JP2006325729A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 2枚の「障子」の絵柄が拡大されたときには2枚の「障子」の絵柄が開くことで「ウィンド」の絵柄が表示され、「ウィンド」の絵柄内に「花魁」の絵柄および「偽花魁」の絵柄のいずれかが表示される。この構成の場合、2枚の「障子」の絵柄が開く前に「花魁のシルエット」の絵柄が表示される場合および表示されない場合が有る。このため、2枚の「障子」の絵柄が拡大された時点では「花魁のシルエット」の絵柄が出現するか否か分らず、2枚の「障子」の絵柄が開放されても「花魁」の絵柄および「偽花魁」の絵柄のいずれが出現するのか分らない。従って、2枚の「障子」の絵柄の拡大を起点とする予告演出の展開および結末が分らなくなるので、予告演出の興趣が高まる。
【選択図】 図25
Description
1)ウィンドを遮蔽する遮蔽図柄を表示する。
2)遮蔽図柄を拡大表示する。
3)遮蔽図柄に重ねてシルエット図柄を表示する。
4)遮蔽図柄を移動表示することでウィンドを開放し、ウィンド内にシルエット図柄の姿である予告図柄を表示する。
1)乱数更新手段は一定周期で乱数値を更新するものである。図4のステップS5は乱数更新手段の一例であり、ステップS5の乱数更新手段が更新するランダムカウンタR3は乱数値に相当する。
2)始動口センサは遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力するものである。図3の特別図柄始動センサ25は始動口センサの一例であり、特別図柄始動センサ25が出力する特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
3)乱数取得手段は始動口センサから始動信号が出力されることに基いて乱数値の更新結果を取得するものであり、図4のステップS6は乱数取得手段の一例である。
4)当落判定手段は乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものである。図8のステップS42は当落判定手段の一例であり、図2の大入賞口27は可変入賞口の一例である。
5)図柄設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには複数の識別図柄を予め決められた大当りの組合せに設定し、当落判定手段が外れを判定したときには複数の識別図柄を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定するものである。図19のステップS402は図柄設定手段の一例であり、ステップS402の図柄設定手段が設定する外れの組合せには外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せの2種類が存在する。
6)図柄遊技手段は複数の識別図柄を図柄表示器に可変表示した後に図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示する図柄遊技の映像を発生させるものである。図29と図31〜図33と図35と図38は図柄遊技手段の一例であり、図25〜図28と図30と図34と図36と図37と図39と図40は図柄遊技の映像の一例を示している。
7)記録手段は複数の予告データが記録されたものであり、図3の図柄制御回路80は記録手段の一例である。この予告データとは複数の識別図柄が大当りの組合せで停止表示されることを予告する映像を発生させるものであり、演出内容が相互に相違する第1の予告データと第2の予告データと第3の予告データを含んでいる。図23および図24は図柄遊技の映像を発生させるビデオデータの一覧を示すものであり、予告を発生させるための予告データはビデオデータの一部として設定されている。具体的には第1の予告データはビデオデータV1−1とV2−1とV3−1とV5−1とV6−1とV7−1の一部として設定され、第2の予告データはビデオデータV1−2とV2−2とV3−2とV5−2とV6−2とV7−2の一部として設定され、第3の予告データはビデオデータV1−3〜V1−4とV2−3〜V2−4とV3−3〜V3−4とV5−3〜V5−4とV6−3〜V6−4とV7−3〜V7−4の一部として設定されている。
8)予告データ選択手段は複数の予告データのうちから予告データを選択するものである。図3の図柄制御回路80は予告データ選択手段の一例であり、7)で説明した複数のビデオデータのうちからビデオデータを選択することで予告データを選択する。この予告データ選択手段は当落判定手段が大当りを判定したときには第1の予告データを第2の予告データに比べて高確率で選択する制御を行い、当落判定手段が外れを判定したときには第2の予告データを第1の予告データに比べて高確率で選択する制御を行う。従って、第1の予告データは複数の識別図柄が大当りの組合せで停止表示されるときに選択される頻度が相対的に高くなり、第2の予告データは複数の識別図柄が外れの組合せで停止表示されるときに選択される頻度が相対的に高くなる。
9)予告データ再生手段は予告データ選択手段の選択結果を複数の識別図柄が可変表示されてから停止表示されるまでの期間内で図柄表示器に表示するものであり、図3の図柄制御回路80は予告データ再生手段の一例である。
9−1)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときには図柄表示器の表示領域内を区画するウィンドを遮蔽する遮蔽図柄を表示する第1の制御を行う。図29は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときの予告データ再生手段の制御内容の一例であり、図29のステップS502は第1の制御に相当する。図25は第1の予告データの再生結果の一例であり、図25の(a)は第1の制御で表示される映像の一例である。この図25の(a)の2枚の「障子」の絵柄111はウィンドを遮蔽する遮蔽図柄に相当する。
9−2)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときには第1の制御で表示された遮蔽図柄を拡大表示する第2の制御を行う。図29のステップS504は第2の制御の一例であり、図25の(b)は第2の制御で表示される映像の一例である。この図25の(b)の2枚の「障子」の絵柄111は遮蔽図柄に相当するものであり、図25の(a)の第1の制御状態に比べて拡大される。
