JP2006325662A - 飲料抽出装置及び飲料抽出方法 - Google Patents
飲料抽出装置及び飲料抽出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006325662A JP2006325662A JP2005149783A JP2005149783A JP2006325662A JP 2006325662 A JP2006325662 A JP 2006325662A JP 2005149783 A JP2005149783 A JP 2005149783A JP 2005149783 A JP2005149783 A JP 2005149783A JP 2006325662 A JP2006325662 A JP 2006325662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beverage
- extraction
- water
- tea
- supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Abstract
【課題】 抽出飲料の風味を損なうことなく、短時間で飲料を抽出できる飲料抽出装置及び飲料抽出方法を提供する。
【解決手段】 抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、低温水Aの分子運動が活発化するので、茶葉Bへの低温水Aの浸透が促進される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって発生したキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することによって、飲料が効率良く短時間で抽出される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波の振動によって、茶葉Bと低温水Aとが撹拌することにより、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。また、茶飲料の抽出の際、超音波の照射時間を任意に設定することによって、茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できるので、各種飲料に好適な味で飲料を提供できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、低温水Aの分子運動が活発化するので、茶葉Bへの低温水Aの浸透が促進される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって発生したキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することによって、飲料が効率良く短時間で抽出される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波の振動によって、茶葉Bと低温水Aとが撹拌することにより、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。また、茶飲料の抽出の際、超音波の照射時間を任意に設定することによって、茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できるので、各種飲料に好適な味で飲料を提供できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、緑茶、コーヒー等の原料から飲料を抽出する飲料抽出装置及びその飲料抽出方法に関するものである。
従来、湯タンク内の湯を茶葉等の原料に混合して飲料を抽出する飲料抽出装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この飲料抽出装置は、茶葉等の原料素材が大きい場合に、原料をミル等で粉砕する。これにより、原料素材と湯との接触面積が小さくなり、その分抽出時間が長くなるため、抽出時間を短くする工夫がなされている。
特開2004−118680号公報
しかしながら、上述した飲料抽出装置は、ミル等の原料粉砕器が必要となり、飲料抽出装置全体が大型化してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、抽出飲料の風味を損なうことなく、短時間で飲料を抽出できる飲料抽出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1は、抽出容器内の茶、コーヒー等の原料に飲料抽出用の水を供給して飲料を抽出する飲料抽出装置において、前記抽出容器内に超音波を照射する超音波照射装置を有する構成となっている。
請求項1の発明によれば、抽出容器内に照射された超音波によって、抽出容器内の水の分子運動が活発化する。また、抽出容器内に照射された超音波によってキャビテーションが発生する。このキャビテーションが原料に衝突することにより、原料の表面付近の高濃度抽出液が分散する。さらに、抽出容器内に照射された超音波の振動によって、原料と飲料抽出用の水とが効率良く撹拌する。さらにまた、超音波の照射時間を調整することによって、原料と飲料抽出用の水との撹拌時間を任意に設定できる。
請求項2に記載の飲料抽出装置は、請求項1記載の飲料抽出装置において、前記超音波照射装置は、前記抽出容器に直接設置されている構成となっている。
請求項2の発明によれば、請求項1の作用に加え、抽出容器に対して直接超音波が照射される。これにより、超音波エネルギーを失うことなく、抽出容器内の原料や水に対して超音波を照射することができるので、飲料が効率良く短時間に抽出される。
請求項3に記載の飲料抽出装置は、請求項1又は請求項2記載の飲料抽出装置において、前記抽出容器内に収容された前記水に水蒸気を供給する蒸気供給手段を有する構成となっている。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の作用に加え、抽出容器内に供給された水が蒸気供給手段から供給される水蒸気により加熱されるため、飲料抽出前に予め飲料抽出用の水を沸かす必要がない。また、水蒸気は抽出容器内の水と原料とを撹拌して加熱するため、飲料が短時間且つ効率良く抽出される。さらに、水蒸気の供給量を調整して飲料温度を任意に設定できるので、飲料の味を調節できる。
請求項4に記載の飲料抽出装置は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の飲料抽出装置において、前記抽出容器内に空気を送り込むエアーポンプを有する構造となっている。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れか一項の作用に加え、抽出容器内に空気を送り込むことにより、茶葉が抽出容器内全体に広がるため、水と原料とが一層撹拌することにより、原料からエキスが多量に抽出される。
請求項5に記載の飲料抽出方法は、抽出容器内の茶、コーヒー等の原料に飲料抽出用の水を供給して飲料を抽出する飲料抽出方法において、前記抽出容器内に茶、コーヒー等の原料を収容する原料収容工程と、前記原料収容工程の後に前記原料に向かって飲料抽出用の水を供給する水供給工程と、前記水供給工程の後に、超音波照射装置によって前記抽出容器内に超音波を照射する超音波照射工程とを含む構成となっている。
