JP2006327756A - マンコンベアの移動手摺駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マンコンベアをどちらの方向に運転しても対応可能で、かつ安価に製作することができるマンコンベアの移動手摺駆動装置を得る。
【解決手段】 手摺駆動装置10に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケット4からの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケット13と、移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラ11と、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラ12と、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーン15と、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構16〜18とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 手摺駆動装置10に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケット4からの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケット13と、移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラ11と、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラ12と、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーン15と、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構16〜18とを備える。
【選択図】 図2
Description
この発明は、エスカレータ等のマンコンベアの移動手摺駆動チェーンのテンション管理や調整を容易にしたマンコンベアの移動手摺駆動装置に関するものである。
従来のマンコンベアの移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンにおいては、原価低減等の要求からチェーンサイズの小さい(細い)ものが使用されているため、初期馴染み期間中はもとより、馴染んだ後もテンション管理や調整に余分な手間や労力がかかっていた。特に、現行生産のエスカレータのように、従来の駆動ローラ4個から駆動ローラ6個で駆動する手摺駆動チェーンにおいては、駆動スプロケットへの巻き付け角が従来よりも小さくなるため、スプロケット部でチェーンが浮き上がる、いわゆる歯飛び現象が発生し易くなる。したがって、歯飛び現象が発生しないようにするために、余計にテンション管理や調整の機会が増えているのが実情である。
また、従来技術としては、支持板に対してアイドラスプロケットを相対的に移動させることにより駆動チェーンの張力を調整するチェーン張力調整装置や(例えば、特許文献1参照)、ブラケットと係合ピースと係合ピースを牽引可能なジャッキボルトとを備えた構成のチェーン張力調整装置を、テンションチェーンの張力調整時に手摺駆動機構に装着し、ジャッキボルトを回転させながら、固定ボルトを緩めた状態のダブルスプロケットを係合ピースを介して牽引することにより、テンションチェーンの張力を調整するチェーン張力調整装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来技術としては、支持板に対してアイドラスプロケットを相対的に移動させることにより駆動チェーンの張力を調整するチェーン張力調整装置や(例えば、特許文献1参照)、ブラケットと係合ピースと係合ピースを牽引可能なジャッキボルトとを備えた構成のチェーン張力調整装置を、テンションチェーンの張力調整時に手摺駆動機構に装着し、ジャッキボルトを回転させながら、固定ボルトを緩めた状態のダブルスプロケットを係合ピースを介して牽引することにより、テンションチェーンの張力を調整するチェーン張力調整装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
従来のマンコンベアの移動手摺駆動装置では、チェーンの張力調整装置であるチェーンテンショナーが上昇方向又は下降方向の一方向にしかテンショナーとして機能しなかったしかし、マンコンベアは運転方向が可逆式であることから、上昇及び下降方向の二方向に対応するために、テンショナーは2箇所に設置する必要があり、製作コストが嵩むことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、マンコンベアをどちらの方向に運転しても対応可能で、かつ安価に製作することができるマンコンベアの移動手摺駆動装置を提供するものである。
