JP2006318068A - 印刷装置の制御方法及びその方法を実行するための情報処理装置及びプログラム - Google Patents

印刷装置の制御方法及びその方法を実行するための情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色材の乾燥待ちに代わる合紙挿入を的確に行う。
【解決手段】合紙挿入モードがオフの場合には(S301−Y)、用紙指定サブモードが選択されており、かつ用紙指定サブモードに係る用紙種類が設定されているか判定する(S303)。その場合には乾燥時間待ちモードをオンとして、プリンタに1ページ印刷毎に一定時間待機する命令を発効する。そうでなければ、乾燥時間待ちモードをオフとして確認ダイアログを表示し(S305)、ジョブ開始コマンドをプリンタに送信した後、サブモードが、用紙指定か、無指定か、自動挿入かに応じて処理を分岐する(S307−S310)。それぞれのサブモードでは、たとえば1ページあたりの使用インク量に基づく合紙挿入判定を行い、色材の乾燥に一定時間以上要することが予想される場合には合紙が挿入される。その場合には、格差部モードに応じて適切な位置が決定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置の制御方法及びその方法を実行するための情報処理装置及びプログラムに関し、特に合紙を挿入して複数枚の印刷を行う際の印刷装置の制御方法及びその方法を実行するための情報処理装置及びプログラムに関する。
インクジェット方式のプリンタでは、インクの乾燥に一定の時間を要する。そこで、乾燥時間待ちモードを有するプリンタがある(特許文献1参照)。このプリンタは、乾燥時間待ちモードが指定されると、直前に印刷した用紙の種類に基づく乾燥時間内は、後続するページの印刷を抑制する。
また、未乾燥の用紙の重ね合わせによる用紙の汚損を防止するために、合紙を印刷済み用紙の間に挿入する方法も知られている。
特開昭11−348247号公報
しかしながら、上記背景技術の欄に記載したように、乾燥待ち時間モードを持つプリンタに対して、乾燥待ち時間モードを用いて印刷させると、乾燥待ち時間の分だけ印刷に時間がかかり、スループットが低下する。特に高品質の光沢紙を用いた場合、乾燥待ち時間は相当長時間を要する。また、記録材(インク)の紙写りを防ぐため各ページ間に合紙を挿入する場合、印刷されたページ間すべてに合紙を挿入すると、合紙挿入のための時間もかかる上、用紙のコスト負担も増大する。それを防止するために、ユーザが印刷済み画像の汚損が生じるおそれのあるページを選択して合紙の挿入を設定することも考えられる。しかし、この場合には利用者が汚れを防ぐのに必要なページ位置を把握し、それを指定しなくてはならず、ユーザの負担が増大し、使い勝手が悪くなるという問題がある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、印刷済み用紙の汚損を防止するために必要な位置に的確に合紙を挿入することができる印刷装置の制御方法及びその方法を実行するための情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
印刷装置が接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
操作者により入力される、印刷品位及び用紙種類を含む印刷設定情報に基づいて、合紙を自動挿入する自動挿入モードであるか否か判定する判定工程と、
前記判定工程により前記自動挿入モードであると判定された場合には、前記印刷設定情報に基づいて合紙を挿入するページ位置を決定する決定工程と、
前記印刷装置に対してページ単位の印刷命令を発行する印刷工程と、
前記決定工程により決定された位置に合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程とを備えることを特徴とする。
あるいは、印刷装置が接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
印刷設定情報に基づいて印刷済みの用紙の乾燥に要する乾燥時間と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
前記比較工程による比較の結果、前記乾燥時間の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置に対して、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令を発行するごとに合紙の挿入命令を発行する合紙挿入工程とを備えることを特徴とする。
あるいは、印刷装置が接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
印刷設定情報に基づいて1ページに含まれるオブジェクトのうち、イメージオブジェクトの占めるイメージ率と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
前記比較工程による比較の結果、前記イメージ率の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令を発行するごとに合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷品位及び用紙種類を含む印刷設定情報に基づいて、合紙を自動挿入する自動挿入モードである場合には、前記印刷設定情報に基づいて合紙を挿入するページ位置を決定し、決定された位置に合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行することで、必要な位置に合紙を挿入することができ、印刷スループットの大幅な低下を防ぎつつ、記録材の紙移りを防止することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムの概略構成を示す図である。尚、この図1で示される実施の形態で使用されるコンピュータは、例えば一般的に普及しているパーソナルコンピュータ(情報処理装置に相当する。)にMicrosoft社のWindows(登録商標)をオペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ。)として使用し、印刷処理機能を有するアプリケーション101をインストールしたコンピュータ100である。更に、このコンピュータ100には、インク等の記録材の乾燥に一定時間を要するような方式のプリンタ108(たとえばインクジェットプリンタ)が接続されている。
アプリケーション101が印刷要求した描画データ(文書データ、画像データ等の印刷データ)は、OSの描画モジュールであるグラフィックデバイス・インターフェース(Graphics Device Interface:以下、「GDI」)102経由でプリンタグラフィックドライバ103に渡される。これによりプリンタグラフィックドライバ103により印刷ジョブが生成され、生成された印刷ジョブはプリンタ108に対して印刷要求として出力される。GDI102は、通常、一旦、そのデータをEMF(Enhanced Meta File)データとしてスプールファイル104にスプール(OSのスプール処理)する。そのスプール処理が終了すると、プリントプロセッサ105に印刷要求を発行する。これによりプリントプロセッサ105は、スプールファイル104から印刷出力情報と描画データをページ単位で読み込み、1ページずつGDI102を介してプリンタグラフィックドライバ103に出力して印刷するように要求する。尚、このプリントプロセッサ105は、OSのモジュールとして用意されているが、プリンタのメーカ等がカスタマイズしたプリントプロセッサ105をプリンタグラフィックドライバ103とともに供給し、それらをハードディスクにインストールすることも許容されている。こうしてプリントプロセッサ105から印刷が要求されたプリンタグラフィックドライバ103は、GDI102が持つ描画機能であるGDIレンダリングエンジンを用いて、プリンタの印刷解像度に合わせてレンダリングし、読み込まれた描画データからラスタイメージデータ106を生成する。このラスタイメージデータ106は、一般的に色を多段階の値として保持する多値データである。プリンタグラフィックドライバ103は、この多値データを元に色処理を行い、プリンタ108の保持するインク毎の色成分に分解したハーフトーンデータ107が生成される。その後、プリンタグラフィックドライバ103によりプリンタコマンドの付加などが行われ、印刷ジョブが生成されてプリンタ108に送信される。プリンタ108が多値データを受け取ることができるような多値プリンタである場合、ラスタイメージデータ106の状態でプリンタ108に送信することも許容される。ただし、プリンタグラフィックドライバ103は、プリンタ108の扱う多値レベルに応じた量子化処理を行う必要はある。