請求項5の発明によれば、原料収容工程と水供給工程により、抽出容器内に原料と水が供給される。しかる後、超音波照射工程により、抽出容器内に超音波を照射する。これにより水の分子運動が活発化し、原料からエキスが多量に抽出される。また、抽出容器内に照射された超音波によってキャビテーションが発生する。このキャビテーションが原料に衝突することにより、原料の表面付近の高濃度抽出液が分散するので、抽出効率が高まる。さらに、抽出容器内に照射された超音波の振動によって、原料と飲料抽出用の水とが効率良く撹拌されることにより、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料を生成することができる。
請求項6に記載の飲料抽出方法は、請求項5記載の飲料抽出方法において、前記超音波照射工程と同時又は相前後して、水蒸気を供給する蒸気供給手段によって前記抽出容器内の前記水に蒸気を供給する蒸気供給工程を含む構成となっている。
請求項6の発明によれば、請求項5の作用に加え、蒸気供給工程により、抽出容器内の水に水蒸気を供給する。これにより、水と原料とが撹拌して飲料が抽出される。また、水蒸気は抽出容器内の水と原料とを撹拌して加熱するため、飲料が短時間且つ効率良く抽出される。さらに、水蒸気の供給量を調整して飲料温度を任意に設定できるので、飲料の味を調節できる。
本発明によれば、抽出容器内に照射された超音波によって、飲料抽出用の水の分子運動が活発化することにより原料への水の浸透が促進される。また、超音波によって発生したキャビテーションが原料に衝突することによって、飲料が効率良く短時間で抽出される。さらに、抽出容器内に照射された超音波の振動によって、原料と飲料抽出用の水とが効率良く撹拌することにより、エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。さらにまた、超音波の照射量を調整することにより、原料と飲料抽出用の水との撹拌時間を任意に設定できるので、各種飲料に好適な味で飲料を提供できる。
図1乃至図4は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は飲料抽出装置の概略構成図、図2は飲料抽出装置の駆動制御回路のブロック図、図3は飲料抽出装置の駆動制御を示すフローチャート、図4(a)(b)(c)(d)(e)は飲料抽出装置の抽出工程を示す概略図である。
本実施形態に係る飲料抽出装置1は、ピストン式茶飲料抽出装置である。この茶飲料抽出装置1は、図1に示すように、装置本体11と、装置本体11内に形成され、茶葉B等を収容する抽出シリンダ12と、抽出シリンダ12内を上下に往復動自在に配置されたピストン13と、ピストン13を駆動するピストン駆動装置14と、水供給管路15と、湯供給装置16と、抽出シリンダ12内で生成された飲料を供給する飲料供給管路17と、超音波照射装置20とを有している。
抽出シリンダ12は、上方に向かって開口した上面開口部12aを有している。この上面開口部12aを通じて茶葉B(原料)が投入される。また、抽出シリンダ12の上方に向かって開口した上面開口部12aは、蓋体18により開閉自在となっている。この蓋体18の内部には、フィルタ部材(図示しない)が配置されている。この蓋体18のフィルタ部材によって、抽出シリンダ12から押し出された茶飲料が抽出される。また、蓋体18は、蓋体駆動装置、例えばソレノイド19を用いて駆動しており、ソレノイド19のプランジャ19aが蓋体18に連結している。ここで、ソレノイド19に通電するときは、蓋体18を吸引して上面開口部12aを閉塞するよう駆動し、他方、ソレノイド19への通電を停止するときは、図1に示すように、上面開口部22aを開口する場所まで蓋体18を移動する。なお、蓋体18で抽出された茶飲料は、飲料供給管路17を通じてカップ等に給送される。
ピストン13は、ピストン駆動装置14にて駆動するものであり、図示しないモータがカム14aを回転してピストン13が往復動する。また、ピストン13の上面にはフィルタ13aが設置され、また、ピストン13の内部には、水−湯混合供給管路15eが通っている。
水供給管路15及び湯供給管路16aは、水−湯混合器15d内に水や湯を導くもので、抽出シリンダ12に対して互いに並列に接続している。
水供給管路15は、水タンク15a、水供給用電磁弁15b及び逆止弁15cを通じて水−湯混合器15dに接続している。また、湯供給管路16aは、水タンク15a、湯発生装置16b、逆止弁16c、湯供給用電磁弁16d及び逆止弁16eを通じて、水−湯混合器15dに接続している。
水タンク15aに貯水された水は、水供給管路15と湯供給管路16aを通って水供給用電磁弁15bと湯発生装置16bに給水される。そして、水供給管路15と湯供給管路16aで導かれた水や湯が水−湯混合供給管路15eを通じることにより混合されて低温水Aとなる。ここで、水−湯混合器15dは、水−湯混合供給管路15eを通じて抽出シリンダ12内に貫通している。これにより、低温水Aは抽出シリンダ12内に案内される。
従って、水タンク15aと水−湯混合器15dは、水供給管路15及び湯供給管路16aの共通構成部品となっている。これにより、湯供給装置16は、水タンク15a、湯供給管路16a、湯発生装置16b、逆止弁16c、湯供給用電磁弁16d、逆止弁16e及び水−湯混合器15dにより構成されている。なお、水−湯混合供給管路15eは、フレキシブルなパイプで形成されており、ピストン13の上下動に追従して伸縮する。
逆止弁15cは水−湯混合供給管路15e及び湯供給管路16aからの逆流を規制し、逆止弁16cは湯供給用電磁弁16d側からの逆流を規制し、逆止弁16eは、水供給管路15及び水−湯混合供給管路15eからの逆流を規制している。
湯発生装置16bは、ヒータ16fを内蔵している。湯発生装置16bに通電する際、ヒータ16fが水タンク15aから導かれた水を加熱し、高温の湯を生成する。
飲料供給管路17は、抽出された飲料を加熱する飲料加熱装置17aを有している。この飲料加熱装置17aはヒータ17bを内蔵している。飲料加熱装置17aに通電する際、ヒータ17bが飲料供給管路17に導かれた抽出直後の飲料を加熱し、所望の温度の飲料を生成する。
超音波照射装置20は、抽出シリンダ12の側面外周に直接配置されている。この超音波照射装置20は、抽出シリンダ12内に超音波を照射する。
次に、図1に示した茶飲料抽出装置1の制御系構成を図2を参照して説明する。
茶飲料抽出装置1は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)21によって駆動制御される。マイコン21は、処理制御を行うCPU21aと、メモリ21bと、タイマ21cとを有している。メモリ21bには、各電磁弁15b,16dの開時間、ピストン駆動装置14の駆動時間、飲料加熱装置17a及び超音波照射装置20の通電時間等が記憶されている。CPU21aは、給茶スイッチ(茶飲料を所望する飲料者が手入力するスイッチ)22からの信号に基づき、ピストン駆動装置14、ソレノイド19、湯発生装置16b、各電磁弁15b,16d、飲料加熱装置17a、及び超音波照射装置20を駆動制御する。
次に、茶飲料抽出装置1の抽出制御を図3のフローチャート及び図4(a)(b)(c)(d)(e)の飲料抽出装置の抽出工程図を参照して説明する。
CPU21aは、給茶スイッチ22がオンしたか否かを監視している(ステップS1)。
ステップS1において、給茶スイッチ22がオンしたときは、図示しない茶葉供給装置から原料となる茶葉Bが供給され、この茶葉Bが図4(a)に示すように、抽出シリンダ12内に投入される(ステップS2)。なお、この茶葉Bは、例えば抽出シリンダ12の上面開口12aを通じて投入すればよい。一方、給茶スイッチ22がオンしていなければ、給茶スイッチ22がオンしたか否かの監視を継続する。
