JP2006318300A - 情報処理システム、情報処理装置、情報管理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報管理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報を関係者に正確かつ素早く周知徹底できるようにする。
【解決手段】 不審通知又は及び不審物を受け付ける受付手段1と、この受付手段1により不審通知又は不審物の受け付けに基づき、不審通知又は不審物を処理してデジタルの犯罪予告情報D1を変換する情報処理装置10と、この情報処理装置10から出力される犯罪予告情報D1の信憑性を判別する判別手段6と、この判別手段6により判別された犯罪予告情報D1の信憑性に基づいて警報情報D4を関係者に通信する通信モデム19とを備えるものである。この構成によって、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報D4を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力事業に関連する設備や施設、又は、地域的に関係する各種施設や、建造物等に対するテロリズム(以下でテロという)の脅威に関する警報情報を取り扱うテロ対策業務を支援するテロ連絡支援システムに適用して好適な情報処理システム、情報処理装置、情報管理装置及び情報処理方法に関する。
詳しくは、不審通知又は不審物の受け付けに基づいて処理されたデジタルの不審情報の信憑性に基づく警報情報を関係者に通信する通信手段を備えて、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようにしたものである。
近年、電力事業に関連する設備や施設、又は、地域的に関係する各種施設や、建造物等がテロリズムの対象になることが予想されるようになってきている。テロリズム(以下でテロという)とは、一定の政治目的を実現するために、暗殺・暴行などのあらゆる暴力的手段を行使することを認める主義及びそれに基づく暴力の行使により政治的に対立するものを威嚇することをいい、一般的には威嚇のために、これらの行為が直接利害関係の無い第三者に対して行われる。
テロ対策に関する警報情報には、テロの予告があった場合、テロの可能性が高い場合等の警戒レベルと、実際にテロが発生した後の特別非常レベルとが含まれる。このような突発的かつ低頻度の事象に対しては、現在、電力会社やその営業所において、要則のような対策マニュアルを定めて対応している場合が多い。
ところで、従来例に係るテロ対策も関するシステムによれば、以下のような問題がある。
i.警戒レベルにおいて、如何に正しい情報を社員や関係者に伝達し、正しい判断を行うかは、極めて重要である。しかし、現在のシステムでは、その入り口になるべき、テロの情報源(電話や手紙等)をシステム化しておらず、人為的な取り決めにより運営しているに過ぎない。
ii.テロに関する情報は、正しい情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く、その情報精度の判定は、極めて困難である。それだけに、最初の情報源(電話の音声、手紙の筆跡等)は極めて重要になってくるが、現在はデータベース化すらされていない。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようにした情報処理システム、情報処理装置、情報管理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の情報処理システムは、不審通知又は及び不審物に係る情報を処理する情報処理システムであって、少なくとも、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を出力する情報処理装置と、この情報処理装置から出力される不審情報の信憑性を判別し、当該不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信する情報管理装置と、情報処理装置と情報管理装置とを接続する通信手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る情報処理システムによれば、情報処理装置と情報管理装置とが通信手段によって接続される。これを前提にして、情報処理装置は、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を情報管理装置に出力する。情報管理装置は、情報処理装置から出力される不審情報の信憑性を判別し、当該不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信するようになる。
従って、不審通知又は及び不審物に関する不審情報をデジタル処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
本発明に係る情報処理装置は、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を出力する情報処理手段と、この情報処理手段から出力される不審情報を送信する送信手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る情報処理装置によれば、情報処理手段には、例えば、通話録音装置が接続され、不審通知を記録するようになされる。また、情報処理手段には撮影装置が接続され、不審物を撮影するようになされる。不審通知又は及び不審物が受け付けられたとき、情報処理手段では、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を出力する。
従って、上位の情報管理装置で不審通知又は及び不審物に関する不審情報をデジタル処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
本発明に係る情報管理装置は、不審通知又は及び不審物を処理して得られたデジタルの不審情報の信憑性を判別する判別手段と、この判別手段により判別された不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信する通信手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る情報管理装置によれば、判別手段では、情報処理手段から出力される不審情報の信憑性を判別する。例えば、判別手段は、デジタル情報に変換された不審情報と、設定手段により予め設定された判別基準情報とを比較して当該不審情報の信憑性を判別する。通信手段では、判別手段により判別された不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信するようになる。従って、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
本発明に係る情報処理方法は、不審通知又は及び不審物を受け付けるステップと、不審通知又は不審物を受け付けられたとき、不審通知又は不審物をデジタルの不審情報に変換するステップと、変換された不審情報の信憑性を判別するステップと、判別された不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通知するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係る情報処理方法によれば、不審通知又は及び不審物を受け付けたとき、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。これにより、当該情報処理方法をテロ連絡支援システム等に十分応用できるようになる。
本発明に係る情報処理システムによれば、不審通知又は及び不審物を処理したデジタルの不審情報を情報管理装置に出力する情報処理手段を備えるものである。
この構成によって、情報管理装置で不審情報の信憑性判別をデジタル照合処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。これにより、当該情報処理装置及び情報管理装置を応用したテロ連絡支援システム等を提供できるようになる。