9−3)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときには第2の制御で遮蔽図柄を拡大表示した後に遮蔽図柄に重ねてシルエット図柄を表示する第3の制御を行う。図29のステップS505は第3の制御の一例であり、図25の(c)は第3の制御で表示される映像の一例である。この図25の(c)の「花魁のシルエット」の絵柄112はシルエット図柄に相当する。
9−4)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときには第3の制御でシルエット図柄を表示した後に遮蔽図柄をウィンドが開放されるように移動表示し、遮蔽図柄が移動することで開放された領域をウィンド図柄として表示する第4の制御を行う。図29のステップS508は第4の制御の一例であり、図25の(e)および(f)は第4の制御で表示される映像の一例である。この図25の(e)および(f)の「ウィンド」の絵柄113はウィンド図柄に相当する。
9−5)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第1の予告データを選択したときには第4の制御で表示されたウィンド図柄内にシルエット図柄の姿である第1の予告図柄を表示する第5の制御を行う。図29のステップS509は第5の制御の一例であり、図25の(f)は第5の制御で表示される映像の一例である。この図25の(f)の「花魁」の絵柄114は第1の予告図柄に相当する。
9−6)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第2の予告データを選択したときには第1の制御から第4の制御を行った後に第5の制御でウインド図柄内に第2の予告図柄を表示する。この第2の予告図柄はシルエット図柄の姿であり、第1の予告図柄とは相違するものである。図32は予告データ選択手段が第2の予告データを選択したときの予告データ再生手段の制御内容の一例であり、ステップS502は第1の制御に相当し、ステップS504は第2の制御に相当し、ステップS505は第3の制御に相当し、ステップS508は第4の制御に相当し、ステップS509は第5の制御に相当する。図27は第2の予告データの再生結果の一例であり、図27の(f)の「偽花魁」の絵柄115は第2の予告図柄に相当する。
9−7)予告データ再生手段は予告データ選択手段が第3の予告データを選択したときには第1の制御および第2の制御を行った後に第3の制御を行うことなく第4の制御でウィンド図柄を表示し、第5の制御で第3の予告図柄をウィンド図柄内に表示する。この第3の予告図柄は第1の予告図柄および第2の予告図柄のいずれかと同一であっても良く、第1の予告図柄および第2の予告図柄の双方に対して相違するものであっても良い。図31は予告データ選択手段が第3の予告データを選択したときの予告データ再生手段の制御内容の一例であり、ステップS502は第1の制御に相当し、ステップS504は第2の制御に相当し、ステップS508は第4の制御に相当し、ステップS509は第5の制御に相当する。図26は第3の予告データの再生結果の一例であり、図26では第1の予告図柄に相当する「花魁」の絵柄114を第3の予告図柄として表示している。図33も予告データ選択手段が第3の予告データを選択したときの予告データ再生手段の制御内容の一例であり、ステップS502は第1の制御に相当し、ステップS504は第2の制御に相当し、ステップS508は第4の制御に相当し、ステップS509は第5の制御に相当する。図28は第3の予告データの再生結果の一例であり、図28では第2の予告図柄に相当する「偽花魁」の絵柄115を第3の予告図柄として表示している。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
2.電気的構成の説明
図3のメイン制御回路50はゲーム内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基いて制御動作を実行する。このメイン制御回路50は乱数更新手段と乱数取得手段と当落判定手段に相当するものである。
3.遊技機能の説明
3−1.特別図柄遊技機能
遊技者が上皿6内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が特別図柄始動口24内に入賞すると、賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿6内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器33に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、特別図柄の変動停止状態での種類によって遊技者に大当りおよび外れを報知するものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
3−2.大当り遊技機能
特別図柄表示器33に大当り図柄が停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口27を開放し、大入賞口27内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、大入賞口27は上限個(10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この大入賞口27の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示が行われ、大当りラウンド表示中には両スピーカ14から表示内容に連動して遊技音が出力され、複数の電飾LED17が表示内容に連動して発光する。
3−3.特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
3−4.装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技はビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34に動画面を表示し、両スピーカ14から動画面の表示内容に応じた遊技音を出力し、複数の電飾LED17を動画面の表示内容に応じて発光させることで組成されるものであり、装飾図柄遊技の概略は次の通りである。