プリンタ108は2つ以上の給紙口を持ち、印刷用の用紙と合紙用の用紙をそれぞれ別の給紙口から給紙可能である。プリンタ108の例としては、インク液滴を画像データに応じてノズルから吐出して印刷媒体(印刷用紙)に記録するインクジェット方式のプリンタがある。インクジェット方式には、さらにシリアル方式とライン方式とがある。シリアル方式のプリンタは、複数のノズルが用紙搬送方向に直列に配置された各色成分のヘッドを持つ。そしてこの記録ヘッドを用紙搬送方向と直交する方向に走査しつつ、画像に応じてインクを吐出してひとつのバンドを記録する。1バンド分の画像が形成されると、バンド幅(あるいはバンド幅バンドを重複させる場合もある。)ずつ用紙を搬送させて、バンドの形成を繰り返す。こうして1ページの画像を形成する。一方ライン方式のプリンタは、用紙の搬送方向に直交する方向に、記録幅に相当する数のノズルを直列に配置した、各色成分のライン記録ヘッドを持つ。そして、記録ヘッドにより1ラインずつ画像を形成し、用紙を1ライン搬送することを繰り返して1ページの画像を形成する。
さらに、プリンタ108は、乾燥時間待ち機能を有している。たとえば乾燥時間待ちモードを表示するための乾燥時間待ちフラグが、プリンタに内蔵するメモリに設けられている。そして、この乾燥時間待ちフラグは、プリンタグラフィックドライバ103による命令にしたがってセットされ(乾燥時間待ちモードがオンになる)あるいはリセットされる(乾燥時間待ちモードがオフになる)。乾燥時間待ちフラグがセットされている場合、プリンタ108は、1ページの画像形成終了後、次のページの画像形成を開始するまであらかじめ決められた時間待機する。そして、この時間が経過すると初めて次のページの画像形成を開始する。これによって、インクが乾燥する猶予時間が確保され、排紙トレイに載置された最初のページのインクが乾燥して形成された画像が定着した後で、次のページの用紙がその上に重ねて排出される。したがって、乾燥時間待ちモードではフェイスアップ排紙が原則となる。
またプリンタ108は、自動両面印刷機能(すなわち用紙の反転機構)を持つプリンタであってもよい。自動両面印刷機能を用いれば、オペレータによる介入無しで両面に刷された印刷物を得ることが出来る。なお自動両面印刷における乾燥時間待ちモードでは、表面が印刷されて反転機構中の両面トレイに一旦載置された状態で、裏面への印刷まで一定時間待機すれば、その用紙の表面のインクを乾燥させることが出来る。のみならず、通常の排紙トレイに排出された直前の用紙の裏面のインクまで乾燥させることができる。このため、裏面人刷後、次の用紙の印刷開始までの乾燥時間の待ちは不要である。なお、プリンタ8により両面印刷が行われている場合、片面印刷と同様に、表面印刷後には乾燥時間を待機せず、裏面印刷後に、次の用紙の印刷開始まで乾燥時間待ちしてもよい。
さらにプリンタ108は合紙挿入機能(ジョブを終了せずに給紙部を変更することができる機能)を有している。合紙としては、通常の印刷用紙と同じ用紙を用いてもよいので、合紙挿入は特に別の給紙部に限る必要はないため、少なくとも1つの給紙部(用紙トレイ)を有しているプリンタであっても実現できる。ただし、印刷用紙と合紙とを相異なる用紙トレイから供給する場合には、合紙挿入機能を持つプリンタの使用が望ましい。それというのは、通常のプリンタでは、印刷処理において用紙トレイを変更するためには、一旦印刷ジョブを区切る必要があるためである。これに対して、合紙挿入機能を用いれば、合紙用の用紙トレイと印刷用の用紙トレイとをそれぞれ指定できる。そのために、ひとつの印刷ジョブで複数の用紙トレイから供給される用紙を用いることが出来る。合紙挿入機能を持つプリンタに対しては、プリンタグラフィックドライバ103は、印刷ジョブ中の各ページの印刷データ(ビットマップデータ)の間であって、合紙を挿入すべき位置に合紙挿入命令を加える。プリンタ108は、合紙挿入命令を解釈実行して、指定されたトレイから用紙を搬送して合紙として排出する。
一方、プリンタ108が合紙挿入機能を持たない場合には、合紙は、たとえば用紙の供給及び強制排出命令により実現できる。そこで、プリンタ108が合紙挿入機能を持たない場合、プリンタグラフィックドライバ103は、印刷ジョブ中の各ページの印刷データ(ビットマップデータ)の間であって、合紙を挿入すべき位置に、用紙の供給及び強制排出命令を加える。プリンタ108は、これら命令を解釈実行して、指定されたトレイから用紙を搬送して排出する。これが合紙となる。なお、本実施形態において合紙挿入命令(あるいはこれと同主旨の用語を含む)といった場合には、プリンタ108が合紙挿入機能を持たない場合における、合紙挿入のための用紙の供給及び強制排出命令を含むものとする。
<ハードウエア構成>
図14に、図1に示した印刷システムのハードウエアブロック図を示す。コンピュータ100は、処理部1000と周辺装置とを含む。また、プリンタ108は、記録ヘッド3010、記録ヘッド3010を搬送するキャリアを駆動するキャリア(CR)モータ3011、用紙を搬送する搬送モータ3012などの駆動部と、制御回路部3100とから構成されている。
コンピュータ100の処理部1000は、制御プログラムに従ってホスト装置の全体制御を司るMPU1001、システム構成要素を互いに接続するバス1002、MPU1001が実行するプログラムやデータ等を一時記憶するDRAM1003、システムバスとメモリバス、MPU1001を接続するブリッジ1004、例えば、CRTなどの表示装置2001にグラフィック情報を表示するための制御機能を備えたグラフィックアダプタ1005を含んでいる。DRAM1003には、プリンタグラフィックドライバ103により利用されるメモリ領域1003aが確保されている。
さらに、処理部1000はHDD装置2002とのインタフェースを司るHDDコントローラ1006、キーボード2003とのインタフェースを司るキーボードコントローラ1007、IEEE1284規格に従ってプリンタ108との間の通信を司る、パラレルインタフェースである通信I/F1008を備えている。
さらに、処理部1000には、グラフィックアダプタ1005を介して操作者にグラフィック情報等を表示する表示装置2001(この例では、CRT)が接続されている。表示装置2001には、プリンタグラフィックドライバ103により提供されるユーザインターフェース画面等が表示される。たとえば、印刷設定のためのユーザインターフェースや、自動合紙挿入モードにおいて合紙が挿入された位置等が表示される。処理部1000には、プログラムやデータが格納された大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)装置2002、キーボード2003が夫々、コントローラを介して接続されている。HDD2002には、プリンタグラフィックドライバ等のプログラムファイル2002a、図13や図16に示す合紙判定テーブル2002bのファイルや、図2(c)に示すような印刷設定情報ファイル等が保存されている。また、HDD2002には、スプールファイル(EMFデータ)104、ラスタイメージデータファイル106,ハーフトーンデータファイル107等も保存される。
一方、プリンタ108の制御回路部3100は、制御プログラム実行機能と周辺装置制御機能とを兼ね備えた、画像出力装置本体52の全体制御を司るMCU3001、制御回路部内部の各構成要素を接続するシステムバス3002、記録データの記録ヘッド3010への供給、メモリアドレスデコーディング、キャリアモータへの制御パルス発生機構等を制御回路として内部に納めたゲートアレイ(G.A.)を備えている。
また、制御回路部3100は、MCU3001が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格納するROM3004、各種データ(画像記録情報やヘッドに供給される記録データ等)を保存するDRAM3005、IEEE1284規格に従いコンピュータ100との間の通信を司るパラレルインタフェースである通信I/F3006、ゲートアレイ3003から出力されたヘッド記録信号に基づき、記録ヘッド3010を駆動する電気信号に変換するヘッドドライバ3007を備えている。
さらに、制御回路部3100は、ゲートアレイ3003から出力されるキャリアモータ制御パルスを実際にキャリア(CR)モータ3011を駆動する電気信号に変換するCRモータドライバ3008、MCU3001から出力された搬送モータ制御パルスを、実際に搬送モータを駆動する電気信号に変換するLFモータドライバ3009を備えている。
以上の構成において、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラム、プリンタグラフィックドライバのプログラムを実行することで、図1に示した構成が実現される。
<印刷設定処理>
図2(a)は、合紙の設定を行うための設定画面を表す図である。この画面は、たとえばアプリケーションにおいて操作者がアプリケーションデータの印刷を指示した場合などに、プリンタグラフィックドライバ103が呼び出され、それによって表示される。このユーザインターフェース画面においては、印刷設定情報に含まれる種々の項目を操作者が指定することができる。印刷設定情報には、たとえば印刷方法(両面/片面)、合紙挿入、乾燥時間待機モードなどの項目が含まれている。図2(a)は、それら項目のうち、合紙挿入設定のための画面である。
