JP2002171908A - 飲料用原料の製造方法 - Google Patents

飲料用原料の製造方法

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JP2002171908A
JP2002171908A JP2000372488A JP2000372488A JP2002171908A JP 2002171908 A JP2002171908 A JP 2002171908A JP 2000372488 A JP2000372488 A JP 2000372488A JP 2000372488 A JP2000372488 A JP 2000372488A JP 2002171908 A JP2002171908 A JP 2002171908A
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leaves
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beverage
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Masaaki Nagakura
正昭 長倉
Hideaki Kageyama
英明 影山
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ECO DESIGN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】茶、紅茶、ハーブティー等植物の葉を原料とし
た缶入りもしくはPETボトル入りの飲料に香りを与え
るために香りの成分を水中に閉じ込めた飲料用原料の製
造方法の提供。 【解決手段】茶等の植物の葉を水蒸気により加熱して香
りを引き出しその香りを含む水蒸気を水に戻して飲料と
する。製造工程での熱効率を高めるために水冷式の中間
熱交換器を用いる。原料水中の悪臭を予め取り除くため
のオゾン脱臭処理を行う。香り物質の酸化による分解を
防止するために、原料水及び飲料原料の脱気処理、水素
添加処理等を行う。更に葉の使用に先だって真空脱ガス
処理、水素もしくは窒素雰囲気への閉じ込め等を行う。
香り成分の抽出効果を高めるために、圧力、温度の変動
を与える。特に緑茶の粗揉、中揉、精揉、乾燥等の工程
を密閉容器の中で蒸気を用いて行い、その際に放出され
る香りを蒸気と共に回収する事で副産物としての飲料用
原料を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、茶、ハーブ等植物
の葉を原料とする缶入り、PETボトル入り等の飲料用
原料の製造方法に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来緑茶、紅茶、ハーブの葉等を湯に浸
して、その成分を湯の中に引き出し飲料としている。缶
やPETボトル入りの緑茶、紅茶なども同様の方法で製
造されたものを缶やPETボトルに入れて製造してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】缶やPETボトル入り
の茶、紅茶等は香りが失われて、味覚が損なわれている
ことが多い。本発明は特にそれらに香りを与えるために
香りの成分を水中に閉じ込めた飲料用原料の製造方法を
提供することを課題とする。
【0004】特にその製造工程における加熱のエネルギ
ーの消費を抑制可能な方法とする。
【0005】また特に緑茶の製造は生の葉の葉緑素を分
解する蒸しに始まり、冷却、葉打ち、粗揉、揉捻、中
揉、精揉、乾燥等の工程を経て行われるが、粗揉以降の
工程では熱風で処理する際に熱風と共に良い香りが飛散
する。本発明はそのような工程において飛散する香りも
回収して飲料を製造する方法を見出すことをも課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は茶等の植物の葉
を水蒸気により加熱して香りを引き出しその香りを含む
水蒸気を水に戻して飲料とする方法を用いる。
【0007】特に製造工程での熱効率を高めるために水
冷式の中間熱交換器を用いる。
【0008】特に香り損なわないために原料水中の悪臭
を予め取り除くためのオゾン脱臭処理を行う。
【0009】特に香り物質の酸化による分解を防止する
ために、原料水の脱気処理、水素添加処理等を行う。ま
た製造された飲料用原料についても脱気処理、水素添加
処理等を行う。
【0010】更に原料となる葉の酸素を除去するために
葉の使用に先だって真空脱ガス処理、水素もしくは窒素
雰囲気への閉じ込め等を行う。
【0011】特に香り成分の抽出効果を高めるために、
圧力、温度の制御及びそれらに一定のスケジュールにし
たがった変動を与えるという手段を採る。
【0012】特に緑茶の粗揉、中揉、精揉、乾燥等の工
程を密閉容器の中で蒸気を用いて行い、その際に放出さ
れる香りを蒸気と共に回収する事で副産物としての飲料
用原料を得る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例等を
もとに説明する。尚、実施の形態1から15は本発明の
請求項1から15に対応している。
【0014】実施の形態1.図1は実施の形態1による