ステップS2において、茶葉投入工程(原料収容工程)が終了したときは、ソレノイド19に通電して励磁し、プランジャ19aを図1に向かって右側に吸引する。これにより、図4(b)に示すように、上面開口部22aが蓋体18により閉塞される(ステップS3)。
ステップS3において、上面開口部22aが蓋体18により閉塞されたときは、水供給電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを開く(ステップS4)。これにより、水供給電磁弁15bを通過した水と、湯発生装置16bによって加熱された後に湯供給用電磁弁16dを通過した高温の湯とが、水−湯混合器15dにおいて所望の割合で混合される。そして、図4(c)に示すように、所望の温度に調節された低温水Aが水−湯混合供給管路15eを通じて抽出シリンダ12内に供給される(図4(c)の2点鎖線矢印)。この抽出シリンダ12内への低温水Aの供給は、所定時間T1に亘って行う(ステップS5)。所定時間T1に亘って低温水Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは所望の温度に調節された低温水Aにより抽出される。
ステップS5において、操作時間Tが所定時間T1に至ったときは、水供給用電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを閉じる(ステップS6)。一方、操作時間が時間T1に至っていないときは、抽出シリンダ12内への低温水Aの供給を継続する。
ステップS6において、低温水Aによる低温抽出工程が終了したときは、超音波照射装置20に通電し、図4(d)に示すように、抽出シリンダ12内に供給された湯に超音波を照射する(ステップS7)。ここで、図4(d)に示す波線は、超音波の振動を示す。この超音波照射装置20による超音波の照射は、所定時間T2に亘って行う(ステップS8)。これにより、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、低温抽出中の低温水Aの分子運動が活発化する。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、低温水A内にキャビテーション20aが発生する。このキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することにより、茶葉Bの表面近くの高濃度抽出液が分散する。さらに、抽出シリンダ12内に照射された超音波の振動により、抽出シリンダ12内の茶葉Bと低温水Aとが効率良く撹拌される。さらにまた、超音波の照射時間を調整することによって、原料と茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できる。
ステップS8において、所望の茶飲料が生成されたときは、超音波照射装置20への通電を停止し、ピストン駆動装置14を再駆動する(ステップS9)。ピストン駆動装置14を再駆動するとピストン23が上昇し、抽出シリンダ12内の圧力が上昇する。これにより、抽出シリンダ12内の茶飲料が飲料供給管路17を通過する。茶飲料が飲料供給管路17を通過する際、飲料加熱装置17aによって茶飲料は所望の温度に加熱され、その後にカップ等に供給する。このような飲料加熱供給工程を所望時間T3に亘って行う(ステップS10)。
ステップS10において、抽出シリンダ12内の茶飲料がカップ等に全て供給されたときは、ソレノイド19への通電を停止して上面開口部12aを開く。そして、図4(e)に示すように、最後にピストン駆動装置14を停止して茶葉Bを装置本体11の外に出す(ステップS11)。これにより、茶葉Bの残渣が容易に廃棄される。なお、ピストン駆動装置14を元に戻すことにより、茶飲料抽出装置1が待機状態に戻る。
本実施形態によれば、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、低温水Aの分子運動が活発化するので、茶葉Bへの低温水Aの浸透が促進される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって発生したキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することによって、飲料が効率良く短時間で抽出される。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波の振動によって、茶葉Bと低温水Aとが撹拌することにより、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。また、茶飲料の抽出の際、超音波の照射時間を任意に設定することによって、茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できるので、各種飲料に好適な味で飲料を提供できる。
更に、低温水Aによって飲料を抽出するので、アミノ酸を豊富に含んだ旨味の強い茶飲料を生成できる。また、飲料供給管路17を通過する抽出後の茶飲料は、飲料加熱装置17aによって所望の温度に加熱されるので、所望温度の飲料をカップ等に供給することができる。
更にまた、茶葉Bの残渣を容易に廃棄することができる。
図5乃至図8は本発明の第2実施形態を示すもので、図5は飲料抽出装置の概略構成図、図6は飲料抽出装置の駆動制御回路のブロック図、図7は飲料抽出装置の駆動制御を示すフローチャート、図8(a)(b)(c)(d)(e)は飲料抽出装置の抽出工程を示す概略図である。
前記第1実施形態では茶エキスの抽出を促進するために、超音波照射装置20を用いたが、本実施形態はこれに加えて蒸気供給装置30を有する。
また、前記第1実施形態では水と高温の湯とを混合した低温水Aによって茶エキスを抽出したが、本実施形態は水Cによって予め茶エキスを抽出した後、過熱蒸気(水蒸気)によって加熱された後の水Cによって更に茶エキスを抽出する。なお、前記第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
茶飲料抽出装置2は、図5に示すように、装置本体11と、装置本体11内に形成され、茶葉B等を収容する抽出シリンダ12と、抽出シリンダ12内を上下に往復動自在に配置されたピストン13と、ピストン13を駆動するピストン駆動装置14と、水供給管路15と、抽出シリンダ12内に水蒸気を導く蒸気供給管路30aを有する蒸気供給装置30と、抽出シリンダ12内で生成された飲料を供給する飲料供給管路17と、超音波照射装置20とを有している。
蒸気供給装置30は、蒸気供給管路30a、蒸気供給用電磁弁30b、逆止弁30c、蒸気発生装置30d及び逆止弁30eを有している。
水供給管路15及び蒸気供給管路30aは、共に抽出シリンダ12の空間に水や過熱蒸気を導くもので、抽出シリンダ12に対して互いに並列に接続している。
即ち、水供給管路15と蒸気供給管路30aは、同じく共通管路30fに接続している。ここで、共通管路30fは、抽出シリンダ12内に貫通しており、水供給管路15及び蒸気供給管路30aで導かれた水や過熱蒸気が抽出シリンダ12内に案内される。従って、共通管路30fは、水供給管路15及び蒸気供給管路30aの共通構成部品となっており、これにより、蒸気供給装置30は、蒸気供給管路30a、蒸気供給用電磁弁30b、逆止弁30c、蒸気発生装置30d、逆止弁30e及び共通管路30fにより構成されている。
逆止弁15cは、蒸気供給管路30a及び共通管路30fからの逆流を規制し、逆止弁30cは蒸気発生装置30d側からの逆流を規制し、逆止弁30eは、水供給管路15及び共通管路30fからの逆流を規制している。