本実施形態では、プリンタドライバ(プリンタグラフィックドライバ103のこと。以下同じ)103において、印刷後の乾燥時間待ちを設けるモード(乾燥時間待ちモード)と合紙挿入を行い乾燥時間待ちを省くモード(合紙挿入モード)とを切り替えられるよう、印刷設定情報が設けられている。アプリケーションからユーザが印刷を指定すると、プリンタドライバが起動されホストコンピュータのCRTにプリンタドライバの現在の設定を示す画面(不図示)が表示される。ここで、本発明のプリンタドライバ103は、後述する印刷設定画面を表示画面に表示させるための表示情報を有している。表示情報は、具体的には、OSに対してダイアログ画面を表示させる指示として、ダイアログ画面の大きさ、印刷画面内のラジオボタンの位置、プルダウンメニューの位置及び選択肢などの指示情報や、印刷設定の状態をユーザに可視表示させるための決められたパターンの複数のプレビュー画像に相当する。
このようにプリンタドライバからの指示により表示される印刷設定画面で印刷設定を行うべく、対応するボタンをクリックすると、不図示の印刷設定画面が表示される。印刷設定には、ページの設定、給紙の設定、印刷品質の設定などがある。この画面が表示された状態で、ユーザがマウス等のポインティングデバイスで選択することより、合紙の設定画面200が表示される。
合紙設定画面200は、合紙挿入モードの設定、及び合紙挿入の方法について設定を行うための画面である。チェックボックス201をチェックすることにより、乾燥時間待ちのかわりに合紙を挿入する代替合紙モードに設定することができる。ラジオボタン202,203,204で、代替合紙モードにおける合紙挿入を行う方法(サブモード)を選択することができる。このうちラジオボタン202を選択すると、印刷を行った全てのページの後に合紙の挿入を行う(無指定サブモード)。ラジオボタン203を選択すると、印刷用紙として、ある特定の用紙が指定されているときに合紙の挿入を行う(用紙指定サブモード)。ラジオボタン204を選択すると、印刷対象を自動的に分析し、合紙の挿入を行うことが好ましいと判断される位置に合紙を挿入する(自動挿入サブモード)。自動挿入サブモードにおける判断の基準については、ユーザがスライドバー205を操作することで5つのレベルから選択することができる。それぞれレベル1(合紙挿入少なめ、合紙挿入判定が厳しい)〜レベル5(合紙挿入多め、合紙挿入判定が甘い)となる。
また、206は設定を有効にして処理を終了するOKボタン、207は設定を無効にして処理を終了するキャンセルボタン、208は詳細な設定方法に関する情報を表示させるヘルプボタンである。
図2(b)は、印刷設定情報を操作者により入力する際のプリンタドライバ103による処理手順である。まず印刷設定ユーザインターフェース画面を表示する(S201)。その画面においては操作者による設定操作を許し(S202)、最後にOKボタンが押された時点における印刷設定情報を保存する(S203)。ユーザインターフェース画面はそれと同時にとじられる。
図2(c)は、図2(b)の手順で入力され保存される印刷設定情報の一部を示す図である。印刷設定情報は、コンピュータ100のハードディスク2002等に保存される。合紙挿入モードフラグ201fは、チェックボックス201に応じて、たとえばチェックボックス201がチェックされた場合にセットされる。無指定サブモードフラグ202fは、ラジオボタン202が選択されている場合にセットされる。用紙指定サブモードフラグ203fは、ラジオボタン203が選択されている場合にセットされる。自動挿入サブモードフラグ204fは、ラジオボタン204が選択されている場合にセットされる。自動挿入レベル200fには、スライドバー205により選択されたレベルに応じて、1〜5の値がセットされる。印刷方法205fには、不図示のユーザインターフェース画面で指定された印刷方法を示す情報が保存される。印刷方法は、たとえば片面、自動両面、手動両面のいずれかである。片面は用紙の一方の面にのみ印刷する方法である。自動両面は、プリンタ108の有する用紙反転機能を用いて用紙の両面に印刷する方法である。手動両面は、プリンタが用紙反転機能を持たない場合であっても両面印刷を行うための印刷方法である。印刷方法として手動両面が指定されている場合、プリンタドライバは、たとえばまず奇数ページのみ先頭から昇順にプリンタに送り、データをプリンタに渡し終えた段階で一旦オペレータによる介入(たとえばキーの操作など)を要求する。オペレータによる介入操作があったなら、その後、偶数ページを先頭から昇順でプリンタに送る。なおプリンタは用紙をフェイスアップで排出するものとしている。オペレータは、介入が要求されたときに片面のみ印刷済みの用紙をまとめて反転させて給紙トレイに再度所定方向に載置し、その後に介入操作することで両面印刷が可能となる。もちろんオペレータによる再載置操作は、用紙の排出方向等に依存して一定の操作が要求され、上記例に限られない。
<合紙挿入処理手順>
(初期化処理)
次に、本実施形態において、印刷が開始されてからのプリンタグラフィックドライバ103の処理、すなわちスプールファイル104をプリントプロセッサ105からGDI102経由で受け取ってからの処理を説明する。図3は、印刷が開始されてから、プリンタ108に印刷データを送信するまでにプリンタグラフィックドライバ103が行う初期化処理のフローチャートである。まず印刷設定情報のうち、合紙挿入モードフラグ201を参照し、乾燥時間待ちのかわりに合紙挿入を行うモードであるかどうかを判別する(S301)。ここで合紙挿入モードフラグがOFFであった場合、合紙挿入は行わず、乾燥時間待ちモードフラグをONに設定する(S302)。このモードは、必要に応じて乾燥時間待ちを挿入するという通常行われる印刷動作である。乾燥時間待ちモードフラグは、印刷設定のユーザインターフェースで設定させる、印刷設定情報の一項目としても良いが、本実施形態では、DRAMSに用意された一時的なフラグとする。この後通常の印刷処理を行う。すなわち、各ページの印刷データのレンダリング及び量子化処理を行い、そのデータに基づいて印刷ジョブを生成してプリンタ108に送信する。その際、たとえば印刷ジョブの先頭部等において、プリンタ108を乾燥時間待ちモードで動作させるための命令(乾燥時間待ち命令)を挿入しておく。
一方ステップS301で合紙挿入モードがONであった場合、ステップS303の判定で該当するものを除き、乾燥時間待ちモードをOFFに設定する(S304)。ステップS303は、ラジオボタン203が選択、すなわち用紙指定サブモード203fがオンであり、しかも、印刷用紙として或る特定の種類の用紙が設定されているか否かが判定される。この特定の用紙種類は別途指定できても良いが、あらかじめ定めておいても良い。たとえば、プロフォトペーパーなど、インクの乾燥に長時間要する用紙を、あらかじめ特定種類の用紙として指定しておく。この場合にはステップS303では、用紙指定サブモード203fがオンであり、しかも、印刷用紙として「プロフォトペーパー」が設定されているか否かが判定される。ステップS303において、例えば、プリンタドライバの印刷設定画面において、ユーザにより用紙種類として「普通紙」が設定されている場合は、プロフォトペーパーの条件が該当しないため、判定結果がYESとなり、合紙挿入の条件に該当しないので、ステップS302に進む。ここで用紙種類は、印刷設定情報の一項目として指定可能である。このように、ステップS303は、合紙挿入モードであるが、合紙を挿入する特定の用紙が選択されていない、という場合に、乾燥時間待ちモードをONにするために判定される。本来、チェックボックス201がチェックされている、つまり合紙挿入モードがONであった場合、乾燥時間待ちの代わりに合紙挿入によって印刷済み用紙の汚損防止が図られるため乾燥時間待ちは不要である。しかし、両面光沢紙などの特殊な用紙の場合に、あらかじめ定めた乾燥待ち時間では乾燥が不十分となりかねないため、汚損防止の確実を期して合紙挿入を行うことが通常であると考えられる。そのため、特定の用紙以外では所定の乾燥時間で十分インクが乾燥できる。そこで、所定の種類以外の用紙が設定されている場合は乾燥時間待ちモードで印刷を行う。
ステップS303でNoと判定された場合、すなわち合紙挿入モードで印刷を行う場合、乾燥待ち時間モードフラグをOFFに設定した後(S304)、該当する合紙を給紙する給紙口に合紙用の用紙を挿入するように促すダイアログを表示する(S305)。オペレータは用紙を挿入して、ダイアログ上のたとえば「OK」ボタン等を押す。以上の処理を経て、合紙挿入モードがONであり、しかも用紙条件が満たされていると判断される場合、乾燥時間待ちモードをOFFに設定した印刷設定、及びジョブ開始のコマンド等をプリンタに送信する(S306)。なお初期手順中においては、着目ページ番号を示すページカウンタを初期化しておく。ページカウンタは着目ページを1ページ進める毎に1加算され、着目ページを示す。ページの奇偶の判定や、合紙が挿入されたページの記憶のために、このページカウンタが用いられる。尚、合紙を給紙する給紙口を予めユーザにプリンタドライバUIを介して設定させることも可能であり、この場合、ステップS305の確認ダイアログの表示を行わなくてもよい。