この発明に係るマンコンベアの移動手摺駆動装置は、踏段と同期して循環移動する移動手摺を駆動するものにおいて、手摺駆動装置に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケットからの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケットと、移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構とを備えたものである。
また、この発明に係るマンコンベアの移動手摺駆動装置は、手摺駆動装置に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケットからの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケットと、
移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、手摺駆動チェーンが巻き掛けられ、手摺駆動チェーンの伸長時に移動調整されるチェーン張力調整装置と、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構とを備えたものである。
移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、手摺駆動チェーンが巻き掛けられ、手摺駆動チェーンの伸長時に移動調整されるチェーン張力調整装置と、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構とを備えたものである。
また、自動撓み防止機構は、マンコンベアの固定部に回転可能に枢支された一対のリンクと、各リンクの回転可能に設けられ、手摺駆動チェーンを両側から押し付ける一対のアイドル回転体と、このアイドル回転体間に設けられ、両アイドル回転体を常時内方向に所定の張力で引っ張る引っ張りばねとから構成されたものである。
また、自動撓み防止機構は、手摺駆動チェーンを両側から押し付ける一対のアイドル回転体と、このアイドル回転体を水平方向に摺動ガイドするガイド部材と、アイドル回転体間に設けられ、両アイドル回転体を常時内方向に所定の張力で引っ張る引っ張りばねとから構成されたものである。
また、一対のアイドル回転体はスプロケットである。
また、一対のアイドル回転体はシューである。
この発明によれば、エスカレータ等の可逆式運転(上昇、下降)されるマンコンベアの移動手摺駆動装置における駆動チェーン撓み防止装置として対応可能であり、しかも安価に製作することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの移動手摺駆動装置を示す概略側面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの移動手摺駆動装置を拡大して示す側面図である。
図において、エスカレータ等のマンコンベアは、上下階の梁間に跨設されて傾斜部を形成するマンコンベアのトラス1と、トラス1に設けられた駆動レール(図示せず)に沿って循環移動する踏段2と、この踏段2の略全長に沿って設けられ、踏段2と同期して循環移動する移動手摺3とを備えている。そして、トラス1の上部機械室内には、踏段2と移動手摺3を駆動する駆動スプロケット4が設けられている。駆動スプロケット4は、駆動機6の駆動力を踏段2と移動手摺3に伝達する。また、マンコンベアのトラス1の上端部付近には、移動手摺3を駆動する手摺駆動装置10が設置されている。この手摺駆動装置10と駆動スプロケット4の間には、駆動力伝達用チェーン5が巻き掛けられており、この駆動力伝達用チェーン5によって手摺駆動装置10に駆動力が伝達されている。手摺駆動装置10は、移動手摺3に沿うように縦列して配置された4個又はは6個からなる複数の駆動ローラ11を備えている。この複数の駆動ローラ11は各々概略短尺円柱状をなし中央穴を貫通する軸によって各々回転自在に支持されている。そして、駆動ローラ11は、外周面が移動手摺3に接するように配置されている。また、移動手摺3を挟んで駆動ローラ11と対向する位置に4個又は6個からなる複数の加圧ローラ12が各々配設されている。この複数の加圧ローラ12は、各々駆動ローラ11と対を成すように並んで配置されている。踏段2と移動手摺3を駆動する駆動スプロケット4からの動力は、駆動力伝達用チェーン5から手摺駆動装置10に設けられた駆動力伝達スプロケット13に伝達される。複数の駆動ローラ11の中間部でかつ移動手摺3を挟んで複数の加圧ローラ12の中間部側寄りにチェーン張力調整用スプロケット14が設けられている。そして、駆動力伝達スプロケット13、複数の駆動ローラ11、及びチェーン張力調整用スプロケット14には、移動手摺3に駆動力を伝達するための手摺駆動チェーン15が巻き掛けられている。
