JP2006328182A - シルバー発色の真珠光沢顔料およびその製造方法 - Google Patents

シルバー発色の真珠光沢顔料およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】「フリップ・フロップ効果」が高く、塗膜内に緻密に存在可能なシルバー発色の真珠光沢顔料を得る。
【解決手段】長径が5〜100μmであってアスペクト比が50以上の鱗片状基材13に酸化チタンからなる被覆層14が形成され、被覆層14の厚みは40〜100nmであるシルバー発色性真珠光沢顔料である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シルバー発色の真珠光沢顔料およびその製造方法、特に、顔料の厚みをより薄くし塗膜内に緻密に存在可能であって、且つシルバー発色を有する真珠光沢顔料およびその製造方法に関する。
従来から、雲母やシリカ表面に二酸化チタンを被覆したパールマイカ顔料が知られている。このパールマイカ顔料は、二酸化チタン層の屈折率を利用した光干渉により真珠のような光沢を示し、二酸化チタン層の厚さを変化させることにより種々の干渉色を発色できることから、特に自動車の上塗り塗料として広く使用されている。
しかしながら、従来のパールマイカ顔料は、図5に示すように、厚みが0.2〜1.0μmを有する雲母23の表面に、例えば酸化チタン被覆層14を80〜400nmの厚みで被覆したものであった。
したがって、従来のパールマイカ顔料40は、その厚みが厚いために、上塗り塗膜またはペース塗膜中に緻密に配向することができず、さらに顔料粒子のエッジの光散乱が強くなるため、「フリップ・フロップ効果」(角度によって微妙に色調が変化する効果)により意匠効果が今一歩であった。
一方、特許文献1には、合成マイカ粉末を一旦600〜1350℃に熱処理して表面平滑化して得られた面方向の径は3〜100μmで、厚みが0.05〜1μmの薄片状粒子に、ルチル化した二酸化チタンを被覆した、塗料、インキ、化粧品などに用いるためのパール光沢顔料が提案されている。
また、特許文献2には、雲母フレークの代わりに基材としてアルカリ金属またはアルカリ土類金属含有板状べーマイトを用い、この特定のベーマイトに酸化チタン等の金属酸化物を被覆してなる真珠光沢顔料が提案されている。ここで、基材として用いられる特定のベーマイトの厚さは150〜200nmであり、そのアスペクト比は27〜40の範囲のものである。
特開平9−194754号公報 特開2001−207077号公報
しかしながら、上記特許文献1に提案されているパール光沢顔料では、合成マイカの表面を平滑化するために熱処理が必要となり、製造操作が煩雑になる。さらに、この平滑化された合成マイカに被覆される酸化チタン被膜の厚みについて、特許文献1には何ら提示されておらず、酸化チタン被膜が厚い場合には、得られたパール光沢顔料自体の厚みも厚くなり、その結果、顔料粒子のエッジ光散乱が強くなるため、「フリップ・フロップ効果」が得にくくなり、意匠性に欠ける可能性がある。さらに、酸化チタンの被膜が厚すぎると、シルバー色を発色させることができず、ホワイトパール色を有する顔料を得ることはできない。
また、上記特許文献2に提案されている真珠光沢顔料では、基材のアスペクト比が40以下であるため、この基材に酸化チタンを被覆しても、光の干渉効果が発現しにくくなる。さらに、特許文献2にも酸化チタン被膜の厚みについて何ら提示されておらず、上述したように、酸化チタン被膜が厚い場合には、得られた真珠光沢顔料自体の厚みも厚くなり、その結果、得られた真珠光沢顔料自体の厚みも厚くなるため、顔料粒子のエッジ光散乱が強くなるため、「フリップ・フロップ効果」が得にくく、意匠性に欠ける可能性がある。さらに、酸化チタンの被膜が厚すぎると、シルバー色を発色させることができず、ホワイトパール色を有する顔料を得ることはできない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、フリップ・フロップ効果が高く、且つシルバー発色性を有し、また塗膜内に緻密に存在可能な薄片状の真珠光沢顔料およびその製造方法を提供する。