この後、用紙指定サブモードフラグがオン(すなわち用紙指定サブモード)、または、無指定サブモードフラグがオン(すなわち無指定サブモード)の場合には、図4に分岐する(S307)。なお用紙指定サブモードにおいて用紙条件が満たされない場合はステップS303で既に排除されている。また、自動挿入サブモードの場合には、印刷方法が片面指定であれば図5に、自動両面指定であれば図6に、手動両面指定であれば図8に分岐する。
(無指定サブモードまたは用紙指定サブモードの処理)
前記プリンタグラフィックドライバ103の初期化処理以後の、ラジオボタン202,203が選択された場合、すなわち、無指定サブモードの場合、または、用紙指定サブモードの場合のについて、図4を参照して説明する。用紙指定サブモードの動作は、用紙の条件さえ満たされれば、無指定サブモードと同様である。
図4は、ラジオボタン202が選択された場合、及び203が選択され、かつ印刷用紙が合紙挿入を行う対象の用紙であった場合、すなわち全ての印刷の後に合紙を挿入するような場合の処理である。まず、プリントプロセッサ105から1ページ分のスプールファイル104の受信を完了する(S401)。この処理対象のページを着目ページと呼ぶことにする。受け取ったスプールファイル104を元に、着目ページのラスタイメージデータ106、及びハーフトーンデータ107を生成しながら、生成したデータをプリンタに送信する(S402)。
1ページ分のデータを全て送信し終わったら、印刷したページに対して合紙を挿入すべきであるかどうかを判定する。まず、現在印刷中の印刷ジョブの印刷方法が片面印刷設定である場合(S403−YES)、ステップS407に分岐し、残りページがあるか、すなわち合紙を挿入する必要のない最後のページでないか判定する。残りページがあれば、すなわち合紙を挿入する必要があれば、合紙を挿入するための合紙挿入命令を発行する(S408)。合紙挿入命令は、たとえば何もデータが無い空ページに印刷コマンドを付加した命令である。あるいは、合紙を挿入するための専用のコマンドでもよい。いずれのコマンドも合紙挿入命令である。この後、着目ページを次々と進めて(S411)、ステップS401に分岐する。
ステップS403で片面印刷ではないと判定された場合(本実施形態では両面印刷であると判定された場合)、1枚の用紙に2ページのデータが印刷されることになるので、片面印刷とは異なった判定を行う必要がある。まず、印刷ジョブが手動両面印刷設定で、かつ奇数ページを印刷した場合であるか判定される(S404)。この場合には、片面印刷の場合と同様に合紙を挿入する(S407,S408)。ここで手動両面印刷においては、複数ページを両面で印刷する際に、まず片面に全ての奇数ページの印刷を行う。次に、奇数ページが印刷された印刷物を束ねた状態でそのまま裏返し、プリンタにセットし偶数ページを印刷することによって両面印刷を実現する。この機能を用いて印刷を行う場合、奇数ページ印刷時に合紙の挿入を行っておくと、その合紙はそのまま偶数ページの合紙としても機能する。そのため、奇数ページの印刷時にのみ合紙の挿入を片面印刷と同様に行う。なお、手動両面印刷には、1ページの印刷毎に裏返しながら印刷するような方法もあり、その方法の場合、処理的には後記の自動両面印刷と同様に扱うことが可能である。
ステップS404でNoと判定された場合には、印刷方法は自動両面印刷であると判定される。プリンタ内部に用紙の表裏を入れ替えるための用紙反転機構を持つプリンタ108では、主に自動両面印刷、すなわち表ページの印刷、内部で裏返す、裏ページの印刷、をページ毎に繰り返すような処理で両面印刷を実現する。この場合は、ページ毎に合紙挿入命令をプリンタに送信していると、表ページを印刷した後の裏ページ印刷時が合紙が挿入されることになる。特に合紙として空白ページを挿入した場合、裏ページが空ページになり、正しく合紙挿入が行われない。したがって自動両面印刷の場合は、ページ単位ではなく、用紙単位、すなわち偶数ページ印刷の後に合紙を挿入する。そのためステップS405において印刷方法が自動両面印刷かつ着目ページが偶数ページであるか判定し、YesであればステップS407に進んで合紙を挿入する。なお、自動両面印刷モードの場合、2ページ分のデータが送信されてはじめて1枚の紙が排紙されるため、合紙挿入用のコマンドではなく、空のページを送信することにより合紙挿入を行う場合は2ページ分送信する必要がある。以上、ステップS403,S404,S405の3つの条件に当てはまらなかった場合、残りページがあるか判定し(S406)、残りページがある限り着目ページを次々と進めて(S410)ページの印刷を繰り返す。残りページが無くなった場合、ジョブ終了コマンドをプリンタに送信し(S409)、印刷は終了する。
以上の手順により、印刷済みの1枚の用紙毎に合紙が挿入される。これにより、インクの乾燥を待つ乾燥待ち時間を確保しなくても、印刷済み用紙のインクによる汚損を防止できる。
(自動挿入モードにおける片面印刷処理)
次に、ステップS309においてYesと判定された場合、すなわち印刷対象を解析して自動的に合紙を挿入するような場合について、図5乃至図10を参照して説明する。まず、図5により、自動挿入モードにおける片面印刷処理について説明する。
図5は、第3の実施形態における、前記プリンタグラフィックドライバ103の初期化処理以後の処理について、合紙の自動挿入モードにおける片面印刷処理時のフローチャートを示す図である。まず、プリントプロセッサ105から受け取った着目ページのデータに対して合紙挿入判定を行う(S501)。ステップS501の詳細なフローチャートは図10に示す。この判定結果は、たとえばDRAM等に一時保存される。この保存されるデータを合紙挿入フラグと呼ぶ。また、合紙挿入判定処理中で、着目ページのラスタライズおよび疑似階調化処理(または疑似階調化処理に代えて量子化処理)が行われる。次に、ステップS501で生成されたラスタイメージデータ106,及びハーフトーンデータ107をプリンタに送信する(S502)。これらの処理は別々のステップとして記載されているが、ステップS501とS502のように連続していた場合、生成が完了したデータから逐次プリンタに送信し、送信し終わってから合紙挿入判定を行うように構成することもできる。これは以後説明する図6、図8等の他のフローに於いても同様である。
次に印刷ジョブに残りページがあるかどうか判定する(S503)。残りページがあった場合、ステップS501の合紙挿入判定結果(すなわち合紙挿入フラグの値)を判定し(S504)、その結果に応じて、合紙挿入フラグがオンすなわち、合紙挿入すべきと判定された場合には合紙を挿入し、現在の着目ページ番号をDRAM等に設けた合紙挿入テーブルに記憶しておく(S505)。そして、着目ページを次に進め(S508)、印刷するページが無くなるまでステップS501からの処理を繰り返す。ステップS503の判定で残りページが無い場合はジョブ終了のコマンドをプリンタに送信し(S506)、ステップS505で、合紙挿入テーブルに記憶した、合紙を挿入したページ番号の一覧を示すダイアログを表示し(S507)、終了となる。
図1のとおり、アプリケーション101から印刷要求があった場合、実際の印刷データはまずGDI102によってEMF形式のスプールファイル104に変換される。本実施形態では、このEMFスプールデータ104をもとに合紙挿入判定を行う。図9はEMFスプールデータ104の一例である。EMFデータにおける文字列は、901、及び902に示されるように、描画する文字列、サイズ、位置などが指定されたコマンドとして表現される(901,902)。画像も同様に、元のサイズ、位置、描画サイズなどが指定されたコマンドとして表現される(903,904)。EMFデータ104はその他にも直線や曲線を描くコマンドなど、さまざまなコマンドが組み合わされて構成される。一般的には、図9(B)に示すように、文字列については文字列のコード、サイズ、位置や色を含むコマンド911、画像については画像データとその位置及びサイズを含むコマンド912、グラフ等のベクタグラフィクスについてはベクタデータとその色等を含むコマンド913で表される。もちろんこれらは一例に過ぎない。
(合紙挿入判定処理)
図10は、EMFデータ104を参照して、あるページに対して合紙挿入判定を行うフローチャートの一例である。この処理は図5のステップS501、図6のステップS602,S610、図8のステップS802で行われる。