実施例を示す。本実施例において緑茶1(一般には緑
茶、紅茶等の加工された植物の葉、もしくはそれらの加
工の中間工程で製造された葉、もしくはハーブ等の香り
のある植物の生葉等を含む。以下の形態においても同様
である)を充填した籠13を収納した容器2の下部にお
いて水をヒータ3(一般には火力による加熱を含む。以
下の形態においても同様である)により加熱して発生す
る水蒸気を前記緑茶1を充填した部分に通じ、そこで発
生する香りの成分を含有した水蒸気を熱交換器6により
冷却することにより得る液体を飲料用原料として貯液槽
11に回収する。
【0015】ここで熱交換器6で冷却水として使われた
水は熱湯となり配管8を通じて容器2の下部に送られて
水蒸気製造用に用いられる。また容器2は断熱材により
保温されている。これらは省エネルギーを目的としたも
のである。尚、この省エネルギーの構成に関しては以下
の実施例は何れも同様である。
【0016】実施の形態2.図2は実施の形態2による
実施例を示す。本実施例において緑茶を入れた金網等の
籠を収納した容器13に水面が前記植物の葉の上部に位
置するまで水を満たし、その水を電気加熱して発生する
水蒸気を前記植物の葉を入れた籠に通じて生成する香り
の成分を含有した水と水蒸気を熱交換器6冷却すること
により得る液体を飲料用原料とする。
【0017】実施の形態3.図3は実施の形態3による
実施例を示す。本実施例において緑茶1を入れ、水平方
向の中心軸の廻りに回転する円筒型の籠28を収納した
容器29に、水蒸気を導き、前記籠を通過させる事によ
り生成する香りの成分を含有した水と水蒸気を熱交換器
6で冷却することにより得る液体を飲料用原料とする。
【0018】実施の形態4.図4は実施の形態4による
実施例を示す。本実施例において緑茶1を充填した容器
に、蒸気発生器27で発生させた水蒸気を導き、前記緑
茶1の充填した部分を通過させる事により生成する香り
の成分を含有した水蒸気及び水を冷却することにより得
る液体を飲料用原料とする。
【0019】実施の形態5.図5は実施の形態5による
実施例を示す。本実施例において緑茶1を充填した容器
2の下部に水を導き、その水をヒータにより加熱して発
生する水蒸気を緑茶を充填した部分に通じて発生する香
りの成分を含有した水蒸気を容器2の下部で熱せられ、
沸騰水バイパス配管15を通じて送られた水と混合して
熱交換器6に送り、冷却することにより得る液体を飲料
用原料とする。
【0020】実施の形態6.図6は実施の形態6による
実施例を示す。本実施例において緑茶1に、水蒸気を通
じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水を熱交
換器6で冷却することにより得る液体を飲料用原料とす
ることは以上の形態と同様であるが特に水蒸気を製造す
るための原料水は、熱交換器6を通じる前に予めオゾン
発生装置16より発生するオゾンを添加して脱臭処理を
行っている。
【0021】本形態においては実施例に示すオゾン脱臭
以外に水を真空状態にして脱気するもしくは真空脱気用
の膜を通じて真空引きすることによる脱気する真空脱気
処理もしくは水に水素を溶解させる水素添加処理等のオ
プションが設けている。
【0022】実施の形態7.図7は実施の形態7による
実施例を示す。本実施例において緑茶1に、水蒸気を通
じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水を熱交
換器6で冷却することにより得る液体を飲料用原料とす
ることは以上の形態と同様であるが特に前記葉を充填し
た部分の圧力を熱交換器6の気体出口側に設けられた真
空ポンプ35による気体の吸引と容器2の出口の圧力調
節弁35により緑茶の充填部の圧力を制御している。
【0023】またヒータ3により蒸気の発生量を調節
し、更に緑茶の充填部加熱用のヒータ24により緑茶の
充填部の温度を調節している。
【0024】実施の形態8.図8は実施の形態8による
実施例を示す。本実施例において緑茶1に、水蒸気を通
じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水を熱交
換器6で冷却することにより得る液体を飲料用原料とす
ることは以上の形態と同様であるが、緑茶の香りの成分
の抽出効果を上げるために緑茶を充填した部分をプレス
機22で加圧、減圧を繰り返しているものである。
【0025】図9は実施の形態8の別の実施例を示す図
である。本実施例においてはスクリュウ型回転翼37を
葉の充填部に挿入し、その回転方向を右回転と左回転と
交互に変えて、緑茶にかかる圧力を変化させると共に緑
茶の葉のかき混ぜを行っている。
【0026】実施の形態8においてはこの他に圧力変動
を与えるために葉の充填した部分の気体圧力を加圧、減
圧するオプションも設けている。
【0027】実施の形態9.本形態は上記の実施の形態
8で圧力を変化させたのに対して温度を変化させること
により香り成分の抽出効果の向上を図ったものである。
葉を充填した部分の温度を次の(a)、(b)、(c)
いずれかの方法により一定のスケジュールにしたがって
変化させる。 (a)水蒸気の発生量を変化させる (b)葉の充填部を電気ヒータで加熱し、温度制御を行
