JP3076713B2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JP3076713B2
JP3076713B2 JP05349792A JP34979293A JP3076713B2 JP 3076713 B2 JP3076713 B2 JP 3076713B2 JP 05349792 A JP05349792 A JP 05349792A JP 34979293 A JP34979293 A JP 34979293A JP 3076713 B2 JP3076713 B2 JP 3076713B2
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chain
sprocket
shaft
drive shaft
lifting
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Inventor
元太郎 門野
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日本輸送機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型化しうる昇降装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラコンベヤ上のパレットなどのワー
クを持ち上げるなどの場合、従来3本以上の油圧シリン
ダなどをローラコンベヤのローラ間から昇降させ、その
ロッドによりワークを持ち上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、油圧配管、制御弁、油圧ポンプ、電動
機、オイルタンクなどの油圧装置が必要となり、大型化
し易く、高価である他、複数の油圧シリンダの同期を図
るのが困難となる。さらに高圧側の油圧配管が破損する
と、ワークの急落下等を招く。
【0004】本発明は、装置の小型化を図りつつ、昇降
時の同期性に優れかつ安価な昇降装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動軸の回転
が伝達されるスプロケットと、該スプロケットとの噛み
合いにて移動するチェーンと、該チェーンの一端に取り
付けられ、該チェーンの上下方向への移動にて昇降可能
な昇降軸と、を具える昇降装置において、前記チェーン
は、該チェーンが移動する形状に切り欠かれた2枚の板
材の前記切欠き間の間隙により屈曲不能に案内されるこ
とを特徴とする昇降装置である。
【0006】
【作用】チェーンはガイド部材によって屈曲不能に案内
されているため、スプロケットの回転駆動により押出さ
れたチェーンは、一端に固着された昇降軸をガイド部材
の垂直部で昇降させる。又配管、油圧ポンプなどの油圧
装置を不要として装置を小型化しうるとともに、複数の
チェーンは、同一のスプロケット、同軸上又は同期して
回転するスプロケットに巻装することにより、昇降軸の
同期昇降が容易となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1乃至図2に示すごとく、昇降装置1は、回転
駆動されるスプロケット2と、該スプロケット2に巻き
掛けられるチェーン3と、該チェーン3の一端に連結さ
れた昇降軸4と、ガイド部材5とを具える。
【0008】前記スプロケット2は、駆動軸9の両端2
枚のスプロケット2A、2Bを含みかつ駆動軸9は、減
速電動機Mに例えばチェーン伝動手段10を介して連係
し、正逆に回転できる。なお減速電動機Mはマウント部
材11を介してフレーム12に固定され、又マウント部
材11は、ネジ軸14を有する調整具15によって横移
動し、チェーン伝動手段10のチェーンの張りを調整し
うる。
【0009】なおマウント部材11は4隅の長孔16に
よって位置を変えて固定しうる。駆動軸9は、その両端
を軸受13にて回動自在に支持されるとともに、そのほ
ぼ中間部に円盤状のカム体16を嵌着している。
【0010】前記カム体16は、本実施例では昇降軸の
上昇位置及び下降位置を検知しうるリミットスイッチ、
光電スイッチ、近接スイッチなどの検知具17が設けら
れており、この検知具23の検知信号に基づき、前記減
速電動機Mが停止するように構成されている。
【0011】又前記駆動軸9には、前記チェーン伝動手
段に連係するスプロケット19を、トルク制限器20を
介して装着している。従って、通常は駆動軸9とスプロ
ケット19とは一体的に回転するが、前記駆動軸9に過
大な負荷トルクが作用した場合には、スプロケット19
のみをいわゆる空回りの状態として、減速電動機Mの焼
付を防止するとともに、過大なトルクが駆動軸9に作用
するのを防止しうる。又スプロケット2にはチェーン3
がそれぞれ上下に巻き掛けて装着されている。
【0012】チェーン3は、本実施例ではローラチェー
ン7と、このローラチェーン7の2倍のピッチを有する
ダブルピッチチェーン6とを継ぐことにより構成され、
前記スプロケット2には、ダブルピッチチェーン6のみ
が噛み合うように構成される。又ダブルピッチチェーン
6を、主としてチェーン溝5A、5Bの直線部を移動し
うるために用いることにより、チェーン3の剛性を向上
しうるとともに、低コスト化を図りうる。
【0013】ダブルピッチチェーン6は、本例では個々
のチェーンリンクを継ぐピンの周囲にローラを具えたも
のを用いており、スプロケット2との噛み合い時におけ
る騒音の発生を防止するとともに、前記チェーン3は、
図3に示すごとく側枠21に形成されたガイド部材5に
沿って移動することができる。尚、ダブルピッチチェー
ン6を円滑に移動させるべく、図3に示すチェーン溝の
区間S21、S31、S41にガイド片31、32を設
けている。
