JP2006322174A - 断熱防水施工用固定具 - Google Patents

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眞一 溝口
Keiichi Imura
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Abstract

【課題】
建物屋根やベランダなど、コンクリートや金属板からなる躯体上に断熱材が配置されて一定方向に傾斜した面が形成された被防水施工面に使用されるものであって、その施工の際に選定間違いを減らすことができる断熱防水施工用固定具を提供する。
【解決手段】
断熱防水施工用固定具の頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて、外周に着色樹脂層を被覆する。さらには、着色樹脂層の表示色を、断熱防水施工用固定具の長さによって異なるものとする。
【選択図】
図1

Description

この発明は、建物屋根やベランダなど、コンクリートや金属板などからなる躯体上に断熱材が配置されて、一定方向に傾斜した面が形成された被防水施工面に使用される断熱防水施工用固定具に関する。さらに詳しくは、施工の際に選定間違いを減らすことができる断熱防水施工用固定具に関する。
建物屋根やベランダなど、コンクリートや金属板などからなる躯体上には、例えば図4に示すように、一方向に傾斜を設けた断熱材5aと平板状の断熱材5bを各種重ね合わせ、それらを並列に敷き並べることで、一定方向に傾斜した被防水施工面Mを形成することがある。被防水施工面Mの所要箇所には防水シート用接合板3が配置されて、固定具21によって押え止められる。防水シート用接合板3上には防水シート4が敷設され、その当接部が溶剤溶着や熱融着によって接合される。
固定具21は、頭部と軸部を有したねじや釘からなり、頭部が防水シート用接合板3の表面を押え止めるとともに、軸部が断熱材5を貫通して、躯体6に所定の深さでもって固着される。(特許文献1)
このような断熱防水施工構造においては、被防水施工面Mが傾斜したものとなっているため、それぞれの箇所に応じて、長さの異なった固定具21(211、212)が使い分けられている。例えば、水下など断熱材の薄い箇所には短い固定具211、水上など断熱材の厚い箇所には長い固定具212などである。その種類は、形成される被防水施工面Mの傾斜角や面積などにもよるが、2〜10種類ほどであるのが一般的である。
このような長さの異なる固定具21の選定は、設計書の指示によってなされるが、その選定が間違いないかどうかは、図5に示すように、固定具21を一旦断熱材5に貫通させて、その先端を躯体6面に突き当てた状態で、防水シート用接合板3の上に突出している固定具21の長さAを測って適正な長さであるかどうかを、つまりその長さAが躯体へのねじ込み深さに相当する長さ以上あるかどうかを確認することで行っている。そして、間違いがなければ、引き続き固定具21をねじ込んで、躯体6に固着させることとなる。
特開平8−333849
しかしながら、このような固定具の長さを測る作業は煩雑であり、さらに本数が多くなれば、測定間違いも起こしやすいものであった。また、誤って指定長さより短いものを選定し、それをねじ込んだ場合には、ねじ込み深さが浅すぎることとなり、例えば上方に敷設された防水シートが、突風を受け、浮き上がり現象を起こしたなどの際に、防水シート用接合板とともに固定具が引き抜かれ、漏水につながる恐れがあった。
そこで、この発明は、建物屋根やベランダなど、コンクリートや金属板からなる躯体上に断熱材が配置されて一定方向に傾斜した面が形成された被防水施工面に使用されるものであって、その施工の際に選定間違いを減らすことができる断熱防水施工用固定具を提供することを目的とする。
上記の課題に対して、発明者は、固定具の頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて、その外周に着色樹脂層を被覆することによって、その固定具が選定間違いを減らすことができるものとなることを見出した。すなわち、請求項1に記載の発明は、頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて、外周に着色樹脂層が被覆されたことを特徴とする断熱防水施工用固定具を要旨とする。
また、着色樹脂の表示色を、固定具の長さによって異なるものとすることで、固定具のねじ込み後においても、固定具の選定間違いを容易に見つけ出し、より信頼性の高い断熱防水施工構造を提供することができることを見出した。すなわち、請求項2に記載の発明は、前記着色樹脂層の表示色が、断熱防水施工用固定具の長さによって異なるものとすることを特徴とする請求項1に記載の断熱防水施工用固定具を要旨とする。