4.メイン制御回路50の内部処理
4−1.メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
4−2.入力処理
CPU51は図4のステップS4の入力処理へ移行すると、図5のステップS21で入力回路54からの特別図柄始動信号の出力状態を判断する。ここで特別図柄始動信号がないことを検出したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、特別図柄始動信号があることを検出したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには入力回路54から特別図柄始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
4−3.カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R3は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR1〜R3の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「248」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
4−4.データ取得処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理を終えると、ステップS6のデータ取得処理へ移行し、図6のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグのオンを検出したときにはステップS32へ移行し、カウンタN1の計測値をROM52に記録された上限値MAX(4)と比較する。このカウンタN1は特別図柄遊技の保留回数を計測するものであり、CPU51はステップS32で「N1<MAX」を判断したときには特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達していないと判断する。そして、ステップS33へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値を取得する。
4−5.大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行し、図8のステップS41でRAM53の保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されていることを検出すると、ステップS42で保留データエリアE1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を大当り値「7」と比較する。この大当り値「7」はメイン制御回路50のROM52に記録されたものであり、CPU51はランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と同一であることを検出したときには大当りと判定し、ステップS43で大当りフラグをオンする。また、ステップS42でランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と相違していることを検出したときには外れと判定し、ステップS44で大当りフラグをオフする。即ち、大当りは「1/249」の固定的な確率で判定されるものである。
(1)大当りフラグがオンされているときには当落コマンド「大当り」を設定する。
(2)大当りフラグがオフされ、外れリーチフラグがオンされているときには当落コマンド「外れリーチ」を設定する。
(3)大当りフラグおよび外れリーチフラグの双方がオフされているときには当落コマンド「完全外れ」を設定する。
4−6.変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行し、図9のステップS61で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオンを判断したときには直前の大当り判定処理で大当りが判定されたと判断し、ステップS62へ移行する。
4−7.特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行し、図12のステップS81でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに基いて特別図柄の変動表示を開始する。
4−8.特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行し、図13のステップS91でタイマT1の現在の計測値から設定値ΔT1を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間および装飾図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS92へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。
4−9.大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11の大当り遊技処理へ移行する。この大当り遊技処理は15回の大当りラウンドを実行するものであり、大当り遊技処理の開始時にはCPU51から演出制御回路70に大当りラウンド開始コマンドが送信され、大当り遊技処理の終了時には大当りラウンド停止コマンドが送信される。
5.演出制御回路70の内部処理
5−1.メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図14のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理〜ステップS206のコマンド処理を順に実行する。
