JP2006323330A - 描画データ取得方法および装置並びに描画方法および装置 - Google Patents

描画データ取得方法および装置並びに描画方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 露光点データに基づいて露光ヘッドにより基板上に露光パターンを露光する際に用いられる露光点データであって、基板の変形などに応じて原画像データから取得される露光点データの取得方法において、その露光点データの取得時間を短縮し、生産効率の向上を図る。
【解決手段】 基板12上の露光ヘッド30のマイクロミラーの仮想的な描画軌跡の情報に対応する、原画像データ上の仮想露光点データ軌跡の情報を複数取得し、その仮想描画点データ軌跡に対応したトレースデータを原画像データからそれぞれ取得して予めテンプレート記憶部56aに記憶し、実際の露光の際の基板12上におけるマイクロミラーの露光軌跡の情報に対応する仮想露光点データ軌跡情報を特定し、その特定された仮想渡航点データ軌跡情報に対応するトレースデータを、実際の露光軌跡情報に対応した露光点データとして取得する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、描画データに基づいて基板上に画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得方法および装置並びにその描画データ取得方法および装置により取得された描画データに基づいて基板上に画像を描画する描画方法および装置に関するものである。
従来、プリント配線板や液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの基板に所定のパターンを記録する装置として、フォトリソグラフの技術を利用した露光装置が種々提案されている。
上記のような露光装置としては、たとえば、フォトレジストが塗布された基板上に光ビームを主走査および副走査方向に走査させるとともに、その光ビームを、露光パターンを表す露光画像データに基づいて変調することにより露光パターンを形成する露光装置が提案されている。
上記のような露光装置として、たとえば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、DMDという)等の空間光変調素子を利用し、露光画像データに応じて空間光変調素子により光ビームを変調して露光を行う露光装置が種々提案されている。
そして、上記のようなDMDを用いた露光装置としては、たとえば、DMDを露光面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、その走査方向への移動に応じてDMDのメモリセルに多数のマイクロミラーに対応した描画データを入力し、DMDのマイクロミラーに対応した描画点群を時系列に順次形成することにより所望の画像を露光面に形成する露光装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
ここで、上記のような露光装置を用いて、たとえば、多層プリント配線板の露光パターンを形成する際には、各層を張り合わせるプレス工程において基板に熱が加えられ、その熱により基板が変形してしまう場合があるため、各層の露光パターンの位置合わせを高精度に行うためには、上記のような基板の変形に応じた露光パターンを各層において形成する必要がある。
また、フラットパネルディスプレイにおいてもカラーフィルタパターンを露光する際、基板に加熱処理が施されるのでその熱によって基板が伸縮し、R、G、Bの各色の記録位置ずれが生じてしまうおそれがあるため、上記のような基板の変形に応じた露光パターンを形成する必要がある。
特開2004−233718号公報
しかしながら、たとえば、同じ露光パターンを多数の基板に形成する場合などにおいて、リアルタイムに基板毎の変形量に応じた露光画像データを生成し、その露光画像データに基づいて露光を行うようにしたのでは、基板の変形量に応じた露光画像データの生成に時間がかかり生産効率の低下を招くおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、上記露光装置のような描画方法および装置に用いられる描画データの取得方法および装置において、上記のような生産効率の低下を招くことなく、基板の変形などに応じた描画データを取得することができる描画データ取得方法および装置並びにその描画データ取得方法および装置を用いて取得した描画データに基づいて基板上に画像を描画する描画方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の描画データ取得方法は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域によって基板上に画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得方法において、基板上の描画面と描画点形成領域との予め設定された位置関係に基づいて画像を表す原画像データから描画データを取得する仮想的な条件であって、互いに異なる上記位置関係に基づく複数の仮想描画データ取得条件を用いて複数の仮想描画データを取得して予め記憶するとともに、仮想描画データ取得条件と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上の描画面と描画点形成領域との実位置関係に基づいて原画像データから描画データを取得するための描画データ取得条件を取得し、その取得した描画データ取得条件に対応する仮想描画データ取得条件を取得し、その取得した仮想描画データ取得条件に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定した仮想描画データを描画データとして取得することを特徴とする。
また、上記本発明の第1の描画データ取得方法においては、予め記憶した仮想描画データに対応する複数の仮想描画データ取得条件の中に描画データ取得条件に対応する仮想描画データ取得条件がない場合には、描画データ取得条件に基づいて原画像データをサンプリングして描画データを取得するようにすることができる。
本発明の第2の描画データ取得方法は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点を基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得方法において、予め設定された基板上における描画点形成領域の仮想的な描画軌跡の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画軌跡情報と画像を表わす原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の仮想描画軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡の情報をそれぞれ取得し、その複数の仮想描画点データ軌跡情報に基づいてその仮想描画点データ軌跡に対応した仮想描画データを原画像データからそれぞれ取得し、その取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、仮想描画点データ軌跡情報と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、その取得した描画軌跡情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画軌跡情報に対応する描画点データ軌跡の情報を取得し、その取得した描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報を取得し、その取得した仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定された仮想描画データを描画データとして取得することを特徴とする。
また、上記本発明の第2の描画データ取得方法は、予め記憶した仮想描画データに対応する複数の仮想描画点データ軌跡情報の中に描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報がない場合には、描画点データ軌跡情報に基づいて原画像データをサンプリングして描画データを取得するようにすることができる。
また、基板上の所定位置に予め設けられた複数の基準マークを検出してその基準マークの位置を示す検出位置情報を取得し、その取得した検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するようにすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡および/または描画点データ軌跡を特定するための数値を所定の量子化ピッチで量子化するようにすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡情報とその仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが記憶された記憶部の記憶領域を示すアドレスとを対応付けたアドレス対応関係を予め設定し、描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報を取得し、その取得した仮想描画点データ軌跡情報に対応する上記アドレスを上記アドレス対応関係に基づいて特定し、その特定されたアドレスに予め記憶された仮想描画データを取得するようにすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡情報としてその仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを示す情報とその仮想描画データにおける描画点データ軌跡情報に対応する範囲を示す情報とを予め設定し、描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報を取得し、その取得した仮想描画点データ軌跡情報における仮想描画データを示す情報に基づいて、複数の仮想描画データの中から仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを特定し、仮想描画点データ軌跡情報における描画点データ軌跡情報に対応する範囲に基づいて、上記特定された仮想描画データのうちの描画点データ軌跡情報に対応する範囲を描画データとして取得するようにすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、その区切られた部分仮想描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似するようにすることができる。
また、描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、その区切られた部分描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似するようにすることができる。
また、原画像データを、部分原画像データを相対的移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、部分画像データと各仮想描画点データ軌跡の一部の部分仮想描画点データ軌跡をそれぞれ対応付けてその複数の部分仮想描画点データ軌跡に対応した部分仮想描画データを部分原画像データからそれぞれ取得し、その取得した複数の部分仮想描画データを予め記憶するとともに、部分仮想描画点データ軌跡の情報と部分仮想描画データとの対応関係を予め設定し、描画点データ軌跡を部分仮想描画点データ軌跡に対応させて複数の部分描画点データ軌跡に区切って部分描画点データ軌跡の情報を取得し、その取得した部分描画点データ軌跡情報に対応する部分仮想描画点データ軌跡情報をそれぞれ特定し、その特定した部分仮想描画点データ軌跡情報に対応する部分仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の部分仮想描画データの中からそれぞれ特定し、その特定した部分仮想描画データを繋ぎ合わせて描画点データ軌跡に対応した描画データを取得するようにすることができる。
また、原画像データを、部分原画像データを相対的移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、原画像データから繰返画像データ部を抽出し、その抽出された繰返画像データ部についてのみ仮想描画データを用いて描画データを取得するようにすることができる。
また、描画点データ軌跡が繰返画像データ部とその繰返画像データ部以外の原画像データとに位置する場合には、仮想描画点データ軌跡情報に例外処理情報と描画点データ軌跡における繰返画像データ部の範囲を指定する情報とを含め、仮想描画点データ軌跡情報における例外処理情報と繰返画像データ部の範囲を指定する情報に基づいて、上記指定された範囲の描画データを取得するようにすることができる。
また、互いに異なる仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが同じである場合にはその仮想描画データを共通化して記憶するようにすることができる。
また、描画点データ軌跡情報および/または仮想描画点データ軌跡情報にピッチ成分を含むようにすることができる。
本発明の第3の描画データ取得方法は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点を所定の描画タイミングで基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得方法において、予め設定された描画タイミングでの描画点形成領域の基板上における仮想的な描画位置情報であって、互いに異なる複数の仮想描画位置情報と画像を表わす原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の仮想描画位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報をそれぞれ取得し、その複数の仮想描画点データ位置情報に基づいてその仮想描画点データ位置に対応した仮想描画データを原画像データからそれぞれ取得し、その取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、仮想描画点データ位置情報と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上における上記描画タイミングでの描画点形成領域の描画位置の情報を取得し、その取得した描画位置情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画位置情報に対応する描画点データ位置の情報を取得し、その取得した描画点データ位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報を取得し、取得した仮想描画点データ位置情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定した仮想描画データを描画データとして取得することを特徴とする。
また、上記本発明の第3の描画データ取得方法においては、予め記憶された仮想描画データに対応する複数の仮想描画点データ位置情報の中に描画点データ位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報がない場合には、描画点データ位置情報に基づいて原画像データから描画データを取得するようにすることができる。