まず、プリンタグラフィックドライバ103は、プリントプロセッサ105から1ページ分のEMFスプールデータ104を受信する(S1001)。EMFスプールデータ104は、画像や文字や図形がコマンドの集合として表現されたデータである。合紙挿入判定においては、印刷時にあまり多くのインクが用いられない文字列や線などのコマンドは全て無視する。そこで、着目ページのEMFスプールデータ中に画像の描画を示す画像配置コマンドが含まれているか判定する(S1002)。コマンドを1つずつ参照し、画像配置のコマンドであった場合、画像を配置した領域を保存しておく(S1003)。画像配置コマンドは、透明処理などを行いながら次々に重ねて描画することが許容されている。そのため領域の保存は、二値の2次元配列(いわゆるビットマップ)をプリンタグラフィックドライバ103内部に持ち、描画を行った領域に対応するビットに所定値を与えて保存することによって行う。このようにして、描画コマンドを1ページ分全て解析し、着目ページに含まれる全コマンドの参照が終了したか判定する(S1004)。着目ページが終了したなら、1ページに対する画像領域の割合を、閾値Th2と比較することにより合紙挿入判定を行う(S1005)。
ここで、画像領域の割合は、1ページ分のビットマップのデータ量を分母とし、当該ページに含まれる画像領域に相当するビットマップのデータ量を分子とした値である。1ページ分のビットマップのデータ量は、用紙サイズおよびプリンタの解像度から決定できる。なお本例における閾値はパーセントで示されているので、画像領域の割合もパーセントで示す。また、閾値Th2は、スクロールバー205で指定された合紙挿入判定のレベルに応じて変化する。また、インク使用量に大きく影響する設定として印刷品位があり、速度優先に設定した場合と比べ、画質優先に設定した場合は非常に多くのインクが用いられる。それら2つの設定に基づき閾値Th2を変えるため、プリンタグラフィックドライバ103は図13に一例を示すような閾値テーブルを保持する。図13において、横方向は設定された自動挿入レベル200f、縦方向は印刷品位を示す(ただし最上位のみは印刷品位+印刷方法)。たとえば、印刷方法が両面であり、しかも印刷品位が高速であれば、欄1301のなかから自動挿入レベルに応じてひとつの値が閾値TH2として選択される。たとえば、印刷方法が両面であり、しかも印刷品位が高速の場合、自動挿入レベルが1乃至3であれば80パーセント、自動挿入レベルが4または5であれば70パーセントが閾値TH2となる。同様に、印刷品位が高速であり、印刷方法が片面であれば欄1302の中から、印刷品位が「普通」であれば欄1303の中から、印刷品位が「きれい」であれば欄」1304のなかから閾値が選択される。
ステップS1005における比較の結果、印刷用紙上に画像が配置される割合が、図13のテーブル中の現在の印刷設定における閾値Th2を上回った場合に、合紙を挿入すると判定し、合紙挿入フラグをセットする(S1006)。その後プリンタ108に送信するため、ラスタライズ、色処理、ハーフトーン処理を行い(S1007)、図5,6,8に示される合紙挿入判定としての処理を終了する。ラスタライズ及び色処理は、プリンタに実際に送信する際に、並行に行うことも許容される。また、ステップS1005における比較の結果、印刷用紙上に画像が配置される割合が、図13のテーブル中の現在の印刷設定における閾値Th2以下である場合に、合紙を挿入しないと判定し、合紙挿入フラグをリセットする(S1006)。
以上は処理速度を重視した単純な方法で、例えば文字列を配置するコマンドに関しても、文字列のサイズ×文字数の値を合計し、必要に応じて所定の率を乗じてから画像領域の一部としてそのデータ量に加算するなど、より厳密な方法を採用することも出来る。また、画像についても、例えば白っぽい画像であればインク使用量は少ないため、詳細に判定するならば貼り付ける画像のデータ(たとえば彩度や明度)を判定基準に含むこともできる。たとえば、図13の表は、下欄ほどインクの使用量が多い。そこで、画像データに基づいて、1ページの画像の平均の明度を求め、求められた明度が一定値以上であれば、印刷品位(および印刷方法)で指定される欄よりも1段上の欄を閾値として採用する。あるいは、求められた明度が一定値以上であれば、本来の閾値よりも、自動挿入レベルの設定値にして1段階上のレベルに該当する値を閾値として採用する。
以上のようにして合紙挿入の有無を、着目ページにおいて使用されるインクの量に基づいて判定することができる。インクの量が閾値以上であれば、当該ページは未乾燥インクによる汚損が生じるおそれがあるものとして、合紙が挿入される。
(自動挿入モードにおける自動両面印刷処理)
図6は、自動挿入モードにおける自動両面印刷時のフローチャートを示す図である。まず、現在の着目印刷ページが奇数ページか偶数ページであるかを判別する(S601)。ステップS601の判定で、現在の印刷ページが偶数ページであった場合の処理は以下の通りである。まず、合紙挿入判定を行い(S608)、ステップS608で生成された現在のページデータをプリンタに送信する(S609)。ステップS608で合紙挿入フラグがセットされているか判定し(S610)、合紙挿入フラグがセットされていれば合紙を挿入する(S611)。自動両面印刷の出力結果(排出された用紙束)は、2ページ目と3ページ目、4ページ目と5ページ目というように、偶数(2N(Nは整数))ページとその直後の奇数(2N+1)ページとが向かい合った状態となる。つまり、印刷済みの用紙ごとに合紙を挿入すると、合紙を挟んだ偶数ページと奇数ページが合紙を共有する状態にある。よって1枚の用紙の印刷完了後すなわち偶数ページ印刷後に合紙を挿入すれば、その合紙は奇数ページに対する合紙ともなる。このように連続する偶数ページとその直後の奇数ページは合紙を共有する。そこで、ステップS611では、偶数ページについて合紙挿入命令が発行された場合には、そのページ番号を合紙挿入テーブルとして記憶しておく。奇数ページ印刷時にはこのページ番号を参照して、当該奇数ページの直前の偶数ページに対して合紙挿入命令が発行されていれば、合紙挿入判定の結果に関わらず合紙挿入命令の発行を抑制する。なお合紙挿入テーブルは合紙挿入されたページを表示するためにも利用される。以後、残りページがあるかどうかを判定し(S607)、あった場合はS601からの処理を繰り返す。残りページが無かった場合は、ジョブ終了コマンドをプリンタに送信し(S612)、図5と同様に合紙を挿入したページ番号を知らせるダイアログを表示後(S613)、印刷は終了となる。
ステップS601で奇数ページであった場合、合紙挿入判定を行いながらハーフトーンデータ107を生成する(S602)。上述の理由によって、奇数ページの直前の偶数ページについて合紙挿入命令が発行されている場合には、当該機数ページについては合紙挿入命令の発行は必要ない。そこで、ステップS611で記憶された合紙挿入ページ番号を元に、着目奇数ページの1ページ前に合紙挿入を行ったかを判定する(S603)。判定の結果1ページ前に合紙が挿入されていた場合は、合紙挿入フラグの値に関わらず合紙の挿入を行わないためステップS606に分岐する。1ページ前に合紙が挿入されていない場合、ステップS602で合紙挿入フラグがセットされているか判定し(S604)、合紙挿入フラグがセットされていると判定された場合は合紙を挿入する(S605)。すなわち合紙挿入命令を発行する。なお自動両面印刷時の合紙挿入については、前記同様、合紙挿入用のコマンドを用いず、空のページを送信することにより合紙挿入を行う場合は2ページ分送信する必要がある。その後、現在のページデータをプリンタに送信する(S606)。ステップS604で合紙を挿入しない判定だった場合、合紙を挿入せず印刷データをプリンタ108に送信する(S606)。
このように、自動両面印刷時の奇数ページは、通常印刷面が下向きの状態で排出されるため、合紙は印刷の前に挿入する必要がある。この場合、S602で合紙挿入判定を行いながら最終的なハーフトーンデータ107を生成するが、生成したデータを保存しておかないと、再びS606でプリンタ108に送信する前にデータを生成することになり、二度手間になってしまう。そのため、合紙挿入判定を行う際に生成されたデータをファイル、もしくはメモリに保存しておく。また、S602の判定で、最終的に生成されるハーフトーンデータ107を参照して合紙挿入判定を行う場合以外は、S602の時点で合紙挿入判定に必要なデータ形式にまで変換を行い、S606で残りの変換を行いながらプリンタ108に送信することによって、ファイル作成の手間が省ける。残りページがある場合、再びS601からの処理を繰り返す。
以上の処理により、印刷方法が自動両面であり、かつ、合紙の自動挿入モードである場合には、相接する奇数ページと偶数ページとの間に、いずれか少なくとも一方のページについて合紙挿入が必要と判定された場合に、1枚の合紙が挿入される。これにより、合紙が適切に挿入されて用紙の節約となるとともに、インクが未乾燥のページが接することに起因するページの汚損を防止できる。
(自動挿入モードにおける手動両面印刷処理)
