JP2006323269A - 画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】 遮光袋の一端をカットせずにフィルム包装体を装填してしまった場合でも遮光袋の引き抜き時に装置本体が移動してしまい机から落下するおそれを未然に防止できる画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】 複数のシートフィルムFを遮光袋B内に光密に収容したフィルム包装体Pを装填し装置本体に対しフィルム装填位置及び画像記録位置の2位置間を移動可能なトレー部45を備え、フィルム包装体の装填後に複数のフィルムシートを遮光状態に維持したまま遮光袋を装置本体の外部に引き抜くように構成されたデスクトップで使用可能な画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法である。フィルム包装体の装填後にトレー部を画像記録位置に移動させたときに装置本体から外にでる遮光袋の長さnが70mm以下となるようにフィルム包装体を装填する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フィルム包装体の装填後にフィルムシートを遮光状態に維持したまま遮光袋を装置本体の外部に引き抜くように構成された画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システムに関する。
床から600〜700mm程度の机上に設置されるいわゆるデスクトップ型のプリンタがオフィスで広範に使用されている。このようなプリンタに記録紙を補給するときには、空になった給紙トレーを引き出し、新たな記録紙を装填してから給紙トレーを装置本体内に戻すだけでよい。このように通常のプリンタの場合に記録紙補給が簡単な操作で済むのは、記録紙装填のときに記録紙を遮光状態に保つ必要がないからである。
一方、医療用のイメージャ(画像形成装置)では、感光性のシートフィルムをトレー部に装填するときにシートフィルムを遮光状態に保つ必要がある。特に、明室装填可能にフィルムシートが包装されたフィルム包装体を装填するとき、遮光状態を維持しながら最後に遮光袋を自動または手動でフィルムシート上面から退避させる。手動による場合、遮光袋を装置本体外に引き抜くことが一般的に行われているが、この引き抜きのとき、遮光袋の引き抜き端部の反対側の端部をカットして遮光状態を維持しながら遮光袋の引き抜きトルクを低減させなければならず、また、遮光袋の引き抜き端部の反対側の端部のカット忘れにも対応した構成を考える必要がある。
すなわち、従来のスタンドアロンタイプ(自立型)の画像形成装置では、端部のカット忘れ時にユーザが遮光袋の引き抜き端部を強引に引っ張っても遮光袋を引き抜くことができず、かつ、本体重量が大きいため画像形成装置本体が移動することもないので、ユーザは遮光袋のカット忘れ等の異常発生に容易に気づくことができる。しかし、下記特許文献1に示すような比較的小型のデスクトップ型の画像形成装置の場合には、一端をカットせずに強引に遮光袋を引っ張り続けると、画像形成装置本体が遮光袋の引張方向に移動してしまい、机からの落下や机事態の転倒を招くおそれが生じてしまう。
特開2002−162692号公報
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、遮光袋の一端をカットせずにフィルム包装体を装填してしまった場合でも遮光袋の引き抜き時に装置本体が移動してしまい机から落下するおそれを未然に防止できる画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法は、複数のシートフィルムを遮光袋内に光密に収容したフィルム包装体を装填可能とするとともに装置本体に対しフィルム装填位置と画像記録位置との間を移動可能なトレー部を備え、前記フィルム包装体の装填後に前記複数のフィルムシートを遮光状態に維持したまま前記遮光袋を前記装置本体の外部に引き抜くように構成されたデスクトップで使用可能な画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法であって、前記フィルム包装体の装填後に前記トレー部を前記画像記録位置に移動させたときに前記装置本体から外にでる前記遮光袋の長さが70mm以下となるように前記フィルム包装体を装填することを特徴とする。
この画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法によれば、遮光袋の一端をカットせずにフィルム包装体を装填してしまった場合、装置本体より外にある遮光袋の長さが70mm以下であることで、ユーザが遮光袋の端部を左右の手で掴んで強引に引っ張ろうとしてもうまく掴めずに、引き抜きに必要な力が加わらず、遮光袋を引き抜くことができなくなる。このため、遮光袋の引き抜きが不可能となるので、ユーザは遮光袋の一端のカット忘れ等の異常に気が付くとともに、遮光袋の引き抜き時に装置本体が移動してしまい机からの落下や机自体の転倒のおそれを未然に防止できる。
