JP2006325443A - 食用たれ - Google Patents
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Abstract
【課題】 トロミがある上に、コクがある食用たれを提供する。
【解決手段】 食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子又は/及び中粉の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなることにより、前記課題を解決した。食用油の含有量が4重量%で、酸味料の含有量が16重量%で、糖類の含有量が10重量%で、ごまの含有量が1重量%で、香辛料の含有量が5重量%で、化学調味料の含有量が1重量%で、大粉の唐辛子又は/及び中粉の唐辛子の含有量が2重量%で、小粉の唐辛子の含有量が3重量%で、醤油の含有量が58重量%であることが好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】 食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子又は/及び中粉の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなることにより、前記課題を解決した。食用油の含有量が4重量%で、酸味料の含有量が16重量%で、糖類の含有量が10重量%で、ごまの含有量が1重量%で、香辛料の含有量が5重量%で、化学調味料の含有量が1重量%で、大粉の唐辛子又は/及び中粉の唐辛子の含有量が2重量%で、小粉の唐辛子の含有量が3重量%で、醤油の含有量が58重量%であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、様々な食材のつけたれとして使用することができる上に料理の味付けにも使用することができる食用たれに関するものである。
食用のたれは、食材の風味を活かしたり食材を好みの味にして食したり食材の味を引き立てたりするものであり、様々な食材用のものが汎用されている。食用のたれとしては、例えば、焼き鳥のたれ、焼肉のたれ、ゆでいかのたれ、チジミ(パジョン)のたれ、豆腐のたれ等多くのたれがある。これらの食用たれの中には、辛味を持たせるために唐辛子が含まれたものが知られている(例えば特許文献1参照。)。このような食用たれとしては、下記する特許文献1に記載されたものが公知である。
特開2004−350507号公報
この特許文献1に記載された食用たれは、唐辛子30〜50重量%、糀10〜30重量%、残部醤油からなる成分を混合し、発酵させることによって得られるものであり、唐辛子を含むことから辛味が付与されている。しかしながら、この食用たれは、唐辛子の量が多いのでトロミがあまりなかった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、トロミがある上に、コクがある食用たれを提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る食用たれは、食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなることを特徴とする。
この発明によれば、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子と小粉の唐辛子を含むために、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子が水分を含んで膨張するのでトロミがでると共に、小粉の唐辛子がたれ内に行き渡るのでコクがでる。また、唐辛子以外に食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料及び醤油を含むためにうまみ及びまろやかさがでる。従って、トロミがある上にコクがある食用たれが得られる。
本発明に係る食用たれにおいて、前記一方の唐辛子及び小粉の唐辛子は、いずれも韓国産の唐辛子であることが好ましい。また、本発明に係る食用たれにおいて、前記食用油がごま油であり、前記酸味料が食酢であり、前記糖類が砂糖であり、前記ごまが白ごまであり、前記香辛料がニンニクであり、前記化学調味料が味の素 (商品名、味の素社製)、前記一方の唐辛子が韓国大山産の唐辛子であり、前記小粉の唐辛子が韓国チョウショク産の唐辛子であり、前記醤油が濃口醤油であることが好ましい。また、本発明に係る食用たれにおいて、前記食用油の含有量が4重量%で、前記酸味料の含有量が16重量%で、前記糖類の含有量が10重量%で、前記ごまの含有量が1重量%で、前記香辛料の含有量が5重量%で、前記化学調味料の含有量が1重量%で、前記一方の唐辛子の含有量が2重量%で、前記小粉の唐辛子の含有量が3重量%で、前記醤油の含有量が58重量%であることが好ましい。また、本発明に係る食用たれにおいて、前記ニンニクが、手ですりおろしたニンニクであることが好ましい。
以上説明したように、本発明に係る食用たれによれば、食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなるので、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子が水分を含んで膨張するのでトロミがでると共に、小粉の唐辛子がたれ内に行き渡るのでコクがでて、かつ、唐辛子以外に食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料及び醤油を含むためにうまみ及びまろやかさがでる。