次に、手動両面印刷を行う設定の場合について、図7及び図8を参照して詳細を説明する。手動両面印刷では、奇数ページが用紙の表面にまとめて印刷され、その後その裏面に偶数ページがまとめて印刷される。例えば7ページからなる印刷対象を印刷した場合、まず1,3,5,7ページが印刷され、続いてユーザによって全ての印刷物が裏返しセットされ、2,4,6ページが印刷される。図7は、このような手動両面印刷を行った場合の、合紙の位置の変化の一例を示している。この例では、7ページ分のデータを含む印刷ジョブが実行され、1ページ目,及び5ページ目に合紙701b,701aがそれぞれ挿入されている。ここで、印刷の順序が、1ページ目→合紙→3ページ目となっていると、その裏面への印刷順序は、2ページ目→合紙→4ページ目となり、合紙の役割は1ページ目に対するものから、2ページ目に対するものに変わる。すなわち、奇数ページ印刷終了時における1ページ目のための合紙701bは、偶数ページ印刷完了時には、2ページ目と3ページ目の間702bに移動する。また、奇数ページ印刷終了時における5ページ目のための合紙701aは、偶数ページ印刷完了時には、6ページ目と7ページ目の間702aに移動する。このように、奇数ページNの印刷後に合紙が挿入された場合、偶数ページ印刷後には、その合紙は(N+1)ページ,並びに(N+2)ページのための合紙の位置に移動する。
そのため、奇数ページ印刷時に、通常通り印刷したページに対して必要な合紙を挿入した場合、偶数ページ印刷時に追加で必要な処理が2点ある。第1は、偶数ページNを印刷するとき、(N−1)ページに合紙が挿入されていたならば、Nページ目の印刷をする前に合紙を挿入しなくてはならない、ということである。これは、合紙の位置が移動してしまうことにより、本来合紙が必要な印刷ページの合紙が無くなってしまうため、再び合紙を挿入する必要があるからである。第2は、第1の点にも関わらず、着目偶数ページNを印刷するとき、着目ページの直前の偶数ページ(N−2)の印刷直後に合紙が挿入されていれば、着目ページの直前の奇数ページ(N−1)に合紙が挿入されていたとしても、着目ページNの印刷をする前に合紙を挿入する必要はない、ということである。第3は、偶数ページNの印刷に際して、その直前の奇数ページ(N−1)に既に合紙が挿入されていた場合、その合紙は偶数ページN用の合紙としての位置に移動するため、新規に合紙を挿入する必要はなく、単純に給紙、排紙処理を行う必要がある、ということである。
図8は、プリンタグラフィックドライバ103の初期化処理以後の処理について、手動両面印刷時のフローチャートを示す図である。まず、印刷する着目ページが奇数ページであるかどうかを判断する(S801)。着目ページが奇数ページであった場合は、通常通り、合紙挿入判定を行い(S802)、生成したデータのプリンタ108への送信(S803)を行い、ステップS802において合紙挿入フラグがセットされているか判定し(S804)、セットされていれば合紙を挿入するともに、現在のページ番号を記憶する(S805)。合紙挿入フラグがセットされていない場合、及び合紙挿入を行った後には、残りページがあるか判定し(S806)、残りページがあれば着目ページを次に進めて(S816)、再びS801からの処理を繰り返す。なお、手動両面印刷の場合には、奇数ページから偶数ページへの面の反転直後以外では、次のページとは2加算したページである。奇数ページの印刷が完了して偶数ページの印刷が開始される際には、ページカウンタは2に初期化される。
ステップS801の判定で着目印刷ページが偶数であったときは、まず現在印刷中のページ番号をNとしたとき、N−1ページの印刷時に合紙を挿入したかどうかをS805で保存したデータを参照して調べる(S807)。該当する合紙を挿入していなかった場合は、特別な処理をする必要もなく、S802からの処理を奇数ページと同様行えば良い。一方ステップS807の判定で、該当する合紙が挿入されていた場合は、(N−2)ページの印刷時に合紙を挿入したかどうかを、S813で保存したデータを参照して調べる(S808)。ステップS808でNoと判定された場合には、着目ページの裏面に印刷されている奇数ページ用の合紙が、着目ページ印刷終了後には無くなってしまう。そのため、その奇数ページ用の合紙を新規に挿入する(S809)。この場合、合紙挿入されたページ番号は既に記憶されているので、新たなページ番号の記憶は不要である。また、ステップS808でYesと判定された場合には、現在印刷中の偶数ページ用の合紙が既に存在することになるので、合紙挿入は行わず、ステップS810に進む。
さて、合紙の挿入が済むと、プリンタ108に送信するデータを生成し(S810)、プリンタ108に送信して(S811)印刷する。印刷後の給紙口には、奇数ページ印刷時に挿入した合紙用の用紙が残っているため、それを給紙し、排紙する(S812)。ステップS812で給紙および排紙された用紙は着目ページ用の合紙であるので、ステップS813では着目ページ番号を合紙挿入テーブルに記憶する。ステップS809,S805は、印刷用紙とは異なる給紙口から新規に合紙を挿入する場合もあるが、ステップS812では印刷用紙と同じ給紙口から合紙を挿入している点に注意する必要がある。ステップS806の判定で残りページが無かった場合は、ジョブ終了コマンドをプリンタに送信し(S814)、前記同様合紙を挿入したページ番号を知らせるダイアログを表示後(S815)、印刷は終了となる。
以上の手順により、手動両面印刷の場合にも、合紙挿入条件を満たしており、しかも印刷直後の面に沿うように合紙を挿入することができる。このため、未乾燥のインクによる印刷用紙の汚損を防止できる。また、合紙挿入レベルを操作者が指定できるために、人為的に合紙挿入判定の基準を変更することも出来る。
[第2の実施形態]
次に、S501,S602,S608,S802で行われる合紙挿入判定が、ラスタイメージデータ106を元に行われるような場合について、図11を用いて説明する。図11は、第1の実施形態における図10に代えて本実施形態で用いられる合紙挿入判定処理のフローチャートである。
ラスタイメージデータ106では文字列も画像も全て一意に格子状に区切られた各ピクセルの値の集合として表現される。そのため、文字列,画像に関わらず、全ての印刷対象を同じ処理で簡単に解析することができる。ラスタイメージデータデータ106を参照して、あるページに対して合紙挿入判定を行うには、一例として図11に示すような処理を行う。まずプリントプロセッサ105から受け取った1ページ分のEMFスプールデータ104を受信する(S1101)。それをラスタライズしながら(S1102)、ラスタライズされた各ピクセルについてその濃度を調べる。着目ピクセルの濃度値が所定の閾値Th1以上であった場合(S1103)、カウントIに1を加える(S1104)。以上のような処理を、1ページ分のデータ全てに対して終了したか判定し(S1105)、終了していなければ着目ピクセルをたとえばラスタ走査順に次に進めて、ステップS1103から繰り返す。このようにしてカウントされた値Iと閾値Th2とを比較する(S1106)。値Iの方が閾値Th2より大きい値であった場合、合紙挿入フラグをONにする(S1107)。そうでない場合には合紙挿入フラグをオフにする(S1109)。ここで閾値Th2は、図13に一例を示すように、品位と合紙挿入判定レベルにより決定する。このように合紙挿入判定を行った時点で、ラスタイメージデータ106は生成済みなので、その後色処理、ハーフトーン処理を行い(S1108)、合紙挿入判定としての処理を終了する。また第1の実施形態同様、ラスタライズ以後の色処理及びハーフトーン処理は、プリンタに実際に送信する際に行うことも許容される。なおここではTh1以上の濃度を持つピクセルをカウントすることにより合紙挿入判定を行ったが、全ての濃度値を合計する方法なども含まれる。
このようにして合紙挿入判定を行うことで、ピクセル濃度値が所定値以上のピクセル数が、ページ全体のピクセル数に対して占める率を基準にして合紙挿入を行うか否か判定できる。ピクセル濃度値が高ければそのピクセルについて使用されるインク量は多く、そのようなピクセルの数が多ければ、そのページ全体において使用されるインクの量は多いはずである。そのため乾燥に時間を要する。本実施形態ではこのような乾燥に時間を要するページを、その各ピクセルの濃度とその率とにより判定している。そのため、実際に乾燥に要する時間に応じて、合紙挿入の必要性の有無を判定でき、合紙の使用箇所を適切に決定できる。
[第3の実施形態]
以下で、S501,S602,S608,S802で行われる合紙挿入判定が、ハーフトーンデータ107を元に行われるような場合について、図12を用いて説明する。図12は、第1の実施形態における図10に代えて本実施形態で用いられる合紙挿入判定処理のフローチャートである。ここでハーフトーンデータ107は基本的に色要素毎に二値で表現される画像で、RGB色空間で表現されるラスタイメージデータ106から、CMYK色空間に変換したものである。C,M,Y,Kそれぞれの値は前記のとおり二値で表現され、それをもとに実際にプリンタ108が吐出するインクの量を算出することができる。ハーフトーンデータ107が二値ではなく多値で表現され、それぞれの値に対応する定められたパターンで印刷を行うようなプリンタ108も存在するが、そのテーブルをプリンタグラフィックドライバ103側で保持し、参照すればプリンタ108のインクの吐出量を一意に求められることには変わりない。