5−2.INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を検出すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図15のステップS301でコマンドを受信し、ステップS302でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS303へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの種類に応じてセットする。このコマンド処理フラグはコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図16はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
5−3.カウンタ更新処理
CPU71は図14のステップS203へ移行すると、図17のステップS211でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の左列の図柄要素,中列の図柄要素,右列の図柄要素を「1〜8」の図柄要素群の中から選択するものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図18に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
5−3.カウンタ更新処理
CPU71は図14のステップS205のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR12〜R13の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR12〜R13は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR12〜R13の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR12は大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR12は初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR13は演出パターンコマンドを抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR13は初期値「0」から上限値「200」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
5−4.コマンド処理
CPU71は図14のステップS206のコマンド処理へ移行すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理〜ステップS407の大当りラウンド停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に行う。
5−4−1.コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理を経て図14のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
5−4−2.当落コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされていることを検出すると、図20のステップS221でRAM73から当落コマンドを検出する。ここで当落コマンドの検出結果が大当りであることを判断したときにはステップS222へ移行し、ランダムカウンタR12の現在の計測値を取得する。そして、ステップS223へ移行し、ランダムカウンタR12の取得結果に「1」を加算し、装飾図柄の各列をランダムカウンタR12の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには「6」に「1」が加算され、装飾図柄が大当りの組合せである大当り図柄「七七七」に設定される。
5−4−3.変動パターンコマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされていることを検出すると、図21のステップS231でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS232でランダムカウンタR13の現在の計測値を取得し、ステップS233へ移行する。
5−4−4.装飾図柄変動開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS404で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にスタートコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
5−4−5.装飾図柄変動停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS405で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にストップコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
5−4−6.大当りラウンド開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS406で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド開始コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
5−4−7.大当りラウンド停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS407で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド停止コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
6.図柄制御回路80の内部処理
6−1.ウィンド予告の処理内容
図23のビデオデータV1−1〜V1−4はメイン制御回路50が大当り用の変動パターンP1を設定したときに選択されるものである。これらビデオデータV1−1〜V1−4は相互に演出の進行内容が同一である同一系統の映像を発生させるものであり、ビデオデータV1−1〜V1−4の再生時には装飾図柄の3列が同時に変動開始し、左列および右列が設定結果で順に変動停止することに基いてリーチが発生する。このリーチ状態では風呂演出が発生し、風呂演出の終了後に装飾図柄の3列が停止表示される。