本発明の真珠光沢顔料は、以下の特徴を有する。
(1)長径が5〜100μmであってアスペクト比が50以上の鱗片状基材に酸化チタンからなる被覆層が形成され、前記被覆層の厚みは40〜100nmであるシルバー発色性真珠光沢顔料である。
酸化チタンからなる被覆層を上記特定の厚みとしたことにより、初めてシルバー色を有するホワイトパール発色の真珠光沢顔料が得られる。さらに、上記特定の長径およびアスペクト比(厚みと長手方向の長さの比)を有する鱗片状基材に上記被覆層が形成されたシルバー発色性真珠光沢顔料は、その厚みが極薄であり、塗膜中に同含有量PWC(pigment weight content:塗料の樹脂に対する固形分含量)で顔料を含有された場合に塗膜中の顔料数が増加し且つ緻密に存在させることができる。これにより、より「フリップ・フロップ効果」の高い塗膜を形成することができる。
(2)上記(1)に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料において、前記鱗片状基材の素材は、シリカまたはマイカである。
上記素材は、表面平滑性が高くアスペクト比の高い鱗片状基材を形成可能であり、「フリップ・フロップ効果」の高いシルバー発色の真珠光沢顔料を得ることができる。
(3)上記(1)または(2)に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料において、前記鱗片状基材の厚みは、100〜200nmである。
上記特定の厚みを有する基材を用いるため、極薄のシルバー発色性真珠光沢顔料が得られる。
本発明のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法は、以下の特徴を有する。
(1)薄片状基質の表面上に鱗片状基材となる素材を被覆して被覆組成物を形成させ、前記被覆組成物を700℃以下の温度で焼成させ、前記被覆組成物中の表層被膜を前記薄片状基質表面から剥離させ剥離組成物を得て、前記剥離組成物の表面に酸化チタンからなる被覆層を形成させ、前記被覆層が形成された顔料前駆体を700℃以上の温度で焼成させるシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法である。
上記薄片状基質の表面上に鱗片状基材となる素材を被覆して被覆組成物を形成させ、この被覆組成物を700℃以下の温度で焼成させ、さらに上記被覆組成物中の表層被膜を薄片状基質表面から剥離させて得られた剥離組成物は、極めて厚みの薄く、且つ平滑性を有する鱗片状基材となる。この鱗片状基材に酸化チタンを被覆して700℃以上で焼成させることによって得られた顔料は、アスペクト比の高く極薄で且つ平滑性の高いフリップ・フロップ効果の高いシルバー発色性真珠光沢顔料となる。
(2)上記(1)に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、前記薄片状基質は、天然マイカ、合成マイカ、ガラスフレーク、シリカフレーク、アルミナフレーク、硫酸バリウムから選択される。
上記薄片状基質は、鱗片状基材となる素材との界面剥離性がよい。
(3)上記(1)または(2)に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、前記被覆層の厚みは40〜100nmである。
酸化チタンを被覆層とし、上記特定の厚みとすることにより初めてシルバー発色性が高く、ホワイトパール感のあるシルバー発色性真珠光沢顔料が得られる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つに記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、前記鱗片状基材となる素材は、シリカまたは合成マイカから選択される。
上記素材は、表面平滑性が高くアスペクト比の高い鱗片状基材を形成可能であり、「フリップ・フロップ効果」の高いシルバー発色の真珠光沢顔料を得ることができる。
