JP2006327337A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員の着席の状態を確実に検出でき、コスト増を抑制することができる乗員保護装置の提供。
【解決手段】 折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能な車両のシートの周囲に膨張展開する袋体26,27を有する乗員保護装置11で、シートが変形状態にあることを検出するシート変形検出手段と、シート変形検出手段でシートが変形状態にあることが検出されると、袋体26,27の膨張展開を禁止する展開制御手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、膨張展開する袋体でシートに着席する乗員を保護する乗員保護装置に関する。
車両に設けられ、車両の衝突時にシートに着席する乗員を膨張展開する袋体で保護する乗員保護装置では、乗員が着席していないシートがある場合に、その周囲の袋体を膨張展開させない方が好ましい場合がある。このため、手動操作されるスイッチをオフ位置とすることで袋体の膨張展開を禁止する一方で、シートに設けられた荷重センサにより乗員の着席が検出されるとスイッチをオフ位置からオン位置に切り替えて袋体を膨張展開可能な状態にする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−272466号公報
しかしながら、上記のように、シートに設けられた荷重センサにより乗員の着席を検出するものであると、シート上に荷物を載せている状態と乗員が着席している状態との区別がつきにくかった。また、シートに荷重センサを広範囲で設ける必要があるため、荷重センサのコストが増大してしまう。
したがって、本発明は、乗員の着席の状態を確実に検出でき、その上でコスト増を抑制することができる乗員保護装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能な車両のシート(例えば実施形態におけるシート44,74,88,95)の周囲に膨張展開する袋体(例えば実施形態における前部袋体26,後部袋体27)を有する乗員保護装置(例えば実施形態におけるカーテンエアバッグ装置11)において、前記シートが前記変形状態にあることを検出するシート変形検出手段(例えば実施形態における荷重センサ61,角度センサ66,69,78,82,89,96,98)と、該シート変形検出手段で前記シートが前記変形状態にあることが検出されると、前記袋体の膨張展開を禁止する展開制御手段(例えば実施形態における展開制御装置42)とを有することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能なシートが変形状態にあることをシート変形検出手段が検出すると、展開制御手段が袋体の膨張展開を禁止することになる。このように、乗員が着席していないこと、また例えば着席していても袋体の膨張展開が不要な略水平状態にあることを、折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の状態に変形可能なシートが変形状態にあることで検出するため、乗員の着席がないこと、また例えば着席していても袋体の膨張展開が不要な略水平状態にあることを確実に検出できる。したがって、不要な展開を禁止することで、リペアコスト(装置の各作動部品の交換時の費用)を抑制できる。また、シート変形検出手段は、折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能なシートが変形状態にあることを検出すれば良いため、簡単かつ低コストのもので良く、コスト増を抑制することができる。
本発明の一実施形態の乗員保護装置を図面を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態の乗員保護装置であるカーテンエアバッグ装置11が適用された車両の車体12の右側部を車室内側から見た部分側面図である。なお、図示は略すが車体12の左側部にも同様のカーテンエアバッグ装置11が設けられている。
図1に示すように、車体12のルーフの側端部を形成する車両前後方向に沿うルーフサイドレール15には、車両前部側から順に、フロントピラー16、センタピラー17、リアクォータピラー18およびリアピラー19が下方に延出するように連結されている。そして、車体12には、フロントピラー16とセンタピラー17との間にフロントのドア開口部21が形成され、センタピラー17とリアクォータピラー18との間にリアのドア開口部22が形成され、リアクォータピラー18とリアピラー19との間の上部にも開口部23が形成されている。
そして、カーテンエアバッグ装置11においては、上記したルーフサイドレール15の車室内側にこのルーフサイドレール15に沿うように二つの前部袋体(袋体)26および後部袋体(袋体)27が共に略長尺状に折り畳まれた状態で複数の取付部材28を介して取り付けられている。
前部袋体26は、ルーフサイドレール15のフロントおよびリアのドア開口部21,22の上方範囲に取り付けられており、膨張展開時には、図2に示すように、ドア開口部21を閉塞させるフロントドア30のフロントサイドウインドウ(窓)31およびドア開口部22を閉塞させるリアドア32のリアサイドウインドウ(窓)33の車室内側にカーテン状に展開する。つまり、前部袋体26は、一列目シートおよび二列目シートの周囲で膨張展開することにより一列目シートに着席した乗員およびニ列目シートに着席した乗員の側方を覆う。他方、後部袋体27は、ルーフサイドレール15の開口部23の上方範囲に取り付けられており、膨張展開時には、図2に示すように、開口部23を閉塞させるリアクォータウインドウ(窓)34の車室内側にカーテン状に展開する。つまり、後部袋体27は、三列目シートの周囲で膨張展開することにより三列目シートに着席した乗員の側方を覆う。
