JP2006324439A - 撮像素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 微細画素から成る撮像素子において、できるだけ受光効率を高くし、かつ隣接画素間のキャリア移動を防ぎ、効率的な光電変換領域を形成すること。
【解決手段】 マイクロレンズと、入射光を電気信号に変換する光電変換手段と、透明な高屈折率材料で構成され、前記マイクロレンズと前記光電変換手段との間に配置された、前記マイクロレンズからの光を前記光電変換手段に導光する導光手段とをそれぞれ有する複数の画素を1次元または2次元に配した撮像素子であって、前記撮像素子の中心からの距離が離れるに従って、当該中心から離れる方向に前記光電変換手段の中心を前記導光手段の中心からより大きくシフトしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 マイクロレンズと、入射光を電気信号に変換する光電変換手段と、透明な高屈折率材料で構成され、前記マイクロレンズと前記光電変換手段との間に配置された、前記マイクロレンズからの光を前記光電変換手段に導光する導光手段とをそれぞれ有する複数の画素を1次元または2次元に配した撮像素子であって、前記撮像素子の中心からの距離が離れるに従って、当該中心から離れる方向に前記光電変換手段の中心を前記導光手段の中心からより大きくシフトしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は画素を1次元または2次元に配した撮像素子に関する。
従来、光電変換を行い、入射した光量に応じて蓄積された電荷信号を出力する、CCDやCMOS素子に代表される撮像素子を2次元に多数並べて構成したエリアセンサが知られている。近年では、鮮明な画像を記録する為に高画素化が進められ、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなどで用いられるエリアセンサの画素数は数百万画素に及ぶものも登場している。
従来のエリアセンサの一例について、概略構成を図20を参照して説明する。図20(a)において、101はエリアセンサ、102は各CCDまたはCMOS素子であり、2次元に並べた構成となっている。図20(b)はエリアセンサ101を横から見た図であり、116、117は不図示のカメラレンズの射出瞳からエリアセンサ101に入射する光を示している。図20(c)は、図20(a)のエリアセンサ101をA−A’ラインで切断した場合の、エリアセンサ101の中央部分にある画素103の断面図、図20(d)はエリアセンサ101の周辺にある画素104の断面図である。
図20(c)及び(d)において、111は光電変換領域117を含む半導体領域、112は転送部、113は転送部112を覆う絶縁層と遮光層からなる遮光膜、114はフィルタ層、115はマイクロレンズである。
カメラレンズ等によりイメージセンサ101上に結像される光の入射角(90°−θ)は、図20(b)から分かるようにイメージセンサの中心部とイメージセンサの周辺部では異なる。図20(c)に示す画素103はエリアセンサ101の中心部分にあるため、入射光116はほぼ真上から中央部に集光され、光電変換部117に効率良く集光される。
一方、図20(d)に示すように、周辺部の画素104には、入射光118は斜めに入射するため、光電変換部117に光を集光させる為に、光電変換部117の中心130からt1だけ、マイクロレンズ115を中央部側にシフトさせている(例えば、特許文献1参照)。このようにシフトすることにより、入射光118はより効率良く光電変換部117に集光されるが、マイクロレンズ115の曲率により入射光118の一部の光121および122は光電変換部117に集光されず、遮光膜113に当たって光123が散乱する。この散乱量はエリアセンサ101における画素位置に依存し、中心位置から離れるに従って大きくなる。
また、上述したように入射光の集光率が周辺部の画素104において低下することに加え、遮光膜113上で散乱した光123が隣接画素の光電変換部117に届いてノイズとなる問題が発生している。その為、光吸収層などを転送部112上にコーティングし散乱を防ぐことが検討されているが、周辺部の画素104における入射光の光電変換部117への集光率が、中央部にある画素103と比較して下がるという問題を解決するものではない。
また、半導体領域111内での光の吸収に関する問題も発生している。これについて図20(e)の模式図を参照して説明する。