蒸気発生装置30dは、ヒータ30gを内蔵している。蒸気発生装置30dに通電する際、ヒータ30gが逆止弁30c側から導かれた水を加熱し、過熱蒸気を生成する。
次に、図5に示した茶飲料抽出装置2の制御系構成を図6を参照して説明する。
茶飲料供給装置2は、図6に示すように、マイコン31によって駆動制御される。マイコン31は処理制御を行うCPU31aと、メモリ31bと、タイマ31cとを有している。メモリ31bには、各電磁弁15b,30bの開時間、超音波照射装置20及び蒸気発生装置30dの通電時間、ピストン駆動装置14の駆動時間等が記憶されている。CPU31aは、給茶スイッチ32からの信号に基づき、ピストン駆動装置14、ソレノイド19、超音波照射装置20、蒸気発生装置30d及び各電磁弁15b,30bを駆動制御する。
次に、茶飲料抽出装置2の抽出制御を図7のフローチャート及び図8(a)(b)(c)(d)(e)の飲料抽出装置の抽出工程図を参照して説明する。
CPU31aは、給茶スイッチ32がオンしたか否かを監視している(ステップS21)。
ステップS21において、給茶スイッチ32がオンしたときは、図示しない茶葉供給装置から原料となる茶葉Bが供給され、この茶葉Bが図8(a)に示すように、抽出シリンダ12内に投入される(ステップS22)。なお、この茶葉Bは、例えば抽出シリンダ12の上面開口22aを通じて投入すればよい。一方、給茶スイッチ32がオンしていないときは、給茶スイッチ32がオンしたか否かの監視を継続する。
ステップS22において、茶葉投入工程(原料収容工程)が終了したときは、ソレノイド19に通電して励磁し、プランジャ19aを図5に向かって右側に吸引する。これにより、図8(b)に示すように、上面開口部22aが蓋体18により閉塞される(ステップS23)。
ステップS23において、上面開口部22aが蓋体18により閉塞されたときは、水供給電磁弁15bを開く(ステップS24)。これにより図8(c)に示すように、抽出シリンダ12内には共通管路30fを通じて水Cが供給される(図8(c)の2点鎖線矢印)。このような操作を所定時間T1に亘って継続する(ステップS25)。これにより、茶葉Bの茶エキスは加熱されていない水Cにより抽出される。
ステップS25において、操作時間が時間T1に至ったときは、水供給用電磁弁15bを閉じる(ステップS26)。一方、操作時間が時間T1に至っていないときは、抽出シリンダ12内への水Cの供給を継続する。
ステップS26において、水Cによる低温抽出工程が終了したときは、蒸気発生装置30dに通電し、加熱準備に入る(ステップS27)。この加熱準備は所定時間T2に亘って行われる(ステップS28)。これにより、蒸気発生装置30d内を通過する水が過熱蒸気となる程度まで予熱される。
ステップS28において予熱準備が終了したときは、蒸気発生装置30dへの通電状態を維持しつつ、蒸気供給用電磁弁30bを開き、更にピストン駆動装置14を再駆動すると同時に超音波照射装置20に通電し、抽出シリンダ12内に超音波を照射する(飲料加温抽出工程、ステップS29)。
ステップS29において、蒸気供給用電磁弁30bを開くことにより、図8(d)に示すように、抽出シリンダ12内には共通管路30fを通じて過熱蒸気が供給される(図8(d)の破線矢印)。この過熱蒸気の供給操作により、抽出シリンダ12内の茶葉B及び水Cが加温されると同時に撹拌混合され、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。
また、ステップS29において、抽出シリンダ12内に超音波を照射することにより、図8(d)に示すように、水Cの分子運動が活発化する。ここで、図8(d)に示す波線は、超音波の振動を示す。また、抽出シリンダ12内に照射された超音波によって、水C内にキャビテーション20aが発生する。このキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することにより、茶葉Bの表面近くの高濃度抽出液が分散する。さらに、抽出シリンダ12内に照射された超音波の振動により、抽出シリンダ12内の茶葉Bと水Cとが効率良く撹拌される。さらにまた、超音波の照射時間を調整することによって、原料と茶葉Bと水Cとの撹拌時間を任意に設定できる。
さらに、ステップS29において、ピストン駆動装置14を再駆動することによりピストン23が上昇し、抽出シリンダ12内の圧力が上昇する。これにより、抽出シリンダ12内の飲料が飲料供給管路17を通じてカップ等に供給される。
ステップS29における飲料加温抽出工程を所望時間T3に亘って行い(ステップS30)、抽出シリンダ12内の飲料がカップ等に全て供給されたときは、蒸気発生装置30dと超音波照射装置20への通電を停止し、また、蒸気供給用電磁弁30bを閉じ、更にはソレノイド19への通電を停止して上面開口部22aを開く。そして、図8(e)に示すように、最後にピストン駆動装置14を停止して茶葉Bを装置本体11の外に出す(ステップS31)。これにより、茶葉Bの残渣を容易に廃棄される。なお、ピストン駆動装置14を元に戻すことにより、茶飲料供給装置2が待機状態に戻る。
本実施形態によれば、茶飲料が過熱蒸気により加熱されるため、飲料抽出前に予め飲料抽出用に水を沸かす必要がないので、貯湯タンクが不要となる。また、過熱蒸気は抽出シリンダ12内の水Cと茶葉Bを撹拌して加熱するため、茶飲料が効率良く短時間で抽出される。
更に、過熱蒸気の供給量は、設定時間T3を変更することにより、任意に調整できるため、茶葉Bの種類に合わせて所望温度の飲料を抽出することができる。また、過熱蒸気の供給量を調整して抽出温度を任意に設定できるので、例えば旨味成分であるテアニン等のアミノ酸をより多く抽出する場合は低い温度で抽出し、渋味や苦味成分であるカテキンやカフェインをより多く抽出する場合は高い温度で抽出することにより、味を調節できる。
更にまた、茶葉Bの残渣を容易に廃棄することができる。なお、その他の作用、効果は前記第1実施形態と同様である。
図9乃至図12は本発明の第3実施形態を示すもので、図9は飲料抽出装置の概略構成図、図10は飲料抽出装置の駆動制御回路のブロック図、図11は飲料抽出装置の駆動制御を示すフローチャート、図12(a)(b)(c)(d)(e)は飲料抽出装置の抽出工程を示す概略図である。
前記第1実施形態及び第2実施形態では飲料抽出装置、即ち茶飲料抽出装置として、いわゆるピストン式茶飲料抽出装置を用いたが、本実施形態ではこれに代えて空圧式茶飲料抽出装置を用いている。なお、前記第1実施形態及び第2実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
茶飲料抽出装置3は、図9に示すように、水供給管路15と、湯供給装置16と、超音波照射装置20と、低温水Aや茶葉Bを収容する抽出シリンダ41と、抽出シリンダ41内を上下に仕切るバルブ開閉装置42と、抽出シリンダ41を支持するシリンダブロック43と、抽出シリンダ41内に空気を供給する空気供給装置44と、抽出シリンダ41内に低温水Aを供給する水−湯混合供給管路45と、抽出シリンダ41内で生成された飲料を供給する飲料供給管路46とを有している。
抽出シリンダ41は、上方に向かって開口した上面開口部41aを有している。この上面開口部41aを通じて茶葉B(原料)が投入される。また、抽出シリンダ41は、下方に向かって開口した下面開口部41bを有している。この下面開口部41bには、茶葉を濾すフィルタ41cが設置され、このフィルタ41cを通じて茶飲料が抽出される。また、抽出シリンダ41の上面開口部41aと下面開口部41bとの間には、内部の流通断面積が小さくなるよう絞り込まれたバルブ開閉口41dが形成されている。