ここで、図1に示すように、前部袋体26にはこれを膨張展開させるための専用のインフレータ37が連結され、後部袋体27にもこれを膨張展開させるための専用のインフレータ38が連結されている。これら複数のインフレータ37,38は、共通のブラケット40を介して一体的に車体12のリアクォータピラー18に取り付けられている。
そして、上記のインフレータ37,38は、これらの駆動を制御するための図3に示す展開制御装置(展開制御手段)42に接続されている。この展開制御装置42は、各種センサの検出結果に基づいて左右それぞれのインフレータ37,38の駆動を制御することになるが、各種センサの中に、乗員が着席可能なシートであって折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能なシートについてその変形状態にあるか否かを検出するセンサ(シート変形検出手段)が含まれている。
例えば、三列目シートに適用されるものとして、図4に示すように、車室内側壁に立てかけられるようにして折り畳み状態(変形状態)に変形させられるシート44がある。このシート44は、図4(a)に示すように乗員を着席させることが可能な着席可能状態にあるときに車幅方向内側の脚部45のシートロック46をフロアFにロックさせている。そして、シート44は、図4(b)に示すように、シートバック47が車幅方向に沿う回動軸48を中心に前に倒されてシートクッション49に重ね合わせられ、シートロック46のフロアFへのロックが解除された状態から、図4(c)に示すように、シートクッション49がその車幅方向外側の車両前後方向に沿う回動軸50を中心に跳ね上げられることで折り畳み状態となり、この状態で、脚部45も折り畳まれる。そして、シートクッション49に連結されていたフック52が、図5に示すようにグラブレール53の橋架位置の間に設けられたアンカ部54に掛けられることでシート44は折り畳み状態が維持されるようになっている。
上記したアンカ部54は、図6および図7に示すように、アンカベース56と、アンカベース56に対して車両前後方向に沿う軸57を中心に回動可能とされたアンカ本体58とを有しており、使用時には、アンカ本体58が、フック52が掛けられる係止部59を突出させるように軸57を中心に回動させられ、非使用時には収納されるようになっている。ここで、アンカ本体58の係止部59とは反対に、押圧部60が設けられており、係止部59にフック52が掛けられこのフック52を介して、折り畳み状態のシート44の重量が下方に加わると、この押圧部60がアンカベース56の裏側に設けられた荷重センサ(シート変形検出手段)61を押圧する。これによって荷重センサ61が荷重を検出することになり、間接的にシート44の折り畳み状態を検出する。そして、この荷重センサ61による荷重の検出の有無で展開制御装置42は、シート44が折り畳み状態にあるか否かを判定する。
なお、図8に示すように、軸57の裏側に荷重センサ61を設けたり、図9に示すように、アンカベース56を車体側に取り付けるためのブラケット62とアンカベース56との間に荷重センサ61を設けても、折り畳み状態のシート44の荷重がアンカ本体58に加わったことを検出できる。
また、上記したシート44は、そのシートバック47が前に倒されシートクッション49に重ね合わせられた状態で、シートクッション49がその車幅方向外側の回動軸50を中心に跳ね上げられることで折り畳み状態となるため、回動軸50を中心とした回動角度を検出する図4(c)に示す角度センサ63をシートクッション49に設けることで、この角度センサ63によってシート44が折り畳み状態にあるか否かを検出することも可能である。
さらに、上記したシート44は、図4(a),(b)に示すように、脚部45のシートロック46のフロアFへのロックが解除されてから、上記した折り畳み状態となるため、このシートロック46のフロアFへのロックの有無を検出するロックセンサ64を脚部45に設けることで、このロックセンサ64によってシート44が折り畳み状態にあるか否かを検出することも可能である。
加えて、このシート44は、そのシートクッション49が車幅方向に沿う回動軸65を中心に跳ね上げられることで別の折り畳み状態(変形状態)に変形させられるため、回動軸65を中心としたシートクッション49の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)66がシートクッション49に設けられており、この角度センサ66によってシート44が折り畳み状態にあるか否かを検出するようになっている。
さらに、このシート44は、そのシートバック47が車幅方向に沿う回動軸48を中心に前に倒されることでさらに別の折り畳み状態(変形状態)に変形させられるため、回動軸48を中心としたシートバック47の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)69がシートバック47に設けられており、この角度センサ69によってシート44が折り畳み状態にあるか否かを検出するようになっている。