この発明の特徴である手摺駆動チェーン15の自動撓み防止機構は、次のように構成されている。すなわち、マンコンベアのトラス1側の固定部に一端部を回転可能に枢支された左右一対のリンク16と、この各リンクの他端部にそれぞれ回転可能に設けられ、駆動力伝達スプロケット13の両側からそれぞれ左右最外側の駆動ローラ11まで延びているV字状の手摺駆動チェーン15を外方向から内方向にそれぞれ押し付ける左右一対のアイドル回転体であるスプロケット17と、左右一対のアイドルスプロケット17の間に設けられ、両アイドルスプロケット17を常時内方向に所定の張力で引っ張っている引っ張りばね18とから構成されている。
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの移動手摺駆動装置を示す概略側面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの移動手摺駆動装置を拡大して示す側面図である。
図において、エスカレータ等のマンコンベアは、上下階の梁間に跨設されて傾斜部を形成するマンコンベアのトラス1と、トラス1に設けられた駆動レール(図示せず)に沿って循環移動する踏段2と、この踏段2の略全長に沿って設けられ、踏段2と同期して循環移動する移動手摺3とを備えている。そして、トラス1の上部機械室内には、踏段2と移動手摺3を駆動する駆動スプロケット4が設けられている。駆動スプロケット4は、駆動機6の駆動力を踏段2と移動手摺3に伝達する。また、マンコンベアのトラス1の上端部付近には、移動手摺3を駆動する手摺駆動装置10が設置されている。この手摺駆動装置10と駆動スプロケット4の間には、駆動力伝達用チェーン5が巻き掛けられており、この駆動力伝達用チェーン5によって手摺駆動装置10に駆動力が伝達されている。手摺駆動装置10は、移動手摺3に沿うように縦列して配置された4個又はは6個からなる複数の駆動ローラ11を備えている。この複数の駆動ローラ11は各々概略短尺円柱状をなし中央穴を貫通する軸によって各々回転自在に支持されている。そして、駆動ローラ11は、外周面が移動手摺3に接するように配置されている。また、移動手摺3を挟んで駆動ローラ11と対向する位置に4個又は6個からなる複数の加圧ローラ12が各々配設されている。この複数の加圧ローラ12は、各々駆動ローラ11と対を成すように並んで配置されている。踏段2と移動手摺3を駆動する駆動スプロケット4からの動力は、駆動力伝達用チェーン5から手摺駆動装置10に設けられた駆動力伝達スプロケット13に伝達される。複数の駆動ローラ11の中間部でかつ移動手摺3を挟んで複数の加圧ローラ12の中間部側寄りにチェーン張力調整用スプロケット14が設けられている。そして、駆動力伝達スプロケット13、複数の駆動ローラ11、及びチェーン張力調整用スプロケット14には、移動手摺3に駆動力を伝達するための手摺駆動チェーン15が巻き掛けられている。
この発明の特徴である手摺駆動チェーン15の自動撓み防止機構は、次のように構成されている。すなわち、マンコンベアのトラス1側の固定部に一端部を回転可能に枢支された左右一対のリンク16と、この各リンクの他端部にそれぞれ回転可能に設けられ、駆動力伝達スプロケット13の両側からそれぞれ左右最外側の駆動ローラ11まで延びているV字状の手摺駆動チェーン15を外方向から内方向にそれぞれ押し付ける左右一対のアイドル回転体であるスプロケット17と、左右一対のアイドルスプロケット17の間に設けられ、両アイドルスプロケット17を常時内方向に所定の張力で引っ張っている引っ張りばね18とから構成されている。
この発明の実施の形態1におけるマンコンベアの移動手摺駆動装置の上昇運転時における動作について説明する。
まず、マンコンベアの踏段2及び移動手摺3を駆動するための駆動力は、駆動機6から駆動スプロケット4に伝達され、駆動スプロケット4から駆動力伝達用チェーン5を介して、手摺駆動装置10に設けられた駆動力伝達スプロケット13に伝達され、駆動力伝達スプロケット13は図2の矢印方向に回転する。この駆動力伝達スプロケット13に巻き掛けられた手摺駆動チェーン15は図2の矢印方向の駆動力が与えられ、複数の駆動ローラ11を図2の矢印方向に回転させる。この駆動ローラ11が回転することにより、加圧ローラ12との間に挟み込まれた移動手摺3が図2の矢印方向(上昇方向)に移動する。現行のマンコンベアでは、手摺駆動チェーン15の伸びに対して定期的に管理し、手摺駆動チェーン15が伸びた場合は、チェーン張力調整用スプロケット14を下方に下げる調整作業が必要であり、マンコンベア保全管理における労力負荷が著しく増大していた。