上記画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法において前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされてから引き抜かれる構成である。この場合、引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされても遮光状態が維持される構成である。
また、前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部にユーザの指を掛ける部分を備えていない平坦形状であることが好ましい。これにより、遮光袋の一端のカット忘れの場合に、遮光袋を一層掴み難くなり、遮光袋を強引に引っ張ることを確実に防止できる。
また、前記画像形成装置は、前記遮光袋を引き抜くための荷重が147N以下となるように前記フィルム包装体を保持することが好ましい。
本発明による画像形成システムは、複数のシートフィルムを遮光袋内に光密に収容したフィルム包装体を装填可能とするとともに装置本体に対しフィルム装填位置と画像記録位置との間を移動可能でかつ装置本体の下部に設けられたトレー部を備え、前記フィルム包装体の装填後に前記複数のフィルムシートを遮光状態に維持したまま前記遮光袋を前記装置本体の外部に引き抜くように構成されたデスクトップで使用可能な画像形成装置を含み、前記フィルム包装体の装填後に前記トレー部を前記画像記録位置に移動させたときに前記装置本体から外にでる前記遮光袋の長さが70mm以下であることを特徴とする。
この画像形成システムによれば、遮光袋の一端をカットせずにフィルム包装体を装填してしまった場合、装置本体より外にある遮光袋の長さが70mm以下であることで、ユーザが遮光袋の端部を左右の手で掴んで強引に引っ張ろうとしても、うまく掴めないので、引き抜きに必要な力が加わらず、遮光袋を引っ張ることができなくなる。このため、遮光袋の引き抜きが不可能となるので、ユーザは遮光袋の一端のカット忘れ等の異常に気が付くとともに、遮光袋の引き抜き時に装置本体が移動してしまい机から落下するおそれを未然に防止できる。
上記画像形成システムにおいて前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされてから引き抜かれる構成である。この場合、引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされても遮光状態が維持される構成である。
また、前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部にユーザの指を掛ける部分を備えていない平坦形状であることが好ましい。これにより、遮光袋の一端のカット忘れの場合に、遮光袋を一層掴み難くなり、遮光袋を強引に引っ張ることが確実にできなくなる。
また、前記遮光袋を引き抜くための荷重が147N以下となるように前記フィルム包装体を保持することが好ましい。
また、前記画像形成装置は、前記遮光袋の引き抜き方向が水平方向よりも上側となるように前記引き抜かれる遮光袋をガイドするガイド部を備えることで、遮光袋の一端のカット忘れの場合に、仮に遮光袋を引っ張ることができたとしても、その引き抜き荷重が上側に加わるので、画像形成装置本体が移動してしまい机から落下するおそれが少なくなる。
なお、上記画像記録位置とは、装置本体内に移動したトレー部の位置であり、その位置でトレー部内のシートフィルムが搬送されて露光部等の画像記録部で画像記録が可能である。
本発明の画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法及び画像形成システムによれば、遮光袋の一端をカットせずにフィルム包装体を装填してしまった場合、遮光袋の引き抜き時に装置本体が移動してしまい机から落下するおそれを未然に防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による熱現像方式の画像形成装置の要部を概略的に示す側面図である。
図1に示すように、本実施の形態の熱現像方式の画像形成装置40は、PET等からなるシート状の支持基体の片面上に熱現像感光材料が塗布されたEC面と、EC面と反対面の支持基体側のBC面とを有するフィルムFを副走査搬送しながら光走査露光部55からのレーザ光LでEC面に潜像を形成し、次に、フィルムFをBC面側から加熱して現像し潜像を可視化し、曲率のある搬送経路を通して装置上方に搬送し排出するものであり、比較的小型の装置筐体40aを備え、机等に設置して使用可能なデスクトップ型に構成されている。