138は画素1の光電変換領域、139は画素2の光電変換領域、134は転送部であって、図20の(c)、(d)に示すように、その表面は遮光膜で覆われているイメージセンサ101の周辺部では、上述したように光の入射角が大きく、画素1に入射する光135により画素1において発生したキャリア136が隣接する画素2の光電変換領域139まで影響を及ぼす可能性が生じてくる。また、光135が隣接する画素2の光電変換領域139に直接影響を及ぼし、キャリア137を発生させる可能性も生じる。この為、隣接画素への影響を低減するために、図20(f)に示すように光電変換領域138と139とを分離する素子分離層140を形成する。この素子分離層140は、隣接画素へキャリアの移動が生じない様に横方向に厚く、かつ電界による効果で素子分離層の端を回って移動しないように、深さ方向に深くする対策がとられているが、素子分離層140を厚くして画素1と2間のキャリアの移動を防げても、本来光電変換を目的としない素子分離層の領域が広くなるため、光電変換領域が狭くなる。よって、光電変換による発生するキャリアが低減されてしまう。つまり、素子分離層を厚くすると拡がった光を有効に利用することが困難となる。
このように、隣接画素への光拡散の問題と、光電変換領域内でのキャリアの拡散の問題は、効率の低下およびノイズの発生などの基本的な問題である。
つまり、撮像素子においては以下のことが性能を向上させる上で非常に重要なポイントであることがわかる。すなわち、
1) 光を効率よく電荷発生領域に集める。
2) 隣の画素との干渉を低減する。
エリアセンサを構成する画素数が少なく、各画素が十分に大きい場合には、想定される入射光に対して十分な光を取り込むことが可能であり、かつ隣の画素への光の入り込みも大きな問題ではなかった。さらに画素間の電気的分離を担う素子分離層も十分大きく形成することが可能であり、隣の画素への電気的な入り込みも問題視されることはなかった。
2) 隣の画素との干渉を低減する。
エリアセンサを構成する画素数が少なく、各画素が十分に大きい場合には、想定される入射光に対して十分な光を取り込むことが可能であり、かつ隣の画素への光の入り込みも大きな問題ではなかった。さらに画素間の電気的分離を担う素子分離層も十分大きく形成することが可能であり、隣の画素への電気的な入り込みも問題視されることはなかった。
しかし、近年では撮像装置の小型化および画素数向上のため、エリアセンサの縮小化および画素の微細化に伴い、隣の画素との距離が短くなったこと、またそのことにより素子分離層の大きさを十分に取ることが困難になったことから、隣の画素への光の入り込みや電気的な入り込みが画像劣化を引き起こすまでになった。
これらの課題に対する対応策として、光電変換領域の上方に形成されている透明膜において、光電変換領域の直上に高屈折率の材料で構成された光導波路を設け、その周囲に低屈折率材料を設けた構成が公知となっている(例えば、特許文献2参照)。光導波路を有する従来の光電変換素子の構成を図21に示す。図21において、211はマイクロレンズ、212はカラーフィルタ、214は可視光の各波長についてほぼ透明な誘電体層、213は可視光の各波長に対して、誘電体層214よりも高屈折率の材料で形成された光導波路、215はデータ転送のための電極、216は素子分離層、219は光電変換領域220を含む半導体層である。
図21に示すように光導波路213を形成することで、光電変換素子に入射する光200の内、本来、光電変換領域220に到達しない光を光導波路213とその周辺の誘電体層214との境界面で全反射させ、光電変換領域220に到達させることができるようになる。その結果、集光率を向上させるとともに、隣の画素への干渉を低減させることができる。さらに、光電変換領域220を光導波路213の下部に設定することで素子分離層216を十分に確保することができ、隣の画素への電気的な入り込みも低減することが可能であった。
しかしながら、更なるエリアセンサの縮小化および画素の微細化に伴い、光導波路を用いても素子分離層と光電変換領域が干渉し、それらの大きさを十分に確保することが困難になってきている。このことが原因となって、光導波路を用いた構造においても電気的な入り込みによる画像劣化が引き起こされている。
隣接する画素間における電気的な入り込みを低減させるためには、上述した図21に示すように、素子分離層216を大きくすることが最も有効ではあるが、十分な素子分離層216を確保しようとすると、互いの領域が干渉してしまうような非常に小さな固体撮像素子においては、素子分離層216を厚くした分だけ光電変換領域220の大きさを小さくする必要が生じ、受光量が減少してしまう。逆に光電変換領220域を大きくすると素子分離層216が薄くなり、隣の画素への電気的な入り込みが増加してしまう。つまり、光導波路を用いた固体撮像素子においては光電変換領域の幅と素子分離層の幅はトレードオフの関係になっている。
また、従来の撮像素子では、CCD、CMOSなど、撮像素子の種類を問わず、光電変換領域は全ての画素において同様な幅、深さで形成することが一般的であった。しかしながら、エリアセンサのように光の入射角度が画素位置によって異なるにもかかわらず、すべての画素で一様な光電変換領域を形成した場合、中心素子と周辺素子においては、光の取り込み効率が変化してしまう。この結果、画素によってはほとんど光が到達しない領域に電荷発生領域を形成することになる場合があり、画像劣化を引き起こしている。