本発明によれば、「フリップ・フロップ効果」が高く、塗膜内に緻密に存在可能なシルバー発色の真珠光沢顔料を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
[シルバー発色の真珠光沢顔料]
本発明の好適な実施の形態のシルバー発色の真珠光沢顔料に関し、図1を用いてその構成を説明する。
図1に示すように、本実施の形態のシルバー発色の真珠光沢顔料20は、鱗片状基材13に酸化チタンからなる被覆層14が被覆されて形成されている。
鱗片状基材13は、その厚みは100〜200nmであり、好ましくは100〜150nmである。鱗片状基材13の厚みが200nmを超えると、塗膜内での緻密性が減少し、さらにフリップ・フロップ効果が低下する。一方、厚みが100nm未満のものを基材として得ることは、後述する製造方法によっても難しい。
また、鱗片状基材13の長径(長手方向の長さ)は、5〜100μmであり、特に車両用の塗料に用いる顔料の場合には、鱗片状基材13の長径が5〜15μmが好ましい。長径が5μm未満の場合には、光干渉効果の高い顔料を得ることができず、長径が100μmを超えると塗膜より顔料の一部が突出する可能性があり、塗膜外観が劣化する。なお、車両用の塗料に用いる顔料の場合、鱗片状基材13の長径が15μmを超えると、やはり、上塗り塗膜またはベース塗膜より顔料の一部が突出して塗膜外観を損ねる可能性がある。
上記鱗片状基材13のアスペクト比(厚みと長径との比)は50以上であり、好ましくは50以上500以下であり、より好ましくは50以上300である。アスペクト比が50未満の場合には、光干渉効果の高い顔料が得られず、一方、アスペクト比が500を超えると、塗膜から顔料の一部が突出してしまい、塗膜外観を損ねるおそれがある。
鱗片状基材13の素材は、シリカ(SiO2)またはマイカであり、マイカも合成マイカが好ましく、この合成マイカは、合成マイカを600〜1350℃で熱処理して平滑化したものが好ましい。上記素材は、いずれも、表面平滑性が高くアスペクト比の高い鱗片状基材を形成することができ、「フリップ・フロップ効果」の高いシルバー発色の真珠光沢顔料を得ることができる。また、製造操作の簡便性を考慮すると、熱処理工程を要しないシリカが、鱗片状基材13としてより好ましい。
一方、被覆層14は、酸化チタン(TiO2)からなり、被覆層14の厚みは40〜100nmである。被覆層14の厚みが40nm未満の場合には、干渉色であるシルバー色を得ることができず、一方、厚みが100nmを超えると、黄味〜赤味へと変化し、シルバー発色し難くなる。
[シルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法]
本発明の好適な実施の形態のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法に関し、図2を用いて説明する。
図2に示すように、まず、薄片状基質10の表面に鱗片状基材となる素材からなる表層被膜12を形成し、得られた被覆組成物を700℃以下、好ましくは500℃〜650℃の低温で焼成する(S100)。次に、被覆組成物の薄片状基質10から表層被膜12を剥離させ、剥離組成物である鱗片状基材13を得る(S102)。得られた鱗片状基材13の表面に酸化チタン(TiO2)からなる被覆層14を形成し顔料前駆体を生成させる(S104)。次いで、前記顔料前駆体を700℃以上、好ましくは700℃〜800℃の高温で焼成する(S106)。更に分級して、平均粒径5〜100μmのシルバー発色の真珠光沢顔料20が得られる。
ここで、鱗片状基材13の厚み、長径、アスペクトおよび被覆層14の厚みについては、上述した通りであり、その説明を省略する。
上記薄片状基質10は、平滑性に富み、その粒子の板形の大きさは、レーザー径で50〜800μmの範囲が好ましい。50μm以下では、剥離した鱗片状基材13の粒子径が細かすぎて、干渉光沢が十分に発揮できても、薄片状基質10から酸化チタンが剥離しにくい。また、粒子の板形の大きさが、800μm以上になると、鱗片状基材13の干渉光沢は十分に発揮できるが、剥離した鱗片状基材13の粒子が大きくなりすぎると共に、その機械的強度が弱いため、利用する用途が限定されてしまう。