しかるに、この発明の手摺駆動チェーン15の自動撓み防止機構によれば、上昇運転時に高いテンション(張力)のかかる図2の左側の手摺駆動チェーン15が略直線状に張られるので、左側のアイドルスプロケット17は外側方向に離れることになる。また、反対に上昇運転時にテンションのかからない図2の右側の手摺駆動チェーン15は内側方向に大きく撓むことになるので、この動きに合わせて、引っ張りばね18で引っ張られた右側のリンク16が回転し、図2に示すように右側のアイドルスプロケット17が内側方向に喰い込んで、手摺駆動チェーン15の伸びを吸収して適正な張力が得られることになる。
なお、回転方向が逆となるマンコンベアの下降運転の場合は、上記と反対方向の動きとなる。すなわち、下降運転時に高いテンション(張力)のかかる図2の右側の手摺駆動チェーン15が略直線状に張られるので、右側のアイドルスプロケット17は外側方向に離れることになる。また、反対に下降運転時にテンションのかからない図2の左側の手摺駆動チェーン15は内側方向に大きく撓むことになるので、この動きに合わせて、引っ張りばね18で引っ張られた左側のリンク16が回転し、左側のアイドルスプロケット17が内側方向に喰い込んで、手摺駆動チェーン15の伸びを吸収して適正な張力が得られることになる。
まず、マンコンベアの踏段2及び移動手摺3を駆動するための駆動力は、駆動機6から駆動スプロケット4に伝達され、駆動スプロケット4から駆動力伝達用チェーン5を介して、手摺駆動装置10に設けられた駆動力伝達スプロケット13に伝達され、駆動力伝達スプロケット13は図2の矢印方向に回転する。この駆動力伝達スプロケット13に巻き掛けられた手摺駆動チェーン15は図2の矢印方向の駆動力が与えられ、複数の駆動ローラ11を図2の矢印方向に回転させる。この駆動ローラ11が回転することにより、加圧ローラ12との間に挟み込まれた移動手摺3が図2の矢印方向(上昇方向)に移動する。現行のマンコンベアでは、手摺駆動チェーン15の伸びに対して定期的に管理し、手摺駆動チェーン15が伸びた場合は、チェーン張力調整用スプロケット14を下方に下げる調整作業が必要であり、マンコンベア保全管理における労力負荷が著しく増大していた。
しかるに、この発明の手摺駆動チェーン15の自動撓み防止機構によれば、上昇運転時に高いテンション(張力)のかかる図2の左側の手摺駆動チェーン15が略直線状に張られるので、左側のアイドルスプロケット17は外側方向に離れることになる。また、反対に上昇運転時にテンションのかからない図2の右側の手摺駆動チェーン15は内側方向に大きく撓むことになるので、この動きに合わせて、引っ張りばね18で引っ張られた右側のリンク16が回転し、図2に示すように右側のアイドルスプロケット17が内側方向に喰い込んで、手摺駆動チェーン15の伸びを吸収して適正な張力が得られることになる。
なお、回転方向が逆となるマンコンベアの下降運転の場合は、上記と反対方向の動きとなる。すなわち、下降運転時に高いテンション(張力)のかかる図2の右側の手摺駆動チェーン15が略直線状に張られるので、右側のアイドルスプロケット17は外側方向に離れることになる。また、反対に下降運転時にテンションのかからない図2の左側の手摺駆動チェーン15は内側方向に大きく撓むことになるので、この動きに合わせて、引っ張りばね18で引っ張られた左側のリンク16が回転し、左側のアイドルスプロケット17が内側方向に喰い込んで、手摺駆動チェーン15の伸びを吸収して適正な張力が得られることになる。
この実施の形態1によれば、エスカレータ等の可逆式運転(上昇、下降)されるマンコンベアの移動手摺駆動装置における駆動チェーン撓み防止装置として対応可能であり、しかも安価に製作することができる。また、予め製品に組み込まなくても、後から取り付けることも可能である。更にまた、多少の駆動チェーンの伸びに追従が可能であるので、張力の調整レス化が可能である。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、マンコンベアのトラス1側の固定部に一端部を回転可能に枢支された左右一対のリンク16を設けたが、リンクではなく、手摺駆動チェーン15を外方向から内方向にそれぞれ押し付ける左右一対のアイドルスプロケット17がガイドされて摺動する水平方向に動くガイド部材であっても、実現可能である。また、引っ張りばね18によって接続された相互のアイドルスプロケット17が、手摺駆動チェーン15から外れることなく、チェーンの張り、撓みに対して自由に動く機構であれば、どのような構成のものであっても良い。
上記実施の形態1では、マンコンベアのトラス1側の固定部に一端部を回転可能に枢支された左右一対のリンク16を設けたが、リンクではなく、手摺駆動チェーン15を外方向から内方向にそれぞれ押し付ける左右一対のアイドルスプロケット17がガイドされて摺動する水平方向に動くガイド部材であっても、実現可能である。また、引っ張りばね18によって接続された相互のアイドルスプロケット17が、手摺駆動チェーン15から外れることなく、チェーンの張り、撓みに対して自由に動く機構であれば、どのような構成のものであっても良い。
実施の形態3.