バルブ開閉装置42は、ソレノイド42aと、ソレノイド42aの励磁及び非励磁により上下動するプランジャ42bと、プランジャ42bの下端に連結したバルブ42cとを有している。バルブ42cはバルブ開閉口41dを開閉するバルブ本体42dと、バルブ本体42dから上方に延在した連結棒42eとからなる。バルブ開閉口41dの下方にバルブ本体42dを配置する一方、連結棒42eをバルブ開閉口41dを通じて上方に延在した状態となっている。また、連結棒42eの上端はプランジャ42bの下端に連結している。これにより、ソレノイド42aが励磁されるとき、図9の破線に示すように、バルブ42c全体が上方に引き上げられ、バルブ本体42dによりバルブ開閉口41dを閉鎖する。一方、ソレノイド42aが非励磁のときは、図9の実線に示すように、バルブ42c全体が下降し、バルブ開閉口41dが開放される。
シリンダブロック43は、前記抽出シリンダ41を支持するもので、フィルタ41cを通過した抽出飲料(抽出茶)を合流部43aに合流させ、飲料供給管路46側に流下する。
空気供給装置44は、空気ポンプ44aと、空気供給管路44bと、空気供給管路44bに設置した逆止弁44cとを有している。空気供給管路44bの一端は、空気ポンプ44aに連結している。一方、空気供給管路44bの他端は、抽出シリンダ41のうちバルブ開閉口41dより下方の空間に連結している。これにより、空気ポンプ44aから供給される空気が抽出シリンダ41内に導かれる。逆止弁44cは、抽出シリンダ41内から空気ポンプ44a側へ流体の逆流を規制する構造となっている。
水供給管路15及び湯供給管路16aは、水−湯混合器15d内に水や湯を導くもので、抽出シリンダ41に対して互いに並列に接続している。水−湯混合器15dは、水−湯混合供給管路45を通じて抽出シリンダ41内に貫通している。これにより、水供給管路15及び湯供給管路16aで導かれた水や高温の湯が水−湯混合供給管路45を通じることにより混合されて低温水Aとなり、抽出シリンダ12内に案内される。この水供給管路15及び湯供給管路16aについての詳細な説明は、前記第1実施形態と同様なので省略する。
飲料供給管路46は、給茶用電磁弁46aと、抽出された飲料を加熱する飲料加熱装置46bとを有している。この飲料加熱装置46bは、ヒータ47cを内蔵している。飲料加熱装置46bに通電する際、ヒータ47cが飲料供給管路46に導かれた抽出直後の飲料を加熱し、所望の温度の飲料を生成する。
次に、図9に示した茶飲料抽出装置3の制御系構成を図10を参照して説明する。
茶飲料抽出装置3は、マイコン47によって駆動制御される。即ち、マイコン47は処理制御を行うCPU47aと、メモリ47bと、タイマ47cとを有している。メモリ47bには、各電磁弁15b,16d,46aの開時間、湯発生装置16b及び超音波照射装置20の通電時間、飲料加熱装置46bの通電時間、空気ポンプ44aの駆動時間等が記憶されている。CPU47aは、給茶スイッチ48からの信号に基づき、超音波照射装置20、ソレノイド42a、空気ポンプ44a、飲料加熱装置46b、湯発生装置16b及び各電磁弁15b,16d,46aを駆動制御する。
次に、茶飲料抽出装置3の抽出制御を図11のフローチャート及び図12(a)(b)(c)(d)(e)の飲料抽出工程図を参照して説明する。
CPU47aは、給茶スイッチ48がオンしたか否かを監視している(ステップS41)。
ステップS41において、給茶スイッチ48がオンしたときは、図示しない茶葉供給装置から原料となる茶葉Bが供給され、この茶葉Bが図12(a)に示すように、抽出シリンダ41内に投入される(ステップS42)。なお、この茶葉Bは、例えば抽出シリンダ41の上面開口41aを通じて投入すればよい。一方、給茶スイッチ48がオンしていないときは、給茶スイッチ48がオンしたか否かの監視を継続する。
ステップS42において、茶葉投入工程(原料収容工程)が終了したときは、
水供給電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを開く(ステップS43)。これにより、水供給電磁弁15bを通過した水と、湯発生装置16bによって加熱された後に湯供給用電磁弁16dを通過した高温の湯とが、水−湯混合器15dにおいて所望の割合で混合される。そして、図12(b)に示すように、所望の温度に調節された低温水Aが水−湯混合供給管路15eを通じて抽出シリンダ41内に供給される(図12(b)の2点鎖線矢印)。この抽出シリンダ41内への低温水Aの供給は、所定時間T1に亘って行う(ステップS44)。所定時間T1に亘って低温水Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは所望の温度に調節された低温水Aにより抽出される。
水供給電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを開く(ステップS43)。これにより、水供給電磁弁15bを通過した水と、湯発生装置16bによって加熱された後に湯供給用電磁弁16dを通過した高温の湯とが、水−湯混合器15dにおいて所望の割合で混合される。そして、図12(b)に示すように、所望の温度に調節された低温水Aが水−湯混合供給管路15eを通じて抽出シリンダ41内に供給される(図12(b)の2点鎖線矢印)。この抽出シリンダ41内への低温水Aの供給は、所定時間T1に亘って行う(ステップS44)。所定時間T1に亘って低温水Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは所望の温度に調節された低温水Aにより抽出される。
ステップS44において、操作時間が時間T1に至ったときには、水供給電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを閉じる(ステップS45)。一方、操作時間が時間T1に至っていないときは、抽出シリンダ41内への低温水Aの供給を継続する。
ステップS45において、水供給電磁弁15b及び湯供給用電磁弁16dを閉じたときは、図12(c)に示すように、ソレノイド42aに通電して励磁し、プランジャ42bを上方に向かって吸引する。これにより、バルブ開閉口41dがバルブ本体42dにより閉塞される(ステップS46)。
ステップS46において、バルブ開閉口41dをバルブ本体42dにより閉塞したときは、超音波照射装置20に通電し、図12(d)に示すように、抽出シリンダ12内に供給された低温水Aに超音波を照射する(ステップS47)。ここで、図12(d)に示す波線は、超音波の振動を示す。この超音波照射装置20による超音波の照射は、所定時間T2に亘って行う(ステップS48)。これにより、抽出シリンダ41内に照射された超音波によって、低温抽出中の低温水Aの分子運動が活発化する。また、抽出シリンダ41内に照射された超音波によって、低温水A内にキャビテーション20aが発生する。このキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することにより、茶葉Bの表面近くの高濃度抽出液が分散する。さらに、抽出シリンダ41内に照射された超音波の振動により、抽出シリンダ41内の茶葉Bと低温水Aとが効率良く撹拌される。さらにまた、超音波の照射時間を調整することによって、原料と茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できる。