上記薄片状基質10の粒子径は、100〜700μmの範囲であることがより好ましい。100μm以下の薄片状基質を用いると、後述する剥離組成物の粒子が細かくなり、高虹彩色の干渉色の発色がやや弱くなる傾向がある。また、薄片状基質10の粒子径が700μmより大きくなると、剥離組成物の粒子による高虹彩色の干渉色の発色は強くなるものの、粒子にザラツキ感が出てくる傾向がある。更に、薄片状基質10の粒子径は、更に好ましくは100〜300μmであり、光沢が強く剥離も容易となる。
具体的に、上述の粒子径の範囲に入りやすい薄片状基質10としては、例えば、天然マイカ、合成マイカ、ガラスフレーク、シリカフレーク、アルミナフレーク、硫酸バリウム等が挙げられる。ガラスフレークは、その形状、及び表面の平滑性の度合いを制御することが比較的容易であり、更に、その表面に均一な鱗片状基材13となる素材を、上述した100〜200nmの厚さまで被覆させることも比較的容易であり、またガラスフレークと鱗片状基材13との界面剥離が容易な点などにおいて、薄片状基質10として選択するには好ましい素材である。
薄片状基質10の粒子の厚さは特に規定されないが、0.1μm〜10μmの範囲が好ましい。粒子の厚さが0.1μm以下の場合、薄片状基質10の周辺が丸くカールし、被覆した表層被膜12も周辺がカールし、平滑性を有する鱗片状基材13が得られない。一方、粒子の厚さが10μm以上になると、鱗片状基材13の生産性が低下する。
例えば、シリカからなる鱗片状基材13を得るためには、ケイ酸ナトリウム(水ガラス)水溶液に塩酸などの酸を添加して中和した液を、薄片状基質10の表面に塗布し、この薄片状基質10の表面にシリカゲルを析出させ、被覆組成物を生成させる。そののち、この被覆組成物を700℃以下で低温焼成することにより、薄片状基質10の表面にシリカ(SiO2)の表層被膜12を形成することができる。次に、薄片状基質10の表面にシリカ(SiO2)の表層被膜12が形成された焼成済み被覆組成物を、アルカリ中(pH8以上)に浸し、薄片状基質10からシリカからなる表層被膜12を剥離させる。これにより、カールがない平滑性に優れた鱗片状基材13を得ることができる。
また、合成マイカからなる鱗片状基材13を得るためには、フッ素金雲母、フッ素四ケイ素雲母、フッ素テニオライトおよびこれらの同型置換体のようなフッ素雲母を溶融させ、溶融物を薄片状基質10の表面に塗布して被覆組成物を形成する。そののち、この被覆組成物を700℃以下で低温焼成することにより、薄片状基質10の表面に合成マイカの表層被膜12を形成することができる。次に、薄片状基質10の表面に合成マイカの表層被膜12が形成された焼成済み被覆組成物を、アルカリ中(pH8以上)に浸し、薄片状基質10から合成マイカからなる表層被膜12を剥離させる。これにより、カールがない平滑性に優れた鱗片状基材13を得ることができる。
また、上記鱗片状基材13の表面に、例えば、酸化スズ−四塩化チタンの可溶性水溶液または硫酸チタニルや四塩化チタンの可溶性水溶液またはチタンアルコラートの加水分解を塗布することによって、鱗片状基材13の表面に酸化チタンからなる被覆層14を形成することができる。この被覆層14が形成された顔料前駆体を高温焼成させ、真珠光沢顔料20を得ることができる。
図3には、複数塗膜の例が示されており、例えば鋼板等の基板に電着塗膜(いずれも図示せず)が形成され、この電着塗膜上に中塗り塗膜30、白塗りベース塗膜32、真珠光沢顔料含有ベース塗膜34、クリア塗膜36が順次積層されて形成されている。
上述の製造方法により製造されたシルバー発色性の真珠光沢顔料20は、極薄顔料であり、したがって、図3に示すような複数積層塗膜中の真珠光沢顔料含有ベース塗膜34中に、緻密に存在することとなる。これにより、シルバー発色性が高く、且つフリップ・フロップ効果の高い複層塗膜を得ることができる。
以下に、本発明のシルバー発色性真珠光沢顔料について、実施例を用いて説明する。
実施例1.