本発明に係る情報処理装置及び情報処理方法によれば、不審通知又は及び不審物を受け付けたとき、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
本発明に係る情報管理装置によれば、情報処理手段から出力されるデジタルの不審情報の信憑性を判別する判別手段を備えるものである。
この構成によって、不審情報の信憑性判別をデジタル照合処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。これにより、当該情報管理装置をテロ連絡支援システム等に十分応用できるようになる。
続いて、この発明に係る情報処理システム、情報処理装置、情報管理装置及び情報処理方法について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、実施例としてのテロ連絡支援システム100の構成例を示す図である。
この実施例では、不審通知又は及び不審物を処理したデジタルの不審情報を情報管理装置に出力する情報処理手段を備え、情報管理装置で不審情報の信憑性判別をデジタル照合処理できるようにすると共に、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになされる。
図1に示すテロ連絡支援システム100は、情報処理システムの一例であり、不審通知又は及び不審物等に関する不審情報(以下で犯罪予告情報という)を処理するシステムである。詳しくは、テロ発生前、警戒レベルを敷く段階で、極めて初期段階における情報管理及びそのテロ対策情報を活用するシステムであって、例えば、電力事業に関連する設備や施設、又は、地域的に関係する各種施設や、建造物等に対するテロの脅威に関する警報情報を関係者に早期に通報するテロ対策業務支援のためのシステムである。ここに不審通知とは、相手方からの詳(審)らかでない通知をいう。不審通知には会話内容等が非常識な電話によるクレーム、テロ予告、いたずら等が含まれる。不審物とは、相手方から送られてきた詳らかでない物をいう。不審物には、手紙による恐喝、非常識な物、例えば、毒薬、劇薬、爆発物等が含まれる。
テロ連絡支援システム100では、テロ連絡用の情報処理装置10が各地の営業所や支社等(以下犯罪予告情報入力系Iという)に配置され、テロ対策一元管理用の情報処理装置(以下情報管理装置20という)が本社に配置される。もちろん、これに限られることはなく、情報管理装置20を集中管理センターIIに委託してテロ対策一元管理を実行するようにしてもよい。これはテロリストや不審者等からのテロ予告が、通常、本社や営業者の電話/FAX/郵便等で持ち込まれるためである。この例では、A〜C営業所、D株式会社(代表)及びE株式会社(代表)に情報処理装置10が配置され、集中管理センターIIには情報管理装置20が配置される。
営業所や支社等に配置される情報処理装置10には、少なくとも、送信手段2を接続して使用される。情報処理装置10にはデスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータ(以下単にパソコンという)が使用される。情報処理装置10は、例えば、受付手段1と組み合わせて使用される。受付手段1は、不審通知又は及び不審物を受け付けるように使用される。受付手段1には、電話(固定及び携帯電話機)、ファクシミリ装置(FAX)及び郵便受け(手紙)が対応される。
各地の営業所や支社等に配置された情報処理装置10は、通信手段の一例となる通信回線3に接続される。通信回線3は、有線方式や無線方式等のいずれの方式を問わない。例えば、通信回線3には公衆電話回線網や、専用電話回線、インターネット回線等の有線回線の他に、マイクロ波無線通信回線(設備)が使用される。
この例で、集中管理センターII(以下で犯罪予告情報管理系IIともいう)には、情報管理装置20が配置される。上述の通信回線3は情報処理装置10と情報管理装置20とを接続する。情報管理装置20は、テロ対策を一元管理するようになされる。情報管理装置20は、受信手段4、記録保管手段5、判別手段6、情報データベース7及び通報手段8を有している。もちろん、情報管理装置20には、情報処理装置10の犯罪予告情報入力機能を備えるものを使用してもよい。
受信手段4は、各地の営業所や支社等に配置された情報処理装置10からデジタルの犯罪予告情報を受信する。記録保管手段5は、受信手段4から犯罪予告情報を入力して記録保存するように制御される。情報データベース7は、記録保管手段5からデジタルの犯罪予告情報を入力して随時保存するように使用される。情報データベース7では、編集機能を利用して、初期の段階で極めて重要な犯罪予告情報(電話の音声、手紙の筆跡等)をデータベース化するようになされる。
判別手段6は照合機能を有しており、情報処理装置10から出力される犯罪予告情報の信憑性を判別する。例えば、判別手段6は、デジタルの犯罪予告情報と、予め設定された判別基準情報とを比較照合して当該犯罪予告情報の信憑性を判別する。テロに関する情報等の犯罪予告情報には、真正な情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く含まれるが、判別手段6の照合機能によって、その犯罪予告情報を精度良く判定できるようになる。犯罪予告情報の信憑性の判別は、集中管理センターIIで実行するのみならず、信憑性評価可能な組織機関IIIに依頼してもよい。
通報手段8は、判別手段6により判別された犯罪予告情報の信憑性に基づいてテロ情報源の警報情報等を関係者に通報する。この関係者には、予め登録されている営業所や支社等に勤務する適正社員が含まれる。通報手段8は、テロの予告等のデジタル化した情報源を信憑性評価可能な組織機関IIIである警察署や、その他の研究機関に通報するようになされる。
通報手段8は、当該情報管理装置20から警察署や研究機関等の情報端末処理装置に犯罪予告情報を転送したり、その犯罪予告情報の信憑性評価結果を受信する際に使用される。このように情報管理装置20を構成すると、テロの予告等に関する警報情報を素早い対処ができ、テロ対策に十分支援できるようになる。
図2は、情報処理装置10の内部構成例及びその周辺機器の接続例を示すブロック図である。
図2に示す情報処理装置10は、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの犯罪予告情報を出力する装置であり、犯罪予告情報入力系Iに用いられる。情報処理装置10は、モニタ11、キーボード12、マウス13、制御システム15を有して構成される。
情報処理装置10は、システムバス51を有した制御システム15を備えており、犯罪予告情報入力機能を有している。システムバス51には、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、画像&音声処理部54、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)55、ハードディスク56、I/Oインターフェース57、不審通知メモリ58、不審物メモリ59が接続される。
ROM52には、当該情報処理装置10を制御するためのシステムプログラムデータDPが格納される。RAM53は、ワークメモリとして使用され、例えば、システム起動時に制御コマンドやシステム起動プログラム等を一時記憶するようになされる。CPU55は電源がオンされると、ROM52からRAM53へシステムプログラムデータDPを読み出してシステムを起動し、キーボード12又はマウス13からの操作データD3に基づいて当該情報処理装置10の全体を制御するようになされる。
上述のI/Oインターフェース57には、キーボード12、マウス13、通話録音装置16、スキャナー14及び通信モデム19が接続される。キーボード12及びマウス13は、システム起動時の他にテロ予告等が有ったとき、不審通知及び又は不審物に係る情報を入力するように操作される。