また、上記本発明の第1から第3の描画データ取得方法においては、複数の描画点形成領域を有するものとし、描画点形成領域毎に描画データの取得を行うようにすることができる。
また、描画点形成領域を空間光変調素子によって形成するようにすることができる。
本発明の描画方法は、上記本発明の第1から第3のいずれかの描画データ取得方法を用いて描画データを取得し、その取得した描画データに基づいて基板上に画像を描画することを特徴とする。
本発明の第1の描画データ取得装置は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域によって基板上に画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得装置において、基板上の描画面と描画点形成領域との予め設定された位置関係に基づいて画像を表す原画像データから描画データを取得する仮想的な条件であって、互いに異なる上記位置関係に基づく複数の仮想描画データ取得条件を用いて取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、仮想描画データ取得条件と仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、画像の描画の際の前期基板上の描画面と描画点形成領域との実位置関係に基づいて原画像データから描画データを取得するための描画データ取得条件を取得する描画データ取得条件取得部と、その描画データ取得条件取得部により取得された描画データ取得条件に対応する仮想描画データ取得条件を取得する仮想描画データ取得条件取得部と、仮想描画データ取得条件取得部により取得された仮想描画データ取得条件に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の描画データの中から特定し、その特定した仮想描画データを描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第1の描画データ取得装置においては、描画データ取得部を、予め記憶された仮想描画データに対応する複数の仮想描画データ取得条件の中に描画データ取得条件に対応する仮想描画データ取得条件がない場合には、描画データ取得条件に基づいて原画像データをサンプリングして描画データを取得するものとすることができる。
本発明の第2の描画データ取得装置は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点を基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得装置において、予め設定された基板上における描画点形成領域の仮想的な描画軌跡の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画軌跡情報と画像を表わす原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の仮想描画軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡の情報をそれぞれ取得する仮想描画点データ軌跡情報取得部と、仮想描画点データ軌跡情報に基づいて原画像データからそれぞれ取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、仮想描画点データ軌跡情報と仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、画像の描画の際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得する描画軌跡情報取得部と、描画軌跡情報取得部により取得された描画軌跡情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画軌跡情報に対応する描画点データ軌跡の情報を取得する描画点データ軌跡情報取得部と、描画点データ軌跡情報取得部により取得された描画点データ軌跡に対応する仮想描画点データ軌跡情報を特定する仮想描画点データ軌跡情報特定部と、仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定された仮想描画データを描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第2の描画データ取得装置においては、描画データ取得部を、予め記憶された仮想描画データに対応する複数の仮想描画点データ軌跡情報の中に描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報がない場合には、描画点データ軌跡情報に基づいて原画像データをサンプリングして描画データを取得するものとすることができる。
また、基板上の所定位置に予め設けられた複数の基準マークを検出してその基準マークの位置を示す検出位置情報を取得する位置情報検出手段をさらに備えたものとし、描画軌跡情報取得部を、位置情報検出手段により取得された検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するものとすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡および/または描画点データ軌跡を特定するための数値が所定の量子化ピッチで量子化するようにすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡情報とその仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが記憶された仮想描画データ記憶部の記憶領域を示すアドレスとを対応付けたアドレス対応関係が予め設定されたアドレス対応関係設定部を備えたものとし、描画データ取得部を、仮想描画点データ軌跡情報に対応する上記アドレスを上記アドレス対応関係に基づいて特定し、その特定されたアドレスに予め記憶された仮想描画データを取得するものとすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡情報を、その仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを示す情報とその仮想描画データにおける描画点データ軌跡情報に対応する範囲を示す情報を有するものとし、描画データ取得部を、仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された仮想描画点データ軌跡情報における仮想描画データを示す情報に基づいて、複数の仮想描画データの中から上記特定された仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを特定し、上記特定された仮想描画点データ軌跡情報における描画点データ軌跡情報に対応する範囲に基づいて、上記特定された仮想描画データのうちの描画点データ軌跡情報に対応する範囲を描画データとして取得するものとすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、その区切られた部分仮想描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似するようにすることができる。
また、描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、その区切られた部分描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似するようにすることができる。
また、原画像データを、部分画像データを相対移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、仮想描画データ記憶部を、各仮想描画点データ軌跡の一部の部分仮想描画点データ軌跡に基づいて部分画像データから取得された、部分描画点データ軌跡に対応した部分仮想描画データが予め記憶されたものとし、対応関係設定部を、部分仮想描画点データ軌跡の情報と部分仮想描画データとの対応関係が予め設定されたものとし、描画点データ軌跡情報取得部を、描画点データ軌跡を部分仮想描画点データ軌跡に対応させて複数の部分描画点データ軌跡に区切って部分描画点データ軌跡の情報を取得するものとし、仮想描画点データ軌跡情報特定部を、各部分描画点データ軌跡に対応する部分仮想描画点データ軌跡情報をそれぞれ特定するものとし、描画データ取得部を、仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された部分仮想描画点データ軌跡情報に対応する部分仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の部分仮想描画データの中から特定し、その特定した部分仮想描画データを繋ぎ合わせて描画点データ軌跡に対応した描画データを取得するものとすることができる。
また、原画像データを、部分画像データを相対移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、原画像データから繰返画像データ部を抽出する繰返画像データ部抽出部をさらに備えたものとし、描画データ取得部を、繰返画像データ部についてのみ仮想描画データを用いて描画データを取得するものとすることができる。
また、仮想描画点データ軌跡情報取得部を、描画点データ軌跡が繰返画像データ部とその繰返画像データ部以外の原画像データとに位置する場合には、仮想描画点データ軌跡情報に例外処理情報と描画点データ軌跡における繰返画像データ部の範囲を指定する情報とを含めるものとし、描画データ取得部を、仮想描画点データ軌跡情報における例外処理情報と繰返部分画像データの範囲を指定する情報に基づいて、上記指定された範囲の描画データを取得するものとすることができる。
また、仮想描画データ記憶部を、互いに異なる仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが同じである場合にはその仮想描画データを共通化して記憶するものとすることができる。
また、描画点データ軌跡情報および/または仮想描画点データ軌跡情報にピッチ成分を含むようにすることができる。
本発明の第3の描画データ取装置は、描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点を所定の描画タイミングで基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる描画データを取得する描画データ取得装置において、予め設定された描画タイミングでの基板上における描画点形成領域の仮想的な描画位置の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画位置情報と画像を表わす原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の仮想描画位置情報に対応する仮想描画点データ位置の情報をそれぞれ取得する仮想描画点データ位置情報取得部と、その仮想描画点データ位置情報に基づいて原画像データからそれぞれ取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、仮想描画点データ位置情報と仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、画像の描画の際の基板上における上記描画タイミングでの描画点形成領域の描画位置の情報を取得する描画位置情報取得部と、描画位置情報取得部により取得された描画位置情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画位置情報に対応する描画点データ位置の情報を取得する描画点データ位置情報取得部と、描画点データ位置情報取得部により取得された描画点データ位置に対応する仮想描画点データ位置情報を特定する仮想描画点データ位置情報特定部と、仮想描画点データ位置情報特定部により特定された仮想描画点データ位置情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定された仮想描画データを描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第3の描画データ取得装置においては、描画データ取得部を、予め記憶された仮想描画データに対応する複数の仮想描画点データ位置情報の中に描画点データ位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報がない場合には、描画点データ位置情報に基づいて原画像データをサンプリングして描画データを取得するものとすることができる。
また、上記本発明の第1から第3の描画データ取得装置においては、描画点形成領域を複数有するものとし、描画点形成領域毎に描画データの取得を行うものとすることができる。
また、描画点形成領域を形成する空間光変調素子を備えるようにすることができる。
本発明の描画装置は、上記本発明の第1から第3のいずれかの描画データ取得装置と、描画データ取得装置により取得された描画データに基づいて基板上に画像を描画する描画手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、上記「描画点形成領域」とは、基板上に描画点を形成する領域であれば如何なるものによって形成される領域でもよく、たとえば、DMDのような空間光変調素子の各変調素子によって反射されたビーム光によって形成されるビームスポットでもよいし、光源から発せられたビーム光自体によって形成されるビームスポットでもよいし、もしくはインクジェット方式のプリンタの各ノズルから吐出されたインクが付着する領域としてもよい。
なお、本発明は、描画点形成領域による描画面への個別の描画処理に際し、描画点形成領域と描画面との間の想定される複数の仮想的な位置関係に基づいて予め用意された複数の仮想描画データセットから、描画点形成領域と描画面との間の実際の位置関係に基づいて最適なものを選択する方法/装置であってもよい。この場合、仮想描画データセットは、描画点形成領域に時系列的に与えられるデータの集合であってもよいし、グループ化された複数の描画点形成領域に同時に与えられるデータの集合であってもよい。また、各仮想描画データセットは、1セット毎又は数セット毎に圧縮されていてもよく、この場合、最適な仮想描画データのセットが選択されると、その解凍処理が行われる。
また、本発明は、描画点形成領域による描画面への個別の描画処理の際に選択可能なように、描画点形成領域と描画面との間の想定される複数の仮想的な位置関係に基づいて予め複数の仮想描画データのセットを用意する方法/装置であってもよい。
本発明の第1の描画データ取得方法および装置によれば、互いに異なる複数の仮想描画データ取得条件を用いて複数の仮想描画データを取得して予め記憶するとともに、仮想描画データ取得条件と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上の描画面と描画点形成領域との実位置関係に基づいて原画像データから描画データを取得するための描画データ取得条件を取得し、その取得した描画データ取得条件に対応する仮想描画データ取得条件を取得し、その取得した仮想描画データ取得条件に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定した仮想描画データを描画データとして取得するようにしたので、上記描画データ取得条件に応じた描画データの取得時間を短縮することができ、生産効率の向上を図ることができる。