ガラスフレーク1.0kgを上水20Lに加え、撹拌しながら、間隔150μmの増幸産業社製マスコロイダーで2回通過、解砕し、解砕した焼成天然雲母を50L入れポリタンクに移し、これに0.02%のへキサメタ燐酸水溶液を加えて、全量を45Lとした。
プロぺラ攪拌機で撹拌し、静置後5分で、上澄液を別の容器に移し、この操作を3回繰返し、0.1mm以上の大粒子を分級し、上澄液を標準節40メッシュ(445μm)と65メッシュ(203μm)を用いて節分級し、40〜65メッシュの粒子径を150g得た。
次に、分級したガラスフレーク150gに上水1.5Lを加え撹拌し、液温を80℃に加熱した後苛性ソーダを用いてpH=9とした。その後、ケイ酸ナトリウム溶液(SiO2として20%)200gを徐々に滴下し、それと同時にpH=9を保つ為に希塩酸を用いて調節した。滴下終了後に水洗、ろ過後に150℃で乾燥した。得られた被覆組成物の粒子径は0.01μmの集合体であった。
また、乾燥粉末を大気中700℃で1時間焼成した。該焼成粉末に10パーセントの苛性ソーダ水溶液を加えてpH11に調整し浸漬静置した。上澄に浮離した粉末をデカンテーション法で分級し、分級粉末をろ過、水洗した。このとき得られた水洗分級粉末(シリカ粉末)の厚みは200nmであり、その長径は15μmで、そのアスペクト比は75であった。
この水洗分級粉末100g(シリカ粉末)に上水1.5Lを加えて撹拌し、塩酸6g、塩化スズ1.5gを加え液温を80℃、pH=2.0に調節した。そこに四塩化チタン360g(Tiとして16%)を徐々に滴下し、それと同時にpH=2.0を保つ為に苛性ソーダを用いて調整した。滴下終了後に水洗、ろ過し150℃で乾燥した。この乾燥粉末を大気中700℃2時間焼成した。このとき得られたシルバー発色性真珠光沢顔料の酸化チタン被覆層の厚みは、上記製造例より計算によって求めると、70nmであった。
実施例2.
ガラスフレーク1.0kgを上水20Lに加え、撹拌しながら、間隔100μmの増幸産業社製マスコロイダーで2回通過、解砕し、解砕した焼成天然雲母を50L入れポリタンクに移し、これに0.02%のへキサメタ燐酸水溶液を加えて、全量を45Lとした。
プロぺラ攪拌機で撹拌し、静置後5分で、上澄液を別の容器に移し、この操作を3回繰返し、0.1mm以上の大粒子を分級し、上澄液を標準節100メッシュ(154μm)と200メッシュ(77μm)を用いて節分級し、40〜65メッシュの粒子径を100g得た。
次に、分級したガラスフレーク150gに上水1.5Lを加え撹拌し、液温を80℃に加熱した後苛性ソーダを用いてpH=9とした。その後、ケイ酸ナトリウム溶液(SiO2として20%)130gを徐々に滴下し、それと同時にpH=9を保つ為に希塩酸を用いて調節した。滴下終了後に水洗、ろ過後に150℃で乾燥した。得られた被覆組成物の粒子径は0.01μmの集合体であった。
また、乾燥粉末を大気中700℃で1時間焼成した。該焼成粉末に10パーセントの苛性ソーダ水溶液を加えてpH11に調整し浸漬静置した。上澄に浮離した粉末をデカンテーション法で分級し、分級粉末をろ過、水洗した。このとき得られた水洗分級粉末(シリカ粉末)の厚みは100nmであり、その長径は5μmで、そのアスペクト比は50であった。
この水洗分級粉末100g(シリカ粉末)に上水1.5Lを加えて撹拌し、塩酸6g、塩化スズ1.8gを加え液温を80℃、pH=2.0に調節した。そこに四塩化チタン360g(Tiとして16%)を徐々に滴下し、それと同時にpH=2.0を保つ為に苛性ソーダを用いて調整した。滴下終了後に水洗、ろ過し150℃で乾燥した。この乾燥粉末を大気中700℃2時間焼成した。このとき得られたシルバー発色性真珠光沢顔料の酸化チタン被覆層の厚みは、上記製造例より計算によって求めると、40nmであった。
実施例3.