図1の画像形成装置40は、装置筐体40aの底部近傍に設けられ未使用の多数枚のフィルムFを収納するフィルム収納トレー部45と、フィルム収納トレー部45の最上のフィルムFをピックアップして搬送するピックアップローラ46と、ピックアップローラ46からのフィルムFを搬送する搬送ローラ対47と、搬送ローラ対47からのフィルムFをガイドし搬送方向をほぼ反転させて搬送するように曲面状に構成された曲面ガイド48と、曲面ガイド48からのフィルムFを副走査搬送するための搬送ローラ対49a,49bと、搬送ローラ対49aと49bとの間でフィルムFに画像データに基づいてレーザ光Lを光走査して露光することによりEC面に潜像を形成する光走査露光部55と、を備える。
画像形成装置40は、更に、潜像の形成されたフィルムFをBC面側から加熱し所定の熱現像温度まで昇温させる昇温部50と、昇温されたフィルムFを加熱して所定の熱現像温度に保温する保温部53と、加熱されたフィルムFをBC面側から冷却する冷却部54と、冷却部54の出口側に配置されてフィルムFの濃度を測定する濃度計56と、濃度計56からのフィルムFを排出する搬送ローラ対57と、搬送ローラ対57で排出されたフィルムFが載置されるように装置筐体40aの上面に傾斜して設けられたフィルム載置部58と、を備える。
図1のように、画像形成装置40では、装置筐体40aの底部から上方に向けて、フィルム収納トレー部45、基板部59、搬送ローラ対49a,49b・昇温部50・保温部53(上流側)の順に配置されており、フィルム収納トレー部45が最下方にあり、また昇温部50・保温部53との間に基板部59があるので、熱影響を受け難くなっている。
また、副走査搬送の搬送ローラ対49a,49bから昇温部50までの搬送路は比較的短く構成されているので、光走査露光部55によりフィルムFに対し露光が行われながらフィルムFの先端側では昇温部50、保温部53で熱現像加熱が行われる。
昇温部50と保温部53とで加熱部を構成し、フィルムFを熱現像温度まで加熱し熱現像温度に保持する。昇温部50は、フィルムFを上流側で加熱する第1の加熱ゾーン51と、下流側で加熱する第2の加熱ゾーン52と、を有する。
第1の加熱ゾーン51は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された平面状の加熱ガイド51bと、加熱ガイド51bの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる平面状の加熱ヒータ51cと、加熱ガイド51bの固定ガイド面51dにフィルムを押圧可能にフィルム厚さよりも狭い隙間を維持するように配置されかつ表面が金属等に比べ熱絶縁性のあるシリコンゴム等からなる複数の対向ローラ51aと、を有する。
第2の加熱ゾーン52は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された平面状の加熱ガイド52bと、加熱ガイド52bの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる平面状の加熱ヒータ52cと、加熱ガイド52bの固定ガイド面52dにフィルムを押圧可能にフィルム厚さよりも狭い隙間を維持するように配置されかつ表面が金属等に比べ熱絶縁性のあるシリコンゴム等からなる複数の対向ローラ52aと、を有する。
保温部53は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された加熱ガイド53bと、加熱ガイド53bの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる平面状の加熱ヒータ53cと、加熱ガイド53bの表面に構成された固定ガイド面53dに対し所定の隙間(スリット)dを有するように対向して配置された断熱材等からなるガイド部53aと、を有する。保温部53は、昇温部50側が第2の加熱ゾーン52と連続して平面的に構成され、途中から装置上方に向けて所定の曲率で曲面状に構成されている。
昇温部50の第1の加熱ゾーン51では、昇温部50の上流側から搬送ローラ対49a,49bにより搬送されてきたフィルムFが回転駆動された各対向ローラ51aにより固定ガイド面51dに押圧されることでBC面が固定ガイド面51dに密に接触して加熱されながら搬送されるようになっている。
第2の加熱ゾーン52でも同様に、第1の加熱ゾーン51から搬送されてきたフィルムFが回転駆動された各対向ローラ52aにより固定ガイド面52dに押圧されることでBC面が固定ガイド面51dに密に接触して加熱されながら搬送されるようになっている。
なお、昇温部50の第2の加熱ゾーン52と保温部53との間に上方にV字状に開口した凹部を設けるように構成してもよく、昇温部50からの異物が凹部内に落下することにより、昇温部50からの異物が保温部53に持ち込まれることを防止できる。
保温部53では、第2の加熱ゾーン52から搬送されてきたフィルムFが加熱ガイド53bの固定ガイド面53dとガイド部53aとの間の隙間ddにおいて加熱ガイド53bからの熱で加熱(保温)されながら、第2の加熱ゾーン52側の対向ローラ52aの搬送力により隙間ddを通過する。このとき、フィルムFは、隙間ddにおいて水平方向から垂直方向に向きを次第に変えながら搬送され、冷却部54に向かう。