請求項1に記載の断熱防水施工用固定具は、頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて、外周に着色樹脂層が被覆されているため、作業者が固定具の軸部を断熱材に貫通させて先端を躯体に突き当てた後、防水シート用接合板上に突き出た部分をみて、そこに着色樹脂層の全部が見えるかどうかを確認するだけで、躯体へのねじ込み深さの適正判定ができるため、固定具の選定間違いを減らすことができる。また、着色樹脂層が頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて被覆されているため、作業者に対する視認性も高いものとなる。
請求項2に記載の断熱防水施工用固定具は、着色樹脂層の表示色がそれぞれの固定具の長さによって異なるため、ねじ込み後においても、防水シート接合片と固定具の頭部外縁との隙間に見える着色樹脂層の表示色を確認するだけで、指定された固定具が間違いなくねじ込まれているか容易に把握でき、より信頼性の高い断熱防水施工構造を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて、詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる長さの異なる2種類の防水施工用固定具1、11の断面図を示したものである。
防水施工用固定具1、11は、頭部1a、11aと軸部1b、11bとからなり、頭部外縁1c、11cから躯体へのねじ込み深さに相当する長さLにかけて、外周に着色樹脂層2、12が被覆されている。頭部1a、11aについては、頂面が平坦で、かつ座面が円錐状となった皿状のものを示しているが、その形状はこれに制限されることなく各種のものが適用できる。例えば、半球状をした丸ねじタイプのものであってもよい。また、軸部1b、11bについてはねじ状のものを示しているが、これについてもその形状に制限はなく、例えば打ち込み用の釘に代表される棒状のものであってもよい。
着色樹脂層2、12は、合成樹脂に色剤とその他必要に応じて各種添加剤が配合されてなるものである。ここで、長さの異なる2種類の防水施工用固定具1、11においては、着色樹脂層2、12の表示色は、それぞれ異なった表示色とするのが好ましい。こうすることで、ねじ込み後においても、着色樹脂層2、12の表示色を確認するだけで、指示通りの固定具が打ち込まれているか、すなわちその固定具の選定が正しいものであったかどうかを確認することができるためである。なお、図1には、長さの異なる2種類の防水施工用固定具1、11を示したが、その種類には制限はなく、着色樹脂層2、12の表示色もそれぞれに異なったものとすることが好ましい。
着色樹脂層2、12を構成する合成樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、エチレン−プロピレン系エラストマー、エチレン−酢酸ビニル樹脂共重合体(EVA樹脂)などの酢酸ビニル系樹脂、アクリル酸エステルなどのアクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂、ポリエステル系、エポキシ系、フェノール系などの熱硬化性樹脂、天然ゴム、スチレンゴム、ブチレンゴム、ブタジエンゴム、イソブレンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴムなどのゴム組成物などが適用できる。
色剤としては、酸化チタン、カーボンブラックなどに代表される無機系顔料の他、有機系顔料、染料などが制限なく適用できる。
着色樹脂層2、12の防水施工用固定具1、11の外周への被覆方法としては、着色樹脂層2、12を構成する樹脂組成物に溶剤を加えて溶剤系塗料とするか、または、エマルジョン系の樹脂を用いて水系の樹脂組成物とし、刷毛やスプレーなどを用いて塗布する方法が採用できる。また、とくに合成樹脂が塩化ビニル樹脂の場合には、塩化ビニル樹脂を塩ビペーストレジンとし、それを可塑剤に分散させペーストゾル状にして、浸漬法などによって被覆する方法が採用できる。
本発明において、着色樹脂層2、12が被覆される外周領域は、防水施工用固定具1、11の頭部外縁1c、11cから躯体へのねじ込み深さに相当する長さLにかけての部分である。この長さLは、躯体の種類や、求められる防水施工面の耐久性などによって決められる。なお、本発明でいう躯体とは、コンクリート、軽量発泡コンクリート(ALC)、ポーラスコンクリートが代表的なものとしてあげられ、また、コンクリート以外のものして、金属屋根や瓦棒葺き屋根などの下地となる金属板などがあげられる。
