弁及び投入管を経て所定量セル内へ送給する工程とを、
    経ることを特徴とするケーブル挿入方法。
  7. 袋体の投入口接続用管外周側に装着された部分、及び袋体の、ケーブルが挿通されるシール手段が取付けられている部分、フィルタ手段が取付けられている部分には、封止手段が設けられる請求項6記載のケーブル挿入方法。
  8. 投入弁と投入口接続用管の接続部、投入口接続用管とケーブル挿通管の接続部、スペーサリングと蓋体との当接部には、夫々、シール手段を介在させる請求項6又は7記載のケーブル挿入方法。
  9. ケーブルを所定量セル内に送給したら、蓋体のケーブルが挿通する孔にケーブルに取付けられたシール手段を嵌入する請求項4乃至8の何れかに記載のケーブル挿入方法。
  10. 所定の工程において、セル側の雰囲気による汚染がないことを確認する請求項4乃至9の何れかに記載のケーブル挿入方法。
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