受光量をできるだけ落とすことなく、かつ素子分離層をできるだけ厚くするためには各画素にあった効率的な電荷発生領域を形成することが重要である。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、微細画素から成る撮像素子において、できるだけ受光効率を高くし、かつ隣接画素間のキャリア移動を防ぎ、効率的な光電変換領域を形成することを目的とする。
上記目的を達成するために、マイクロレンズと、入射光を電気信号に変換する光電変換手段と、透明な高屈折率材料で構成され、前記マイクロレンズと前記光電変換手段との間に配置された、前記マイクロレンズからの光を前記光電変換手段に導光する導光手段とをそれぞれ有する複数の画素を1次元または2次元に配した本発明の撮像素子は、前記撮像素子の中心からの距離が離れるに従って、当該中心から離れる方向に前記光電変換手段の中心を前記導光手段の中心からより大きくシフトしたことを特徴とする。
本発明によれば、微細画素から成る撮像素子において、できるだけ受光効率を高くし、かつ隣接画素間のキャリア移動を防ぎ、効率的な光電変換領域を形成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における撮像素子の構成を示す断面図である。
図1(a)は3画素分の撮像素子の概略構成を示す断面図であり、大きく分けて、光学部分1と半導体で構成されている光電変換部分2とからなっており、画素を2次元に多数並べることによりエリアセンサが構成される。図1(b)及び図1(c)は、1画素分の撮像素子の構成を示し、図1(b)はエリアセンサの中央部にある画素、また、図1(c)はエリアセンサの端部にある画素を示している。同図において、11はマイクロレンズ、12はカラーフィルタ、14は可視光の各波長についてほぼ透明で、例えば屈折率1.45程度の誘電体層、13は可視光の各波長に対して、誘電体層14よりも高屈折率の材料で形成された光導波路で、屈折率は例えば1.9程度である。屈折率の低い誘電体層14としては、例えばSiO2を用いることができ、屈折率の高い光導波路13としては、例えば窒化シリコン(SiN)を用いることができる。
15はデータ転送のための電極、16は素子分離層、19は光電変換領域20を含む半導体層である。光電変換領域20としては、例えばSi基板にイオン注入をすることによって形成されたn型領域を用いることができる。
なお、マイクロレンズ11の幅は単位画素幅程度であり、各光導波路13に効率的に光を導く効果がある。マイクロレンズ11の好ましい条件の1つとして、中心画素以外においてはマイクロレンズ11に入射した光束をできるだけ効率よく光導波路に導くことができるように中心画素方向に偏心していることがあげられ、その偏心量は各画素と中心画素との距離によって決めることが好ましい(特許文献1参照)。
図20(b)を参照して上述したように、図1(b)に示す中央部にある画素では、光束18の入射角は0°であり、ほぼ真上から垂直にマイクロレンズ11に光が入射するため、効率よく光電変換領域20に集光することができる。
一方、図1(c)に示すエリアセンサの端部にある画素では、光束30は傾いて入射する。ここでは光束30の入射角として20°を想定しており、より多くの光を光導波路13に導くために、マイクロレンズ11がエリアセンサの中央寄りに構成されている。傾いて入射した光束30は、その一部は直接、また別の一部は光導波路13と誘電体層14との境界で反射して、光電変換領域20が形成されている半導体層19の中央部に集光される。この結果、光導波路13が無い構成であれば、誘電体層14に広がって無駄になっていた光が、光導波路13と誘電体層14との境界で反射されるために集光率が改善すると共に、光導波路13が無い構成に比べてノイズの原因となる光の散乱も低減することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態におけるエリアセンサについて説明する。
以下、本発明の第1の実施形態におけるエリアセンサについて説明する。
図1(c)に示すエリアセンサの周辺部にある画素における、光学部分1と光電変換部分2との境界における光導波路13の面の大きさ及び光電変換領域20の面の大きさと、光の入射角、及び光電変換領域20への入射効率との関係について、図2を参照して説明する。なお、以下の説明で「光導波路13の大きさ(幅)」は光学部分1と光電変換部分2との境界における光導波路13の面の大きさ(幅)のことを指し、「光電変換領域20の大きさ(幅)」は光学部分1と光電変換部分2との境界における光電変換領域20の面の大きさ(幅)のことを指す。
図2において、入射角は、図1(c)の画素に入射する光の入射角を示し、入射効率は、マイクロレンズ11に入射した光の内、光電変換領域20に到達した光の割合を示す。図2における各グラフは、光電変換領域20の大きさ(本第1の実施形態では形状がほぼ円形なので直径)と光導波路13の大きさ(本第1の実施形態では形状がほぼ円形なので直径)との差を示したもので、1μm〜−0.2μmについて0.2μm刻みにシミュレーションした結果を示している。