ステップS48において、所望の茶飲料が生成されたときは、超音波照射装置20への通電を停止する(ステップS49)。
ステップS49において、超音波照射装置20への通電を停止したときは、空気ポンプ44aを駆動し、給茶用電磁弁46aを開く(ステップS50)。これにより、図12(e)に示すように、抽出シリンダ41内には空気供給管路44bを通じて空気が供給され(図12(e)の実線矢印)、抽出シリンダ41内の圧力が上昇する。これにより、抽出シリンダ41内の茶飲料が茶飲料がフィルタ41cを通過し得る圧力となり、抽出シリンダ41内の飲料がシリンダブロック43及び飲料供給管路46を通じて供給される。飲料が飲料供給管路46を通過する際、飲料加熱装置46bによって茶飲料は所望の温度に加熱され、その後にカップ等に供給する。このような飲料加温工程を所望時間T3に亘って行う(ステップS51)。
ステップS51において、抽出シリンダ41内の飲料がカップ等に全て供給されたときは、空気ポンプ44aへの通電を停止し、また、給茶用電磁弁46aを閉じ、更にはソレノイド42aへの通電を停止してバルブ開閉口41dを開く(ステップS52)。これにより、茶飲料抽出装置3が待機状態に戻る。
なお、図示しないが、抽出シリンダ41内に残った茶葉Bは、フィルタ41c毎外して廃棄できる。
本実施形態によれば、抽出シリンダ41内に照射された超音波によって、低温水Aの分子運動が活発化するので、茶葉Bへの低温水Aの浸透が促進される。また、抽出シリンダ41内に照射された超音波によって発生したキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することによって、飲料が効率良く短時間で抽出される。また、抽出シリンダ41内に照射された超音波の振動によって、茶葉Bと低温水Aとが撹拌することにより、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。また、茶飲料の抽出の際、超音波の照射時間を任意に設定することによって、茶葉Bと低温水Aとの撹拌時間を任意に設定できるので、各種飲料に好適な味で飲料を提供できる。
更に、低温水Aによって飲料を抽出するので、アミノ酸を豊富に含んだ旨味の強い茶飲料を生成できる。また、飲料供給管路46を通過する抽出後の茶飲料は、飲料加熱装置46bによって所望の温度に加熱されるので、所望温度の飲料をカップ等に供給することができる。なお、その他の作用、効果は前記第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
図13乃至図16は本発明の第4実施形態を示すもので、図13は飲料抽出装置の概略構成図、図14は飲料抽出装置の駆動制御回路のブロック図、図15は飲料抽出装置の駆動制御を示すフローチャート、図16(a)(b)(c)(d)(e)は飲料抽出装置の抽出工程を示す概略図である。
前記第3実施形態では茶エキスの抽出を促進するために、超音波照射装置20を用いたが、本実施形態はこれに加えて蒸気供給装置30を有する。
また、前記第3実施形態では水と高温の湯とを混合した低温水Aによって茶エキスを抽出したが、本実施形態は水Cによって予め茶エキスを抽出した後、過熱蒸気によって加熱された後の水Cによって更に茶エキスを抽出する。なお、前記第3実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
茶飲料抽出装置4は、水供給管路15と、超音波照射装置20と、抽出シリンダ41と、バルブ開閉装置42と、シリンダブロック43と、空気供給装置44と、抽出シリンダ41内に過熱蒸気を導く蒸気供給管路30aを有する蒸気供給装置30と、抽出シリンダ41内で生成された飲料を供給する飲料供給管路46とを有している。
蒸気供給装置30は、蒸気供給管路30a、蒸気供給用電磁弁30b、逆止弁30c、蒸気発生装置30d及び逆止弁30eを有している。蒸気発生装置30dは、ヒータ30gを内蔵している。蒸気発生装置30dに通電する際、ヒータ30gが逆止弁30c側から導かれた水Cを加熱し、過熱蒸気を生成する。
水供給管路15及び蒸気供給管路30aは、共に抽出シリンダ41の空間(バルブ開閉口41dより下方の空間)に水や過熱蒸気を導くもので、抽出シリンダ41に対して互いに並列に接続している。
水供給管路15は、水供給用電磁弁15b及び逆止弁15cを通じて共通管路30fに接続する一方、蒸気供給管路30aは、蒸気供給用電磁弁30b、逆止弁30c、蒸気発生装置30d及び逆止弁30eを通じて、同じく共通管路30fに接続している。ここで、共通管路30fは、抽出シリンダ41内に貫通しており、水供給管路15及び蒸気供給管路30aで導かれた水や過熱蒸気が抽出シリンダ12内に案内される。従って、共通管路30fは、水供給管路15及び蒸気供給管路30aの共通構成部品となっており、これにより、蒸気供給装置30は、蒸気供給管路30a、蒸気供給用電磁弁30b、逆止弁30c、蒸気発生装置30d、逆止弁30e及び共通管路30fにより構成されている。
逆止弁15cは、共通管路30f及び蒸気供給管路30aからの逆流を規制し、逆止弁30cは蒸気発生装置30d側からの逆流を規制し、逆止弁30eは、共通管路30f及び水供給管路15からの逆流を規制している。
次に、図13に示した茶飲料抽出装置4の制御系構成を図14を参照して説明する。
茶飲料抽出装置4は、図14に示すように、マイコン51によって駆動制御される。即ち、マイコン51は処理制御を行うCPU51aと、メモリ51bと、タイマ51cとを有している。メモリ51bには、各電磁弁15b,30b,44b,46aの開時間、蒸気発生装置16d及び超音波照射装置20の通電時間、空気ポンプ44aの駆動時間等が記憶されている。CPU51aは、給茶スイッチ52からの信号に基づき、超音波照射装置20、ソレノイド42a、空気ポンプ44a、蒸気発生装置30d及び各電磁弁15b,30b,46aを駆動制御する。
次に、茶飲料抽出装置4の抽出制御を図15のフローチャート及び図16(a)(b)(c)(d)(e)の飲料抽出工程図を参照して説明する。
CPU51aは、給茶スイッチ52がオンしたか否かを監視している(ステップS61)。
ステップS61において、給茶スイッチ52がオンしたときは、図示しない茶葉供給装置から原料となる茶葉Bが供給され、この茶葉Bが図16(a)に示すように、抽出シリンダ41内に投入される(ステップS62)。なお、この茶葉Bは、例えば抽出シリンダ41の上面開口41aを通じて投入すればよい。
ステップS62において、茶葉投入工程(原料収容工程)が終了したときは、ソレノイド42aに通電して、プランジャ42bを上方に向かって吸引する。これにより、図16(b)に示すように、バルブ開閉口41dがバルブ本体42dにより閉塞される(ステップS63)。
ステップS63において、バルブを閉操作した後、水供給用電磁弁15bを開く(ステップS64)。また、水供給管路15を通じて、水Cが抽出シリンダ41内に供給される(図16(c)の2点斜線矢印)。このような操作を所定時間T1に亘って継続する(ステップS65)。これにより、茶葉Bの茶エキスは加熱されていない水Cにより抽出される。
ステップS65において、操作時間が時間T1に至ったときは、水供給用電磁弁15bを閉じる(ステップS66)。
ステップS66において、水供給用電磁弁15bを閉じたときは、蒸気発生装置30dに通電し、加熱準備に入る(ステップS67)。この加熱準備は所定時間T2に亘って行われる(ステップS68)。これにより、蒸気発生装置30d内を通過する水Cが過熱蒸気となる程度まで予熱される。