って変化させる (c)葉の充填した部分の水蒸気を気液平衡状態に保持
し、その部分の圧力を変化させる
【0028】実施の形態10.本実施の形態は緑茶等1
に、水蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸
気及び水を冷却することにより得る液体を飲料用原料と
することは以上の形態と同様であるが、特に香りの抽出
に先だって緑茶等を充填した容器に次の操作を順次行う
事により酸素の除去を図ったものである。 (a)容器を真空状態に保持し、葉より脱気する (b)水素または窒素を容器内に注入し再び真空中に保
持し脱気する (c)水素または窒素を容器内に注入する
【0029】実施の形態11.本実施の形態は緑茶等1
に、水蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸
気及び水を冷却することにより得る液体を飲料用原料と
することは以上の形態と同様であるが、特に飲料用原料
製造後に次の操作を加える事により酸化による香り成分
の破壊を防止したものである。 (a)真空脱気処理 (b)水素を溶解させる水素添加処理
【0030】実施の形態12.本実施の形態は緑茶等
に、従来行われているように湯を通じて生成する香りの
成分を含有した水蒸気及び水を冷却することにより得る
液体を飲料用原料とするものであるが特に酸化による香
り成分の破壊を防ぐ目的での前処理を実施するものであ
る。
【0031】すなわち、葉を充填した容器は予め次の
(a)、(b)、(c)の順序による操作を実施した後
湯を通じ、且つ湯を製造するための水は予め次の
(d)、(e)の順序による操作を実施するものであ
る。 (a)容器を真空状態に保持し、葉より脱気する (b)水素または窒素を容器内に注入し再び脱気する (c)水素または窒素を容器内に閉じ込める (d)水にオゾン含有気体を通じる事により脱臭する (e)水に水素を溶解させる
【0032】実施の形態13.本実施の形態は特に緑茶
の製造工程のうち粗揉、揉捻、中揉、精揉、乾燥のいず
れかの工程において茶の葉に、水蒸気を通じて生成する
香りの成分を含有した水蒸気及び水を熱交換器6で冷却
することにより得る液体を飲料用原料としたものであ
る。
【0033】従来これらの工程は空気中で熱風を用いて
行うものであるが、乾燥水蒸気でも可能であり、本実施
の形態によれば副産物として飲料用原料が得られる。
【0034】実施の形態14.本実施の形態は実施の形
態1乃至12の実施において使用される飲料用原料製造
装置に関わるものである。詳細は省くが例えば図1から
図9に示す装置はそれらの実施例を示すものである。
【0035】実施の形態15.本実施の形態は実施の形
態1乃至12の方法を用いて製造された飲料に関わるも
のである。例えば形態1乃至12の方法により製造され
た飲料用原料はそのままでも飲料に使用可能な場合もあ
り、あるいは水で希釈し、甘味料を加える等の方法で飲
料とする。
【0036】
【発明の効果】次に各実施の形態を採用することによる
効果を説明する。
【0037】実施の形態1は既存の茶等の飲料に関し
て、従来とは別の用途に関する概念を提供する。すなわ
ち従来茶等の植物の葉の成分は湯に溶出する事により味
わうものであったが、本形態の如く蒸気に香りを抽出し
て飲料の原料とする概念によればこれまでになかった香
りを楽しむ味覚の飲料が齎される。
【0038】また特に熱交換器を用いて熱を回収する事
により比較的低いエネルギー消費によりそのような飲料
用原料の製造が可能となる。
【0039】以上の効果は以下の実施の形態に関しても
共通している。
【0040】実施の形態2は水蒸気による香りの抽出効
果と従来と同様の湯による植物の葉の成分の抽出効果を
併せ持った方法であり、従来の味覚に香りを加えた飲料
の原料の製造方法を提供する。
【0041】実施の形態3によれば回転式のドラム内に
植物の葉を入れて回転しつつ香りを抽出するためにムラ
のない香りの抽出が可能になる。
【0042】さらに本形態は従来の緑茶を製造する粗
揉、揉捻、中揉、精揉、乾燥工程と同様の構造を密閉し
た容器内に持ちこむことを可能とし、実施の形態13に
よる方法に適用し易い形態を提供する。
【0043】実施の形態4によれば植物の葉に水蒸気を
通じて発生する水蒸気を凝縮水分と共に利用するために
凝縮水に溶出した香りの成分も水蒸気中に飛散した香り
の成分とともに回収出来る。
【0044】実施の形態5は香りの成分を含有した水蒸
気と共に蒸気を発生した残留液の一部をこんごうするも
のであるが、残量液にはミネラルが濃縮しているため
に、水蒸気中では失われているミネラルを取り戻す事に
より、ミネラルの喪失による味覚の劣化を回復可能とす
る。
【0045】実施の形態6は原料水にオゾンを添加して
脱臭するものであるが、この方法により香りの成分に随
伴する原料水中の悪臭を未然に除去可能である。
【0046】また本実施形態の別のオプションである真
空脱気もしくは水素添加は水中の酸素を取り除く効果を
持ち、香りの成分の酸化による破壊を未然に防止する。
【0047】実施の形態7は葉を充填した部分の圧力及
び温度を制御するものであるがこの方法により良好な香
りの抽出に適切な圧力、温度の条件下での香り成分の抽
出が可能になる。
【0048】実施の形態8は植物の葉に対して加えられ