冷却部54では、保温部53からほぼ垂直方向に搬送されてきたフィルムFを金属材料等からなる冷却プレート54bの冷却ガイド面14cに対向ローラ54aにより接触させて冷却しながら、垂直方向から次第に斜め方向にフィルムFの向きをフィルム載置部58に変えて搬送するようになっている。なお、冷却プレート54bをフィン付きのヒートシンク構造とすることで冷却効果を増すことができる。冷却プレート54bの一部をフィン付きのヒートシンク構造にしてもよい。
冷却部54から出た冷却されたフィルムFは濃度計56で濃度測定され、搬送ローラ対57により搬送されてフィルム載置部58へと排出される。フィルム載置部58は複数枚のフィルムFを一時的に載置しておくことができる。
上述のように、図1の画像形成装置40では、フィルムFは、昇温部50及び保温部53においてBC面が加熱状態の固定ガイド面51d、52d、53dに向いており、熱現像感光材料の塗布されたEC面が開放された状態で搬送される。また、冷却部54では、フィルムFは、BC面が冷却ガイド面54cに接触し冷却され、熱現像材料が塗布されたEC面が開放された状態で搬送される。
また、フィルムFは、昇温部50及び保温部53の通過時間が10秒以下となるよう対向ローラ51a、52aにより搬送される。従って、昇温〜保温の加熱時間も10秒以下ということになる。
次に、図1のフィルム収納トレー部45について図2を参照して説明する。図2は図1のフィルム収納トレー部を示す側面図である。
まず、図1,図2のフィルム収納トレー部45に装填可能なフィルム包装体について図3,図4,図8,図9,図10を参照して説明する。図3は図1,図2のフィルム収納トレー部に装填可能なフィルム包装体(図9(c)の両端部a,bが延びた状態で示す)を一部破断して示す斜視図である。図4は図3のフィルム包装体の遮光袋の断面構成を模式的に示す断面図である。図8は図3のフィルム包装体内でフィルムの束を位置決めるための位置決め部材を概略的に示す斜視図である。図9は図3のフィルム包装体の生産工程(a)〜(c)を説明するための概略的な側面図である。図10は包装袋(バリア袋)の従来例を示す平面図である。
フィルム収納トレー部45に装填可能なフィルム包装体Pは、フィルム収納トレー部45に装填可能なフィルム包装体Pは、図3に示すように、シート状フィルムを集積する際の位置決め手段となる位置決め部材D上に、所定のサイズ、例えば半切サイズのシートフィルムを所定枚数(例えば125枚)集積し、位置決め部材D及び位置決め部材D上に集積された束のシートフィルムFを遮光袋(「バリア袋」とも呼称される。)B内へ挿入し、バリア袋Bの図8のような位置決め部材Dのフラップ部D1〜D4(立ち上がり部)の少なくとも1つと対峙する部分を直線状に熱溶着等でシールしシール部cとすることで、バリア袋B内部のフィルムFを光密に維持する。
位置決め部材Dの形状及びフィルム包装体Pの構造は、例えば、特開2002−323736号公報に開示されたものを用いることができる。即ち、位置決め部材Dは、図8のように、矩形状の底板D0の4辺で折り曲げられてフラップ部D1〜D4が形成され、四隅のコーナ部Cが切り欠かれている。
フィルム包装体Pは、図9(a)のようにフィルムFを集積した位置決め部材Dを、図9(b)のように一端部aが予めシールされて閉じられかつ他端部bが開いた遮光袋B内に他端部bから挿入した後、遮光袋Bの内部を脱気しながら、図9(c)のように、他端部bをシール部cで直線状にシールして密閉し、両端部a,bを位置決め部材Dの上端部に沿って内側に折り曲げて包装用テープeで貼り合わせることで、生産することができる。
遮光袋Bは、図4のように、カーボンブラック等の遮光物質92を含むLDPE(低密度ポリエチレン)からなる複数層91a、91b、91cによる多層構造のラミネートフィルムにアルミニウム層93を蒸着等により形成したものであり、アルミニウム層93側が遮光袋Bの外面94となり、LDPE層91c側が内面95となる。
図1,図2のフィルム収納トレー部45は、装置筐体40aに対しフィルム装填位置と画像記録位置との間で移動可能に構成され、図2の画像記録位置から水平方向Hに引き出されて図3のフィルム包装体Pを装填できるようにトレー状に構成されている。
フィルム収納トレー部45が水平方向Hに装置筐体40aから引き出されたフィルム装填位置で、フィルム包装体Pは、遮光袋Bの一端部aが従動回転自在の一対のガイドローラ70の間を通してフィルム収納トレー部45の外部に引き出され、他端部bがフィルム収納トレー部45内に位置するようにして装填される。
図2のように、フィルム包装体Pの装填後、遮光用ローラ75で押し付けた他端部bのシール部cをはさみやカッタ等でカット線dのようにカットし、カットされたシール部cを含む遮光袋Bの残部(図2の破線で示す)を除去してから、フィルム収納トレー部45が水平方向H’に押し込まれる。