以下、本発明に係る食用たれを詳述する。
食用たれは、食用油、酸味料、糖類、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油、さらにごまからなる。
食用油としては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、ごま油、大豆油、とうもろこし油、菜種油、米ぬか油、サフラワー油、落花生油、ひまわり油、オリーブ油等の植物性油又はラード、牛脂等の動物性油等が挙げられ、特有の香りを引き出したりうまみをだす点からごま油等が好ましい。食用油の含有量は、特に限定されないが、例えば、食用油としてごま油を用いた場合の含有量は、4重量%すなわち食用たれ100g中4ccであることが好ましい。
酸味料としては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、米酢、麦芽酢、粕酢、果実酢などの食酢や、レモン果汁、クエン酸、りんご酸等が挙げられ、食酢等であることが好ましく、特に米酢であることが好ましい。酸味料の含有量は、特に限定されないが、例えば、酸味料として食酢を用いた場合の含有量は、16重量%すなわち食用たれ100g中16ccであることが好ましい。
糖類としては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、砂糖、ブドウ糖、果糖、ソルビット、キシトール、還元水飴等の糖アルコール、
等が挙げられ、砂糖等であることが好ましい。糖類の含有量は、特に限定されないが、例えば、糖類として砂糖を用いた場合の含有量は、10重量%すなわち食用たれ100g中10gであることが好ましい。
等が挙げられ、砂糖等であることが好ましい。糖類の含有量は、特に限定されないが、例えば、糖類として砂糖を用いた場合の含有量は、10重量%すなわち食用たれ100g中10gであることが好ましい。
香辛料としては、粉状の唐辛子以外の市販されているものであれば特に限定されず、例えば、粉状の唐辛子以外の唐辛子、胡椒、トウバンジャン、ヤンニンジャン、コチジャン、大蒜(ニンニク)等が挙げられ、ニンニク等であることが好ましい。ニンニクとしては手ですりおろしたものが好ましい。このように、ニンニクを手ですりおろすと、たれ中にニンニクの成分がしみこむので、ニンニクの成分をいかせる。これに対して、機械でニンニクをすりおろすと、すりおろしたニンニクから水分がですぎて、その機械ですりおろしたニンニクをたれに入れてもニンニクの成分がたれ内に有効に溶け込まない。香辛料の含有量は、特に限定されないが、例えば、香辛料としてニンニクを用いた場合の含有量は、5重量%すなわち食用たれ100g中5gであることが好ましい。
化学調味料としては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、味の素(商品名、味の素社製)、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸等が挙げられ、味の素(商品名、味の素 社製)等であることが好ましい。化学調味料の含有量は、特に限定されないが、化学調味料として味の素(商品名、味の素 社製)を用いた場合の含有量は、1重量%すなわち食用たれ100g中1gであることが好ましい。
醤油としては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、濃口醤油、薄口醤油、溜醤油、白醤油、再生醤油、甘露醤油等が挙げられ、特に濃口醤油等であることが好ましい。醤油の含有量は、特に限定されないが、醤油として濃口醤油を用いた場合の含有量は、58重量%すなわち、食用たれ100g中58ccであることが好ましい。
唐辛子としては、市販されているものであれば特に限定されないが、韓国産の唐辛子であることが好ましい。韓国産の唐辛子としては、特に限定されず、大山産、チョウショク産、チョンヤン産、アンドン産、オンソン産、ゴィサン産、ゴチャン産、サンジュ産、ンックチョン産、チョソン産、ボンホァ産、慶常北道等の唐辛子が好ましい。大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子と小粉の唐辛子は、同じものであっても異なるものであってもよい。
大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子(中粉等の唐辛子ということがある。)は、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子のどちらか一方の唐辛子、又は両方の唐辛子である。中粉等の唐辛子は、韓国で市販されている大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子であれば特に限定されない。中粉等の唐辛子としては、例えば、韓国大山産の中粉の唐辛子等が好ましい。中粉等の唐辛子の含有量は、特に限定されないが、2重量%すなわち食用たれ100g中2g含有されていることが好ましい。
小粉の唐辛子は、韓国で市販されている小粉の唐辛子であれば特に限定されず、例えば、韓国チョウショク産の小粉の唐辛子等が好ましい。小粉の唐辛子の含有量は、特に限定されないが、3重量%すなわち食用たれ100g中3g含有されていることが好ましい。
小粉の唐辛子は、韓国で市販されている小粉の唐辛子であれば特に限定されず、例えば、韓国チョウショク産の小粉の唐辛子等が好ましい。小粉の唐辛子の含有量は、特に限定されないが、3重量%すなわち食用たれ100g中3g含有されていることが好ましい。