通話録音装置16は、不審通知を記録するために固定電話機18に接続される。通話録音装置16では、固定電話機18の受話器18aを取った時点から、相手方の会話音声が記録され、アナログの不審通知信号をデジタルの不審通知情報D11に変換して出力するようになされる。不審通知情報D11は情報処理装置10に転送される。
情報処理装置10には通話録音装置16の他に、不審物を撮影する撮影装置が接続される。撮影装置は被写体を撮影するビデオカメラや、手紙の筆跡を読み取るスキャナー14が含まれる。スキャナー14は撮影装置の一例であり、テロの情報源が手紙やFAX等の記録紙であった場合、文字認識(OCR)機能を利用して、手紙の筆跡を読み取って得たアナログの不審物の画像をデジタルの不審画像情報D12に変換して出力するようになされる。不審画像情報D12は情報処理装置10に転送される。これは、テロ予告等がFAXや手紙9等であった場合に、本社の集中管理センターIIに犯罪予告情報を集中するためである(犯罪予告情報入力機能)。以下で、不審通知情報D11や不審画像情報D12等を単に犯罪予告情報D1という。
画像&音声処理部54は、不審通知情報D11を音声処理したり、不審画像情報D12を画像処理するようになされる。画像&音声処理部54の音声処理では、例えば、所定の音声圧縮方式(JPEG)により不審通知情報D11を符号化して圧縮する。画像&音声処理部54の画像処理では、例えば、所定の画像圧縮方式(MPEG)により不審画像情報D12を符号化して圧縮する。圧縮後の不審通知情報D11や不審画像情報D12等は、ヘッダ情報が付加されてデータストリーム処理される。
ハードディスク(HDD)56には、画像&音声処理部54でデータストリーム処理されたデジタルの不審通知情報D11と不審画像情報D12とが随時保存するように記録される。テロ予告等の初期の段階で極めて重要な犯罪予告情報D1(電話の音声、手紙の筆跡等)や、テロ情報源を記録できるようになる。
また、上述したROM52、RAM53及びCPU55は、制御手段50を構成し、画像&音声処理部54で音声処理された不審通知情報D11や画像処理された不審画像情報D12を編集分離するように制御される。不審通知メモリ58には、制御手段50で編集分離された不審通知情報D11が格納される。不審物メモリ59には、制御手段50で編集分離された不審画像情報D12が格納される。不審通知メモリ58及び不審物メモリ59にはハードディスクが使用される。もちろん、ハードディスク56のメモリ領域を兼用して不審通知メモリ58及び不審物メモリ59を構築してもよい。
通信モデム19は、送信手段の一例であり、情報処理装置10から出力されるデータストリーム形態の犯罪予告情報D1を通信回線3を介して集中管理センターII等の情報管理装置20へ送信(転送)するようになされる。通信モデム19は、例えば、電話通信事業者の回線接続装置(交換機)に接続され、当該情報処理装置10で処理された犯罪予告情報D1を情報管理装置20に転送する際に使用される。
なお、制御手段50で判別機能を構成して、画像&音声処理部54から出力される不審通知情報D11や不審画像情報D12等の信憑性を判別するように制御してもよい。例えば、CPU55は、デジタルの不審通知情報D11と、予め設定された判別基準情報とを比較照合して当該不審通知情報D11の信憑性を判別する。テロに関する情報等の不審通知情報D11には、真正な情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く含まれるが、犯罪予告情報入力系における照合機能によって、その不審通知情報D11を早い段階で真偽を判定できるようになる。
モニタ11では、制御手段50の表示制御を受けて、表示データD2に基づく過去のテロ予告者の声紋等の画像や、過去のテロ予告者の筆跡等の画像等を表示するようになされる。表示データD2は、不審通知メモリ58から読み出された過去の不審通知情報D11や、不審画像情報D12等を所定の表示フォーマットに変換したデータである。モニタ11には、例えば、480×640画素のカラー用の液晶表示パネルが使用される。
このように情報処理装置10を構成すると、上位の情報管理装置20で不審通知情報D11や不審画像情報D12等を照合処理する際に、デジタルの判別処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
図3は、通話録音装置16の構成例を示すブロック図である。図3に示す通話録音装置16は、営業所や支社、本社等に電話がかかってきたとき、相手方の音声をスキップバック機能により保存できるものである。
スキップバック機能とは、例えば、テロの情報発信源が電話であった場合に、図2に示した受話器18aを取ったタイミングで録音が始まり、受話器18aを戻したタイミングで会話の内容が消去される機能をいう。平常時は、繰り返して使用されるが、テロ時は、受話器18aを戻すことなく、(=録音を消去することなく、)転送機能や非解除スイッチを使用することで、相手方の会話をそのまま上司や、管理者に転送したり、録音内容の自動消去を解除したりすることができる機能をいう。
通話録音装置16は、着呼検出部61、音声記録部62、操作部63及び制御部65を有して構成される。着呼検出部61は、固定電話機18に接続され、相手方からの着呼を検出して着呼検出信号Sdを発生する。着呼検出部61には制御部65が接続され、着呼検出信号Sdに基づいて音声記録制御を実行する。制御部65には音声記録部62が接続される。音声記録部62は固定電話機18に接続され、制御部65からの記録制御信号Scに基づいて相手方の会話音声を録音(記録)するようになされる。
音声記録部62には、アナログの不審通知信号を記録可能な録音装置が使用される。もちろん、これに限られることはなく、音声記録部62に、図示しないA/D変換器を設けて、アナログの不審通知信号をデジタルの不審通知情報D11に変換した後、記録媒体に不審通知情報D11を記録してもよい。音声記録部62にはテープ記録媒体や、ディスク記録媒体等が使用される。
この例では、音声記録部62から情報処理装置10にデジタルの不審通知情報D11を転送するようになされる。制御部65には、操作部63が接続され、相手方の会話音声を記録するように操作したり、不審通知情報D11を情報処理装置10に転送するように操作される。操作部63で操作指令した転送モードは、操作信号Smとなって、操作部63から制御部65へ出力される。このように通話録音装置16を構成すると、転送モードに基づいて不審通知情報D11を情報処理装置10に転送することができる。
図4は、情報管理装置20の構成例を示すブロック図である。図4に示す情報管理装置20は、集中管理センターIIに備えられ、犯罪予告情報入力系の情報処理装置10から転送されてきた犯罪予告情報D1を記録(登録)し、当該犯罪予告情報D1を管理するようになされる。これは、各地から寄せられてくる犯罪予告情報D1を情報データベース7に登録するためである。
集中管理センターIIでは、今回の犯罪予告情報D1と過去の犯罪予告情報D1’とを比較し、同じ人物が居ないかを検索するようになされる。情報管理装置20は、犯罪予告情報入力形態が音声である場合は声紋で、その形態がFAXや手紙である場合は、その筆跡で情報データベースを検索するようになされる。
情報管理装置20は、モニタ11、キーボード12、マウス13、制御システム15を有して構成される。情報管理装置20にはデスクトップ型又はノート型のパソコンが使用される。情報管理装置20は、システムバス51を有した制御システム15を備えており、犯罪予告情報管理機能を有している。システムバス51には、ROM52、RAM53、画像&音声処理部54、CPU55、ハードディスク56、I/Oインターフェース57、不審通知メモリ58、不審物メモリ59が接続される。
ROM52には、当該情報管理装置20を制御するためのシステムプログラムデータDPが格納される。RAM53は、ワークメモリとして使用され、例えば、システム起動時に制御コマンドやシステム起動プログラム等を一時記憶するようになされる。CPU55は電源がオンされると、ROM52からRAM53へシステムプログラムデータDPを読み出してシステムを起動し、キーボード12又はマウス13からの操作データD3に基づいて当該情報管理装置20の全体を制御するようになされる。