本発明の第2の描画データ取得方法および装置によれば、互いに異なる複数の仮想描画点データ軌跡情報に基づいてその仮想描画点データ軌跡に対応した仮想描画データを原画像データからそれぞれ取得し、その取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、仮想描画点データ軌跡情報と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、その取得した描画軌跡情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画軌跡情報に対応する描画点データ軌跡の情報を取得し、その取得した描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡情報を取得し、その取得した仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定された仮想描画データを描画データとして取得するようにしたので、上記描画軌跡情報に応じた描画データの取得時間を短縮することができ、生産効率の向上を図ることができる。
本発明の第3の描画データ取得方法および装置によれば、互いに異なる複数の仮想描画点データ位置情報に基づいてその仮想描画点データ位置に対応した仮想描画データを原画像データからそれぞれ取得し、その取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、仮想描画点データ位置情報と仮想描画データとの対応関係を予め設定し、画像の描画の際の基板上における予め設定された描画タイミングでの描画点形成領域の描画位置の情報を取得し、その取得した描画位置情報と原画像データとを対応付けて原画像データ上における描画点形成領域の描画位置情報に対応する描画点データ位置の情報を取得し、その取得した描画点データ位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報を取得し、その取得した仮想描画点データ位置情報に対応する仮想描画データを上記対応関係に基づいて予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、その特定した仮想描画データを描画データとして取得するようにしたので、上記描画位置情報に応じた描画データの取得時間を短縮することができ、生産効率の向上を図ることができる。
本発明の描画方法および装置の効果についても、上記本発明の第1から第3の描画データ取得方法および装置と同様である。
以下、図面を参照して本発明の描画データ取得方法および装置並びに描画方法および装置の第1の実施形態を用いた露光装置について詳細に説明する。図1は、本露光装置の概略構成を示す斜視図である。本露光装置は、所定の露光パターンを露光する装置であって、特に、その露光パターンを露光するために用いられる露光画像データの作成方法に特徴を有するものであるが、まずは、露光装置の概略構成について説明する。
露光装置10は、図1に示すように、基板12を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ14を備えている。そして、4本の脚部16に支持された厚い板状の設置台18の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド20が設置されている。移動ステージ14は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド20によって往復移動可能に支持されている。
設置台18の中央部には、移動ステージ14の移動経路を跨ぐようにコの字状のゲート22が設けられている。コの字状のゲート22の端部の各々は、設置台18の両側面に固定されている。このゲート22を挟んで一方の側にはスキャナ24が設けられ、他方の側には基板12の先端および後端と、基板12に予め設けられている円形状の複数の基準マーク12aの位置とを検知するための複数のカメラ26が設けられている。
ここで、基板12における基準マーク12aは、予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基板12上に形成された、たとえば孔である。なお、孔の他にランドやヴィアやエッチングマークを用いてもよい。また、基板12に形成された所定のパターン、たとえば、露光しようとする層の下層のパターンなどを基準マーク12aとして利用するようにしてもよい。また、図1においては、基準マーク12aを6個しか示していないが実際には多数の基準マーク12aが設けられている。
スキャナ24およびカメラ26はゲート22に各々取り付けられて、移動ステージ14の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ24およびカメラ26は、これらを制御する後述するコントローラに接続されている。
スキャナ24は、図2および図3(B)に示すように、2行5列の略マトリックス状に配列された10個の露光ヘッド30(30A〜30J)を備えている。
各露光ヘッド30の内部には、図4に示すように入射された光ビームを空間変調する空間光変調素子(SLM)であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)36が設けられている。DMD36は、マイクロミラー38が直交する方向に2次元状に多数配列されたものであり、そのマイクロミラー38の列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度θをなすように取り付けられている。したがって、各露光ヘッド30による露光エリア32は、走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。そして、図3(A)に示すように、移動ステージ14の移動に伴い、基板12には露光ヘッド30毎の帯状の露光済み領域34が形成される。なお、各露光ヘッド30に光ビームを入射する光源については図示省略してあるが、たとえば、レーザ光源などを利用することができる。
露光ヘッド30の各々に設けられたDMD36は、マイクロミラー38単位でオン/オフ制御され、基板12には、DMD36のマイクロミラー38に対応したドットパターン(黒/白)が露光される。前述した帯状の露光済み領域34は、図4に示すマイクロミラー38に対応した2次元配列されたドットによって形成される。二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、高解像度化を図ることができる。なお、傾斜角度の調整のバラツキによって、利用しないドットが存在する場合もあり、たとえば、図4では、斜線としたドットは利用しないドットとなり、このドットに対応するDMD36におけるマイクロミラー38は常にオフ状態となる。
また、図3(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域34のそれぞれが、隣接する露光済み領域34と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド30の各々は、その配列方向に所定間隔ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する露光エリア32A、露光エリア32Aの右隣に位置する露光エリア32Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する露光エリア32Bにより露光される。同様に、露光エリア32Bと、露光エリア32Bの右隣に位置する露光エリア32Dとの間の露光できない部分は、露光エリア32Cにより露光される。
次に、露光装置10の電気的構成について説明する。
本露光装置10は、図5に示すように、CAM(Computer Aided Manufacturing)ステーションを有するデータ作成装置40から出力された、露光すべき露光パターンを表わすベクトルデータを受け付け、このベクトルデータに所定の処理を施す画像処理部50と、カメラ26により撮影された基準マーク12aの画像に基づいて基準マーク12aの検出位置情報を取得する検出位置情報取得部51と、検出位置情報取得部51により取得された検出位置情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38の露光軌跡の情報を取得する露光軌跡情報取得部52と、露光軌跡情報取得部52により取得された各マイクロミラー38毎の露光軌跡情報に基づいて露光画像データの座標系における露光点データ軌跡情報を取得する露光点データ軌跡情報取得部53と、露光点データ軌跡情報取得部53により取得された露光点データ軌跡情報に基づいて、後述する露光点データ情報を取得する露光点データ情報取得部54と、露光点データ軌跡情報取得部53により取得された露光点データ軌跡情報に基づいて、後述する配線部データから各マイクロミラー38毎の露光点データをサンプリングするサンプリングデータ取得部55と、露光点データ情報取得部54により取得された露光点データ情報に基づいて、後述する表示部データから各マイクロミラー38毎の露光点データを取得する露光点データ取得部56、露光点データ取得部56により取得された露光点データに基づいて各マイクロミラーに供給される制御信号を生成し、その制御信号を各露光ヘッド30に出力する露光ヘッド制御部58と、本露光装置全体を制御するコントローラ70とを備えている。
また、本露光装置10は、移動ステージ14をステージ移動方向へ移動させる移動機構60を備えている。移動機構60は、移動ステージ14をガイド20に沿って往復移動させるものであれば如何なる既知の構成を採用してもよい。
なお、上記各構成要素の作用については後で詳述する。
次に、本露光装置10の作用について図面を参照しながら説明する。
本露光装置10は、移動ステージ14上に設置された基板12を、ステージ移動方向に移動させ、その移動にともなって順次露光ヘッド制御部58から露光ヘッド30に制御信号を出力し、基板12上に時系列に露光点を形成することによって所望の露光パターンを基板12上に露光するものである。
そして、本露光装置10は、予め露光点データ取得部56に記憶されたテンプレートデータから所定のトレースデータを選択し、その選択されたトレースデータに基づいて各マイクロミラー38毎の露光点データ列を取得し、その取得した露光点データ列に基づいて露光ヘッド制御部58から露光ヘッド30の各マイクロミラー30に制御信号を出力して基板12に露光パターンを露光するものである。
まずは、露光点データ取得部56に予め記憶されるテンプレートデータおよびその作成方法について説明する。
[テンプレートデータの作成方法]
まず、データ作成装置40において、基板12に露光される露光パターンを表すベクトルデータが作成される。なお、本実施形態の説明においては、液晶ディスプレイの露光パターンを表わすベクトルデータが作成される。液晶ディスプレイの露光パターンRは、図6に示すように、(r、g、b)を表示するための3つのTFTからなるLCD画素Pが直交する方向に2次元状に多数配列された表示部と、その表示部に接続される配線からなる配線部とから構成される。なお、図6においては、rを表示するためのTFTをT1、gを表示するためのTFTをT2、bを表示するためのTFTをT3で表し、配線部を実線で表している。データ作成装置40においては、図6に示すような露光パターンRを表すベクトルデータが作成される。
そして、データ作成装置40において作成されたベクトルデータは、画像処理部50に出力される。そして、画像処理部50において、表示部を表わす表示部データと、配線部を表わす配線部データとに分離される。そして、表示部データおよび配線部データは、それぞれラスターデータに変換され、それぞれ一時記憶される。
そして、上記のようにして一時記憶された表示部データについて、テンプレートデータが作成される。なお、本実施形態においては、配線部データについてはテンプレートデータを作成しないが、配線部データから露光点データを取得する方法については後述する。
画像処理部50においては、図7に示すように、表示部データDにおける1つのLCD画素データPDと各マイクロミラー38により露光される基板上の露光点の座標系とが対応付けられ、1つのLCD画素データPD内の所定の始点s(x1,y1)から所定の終点e(x2,y2)までを結んだベクトルV1の延長ベクトルV1t上のLCD画素データが、所定のサンプリングピッチでサンプリングされ、部分露光点データ列が取得される。なお、図7におけるy方向は、マイクロミラー38の基板12に対する走査方向に対応する方向であり、x方向は上記走査方向に直交する方向に対応する方向である。つまり、ベクトルV1は、マイクロミラー38の像が基板12上を通過し得る軌跡の一部を意味する。
ここで、y方向に平行な方向のベクトルで、かつ、y方向について所定の長さL0を有するベクトルを基準ベクトルとし、所定の露光点データ数をN、基準ベクトルのy方向サンプリングピッチをpitch_y0とする。
また、ベクトルV1の始点をs(x1, y1)、終点をe(x2, y2)、露光点データのx方向のサンプリングピッチをpitch_x、y方向のサンプリングピッチをpitch_y、終点eの変動幅をx方向にΔx、y方向にΔyとすると、以下の様な関係になる。
L0 = N × pitch_y0 ・ ・ ・ (1)
Δx = x2 − x1 ・ ・ ・ (2)
Δy = y2 −(y1+L0) ・ ・ ・ (3)
pitch_x = Δx/N ・ ・ ・ (4)
pitch_y = pitch_y0 × (L0+Δy)/L0 ・ ・ ・ (5)
具体的には、例えば、N = 4096、pitch_y0 = 0.75μm等となる。
また、延長ベクトルV1tとは、ベクトルV1の終点e(x2,y2)をベクトルV1の終点側に延長したベクトルであり、以下の関係で表すことができる。
V1t = V1 × ( 1 + k) ・ ・ ・ (6)
ここで、k=(LCD画素データのy方向サイズ+余裕値α)/L0 ・ ・ ・ (7)
とすることが望ましい。
ただし、k>0は必須ではなく、k=0(即ちV1t=V1)とすることも可能である。
そして、具体的には、図7に示すように、1つのLCD画素データ内の1つの始点sに対して、上記基準ベクトルV1が設定され、その基準ベクトルV1の延長ベクトルV1t上におけるLCD画素データPDがサンプリングピッチpitchi_y0でサンプリングされるとともに、上記基準ベクトルV1の始点sと、基準ベクトルの終点eを中心とした所定の変動範囲Wに位置する複数の終点eとをそれぞれ結んだベクトルV1が設定され、その設定された各ベクトルV1の延長ベクトルV1t上におけるLCD画素データPDがサンプリングピッチpitch_x、pitch_yでサンプリングされ、各ベクトルV1t毎にそれぞれ部分露光点データ列が取得される。なお、変動範囲Wのサイズは、基板12の変形の程度に応じて予め設定されているものとする。
そして、1つのLCD画素データPD中における全ての露光点の位置が始点sとされ、それぞれの始点sについて、上記と同様に、所定の変動範囲Wに位置する終点eまでを結んだベクトルV1が設定され、その各ベクトルV1の延長ベクトルV1t毎にそれぞれ部分露光点データ列が取得される。なお、上記のようにして取得された部分露光点データ列を、以下「トレースデータ」という。
そして、1つのLCD画素データPD中の全ての始点sの座標(x1,y1)とその始点sに結ばれた終点eの変動量(Δx,Δy)との組み合わせについて、図8に示すように、トレースデータ番号が付される。なお、上記変動量(Δx,Δy)とは、上述したように、上記基準ベクトルの終点eの位置を基準とした場合における、変動範囲W内の各終点eのx方向およびy方向へのずれ量を示すものである。したがって、上記基準ベクトルの終点eの変動量Δx,変動量Δyはともに0ということになる。