フィルム収納トレー部45が図2の左方から水平方向H’に押し込まれると、フィルム収納トレー部45の後端側に立設され上端の一部が切り欠かれたトレーロック部45aが、ロック部材71の先端の一部が切り欠かれたロック部71aと突き合うようにして係合することで、回動方向r(図の反時計回り方向)にばね等の付勢部材で付勢されたロック部材71が回動方向rへの付勢力に抗して回動方向r’(図の時計回り方向)に回動する。フィルム収納トレー部45が更に押し込まれ、トレーロック部45aがロック部材71のロック部71aを通り過ぎると、ロック部材71が付勢力により回動方向rに回動し元の状態に戻り、図2のように、トレーロック部45aとロック部71aが係合することで、フィルム収納トレー部45がロックされる。このようにして、フィルム収納トレー部45が水平方向H’に押し込まれることで、装置筐体40a内の底部40b上にロック状態でセットされる。なお、ロック状態のフィルム収納トレー部45を水平方向Hに引き出すときは、装置筐体40aの内壁に設けたソレノイド72をスイッチ(図示省略)により駆動させて、図2の破線のように、ロック部材71を回動方向rへの付勢力に抗して回動方向r’に回動させることで、ロック部材71のロック部71aとトレーロック部45aとによる係合を解き、ロックを解除する。
次に、図1,図2のフィルム収納トレー部45にフィルム包装体Pを装填し、遮光袋Bを除去し、フィルムFに露光し画像記録が可能になるまでの動作について説明する。
図2の位置からフィルム収納トレー部45を水平方向Hに引き出したフィルム装填位置で、フィルム収納トレー部45にフィルム包装体Pを装填し、遮光袋Bの一端部aを一対のガイドローラ70の間を通してフィルム収納トレー部45の外部に引き出し、他端部bを遮光用ローラ75に挟んだ後、はさみやカッタ等でカット線dに沿ってカットし、カット後の残部を除去してから、フィルム収納トレー部45を水平方向H’に押し込み装置筐体40a内の底部40b上にセットする。
上記セットにより装置筐体40aとフィルム収納トレー部45との間に形成されたスリットgから遮光袋Bの一端部aが装置筐体40aの外部に残る。そして、図2のように装置筐体40aから長さnで延びた遮光袋Bの一端部aをユーザが手で掴んでほぼ水平方向Hに引っ張ることで遮光袋Bを引き抜く。これにより、装置筐体40a内においてフィルム収納トレー部45内のフィルムFが露出する。
以上のようにしてフィルム収納トレー部45に装填されたフィルム包装体Pから遮光袋Bを除去し、フィルム収納トレー部45内で露出した最上のフィルムFを必要に応じて図1のピックアップローラ46や搬送ローラ対47等により搬送し、光走査露光部55からフィルムFにレーザ光Lを光走査して露光することでフィルムFのEC面に潜像を形成し、昇温部50と保温部53でフィルムFを加熱して熱現像する。
上述の動作の内、ユーザが遮光袋Bのシール部cを含む他端部bの部分をカットし忘れてフィルム包装体Pを装填したときの対策のために、上述の遮光袋Bの一端部aを装置筐体40aから延ばしたときの長さn(図2)は、70mm以下であり、50mm以下が好ましく、また、遮光袋Bの一端部aを引き抜くときの引き抜き荷重は約50N以下になるように遮光袋Bの引き抜きのためのガイドローラ70の材質、形状、ガイドローラ70間の隙間等を設定することが好ましい。
即ち、遮光袋Bのシール部cを含む他端部bの部分をカットせずにフィルム包装体Pをフィルム収納トレー部45に装填してしまった場合、遮光袋Bの他端部bにシール部cが残っているので、遮光袋Bを引く抜くと、シール部cがフィルム包装体P内の位置決め部材Dのフラップ部D1に当たり、遮光袋Bとともに位置決め部材D及び位置決め部材D内に集積されたフィルムFの束をも水平方向Hに移動させ、ガイドローラ70に当接すると、この時点以降、遮光袋Bの引抜きに対し急激に抵抗が増加し、正常な引き抜き時の負荷(50N前後)との相違を、手ごたえで感じ取ることとなり、異常発生(バリアカット忘れ)を容易に認識することとなる。
また、装置本体外面40aから外に延びた遮光袋(バリア袋)Bの一端部aの長さnが70mm以下(好ましくは50mm以下)であると、ユーザは遮光袋Bを前述する抵抗増大に抗して、当該部分を左右の手で掴んで、強引に引っ張ろうとしても、うまく掴めないので引っ張れず、手がすべってしまうこととなり、もし前述した異常に気づかなかったときに、装置落下や転倒を誘発するような強大な力を及ぼすことも回避できることとなる。
図9における遮光袋Bの一端部aの長さは、フィルム包装体Pをフィルム収納トレー部45に装填したとき、装置本体外面40aから外にはみ出した長さnが70mm以下となるように決める。この場合、ガイドローラ70から装置本体外面40aまでの距離α(30mm前後)を考慮すると、実際の長さは70mm+αとなる。