る圧力に加圧、減圧を繰り返す等の変化を与える方法に
関わるものであるが、この方法により植物の葉の香りの
成分の速やかな抽出が可能になる。
【0049】実施の形態9は植物の葉の温度に昇温、降
温を繰り返す等の変化を与える方法に関わるものである
が、この方法により実施の形態8と同様に植物の葉の香
りの成分の速やかな抽出が可能になる。
【0050】実施の形態10は香りの成分の抽出に先だ
って植物の葉の持つ酸素の除去を図ったものであるが、
この事により植物の葉の昇温時に発生する香りの成分の
破壊を未然に防止できる。
【0051】実施の形態11は原料水の酸素を真空脱気
により除去するあるいは水素添加により原料水を還元性
の状態に保持するものであるがこの方法も香り成分の酸
化、破壊を未然に防止するものである。
【0052】実施の形態12は従来行われているように
湯を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水
を冷却することにより得る液体を飲料用原料とするもの
であるが特に酸化による香り成分の破壊を防ぐ目的での
前処理を実施することにより従来より問題である香り成
分酸化分解を防止する。
【0053】実施の形態13は粗揉、揉捻、中揉、精
揉、乾燥のいずれかの工程において茶の葉に、水蒸気を
通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水を熱
交換器6で冷却することにより得る液体を飲料用原料と
したものであるが、本方法により従来熱風中に飛散して
いた香りの成分を回収し、製茶の副産物としての飲料用
原料を得ることが出来る。
【0054】実施の形態14は飲料用原料製造装置に関
わるものであるがこのような装置は上記の種々の効果を
持つ飲料用原料製造方法を具体的に実現するものであ
る。
【0055】実施の形態15は上記の各種方法により製
造された飲料に関わるものであるが、このような飲料は
香りを楽しむ飲料として新たな飲料分野への可能性を開
くものである。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の実施例を示す図である。
【図2】実施の形態2の実施例を示す図である。
【図3】実施の形態3の実施例を示す図である。
【図4】実施の形態4の実施例を示す図である。
【図5】実施の形態5の実施例を示す図である。
【図6】実施の形態6の実施例を示す図である。
【図7】実施の形態7の実施例を示す図である。
【図8】実施の形態8の実施例を示す図である。
【図9】実施の形態8の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 緑茶の葉 2 茶の香抽出容器 3 ヒーター 4 断熱材 5 沸騰水 6 中間熱交換器 7 水入口 8 熱湯移送配管 9 香り含有蒸気 10 断熱材 11 貯液槽 12 茶の香含有水 13 茶の葉の籠 14 断熱蓋 15 沸騰水バイパス配管 16 オゾン発生器 17 バブラー 18 オゾン処理水配管 19 廃オゾン含有気体出口 20 真空ポンプ 21 真空引き配管 22 プレス機 23 押さえ板 24 ヒータ 25 気液混合流移送配管 26 蒸気気泡 27 蒸気発生器 28 回転ドラム 29 回転ドラム容器 30 蒸気配管 31 気液混合流移送配管 32 断熱蓋 33 減速器付きモータ 34 蒸気供給ヘッダー配管 35 圧力調節弁 36 減速機付きモータ 37 スクリュウ型回転翼
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 19/00 B01D 19/00 H 4D037 101 101 4D050 C02F 1/20 C02F 1/20 A 4G035 1/78 1/78 // A47J 31/00 A47J 31/00 D B01F 1/00 B01F 1/00 A C02F 1/04 C02F 1/04 Z Fターム(参考) 4B016 LC02 LE05 LG16 LP02 LP06 LP11 4B017 LC02 LE10 LG14 LG15 LP01 4B027 FB02 FB08 FB13 FC01 FE08 FP72 FP74 FP85 4D011 AA16 AA17 4D034 BA03 CA12 4D037 AA01 AB11 BA23 BB07 CA12 4D050 AA01 AB04 BB02 CA02 CA03 4G035 AA01 AE13

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分を有す
    る容器の下部に水を導き、その水を電力もしくは火力に
    より加熱して発生する水蒸気を前記植物の葉を充填した
    部分に通じて発生する香りの成分を含有した水蒸気を冷
    却することにより得られる液体を飲料用原料とするもの
    であって省エネルギーを目的に次の手段が採られた飲料
    用原料の製造方法。 (a)葉を充填した部分を真空断熱もしくは断熱材によ
    り断熱する (b)香りの成分を含有した水蒸気の冷却に水冷式熱交
    換器を用いる (c)上記(b)の水冷式熱交換器において冷却に使用
    された水は水冷式冷却器を通過した後上記容器の下部に