ガラスフレーク1.0kgを上水20Lに加え、撹拌しながら、間隔400μmの増幸産業社製マスコロイダーで2回通過、解砕し、解砕した焼成天然雲母を50L入れポリタンクに移し、これに0.02%のへキサメタ燐酸水溶液を加えて、全量を45Lとした。
プロぺラ攪拌機で撹拌し、静置後5分で、上澄液を別の容器に移し、この操作を3回繰返し、0.1mm以上の大粒子を分級し、上澄液を標準節10メッシュ(800μm)と65メッシュ(203μm)を用いて節分級し、10〜65メッシュの粒子径を150g得た。
次に、分級したガラスフレーク150gに上水1.5Lを加え撹拌し、液温を80℃に加熱した後苛性ソーダを用いてpH=9とした。その後、ケイ酸ナトリウム溶液(SiO2として20%)180gを徐々に滴下し、それと同時にpH=9を保つ為に希塩酸を用いて調節した。滴下終了後に水洗、ろ過後に150℃で乾燥した。得られた被覆組成物の粒子径は0.01μmの集合体であった。
また、乾燥粉末を大気中700℃で1時間焼成した。該焼成粉末に10パーセントの苛性ソーダ水溶液を加えてpH11に調整し浸漬静置した。上澄に浮離した粉末をデカンテーション法で分級し、分級粉末をろ過、水洗した。このとき得られた水洗分級粉末(シリカ粉末)の厚みは200nmであり、その長径は60μmで、そのアスペクト比は300であった。
この水洗分級粉末100g(シリカ粉末)に上水1.5Lを加えて撹拌し、塩酸6g、塩化スズ1.2gを加え液温を80℃、pH=2.0に調節した。そこに四塩化チタン500g(Tiとして16%)を徐々に滴下し、それと同時にpH=2.0を保つ為に苛性ソーダを用いて調整した。滴下終了後に水洗、ろ過し150℃で乾燥した。この乾燥粉末を大気中700℃2時間焼成した。このとき得られたシルバー発色性真珠光沢顔料の酸化チタン被覆層の厚みは、上記製造例より計算によって求めると、100nmであった。
比較例1.
顔料として、「SC−100」(日本光研製、商品名「アルティミカ」のタイプ名)を用いた。
比較例2.
顔料として、「SD−100」(日本光研製、商品名「アルティミカ」のタイプ名)を用いた。
比較例3.
顔料として、「SB−100」(日本光研製、商品名「アルティミカ」のタイプ名)を用いた。
比較例4.
顔料として、「SE−100」(日本光研製、商品名「アルティミカ」のタイプ名)を用いた。
比較例5.
顔料として、比較例4の顔料と基材の長径、アスペクト比、被覆層の厚みの異なる「SE−100」(日本光研製、商品名「アルティミカ」のタイプ名)を用いた。
比較例6.
顔料として、光輝性顔料ではないソリッド色のトヨタ自動車製の「#040」の塗色の顔料を用いた。
以上より得られた実施例1〜3および比較例1〜6のそれぞれの顔料は、アクリルメラミン塗料にPWC(pigment weight content)10%を混合してベース塗料とした。
鋼板上に電着塗装され、さらに図3に示すように、中塗塗膜30、白塗りベース塗膜32を形成し、この白塗りベース塗膜32上に、上記ベース塗料を約15μmになるように塗装しベース塗膜34を形成し、焼き付けずにアクリルメラミン系のクリア塗料を約30μmになるように塗装しクリア塗膜36を形成したのち、140℃で30分間焼き付けた。このようにして、評価塗板を得て、以下に示す評価を行った。
[L値の測定評価]
マルチアングル測色計「X−Rite MA68II」(X−Rite社製)を用い、入射角15°、受光角15°にてL15値、入射角25°、受光角25°にてL25値を測定し、「L15」−「L25」のΔ値を、「L15−L25」とし、図4に示す。なお、図4に示す「L15−L25」の値が大きくなるほど、フリップ・フロップ効果が大きくなる。
[光輝粒子性BS]
特開2005−77202号公報に開示されているコンピュータグラフィック(CG)表示装置を用いて、所定面積中に占める光輝レベル毎の単位面積数の比率を計算し、光輝度粒子性を測定した。図6に示すように、上記CG表示装置100は、光輝材含有塗料の塗装色が塗布された所定面積の試料の変角分光反射率を測定して変角分光反射率を取得する変角分光反射率測定装置52と、変角分光反射率測定装置52によって取得された変角分光反射率を記憶する変角分光反射率記憶部54と、光輝材含有塗料の塗装色が塗布された試料の光輝度をカメラで測定して画像データを取得し光輝度を計算する光輝度測定装置56と、光輝度測定装置56によって測定された光輝度を記憶する光輝度記憶部58と、物体の形状を記憶している物体形状記憶部74と、変角分光反射率記憶部54に記憶された変角分光反射率と、光輝度記憶部58に記憶された光輝度と、物体形状記憶部74に記憶された物体形状とを利用して、CGで光輝粒子性がよく表示されるように処理を行なうCG表示処理装置80とから構成される。