ごまとしては、市販されているものであれば特に限定されず、例えば、白ごま等が挙げられる。ごまの含有量は、特に限定されないが、1重量%すなわち食用たれ100g中1g含有されていることが好ましい。
これらの成分を混合(ブレンド)して本発明に係る食用たれを作ることができる。例えば、ごま油4cc、米酢16cc、砂糖10g、手ですりおろしたニンニク5g、味の素(商品名、味の素社製)1g、濃口醤油58cc、白ごま1g、韓国大山産の中粉の唐辛子2g、韓国チョウショク産の小粉の唐辛子3gを容器の中にそれぞれ入れて常温で撹拌して混合する。混合後、そのまま6時間以上例えば24時間放置することにより、本発明に係る食用たれが得られる。
このようにして得られた食用たれは、韓国大山産の中粉の唐辛子がたれ中の水分を含んで膨張するのでトロミがでる。また、撹拌により小粉の唐辛子がたれ内に行き渡るのでコクがでる。また、ごま油、米酢、砂糖、ニンニク、味の素(商品名、味の素社製)、濃口醤油、白ごまを含むためにこれら成分が韓国産の唐辛子とからみあい、うまみ及びまろやかさがでる。
したがって、本発明に係る食用たれは、中粉等の唐辛子と小粉の唐辛子を含むことから、ゆるすぎず固まりすぎずほど良い粘度となるので、程よいトロミ及びコクがでて、かつ、唐辛子以外にごま油、酢、砂糖、ごま、ニンニク、化学調味料及び醤油を含むためにうまみ及びまろやかさがでる。
このように本発明に係る食用たれは、水を加えて薄めておらずとても濃厚であって、程よいトロミがでてコクが堪能できる万能なたれであり、焼き鳥や焼肉、ゆでいか、チジミ、豆腐等の様々な食材のつけたれ等のたれとして使用することができると共に、料理の味付けや隠し味としても使用することができる。特に唐辛子として韓国産のものを用いることによって本場の刺激的な味が楽しめる。また、お湯等で薄めることによって、辛味に弱い子供や女性の人も使用することができるものである。
以上説明したように本発明に係る食用たれは、食用油、酸味料、糖類、ごま、香辛料、化学調味料、中粉等の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなるので、トロミ、コク、うまみ及びまろやかさがでて、例えば、焼き鳥のたれ、焼肉のたれ、ゆでいかのたれ、チジミ(パジョン)のたれ、豆腐のたれ等のいろいろな食材のたれや料理の味付けすなわち調味料、香辛料として最適なものである。
Claims (6)
- 食用油、酸味料、糖類、香辛料、化学調味料、大粉の唐辛子及び中粉の唐辛子の少なくとも一方の唐辛子、小粉の唐辛子及び醤油からなることを特徴とする、食用たれ。
- 前記一方の唐辛子及び小粉の唐辛子は、いずれも韓国産の唐辛子であることを特徴とする、請求項1に記載の食用たれ。
- 前記請求項1又は2の食用たれに、ごまが含まれていることを特徴とする、食用たれ。
- 前記食用油がごま油であり、前記酸味料が食酢であり、前記糖類が砂糖であり、前記ごまが白ごまであり、前記香辛料がニンニクであり、前記化学調味料が味の素 (商品名、味の素社製)、前記一方の唐辛子が韓国大山産の唐辛子であり、前記小粉の唐辛子が韓国チョウショク産の唐辛子であり、前記醤油が濃口醤油であることを特徴とする、請求項3に記載の食用たれ。
- 前記食用油の含有量が4重量%で、前記酸味料の含有量が16重量%で、前記糖類の含有量が10重量%で、前記ごまの含有量が1重量%で、前記香辛料の含有量が5重量%で、前記化学調味料の含有量が1重量%で、前記一方の唐辛子の含有量が2重量%で、前記小粉の唐辛子の含有量が3重量%で、前記醤油の含有量が58重量%であることを特徴とする、請求項3又は4に記載の食用たれ。
- 前記ニンニクが、手ですりおろしたニンニクであることを特徴とする、請求項4又は5に記載の食用たれ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102273615A (zh) * | 2011-06-24 | 2011-12-14 | 湖州丁莲芳食品有限公司 | 一种红油辣椒酱及其制备方法 |
CN102293392A (zh) * | 2011-09-16 | 2011-12-28 | 福建省泉州市安记食品有限公司 | 一种复合型炒饭用调味粉 |
CN103141809A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-06-12 | 李林峰 | 一种复合调味品及其制作方法 |
JP2013123402A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Mitsukan Group Honsha:Kk | 液状調味料 |
JP2016026478A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-02-18 | 日本水産株式会社 | 炭火焼き肉類の製造方法。 |
JP2016135156A (ja) * | 2016-05-02 | 2016-07-28 | 株式会社Mizkan Holdings | 液状調味料 |
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- 2005-05-24 JP JP2005150983A patent/JP2006325443A/ja active Pending
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