また、図1のようなデスクトップ型の比較的小型の画像形成装置では、遮光袋Bの自動引き抜き処理のための自動引き抜き機構は装置全体の大型化につながることから、自動引き抜き処理は好ましくなく、上述のような手動引き抜き処理とならざるを得ないが、この場合、本実施の形態によれば、遮光袋Bの他端部bのカット忘れについての対策を簡単にかつ確実に実現できる。
また、フィルム収納トレー部45が装置筐体40a内にセットされると、図2のように、遮光袋Bの一端部aがガイドローラ70の間を通してスリットgから装置筐体40aの外に残るが、このとき、スリットgの高さ位置が一対のガイドローラ70の中間よりも高くなるので、遮光袋Bの端部のカット忘れの場合に、仮に遮光袋Bを引っ張ることができたとしても、その引き抜き荷重が図2の破線で示す矢印方向tのように斜め上方に加わるので、画像形成装置40が移動してしまい机から落下するおそれが少なくなる。
また、上述のように、図2の位置からフィルム収納トレー部45を水平方向Hに引き出したフィルム装填位置で明室装填を行う場合、フィルム包装体Pの装填後、図9(c)の包装用テープeをはがし、引き抜き側の折り曲げられた一端部aを延ばしガイドローラ70の間に通し、一方、カットされる側の他端部bを図2の破線のように、フィルム包装体Pの幅方向に延びた遮光用ローラ75で押さえ、シール部cの内側のカット線dに沿って直線状にカットする。この遮光用ローラ75により遮光袋Bの他端部bをカット線dでカットしたときにフィルム包装体P内の遮光を確実に保つことができる。
上述の遮光用ローラ75はフィルム収納トレー部45を引き出したときに自動的にフィルム包装体Pの上面に作用するローラ機構に構成してもよい。このローラ機構は、例えば、図5のように、フィルム収納トレー部45に回転可能に支持されたピニオン77と、遮光用ローラ75とピニオン76を連結する連結部材76と、フィルム収納トレー部45の側部に設けられピニオン77と噛み合うラック78と、ラック78に装置筐体40aの奥部に向けて連結された延長部材79とを、備え、遮光用ローラ75はピニオン77の回動に従って回動方向R、R’に回動する。フィルム収納トレー部45が引き出されてフィルム装填位置にあるとき、ラック78とピニオン77が図5の実線の位置で遮光用ローラ75が回動方向Rに回動して遮光袋Bの他端部bを上部から押さえ付けており、図2,図3の遮光袋Bのシール部cを含む他端部bの部分をカットしても、遮光袋Bの内部は遮光されている。
次に、フィルム収納トレー部45を装置筐体40a内に押し込むと、図5の破線のようにラック78の延長部材79の先端79aが装置筐体40aの内面壁40cに当接すると、ラック78が停止し、フィルム収納トレー部45が画像記録位置まで移動する。この動作中にピニオン77がラック78に対し回転しながら図5の破線の位置に移動することで、遮光用ローラ75が連結部材76とともに回動方向R’に回動するので、遮光袋Bの他端部bから離れる。
上述のような図5のラックピニオン機構により、遮光用ローラ75は、フィルム収納トレー部45が引き出されてフィルム装填位置にあるときに遮光袋Bの他端部bを押さえ付けて確実に遮光し、押し込まれて画像記録位置に移ると離れて、遮光袋Bの引き抜きを邪魔しない。
また、ユーザが手で掴む側の遮光袋Bの一端部aには、ユーザが指を掛けることのできる切り欠きや孔等の部分がないことが好ましく、これにより、遮光袋Bの他端部bのカット忘れのとき、ユーザが遮光袋Bの一端部aを一層掴み難くなり、遮光袋Bを無理矢理に引っ張ることが確実にできなくなる。例えば、図10のように上記特開2002−323736号公報に開示されたバリア袋300の一端側に形成された切り欠き孔305は、本発明では好ましくなく、切り欠きや孔等のないフラットな構造が好ましい。
また、画像形成装置40は図2のようにフィルム収納トレー部45が画像記録位置でトレーロック部45aに装置筐体40a側のロック部材71が係合することでフィルム収納トレー部45がロックされるが、トレーロック部45aの耐荷重は、遮光袋引き抜き力が50N前後の設定の場合、2倍前後が好ましく、正常カット時には、遮光袋の引き抜きが正常に行われ、カット忘れ時には、転倒や落下に至る前に、ユーザの遮光袋引き抜き操作に伴い、トレー全体が移動(ロックが開放される)するので、ユーザは異常(バリアカット忘れ)に容易に気づき、装置内部を破損することなく、かつフィルムパッケージを再装填操作することが可能となる。
以下、本発明について実施例を参照して更に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
本実施例では、図1と同様の画像形成装置においてフィルム装填のときの遮光袋の引き抜き操作における画像形成装置の転倒防止を確認した。転倒防止対策として、遮光袋が装置本体の外にはみ出た長さを短くすることで、ユーザは強大な引き抜き力を発揮させるために左右の手でバリア袋を掴むことが困難になることで、装置の落下や机ごとの転倒を誘発することがなくなるようにした。