そして、図8に示す対応関係と、表における各トレースデータ番号に対応するトレースデータが、画像処理部50から出力される。そして、図8に示す対応関係は、露光点データ情報取得部54に設定され、各トレースデータは、それぞれ対応するトレースデータ番号と対応付けられてテンプレートデータとしてまとめられ、露光点データ取得部56のテンプレート記憶部56aに記憶される。
なお、上記のようにしてトレースデータを取得する際、たとえば、図9に示すように、マイクロミラー38により露光される露光点の解像度が0.05μmであり、表示部データDの解像度が0.25μmであって上記露光点の解像度よりも大きい場合には、始点sのy方向の位置が同じであって、かつ表示部データにおける1つの表示画素データのx方向の範囲に始点と終点の両方が含まれる複数のベクトルV1が存在する。
そして、この複数のベクトルV1については、そのベクトルV1上の露光点データが同じである。したがって、これらのトレースデータは共通化し、同じトレースデータ番号を付するようにしてもよい。上記のように共通化すれば、トレースデータのデータ量を削減することができ、テンプレート記憶部56aの容量を削減することができる。
なお、図9(B)に示すように、始点が共通でも終点が1つの表示画素データのX方向の範囲に含まれないベクトルV1については、そのベクトルV1上の露光点データが異なるので、別個のトレースデータとして取得する必要がある。なお、上記表示画素データとは、表示部データDの解像度によって決定されるものであり、つまり、表示部データDを構成する最小単位のデータであり、露光パターンRのLCD画素データとは異なるものである。
また、上記のようにして各ベクトルV1について取得されたトレースデータを互いに比較し、全ての露光点データが一致するベクトルV1同士については、そのトレースデータを共通化し、同じトレースデータ番号を付するようにすればよい。
また、上記説明においては、1つのLCD画素データPD中における全ての露光点の位置を始点sとし、それぞれの始点sについてベクトルV1を設定し、その各ベクトルV1の延長ベクトルV1t毎にそれぞれトレースデータを取得するようにしたが、必ずしも全ての露光点の位置を始点sとしなくてもよい。
たとえば、X方向に並ぶ一列の露光点のうちの一部の露光点については始点sとしないようにしてベクトルV1の数を減らすように、つまりトレースデータの容量を減らすようにしてもよい。また、終点eについても、変動範囲Wに位置する露光点の全てを終点eとする必要はなく、変動範囲Wに位置する露光点のうち一部の露光点のみを終点eとすることによってベクトルV1の数を減らすようにしてもよい。
また、終点eはx方向に変動させないようにし、y方向に平行なベクトルV1のみを設定することによってベクトルV1の数を減らすようにしてもよい。
また、ベクトルV1上の露光点データをサンプリングする際のy方向のサンプリングピッチが、たとえば、図10(A)に示すように、0.75μmであり、表示部データにおける1つの表示画素データのy方向の解像度が0.25μmである場合には、0.25μmの範囲おいてベクトルV1の始点sを動かしても各ベクトルV1上の露光点データは全て同じものとなる。
したがって、ベクトルV1の始点sのy方向の位置は、上記表示画素データのy方向の解像度に対応した3つ(0.075μm/0.25μm)のパターンのみを考えればよい(図10(A)〜(C)参照)。よって、y方向については、3つの始点sのみを考慮して各ベクトルV1のトレースデータを取得するようにすればよい。なお、上記サンプリングピッチが上記y方向の解像度の自然数n倍のときは、上記と同様に考えることができ、そのn箇所の位置についてのみベクトルV1の始点sを動かしてそれぞれの位置でのトレースデータを取得するようにすればよい。
また、各ベクトルV1を所定の量子化ピッチで量子化するようにしてもよい。たとえば、各ベクトルV1を特定するための数値である、各ベクトルV1の始点s、終点e、中点の座標値および各ベクトルV1の傾き等を量子化するようにすればよい。
具体的には、入力値(例えば座標値xまたはy)をv、量子化結果をv’ 、量子化ピッチをstpとすると、
v ’ = INT( v / stp ) × stp ・ ・ ・ (8)
または
v ’ = ( INT( v / stp ) + 0.5 ) × stp ・ ・ ・ (9)
とする。
例えば、量子化幅をx方向にstp_x=0.05μm、y方向にstp_y=0.25μmとし、(8)式または(9)式の変数stpに当てればよい。
上記のように量子化することによりベクトルV1の数を減らすことができ、その分ベクトルV1に対応するトレースデータの数を減らすことができ、テンプレート記憶部56aの容量を削減することができる。
また、本実施形態においては、始点sと終点eとを直線で結ぶようにしたが、これに限らず、たとえば、曲線で結んだり、もしくは折れ線で結ぶようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ラスターデータとされた表示部データDからベクトルV1に対応する露光点データを取得するようにしたが、必ずしもラスターデータにする必要はなく、ベクトルデータのままの表示部データからベクトルV1に対応する露光点データを取得するようにしてもよい。具体的には、たとえば、図11に示すように、ベクトルデータで表される露光パターンFの輪郭ベクトルVを取得し、この輪郭ベクトルVとベクトルV1との交点C1、C2を求め、ベクトルV1の始点sから交点C1までの部分ベクトルVp1については0の露光点データを所定のサンプリングピッチで取得し、交点C1から交点C2までの部分ベクトルVp2については1の露光点データを所定のサンプリングピッチで取得し、交点C2から終点eまでの部分ベクトルVp3については0の露光点データを所定のサンプリングピッチで取得し、これらを繋ぎ合わせてベクトルV1に対応するトレースデータを取得するようにしてもよい。なお、各ベクトルV1の設定方法については上記と同様である。
または、交点C1、C2のy座標を、それぞれy方向サンプリングピッチpitch_yで割り、整数化したデータ間の差を用いて、0または1の連続するデータ個数を計算する方法でもデータ列を取得できる。
なお、上記同様、各ベクトルV1の延長ベクトルV1tと輪郭ベクトルVとの交点計算も可能である。この場合、図11の各ベクトルV1の延長方向に延長ベクトルV1tが延び、ベクトルV1の終点eの右側に延長ベクトルV1tの終点e ’点が存在するものとする。
[露光点データ情報の取得]
そして、上記のようにしてテンプレート記憶部56aに記憶されたテンプレートデータは、露光点データ情報取得部54において取得された露光点データ情報に基づいて読み出され、露光ヘッド制御部58に出力されるが、次に、露光点データ情報取得部54における露光点データ情報の取得について説明する。
まず、コントローラ70が移動機構60に制御信号を出力し、移動機構60はその制御信号に応じて移動ステージ14を、図1に示す位置からガイド20に沿って一旦上流側の所定の初期位置まで移動させた後、下流側に向けて所望の速度で移動させる。なお、上記上流側とは、図1における右側、つまりゲート22に対してスキャナ24が設置されている側のことであり、上記下流側とは、図1における左側、つまりゲート22に対してカメラ26が設置されている側のことである。
そして、上記のようにして移動する移動ステージ14上の基板12が複数のカメラ26の下を通過する際、これらのカメラ26により基板12が撮影され、その撮影画像を表す撮影画像データが検出位置情報取得部51に入力される。検出位置情報取得部51は、入力された撮影画像データに基づいて基板12の基準マーク12aの位置を示す検出位置情報を取得する。基準マーク12aの検出位置情報の取得方法については、たとえば、円形状の画像を抽出することにより取得するようにすればよいが、他の如何なる既知の取得方法を採用してもよい。また、上記基準マーク12aの検出位置情報は、具体的には座標値として取得されるが、その座標系は各マイクロミラー38により露光される露光点の座標系と同じである。
そして、上記のようにして取得された基準マーク12aの検出位置情報は、検出位置情報取得部51から露光軌跡情報取得部52に出力される。
そして、露光軌跡情報取得部52において、入力された検出位置情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38毎の露光軌跡の情報が取得される。具体的には、露光軌跡情報取得部52には、各露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38の像が通過する位置を示す通過位置情報が、各マイクロミラー38毎に予め設定されている。上記通過位置情報は、移動ステージ14上の基板12の設置位置に対する、各露光ヘッド30の設置位置によって予め設定されているものであり、複数のベクトルまたは複数点の座標値で表わされるものである。図12に、プレス工程などを経ていない理想的な形状の基板12、つまり、歪などの変形が生じておらず、基準マーク12aが予め設定された基準マーク位置情報12bの示す位置に配置している基板12と、所定のマイクロミラー38の通過位置情報12cとの関係を示す模式図を示す。なお、上記通過位置情報の座標系も、マイクロミラー38により露光される露光点の座標系と同じである。そして、上記通過位置情報12cにおける複数の基準点12e(図12に示す白丸)によって区切られるベクトルV2の長さと、上述した基準ベクトルの長さとは同じ長さに設定されている。
そして、露光軌跡情報取得部52においては、図13に示すように、通過位置情報12cと検出位置情報12dとが対応付けられ、通過位置情報12cにおける各基準点12eについて、検出位置情報12dとの位置関係が求められる。具体的には、たとえば、図14に示すように、基準点12eとその基準点12eを囲む検出位置情報12dとで決定される矩形Sa、Sb、Sc、Sdの面積が求められる。そして、上記のような面積が、各基準点12eについてそれぞれ求められ、露光軌跡情報として露光点データ軌跡情報取得部53に出力される。なお、上記のような露光軌跡情報は、各マイクロミラー38の通過位置情報12c毎に求められ、露光点データ軌跡情報取得部53に出力される。
そして、露光点データ軌跡情報取得部53は、上記のようにして入力された露光軌跡情報に基づいて、その露光軌跡情報に対応する露光点データ軌跡情報を取得する。
具体的には、露光点データ軌跡取得部53には、図15に示すように、露光画像データの座標系における基準マーク12aの位置情報12fが予め設定されており、以下の式(10)を満たすようなトレース点12gの座標が、各基準点12eについてそれぞれ求められる。そして、図15に示すように、各トレース点12gを結んだベクトルV3の情報が露光点データ軌跡情報として露光点データ情報取得部54に出力される。
Sa:Sb:Sc:Sd=Ta:Tb:Tc:Td ・ ・ ・ (10)
そして、露光点データ情報取得部54は、入力された各ベクトルV3の情報に基づいて、露光点データ情報を取得する。具体的には、露光点データ情報取得部54は、各ベクトルV3の始点と終点の座標値を取得し、その座標値を、1つのLCD画素データ中の露光点の座標系における座標値に相対変換し、その相対変換された始点と終点の座標値に基づいて終点の変動量(Δx,Δy)を求め、上記相対変換された始点の座標値および終点の変動量(Δx,Δy)と、図8に示す対応関係とに基づいて、各ベクトルV3に対応するトレースデータ番号を求める。
なお、本実施形態においては、上述したように、1つのLCD画素データ中における全ての露光点の位置を始点sとし、その始点sについてベクトルV1を設定してトレースデータを取得するようにしたが、たとえば、始点sのy方向についての位置を、図16に示す斜線部(すなわち、一部分)のみにしてトレースデータの数を削減するようにしてもよい。
そして、上記のようにしてトレースデータの数を削減した場合、たとえば、露光点データ情報取得部54において取得された、相対変換後の始点の座標が、図16に示す位置である場合、相対変換後の始点の座標値と同じ座標値が図8に示す対応関係に存在しないことになる。
上記のような場合には、たとえば、図17に示すように、相対変換された始点P1および終点P2によって表されるベクトルV3を始点P1側に延長し、その延長線上における、図8に示す対応関係に存在する始点P0を求める。そして、その始点P0および上記変動量(Δx,Δy)と、図8に示す対応関係とに基づいて、そのベクトルV3に対応するトレースデータ番号を求める。なお、上記のようにベクトルの延長線上における始点P0を求めて、トレースデータ番号を求めた場合には、トレースデータ番号だけでなく、始点P0に対する始点P1のy方向についてのずれ量が求められ、そのずれ量が読出開始位置として取得される。
露光点データ情報取得部54においては、上記のようにしてトレースデータ番号および読出開始位置が各ベクトルV3について求められ、各ベクトルV3に対応する露光点データ情報として露光点データ取得部56に出力される。なお、相対変換された始点の座標値と図8に示す対応関係の座標値と一致する場合には、読出開始位置は0ということになる。
なお、本実施形態においては、隣接するトレース点12gを直線で結んでベクトルV3としたが、これに限らず、たとえば、隣接するトレース点12gを曲線で結んだり、もしくは折れ線で結んだりしてベクトルV3としてもよい。特に、x方向に隣接する位置情報12fを結ぶ直線とベクトルV3の交点の部分については、折れ線で近似することが望ましい。
また、ベクトルV3およびトレースデータにピッチ成分を持たせておき、ベクトルV3からトレースデータを検索する際に、ピッチ成分を考慮するようにしてもよい。
[露光点データの取得]
次に、上記のようにして露光点データ情報取得部54において取得された各ベクトルV3の露光点データ情報に基づいて、表示部データにおける露光点データを取得する方法を説明する。
まず、露光点データ取得部56には、図18に示すように、各トレースデータがトレースデータ番号1〜nと対応付けられてテンプレート記憶部56aに記憶されている。そして、上記のようにして各ベクトルV3に対応する露光点データ情報が入力されると、その露光点データ情報におけるトレースデータ番号のトレースデータを選択し、その選択したトレースデータにおける露光点データ情報の読出開始位置から露光点データ読み出す。なお、読出開始位置が0の場合は、トレースデータは先頭から読み出され、読出開始位置がm1である場合には、図14に示すようにm1の位置から読み出される。また、露光点データは上記露光点データ数Nだけ読み出すようにすればよい。
また、トレースデータ番号とトレースデータの記憶領域との関係については、たとえば、図19に示すような、トレースデータ番号とそのトレースデータ番号のトレースデータが記憶された記憶領域の先頭アドレスとの対応関係を予め設定しておくようにすればよい。
また、露光点データ情報取得部54に、予め図19に示すような対応関係を設定しておき、各ベクトルV3について求められたトレースデータ番号と図19に示す対応関係とから先頭アドレスを求め、その先頭アドレスと読出開始位置とから読出開始アドレスを求め、その読出開始アドレスを露光点データ取得部56に出力し、露光点データ取得部56が、入力された読出開始アドレスによって示されるアドレスから露光点データを読み出すようにしてもよい。
そして、上記のように各ベクトルV3について、それぞれ露光点データを取得し、これらを繋ぎ合わせることによって1つのマイクロミラー38の露光点データ軌跡に対応した露光点データ列が取得される。