図12は、ハーフトーンデータ107を用いて合紙挿入判定を行うフローチャートである。まず1ページ分のEMFデータ104をプリントプロセッサから受信する(S1201)。次にラスタライズ、色処理、ハーフトーン処理を行う(S1202)。生成されたハーフトーンデータ107を参照、もしくはハーフトーンデータ107を生成しながら参照することにより、着目ピクセルの各色成分の値を調べる(S1203)。C,M,Y,Kそれぞれについて、ピクセル値が1である、つまりインクを吐出するピクセルであった場合、カウントIに1を加える(S1204)。前記の通り、各色成分を二値ではなく多値で表現する場合は、その値に対応するインクの吐出量を、テーブルを参照することにより調べ、その値をIに加える。1ページ分終了したか判定し(S1205)、終了していなければ着目ピクセルをラスタ走査順に次に移動してステップS1203から繰り返す。以上の処理を1ページ分終了するまで繰り返す。このようにしてカウントされたIが閾値Th2より大きいか判定する(S1206)。大きければ、合紙挿入フラグをONにする(S1207)。そうでなければ合紙挿入フラグをオフにする(S1208)。閾値Th2は、図13に一例を示すように、印刷品位と合紙挿入判定レベルにより定められる。以上でハーフトーンデータ107を元に行われる1ページ分の合紙挿入判定は終了である。
このようにして合紙挿入判定を行うことで、インク吐出量が所定値以上のピクセル数が、ページ全体のピクセル数に対して占める率を基準にして合紙挿入を行うか否か判定できる。そのため乾燥に時間を要するようなインク量の多いページについて確実に判別できる。本実施形態ではこのような乾燥に時間を要するページを、ハーフトーン処理後の各ピクセルの値とその率とにより判定している。そのため、実際に乾燥に要する時間に応じて、合紙挿入の必要性の有無を判定でき、合紙の使用箇所を適切に決定できる。
[第4の実施形態]
以下で、S501,S602,S608,S802で行われる合紙挿入判定が、ハーフトーンデータ107を元に行われるような場合について、図15、図16を用いて説明する。図15は、第1の実施形態における図10に代えて本実施形態で用いられる合紙挿入判定処理のフローチャートである。本実施形態では、合紙挿入に要する時間をあらかじめ定めた所定値とし、その時間と、用紙種類と印刷品位とから決定される乾燥時間とを比較して、より短時間で済む処理が選択される。
図15において、現在の印刷設定情報にアクセスして、「印刷品位」および「用紙種類」各項目の値を読み出す(S1501)。そしてこれらの値を用いて、図16に示すメディア・品位/乾燥時間テーブル1601を検索する。メディア・品位/乾燥時間テーブル1601は、印刷品位と用紙種類の値から、インク乾燥時間の指標値を得るためのテーブルである。図16の例では、印刷品位が「きれい」かる用紙種類が「プロフォトペーパー」であれば、乾燥時間の指標値として15が得られる。メディア・品位/乾燥時間テーブル1601は、印刷設定情報の一部として、操作者により変更操作を行うことが出来る。
ステップS1503では、メディア・品位/乾燥時間テーブル1601から検索した指標値と、所定の合紙挿入時間の指標値(しきい値)とを比較する。比較の結果、乾燥時間の方が短ければ、合紙挿入フラグをリセットし、乾燥時間の方が長ければ合紙挿入フラグをセットする。一致する場合には、合紙の節約のために、合紙挿入フラグをリセットする。もちろん合紙挿入時間の指標値(しきい値)をプログラマブルな値とすることもできる。最後に、着目ページのラスタライズ及びハーフトーン処理を行う(S1506)。
以上の手順によって、簡単な処理で合紙挿入の有無を決定できる。なお、本実施形態においては、プリンタ108に乾燥時間待ちモードが実装されている場合には、合紙挿入しない場合には乾燥時間待ちモードをオンとすることもできる。ただし、プリンタ108に乾燥時間待ちモードが実装されていない場合には、合紙挿入時間の指標値(しきい値)の代わりに、たとえば乾燥待ち時間なしで印刷を行った場合における、着目ページの印刷完了時点から次のページの用紙が排出されるまでの時間の指標値を用いることができる。こうすることで、乾燥時間待ちモードを持たないプリンタについて、合紙挿入するか否かの判定をプリンタドライバにより自動的に行わせることが可能となる。
[その他の実施の形態]
本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステムあるいは装置に提供し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
またプリンタ108は1つしか給紙口を持たない場合を含む。その場合、手動両面印刷の際の偶数ページ印刷の際に新しく合紙を挿入する処理S809を実行することができないが、奇数ページ印刷の際に必要な合紙を全て挿入しておくことにより期待する動作を得られる。
また画像を判定して合紙挿入を行う場合、指定された用紙の種類(吸収率の良い用紙、悪い用紙など),インクの種類,印刷部数(多数重ねることにより、重みで写り込みが発生する)などの要素をもとに閾値を変化させることも含む。
<実施形態にかかる発明の効果>
ユーザは印刷済みの記録媒体同士の写りこみ防止のために、乾燥待ち時間を設定するかわりに、合紙挿入を選択することができ、総印刷時間を短縮することができる。印刷する用紙によっては、印刷直後に上に紙を乗せると色が変わってしまうなどの問題が発生する場合があるが、合紙を挿入することにより、乾燥待ち時間に比べ確実に写り込みは防ぐことができる。100枚以上の複数枚印刷を行う場合、用紙の重みで写り込みが発生するケースはかなり多く、年賀状印刷などプリンタの主要な用途においても当てはまる。
重ねると色が変わってしまう、という問題の解決のためには、出力された印刷物をユーザが並べて乾燥させる必要があり、これは通常、プリンタ本体及び制御プログラムの処理で解決できる問題ではない。本発明は、ユーザの手を煩わせることなく、確実かつ高速に、写り込みを気にせず複数枚のページを印刷可能な環境を提供する。
また、両面印刷時には、裏面印刷時にプリンタ本体の搬送ローラに表面印刷時の乾いていないインクが付着するケースが多く、予め薄く印刷する場合が多い。本発明を用いて、全てのページの後に合紙(白紙の紙)を挿入することにより、搬送ローラが毎回クリーニングされ、両面印刷時にも本来の濃度で印刷することが可能になる、という用途もある。
本発明の実施の形態1に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 合紙挿入を設定するためのプリンタドライバによるユーザインターフェース画面例を示す図である。 合紙挿入モードが設定されたときの、プリンタグラフィックドライバのジョブ初期化を行う処理のフローチャートを示す図である。 全てのページの後に合紙挿入を行う設定の際の、プリンタグラフィックドライバのジョブの初期化以降の処理のフローチャートを示す図である。 印刷対象を解析して自動的に合紙を挿入する設定で、片面印刷を行った際のプリンタグラフィックドライバのジョブの初期化以降の処理のフローチャートを示す図である。 印刷対象を解析して自動的に合紙を挿入する設定で、自動両面印刷を行った際のプリンタグラフィックドライバのジョブの初期化以降の処理のフローチャートを示す図である。 手動両面印刷を行った際の、奇数ページ印刷時と偶数ページ印刷時における合紙の位置の変化を示す図である。 印刷対象を解析して自動的に合紙を挿入する設定で、手動両面印刷を行った際のプリンタグラフィックドライバのジョブの初期化以降の処理のフローチャートを示す図である。 GDIを経由してプリントプロセッサから送信されるEMF形式のデータの一例である。 EMFスプールデータを参照して合紙挿入判定を行う処理のフローチャートを示す図である。 第2実施形態におけるラスタイメージデータを参照して合紙挿入判定を行う処理のフローチャートを示す図である。 第3実施形態におけるハーフトーンデータを参照して合紙挿入判定を行う処理のフローチャートを示す図である。 印刷品位及び合紙挿入判定レベルにより決定する、合紙挿入の閾値テーブルの一例である。 印刷システムのブロック図である。 第4実施形態における印刷品位及び用紙種類を参照して合紙挿入判定を行う処理のフローチャートを示す図である。 第4実施形態における印刷品位及び用紙種類と乾燥時間との対応例を示す図である。
符号の説明
101 アプリケーション
102 グラフィックデバイス・インターフェース(GDI)
103 プリンタグラフィックドライバ
104 スプールファイル
105 プリントプロセッサ
106 ラスタイメージデータ
107 ハーフトーンデータ
108 プリンタ