最初に、遮光袋の端部の長さと引き抜き力との関係を調べた。バリア袋の端部のはみ出した長さを50,70mm(一部,100mm)にし、バリア袋は、図6(a)のようにバリア袋の両端部を摘むモードでハンドリングし、また、6(b)のように端部より中央側を掴むモードでハンドリングし、引き抜き力を加えた。また、また、図6(a)の両端部を摘むモードの場合には、ゆっくりまたはいっきに引き抜き力を加えた。複数の成人男性が行い、そのときの引抜力を測定し平均を求めた。その結果を次の表1に示す。
Figure 2006323269
本発明者の検討によると、ユーザの端部のハンドリングの仕方は、バリア袋の長さに応じて次の三種類のモード(1)〜(3)に区別できることが判明した。
(1)摘むモード・・・バリア袋の片面を親指の腹、反対面を人差し指(及び中指)の腹で挟んだ状態
(2)掴むモード・・・バリア袋の片面を親指腹側で(爪と反対側)、反対側を他の数本の指の爪側の第1関節付近で押さえた状態
(3)握るモード・・・バリア袋の片面を手のひらで、反対面を、数本の指に倣わせながら、指先で当該手のひら方向に押さえつける。
ユーザはバリア袋の長さによって三種類(1)〜(3)のモードに変更することが可能になり、発揮できる力は、(3)握るモード>(2)掴むモード>(1)摘むモード、となる。
即ち、図2のフィルム包装体P内の位置決め部材Dのフラップ部D4がガイドローラ70に当接し、引き抜き抵抗が増加したとき、バリア袋のはみ出し長さが長いほど、掴むモードとなり易く、ユーザはより強大な力を発揮させてしまい、落下や転倒を誘発させてしまい易いのである。
なお、バリア袋の表面は、摘むモード時には、正常時(バリアカット時)50N前後の引き抜き力を発揮可能で、バリアカット忘れ時等の負荷増大時には、すべりを生じ始めるような表面性(摩擦係数)を有することが好ましい。
次に、遮光袋を正常にカットした場合の引き抜きに必要な引抜力と遮光袋の端部の長さとの関係を調べた。遮光袋の引き抜き時の負荷抵抗(引き抜きに必要な引き抜き力)を49、118、196Nに設定し、遮光袋の装置外面からのはみ出し長さを50〜100mmに変えた場合の引き抜き可否を表2に示す。
Figure 2006323269
表2から、バリア袋の引き抜き時の負荷抵抗が大きくても、100mm設定では引き抜くことが可能であることが判る。これは、バリア袋のカット忘れ時にもバリアを強引に引っ張り続けることが可能であることを意味しており、転倒・落下を誘発させてしまう危険性をはらんでいることとなる。
次に、遮光袋をカットせずに引き抜き力を加えた場合の装置重量と重心位置に対する遮光袋の端部の長さの関係を調べた。図7のように、装置を机の上に載せ、装置重量を60,70kgとし、装置底面から100mmの高さで、重心位置(水平方向)を300,350,400mmに変え、遮光袋の端部の長さを50,70,100mmに変えたときの装置転倒に及ぼす影響及び装置転倒に至る装置転倒力を調べた。その結果を表3に示す。なお、装置転倒力とは、その力以上で引っ張ると、装置が装置を載せている机ごと倒れるような力である。
Figure 2006323269
表3から、装置転倒に至る装置転倒力は、装置重量が軽く(60kg)、重心位置(水平方向)が装置手前から短い(300mm)場合に、もっとも小さく、また、遮光袋の端部の長さが50mmであると、装置重量と重心位置に関わらずに装置を転倒させるほど引っ張ることができないことが分かり、遮光袋の端部の長さが70mmであると、装置転倒力がもっとも小さい場合に、転倒には至らないが引っ張ることができることが分かる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、遮光袋の一端部の装置外面からのはみ出し長さ(装置本体から外にでる遮光袋の長さ)とは、ユーザが操作可能な長さを意味し、この基準となる端面は、装置の概観デザインに応じて異なることは勿論である。例えば、図11(a)のように、画像形成装置の装置本体101の外面101aに凹凸がなく平坦な場合には、はみ出し長さの基準面は外面101aであり、そのはみ出し長さはnである。また、図11(b)のように、画像形成装置の装置本体102の外面に突き出た面102aと、背面側に後退した面102b(面102bにフィルム収納トレー部が位置する)とがあり、下方に凹部102cがある場合、操作時にユーザの手が凹部102cに入り遮光袋を操作可能であれば、はみ出し長さの基準面は外面102bであり、はみ出し長さはAであり、また、凹部102cで遮光袋を操作不可能であれば、はみ出し長さの基準面は外面102aであり、はみ出し長さはBである。
また、フィルム包装体を明室装填する場合に遮光袋内の遮光を維持する機構は図5のラックピニオン機構に限定されずに他の機構であってもよいことは勿論である。