【0014】ガイド部材5は、所定の形状に切り欠かれ
た板体21A、21Bを結合部材22によって所定の間
隙を隔てて上下に組み合わせた側枠21に形成されるチ
ェーン溝5A、5Bとから構成される。
【0015】前記チェーン溝5A、5Bは前記チェーン
3を垂直に案内しうる垂直部S1と、前記スプロケット
2に噛み合う位置に達する直線部S2とを比較的小なる
円弧部R1で継ぐ曲線をなす一方、チェーン溝5Aは、
さらに円弧部R2、直線部S3を連ねてスプロケット2
への巻掛け角度を大としている。尚前記円弧部R1は、
ローラチェーン7のみが通過しうるため、小さな曲率半
径にでき、装置の小型化に寄与しうる。
【0016】又チェーン溝5A、5Bの溝幅Wは、図4
に示すごとくチェーンリンクプレート7Aの幅Hよりも
小としかつローラ7Bの外径Dよりも大としてチェーン
リンク7Cを夫々チェーン溝5A、5Bの内面に沿わす
ことにより屈曲不能とするとともにチェーン3がチェー
ン溝5A、5Bから脱するのを防止している。
【0017】又、チェーン3の一端は、自由端とし、か
つ他端には、摺動子25が連結されている。該摺動子2
5は図5に示すごとく、断面「I」型をなし、両側のフ
ランジ25Aで前記チェーン溝5A、5Bの垂直部S1
に係合するよう構成されている。
【0018】前記摺動子25の背面には昇降軸4が固着
されている。この昇降軸4は、ボルト26にて固着され
た案内体23と、この案内体23に固定されかつ前記昇
降軸4を囲む結合片24とからなる結合部材22により
垂直上方に案内される。又昇降軸4の上面には平端な面
をなす受片27が固着されるとともに、本例では前記駆
動軸9の軸方向に沿って各々配置される昇降軸4同士を
継ぎ材29にて互いに連結する。これにより各昇降軸4
の昇降時の同期がより確実となる。
【0019】以上のように構成されているため、減速電
動機Mを駆動して、駆動軸9を任意を方向に回動させる
と、駆動軸9に固着されたスプロケット2が、夫々のチ
ェーン3を屈曲不能としつつ各々の一端をガイド部材5
により垂直上方に案内する。又チェーン3の一端は、摺
動子25を介して昇降軸4と取り付くため、その受片2
7にてパレット、ワーク等を持ち上げうる。
【0020】尚、前述のごとく、減速電動機Mの停止等
は、駆動軸9に固着されたカム体16の動きを検知具1
7の検知信号にて行い、万が一検知具17が故障した場
合でも、トルク制御器20により、所定のトルク以上は
伝達し得ないように構成されているため、駆動軸に過大
なトルクが作用するのを防止しうる。
【0021】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、配管、
油圧ポンプなどの油圧装置を不要として装置を小型しう
るとともに、複数のチェーンは、同一のスプロケット、
同軸上又は同期して回転するスプロケットに巻装するこ
とにより、昇降軸の同期昇降が容易となる。又チェーン
によりワークを引き上げるのではなく、チェーンをガイ
ドに案内させてワークを押し上げるように用いているた
め、チェーンの破断等によりワークが急落下する等の事
故を防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】側枠の正面図である。
【図4】チェーン溝を説明するための線図である。
【図5】昇降軸の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 昇降装置 2 スプロケット 3 チェーン 4 昇降軸 5 ガイド部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸の回転が伝達されるスプロケット
    と、該スプロケットとの噛み合いにて移動するチェーン
    と、該チェーンの一端に取り付けられ、該チェーンの上
    下方向への移動にて昇降可能な昇降軸と、を具える昇降
    装置において、 前記チェーンは、該チェーンが移動する形状に切り欠か
    れた2枚の板材の前記切欠き間の間隙により屈曲不能に
    案内されることを特徴とする 昇降装置。
JP05349792A 1993-12-28 1993-12-28 昇降装置 Expired - Lifetime JP3076713B2 (ja)

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JP05349792A JP3076713B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 昇降装置

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JP05349792A JP3076713B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 昇降装置

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JPH07196291A JPH07196291A (ja) 1995-08-01
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ID=18406150

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JP4822734B2 (ja) * 2005-04-12 2011-11-24 株式会社椿本チエイン リフター装置

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JPH07196291A (ja) 1995-08-01

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