図2から分かるように、光電変換領域20の大きさが光導波路13よりも狭い場合(図2の例ではー0.2μm)は、入射角25°付近で入射効率が急減に低下している。これは、入射角25°では、入射光束30のうち、光学部分1と光電変換部分2との境界面において入射光が傾いて入ってくる為、光導波路13の周辺部に集まる光が多くなる。、よって、光導波路の周辺部の光は光電変換領域20に入射せず、素子分離層16側に逃げてしまうことがその理由として考えられる。
しかし、図2から分かるように、光導波路13の大きさに対する光電変換領域20の大きさを徐々に広げていくと、入射角25°における入射効率は急減に改善される。光電変換領域20を光導波路13より1.0μm程度大きく設定すれば、ほぼ最大入射効率で入射光を光電変換領域20に導くことができる。また、許容受光光量を最大光量の95%以上と設定すれば、光電変換領域20の大きさを光導波路13よりも0.6μmだけ広げるだけでよいことがわかる。この入射効率の改善は、図1(c)に示す画素において、光電変換領域20が光導波路13よりも小さい場合に素子分離層16へ入射してしまっていた光が、光電変換領域20を広げることで光電変換領域20に入射するようになることによる。
また、入射角が25°より大きくなると、直接光電変換領域20に入射せずに光導波路13と誘電体層14との境界で反射されて、光電変換領域20のより中央部に入射する光が増えるため、約30°くらいまでは入射効率が上昇する。入射角がそれより大きくなるに従って、マイクロレンズ11による集光率が下がる事となる。、この原因は、入射光が傾く為、レンズから光導波路13へ入る光が減ったり、光導波路13と誘電体層14の境界での全反射条件が崩れ13と14の界面を突き抜けてしまう場合もあり、高角度領域では、入射効率が低下する。
このように、光導波路13を形成して光束を効率良く光電変換領域20に導くと共に、画素に入射する入射光の主光線を考慮し、光電変換領域20を設計することにより、光電変換領域20の入射効率を上げることができる。
次に、本第1の実施形態のエリアセンサにおける光導波路13と光電変換領域20との位置関係について図3を参照して説明する。図3は、図1(a)における光学部分1と光電変換部分2との境界面における光導波路13と光電変換領域20の形状及び位置関係を示す概念図である。
図3において、40はエリアセンサ、41はエリアセンサ40の中心にある画素、42及び43はエリアセンサ40の周辺部にある画素である。なお、説明の簡略化のために、図3では横7画素、縦5画素の合計35画素のみを図示しているが、実際には上述したように数百万画素から構成され、各画素は非常に微細である。また、図3の13及び20はそれぞれ、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の大きさ、形状及び位置関係を示している。
図20(b)を参照して上述したように、不図示のカメラレンズなどから入射する光の入射角は、イメージセンサ40の位置によって異なり、中心から離れるほど入射角は大きくなる。従って、図3に示すように、中心からの位置に応じて、光が傾斜している方向と反対方向に光電変換領域20の形成位置を光導波路13に対してシフトすることより、イメージセンサ40上の画素位置に関わらず、効率がよく、かつ隣接画素への影響の少ない構成を実現することができる。
つまり、図2において説明い用いた光電変換領域20と光導波路13の大きさの差は、一様に両サイドに広げることを仮定しているが、図1(c)に示すような入射角で光が入射する場合、中心から離れる方向にある素子分離層16の領域に多くの光が入射し、吸収されるが、中心方向にある素子分離層16に入射する光はほとんど無いので、光が入射する方向と逆方向、すなわち、中心から離れる方向に外側に光電変換領域を広げると、より多くの入射光を受光することが可能となる。図6(a)、(b)を用いて光の入射角と図2の関係を説明する。図6(a)は図2の25°付近の入射角での現象を示す。光が入射してきた方向とは逆の光電変換領域20と光導波路13が接する境界に達し、最も大きく光が広がる。よって、25°が最も光電変換領域20の幅の影響を受ける。一方、30°付近で入射した場合は光が光導波路13で反射し、反射した光が光電変換領域20に入射する。それ以上の角度では、光導波路13での反射の低下などで、光電変換領域の20の幅の影響は低下する。
最大光量を得ようとする場合には、光が入射方向とは反対側に拡がる25°付近および、光導波路で反射し入射方向側に広がる30°付近の光電変換領域の広がりを制御すればよいことが分かる。
光の入射角25°の場合において、最大光量を実現するには、光の入射する方向と逆方向に0.5μm、最大光量の95%の改善を目指すのであれば片側に0.3μm、光電変換領域20を光導波路13より広げればよい。
また、光の入射角30°付近では、ほぼ最大光量を取り込もうとする場合は光導波路13の幅より光電変換領域20の幅を0.6μm程度大きくすればよく、最大光量の95%程度を目指すのであれば0.2μm程度広げればよい。つまり、中心から離れる方向への光電変換領域20の広がりだけを考えると、最大光量で0.3μm、最大光量の95%で0.1μmだけ広げればよいこととなる。
