JP2006329134A - 汎用気化器 - Google Patents

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JP2006329134A JP2005156608A JP2005156608A JP2006329134A JP 2006329134 A JP2006329134 A JP 2006329134A JP 2005156608 A JP2005156608 A JP 2005156608A JP 2005156608 A JP2005156608 A JP 2005156608A JP 2006329134 A JP2006329134 A JP 2006329134A
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茂治 田代
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Abstract

【課題】 サイドドラフト式の汎用気化器について、ベースの混合気濃度を適度なものとしながら低速運転時にスローポートから吸気通路に供給される混合気の状態を良好に維持して、エンジン不調の発生を回避できるようにする。
【解決手段】 スローエアブリード通路11Aとスローポート53Aとが、吸気通路2を形成する吸気管壁の吸気通路2を挟んで異なる側に配置し、低速燃料通路5Aがスローエアブリード通路11Aと合流してスローポート53Aに至るミキシング通路52Aの長さを、吸気通路が同一サイズでスローエアブリード通路とスローポートとが吸気管壁の同じ側に配置されている汎用気化器よりも長いものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの燃料供給システムに配置される横向きの吸気通路を有するサイドドラフト式の汎用気化器に関する。
小型ガソリンエンジン等の燃料供給システムに配置されるサイドドラフト式(横置式)の汎用気化器は、例えば特開2001−27156号公報に記載され図4の縦断面図に示すような構成を有しており、低速運転時において定燃料室20から垂直通路51Bに流入した燃料は、スローエアブリード通路11Bの空気と合流し、横向きのミキシング通路52B内で混合されて、スロットルバルブ2aに近接配置されたスローポート53Bを通って吸気通路2内に供給されるようになっており、これらで低速燃料通路5Bを形成している。
斯かる低速燃料通路5Bのミキシング通路52Bは、スローポート53Bとスローエアブリード通路11Bとが、吸気通路2を形成する吸気管壁の同じ側に配設されている関係で、低速燃料通路5Bにおいてスローエアブリード通路11Bから直線的に接続したものであり、その長さaは通常サイズの汎用気化器においても11mm程度である。
図5は、斯かる構成の従来の汎用気化器であって、ミキシング通路が11mmのサイドドラフト式汎用気化器において、エンジン低速運転時のCO濃度とエンジン回転速度の関係を示すグラフを示している。これに示すように、低速作業時等にエンジン回転数を低回転側から高回転側に合わせた時とその戻りの高回転側から低回転側に移行した時との間に混合気状態のヒステリスがあり、戻り側において混合気がリーンとなってエンジンが不調を来しやすい、という点が問題とされている。
この問題に対応するため、このヒステリス分も加味してベースの混合気をリッチ気味にセットすることが行われている。しかし、エミッション規制等に対応するための排気対策面からは、出来るだけリーンにセットすることが望ましく、低速運転時のエンジン運転性の確保と排気対策との両立が困難なものとなっている。
特開2001−27156号公報
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、サイドドラフト式の汎用気化器について、ベースの混合気濃度を適度なものとしながら低速運転時にスローポートから吸気通路に供給される混合気の状態を良好に維持して、エンジン不調の発生を回避することを課題とする。
そこで、本発明は、低速燃料通路からの燃料とスローエアブリード通路からの空気をミキシング通路内で混合させてスローポートを通して吸気通路内に供給させる低速燃料通路を有するサイドドラフト式の汎用気化器において、前記スローエアブリード通路とスローポートとを吸気通路を形成する吸気管壁の前記吸気通路を挟んで異なる側にそれぞれ配置することにより前記ミキシング通路の長さを長く形成して低速時における空燃比を良好とした。
このように、スローエアブリード通路とスローポートとを吸気管壁の吸気通路を挟んで異なる側に配置したことで、従来のスローエアブリード通路とスローポートとを吸気管壁の吸気通路の同じ側に配置した場合に比べて低速燃料通路のミキシング通路がスローエアブリード通路と合流した吸気管壁の底壁中央側からスローポートが配置された側壁側に至るまでの距離分が延長されることから、スローエアブリード通路とスローポートとが同一側に配置されミキシング通路がスローエアブリード通路から直線的にスローポートに接続したものよりも、少なくとも吸気通路の半径分以上長いものとなる。
そのため、燃料と空気とを混合する充分な距離を確保することができ気液混合状態が良好なものとなるため、低速運転時におけるスロットルの開き方向と閉じ方向との混合気のヒステリスが縮小してエンジン運転状態を良好に維持できるようになり、ベースの混合気濃度をリッチ側に調整する必要がないものとなり適正なベース濃度に設定しやすいものとなる。
また、この汎用気化器について、吸気通路が同一サイズでスローエアブリード通路とスローポートとが吸気管壁の同一側に配置された通常のものと比較して、ミキシング通路を少なくとも1.3倍以上の長さを有するものとすれば、低速運転時における混合気のヒステリスを大幅に減少させて、エンジン不調の発生を確実に回避できるものとなる。