そして、上記と同様にして、各マイクロミラー38毎の通過位置情報と検出位置情報とに基づいて、各マイクロミラー38毎の表示部データ上における露光点データ軌跡情報が求められ、その各マイクロミラー38毎の露光点データ軌跡情報に基づいて、トレースデータ番号と読出開始位置とからなる露光点データ情報が求められ、その各マイクロミラー38毎の露光点データ情報に基づいてトレースデータが読み出されて各マイクロミラー38毎の露光点データ列が取得される。
なお、トレースデータを作成する際、ベクトルV1を所定のピッチで量子化した場合には、その量子化に合わせて各ベクトルV3を量子化するようにしてもよい。量子化の方法については、ベクトルV1の量子化の方法と同様である。上記のように各ベクトルV3を量子化することにより、ベクトルV3に対応するトレースデータをより高速に取得することができる。
たとえば、各ベクトルV3の始点s、終点e、中点の座標値および各ベクトルV3の傾き等を量子化するようにすればよい。
具体的には、例えば、量子化幅をx方向にstp_x=0.05μm、y方向にstp_y=0.25μmとし、上記(8)式または(9) 式の該当する変数に適用し、量子化後の値を取得するようにすればよい。
また、上記説明においては、露光点データ情報取得部54において、ベクトルV3に対応するトレースデータ番号が見つかった場合における露光点データの取得方法について説明したが、たとえば、基板12の歪みの程度が想定されていた範囲よりも大きく、ベクトルV3に対応するトレースデータ番号が存在しない場合がある。そして、上記のような場合にもベクトルV3に対応する露光点データを適切に取得する必要がある。
そこで、たとえば、サンプリングデータ取得部55にも予め表示部データを記憶しておき、上記のようにベクトルV3に対応するトレースデータ番号が見つからない場合には、そのベクトルV3の情報をサンプリングデータ取得部55に出力し、サンプリングデータ取得部55において、表示部データからベクトルV3に対応する露光点データをサンプリングし、そのサンプリングした露光点データを露光点データ取得部56に出力するようにすればよい。そして、露光点データ取得部56において、その他のベクトルV3に対応する露光点データと繋ぎ合わせるようにすればよい。
また、1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡のうち、一部のベクトルV3についてトレースデータ番号が存在し、その一部以外のベクトルV3についてトレースデータ番号が存在しない場合には、トレースデータ番号が存在するベクトルV3についてはトレースデータを読出して露光点データを取得し、トレースデータ番号が存在しないベクトルV3については、上記のようにサンプリングして露光点データを取得し、トレースデータに基づく露光点データとサンプリングによる露光点データとを繋ぎ合わせて1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡に対応する露光点データ列を取得するようにすればよい。
また、図20に示すように、トレースデータに基づく露光点データと0データとから1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡に対応する長さの露光点データ列を生成するとともに、サンプリングデータに基づく露光点データと0データとから1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡に対応する同じ長さの露光点データ列を生成し、これらの論理和を演算することによって1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡に対応する露光点データ列を取得するようにしてもよい。
また、上記説明では、ベクトルV3単位でトレースデータの読出し、またはサンプリングを切り替えるようにしたが、ベクトルV3をさらに分割し、その分割したベクトルV3単位でトレースデータの読出し、またはサンプリングを切り替えるようにしてもよい。
ここまで表示部データからの露光点データの取得について説明したが、次に、配線部データにおける露光点データを取得する方法について説明する。
上述したように、配線部データはラスター変換されて画像処理部50に一時記憶されてある。そして、画像処理部50に一時記憶された配線部データは、サンプリングデータ取得部55に出力される。また、上記のようにして露光点データ軌跡情報取得部53において取得された各マイクロミラー38毎の露光点データ軌跡情報もサンプリングデータ取得部55に出力される。そして、サンプリングデータ取得部55は上記露光点データ軌跡情報の各ベクトルV3と配線部データとを対応付け、各ベクトルV3上の配線部データを所定のサンプリングピッチでサンプリングして露光点データとして読み出す。そして、上記のようにして取得された各マイクロミラー38毎の露光点データ列を露光点データ取得部56に出力する。なお、配線部データにおける表示部データに該当する部分は0データになっているものとする。
そして、露光点データ取得部56において、トレースデータを読み出すことによって取得された、表示部データについての各マイクロミラー38毎の露光点データ列と、サンプリングデータ取得部55において取得された、配線部データについての各マイクロミラー38毎の露光点データ列とが合成されて、液晶ディスプレイの露光パターンRを表す、各マイクロミラー38毎の露光点データ列が生成される。なお、上記合成は、各マイクロミラー38毎の露光点データ軌跡情報について、トレースデータを読み出すことによって取得された露光点データ列とサンプリングデータ取得部55において取得された露光点データ列との論理和を演算することによって行われる。
ここで、露光点データ情報取得部54において露光点データ情報を取得する際、たとえば、図21(A)に示すように、露光点データ軌跡情報のベクトルV3の一部が表示部データ上に位置し、その他の部分が配線部データ上に位置するような場合には、その表示部データ上に位置する範囲を、露光点データ情報としてトレースデータ番号とともに露光点データ情報取得部54から露光点データ取得部56に出力し、露光点データ取得部56において、トレースデータの上記範囲に対応する露光点データを取得するようにすればよい。
たとえば、ベクトルV3の両端が配線部データ上に位置する場合には、図21(B)に示すように、トレースデータにおけるt1〜t2の範囲の露光点データを読み出すようにすればよい。なお、t1〜t2の範囲ではない配線部データ上に位置する部分については0データを付加するようにすればよい。そして、表示部データと配線部データを合成する際には、上記のようにして付加した0データと配線部データをサンプリングすることによって取得された露光点データとの論理和を演算するようにすればよい。
また、上記のように範囲を指定して露光点の読み出しを行う場合には、露光点データ軌跡情報のデータ構造としては、たとえば、図22に示すように、読出開始位置を示すバイト中の特定bitを例外処理フラグ用として利用し、その後続に範囲指定バイトを設けたデータ構造とすればよい。そして、上記のように露光点データ軌跡情報のベクトルV3の一部が配線部データ上に位置するような場合には、例外処理フラグON(例えば1)を立てるようにすればよい。なお、通常処理時には、例外処理フラグOFF(例えば0)とし、後続には範囲指定バイトは存在しない。
そして、露光点データ取得部56において例外処理フラグON(例えば1)が検出された場合には通常処理同様に読出開始位置から読出した後、範囲指定バイトにより指定された範囲のトレースデータを有効とし、その範囲外の露光点データを0とし、例外処理フラグがOFF(例えば0)の場合には、範囲指定バイトは存在せず、上記の通常処理として読出開始位置からトレースデータを読み出すようにすればよい。
また、上記のようにベクトルV3の一部が配線データ部に位置する場合の露光点データの取得方法としては、たとえば、露光点データ情報取得部54にもテンプレートデータを記憶しておき、上記ベクトルV3に対応するトレースデータから表示部データの範囲の露光点データを読み出すとともに、配線部データに位置する部分に0データを付加し、その露光点データの列の先頭に、図20に示すように、例えば例外処理バイト(Mバイトで全bitが1)を付加し、この例外処理バイトの付加された露光点データを露光点データ取得部56に出力するようにしてもよい。
そして、露光点データ取得部56において、上記例外処理バイトを検出した場合には、テンプレート記憶部56aから露光点データを読み出すのではなく、例外処理バイトの後に続くデータを、上記ベクトルV3に対応する露光点データとして取得するようにすればよい。
また、上記説明では、表示部データと配線部データと分離して配線部データをサンプリングデータ取得部55に記憶し、サンプリングデータ取得部55において取得された露光点データ列と露光点データ取得部56において取得された露光点データ列を合成するようにしたが、表示部データと配線部データとを分離しないようにしてもよい。
具体的には、たとえば、露光点データ情報取得部54に、分離前の露光画像データを記憶しておくとともに、表示部データの範囲を示す情報を記憶しておく。そして、露光点データ情報取得部54において、入力された露光点データ軌跡のベクトルV3の一部が配線部データに位置するか否かを、上記表示部データの範囲を示す情報に基づいて判別する。
そして、ベクトルV3の一部が配線部データに位置しないと判別された場合には、上記と同様に、ベクトルV3の露光点データ情報(トレースデータ番号と読出開始位置)を取得し、その露光点データ情報の先頭に、図24(A)に示すように識別フラグ0を付加し、その識別フラグ付露光点データ情報を露光データ取得部56に出力する。
一方、露光点データ情報取得部54において、入力された露光点データ軌跡のベクトルV3の一部が配線部データに位置すると判別された場合には、予め記憶された露光画像データからベクトルV3に対応する部分の露光点データをサンプリングし、そのサンプリングデータの先頭に、図24(B)に示すように識別フラグ1を付加し、その識別フラグ付サンプリングデータを露光点データ取得部56に出力する。なお、このときサンプリングデータはランレングス符号化したものであることが望ましい。
そして、露光点データ取得部56において、識別フラグ0が検出された場合には、その後に続く露光点データ情報を読み込み、その露光点データ情報に基づいて、上記と同様にしてトレースデータを読み出してベクトルV3に対応する露光点データを取得する。
一方、露光点データ取得部56において、識別フラグ1が検出された場合には、その後に続くサンプリングデータを読み込み、ランレングス符号化されている場合には、復号化してベクトルV3に対応する露光点データを取得する。
また、上記説明では、露光点データ情報取得部54において、入力された露光点データ軌跡のベクトルV3の一部が配線部データに位置すると判別された場合には、図24(B)に示すようなデータを露光点データ取得部56に出力するようにしたが、この場合におけるデータ構造としてはこれに限らず、その他のデータ構造を採用してもよい。
たとえば、図25に示すように、ベクトルV3の配線部データに位置する部分に対応するサンプリングデータと、ベクトルV3の表示部データに位置する部分に対応する露光点データ情報とから構成するようにしてもよい。ベクトルV3の配線部データに位置する部分に対応するサンプリングデータについては、上記と同様に、露光点データ情報取得部54に予め記憶された露光画像データから露光点データをサンプリングするようにすればよい。なお、サンプリングデータはランレングス符号化することが望ましい。
そして、露光点データ情報としては、具体的には、図25(B)に示すように、ベクトルV3の表示部データに位置する部分に対応するトレースデータ番号および読出開始位置と読出す露光点データ列の長さ、すなわち露光点データの数を示す長さデータを持たせるようにすればよい。なお、露光点データ情報には、図25(B)に示すように、タイプフラグを設けておき、ベクトルV3の一部が配線部データに位置しない場合には、タイプフラグを0とし、ベクトルV3の一部が配線部データに位置する場合には、タイプフラグを1とするようにすればよい。なお、タイプフラグが0の場合は、露光点データ情報にサンプリングデータは付加されず、また、露光点データ情報に長さデータは含まれない。
そして、図25(A)に示すようなデータを露光点データ取得部56に出力し、露光点データ取得部56において、先頭の1のデータを検出して、その後に続くサンプリングデータを取得し、露光点データ情報の先頭に付された0のデータを検出して、その続くトレースデータ番号、タイプフラグおよび読出開始位置を取得し、タイプフラグが1である場合には、さらに後に続く長さデータも取得する。
そして、上記のようにして取得したトレースデータ番号に対応するトレースデータを、上記読出開始位置から長さデータの示す長さ分だけ読み出して、表示部データの部分の露光点データを取得する。そして、さらに、サンプリングデータの先頭の1のデータを検出して、その後に続くサンプリングデータを取得する。
そして、上記のようにして取得されたサンプリングデータとトレースデータとを繋ぎあわせることによって上記ベクトルV3に対応する露光点データを取得することができる。
なお、図示省略したが、図25(A)に示すデータには、サンプリングデータの長さを示す情報も含まれているものとする。
[露光]
次に、上記のようにして取得された各マイクロミラー38毎の露光点データに基づいて基板12上に露光する方法について説明する。
上記のようにして取得された各マイクロミラー38毎の露光点データは露光ヘッド制御部58に出力される。そして、上記出力とともに移動ステージ14が、再び上流側に所望の速度で移動させられる。
そして、基板12の先端がカメラ26により検出されると露光が開始される。具体的には、露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30のDMD36に上記露光点データに基づいた制御信号が出力され、露光ヘッド30は入力された制御信号に基づいてDMD36のマイクロミラーをオン・オフさせて基板12を露光する。
なお、露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30へ制御信号が出力される際には、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に対応した制御信号が、移動ステージ14の移動にともなって順次露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30に出力されるが、このとき、たとえば、図26に示すように、各マイクロミラー38毎に取得されたL個の露光点データ列の各列から、各露光ヘッド30の各位置に応じた露光点データを1つずつ順次読み出して各露光ヘッド30のDMD36に出力するようにしてもよいし、図26に示すように取得された露光点データに90度回転処理もしくは行列を用いた転置変換などを施し、図27に示すように、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に応じたフレームデータ1〜Lを生成し、このフレームデータ1〜Lを各露光ヘッド30に順次出力するようにしてもよい。
そして、移動ステージ14の移動にともなって順次各露光ヘッド30に制御信号が出力されて露光が行われ、基板12の後端がカメラ12により検出されると露光が終了する。