加えて、このシート44は、そのシートクッション49は水平状態のままで、立設状態にあるシートバック47を車幅方向に沿う回動軸48を中心にシートクッション49から離間させるように後ろに倒すことで略水平状態(変形状態)に変形させられる。よって、このシート44には、回動軸48を中心としたシートバック47の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)69がシートバック47に設けられており、この角度センサ69によってシート44が略水平状態にあるか否かを検出するようになっている。
また、例えば、一列目の助手席シートに適用されるものとして、図10に示すように、立設状態にあるシートバック71に対して近接させるようにシートクッション72を車幅方向に沿う図11に示す回動軸73を中心に跳ね上げることで折り畳み状態(変形状態)に変形させられるシート74がある。このシート74は、図10に示すように、シートクッション72を跳ね上げることで、シートクッション72の下側に設けられた収納ボックス部75を開口させるものである。このシート74は、図11に示すように、乗員を着席させることが可能な着席可能状態にあるときに略水平状態にあるシートクッション72をその前部に設けられたシートクッションロック76が収納ボックス部75にロックさせている。そして、シート74は、このシートクッションロック76の収納ボックス部75へのロックが解除されて、シートクッション72が回動軸73を中心に跳ね上げられることで折り畳み状態となる。
このシート74は、そのシートクッション72が回動軸73を中心に跳ね上げられることで折り畳み状態となるため、回動軸73を中心としたシートクッション72の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)78がシートクッション72に設けられていて、この角度センサ78によってシート74が折り畳み状態にあるか否かを検出するようになっている。
また、このシート74は、シートクッションロック76の収納ボックス部75へのロックが解除されてから、上記した折り畳み状態となるため、このシートクッションロック76の収納ボックス部75へのロックの有無を検出するロックセンサ80をシートクッション72に設けることで、このロックセンサ80によってシート74が折り畳み状態にあるか否かを検出することも可能である。
このシート74は、図12に示すように、シートクッション72は水平状態のままで、立設状態にあるシートバック71を車幅方向に沿う図11に示す回動軸81を中心にシートクッション72から離間させるように後ろに倒すことで略水平状態(変形状態)に変形させられる。よって、このシート74には、図11に示す回動軸81を中心としたシートバック71の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)82がシートバック71に設けられており、この角度センサ82によってシート74が略水平状態にあるか否かを検出するようになっている。
また、例えば、一列目の運転席シートに適用されるものとして、図12に示すように、シートクッション85は水平状態のままで、立設状態にあるシートバック86を車幅方向に沿う図13に示す回動軸87を中心にシートクッション85から離間させるように後ろに倒すことで略水平状態(変形状態)に変形させられるシート88がある。よって、このシート88には、回動軸87を中心としたシートバック86の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)89がシートバック86に設けられており、この角度センサ89によってシート88が略水平状態にあるか否かを検出するようになっている。
さらに、例えば、二列目のシートに適用されるものとして、図10に示すように、複数の乗員が着席可能なベンチシートであって立設状態にあるシートバック92に対して近接させるように車幅方向に沿う図14に示す回動軸93を中心にシートクッション94を跳ね上げることで折り畳み状態(変形状態)に変形させられるシート95がある。このシート95は、そのシートクッション94が回動軸93を中心に跳ね上げられることで折り畳み状態となるため、回動軸93を中心としたシートクッション94の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)96がシートクッション94に設けられており、この角度センサ96によってシート95が折り畳み状態にあるか否かを検出するようになっている。
このシート95は、図12に示すように、シートクッション94は水平状態のままで、立設状態にあるシートバック92を車幅方向に沿う図14に示す回動軸97を中心にシートクッション94から離間させるように後ろに倒すことで略水平状態(変形状態)に変形させられる。よって、このシート95には、回動軸97を中心としたシートバック92の回動角度を検出する角度センサ(シート変形検出手段)98がシートバック92に設けられており、この角度センサ98によってシート95が略水平状態にあるか否かを検出するようになっている。
そして、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、右側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図4(c)に示すように三列目の右側部のシート44が、車室内側壁に立てかけられた折り畳み状態にあることが、荷重センサ61(角度センサ63あるいはロックセンサ64でも可)で検出されると、右側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