なお、上記検討において光導波路13の幅は数μm以下、本シミュレーションでは1.2μm程度であり、これに対して光電変換領域20の幅を、広がりが大きい方に0.3μm、反対側に0.2μmとして形成することにより、ほぼ最大光量の95%の光を受光できることが分かる。通常のCCD、CMOSセンサにおける画素ピッチが約2.3μmであることから、0.5μm程度の素子分離層を形成することは可能となり、素子分離に優れた構成を実現することができる。従来の構成では、光をガイドする光導波路構成が無いため光の広がりが大きく、光の広がりに対応して光電変換領域を大きく取ることが必要であった。よって、素子分離層を大きくとることができずキャリアの干渉が発生していた。今回の様に、光導波路を設けかつCMOS光センサーの面内位置に対して、光導波路13と光電変換領域20の相対位置を変えることにより光の有効な取り込みが可能となる。さらに、素子分離層を従来よりも厚く形成することが可能となり、キャリアの拡散を制限する構成を実現することができた。今後、CMOS光センサーの高密度化により、素子サイズはさらに小さくなることが予想され、有効的な素子分離層を形成する為には、光導波路と光電変換領域の関係はより重要となってくると考えられる。
尚、素子分離層を通過する少数キャリアの拡散は距離に対して指数関数的に低下することから、この領域での0.1μmの差が素子特性に大きく影響してくる。
中央部画素における光電変換領域は、中央部に入射する光はの主光線の角度は0°であり、0°を中心に多少広がってくる。よって、光電変換領域は光導波路に対して、偏りなく一様に0.25μm広げればよい。一方、中心から離れて設定されている画素に関しては、光電変換領域を対角方向にシフトする。そのシフトの仕方としては、例えば、図10の様に中央部、中間部、最外郭部の3つの領域に分け、中央部は一様に0.25μmの広がりで、中間部は入射方向とは反対側に0.25μm、入射方向には0.2μm、とし、最外郭部では先に示した様に、入射方向とは反対側に0.3μm、反対側には0.2μmとする。ここでは領域毎にシフト量を定義したが、素子毎に換えてもよい。
以上説明した構成を有するCCDおよびCMOSセンサを用いて、光取り込み効率の良いエリアセンサを実現することが可能となる。なお、上記第1の実施形態ではエリアセンサについて説明したが、例えば図3に示す画素42を含む行のような光導波路13と光電変換領域20の大きさ及び位置関係を有するラインセンサを構成することも勿論可能である。ラインセンサはFAXやスキャナなどにおける画像の読み取り、エリアセンサはデジタルカメラ、ビデオカメラや、データ通信の受光などにも利用することができる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状がほぼ円形である場合について説明したが、本発明は円形に限るものではなく、例えば正方形であってもよい。
上記第1の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状がほぼ円形である場合について説明したが、本発明は円形に限るものではなく、例えば正方形であってもよい。
その場合は図4に示すように、エリアセンサ50の中心画素60では光導波路13と光電変換領域20の中心が略一致するようにし、画素の位置がエリアセンサの中心から離れるに従って、光が傾斜している方向と反対側に光電変換領域20の形成位置を光導波路13に対してシフトする。
なお、本第2の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状が正方形である場合について説明したが、正方形以外の正多角形であっても良いことはいうまでもない。
<第3の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態においては、光電変換領域20の形状が円形または正多角形である場合について説明したが、それ以外の形状であっても良い。図5はその一例を示す図であり、1画素における光導波路13と光電変換領域20の形状及び位置関係を示している。
上記第1及び第2の実施形態においては、光電変換領域20の形状が円形または正多角形である場合について説明したが、それ以外の形状であっても良い。図5はその一例を示す図であり、1画素における光導波路13と光電変換領域20の形状及び位置関係を示している。
本第3の実施形態においては、図5に示すように光導波路13に対して、光電変換領域20の片方の領域が広いことが重要で、広い側がエリアセンサの中心画素よりも遠い側であればよい。なお、図5(a)及び(b)の画素は、図3のエリアセンサ40における周辺画素42の位置に相当する画素を想定したものである。また、図5(c)は、光導波路13及び光電変換領域20が四角形状の場合の一例を示し、図4のエリアセンサ50における周辺画素61の位置に相当する画素を想定している。