ステップS68において予熱準備が終了したときは、蒸気発生装置30dへの通電状態を維持しつつ、蒸気供給用電磁弁30bを開くと同時に超音波照射装置20に通電し、抽出シリンダ41内に超音波を照射する(飲料加温抽出工程、ステップS69)。
ステップS69において、蒸気供給用電磁弁30bを開くことにより、図16(d)に示すように、抽出シリンダ12内には共通管路30fを通じて過熱蒸気が供給される(図16(d)の破線矢印)。この過熱蒸気の供給操作により、抽出シリンダ41内の茶葉B及び水Cが加温されると同時に撹拌混合され、茶エキスが更に抽出され、所望の茶飲料が生成される。
また、ステップS69において、抽出シリンダ41内に超音波を照射することにより、図16(d)に示すように、水Cの分子運動が活発化する。ここで、図16(d)に示す波線は、超音波の振動を示す。また、抽出シリンダ41内に照射された超音波によって、水C内にキャビテーション20aが発生する。このキャビテーション20aが茶葉Bに衝突することにより、茶葉Bの表面近くの高濃度抽出液が分散する。さらに、抽出シリンダ41内に照射された超音波の振動により、抽出シリンダ41内の茶葉Bと水Cとが効率良く撹拌される。さらにまた、超音波の照射時間を調整することによって、原料と茶葉Bと水Cとの撹拌時間を任意に設定できる。
ステップS69における飲料加温抽出工程を所望時間T3に亘って行ったときは(ステップS70)、蒸気発生装置30dと超音波照射装置20への通電を停止し、また、蒸気供給用電磁弁30bを閉じる(ステップS71)。
ステップS71において、飲料加温抽出工程を終了したときは、給茶用電磁弁46aを開き、更に空気ポンプ44aを駆動する(ステップS72)。これにより、図16(e)に示すように、抽出シリンダ41内には空気供給管路44bを通じて空気が供給される(図16(e)の実線矢印)。この空気の供給操作により、抽出シリンダ41内の圧力が上昇し、茶飲料がフィルタ41cを通過し得る圧力となり、抽出シリンダ41内の飲料がシリンダブロック43及び飲料供給管路46を通じて供給される。このような飲料加温工程を所望時間T4に亘って行う(ステップS73)。
ステップS73において、抽出シリンダ41内の飲料がカップ等に全て供給されたときは、空気ポンプ44aへの通電を停止し、また、給茶用電磁弁46aを閉じ、更にはソレノイド42aへの通電を停止してバルブ開閉口41dを開く(ステップS74)。これにより、茶飲料抽出装置4が待機状態に戻る。
なお、図示しないが、抽出シリンダ41内に残った茶葉Bは、フィルタ41c毎外して廃棄できる。
本実施形態によれば、茶飲料が過熱蒸気により加熱されるため、飲料抽出前に予め飲料抽出用に水を沸かす必要がないので、貯湯タンクが不要となる。また、過熱蒸気は抽出シリンダ41内の水Cと茶葉Bを撹拌して加熱するため、茶飲料が効率良く短時間で抽出される。
更に、過熱蒸気の供給量は、設定時間T3を変更することにより、任意に調整できるため、茶葉Bの種類に合わせて所望温度の飲料を抽出することができる。また、過熱蒸気の供給量を調整して抽出温度を任意に設定できるので、例えば旨味成分であるテアニン等のアミノ酸をより多く抽出する場合は低い温度で抽出し、渋味や苦味成分であるカテキンやカフェインをより多く抽出する場合は高い温度で抽出することにより、味を調節できる。
更にまた、茶葉Bの残渣を容易に廃棄することができる。なお、その他の作用、効果は前記第3実施形態と同様である。
図17は、本発明に係る飲料供給装置の第5実施形態を示すものである。なお、前記第3実施形態と同一構成部分は同一符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第3実施形態では、抽出シリンダのバルブ開閉口41dを開閉して抽出シリンダ41内を開閉しているが、本実施形態に係る茶飲料抽出装置5は抽出シリンダ55を外形円柱状の筒状で形成し、抽出シリンダ55の上面開口部55aを蓋体56で開閉する。
本実施形態によれば、抽出シリンダ55の形状は単純形状となっており、構造が簡単なものとなっている。なお、その他の作用、効果は前記第3実施形態と同様である。
図18は、本発明に係る飲料供給装置の第6実施形態を示すものである。なお、前記第4実施形態と同一構成部分は同一符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第4実施形態では、抽出シリンダのバルブ開閉口41dを開閉して抽出シリンダ41内を開閉しているが、本実施形態に係る茶飲料抽出装置6は抽出シリンダ61を外形円柱状の筒状で形成し、抽出シリンダ61の上面開口部61aを蓋体62で開閉する。また、抽出シリンダ61の上部には茶葉Bを受容する濾し部材63を着脱自在に配置するとともに、この濾し部材63の上下に亘って水が循環できるよう水戻し管路64を設置している。
本実施形態によれば、抽出シリンダ61内に過熱蒸気を供給し、抽出シリンダ61内の水を加温する際、矢印に示すように、抽出シリンダ61内の茶飲料が水戻し管路64を通じて上下に循環するため、茶飲料の抽出が効率良く行われる。また、抽出後の茶葉Bは、濾し部材63に受容されているため、茶葉Bの廃棄も簡単に行うことができる。なお、その他の作用、効果は、前記第4実施形態と同様である。
図19は、本発明に係る飲料供給装置の第7実施形態を示すものである。なお、前記第2実施形態と同一構成部分は同一符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第2実施形態に係る茶飲料抽出装置ではピストンをカムにより上下動させているが、本実施形態に係る茶飲料抽出装置ではピストンを上下動させるモータ駆動のカム71と、共通管路30fを上下動させるモータ駆動のカム72を別個に設けている。
本実施形態によれば、カム72を回転駆動することにより、ピストン23内の共通管路30fが上下動することから、抽出シリンダ71に水を貯留させた後、共通管路30fの上端を水面より上方に移動させることができる。従って、前記第2実施形態に係る茶飲料抽出装置と同様に過熱蒸気を水面上に供給でき、これにより、抽出シリンダ71内を沸点温度の低い状態にすることができる。なお、その他の作用、効果は、前記第2実施形態と同様である。
1,2,3,4,5,6,7…茶飲料抽出装置、12,41…抽出シリンダ、15…水供給管路、16…湯供給装置、20…超音波照射装置、30…蒸気供給装置、A…低温水、B…茶葉、C…水。
Claims (6)
- 抽出容器内の茶、コーヒー等の原料に飲料抽出用の水を供給して飲料を抽出する飲料抽出装置において、
前記抽出容器内に超音波を照射する超音波照射装置を有する
ことを特徴とする飲料抽出装置。 - 前記超音波照射装置は、前記抽出容器に直接設置されている
ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。 - 前記抽出容器内に収容された前記水に水蒸気を供給する蒸気供給手段を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の飲料抽出装置。 - 前記抽出容器内に空気を送り込むエアーポンプを有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の飲料抽出装置。 - 抽出容器内の茶、コーヒー等の原料に飲料抽出用の水を供給して飲料を抽出する飲料抽出方法において、
前記抽出容器内に茶、コーヒー等の原料を収容する原料収容工程と、
前記原料収容工程の後に前記原料に向かって飲料抽出用の水を供給する水供給工程と、
前記水供給工程の後に、超音波照射装置によって前記抽出容器内に超音波を照射する超音波照射工程とを含む