防水施工用固定具1、11の長さLにかけての具体的な被覆方法は、例えば、着色樹脂層2、12における長さLより外れる部分をマスキング紙やマスキングフィルムなどでマスキングした上で、外周全面を刷毛やスプレーなどで塗布する方法があげられる。または、塩化ビニル樹脂の場合には、塩ビペーストゾルを塗料缶などに長さLの深さとなるように入れておき、そこに防水施工用固定具1、11を、頭部1a、11aの頂面を底面に当接するように浸漬して被覆する方法があげられる。そのとき、着色樹脂層2、12の密着性を上げるために、予め、長さLにかけての外周に、プライマー処理しておくことが好ましい。
着色樹脂層2、12の被覆厚さについては、0.1mm〜2.0mmが好ましい。0.1mm厚さ未満では、被着対象となる固定具の外周に十分に被覆できない場合があり、2.0mm厚さ超過では、必要以上に厚みが厚すぎとなり、着色樹脂層2,12を打ち込みやねじ込みによって固着する際、剥離しやすくなるなど作業性に支障が生じる場合があるからである。
上記のようにして頭部外縁1c、11cから躯体へのねじ込み深さに相当する長さLにかけて、外周に着色樹脂層2、12が被覆された防水施工用固定具1、11は、例えば、つぎに示す方法で躯体へ固着され、防水施工される。その方法を図2および図3に基づいて説明する。
まず、図2に示すように、略平坦な躯体6上に、一方向に傾斜を設けた傾斜断熱材5aと平板状の板状断熱材5bを各種重ね合わせ、それらを並列に敷き並べ、一定方向に傾斜した被防水施工面Mを形成する。
そして、その被防水施工面Mにおける水下部Ma、中央部Mb、水上部Mcのそれぞれの箇所にディスク状の樹脂被覆鋼板からなる防水シート用接合板3を配置する。
つぎに、水下部Maに配置された防水シート用接合板3に対しては、長さの短い防水施工用固定具1を選定する。次いで、中央部Mb、および水上部Mcに配置された防水シート用接合板3に対しては、長さの長い防水施工用固定具11を選定する。ここで防水施工用固定具1、11に被覆された着色樹脂層2、12は、それぞれ表示色が異なったものとする。
つぎに、防水施工用固定具1、11を、断熱材5を貫通させて、その先端を躯体6面に突き当てた状態とする。そして、防水シート用接合板3上に突き出ている防水施工用固定具1、11をみて その外周に被覆された着色樹脂層2、12の全部が見えるかを確認する。全部が見えていれば、その防水施工用固定具1、11は、躯体へのねじ込み深さより深く沈み込むものとして、間違いなく選定されたものだと確認される。一方、着色樹脂層2、12の全部が見えずに、防水シート用接合板3側に入り込んでいれば、それは躯体6へのねじ込み深さより浅く沈み込むものとして、適正に選定されていないものだと判定される。
このようにして、適正と確認された後には、図3に示すように、それぞれの防水施工用固定具1、11をねじ込んで、防水シート用接合板3を押え止める。そして、その上から防水シート4を敷設して、防水シート用接合板3と防水シート4との当接部を溶剤溶着や熱融着により接合して、防水施工を完了する。
上記のように、本発明によれば、着色樹脂層が被覆された部分の全部が見えるか否かを目視するだけで、躯体へのねじ込み深さの適正判定ができるため、固定具の選定間違いを減らすことができる。
また、防水施工用固定具の長さによって着色樹脂層の表示色を変えておけば、ねじ込み後においても防水シート接合片と固定具の頭部外縁との隙間に見える着色樹脂層の表示色を確認するだけで、指示通りの箇所に正しい長さの固定具が打ち込まれているか、すなわちその固定具の選定が正しいものであったかどうかを確認することができるため、より信頼性の高い断熱防水施工構造を提供することができる。
本発明にかかる断熱防水施工用固定具を示す断面図である。 本発明にかかる断熱防水施工用固定具の躯体への固着方法を説明するための断面図である。 本発明にかかる断熱防水施工用固定具の躯体への固着方法を説明するための断面図である。 従来の固定具を用いてなされた断熱防水施工構造を示す斜視図である。 従来の固定具の選定方法を説明するための断面図である。
符号の説明
1 11 断熱防水施工用固定具
1a 11a 頭部
1b 11b 軸部
1c 11c 頭部外縁
2 着色樹脂層
3 防水シート用接合板
4 防水シート
5 断熱材
5a 傾斜断熱材
5b 板状断熱材
6 躯体
M 被防水施工面
Ma 水下部
Mb 中央部
Mc 水上部
L 躯体へのねじ込み深さに相当する長さ

Claims (2)

  1. 頭部外縁から躯体へのねじ込み深さに相当する長さにかけて、外周に着色樹脂層が被覆されたことを特徴とする断熱防水施工用固定具。
  2. 前記着色樹脂層の表示色が、断熱防水施工用固定具の長さによって異なるものとすることを特徴とする請求項1に記載の断熱防水施工用固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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