なお、上記説明においては、プレス工程などにおいて変形した基板12に露光する際の露光点データの取得方法について説明したが、変形してない理想的な形状の基板12に露光する際についても、上記と同様の方法を採用して露光点データを取得することができる。たとえば、各マイクロミラー38毎に予め設定された上記通過位置情報に対応する露光点データ軌跡の情報を取得し、その取得した露光点データ軌跡情報に基づいて露光点データ情報を取得し、その露光点データ情報に基づいてトレースデータを読み出すようにすればよい。
また、上記実施形態においては、基板12上における基準マーク12aを検出し、その検出位置情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38の露光軌跡情報を取得するようにしたが、これに限らず、たとえば、移動ステージ14のステージ移動方向と直交する方向へのずれ情報を取得するずれ情報取得手段を設け、そのずれ情報取得手段に取得されたずれ情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38の露光軌跡情報を取得し、その露光軌跡情報に基づいてベクトルV3からなる露光点データ軌跡情報を取得し、各ベクトルV3について、上記と同様にして露光点データを取得するようにしてもよい。なお、上記ずれ情報は、ずれ情報取得手段に予め設定しておけばよい。ずれ情報の計測方法としては、たとえば、ICウェーハ・ステッパー装置などで利用されるレーザ光を用いた測定方法を用いることができる。たとえば、移動ステージ14に、ステージ移動方向に延びる反射面を設けるとともに、その反射面に向けてレーザ光を射出するレーザ光源および上記反射面において反射した反射光を検出する検出部を設け、移動ステージ14の移動にともなって、反射光の位相ずれを順次検出部により検出することによって上記ずれ量を計測することができる。
また、移動ステージ14のヨーイングも考慮して露光軌跡情報を取得するようにしてもよい。
また、基準マーク12aの検出位置情報と上記ずれ情報との両方を考慮して露光軌跡情報を取得するようにしてもよい。
また、基板12の移動の速度変動情報を予め取得する速度変動情報取得手段を設け、速度変動情報取得手段により取得された速度変動情報に基づいて、基板12の移動の速度が遅い基板12上の領域ほど露光点データの密度が大となるように、上記基準ベクトルのサンプリングピッチpitch_y0を小とし、露光点データを取得するようにしてもよい。なお、上記基板12の移動の速度変動情報とは、移動ステージ14の移動機構60の制御精度に応じて発生する移動速度のムラである。
また、上記実施形態では、LCD画素データPDがy方向に繰り返して配置された表示部データの露光点データを、トレースデータを利用して取得する方法を説明したが、露光点データを取得する対象である原画像データは必ずしも表示部データのようなデータ構造でなくてもよい。ただし、その場合には、ベクトルV1の始点sとしては、上記のように1つのLCD画素データPD中における始点sだけでなく、原画像データ全体における露光点の位置を始点sとしてベクトルV1を設定し、そのベクトルV1に対応するトレースデータを取得する必要がある。なお、ベクトルV1の終点eの設定の方法については上記と同様である。そして、ベクトルV3に対応するトレースデータを取得する際には、上記のようにベクトルV3の始点sおよび終点eの座標を相対変換することなく、ベクトルV3の始点sおよび終点eの座標をそのまま利用して、上記と同様にしてトレースデータを取得するようにすればよい。
次に、本発明の第2の実施形態を用いた露光装置について説明する。
本発明の第2の実施形態を用いた露光装置20は、その概略構成は図1に示す第1の実施形態を用いた露光装置と同様である。
そして、露光装置20は、予め記憶するテンプレートデータおよびそのテンプレートデータの作成方法が異なる。具体的には、第1の実施形態を用いた露光装置10においては、マイクロミラー38の像が基板12上を通過し得る軌跡を想定し、その軌跡に応じたトレースデータを取得してテンプレートデータとするようにしたが、第2の実施形態を用いた露光装置20においては、DMD36における所定のマイクロミラーの列が、基板12上を露光し得る露光点列を想定し、その露光点列に応じたトレースデータを取得してテンプレートデータとする。
露光装置20は、図28に示すように、データ作成装置40から出力された、露光すべき露光パターンを表わす露光画像データに所定の処理を施す画像処理部80と、実際の露光の際の基板12上におけるマイクロミラー38の列の露光点列の位置情報を取得する露光点位置情報取得部82と、露光点位置情報取得部82により取得された露光点位置情報に基づいて、後述する露光点データ情報を取得する露光点データ情報取得部84と、露光点データ情報取得部84により取得された露光点データ情報に基づいて、マイクロミラー列の露光点データ列を取得する露光点データ取得部86とを備えている。
次に、本発明の第2の実施形態の露光装置20の作用について説明する。
以下、露光装置20のテンプレートデータの作成方法について説明する。
まず、図29に点線で示すように、DMD36が所定のマイクロミラー列に仮想的に分割される。そして、画像処理部80において、露光画像データと、マイクロミラー38により基板12上に露光される露光点の座標系とが対応付けられる。そして、上記のようにして分割されたマイクロミラー列のうちの1つのマイクロミラー列38aによって所定のタイミングで順次露光される基板上の露光点列38bが、上記座標系および露光画像データに対応付けられる。なお、このときの露光点列38bの位置は、DMD36が基板12に対して理想的に配置されている場合における露光点列の位置である。また、この露光点列の位置の情報は、予め設定されているものとする。
そして、各露光点列38bの一端の露光点と他端の露光点とを結ぶ基準ベクトルV41〜V4nが設定される。そして、図30に示すように、たとえば、基準ベクトルV41に対して角度変動θの範囲内におけるベクトルV41’が複数設定され、基準ベクトルV41、ベクトルV41’上にある露光点データが、露光画像データからそれぞれサンプリングされ、基準ベクトルV41およびベクトルV41’に対応するトレースデータが取得される。そして、さらに、基準ベクトルV41の始点sの位置を、たとえば、図30の斜線で示す所定の範囲内で動かし、それぞれの始点sの基準ベクトルV41について、上記と同様にベクトルV41’が設定され、上記と同様にして基準ベクトルV41とベクトルV41’に対応するトレースデータが取得される。なお、上記角度変動θおよび上記所定の範囲は、基板12に対するDMDの配置の変動量に応じて適宜設定されるものである。
そして、基準ベクトルV42〜V4n、ベクトルV42’〜V4n’についても、それぞれ上記と同様にしてそれぞれトレースデータが取得される。
そして、基準ベクトルV41〜V4nとベクトルV41’〜V4n’について、それぞれ始点sの位置および基準ベクトルに対する角度の変動量Δθと、トレースデータ番号とが対応付けられ、図31に示すような対応関係が取得され、この対応関係は露光点データ情報取得部84に設定される。
また、基準ベクトルV41〜V4nとベクトルV41’〜V4n’に対応するトレースデータが、上記トレースデータ番号と対応付けられてテンプレートデータとされ、画像処理部80から露光点データ取得部86に出力され、露光点データ取得部86におけるテンプレート記憶部86aに記憶される。
次に、上記のようにして作成されたテンプレートデータを用いてマイクロミラー列38aの露光点データを取得する方法について説明する。
まず、マイクロミラー列38aにより実際に露光される露光点列の基板12上における位置情報が測定される。この位置情報の測定は、たとえば、実際に基板12上に露光画像を露光する際の移動速度と同様の速度で移動ステージ14を移動させるとともに、実際の露光タイミングと同様のタイミングでDMD36におけるマイクロミラー列38aをONさせ、移動ステージ14上に設けられた検出器によってマイクロミラー列38aの光を検出することによって測定することができる。
そして、上記のようにして測定された露光点列の位置情報に基づいて、露光点列の一端の露光点と他端の露光点とを結ぶ検出ベクトルV51〜V5nが取得され、その検出ベクトルV51〜V5nの情報が、露光点位置情報として露光点位置情報取得部82によって取得され、露光点位置情報取得部82は、検出ベクトルV51〜V5nの情報を露光点データ情報取得部84に出力する。
そして、露光点データ情報取得部84において、図31に示す対応関係に基づいて、検出ベクトルV51〜V5nと同じ始点と角度の変動量Δθであるトレースデータ番号がそれぞれ取得され、そのトレースデータ番号が露光点情報として露光点データ取得部86に出力される。
そして、露光点データ取得部86において、検出ベクトルV51〜V5nのそれぞれに対応するトレースデータ番号について、テンプレートデータが参照され、検出ベクトルV51〜V5nに対応するトレースデータがそれぞれ読み出される。
そして、上記のようにして取得された各トレースデータが、マイクロミラー列38aの各露光タイミングにおける露光点データとして取得される。
なお、上記説明においては、マイクロミラー列38aの露光点データを取得する場合について説明したが、その他のマイクロミラー列についても、上記と同様にして露光点データを取得するようにすればよい。
そして、各露光タイミングにおける各マイクロミラー列の露光点データ列を合わせることによって、各露光タイミングにおけるDMD36のフレームデータが取得される。
なお、上記フレームデータに基づいて露光を行う作用については、上記第1の実施形態の露光装置と同様である。
なお、上記説明においては、DMD36を、図29に示すようなマイクロミラー列で分割するようにしたが、その分割の方法は、図29に示す態様に限らず、その他の分割方法でもよい。例えば、DMD36をマイクロミラーの行単位で分割するようにしてもよい。また、DMD36内のマイクロミラーを角形状の領域毎に複数のグループに分け、各グループに対してテンプレートを作成するようにしてもよい。その場合、角形状の領域の例えば頂点のマイクロミラーに対応する基板上の露光点位置を基準にして領域内の各マイクロミラーの露光点位置を想定することによって、テンプレートを作成することができる。
また、図29に示すマイクロミラー列をさらに分割し、その分割マイクロミラーに対応させて分割基準ベクトルを設定し、その分割基準ベクトルについて、上記と同様にしてトレースデータを取得し、テンプレートデータとしてもよい。そして、上記説明においては、測定された露光点列の一端の露光点と他端の露光点とを直線で結ぶ検出ベクトルを取得するようにしたが、一端の露光点と他端の露光点との間を、図32に示すように折れ線で近似して折れ線検出ベクトルV6を取得し、その折れ線検出ベクトルV6の各線分ベクトルV61,V62に対応するトレースデータをそれぞれテンプレートデータから読出し、これらを繋ぐことによってマイクロミラー列に対応する露光点データを取得するようにしてもよい。なお、上記のようにして露光点データを取得する際には、マイクロミラー列の分割方法と、検出ベクトルの折れ線近似とが対応する関係である必要がある。上記のようにして露光点データを取得することによりDMD36の歪みを補正することができる。
また、上記第1の実施形態と同様に、各テンプレートの基準となるマイクロミラーの露光点位置と基準マーク12aの検出位置との相対的な位置関係に基づいて、所望のテンプレートを選択するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、空間光変調素子としてDMDを備えた露光装置について説明したが、このような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子を使用することもできる。
また、上記実施形態では、いわゆるフラッドベッドタイプの露光装置を例に挙げたが、感光材料が巻きつけられるドラムを有する、いわゆるアウタードラムタイプの露光装置としてもよい。
また、上記実施形態の露光対象である基板12は、プリント配線基板だけでなく、フラットパネルディスプレイの基板であってもよい。また、基板12の形状は、シート状のものであっても、長尺状のもの(フレキシブル基板など)であってもよい。
また、本発明における描画方法および装置は、インクジェット方式などのプリンタにおける描画にも適用することができる。たとえば、インクの吐出による描画点を、本発明と同様に形成することができる。つまり、本発明における描画点形成領域を、インクジェット方式のプリンタの各ノズルから吐出されたインクが付着する領域として考えることができる。
また、本発明における描画軌跡情報は、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を用いて描画軌跡情報としてもよいし、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を近似したものを描画軌跡情報としてもよいし、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を予測したものを描画軌跡情報としてもよい。
その他、図8において、トレースデータ番号に対応付ける情報として、変動量ΔxおよびΔyの替わりに、サンプリングピッチpitch_x、およびpitch_yを用いることでもよい。
また、テンプレート化する画像パターンは、繰り返しパターン以外に、離散的に何度も現れる画像であってもよい。
また、テンプレート化する画像パターンは、デジタル的に一致したパターンでなくても、実質上同一のものと近似できるパターンであってもよい。例えば、露光時の誤差の範囲の相違は、無視するようにしてもよい。
また、テンプレート化する繰り返しパターンは、複数種類の画像パターンが繰り返し現れるものであってもよい。この場合、画像パターンの種類毎にテンプレートを作成するようにしてもよいし、画像パターンの並び方に規則性がある場合には、その並び方の種類毎にテンプレート化を行ってもよい。
また、露光対象をLSIとしてもよく、その場合メモリセル等の同一パターンをテンプレート化することもできる。
また、テンプレートを作成する装置と、テンプレートを読み出す装置とを、別体で構成するようにしてもよい。
また、テンプレートは、1つずつ又は数個ずつまとめて圧縮されていてもよい。その場合、描画に使用すべきテンプレートが選択されると、それが解凍され、露光ヘッド側に送られる。