上記のように、本第3の実施形態によれば、エリアセンサの中心では光導波路13と光電変換領域20の中心が略一致するようにし、画素の位置がエリアセンサの中心から離れるに従って、光が傾斜している方向と反対方向に光電変換領域20の形成領域を延ばすことにより、光電変換領域20の入射効率を上げることができる。
<第4の実施形態>
上記第1乃至第3の実施形態では、中心方向にも光電変換領域を広げたが、本第4の実施形態では、中心から離れる方向にだけ光電変換領域を広げる場合について説明する。
上記第1乃至第3の実施形態では、中心方向にも光電変換領域を広げたが、本第4の実施形態では、中心から離れる方向にだけ光電変換領域を広げる場合について説明する。
図1(c)に示す、エリアセンサ端部に位置し、主光線の入射角20°を想定した画素において、図2を参照して上述したように、入射角が25°近辺で入射光が光電変換領域20の周辺部に集まることにより入射効率が一旦下がるが、入射角が25°より大きくなるにつれ、30°近辺までは光導波路13と誘電体層14との境界で反射される光が多くなり、光電変換領域20の周辺部に集まる光の量が少なくなる。図6(a)は図1(c)に示す画素において入射角25°で光が入射するの場合の光路を示す模式図、図6(b)は入射角30°で光が入射するの場合の光路を示す模式図である。図6から分かるように、入射角25°では、中心から離れる方向の光電変換領域20の周辺部に入射光が集まるため、特に撮像装置で用いるレンズにより30゜以上の入射角を考慮しなくても良い場合は、中心方向への光電変換領域20の広がりを考える必要はない。このため、本第4の実施形態では、中心から離れる方向にだけ光電変換領域20を広げる。
本第4の実施形態においては、光導波路13の幅は数μm以下、本シミュレーションでは1.2μm程度であり、これに対して光電変換領域20の幅を、広がりが大きい方に0.5μm、反対側に0.0μmとして形成することにより、ほぼ最大光量の100%の光を受光することができる。CMOS光センサー周期が2.3μmとすると、光電変換領域の幅が約0.5μmとなり、通常のCCD、CMOSセンサーピッチが約3μmであることから、十分な素子分離層を形成することが可能となり素子分離に優れた構成を実現できる。
図7は本第4の実施形態における光学部分1と光電変換部分2との境界面における光導波路13と光電変換領域20の形状及び位置関係を示す概念図であり、図3と同様の構成には同じ参照番号を付し、説明を省略する。図3に示す構成とは、エリアセンサ40の中心にある画素41を除き、光電変換領域20を光導波路13に対して一方向(光の入射方向と逆側、すなわち中心から離れる方向)にのみ拡大し、光が入射する方向と同じ側(すなわち中心方向)へは光電変換領域20を拡大しないところが異なる。基本的には、中心画素41は光電変換領域20の面積と導波路13の面積を同じ大きさにし、各画素に入る主光線の入射角に応じて、広がり量を決定する。
2次元的に配列したエリアセンサでは、中心から離れるほど導波路と光電変換領域の位置関係を改善することが必要であるため、離れるほど中心から遠い方の光電変換領域を広めに取ることにより特性を改善することが可能となる。
<第5の実施形態>
上記第4の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状がほぼ円形である場合について説明したが、本発明は円形に限るものではなく、例えば正方形であってもよい。
上記第4の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状がほぼ円形である場合について説明したが、本発明は円形に限るものではなく、例えば正方形であってもよい。
その場合は図8に示すように、エリアセンサ50の中心画素60では光導波路13と光電変換領域20は同じ大きさとなるようにし、画素の位置がエリアセンサ50の中心から離れるに従って、中心から離れる方向に光電変換領域20をより大きく拡大する。
なお、本第6の実施形態では、光学部分1と光電変換部分2の境界における光導波路13と光電変換領域20の形状が正方形である場合について説明したが、正方形以外の正多角形であっても良いことはいうまでもない。
<第6の実施形態>
上記第4及び第5の実施形態においては、光電変換領域20の形状が円形または正多角形である場合について説明したが、それ以外の形状であっても良い。図8はその一例を示す図であり、1画素における光導波路13と光電変換領域20との関係を示している。
上記第4及び第5の実施形態においては、光電変換領域20の形状が円形または正多角形である場合について説明したが、それ以外の形状であっても良い。図8はその一例を示す図であり、1画素における光導波路13と光電変換領域20との関係を示している。