上述のI/Oインターフェース57には、キーボード12、マウス13及び通信モデム19が接続される。キーボード12及びマウス13は、システム起動時の他にテロ予告等が有ったとき、情報処理装置10からデータストリーム形態の犯罪予告情報D1を受信するように操作される。通信モデム19は、受信手段の一例であり、情報処理装置10から転送されてくる犯罪予告情報D1を通信回線3を介して受信するようになされる。
画像&音声処理部54は、犯罪予告情報D1のデジタル判別時、不審通知情報D11を音声処理したり、不審画像情報D12を画像処理するようになされる。画像&音声処理部54の音声処理では、例えば、データストリーム形態の不審通知情報D11からヘッダ情報が分離され、所定の音声圧縮方式(JPEG)により圧縮されている不審通知情報D11をヘッダ情報に基づいて復号化して伸長する。画像&音声処理部54の画像処理では、例えば、所定の画像圧縮方式(MPEG)により圧縮されている不審画像情報D12をヘッダ情報に基づいて復号化して伸長する。
ハードディスク(HDD)56は情報データベースを構成し、ハードディスク56には画像&音声処理部54で処理されたデジタルの不審通知情報D11と不審画像情報D12とが随時保存するように記録される。テロ予告等の初期の段階で極めて重要な犯罪予告情報D1(電話の音声、手紙の筆跡等)や、テロ情報源を記録できるようになる。
CPU55では、キーボード12及びマウス13によって入力された検索項目をキーにして当該不審通知及び又は不審物に係る過去の登録情報が検索される。例えば、不審通知メモリ58内を検索して当該検索項目に係る不審通知の過去の不審通知情報D11’を読み出し、又は、不審物メモリ59内を検索して不審物の過去の不審画像情報D12’を読み出すようになされる。
モニタ11では、CPU55の表示制御を受けて、表示データD2に基づく過去のテロ予告者の声紋等の画像や、過去のテロ予告者の筆跡等の画像等を表示するようになされる。表示データD2は、不審通知メモリ58から読み出された過去の不審通知情報D11’や、不審画像情報D12’等を所定の表示フォーマットに変換したデータである。モニタ11には、例えば、480×640画素のカラー用の液晶表示パネルが使用される。モニタ11では、今回のテロ予告者の声紋等の画像と前回のテロ予告者の声紋等の画像とを同一画面上に表示するようになされる。これは照合処理を容易にするためである。
キーボード12及びマウス13は設定手段の一例を構成し、不審通知又は及び不審物の信憑性を判別するための判別基準情報を設定する際に操作される。判別基準情報は、不審通知の用語の意味や、言語訛り等である。この他に、キーボード12及びマウス13は、テロ予告に対する警報情報を関係者に通知する際に操作される。
上述したROM52、RAM53及びCPU55は、判別手段6を構成し、画像&音声処理部54で画像処理された不審画像情報D12や音声処理された不審通知情報D11等の信憑性を判別するようになされる。例えば、CPU55は、デジタルの不審通知情報D11と、予め設定された判別基準情報とを比較照合して当該不審通知情報D11の信憑性を判別する。テロに関する情報等の不審通知情報D11には、真正な情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く含まれるが、犯罪予告情報入力系における照合機能によって、その不審通知情報D11を早い段階で真偽を判定できるようになる。
集中管理センターIIでは、情報管理装置20に寄せられた犯罪予告情報D1を分析し、テロの緊急レベルを設定する。例えば、CPU55は、犯罪予告情報D1の警報情報のレベルに応じて、関係者の携帯電話機に通知すべき情報を切り分け制御をする。この例では、緊急レベルに応じて、社内関係部署への電子メール通知、警察、監督官庁への電子メール・FAX等、必要なアクションを起こすようになる。例えば、CPU55は、テロ情報の警報情報のレベルに応じて、通知すべき社員情報を切り分けて複数管理するようになされる。
ここにテロ情報に対する緊急レベルには、例えば、100段階の警報情報が準備される。レベル1は、不審連絡(通知)が入った場合である。その対応策では、テロ予告内容の分析を警察署の鑑定に依頼中、「いつでも出勤できるように待機されたい。」である。レベル2は、鑑定の結果、危険性が高いことが判明した場合である。その対応策は「警戒体制に入る。」である。レベル10は、テロが発生した場合である。その対応策は「特別非常体制に入る。」である。レベル99は、鑑識の結果、いたずらと判明した場合である。その対応策は「しばらく様子を見る。」である。レベル00は、警戒体制を解除する場合である。これらの緊急レベルを予めキーボード12の操作ボタンに割り当てておき、その緊急レベルに応じたボタン操作1つで、登録された社員全員に即時電子メール等の伝達手段により情報送信できるようになる。
この例では、不審通知メモリ58には、判別手段6で判別された不審通知情報D11が格納される。不審物メモリ59には、同様にして判別手段6で判別された不審画像情報D12が格納される。不審通知メモリ58及び不審物メモリ59にはハードディスクが使用される。もちろん、ハードディスク56のメモリ領域を兼用して不審通知メモリ58及び不審物メモリ59を構築してもよい。
CPU55は、キーボード12又はマウス13の操作指示に従って、当該関係者の携帯電話機に一斉に電子メール送信するよう通信モデム19(送信手段)を制御する。通信モデム19は、判別手段6により判別された犯罪予告情報D1の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信する。通信モデム19は、既存の同報通信機能を利用して関係者の携帯電話機に一斉に電子メールを送信するようになされる。これらの送信処理の他に通信モデム19は、例えば、専用通信回線に接続され、当該情報管理装置20で処理された犯罪予告情報D1を専門の解析機関あるいは研究機関に転送する際に使用される。
図5は、情報管理装置20における情報データベースのファイル構造例を示す表図である。
図5に示すファイル構造例によれば、各営業所や支社等から転送されてきた犯罪予告情報D1に関するファイルには、その受付日時、受付箇所、手段、内容及び危険(緊急)レベルが記述される。これらの警報情報は情報データベースを構成するようになされる。情報データベースは、例えば、ハードディスク56内に構築される。
この例で、受付日時には、「YYYYMMDD H1:M1」が記述され、受付箇所には、「○○営業所」が記述され、手段には「電話」が記述される。内容には、「クレーム」、危険(緊急)レベルには「1」が記述される。情報データベース7には、相手方から犯罪予告情報D1として電話による会話(音声データ)が記録される。
同様にして、受付日時「YYYYMMDD H2:M2」の受付箇所には、「○×営業所」が記述され、手段には「電話」が記述される。内容には、「クレーム」、危険レベルには「1」が記述される。情報データベース7には、電話の会話(音声データ)が記録される。更に、受付日時「YYYYMMDD H3:M3」の受付箇所には、「△○営業所」が記述され、手段には「手紙」が記述される。内容には、「恐喝」、危険レベルには「2」が記述される。情報データベース7には、筆跡情報(文字データ)が記録される。
また、受付日時「YYYYMMDD H4:M4」の受付箇所には、「○○営業所」が記述され、手段には「電話」が記述される。内容には、「クレーム」、危険レベルには「1」が記述される。情報データベース7には、相手方からの電話による会話(音声データ)が記録される。受付日時「YYYYMMDD H5:M5」の受付箇所には、「■営業所」が記述され、手段には「電話」が記述される。内容には、「テロ予告」、危険レベルには「2」が記述される。情報データベース7には、相手方からの電話による会話(音声データ)が記録される。