ことを特徴とする飲料抽出方法。 - 前記超音波照射工程と同時又は相前後して、水蒸気を供給する蒸気供給手段によって前記抽出容器内の前記水に蒸気を供給する蒸気供給工程を含む
ことを特徴とする請求項5記載の飲料抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005149783A JP2006325662A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 飲料抽出装置及び飲料抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005149783A JP2006325662A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 飲料抽出装置及び飲料抽出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006325662A true JP2006325662A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37548013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005149783A Pending JP2006325662A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 飲料抽出装置及び飲料抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006325662A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015073794A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 大阪瓦斯株式会社 | 水出しコーヒー及び水出しコーヒー製造装置 |
CN108577535A (zh) * | 2017-03-16 | 2018-09-28 | 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 | 咖啡机加热的控制方法和咖啡机 |
KR102212043B1 (ko) * | 2020-02-18 | 2021-02-04 | (주)마나에프앤비 | 사용자 취향 기반의 맞춤형 커피 제공장치 |
KR20210048168A (ko) * | 2019-10-23 | 2021-05-03 | 승 리 스튜어트 | 멀티 캐비테이션 장치 |
CN112843859A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-05-28 | 福建省源清堂生物科技有限公司 | 一种中草药茶饮料生产线及其生产方法 |
-
2005
- 2005-05-23 JP JP2005149783A patent/JP2006325662A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015073794A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 大阪瓦斯株式会社 | 水出しコーヒー及び水出しコーヒー製造装置 |
CN108577535A (zh) * | 2017-03-16 | 2018-09-28 | 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 | 咖啡机加热的控制方法和咖啡机 |
CN108577535B (zh) * | 2017-03-16 | 2020-06-30 | 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 | 咖啡机加热的控制方法和咖啡机 |
KR20210048168A (ko) * | 2019-10-23 | 2021-05-03 | 승 리 스튜어트 | 멀티 캐비테이션 장치 |
KR102314375B1 (ko) * | 2019-10-23 | 2021-10-19 | 승 리 스튜어트 | 멀티 캐비테이션 장치 |
KR102212043B1 (ko) * | 2020-02-18 | 2021-02-04 | (주)마나에프앤비 | 사용자 취향 기반의 맞춤형 커피 제공장치 |
CN112843859A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-05-28 | 福建省源清堂生物科技有限公司 | 一种中草药茶饮料生产线及其生产方法 |
CN112843859B (zh) * | 2020-12-23 | 2022-06-14 | 福建省源清堂生物科技有限公司 | 一种中草药茶饮料生产线及其生产方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006325662A (ja) | 飲料抽出装置及び飲料抽出方法 | |
KR100499377B1 (ko) | 가정용 두유두부제조기의 스팀 공급장치 | |
JP6611731B2 (ja) | 抽出飲料を調製するための方法、抽出容器および調製装置 | |
CN104619218B (zh) | 用于制备浓缩咖啡的自动咖啡制备机 | |
KR200331665Y1 (ko) | 가정용 두유 두부 제조기의 가열 제어장치 | |
CN105592758A (zh) | 用于配制和调配饮料的基于胶囊的系统 | |
US20170086473A1 (en) | Cold brew coffee maker | |
CN107105921A (zh) | 冲煮单元 | |
JP2013514831A (ja) | 音波エネルギーを使用した飲料形成装置及び方法 | |
WO2014037733A1 (en) | Brewing apparatus, system and method | |
EP3331407B1 (en) | Apparatus for making tea latte | |
CN110025211A (zh) | 一种电蒸箱除垢装置及其除垢方法 | |
JP3871575B2 (ja) | 豆乳製造装置及び豆乳製造方法 | |
WO2017216703A1 (en) | Procedure for food structure improvement prior to cooking and related equipment | |
KR960001210B1 (ko) | 추출장치 | |
US11751718B2 (en) | Hydraulic siphon assisted brewing apparatus with agitation mechanism | |
JP2006212253A (ja) | 飲料抽出装置及びその飲料抽出方法 | |
US20160016129A1 (en) | Drink dispenser | |
JP2009028152A (ja) | 飲料抽出装置 | |
JP5463970B2 (ja) | 洗浄装置 | |
US11219332B2 (en) | Beverage extraction device | |
JP2002171908A (ja) | 飲料用原料の製造方法 | |
JPH08112204A (ja) | 自動販売機の飲料抽出装置 | |
KR200314566Y1 (ko) | 두부제조기 | |
JP2023019799A (ja) | コーヒーメーカー |