本第6の実施形態においては、図9に示すように光導波路13に対して、光電変換領域20が片側にのみ広げられていることが重要で、広げられた側がエリアセンサの中心画素よりも遠い側であればよい。なお、図9(a)及び(b)の画素は、図7のエリアセンサ40における周辺画素42の位置に相当する画素を想定したものであり、図9(a)は光電変換領域20を横方向のみに広げたもの、図9(b)は横方向のみでなく上下にも広げたものである。この構成では、光電領域を上下方向に広げる事により上下方向に広がるキャリアを取り入れることが可能となる。図9(c)は、光導波路13及び光電変換領域20が四角形状の場合の一例を示し、図8のエリアセンサ50における周辺画素61の位置に相当する画素を想定している。四角型の光導波路13に対して、光電変換領域20が横方向のみに広げられて形成されている。
<第7の実施形態>
上記第4乃至第6の実施形態では、エリアセンサから各画素までの距離及び位置に応じて徐々に光電変換領域を拡大したが、本第7の実施形態では、エリアセンサの所定領域毎に拡大する量を変える場合について説明する。
上記第4乃至第6の実施形態では、エリアセンサから各画素までの距離及び位置に応じて徐々に光電変換領域を拡大したが、本第7の実施形態では、エリアセンサの所定領域毎に拡大する量を変える場合について説明する。
図10は、本第7の実施形態のエリアセンサにおける所定領域の区分を示す図である。図10において、86はエリアセンサ、90はエリアセンサの中心、87は中心領域である第1領域、88はその周囲にある中間領域である第2領域、89は周辺領域である第3領域である。各領域毎に、光導波路13と光電変換領域20の大きさの関係を一定にするが、光電変換領域20の光導波路13に対する位置は、上述した第4乃至第6の実施形態と同様に、中心90から離れる方向に放射状にシフトする。
図11は、光導波路13と光電変換領域20との位置及び大きさの関係を示す図であり、(a)は第1領域87、(b)は第2領域88、(c)は第3領域89における関係を示す。第1領域87では光導波路13と光電変換s領域20が一致しており、第2領域88では、光導波路13に対して光電変換領域20が少し広がっている。さらに外側の第3領域89では、中心90からの距離が大きいため、光導波路13に対して光電変換領域20が大きく外側に広がっている。
なお、本第7の実施形態では所定領域数を3としたが、本発明はこれに限られるものではなく、領域数を2にしたり、また、4以上にして細かく制御しても良いことは言うまでもない。
<第8の実施形態>
本第8の実施形態では、上記第7の実施形態と同様に、領域毎に光導波路13と光電変換領域20の大きさ及び位置の関係を変えるが、本第8の実施形態では、光電変換領域20を光導波路13に対して均一に広げることが本第7の実施形態と異なる。なお、本第8の実施形態においても、図10に示すように第1領域87〜第3領域89の3つの領域に分けられているものとする。
本第8の実施形態では、上記第7の実施形態と同様に、領域毎に光導波路13と光電変換領域20の大きさ及び位置の関係を変えるが、本第8の実施形態では、光電変換領域20を光導波路13に対して均一に広げることが本第7の実施形態と異なる。なお、本第8の実施形態においても、図10に示すように第1領域87〜第3領域89の3つの領域に分けられているものとする。
図12(a)は、第1領域87内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図であり、図12(b)はその断面図を示す。同様に、図13(a)は第2領域88内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図、図13(b)はその断面図、図14(a)は第3領域89内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図、図14(b)はその断面図である。
次に、本第8の実施形態における光電変換領域20の幅について、シミュレーションにより具体的に数値化して説明する。
このシミュレーションでは、入射光波長を0.65nm、光電変換領域20の深さを5.0μmとして、光電変換領域20において吸収可能な最大光量に対する光の吸収エネルギーの割合の計算を行った。また、光導波路13と誘電体層14は、主光線近傍において十分に全反射するような組み合わせとなっている。つまり、光センサーへの入射する光を全反射させるような組み合わせとなっている。また、本第8の実施形態においては誘電体層14の屈折率を1.46、光導波路13の屈折率を1.89とする。
図15は本第8の実施形態における特定入射光の入射時の光電変換領域20の幅対光の吸収エネルギーを示すグラフであり、図15(a)は中心画素、図15(b)は端部画素のグラフである。
図15(a)から分かるように、中心画素では、例えば95%以上の十分な吸収エネルギーを達成するためには光導波路13の幅に対して光電変換領域20を片側0.3μm広くし、端部画素では、図15(b)から分かるように例えば95%以上の十分な吸収エネルギーを達成するためには光導波路13の幅に対して光電変換領域20を片側0.6μm広げることが条件であることが明らかである。
ここでは、中心画素と端部画素のシミュレーションを示しているが、第2領域88の画素に対しても同様のシミュレーションを行い、光電変換領域20の効率的な広げ幅を求めるようにすればよい。
<第9の実施形態>