更に、受付日時「YYYYMMDD H6:M6」の受付箇所には、「本社」が記述され、手段には「電話」が記述される。内容には、「いたずら」、危険レベルには「1」が記述される。情報データベース7には、音声情報(音声データ)が記録される。このように情報データベース7のファイル構造例を階層構造とすることで、過去のデータD1’を検索し易くするようになされている。情報データベース7はハードディスク56内に一括して構築し、又は、不審通知メモリ58及び不審物メモリ59内に分けて構築してもどちらでもよい。なお、危険レベルは警報情報D4となってハードディスク56から読み出される。
図6は、情報管理装置20による同報通信例を示す構成図である。図6に示す同報通信例によれば、情報管理装置20から通信モデム19、通信回線3を介して電話事業者の基地局22へ電子メール等の警報情報D4が送信される。
このとき、情報管理装置20では、キーボード12又はマウス13の操作指示に従って、CPU55は、当該関係者の携帯電話機に一斉に電子メール送信するように通信モデム19を制御する。通信モデム19は、既存の同報通信機能を利用して関係者n名の携帯電話機#1、#2・・・#nに一斉に電子メールを送信するようになされる。
基地局22は、社員や関係者が所持する携帯電話機#1、#2・・・#nを一斉に呼び出し、それらの携帯電話機#1、#2・・・#nに対して一斉に電子メールにして、テロ予告等の警報情報D4を送信するようになされる。携帯電話機所持者は、基地局22からの電子メールを個々に受信し、テロ予告等の警報情報D4をその場で確認できるようになる。
続いて、本発明に係る情報処理方法(テロ連絡支援方法)について、通話録音装置16、情報処理装置10及び情報管理装置20の3つに分けて、これらの動作例又は情報処理例を説明する。
[通話録音装置の動作例]
図7は、テロ連絡支援システム100における通話録音装置16の動作例を示すフローチャートである。
この実施例では、犯罪予告情報入力系Iに配置された通話録音装置16が予め会社代表の固定電話機18に接続され、テロの情報発信源が電話である場合を想定して、不審通知を受け付けた際に、当該通話録音装置16で不審通知を記録(保存)し、この通話録音装置16から情報処理装置10へデジタルの不審音声情報を出力するようになされる。
この例では、通話録音装置16の記録モードとして、通常記録モードとテロ記録モードが準備されている場合を例に採る。通常記録モードとは、相手方の会話音声が正常であって、会話内容が常識である場合の記録及び自動消去動作をいう。テロ記録モードとは、相手方の会話音声が異常であって、会話内容が非常識である場合の記録及び自動消去解除動作をいう。
これらを録音条件にして、図7に示すフローチャートのステップA1で相手方からの着呼を監視し同着呼を検出する。このとき、固定電話機18に接続された着呼検出部61では、相手方からの着呼を検出して着呼検出信号Sdを制御部65に出力する。相手方からの正常な通知に対して、招かざる不本意な不審通知を受け付けるためである。
この例では正常通知及び不審通知を含めて着呼が検出された場合は、ステップA2で記録動作を開始する。記録動作は、受話器18aを取ったタイミングで録音が始まる。このとき、制御部65は、着呼検出信号Sdに基づいて音声記録制御を実行する。固定電話機18に接続された音声記録部62は、制御部65からの記録制御信号Scに基づいて相手方の会話音声を録音(記録)する。
その後、ステップA3で記録モードに基づいて制御を分岐する。このとき、電話に出たオペレータ(電話対応者)が電話対応中、正常な通知又は不本意な不審通知の受け入れに対応して(記録モードに基づいて)制御を分岐する。正常な通知の場合は、オペレータは普通に電話対応するので、通常記録モードに係る制御を実行する。
この制御では、ステップA4に移行して記録処理を継続する。その後、受話器18aがオン・フックされたかを検出する。受話器18aがオン・フックされた場合は、ステップA6に移行して記録情報内容を自動消去する。会話の記録情報内容は、図2に示した受話器18aを戻したタイミングで自動消去される。その後、ステップA11に移行する。
上述のステップA3で電話に出たオペレータが電話対応中、不本意な不審通知の受け入れであると判断した場合、すなわち、電話応対中、相手方の会話音声が異常であったり、会話内容が非常識であった場合は、受話器18aを戻すことなく、テロ記録モードを制御部65に設定するべく、ステップA7で非解除スイッチをオンする。非解除スイッチは例えば、操作部63に設けられ、この非解除スイッチのオンに基づいて操作部63から制御部65へ操作信号Smが出力される。非解除スイッチがオンされると、音声記録部62の記録内容は、自動消去されることなく、保持されたままになる。
そして、ステップA8で音声記録部62は記録処理を継続する。その後、ステップA9に移行して制御部6は、操作部63からの操作信号Smに基づいて、相手方の会話内容を全て記録したかをチェックする。相手方の会話内容を全て記録していない場合は、ステップA8に戻って記録処理を継続するようになされる。相手方の会話内容を全て記録した場合は、ステップA11に移行する。
ステップA11で制御部65は終了判断する。例えば、制御部65は電源オフ情報を検出して通話録音処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップA12に移行して転送モードの設定に基づいて制御を分岐する。転送モードは、例えば、操作部63を使用してオペレータが設定する。操作部63で操作指令した転送モードは、操作信号Smとなって操作部63から制御部65へ出力される。
転送モードが設定された場合は、ステップA13に移行して不審通知情報D11を情報処理装置10に転送する。このとき、音声記録部62では、アナログの不審通知信号Saがデジタルの犯罪予告情報D11に変換される。この変換後の不審通知情報D11が通話録音装置16から情報処理装置10へ転送される。なお、転送モードを設定しない場合は、ステップA1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。このように、転送モードに基づいて通話録音装置16から情報処理装置10へ不審通知情報D11を転送することができる。
[情報処理装置の動作例]
図8は、情報処理装置10及びその周辺機器の動作例を示すフローチャートである。この実施例では、犯罪予告情報入力系Iに情報処理装置10及び通話録音装置16が配置され、不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの犯罪予告情報を出力する場合を前提とする。この例で、不審通知を受け付けた場合は、通話録音装置16から不審通知情報D11を入力し、不審物を受け付けた場合は、その不審物の画像を取得してデジタルの不審画像情報D12を保存するようになされる。
また、情報処理装置10と情報管理装置20との間で通信処理をするようになされる。情報処理装置10で、CPU55は電源がオンされると、ROM52からRAM53へシステムプログラムデータDPを読み出してシステムを起動し、キーボード12又はマウス13からの操作データD3に基づいて当該情報処理装置全体を制御するようになされる。オペレータは、例えば、システム起動時の他にテロ予告等が有ったとき、キーボード12及びマウス13を操作して、不審通知及び又は不審物に係る情報を入力するように操作される。
これらを情報処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップB1で不審通知及び不審物の受付を待機する。不審通知又は不審物が受け付けられた場合は、ステップB2に移行して制御を分岐する。テロ予告等の不審通知が電話により受け付けられた場合は、ステップB3で通話録音装置16から不審通知情報D11を受信する。その後、ステップB4に移行して、画像&音声処理部54は、不審通知情報D11を音声処理する。この音声処理では、例えば、所定の音声圧縮方式(JPEG)により不審通知情報D11を符号化して圧縮する。