本発明の描画方法および装置の第1および第2の実施形態を用いた露光装置の概略構成を示す斜視図 図1の露光装置のスキャナの構成を示す斜視図 (A)は基板の露光面上に形成される露光済み領域を示す平面図、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す平面図 図1の露光装置の露光ヘッドにおけるDMDを示す図 本発明の第1の実施形態を用いた露光装置の電気的構成を示すブロック図 液晶ディスプレイの露光パターンを示す図 トレースデータの作成方法を説明するための図 ベクトルV1(仮想描画点データ軌跡情報)とトレースデータとの対応関係を示す図 トレースデータの共通化について説明するための図 トレースデータの共通化について説明するための図 ベクトルデータから露光点データを取得する方法を説明するための図 理想的な形状の基板上における基準マークと所定のマイクロミラーの通過位置情報との関係を示す模式図 マイクロミラーの露光軌跡情報の取得方法を説明するための図 マイクロミラーの露光軌跡情報に基づいて露光点データ軌跡情報を取得する方法を説明するための図 マイクロミラーの露光軌跡情報に基づいて露光点データ軌跡情報を取得する方法を説明するための図 ベクトルV1(仮想描画点データ軌跡情報)のその他の設定方法を説明するための図 ベクトルV3(露光点データ軌跡情報)に対応するトレースデータ番号を求めるその他の方法を説明するための図 テンプレートデータを示す図 トレースデータ番号と先頭アドレスとの対応関係を示す図 1つのマイクロミラーの露光点データ軌跡に対応する露光点データ列のその他の取得方法を説明するための図 (A)ベクトルV3の一部が表示部データ上に位置し、その他の部分が配線部データ上に位置する場合を示す図、(B)ベクトルV3が図21(A)に示すような位置にある場合におけるトレースデータの読出方法を説明するための図 読出範囲を指定する場合における露光点データ情報のデータ構造を示す図 ベクトルV3の一部が配線データ部に位置する場合における露光点データのその他の取得方法を説明するための図 ベクトルV3の一部が配線データ部に位置する場合における露光点データのその他の取得方法を説明するための図 ベクトルV3の一部が配線データ部に位置する場合における露光点データのその他の取得方法を説明するための図 各マイクロミラー毎の露光点データ列を示す図 各フレームデータを示す図 本発明の第2の実施形態を用いた露光装置の電気的構成を示すブロック図 マイクロミラー列とそのマイクロミラー列に対応するベクトルV4n(仮想描画点データ位置情報)を示す図 基準ベクトルV41およびベクトルV41’(仮想描画点データ位置情報)に対応するトレースデータを取得する方法を説明するための図 基準ベクトルV41およびベクトルV41’(仮想描画点データ位置情報)とトレースデータとの対応関係を示す図 検出ベクトル(描画位置情報)のその他の取得方法を説明するための図
符号の説明
10 露光装置
12 基板
12a 基準マーク
12b 基準マーク位置情報
12c 通過位置情報
12d 検出位置情報
14 移動ステージ
18 設置台
20 ガイド
22 ゲート
24 スキャナ
26 カメラ
30 露光ヘッド
32 露光エリア
36 DMD
50 画像処理部(仮想描画点データ軌跡情報取得部、繰返画像データ部抽出部)
51 検出位置情報取得部(位置情報検出手段)
52 露光軌跡情報取得部(描画軌跡情報取得部)
53 露光点データ軌跡情報取得部(描画データ取得条件取得部、描画点データ軌
跡情報取得部)
54 露光点データ情報取得部(対応関係設定部、仮想描画データ取得条件取得部
仮想描画点データ軌跡情報特定部)
55 サンプリングデータ取得部
56,86 露光点データ取得部(描画データ取得部)
56a,86a テンプレート記憶部(仮想描画データ記憶部)
80 画像処理部(仮想描画点データ位置情報取得部)
82 露光点位置情報取得部(描画位置情報取得部、描画点データ位置情報取得
部)
84 露光点データ情報取得部(対応関係設定部、仮想描画点データ位置情報特定
部)

Claims (40)

  1. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域によって基板上に画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得方法において、
    前記基板上の描画面と前記描画点形成領域との予め設定された位置関係に基づいて前記画像を表す原画像データから前記描画データを取得する仮想的な条件であって、互いに異なる前記位置関係に基づく複数の仮想描画データ取得条件を用いて複数の仮想描画データを取得して予め記憶するとともに、前記仮想描画データ取得条件と前記仮想描画データとの対応関係を予め設定し、
    前記画像の描画の際の前記基板上の描画面と前記描画点形成領域との実位置関係に基づいて前記原画像データから前記描画データを取得するための描画データ取得条件を取得し、
    該取得した描画データ取得条件に対応する前記仮想描画データ取得条件を取得し、
    該取得した仮想描画データ取得条件に対応する仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、
    該特定した仮想描画データを前記描画データとして取得することを特徴とする描画データ取得方法。
  2. 前記予め記憶した仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画データ取得条件の中に前記描画データ取得条件に対応する前記仮想描画データ取得条件がない場合には、
    前記描画データ取得条件に基づいて前記原画像データをサンプリングして前記描画データを取得することを特徴とする請求項1記載の描画データ取得方法。
  3. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記描画点を前記基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得方法において、
    予め設定された前記基板上における前記描画点形成領域の仮想的な描画軌跡の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画軌跡情報と前記画像を表わす原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記仮想描画軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡の情報をそれぞれ取得し、
    該複数の仮想描画点データ軌跡情報に基づいて該仮想描画点データ軌跡に対応した仮想描画データを前記原画像データからそれぞれ取得し、
    該取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、前記仮想描画点データ軌跡情報と前記仮想描画データとの対応関係を予め設定し、
    前記画像の描画の際の前記基板上における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、
    該取得した描画軌跡情報と前記原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記描画軌跡情報に対応する描画点データ軌跡の情報を取得し、
    該取得した描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報を取得し、該取得した仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、
    該特定された仮想描画データを前記描画データとして取得することを特徴とする描画データ取得方法。
  4. 前記予め記憶した仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画点データ軌跡情報の中に前記描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報がない場合には、
    前記描画点データ軌跡情報に基づいて前記原画像データをサンプリングして前記描画データを取得することを特徴とする請求項3記載の描画データ取得方法。
  5. 前記基板上の所定位置に予め設けられた複数の基準マークを検出して該基準マークの位置を示す検出位置情報を取得し、
    該取得した検出位置情報に基づいて前記描画軌跡情報を取得することを特徴とする請求項3または4記載の描画データ取得方法。
  6. 前記仮想描画点データ軌跡および/または前記描画点データ軌跡を特定するための数値を所定の量子化ピッチで量子化することを特徴とする請求項3から5いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  7. 前記仮想描画点データ軌跡情報と該仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが記憶された記憶部の記憶領域を示すアドレスとを対応付けたアドレス対応関係を予め設定し、
    前記描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報を取得し、
    該取得した仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記アドレスを前記アドレス対応関係に基づいて特定し、
    該特定されたアドレスに予め記憶された前記仮想描画データを取得することを特徴とする請求項3から6いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  8. 前記仮想描画点データ軌跡情報として該仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを示す情報と該仮想描画データにおける前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲を示す情報とを予め設定し、
    前記描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報を取得し、
    該取得した仮想描画点データ軌跡情報における前記仮想描画データを示す情報に基づいて、前記複数の仮想描画データの中から前記仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを特定し、
    前記仮想描画点データ軌跡情報における前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲に基づいて、前記特定された仮想描画データのうちの前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲を前記描画データとして取得することを特徴とする請求項3から7いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  9. 前記仮想描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、該区切られた部分仮想描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似することを特徴とする請求項3から8いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  10. 前記描画点データ軌跡を所定のピッチで区切り、該区切られた部分描画点データ軌跡を直線、曲線または折れ線で近似することを特徴とする請求項3から9いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  11. 前記原画像データを、部分原画像データを前記相対的移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、
    前記部分画像データと前記各仮想描画点データ軌跡の一部の部分仮想描画点データ軌跡をそれぞれ対応付けて該複数の部分仮想描画点データ軌跡に対応した部分仮想描画データを前記部分原画像データからそれぞれ取得し、
    該取得した複数の部分仮想描画データを予め記憶するとともに、前記部分仮想描画点データ軌跡の情報と前記部分仮想描画データとの対応関係を予め設定し、
    前記描画点データ軌跡を前記部分仮想描画点データ軌跡に対応させて複数の部分描画点データ軌跡に区切って部分描画点データ軌跡の情報を取得し、
    該取得した部分描画点データ軌跡情報に対応する前記部分仮想描画点データ軌跡情報をそれぞれ特定し、
    該特定した部分仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記部分仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の部分仮想描画データの中からそれぞれ特定し、
    該特定した部分仮想描画データを繋ぎ合わせて前記描画点データ軌跡に対応した前記描画データを取得することを特徴とする請求項3から10いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  12. 前記原画像データを、部分原画像データを前記相対的移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものとし、
    前記原画像データから前記繰返画像データ部を抽出し、
    該抽出された繰返画像データ部についてのみ前記仮想描画データを用いて前記描画データを取得することを特徴とする請求項3から10いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  13. 前記描画点データ軌跡が前記繰返画像データ部と該繰返画像データ部以外の前記原画像データとに位置する場合には、
    前記仮想描画点データ軌跡情報に例外処理情報と前記描画点データ軌跡における前記繰返画像データ部の範囲を指定する情報とを含め、
    前記仮想描画点データ軌跡情報における例外処理情報と前記繰返画像データ部の範囲を指定する情報に基づいて、前記指定された範囲の描画データを取得することを特徴とする請求項12記載の描画データ取得方法。
  14. 互いに異なる前記仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが全て同じである場合には該仮想描画データを共通化して記憶することを特徴とする請求項3から13いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  15. 前記描画点データ軌跡情報および/または前記仮想描画点データ軌跡情報にピッチ成分が含まれていることを特徴とする請求項3から14いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  16. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記描画点を所定の描画タイミングで前記基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得方法において、
    予め設定された前記描画タイミングでの前記描画点形成領域の前記基板上における仮想的な描画位置情報であって、互いに異なる複数の仮想描画位置情報と前記画像を表わす原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記仮想描画位置情報に対応する仮想描画点データ位置情報をそれぞれ取得し、
    該複数の仮想描画点データ位置情報に基づいて該仮想描画点データ位置に対応した仮想描画データを前記原画像データからそれぞれ取得し、
    該取得した複数の仮想描画データを予め記憶するとともに、前記仮想描画点データ位置情報と前記仮想描画データとの対応関係を予め設定し、
    前記画像の描画の際の前記基板上における前記描画タイミングでの前記描画点形成領域の描画位置の情報を取得し、
    該取得した描画位置情報と前記原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記描画位置情報に対応する描画点データ位置の情報を取得し、
    該取得した描画点データ位置情報に対応する前記仮想描画点データ位置情報を取得し、
    該取得した仮想描画点データ位置情報に対応する前記仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、
    該特定した仮想描画データを前記描画データとして取得することを特徴とする描画データ取得方法。
  17. 前記予め記憶された仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画点データ位置情報の中に前記描画点データ位置情報に対応する前記仮想描画点データ位置情報がない場合には、