6−2.ビデオデータ再生処理
図29は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV1−1を再生するときの処理内容を示している。このビデオデータV1−1はVDP84がビデオデータV1−1の解凍結果に基いて表示信号を生成し、表示信号の生成結果をLCD回路87に出力することに基いて再生されるものであり、図29のビデオデータ再生処理はVDP84の表示信号生成処理を示している。以下、図29のビデオデータ再生処理について説明する。
ステップS501:装飾図柄表示器34の表示領域内の全体に水彩画の背景を表示する(図25のa参照)。
ステップS502:水彩画の背景の前方に2枚の「障子」の絵柄111を相手側に接触した閉じた状態で表示する(図25のa参照)。これら2枚の「障子」の絵柄111は「ウィンド」の絵柄113を生成するものであり、閉鎖状態ではウインドを遮蔽することになる。このステップS502は第1の制御に相当するものである。
ステップS503:装飾図柄の左列と中列と右列を同時に変動開始する(図25のa参照)。この変動(可変)とは各列の図柄要素が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄要素の移動方向は上から下に設定され、各列の図柄要素の変化順序は「一」→「二」→「三」…→「七」→「八」→「一」…のループ状に設定されている。
ステップS504:2枚の「障子」の絵柄111を拡大表示する(図25のb参照)。これら2枚の「障子」の絵柄111は相手側に接触した閉じた状態で拡大されるものであり、装飾図柄の3列は2枚の「障子」の絵柄111が拡大することで隠される。このステップS504は第2の制御に相当するものである。
ステップS505:2枚の「障子」の絵柄111に「花魁のシルエット」の絵柄112を重ねて表示し、2枚の「障子」の絵柄111の後方に花魁が待つ映像を発生させる(図25のc参照)。この「花魁のシルエット」の絵柄112は「花魁」の絵柄114および「偽花魁」の絵柄115の双方に同一な輪郭形状を有するものであり、「花魁」の絵柄114および「偽花魁」の絵柄115の双方と同一の大きさで表示される。このステップS503は第3の制御に相当するものである。
ステップS506:「花魁のシルエット」の絵柄112を消去する(図25のd参照)。この「花魁のシルエット」の絵柄112の消去は2枚の「障子」の絵柄111の閉鎖状態で行われるものであり、ステップS505で「花魁のシルエット」の絵柄112を表示開始してから設定時間が経過した時点で行われる。
ステップS507:2枚の「障子」の絵柄111が相手側から遠ざかるように開く映像を発生させ(図25のe参照)、2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS508:2枚の「障子」の絵柄111に換えて「ウィンド」の絵柄113を表示する。この「ウィンド」の絵柄113は装飾図柄表示器34の表示領域内を区画するものであり、2枚の「障子」の絵柄111が開くことで生成された空間領域として表示される。このステップS508は第4の制御に相当するものである。
ステップS509:「ウィンド」の絵柄113内に「花魁」の絵柄114を表示する(図25のf参照)。この「花魁」の絵柄114は「花魁のシルエット」の絵柄112と同一位置に同一の輪郭形状および同一の大きさで表示されるものであり、遊技者は「花魁のシルエット」の絵柄112と「花魁」の絵柄114との関係を明確に認識することができる。このステップS509は第5の制御に相当するものである。
ステップS510:「ウインド」の絵柄113を「花魁」の絵柄114と共に消去する。そして、装飾図柄の3列が水彩画の背景の前方で変動する表示状態に戻し、2枚の「障子」の絵柄111をステップS502と同一の初期サイズで表示する(図25のg参照)。
ステップS511:装飾図柄の左列を設定結果で停止表示する。
ステップS512:装飾図柄の右列を設定結果で停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列が停止表示された状態では両列に同一の数字が並ぶリーチ状態が生成される(図25のh参照)。
ステップS513:装飾図柄の3列および2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS514:水彩画の背景を消去し、水彩画の背景に換えて夜の庭の背景を表示する(図30のa参照)。
ステップS515:夜の庭の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を設定結果で停止表示し、夜の庭の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を設定結果で停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列はステップS512のリーチ状態に比べて小さなサイズで縮小表示される(図30のa参照)。
ステップS516:夜の庭の背景の前方に「風呂釜」の絵柄116を表示する。この「風呂釜」の絵柄116内に「殿様」の絵柄117を表示し、「殿様」の絵柄117が風呂に浸かる映像を発生させる(図30のb参照)。
ステップS517:「家来」の絵柄118を表示し、「家来」の絵柄118が風呂の火をたく映像を発生させる(図30のc参照)。
ステップS518:「殿様」の絵柄117の顔色を赤く変化させ、「殿様」の絵柄117が熱さに耐える映像を発生させる(図30のd参照)。
ステップS519:「殿様」の絵柄117の頭部に装飾図柄の中列を表示する(図30のe参照)。この装飾図柄の中列は演出制御回路70が設定したものであり、左上隅部の左列および右上隅部の右列と同一の数字である。
ステップS520:「殿様」の絵柄117の顔色を元に戻し、殿様が風呂の熱さに耐え抜いた映像を発生させる(図30のf参照)。
ステップS521:「風呂釜」の絵柄116と「殿様」の絵柄117と「家来」の絵柄118を装飾図柄の3列と共に消去する。
ステップS522:夜の庭の背景を消去し、夜の庭の背景に換えて水彩画の背景を表示する。