同様に、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、三列目の左側部のシート44が、車室内側壁に立てかけられた折り畳み状態にあることが、荷重センサ61(角度センサ63あるいはロックセンサ64でも可)で検出されると、左側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
また、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、右側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図15に示すように、三列目の右側部のシート44がシートクッション49を跳ね上げた折り畳み状態にあることが図4(a),(b)に示す角度センサ66で検出されると、右側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
同様に、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、三列目の左側部のシート44が、シートクッション49を跳ね上げた折り畳み状態にあることが、角度センサ66で検出されると、左側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
さらに、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、右側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図16に示すように、三列目の右側部のシート44がシートバック47を後ろに倒した略水平状態にあることが図4(a),(b)に示す角度センサ69で検出されると、右側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
同様に、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、三列目の左側部のシート44がシートバック47を後ろに倒した略水平状態にあることが角度センサ69で検出されると、左側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
さらに、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、右側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図4(b)に示すように、三列目の右側部のシート44がシートバック47を前に倒した折り畳み状態にあることが図4(a),(b)に示す角度センサ69で検出されると、右側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
同様に、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の後部袋体27をインフレータ38で膨張展開させる条件が揃ったとしても、三列目の左側部のシート44がシートバック47を前に倒した折り畳み状態にあることが角度センサ69で検出されると、左側部の後部袋体27のインフレータ38による膨張展開を禁止する。
加えて、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の前部袋体26をインフレータ37で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図10に示すように、一列目の助手席のシート74が、シートクッション72を跳ね上げた折り畳み状態にあることが図11に示す角度センサ78(ロックセンサ80でも可)で検出されると、さらに二列目のシート95が、図10に示すようにシートクッション94を跳ね上げた折り畳み状態にあること、または図12に示すようにシートバック92を後ろに倒した略水平状態にあることが図14に示す角度センサ96,98で検出されると、左側部の前部袋体26のインフレータ37による膨張展開を禁止する。
また、展開制御装置42は、側面衝突時において、例えば、左側部の前部袋体26をインフレータ37で膨張展開させる条件が揃ったとしても、図12に示すように一列目の助手席のシート74が、シートバック71を後ろに倒した略水平状態にあることが図11に示す角度センサ82から検出されると、さらに二列目のシート95が、図10に示すようにシートクッション94を跳ね上げた折り畳み状態にあること、または図12に示すようにシートバック92を後ろに倒した略水平状態にあることが図14に示す角度センサ96,98で検出されると、左側部の前部袋体26のインフレータ37による膨張展開を禁止する。
加えて、展開制御装置42は、側面衝突時等において、例えば、右側部の前部袋体26をインフレータ37で膨張展開させる条件が揃ったとしても、一列目の運転席のシート88が、図12に示すようにシートバック86を後ろに倒した略水平状態にあることが図13に示す角度センサ89で検出されると、さらに二列目のシート95が、図10に示すようにシートクッション94を跳ね上げた折り畳み状態にあること、または図12に示すようにシートバック92を後ろに倒した略水平状態にあることが図14に示す角度センサ96,98で検出されると、右側部の前部袋体26のインフレータ37による膨張展開を禁止する。