上記実施の形態1、2では、左右一対のアイドル回転体としてスプロケット17を用いた例を示したが、スプロケットでなく、スプロケットの代わりにシューを用いたものであっても良いものである。
上記実施の形態1、2では、左右一対のアイドル回転体としてスプロケット17を用いた例を示したが、スプロケットでなく、スプロケットの代わりにシューを用いたものであっても良いものである。
1 トラス
2 踏段
3 移動手摺
4 駆動スプロケット
5 駆動力伝達用チェーン
6 駆動機
10 手摺駆動装置
11 駆動ローラ
12 加圧ローラ
13 駆動力伝達スプロケット
14 チェーン張力調整用スプロケット
15 手摺駆動チェーン
16 リンク
17 アイドルスプロケット(アイドル回転体)
18 引っ張りばね
2 踏段
3 移動手摺
4 駆動スプロケット
5 駆動力伝達用チェーン
6 駆動機
10 手摺駆動装置
11 駆動ローラ
12 加圧ローラ
13 駆動力伝達スプロケット
14 チェーン張力調整用スプロケット
15 手摺駆動チェーン
16 リンク
17 アイドルスプロケット(アイドル回転体)
18 引っ張りばね
Claims (6)
- 踏段と同期して循環移動する移動手摺を駆動するマンコンベアの移動手摺駆動装置において、
手摺駆動装置に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケットからの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケットと、
移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、
移動手摺を挟んで前記駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、
前記駆動力伝達スプロケットと前記複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、前記複数の駆動ローラにより前記移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、
前記駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の前記駆動ローラまで延びている前記手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構と、
を備えたことを特徴とするマンコンベアの移動手摺駆動装置。 - 踏段と同期して循環移動する移動手摺を駆動するマンコンベアの移動手摺駆動装置において、
手摺駆動装置に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケットからの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケットと、
移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、
移動手摺を挟んで前記駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、
前記駆動力伝達スプロケットと前記複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、前記複数の駆動ローラにより前記移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、
前記手摺駆動チェーンが巻き掛けられ、手摺駆動チェーンの伸長時に移動調整されるチェーン張力調整装置と、
前記駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の前記駆動ローラまで延びている前記手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構と、
を備えたことを特徴とするマンコンベアの移動手摺駆動装置。 - 自動撓み防止機構は、マンコンベアの固定部に回転可能に枢支された一対のリンクと、各リンクの回転可能に設けられ、手摺駆動チェーンを両側から押し付ける一対のアイドル回転体と、このアイドル回転体間に設けられ、両アイドル回転体を常時内方向に所定の張力で引っ張る引っ張りばねとから構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマンコンベアの移動手摺駆動装置。
- 自動撓み防止機構は、手摺駆動チェーンを両側から押し付ける一対のアイドル回転体と、このアイドル回転体を水平方向に摺動ガイドするガイド部材と、前記アイドル回転体間に設けられ、両アイドル回転体を常時内方向に所定の張力で引っ張る引っ張りばねとから構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマンコンベアの移動手摺駆動装置。
- 一対のアイドル回転体は、スプロケットであることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のマンコンベアの移動手摺駆動装置。
- 一対のアイドル回転体は、シューであることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のマンコンベアの移動手摺駆動装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005153514A JP2006327756A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | マンコンベアの移動手摺駆動装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005153514A JP2006327756A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | マンコンベアの移動手摺駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113878A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-28 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア |
JP2010120752A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 乗客コンベアのチェーンたるみ量監視装置 |
JP2010528957A (ja) * | 2007-06-01 | 2010-08-26 | コネ コーポレイション | 負荷分散型ハンドレール駆動装置 |
JP2021534978A (ja) * | 2018-09-25 | 2021-12-16 | 建科機械(天津)股▲フン▼有限公司 | 鉄筋フープ曲げ機 |
-
2005
- 2005-05-26 JP JP2005153514A patent/JP2006327756A/ja active Pending
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