ステップS523:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同時に停止表示し、2枚の「障子」の絵柄111を初期サイズで表示する(図30のg参照)。この装飾図柄の3列の停止表示は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
ステップS501:装飾図柄表示器34の表示領域内の全体に水彩画の背景を表示する(図26のa参照)。
ステップS502:水彩画の背景の前方に2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態で表示する(図26のa参照)。
ステップS503:装飾図柄の左列と中列と右列を同時に変動開始する(図26のa参照)。
ステップS504:2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態のまま拡大表示する(図26のb参照)。
ステップS507:2枚の「障子」の絵柄111が開く映像を発生させ(図26のc参照)、2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS508:2枚の「障子」の絵柄111に換えて「ウィンド」の絵柄113を表示する。
ステップS509:「ウィンド」の絵柄113内に「花魁」の絵柄114を表示し(図26のd参照)、「花魁」の絵柄114を「花魁のシルエット」の絵柄112を表示することなく出現させる。
ステップS510:「ウインド」の絵柄113を「花魁」の絵柄114と共に消去する。そして、装飾図柄の3列が水彩画の背景の前方で変動する表示状態に戻し、2枚の「障子」の絵柄111を初期サイズで表示する(図26のe参照)。
ステップS501:装飾図柄表示器34の表示領域内の全体に水彩画の背景を表示する(図27のa参照)。
ステップS502:水彩画の背景の前方に2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態で表示する(図27のa参照)。
ステップS503:装飾図柄の左列と中列と右列を同時に変動開始する(図27のa参照)。
ステップS504:2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態のまま拡大表示する(図27のb参照)。
ステップS505:2枚の「障子」の絵柄111に「花魁のシルエット」の絵柄112を重ねて表示する(図27のc参照)。この「花魁のシルエット」の絵柄112はビデオデータV1−1の再生時と同一の表示位置に同一の輪郭形状および同一の大きさで表示されるものであり、「花魁のシルエット」の絵柄112から「花魁」の絵柄114が出現するか「偽花魁」の絵柄115が出現するかを識別することは不能にされている。
ステップS506:「花魁のシルエット」の絵柄112を消去する(図27のd参照)。この「花魁のシルエット」の絵柄112の消去は2枚の「障子」の絵柄111の閉鎖状態で行われるものであり、ステップS505で「花魁のシルエット」の絵柄112を表示開始してから設定時間が経過した時点で行われる。
ステップS507:2枚の「障子」の絵柄111が開く映像を発生させ(図27のe参照)、2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS508:2枚の「障子」の絵柄111に換えて「ウィンド」の絵柄113を表示する。
ステップS509:「ウィンド」の絵柄113内に「偽花魁」の絵柄115を表示する(図27のf参照)。この「偽花魁」の絵柄115は「花魁のシルエット」の絵柄112と同一の表示位置に同一の輪郭形状および同一の大きさで表示されるものであり、遊技者は「花魁のシルエット」の絵柄112と「偽花魁」の絵柄115との関係を明確に認識することができる。この「偽花魁」の絵柄115は「花魁」の絵柄114と同一の輪郭形状を有するものであり、輪郭形状の内部の模様(具体的には顔)が相違する。
ステップS510:「ウインド」の絵柄113および「偽花魁」の絵柄115を消去する。そして、装飾図柄の3列が水彩画の背景の前方で変動する状態に戻し、2枚の「障子」の絵柄111を初期サイズで表示する(図27のg参照)。
ステップS501:装飾図柄表示器34の表示領域内の全体に水彩画の背景を表示する(図28のa参照)。
ステップS502:水彩画の背景の前方に2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態で表示する(図28のa参照)。
ステップS503:装飾図柄の3列を同時に変動開始する(図28のa参照)。
ステップS504:2枚の「障子」の絵柄111を閉鎖状態のまま拡大表示する(図28のb参照)。
ステップS507:2枚の「障子」の絵柄111が開く映像を発生させ(図28のc参照)、2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS508:2枚の「障子」の絵柄111に換えて「ウィンド」の絵柄113を表示する。
ステップS509:「ウィンド」の絵柄113内に「偽花魁」の絵柄115を表示する(図28のd参照)。この「偽花魁」の絵柄115はビデオデータV1−2の再生時と同一の表示位置に同一の輪郭形状および同一の大きさで表示されるものであり、「花魁のシルエット」の絵柄112が表示されることなく出現する。
ステップS510:「ウインド」の絵柄113を「偽花魁」の絵柄115と共に消去する。そして、装飾図柄の3列が水彩画の背景の前方で変動する状態に戻し、2枚の「障子」の絵柄111を初期サイズで表示する(図28のe参照)。
ステップS531:水彩画の背景を消去し、水彩画の背景に換えて城の背景を表示する(図36のa参照)。
ステップS532:城の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を停止表示し、城の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列は設定結果で停止表示されるものであり、ステップS512のリーチの発生状態に比べて小さなサイズで縮小表示される(図36のa参照)。
ステップS533:城の背景の前方に「家来」の絵柄118および「姫」の絵柄119を表示し、「家来」の絵柄118が「姫」の絵柄119に近付く映像を発生させる(図36のb参照)。