なお、一列目のシートの乗員と二列目のシートの乗員とを前後別々の袋体で保護可能な場合には、それぞれに対応する一つのシートの変形状態のみによって袋体の膨張展開を禁止することができる。つまり、一列目シートの変形状態が検出されると一列目シートの乗員専用の袋体の膨張展開を禁止し、二列目シートの変形状態が検出されると二列目シートの乗員専用の袋体の膨張展開を禁止する。
以上に述べた本実施形態によれば、折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能なシート44,74,88,95が変形状態にあることが、荷重センサ61および角度センサ66,69,78,82,89,96,98で検出されると、展開制御装置42が、前部袋体26および後部袋体27のうち、そのシート44,74,88,95の乗員に対して設けられたものの膨張展開を禁止することになる。このように、乗員が着席していないこと、例え着席していても袋体の膨張展開が不要な略水平状態にあることを、シート44,74,88,95が変形状態にあることで検出するため、乗員の着席がないこと、例え着席していても袋体の膨張展開が不要な略水平状態にあることを確実に検出できる。したがって、不要な展開を禁止することで、リペアコスト(カーテンエアバッグ装置11の各作動部品の交換時の費用)を抑制できる。また、荷重センサ61および角度センサ66,69,78,82,89,96,98は、シート44,74,88,95が変形状態にあることを検出すれば良いため、簡単かつ低コストのもので良く、コスト増を抑制することができる。
なお、以上の実施形態では、カーテンエアバッグ装置11を例にとり説明したがシート脇から膨張展開するサイドエアバッグの展開制御にも適用可能である。
本発明の一実施形態の乗員保護装置が適用された車両の車体の右側部を車室内側から見た側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における袋体の膨張展開状態を示す車両の右側部を車室内側から見た側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における制御系の要部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における三列目のシートを折り畳み状態にする際の動作を説明する側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における三列目のシートを折り畳み状態にする際のフックのアンカ部への取り付けを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置におけるアンカ部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置におけるアンカ部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置におけるアンカ部の他の例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置におけるアンカ部のさらに他の例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における一列目シートおよび二列目シートの一状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における助手席シートを示す側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における一列目シートおよび二列目シートの別の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における運転席シートを示す側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における二列目シートを示す側面図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における二列目シートおよび三列目シートの一状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乗員保護装置における二列目シートおよび三列目シートの別の状態を示す斜視図である。
符号の説明
11 カーテンエアバッグ装置(乗員保護装置)
26 前部袋体(袋体)
27 後部袋体(袋体)
42 展開制御装置(展開制御手段)
44,74,88,95 シート
61 荷重センサ(シート変形検出手段)
66,69,78,82,89,96,98 角度センサ(シート変形検出手段)

Claims (1)

  1. 折り畳み状態および略水平状態のうちの少なくともいずれか一方の変形状態に変形可能な車両のシートの周囲に膨張展開する袋体を有する乗員保護装置において、
    前記シートが前記変形状態にあることを検出するシート変形検出手段と、
    該シート変形検出手段で前記シートが前記変形状態にあることが検出されると、前記袋体の膨張展開を禁止する展開制御手段とを有することを特徴とする乗員保護装置。
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