    導かれて水蒸気発生用の水として使用する
  2. 【請求項2】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を入れた金網等の籠を
    収納した容器に水面が前記植物の葉の上部に位置するま
    で水を満たし、その水を電気もしくは火力により加熱し
    て発生する水蒸気を前記植物の葉を入れた籠に通じるこ
    とにより生成する香りの成分を含有した水と水蒸気を冷
    却して得られる液体を飲料用原料とするものであって省
    エネルギーを目的に次の手段が採られた飲料用原料の製
    造方法。 (a)葉を充填した部分を真空断熱もしくは断熱材によ
    り断熱する (b)香りの成分を含有した水蒸気の冷却に水冷式熱交
    換器を用いる (c)上記(b)の水冷式熱交換器において冷却に使用
    された水は水冷式冷却器を通過した後上記容器の下部に
    導かれて水蒸気発生用の水として使用する
  3. 【請求項3】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を入れ、水平方向の中
    心軸の廻りに回転する円筒型の籠を収納した容器に、水
    蒸気を導き、前記籠を通過させる事により生成する香り
    の成分を含有した水と水蒸気を冷却することにより得ら
    れる液体を飲料用原料とする飲料用原料の製造方法。
  4. 【請求項4】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した容器に、水
    蒸気を導き、前記植物の葉の充填した部分を通過させる
    事により生成する香りの成分を含有した水蒸気及び水を
    冷却することにより得られる液体を飲料用原料とするも
    のであって省エネルギーを目的に次の手段が採られた飲
    料用原料の製造方法。 (a)葉を充填した部分を真空断熱もしくは断熱材によ
    り断熱する (b)香りの成分を含有した水蒸気の冷却に水冷式熱交
    換器を用いる (c)上記(b)の水冷式熱交換器において冷却に使用
    された水は水冷式冷却器を通過した後上記容器の下部に
    導かれて水蒸気発生用の水として使用する
  5. 【請求項5】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分を有す
    る容器の下部に水を導き、その水を電力もしくは火力に
    より加熱して発生する水蒸気を前記植物の葉を充填した
    部分に通じて発生する香りの成分を含有した水蒸気及び
    前記容器の下部で熱せられた水の一部を混合し冷却する
    ことにより得られる液体を飲料用原料とする飲料用原料
    の製造方法。
  6. 【請求項6】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分に、水
    蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び
    水を冷却することにより得られる液体を飲料用原料とす
    る飲料用原料の製造方法であって前記水蒸気を製造する
    ための原料水は、予め次の(a)、(b)、(c)の内
    少なくもいずれか一つの前処理がなされたものであるこ
    とを特徴とする飲料用原料の製造方法。 (a)水にオゾン含有気体を通じる事によりなされるオ
    ゾン脱臭処理 (b)水を真空状態にして脱気するもしくは真空脱気用
    の膜を通じて真空引きすることによる脱気する真空脱気
    処理 (c)水に水素を溶解させる水素添加処理
  7. 【請求項7】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分に、水
    蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び
    水を水冷式熱交換器で冷却することにより得られる液体
    を飲料用原料とする飲料用原料の製造方法であって、前
    記葉を充填した部分の圧力を次の(a)、(b)の手段
    の少なくも一つの方法で一定の範囲に制御し、且つ前記
    葉を充填した部分の温度を次の(c)(d)の少なくも
    一つの方法で一定の範囲に制御する事を特徴とする飲料
    用原料の製造方法。 (a)水冷式熱交換器で冷却された液体の熱交換器出口
    に液体と共に排出される気体を真空ポンプで吸引する。 (b)香りの成分を含有した水蒸気及び水の出口部に圧
    力調節弁を設けて圧力制御を行う。 (c)蒸気の発生量を調節する。 (d)葉の充填部を電気ヒーター等により加熱し、過熱
    量を調節する。
  8. 【請求項8】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分に、水
    蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び
    水を冷却することにより得られる液体を飲料用原料とす
    る飲料用原料の製造方法であって、前記葉を充填した部
    分を次の(a)、(b)、(c)のいずれかの方法によ