ステップS534:「家来」の絵柄118が「姫」の絵柄119に花束を差出し、求婚する映像を発生させる(図36のc参照)。
ステップS535:「家来」の絵柄118と「姫」の絵柄119との間に装飾図柄の中列を停止表示する(図36のd参照)。この中列は演出制御回路70が設定したものであり、左上隅部の左列および右上隅部の右列と同一の数字である。
ステップS536:「家来」の絵柄118が差出した花束を「姫」の絵柄119が受取る映像を発生させる(図36のe参照)。
ステップS537:「家来」の絵柄118および「姫」の絵柄119を装飾図柄の左列・中列・右列と共に消去する。
ステップS538:城の背景を消去し、城の背景に換えて水彩画の背景を表示する(図36のf参照)。
ステップS539:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同時に停止表示し、2枚の「障子」の絵柄111を初期サイズで表示する(図36のf参照)。この装飾図柄の3列の停止表示は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
ステップS541:装飾図柄の中列を通常変動状態から低速変動状態に切換える。この低速変動状態とは装飾図柄をその種類が識別できる程度の低速で変動させるものであり、リーチ状態が発生する前の通常変動速度に比べて遅い速度を称する。
ステップS542:水彩画の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を停止表示し、水彩画の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列は設定結果で停止表示されるものであり、ステップS512のリーチの発生状態に比べて小さなサイズで縮小表示される(図39のa参照)。
ステップS543:装飾図柄の中列を低速変動状態から変動停止させる(図39のb参照)。この中列の変動停止は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
ステップS544:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同一サイズで同時に停止表示する(図39のc参照)。
ビデオデータV1−1等が選択されたときには2枚の「障子」の絵柄111が拡大され、2枚の「障子」の絵柄111の拡大状態で2枚の「障子」の絵柄111に重ねて「花魁のシルエット」の絵柄112が表示される。そして、「ウィンド」の絵柄113が表示され、「花魁のシルエット」の絵柄112の姿である「花魁」の絵柄114が「ウィンド」の絵柄113内に表示される。このビデオデータV1−1等は大当りが判定されたときに極高確率で選択されるものであり、「花魁のシルエット」の絵柄112が出現した後に「花魁」の絵柄114が出現したときには大当りが極高確率で発生する。
Claims (1)
- 一定周期で乱数値を更新する乱数更新手段と、
遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力する始動口センサと、
前記始動口センサから始動信号が出力されることに基いて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、
前記乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
前記当落判定手段が前記大当りを判定したときには複数の識別図柄を予め決められた大当りの組合せに設定し、前記当落判定手段が前記外れを判定したときには前記複数の識別図柄を前記大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定する図柄設定手段と、
前記複数の識別図柄を図柄表示器に可変表示した後に前記図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示する図柄遊技の映像を発生させる図柄遊技手段と、
前記複数の識別図柄が前記大当りの組合せで停止表示されることを予告する映像を発生させるものであって、演出内容が相互に相違する第1の予告データと第2の予告データと第3の予告データを含む複数の予告データが記録された記録手段と、
前記複数の予告データのうちから予告データを選択するものであって、前記当落判定手段が前記大当りを判定したときには前記第1の予告データを前記第2の予告データに比べて高確率で選択する制御を行い、前記当落判定手段が前記外れを判定したときには前記第2の予告データを前記第1の予告データに比べて高確率で選択する制御を行う予告データ選択手段と、
前記予告データ選択手段の選択結果を前記図柄表示器に前記複数の識別図柄が可変表示されてから停止表示されるまでの期間内で表示する予告データ再生手段とを備え、
前記予告データ再生手段は、
前記予告データ選択手段が前記第1の予告データを選択したときには、
前記図柄表示器の表示領域内を区画するウィンドを遮蔽する遮蔽図柄を表示する第1の制御と、
前記第1の制御で表示された前記遮蔽図柄を拡大表示する第2の制御と、
前記第2の制御で前記遮蔽図柄を拡大表示した後に前記遮蔽図柄に重ねてシルエット図柄を表示する第3の制御と、
前記第3の制御で前記シルエット図柄を表示した後に前記遮蔽図柄を前記ウィンドが開放されるように移動表示し、前記遮蔽図柄が移動することで開放された領域をウィンド図柄として表示する第4の制御と、
前記第4の制御で表示された前記ウィンド図柄内に前記シルエット図柄の姿である第1の予告図柄を表示する第5の制御とを行い、
前記予告データ選択手段が前記第2の予告データを選択したときには、
前記第1の制御から前記第4の制御を行った後に前記第5の制御で前記シルエット図柄の姿であって前記第1の予告図柄とは相違する第2の予告図柄を前記ウィンド図柄内に表示し、
前記予告データ選択手段が前記第3の予告データを選択したときには、
前記第1の制御および前記第2の制御を行った後に前記第3の制御を行うことなく前記第4の制御で前記ウィンド図柄を表示し、前記第5の制御で前記ウィンド図柄内に第3の予告図柄を表示する
ことを特徴とする遊技機。
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