また、ステップB2でテロ予告等がFAXや手紙9等の不審物により受け付けられた場合は、ステップB5に移行して、その不審物の画像を取得してデジタルの不審画像情報D12を保存する。このとき、スキャナー14の文字認識(OCR)機能を利用して、例えば、手紙9の筆跡を読み取って得たアナログの不審物の画像をデジタルの不審画像情報D12に変換して出力するようになされる。不審画像情報D12は情報処理装置10に転送される。その後、ステップB6に移行して、情報処理装置10では、画像&音声処理部54が不審画像情報D12を画像処理する。この画像処理では、例えば、所定の画像圧縮方式(MPEG)により不審画像情報D12を符号化して圧縮する。
そして、ステップB7に移行してCPU55が圧縮後の不審通知情報D11や不審画像情報D12等にヘッダ情報を付加してデータストリーム処理される。ヘッダ情報には、受付手段の種別を記述するようになされる。その後、ステップB8に移行してCPU55は、画像&音声処理部54でデータストリーム処理されたデジタルの不審通知情報D11と不審画像情報D12とをハードディスク56に随時保存するように記録される。これにより、テロ予告等の初期の段階で極めて重要な犯罪予告情報D1(電話の音声、手紙の筆跡等)や、テロ情報源を記録できるようになる。
また、制御手段50は、画像&音声処理部54で音声処理された不審通知情報D11や画像処理された不審画像情報D12を編集分離するように制御される。例えば、不審通知メモリ58には、制御手段50で編集分離された不審通知情報D11が格納される。不審物メモリ59には、制御手段50で編集分離された不審画像情報D12が格納される。
その後、ステップB9に移行して、情報処理装置10は、集中管理センターへ犯罪予告情報D1を送信処理する。このとき、通信モデム19は、情報処理装置10から出力されるデータストリーム形態の犯罪予告情報D1を通信回線3を介して集中管理センターII等の情報管理装置20へ送信(転送)するようになされる。これにより、本社の集中管理センターIIに犯罪予告情報を集中することができる(犯罪予告情報入力機能)。
そして、この例では、ステップB10に移行して、集中管理センターIIから犯罪予告情報D1の照合結果を受信処理するようになされる。その後、ステップB11に移行して、照合結果に基づく情報処理を実行する。例えば、ステップB8で分離編集した不審通知メモリ58内の不審通知情報D11に対して集中管理センターIIから照合結果が結合(上書き)され格納される。同様にして、不審物メモリ59内の不審画像情報D12に対して集中管理センターIIから照合結果が結合(上書き)され格納される。
その後、ステップB12でCPU55は、情報処理終了を判断する。例えば、CPU55は電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップB1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。このように情報処理すると、上位の情報管理装置20で不審通知情報D11や不審画像情報D12等を照合処理する際に、デジタルの判別処理できるので、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告や、犯罪者の侵入、クレーマー等に関する警報情報を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。
[情報管理装置の情報処理例]
図9は、情報管理装置20における情報処理例を示すフローチャートである。この実施例では、図4に示した情報管理装置20が集中管理センターIIに備えられ、犯罪予告情報入力系Iの情報処理装置10から転送されてきた犯罪予告情報D1を記録(登録)し、当該犯罪予告情報D1を管理するようになされる。
CPU55は電源がオンされると、ROM52からRAM53へシステムプログラムデータDPを読み出してシステムを起動し、キーボード12又はマウス13からの操作データD3に基づいて当該情報管理装置20の全体を制御するようになされる。
これらを情報処理条件にして、情報管理装置20では、図9に示すフローチャートのステップC1で犯罪予告情報D1を得る。この例では、テロ予告等が有ったとき、キーボード12及びマウス13を操作して、情報処理装置10からデータストリーム形態の犯罪予告情報D1を受信するように操作される。
このとき、CPU55の制御を受けて、通信モデム19は、情報処理装置10から転送されてくる犯罪予告情報D1を通信回線3を介して受信する。ここで受信された犯罪予告情報D1は、画像&音声処理部54に出力される。画像&音声処理部54は、犯罪予告情報D1のデジタル判別の前処理として、不審通知情報D11を音声処理したり、不審画像情報D12を画像処理するようになされる。
また、CPU55は、ヘッダ情報をデコードして受付手段の種別を検出する。
その後、ステップC2に移行して、CPU55は、犯罪予告情報D1の形態に応じて制御を分岐する。この例で、受付手段が電話である場合は、ステップC3に移行して判別手段6を構成するCPU55は、不審通知情報D11(音声情報)から意味解析を実行して、犯罪予告情報D1の信憑性を判別する。このとき、画像&音声処理部54の音声処理では、例えば、データストリーム形態の不審通知情報D11から分離されたヘッダ情報に基づいて、所定の音声圧縮方式(JPEG)により圧縮されている不審通知情報D11を復号化して伸長する。
この例では、不審通知の信憑性を判別するための判別基準情報を設定し、復号化伸長された不審通知情報D11と、予め設定された判別基準情報とを比較して当該犯罪予告情報D1の信憑性を判別するようになされる。判別基準情報は、不審通知の用語の意味や、言語訛り等である。判別基準情報は、オペレータがキーボード12及びマウス13を操作して設定される。テロに関する情報等の不審通知情報D11には、真正な情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く含まれるが、犯罪予告情報管理系における照合機能によって、その不審通知情報D11を早い段階で真偽を判定できるようになる。判別手段6で判別された不審通知情報D11は、不審通知メモリ58に格納される。
また、受付手段がFAXや手紙9等である場合は、ステップC4に移行してCPU55は、不審画像情報D12(文字情報)から意味解析を実行して、犯罪予告情報D1の信憑性を判別する。この不審画像情報D12は、犯罪予告情報入力系Iのスキャナー14のOCR機能を利用して読み込まれた文字情報等である。このとき、画像&音声処理部54の画像処理では、例えば、所定の画像圧縮方式(MPEG)により圧縮されている不審画像情報D12をヘッダ情報に基づいて復号化して伸長する。
この例では、不審物の信憑性を判別するための判別基準情報を設定し、復号化伸長された不審画像情報D12と、予め設定された判別基準情報とを比較して当該犯罪予告情報D1の信憑性を判別するようになされる。テロに関する情報等の不審画像情報D12には、真正な情報だけでなく、愉快犯的ないたずら情報も多く含まれるが、犯罪予告情報管理系における照合機能によって、その不審画像情報D12を早い段階で真偽を判定できるようになる。判別手段6で判別された不審画像情報D12は、不審物メモリ59に格納される。
受付手段がその他の場合は、ステップC5に移行して手入力にて、犯罪予告情報D1を登録し、その解析処理を実行する。その他の受付手段としては、毒薬や、劇薬、爆発物等が送りつけられた場合である。この場合は、その旨を監督官庁に届け出することが好ましい。集中管理センターIIでは、情報管理装置20に寄せられた犯罪予告情報D1を分析し、テロの緊急レベルを設定する。
そして、ステップC6に移行して、CPU55は、オペレータのキーボード12及びマウス13の操作に基づいてその意味内容から危険レベルを試算する。この例では、緊急レベルに応じて、社内関係部署への電子メール通知、警察、監督官庁への電子メール・FAX等、必要なアクションを起こすようになる。例えば、CPU55は、犯罪予告情報D1の警報情報のレベルに応じて、通知すべき社員情報を切り分けて複数管理するようになされる。