    り加圧し、その圧力を一定のスケジュールにしたがって
    変化させる事を特徴とする飲料用原料の製造方法。 (a)プレス機で葉の充填部を加圧、減圧する (b)スクリュウ型回転翼を葉の充填部に挿入し、その
    回転方向を変えて加圧、減圧する。 (c)葉の充填した部分の気体圧力を加圧、減圧する。
  9. 【請求項9】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、もし
    くはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしくは
    ハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分に、水
    蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及び
    水を冷却することにより得られる液体を飲料用原料とす
    る飲料用原料の製造方法であって、前記葉を充填した部
    分の温度を次の(a)、(b)、(c)いずれかの方法
    により一定のスケジュールにしたがって変化させる事を
    特徴とする飲料用原料の製造方法。 (a)水蒸気の発生量を変化させる (b)葉の充填部を電気ヒータで加熱し、温度制御を行
    って変化させる (c)葉の充填した部分の水蒸気を気液平衡状態に保持
    し、その部分の圧力を変化させる
  10. 【請求項10】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、も
    しくはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしく
    はハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した容器に、
    水蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及
    び水を冷却することにより得られる液体を飲料用原料と
    する飲料用原料の製造方法であって、前記容器に葉を充
    填した後に次の(a)、(b)、(c)の順序による操
    作を少なくも1回実施した後に水蒸気を通じることを特
    徴とする飲料用原料の製造方法。 (a)容器を真空状態に保持し、葉より脱気する (b)水素または窒素を容器内に注入し再び真空中に保
    持し脱気する (c)水素または窒素を容器内に注入する
  11. 【請求項11】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、も
    しくはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしく
    はハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した部分に、
    水蒸気を通じて生成する香りの成分を含有した水蒸気及
    び水を冷却することにより得られる液体を飲料用原料と
    する飲料用原料の製造方法であって、前記水蒸気及び水
    を冷却することにより得られる液体に次の(a)、
    (b)の何れかもしくは(a)、(b)の双方の操作を
    同順序で実施した後に保管することを特徴とする飲料用
    原料の製造方法。 (a)真空脱気処理 (b)水素を溶解させる水素添加処理
  12. 【請求項12】緑茶、紅茶等の加工された植物の葉、も
    しくはそれらの加工の中間工程で製造された葉、もしく
    はハーブ等の香りのある植物の生葉を充填した容器に、
    湯を通じて生成する香りの成分を含有した湯を冷却する
    ことにより得られる液体を飲料用原料とする飲料用原料
    の製造方法であって前記植物の葉を充填した容器は予め
    次の(a)、(b)、(c)の順序による操作を実施し
    た後湯を通じ、且つ湯を製造するための水は予め次の
    (d)、(e)の順序による操作を実施したものである
    ことを特徴とする飲料用原料の製造方法。 (a)容器を真空状態に保持し、葉より脱気する (b)水素または窒素を容器内に注入し再び脱気する (c)水素または窒素を容器内に閉じ込める (d)水にオゾン含有気体を通じる事により脱臭する (e)水に水素を溶解させる
  13. 【請求項13】緑茶の製造工程のうち粗揉、揉捻、中
    揉、精揉、乾燥のいずれかの工程を茶の葉を充填した部
    分に水蒸気を通じることにより行い、発生する香りの成
    分を含有した水蒸気を冷却することにより得られる液体
    を飲料用原料とする飲料用原料の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13の方法により飲料用原
    料を製造するための飲料用原料製造装置
  15. 【請求項15】請求項1乃至13の方法により製造され
    た飲料用原料をそのまま飲料とし、もしくは水で希釈し
    て飲料としもしくは添加物を添加して飲料としたもの。
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