本実施の形態による画像形成装置の要部を概略的に示す側面図である。 図1のフィルム収納トレー部を示す側面図である。 図1,図2のフィルム収納トレー部に装填可能なフィルム包装体を一部破断して示す斜視図である。 図3のフィルム包装体の遮光袋の断面構成を模式的に示す断面図である。 図1,図2のフィルム収納トレー部に装填したフィルム包装体Pの遮光袋Bの他端部bをフィルム包装体Pの上面に折り曲げた状態で遮光用ローラ75で押さえ付けるラックピニオン構造を示す要部側面図である。 本実施例における遮光袋の両端部を摘むモードを説明するための斜視図(a)及び掴むモードを説明するための斜視図(b)である。 本実施例において装置本体を机の上に載せた状態を示す側面図である。 図3のフィルム包装体内でフィルムの束を位置決めるための位置決め部材を概略的に示す斜視図である。 図3のフィルム包装体の生産工程(a)〜(c)を説明するための概略的な側面図である。 包装袋(バリア袋)の従来例を示す平面図である。 本発明において装置本体から外にでる遮光袋の長さの基準面を2通りの場合(a)、(b)に分けて説明するための装置本体の概略的な側面図である。
符号の説明
40 画像形成装置
40a 装置筐体
40b 底部
40c 内面壁
45 フィルム収納トレー部(トレー部)
45a トレーロック部
45b 底面
46 ピックアップローラ
47 搬送ローラ対
50 昇温部
53 保温部
54 冷却部
55 光走査露光部
58 フィルム載置部
70 ガイドローラ(ガイド部)
71 ロック部材
71a ロック部
72 ソレノイド
75 遮光用ローラ
77 ピニオン
78 ラック
B 遮光袋、バリア袋
F フィルム、シートフィルム
H、H’ 水平方向
P フィルム包装体
a 一端部
b 他端部
c シール部
d カット線
n 装置筐体40aからはみ出る遮光袋Bの一端部aの長さ

Claims (9)

  1. 複数のシートフィルムを遮光袋内に光密に収容したフィルム包装体を装填可能とするとともに装置本体に対しフィルム装填位置と画像記録位置との間を移動可能なトレー部を備え、前記フィルム包装体の装填後に前記複数のフィルムシートを遮光状態に維持したまま前記遮光袋を前記装置本体の外部に引き抜くように構成されたデスクトップで使用可能な画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法であって、
    前記フィルム包装体の装填後に前記トレー部を前記画像記録位置に移動させたときに前記装置本体から外にでる前記遮光袋の長さが70mm以下となるように前記フィルム包装体を装填することを特徴とする画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法。
  2. 前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされてから引き抜かれる構成である請求項1に記載の画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法。
  3. 前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部にユーザの指を掛ける部分を備えていない平坦形状である請求項1または2に記載の画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法。
  4. 前記画像形成装置は、前記遮光袋を引き抜くための荷重が147N以下となるように前記フィルム包装体を保持する請求項1,2または3に記載の画像形成装置におけるシートフィルムの装填方法。
  5. 複数のシートフィルムを遮光袋内に光密に収容したフィルム包装体を装填可能とするとともに装置本体に対しフィルム装填位置と画像記録位置との間を移動可能でかつ装置本体の下部に設けられたトレー部を備え、前記フィルム包装体の装填後に前記複数のフィルムシートを遮光状態に維持したまま前記遮光袋を前記装置本体の外部に引き抜くように構成されたデスクトップで使用可能な画像形成装置を含み、
    前記フィルム包装体の装填後に前記トレー部を前記画像記録位置に移動させたときに前記装置本体から外にでる前記遮光袋の長さが70mm以下であることを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部の反対側端部がカットされてから引き抜かれる構成である請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記遮光袋は前記引き抜かれる側の端部にユーザの指を掛ける部分を備えていない平坦形状である請求項5または6に記載の画像形成システム。
  8. 前記遮光袋を引き抜くための荷重が147N以下となるように前記フィルム包装体を保持する請求項5,6または7に記載の画像形成装置システム。
  9. 前記画像形成装置は、前記遮光袋の引き抜き方向が水平方向よりも上側となるように前記引き抜かれる遮光袋をガイドするガイド部を備える請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成システム。

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