ここに犯罪予告情報D1に対する緊急レベルには、例えば、100段階の警報情報が準備される。レベル1は、不審連絡(通知)が入った場合である。その対応策では、テロ予告内容の分析を警察署の鑑定に依頼中、「いつでも出勤できるように待機されたい。」である。レベル2は、鑑定の結果、危険性が高いことが判明した場合である。その対応策は「警戒体制に入る。」である。レベル10は、テロが発生した場合である。その対応策は「特別非常体制に入る。」である。レベル99は、鑑識の結果、いたずらと判明した場合である。その対応策は「しばらく様子を見る。」である。レベル00は、警戒体制を解除する場合である。
そして、ステップC7に移行して、CPU55はデジタルの犯罪予告情報D1を記録保存する。先のステップでレベル付けされた犯罪予告情報D1を随時ハードディスク56に保存してデータベース化する。これは、各地から寄せられてくる不審通知情報D11や不審画像情報D12等の犯罪予告情報D1を情報データベースに登録するためである。これにより、テロ予告等の初期の段階で極めて重要な犯罪予告情報D1(電話の音声、手紙の筆跡等)や、テロ情報源を記録できるようになる。
この集中管理センターIIでは、今回の犯罪予告情報D1と過去の犯罪予告情報D1’とを比較し、同じ人物が存在するか否かを検索するようになされる。この例では、ステップC8でデジタルの犯罪予告情報D1から類似データを検索する。このとき、情報管理装置20では、キーボード12及びマウス13によって入力された検索項目をキーにして当該不審通知及び又は不審物に係る過去の登録情報が検索される。
例えば、CPU55は、犯罪予告情報入力形態が音声である場合は声紋で、その形態がFAXや手紙である場合は、その筆跡で情報データベースを検索するようになされる。声紋検索項目に係る不審通知の過去の不審通知情報D11’を読み出し、又は、筆跡検索項目に係る不審物の過去の不審画像情報D12’を読み出すようになされる。モニタ11は、CPU55の表示制御を受けて、表示データD2に基づく過去のテロ予告者の声紋等の画像や、過去のテロ予告者の筆跡等の画像等を表示する。
表示データD2は、不審通知メモリ58から読み出された過去の不審通知情報D11’や、不審画像情報D12’等を所定の表示フォーマットに変換したデータである。モニタ11では、今回のテロ予告者の声紋等の画像と前回のテロ予告者の声紋等の画像とを同一画面上に表示するようになされる。これは照合処理を容易にするためである。
その後、ステップC9に移行して検索照合結果を出力するようになされる。この例では、犯罪予告情報D1の警報情報D4のレベルに応じて、関係者に通知すべき情報を切り分けるようになされる。例えば、CPU55は、犯罪予告情報D1の警報情報D4のレベルに応じて、関係者の携帯電話機に通知すべき情報を切り分け制御をする。
図10は、情報管理装置20による警報情報D4の通報例を示すフローチャートである。
この実施例では、予め社員や関係者等の全員の電子メールアドレスが登録されている。通報モードとしては、一斉通報モードと個別通報モードとが準備される。一斉通報モードでは、社員及び関係者の携帯電話機に一斉に警報情報D4を電子メール送信する動作となる。個別通報モードでは、監督官庁や、解析機関、研究機関等の情報端末装置に警報情報D4を配信する動作となる。
この例では、緊急(危険)レベルを予めキーボード12の操作ボタンに割り当てている。オペレータは、キーボード12及びマウス13を操作して、テロ予告に対する警報情報D4を関係者に通知する。通信モデム19は、判別手段6により判別された犯罪予告情報D1の信憑性に基づいて警報情報D4を関係者に通信する。
これらを通報条件にして、図10に示すフローチャートのステップE1で通報命令を待機する。通報命令は、オペレータがキーボード12及びマウス13を操作してCPU55へ入力される。通報命令が入力された場合は、ステップE2に移行する。ステップE2でCPU55は、通報対象に応じて制御を分岐する。この例で、通報対象が社員及び関係者である場合は、ステップE3に移行して、CPU55は警報情報D4をセットする。このとき、CPU55は、予め登録されている社員や関係者等の全員の電子メールアドレスに対応して、警報情報D4をデータパケットに記述するようになされる。
その後、ステップE4でCPU55は、通信モデム19を制御してオフ・フック処理を実行する。オフ・フック処理では通信モデム19が相手方の携帯電話機を呼び出し、当該情報管理装置20と相手方の携帯電話機とを通信回線3を介して接続し通信路を確立する。
そして、ステップE5で通信モデム19は一斉通報モードを実行する。一斉通報モードでは、CPU55がキーボード12又はマウス13の操作指示に従って、通信モデム19(送信手段)を制御する。通信モデム19は、既存の同報通信機能を利用して、当該関係者の携帯電話機に一斉に電子メール送信する。これにより、緊急レベルに応じたボタン操作1つで、登録された社員全員に即時電子メール(伝達手段)により情報送信できるようになる。その後、ステップE9に移行してオン・フック処理を実行する。オン・フック処理では先に接続確立されている通信回線を切断するようになされる。
また、ステップE2で通報対象が監督官庁である場合は、ステップE6に移行して、当該情報管理装置20で処理された犯罪予告情報D1又は警報情報D4をセットする。このとき、CPU55は、予め登録されている監督官庁や、解析機関、研究機関等の電子メールアドレスに対応して、犯罪予告情報D1又は警報情報D4をデータパケットに記述するようになされる。
その後、ステップE7に移行して通信モデム19はオフ・フック処理をする。オフ・フック処理では通信モデム19が監督官庁の情報端末装置を呼び出し、当該情報管理装置20と情報端末装置とを、例えば、専用通信回線を介して接続し通信路を確立する。そして、ステップE8で通信モデム19は個別通報モードを実行する。個別通報モードでは、CPU55がキーボード12又はマウス13の操作指示に従って、当該監督官庁の情報端末装置に電子メール送信するよう通信モデム19(送信手段)を制御する。この制御により、犯罪予告情報D1又は警報情報D4を監督官庁に転送できるようになる。個別通報先は監督官庁に限られることはなく、専門の解析機関あるいは研究機関に犯罪予告情報D1又は警報情報D4を転送するようにしてもよい。
その後、ステップE9に移行してオン・フック処理を実行する。オン・フック処理では先に接続確立されている通信回線3を切断するようになされる。そして、ステップE10に移行してCPU55は情報処理終了を判断する。例えば、CPU55は電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップE1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、実施例としての情報処理装置10、情報管理装置20及び情報処理方法を応用したテロ連絡支援システム100によれば、犯罪予告情報D1を解析する場合、判別手段6は、情報処理装置10から出力される犯罪予告情報D1の信憑性を判別する。判別手段6は、デジタルデータに変換された犯罪予告情報D1とキーボード12又はマウス13により予め設定された判別基準情報とを比較して当該犯罪予告情報D1の信憑性を判別する。通信モデム19では、判別手段6により判別された犯罪予告情報D1の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信するようになる。
従って、人為的な取り決めに依存することなく、テロ予告やクレーマー等に関する警報情報D4を正確かつ素早く関係者に周知徹底できるようになる。これにより、情報処理装置10及び情報管理装置20を応用したテロ連絡支援システムを提供できるようになる。
この実施例で、犯罪予告情報D1における音声情報(声紋)や、紙情報(筆跡)等は極めて重要であり、そのデジタル情報を警察署内の研究機関に転送し、即時解析してもらうことが可能になる。声紋等では、本当に脅しなのか、単なる遊びなのか等の感情情報を分析することも可能になる。このシステム100は、犯人像のプロファイルに極めて有効である。同時に、声紋及び筆跡から過去の他のテロ事件等の検索も可能となる。