上記第7及び第8の実施形態では、光電変換領域20の大きさを広げることにより吸収エネルギーの効率を上げる方法について説明したが、本第9の実施形態では、画素の位置によって光導波路13と光電変換領域20の大きさを変えずに、位置をシフトする場合について説明する。なお、本第9の実施形態においても、図10に示すように第1領域87〜第3領域89の3つの領域に分けられているものとする。
上記第7及び第8の実施形態では、光電変換領域20の大きさを広げることにより吸収エネルギーの効率を上げる方法について説明したが、本第9の実施形態では、画素の位置によって光導波路13と光電変換領域20の大きさを変えずに、位置をシフトする場合について説明する。なお、本第9の実施形態においても、図10に示すように第1領域87〜第3領域89の3つの領域に分けられているものとする。
図16(a)は、第1領域87内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図であり、図16(b)はその断面図を示す。同様に、図17(a)は第2領域88内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図、図17(b)はその断面図、図18(a)は第3領域89内の一画素における光導波路13と光電変換領域20の関係を示す図、図18(b)はその断面図である。
次に、本第9の実施形態における光電変換領域20のシフト量について、シミュレーションにより具体的に数値化して説明する。
本第9の実施形態においても、入射光波長を0.65nm、光電変換領域20の深さを5.0μmとして、光電変換領域20における光の吸収エネルギーの計算を行った。また、光導波路13と誘電体層14は、主光線において十分全反射するような組み合わせとなっている。本第9の実施形態においては誘電体層14の屈折率を1.46、光導波路13の屈折率を1.89とする。
図19は本第9の実施形態における特定入射光の入射時の光電変換領域20のシフト量対光の吸収エネルギーを示すグラフであり、図19(a)は中心画素、図19(b)は端部画素のグラフである。
図19(a)から分かるように、中心画素では、シフト量が0μmのときに、また端部画素では、図19(b)から分かるようにシフト量が0.2〜0.3μmの時に、最も広い入射角にわたって吸収エネルギーが高いことが分かる。
ここでは、中心画素と端部画素のシミュレーションを示しているが、第2領域88の画素に対しても同様のシミュレーションを行い、光電変換領域20の効率的なシフト量を求めるようにすればよい。
1 光学部分
2 光電変換部分
11 マイクロレンズ
12 カラーフィルタ
13 光導波路
14 誘電体層
15 電極
16 素子分離層
19 半導体層
20 光電変換領域
2 光電変換部分
11 マイクロレンズ
12 カラーフィルタ
13 光導波路
14 誘電体層
15 電極
16 素子分離層
19 半導体層
20 光電変換領域
Claims (8)
- マイクロレンズと、入射光を電気信号に変換する光電変換手段と、透明な高屈折率材料で構成され、前記マイクロレンズと前記光電変換手段との間に配置された、前記マイクロレンズからの光を前記光電変換手段に導光する導光手段とをそれぞれ有する複数の画素を1次元または2次元に配した撮像素子であって、
前記撮像素子の中心からの距離が離れるに従って、当該中心から離れる方向に前記光電変換手段の中心を前記導光手段の中心からより大きくシフトしたことを特徴とする撮像素子。 - 前記光電変換手段と前記導光手段の境界における前記光電変換手段の大きさを前記導光手段よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
- 前記光電変換手段の大きさを、前記撮像素子の中心からの距離が離れるに従ってより大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の撮像素子。
- 前記光電変換手段の大きさを、前記撮像素子の中心から離れる方向に拡大することを特徴とする請求項3に記載の撮像素子。
- 前記光電変換手段の大きさを、前記撮像素子の中心からの距離に応じて連続的にに拡大することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の撮像素子。
- 前記光電変換手段の大きさを、前記撮像素子の中心からの距離に応じて段階的に拡大することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の撮像素子。
- 前記シフト量を、前記撮像素子の中心からの距離に応じて連続的に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
- 前記シフト量を、前記撮像素子の中心からの距離に応じて段階的に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
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