ミキシング通路を通常のものよりも延長した本発明によると、低速運転時における吸気通路に供給する混合気の状態を良好に維持してエンジン不調の発生を回避することができる。またこれにより、ベースの混合気を適度な濃度に設定することができるものである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1(A)は本実施の形態の汎用気化器1Aの縦断面図を示しており、汎用気化器1Aは、小型汎用エンジンの燃料供給システムに配置される、吸気通路2が横向き(サイドドラフト式)の汎用気化器であり、本体を横方向に貫通する吸気通路2には入口から出口に向かってチョーク弁2c、メインノズル2b、スロットル弁2aが配置されており、本体下側には定燃料室20を備えている。
図1(A)およびそのX−X線に沿う縦断面図を示す図1(B)を参照して、汎用気化器1Aには、低速運転時において燃料を吸気通路2に供給する低速燃料通路5Aが配置されており、低速燃料通路5Aはメインノズル2bに平行して定燃料室20の燃料を本体に上昇させる垂直通路51Aと、垂直通路51Aが本体底壁中でスローエアブリード通路11Aと合流して形成されるミキシング通路52Aと、ミキシング通路52Aが接続し吸気通路2に開口するスローポート53Aとを有している。
そして、図1(B)および図2の側面図に示すように、このミキシング通路52Aは垂直通路51Aとスローエアブリード通路11Aとの合流地点から吸気通路2の中心軸線に対し直角かつ水平方向に吸気通路のほぼ半径分進んでから吸気通路2の中心軸線に沿うように直角に屈曲して出口方向に延長され、スローポート53Aの下方で上方向に屈曲してスローポート53Aに接続する。
従って、これと同等のサイズの吸気通路を図4に示す従来の汎用気化器1Bが、スローエアブリード通路11Bとスローポート53Bとが吸気管壁の同一側に配置され、燃料と空気が混合されるミキシング通路52Bの長さがaであるのに対し、本実施の形態の汎用気化器1Aは、ミキシング通路52Aの長さが、a+b+cとなって、従来よりも大きく延長されたものとなっている。
そのため、燃料と空気を混合する行程が大きく延長されて気液混合状態が良好となるため、低速運転時の混合気のヒステリスが減少し、エンジン運転状態を良好に保つことができるようになる。
尚、本願発明者らはスローエアブリード通路とスローポートとが吸気管壁の同一側に配置された従来の汎用気化器が有するミキシング通路の長さに対し、様々な倍率で延長したものを有する複数の汎用気化器を作成して低速運転時の混合気のヒステリスの程度を比較したところ、ミキシング通路を少なくとも1.3倍以上にすることで、低速運転時のヒステリスを顕著に減少させることができ、これによるエンジン不調の発生を回避できることを見出した。
例えば、ミキシング通路が上述した構成のものとされ全長15mmとされた汎用気化器においてエンジン低速運転時のCO濃度とエンジン回転速度の関係を示すグラフ図3を参照して、図5に示すこれと同サイズの吸気通路を有する従来の汎用気化器でミキシング通路が11mmのものによるグラフと比べて、スロットル開き方向とスロットル閉じ方向における同一エンジン回転速度におけるCO濃度の差が小さく、混合気のヒステリスの程度が極めて小さいことがわかる。
以上述べたように、ミキシング通路を従来のものよりも延長した本実施の形態により、燃料と空気の混合が充分となって混合気の状態が良好なものとなるため、低速運転時における混合気ヒステリスを小さくすることができ、エンジンの運転状態を良好に維持することができる。またこれにより、混合気ヒステリスを見込んでベースの混合気濃度を濃くする必要性がなくなって、混合気濃度を適度な濃度に設定することが出来るものである。
(A)は本発明の実施の形態を示す縦断面図、(B)は(A)の汎用気化器のX−X線に沿う断面図。 図1(A)の汎用気化器の側面図(一部切り欠き図)。 図1の汎用気化器と同様の構成でミキシング通路の長さが15mmの汎用気化器におけるエンジン回転数とCO濃度との関係を示すグラフ。 従来例を示す縦断面図。 図4の汎用気化器と同様の構成で図3のグラフにおいて用いた汎用気化器と吸気通路が同一サイズのものであって、ミキシング通路の長さが11mmの汎用気化器における、エンジン回転数とCO濃度との関係を示すグラフ。
符号の説明
1A 汎用気化器、 2 吸気通路、 5A 低速燃料通路、 11A スローエアブリード通路、 51A 垂直通路、 52A ミキシング通路、 53A スローポート

Claims (2)

  1. 低速燃料通路からの燃料とスローエアブリード通路からの空気をミキシング通路内で混合させてスローポートを通して吸気通路内に供給させる低速燃料通路を有するサイドドラフト式の汎用気化器において、前記スローエアブリード通路とスローポートとを吸気通路を形成する吸気管壁の前記吸気通路を挟んで異なる側にそれぞれ配置することにより前記ミキシング通路の長さを長く形成したことにより低速時における空燃比を良好としたことを特徴とする汎用気化器。
  2. 前記ミキシング通路が同一サイズの吸気通路を有するサイドドラフト式の汎用気化器におけるミキシング通路の少なくとも1.3倍以上の長さを有している請求項1記載の汎用気化器。
JP2005156608A 2005-05-30 2005-05-30 汎用気化器 Withdrawn JP2006329134A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013133771A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Yanmar Co Ltd 園芸施設

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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