上記変角分光反射率測定装置52として、例えば、一般的に知られている「株式会社村上色彩技術研究所」によって製作・市販されている変角分光反射率システム等を使用することができる。また、上記光輝度測定装置56は、主に光源とCCD(Charge Couple Device)カメラと、CCDカメラと接続されたコンピュータ等から構成される。
上述のコンピュータグラフィック(CG)表示装置は、レンダリング部70が、CG表示用塗装色記憶手段68に記憶されたCG表示用塗装色と、物体形状記憶部74に記憶された物体形状を取得し、CG表示用塗装色に基づいて、CG表示を行なう。CG表示処理は、レンダリング部70が、CG表示用塗装色と物体形状と、照明条件や照明環境を指定する照明環境情報とに基づいて、3次元CGによってデザイナーが意図する光輝材含有塗装色の自動車のボディのカラー画像を生成し、カラーディスプレイやカラープリンタ等のCG表示部72に表示する。上記のように計算されたCG表示用塗装色を図4にプロットした。
また、実施例および比較例の顔料の特性を表1に示す。
Figure 2006328182
表1および図4に示すように、アスペクト比の高い鱗片状基材に酸化チタンからなる被覆層を40〜100nmの厚みで形成した真珠光沢顔料は、「L15−L25」が高く、したがってフリップ・フロップ効果が高く、また、光輝粒子性も高いことがわかる。
本発明のシルバー発色性真珠光沢顔料は、シルバー発色の真珠光沢を有する塗膜を要する用途であれば、いかなる用途にも有効であるが、例えば、家電用塗膜、車両用塗膜の形成に供することができ、特に、意匠性を際立たせるための車両外装の塗膜形成に有用である。
本発明のシルバー発色性真珠光沢顔料の構成の一態様を説明する図である。 本発明のシルバー発色性真珠光沢顔料の製造方法の一態様の工程を説明するフロー図である。 本発明のシルバー発色性真珠光沢顔料を含有する複層塗膜の一例を説明する図である。 本発明の実施例のシルバー発色性真珠光沢顔料と比較例に供した他の顔料に対し、L15−L25と光輝粒子性を測定しその結果をプロットした図である。 従来のパールマイカの構成の一態様を説明する図である。 光輝粒子性を測定するコンピュータグラフィック(CG)表示装置の構成を説明する図である。
符号の説明
10 薄片状基質、12 表層被膜、13 鱗片状基材、14 被覆層、20 真珠光沢顔料。

Claims (7)

  1. 長径が5〜100μmであってアスペクト比が50以上の鱗片状基材に酸化チタンからなる被覆層が形成され、前記被覆層の厚みは40〜100nmであることを特徴とするシルバー発色性真珠光沢顔料。
  2. 請求項1に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料において、
    前記鱗片状基材の素材は、シリカまたはマイカであることを特徴とするシルバー発色の真珠光沢顔料。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料において、
    前記鱗片状基材の厚みは、100〜200nmであることを特徴とするシルバー発色の真珠光沢顔料。
  4. 薄片状基質の表面上に鱗片状基材となる素材を被覆して被覆組成物を形成させ、
    前記被覆組成物を700℃以下の温度で焼成させ、
    前記被覆組成物中の表層被膜を前記薄片状基質表面から剥離させ剥離組成物を得て、
    前記剥離組成物の表面に酸化チタンからなる被覆層を形成させ、
    前記被覆層が形成された顔料前駆体を700℃以上の温度で焼成させることを特徴とするシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法。
  5. 請求項4に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、
    前記薄片状基質は、天然マイカ、合成マイカ、ガラスフレーク、シリカフレーク、アルミナフレーク、硫酸バリウムから選択されることを特徴とするシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、
    前記被覆層の厚みは、40〜100nmであることを特徴とする光輝性顔料の製造方法。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法において、
    前記鱗片状基材となる素材は、シリカまたは合成マイカから選択されることを特徴とするシルバー発色の真珠光沢顔料の製造方法。
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