また、情報処理装置10の犯罪予告情報入力機能と、情報管理装置20の犯罪予告情報管理機能とを合わせ持つ、情報処理装置を構成してもよい。自社の単独でも、より早く犯人像をつかむことが可能になる。上述したテロ連絡支援システム(情報処理システム)は、テロに限定するものではなく、企業に対するクレーマーや犯罪者の侵入に関する警報情報D4の連絡支援にも有効な手段であることはいうまでもない。
この発明は、電力事業に関連する設備や施設、又は、地域的に関係する各種施設や、建造物等に対するテロの脅威に関する警報情報を取り扱うテロ対策業務を支援するテロ連絡支援システムに適用して極めて好適である。
本発明に係る実施例としてのテロ連絡支援システム100の構成例を示す図である。 情報処理装置10の内部構成例及びその周辺機器の接続例を示すブロック図である。 通話録音装置16の構成例を示すブロック図である。 情報管理装置20の構成例を示すブロック図である。 情報管理装置20における情報データベースのファイル構造例を示す表図である。 情報管理装置20による同報通信例を示す構成図である。 テロ連絡支援システム100における通話録音装置16の動作例を示すフローチャートである。 情報処理装置10及びその周辺機器の動作例を示すフローチャートである。 情報管理装置20における情報処理例を示すフローチャートである。 情報管理装置20による警報情報D4の通報例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・受付手段、2・・・送信手段、3・・・通信回線、4・・・受信手段、5・・・記録保管手段、6・・・判別手段、7・・・情報データベース、8・・・通報手段、10・・・情報処理装置、14・・・スキャナー、15・・・制御システム、16・・・通話録音装置、19・・・通信モデム(通信手段)、20・・・情報管理装置、50・・・制御手段、56・・・ハードディスク(記憶手段)、58・・・不審通知メモリ、59・・・不審物メモリ、100・・・テロ連絡支援システム(情報処理システム)

Claims (20)

  1. 不審通知又は及び不審物に係る情報を処理する情報処理システムであって、
    少なくとも、前記不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を出力する情報処理装置と、
    前記情報処理装置から出力される前記不審情報の信憑性を判別した後、当該不審情報の信憑性に基づいて警告内容を関係者に通信する情報管理装置と、
    前記情報処理装置と前記情報管理装置とを接続する通信手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置を営業所及び支社に配置し、前記情報管理装置を本社に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報管理装置は、
    信憑性評価可能な組織機関に前記不審情報を転送し、
    前記不審情報の信憑性評価結果を受信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報管理装置には、
    前記情報処理装置の不審情報入力機能を備えるものが使用されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 不審通知又は及び不審物を処理してデジタルの不審情報を出力する情報処理手段と、
    前記情報処理手段から出力される前記不審情報を送信する送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記情報処理手段には、前記不審通知を記録する通話録音装置が接続されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理手段には、前記不審物を撮影する撮影装置が接続されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記デジタルの不審情報を随時保存する記録手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 不審通知又は及び不審物を処理して得られたデジタルの不審情報の信憑性を判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別された前記不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通信する通信手段とを備えることを特徴とする情報管理装置。
  10. 前記不審通知又は及び不審物の信憑性を判別するための判別基準情報を設定する設定手段を備え、
    前記判別手段は、
    前記デジタルを変換された不審情報と、前記設定手段により設定された判別基準情報とを比較して当該不審情報の信憑性を判別することを特徴とする請求項9に記載の情報管理装置。
  11. 前記デジタルの不審情報を随時保存する記録手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の情報管理装置。
  12. 前記不審情報の警告内容のレベルに応じて、関係者の携帯電話機に通知すべき情報を切り分け制御をする制御手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の情報管理装置。
  13. 前記関係者の携帯電話機に電子メールを送信する送信手段と、
    前記警報情報を関係者に通知する際に操作される操作手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段からの指示に従って、当該関係者の携帯電話機に一斉に電子メール送信するように前記送信手段を制御することを特徴とする請求項9に記載の情報管理装置。
  14. 不審通知又は及び不審物を受け付けるステップと、
    前記不審通知又は不審物を受け付けられたとき、前記不審通知又は不審物を処理してデジタルの不審情報を取得するステップと、
    取得された前記不審情報の信憑性を判別するステップと、
    判別された前記不審情報の信憑性に基づいて警報情報を関係者に通知するステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  15. 前記不審通知を受け付けた際に、
    前記不審通知を記録処理してデジタルの不審通知情報を保存することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 前記不審物を受け付けた際に、
    前記不審物の画像を取得処理してデジタルの不審画像情報を保存することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  17. 前記不審通知又は及び不審物の信憑性を判別するための判別基準情報を設定し、
    前記デジタルの不審情報と、予め設定された判別基準情報とを比較照合して当該不審情報の信憑性を判別することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  18. 前記デジタルの不審情報を随時保存してデータベース化することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  19. 前記不審情報の警告内容のレベルに応じて、関係者に通知すべき情報を切り分けることを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  20. 前記警報情報を関係者に通知する際に、
    当該関係者の携帯電話機に一斉に電子メール送信することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
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