    前記描画点データ位置情報に基づいて前記原画像データから前記描画データを取得することを特徴とする請求項16記載の描画データ取得方法。
  18. 複数の前記描画点形成領域によって前記描画を行う際に用いられる前記描画点データを取得する描画データ取得方法であって、
    前記描画点形成領域毎に前記描画データの取得を行うことを特徴とする請求項1から17いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  19. 前記描画点形成領域を空間光変調素子によって形成することを特徴とする請求項1から18いずれか1項記載の描画データ取得方法。
  20. 請求項1から19いずれか1項記載の描画データ取得方法を用いて描画データを取得し、該取得した描画データに基づいて前記基板上に画像を描画することを特徴とする描画方法。
  21. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域によって基板上に画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得装置において、
    前記基板上の描画面と前記描画点形成領域との予め設定された位置関係に基づいて前記画像を表す原画像データから前記描画データを取得する仮想的な条件であって、互いに異なる前記位置関係に基づく複数の仮想描画データ取得条件を用いて取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、
    前記仮想描画データ取得条件と前記仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、
    前記画像の描画の際の前期基板上の描画面と前記描画点形成領域との実位置関係に基づいて前記原画像データから前記描画データを取得するための描画データ取得条件を取得する描画データ取得条件取得部と、
    該描画データ取得条件取得部により取得された描画データ取得条件に対応する前記仮想描画データ取得条件を取得する仮想描画データ取得条件取得部と、
    該仮想描画データ取得条件取得部により取得された仮想描画データ取得条件に対応する仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の描画データの中から特定し、該特定した仮想描画データを前記描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする描画データ取得装置。
  22. 前記描画データ取得部が、前記予め記憶された仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画データ取得条件の中に前記描画データ取得条件に対応する前記仮想描画データ取得条件がない場合には、前記描画データ取得条件に基づいて前記原画像データをサンプリングして前記描画データを取得するものであることを特徴とする請求項21記載の描画データ取得装置。
  23. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記描画点を前記基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得装置において、
    予め設定された前記基板上における前記描画点形成領域の仮想的な描画軌跡の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画軌跡情報と前記画像を表わす原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記仮想描画軌跡情報に対応する仮想描画点データ軌跡の情報をそれぞれ取得する仮想描画点データ軌跡情報取得部と、
    該仮想描画点データ軌跡情報に基づいて前記原画像データからそれぞれ取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、
    前記仮想描画点データ軌跡情報と前記仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、
    前記画像の描画の際の前記基板上における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得する描画軌跡情報取得部と、
    該描画軌跡情報取得部により取得された描画軌跡情報と前記原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記描画軌跡情報に対応する描画点データ軌跡の情報を取得する描画点データ軌跡情報取得部と、
    該描画点データ軌跡情報取得部により取得された描画点データ軌跡に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報を特定する仮想描画点データ軌跡情報特定部と、
    該仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、該特定された仮想描画データを前記描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする描画データ取得装置。
  24. 前記描画データ取得部が、前記予め記憶された仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画点データ軌跡情報の中に前記描画点データ軌跡情報に対応する前記仮想描画点データ軌跡情報がない場合には、前記描画点データ軌跡情報に基づいて前記原画像データをサンプリングして前記描画データを取得するものであることを特徴とする請求項23記載の描画データ取得装置。
  25. 前記基板上の所定位置に予め設けられた複数の基準マークを検出して該基準マークの位置を示す検出位置情報を取得する位置情報検出手段をさらに備え、
    前記描画軌跡情報取得部が、前記位置情報検出手段により取得された検出位置情報に基づいて前記描画軌跡情報を取得するものであることを特徴とする請求項23または24記載の描画データ取得装置。
  26. 前記仮想描画点データ軌跡および/または前記描画点データ軌跡を特定するための数値が所定の量子化ピッチで量子化されたものであることを特徴とする請求項23から25いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  27. 前記仮想描画点データ軌跡情報と該仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが記憶された仮想描画データ記憶部の記憶領域を示すアドレスとを対応付けたアドレス対応関係が予め設定されたアドレス対応関係設定部を備え、
    前記描画データ取得部が、前記仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記アドレスを前記アドレス対応関係に基づいて特定し、該特定されたアドレスに予め記憶された前記仮想描画データを取得するものであることを特徴とする請求項23から26いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  28. 前記仮想描画点データ軌跡情報が、該仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを示す情報と該仮想描画データにおける前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲を示す情報を有し、
    前記描画データ取得部が、前記仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された前記仮想描画点データ軌跡情報における前記仮想描画データを示す情報に基づいて、前記複数の仮想描画データの中から前記特定された仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データを特定し、前記特定された仮想描画点データ軌跡情報における前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲に基づいて、前記特定された仮想描画データのうちの前記描画点データ軌跡情報に対応する範囲の描画データとして取得するものであることを特徴とする請求項23から27いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  29. 前記仮想描画点データ軌跡が所定のピッチで区切られ、該区切られた部分仮想描画点データ軌跡が直線、曲線または折れ線で近似されたものであることを特徴とする請求項23から28いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  30. 前記描画点データ軌跡が所定のピッチで区切られ、該区切られた部分描画点データ軌跡が直線、曲線または折れ線で近似されたものであることを特徴とする請求項23から29いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  31. 前記原画像データが、部分画像データを前記相対移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものであり、
    前記仮想描画データ記憶部が、前記各仮想描画点データ軌跡の一部の部分仮想描画点データ軌跡に基づいて前記部分画像データから取得された、前記部分描画点データ軌跡に対応した部分仮想描画データが予め記憶されたものであり、
    前記対応関係設定部が、前記部分仮想描画点データ軌跡の情報と前記部分仮想描画データとの対応関係が予め設定されたものであり、
    前記描画点データ軌跡情報取得部が、前記描画点データ軌跡を前記部分仮想描画点データ軌跡に対応させて複数の部分描画点データ軌跡に区切って部分描画点データ軌跡の情報を取得するものであり、
    前記仮想描画点データ軌跡情報特定部が、前記各部分描画点データ軌跡に対応する前記部分仮想描画点データ軌跡情報をそれぞれ特定するものであり、
    前記描画データ取得部が、前記仮想描画点データ軌跡情報特定部により特定された部分仮想描画点データ軌跡情報に対応する前記部分仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の部分仮想描画データの中から特定し、該特定した部分仮想描画データを繋ぎ合わせて前記描画点データ軌跡に対応した描画データを取得するものであることを特徴とする請求項23から30いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  32. 前記原画像データが、部分画像データを前記相対移動方向について繰り返し配置した繰返画像データ部を有するものであり、
    前記原画像データから前記繰返画像データ部を抽出する繰返画像データ部抽出部をさらに備え、
    前記描画データ記憶部が、前記繰返画像データ部の画像データ上における前記複数の仮想描画点データ軌跡情報に基づいて取得された前記複数の描画データを予め記憶するものであることを特徴とする請求項23から30いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  33. 前記仮想描画点データ軌跡情報取得部が、前記描画点データ軌跡が前記繰返画像データ部と該繰返画像データ部以外の前記原画像データとに位置する場合には、前記仮想描画点データ軌跡情報に例外処理情報と前記描画点データ軌跡における前記繰返画像データ部の範囲を指定する情報とを含めるものであり、
    前記描画データ取得部が、前記仮想描画点データ軌跡情報における例外処理情報と前記繰返部分画像データの範囲を指定する情報に基づいて、前記指定された範囲の描画データを取得するものであることを特徴とする請求項32記載の描画データ取得装置。
  34. 前記仮想描画データ記憶部が、互いに異なる前記仮想描画点データ軌跡情報に対応する仮想描画データが同じである場合には該仮想描画データを共通化して記憶するものであることを特徴とする請求項23から33いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  35. 前記描画点データ軌跡情報および/または前記仮想描画点データ軌跡情報にピッチ成分が含まれていることを特徴とする請求項23から34いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  36. 描画データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記描画点を所定の描画タイミングで前記基板上に順次形成して画像を描画する際に用いられる前記描画データを取得する描画データ取得装置において、
    予め設定された前記描画タイミングでの前記基板上における前記描画点形成領域の仮想的な描画位置の情報であって、互いに異なる複数の仮想描画位置情報と前記画像を表わす原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記仮想描画位置情報に対応する仮想描画点データ位置の情報をそれぞれ取得する仮想描画点データ位置情報取得部と、
    該仮想描画点データ位置情報に基づいて前記原画像データからそれぞれ取得された複数の仮想描画データが予め記憶された仮想描画データ記憶部と、
    前記仮想描画点データ位置情報と前記仮想描画データとの対応関係が予め設定された対応関係設定部と、
    前記画像の描画の際の前記基板上における前記描画タイミングでの前記描画点形成領域の描画位置の情報を取得する描画位置情報取得部と、
    該描画位置情報取得部により取得された描画位置情報と前記原画像データとを対応付けて前記原画像データ上における前記描画点形成領域の前記描画位置情報に対応する描画点データ位置の情報を取得する描画点データ位置情報取得部と、
    該描画点データ位置情報取得部により取得された描画点データ位置に対応する前記仮想描画点データ位置情報を特定する仮想描画点データ位置情報特定部と、
    該仮想描画点データ位置情報特定部により特定された仮想描画点データ位置情報に対応する前記仮想描画データを前記対応関係に基づいて前記予め記憶された複数の仮想描画データの中から特定し、該特定された仮想描画データを前記描画データとして取得する描画データ取得部とを備えたことを特徴とする描画データ取得装置。
  37. 前記描画データ取得部が、前記予め記憶された仮想描画データに対応する前記複数の仮想描画点データ位置情報の中に前記描画点データ位置情報に対応する前記仮想描画点データ位置情報がない場合には、前記描画点データ位置情報に基づいて前記原画像データをサンプリングして前記描画データを取得するものであることを特徴とする請求項36記載の描画データ取得装置。
  38. 前記描画点形成領域を複数有し、
    前記描画点形成領域毎に前記描画データの取得を行うものであることを特徴とする請求項21から37いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  39. 前記描画点形成領域を形成する空間光変調素子を備えたものであることを特徴とする請求項21から38いずれか1項記載の描画データ取得装置。
  40. 請求項21から39いずれか1項記載の描画データ取得装置と、
    前記描画データ取得装置により取得された描画データに基づいて前記基板上に画像を描画する描画手段とを備えたことを特徴とする描画装置。
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