200 合紙挿入の設定を行うためのユーザインタフェース
201 合紙モードを設定するためのチェックボックス
202 全ての印刷の後への合紙挿入を設定するためのラジオボタン
203 特定の用紙で行われた印刷に対して合紙挿入を設定するためのラジオボタン
204 印刷対象を自動的に解析し、必要と判断されるページ後に合紙挿入を設定するためのラジオボタン
205 ラジオボタン204が選択されたときの、合紙挿入判定のレベルを設定するためのスライドバ
206 ダイアログ200での設定内容を保存して終了するためのOKボタン
207 ダイアログ200での設定内容を破棄して終了するためのキャンセルボタン
208 詳細な設定方法に関する情報を表示させるヘルプボタン
701a 奇数ページ印刷時に、5ページ目の後に挿入された合紙
701b 奇数ページ印刷時に、1ページ目の後に挿入された合紙
702a 701aで挿入された合紙の、偶数ページ印刷終了後の位置
702b 701bで挿入された合紙の、偶数ページ印刷終了後の位置
901 EMF形式の文字列描画の一例
902 EMF形式の文字列描画の一例
903 EMF形式の画像描画の一例
904 EMF形式の画像描画の一例

Claims (18)

  1. 印刷装置で印刷すべき印刷命令を生成するコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
    操作者により入力される、少なくとも用紙種類を含む印刷設定情報を取得する取得工程と、
    合紙を自動挿入する自動挿入モードの実行中に、前記取得工程で取得された前記印刷設定情報の用紙種類に基づいて合紙を挿入するページ位置を決定する決定工程と、
    前記印刷装置に対してページ単位の印刷命令を発行する印刷工程と、
    前記決定工程により決定されたページ位置に合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  2. 前記決定工程では、前記印刷設定情報に加えて、アプリケーションプログラムより渡されたアプリケーションデータ、または前記アプリケーションデータをラスタライズしたラスタデータ、または前記ラスタデータを疑似階調処理したハーフトーンデータのいずれかをさらに用いて、ページごとに合紙を挿入するか否か決定することで、前記合紙を挿入するページ位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記印刷装置は、印刷済みの用紙が乾燥するまで一定時間印刷間隔を空ける乾燥時間待ちモードの設定が前記コンピュータにより可能であり、
    前記決定工程により決定された、ページ位置に該当するページについては、乾燥時間待ちモードをオフとして印刷命令を発行することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記印刷装置は、印刷済みの用紙が乾燥するまで一定時間印刷間隔を空ける乾燥時間待ちモードの設定が前記コンピュータにより可能であり、
    合紙が挿入されないページについては、乾燥時間待ちモードをオンとして印刷命令を発行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記合紙挿入工程では、前記印刷装置における給紙ビンの指定を含めて、合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記印刷装置は自動両面印刷機能を備え、
    前記決定工程ではさらに、前記印刷設定情報に含まれる印刷方法が自動両面印刷の場合には、着目ページが奇数ページか否かに応じて、ページごとに合紙を挿入するか否か決定することで前記合紙を挿入するページ位置を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記決定工程ではさらに、前記印刷設定情報に含まれる印刷方法が、片面ずつまとめて印刷する手動両面印刷の場合には、片面のデータを前記印刷装置に発行した際に、合紙挿入命令を発行したページ位置を記憶しておき、残りの片面の印刷に際して、合紙挿入していない位置を、前記合紙を挿入するページ位置と決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記印刷装置による印刷の終了後に、合紙挿入したページ位置を表示する表示工程をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 印刷装置が接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
    印刷設定情報に基づいて印刷済みの用紙の乾燥に要する乾燥時間と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記乾燥時間の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置に対して、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  10. 印刷装置が接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
    印刷設定情報に基づいて1ページに含まれるオブジェクトのうち、イメージオブジェクトの占めるイメージ率と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記イメージ率の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  11. 前記合紙挿入工程では、前記印刷設定情報に含まれる印刷方法が自動両面印刷であれば2ページ分の印刷命令を発行するごとに合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行し、印刷方法が自動両面印刷でなければ1ページ分の印刷命令を発行するごとに合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行することを特徴とする請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記比較工程では、前記印刷設定情報に含まれる印刷品位と用紙種類とに応じてあらかじめ与えられた値を前記乾燥時間とし、合紙挿入に要する時間を前記一定値として比較を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 印刷装置と接続された情報処理装置であって、
    操作者により入力される、少なくとも用紙種類を含む印刷設定情報を取得する取得手段と、
    合紙を自動挿入する自動挿入モードの実行中に、前記取得手段で取得された前記印刷設定情報の用紙種類に基づいて合紙を挿入するページ位置を決定する決定手段と、
    前記印刷装置に対してページ単位の印刷命令を発行する印刷手段と、
    前記決定手段により決定されたページ位置に合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 印刷装置が接続された情報処理装置であって、
    印刷設定情報に基づいて印刷済みの用紙の乾燥に要する乾燥時間と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記乾燥時間の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置に対して、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を発行する合紙挿入手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  15. 印刷装置が接続された情報処理装置であって、
    印刷設定情報に基づいて1ページに含まれるオブジェクトのうち、イメージオブジェクトの占めるイメージ率と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記イメージ率の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  16. 印刷装置に接続された情報処理装置における前記印刷装置の制御方法であって、
    操作者により入力される、少なくとも用紙種類を含む印刷設定情報を取得する取得工程と、
    合紙を自動挿入する自動挿入モードの実行中に、前記取得工程で取得された前記印刷設定情報の用紙種類に基づいて合紙を挿入するページ位置を決定する決定工程と、
    前記印刷装置に対してページ単位の印刷命令を発行する印刷工程と、
    前記決定工程により決定されたページ位置に合紙を挿入する命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  17. 印刷装置に接続された情報処理装置における前記印刷装置の制御方法であって、
    印刷設定情報に基づいて印刷済みの用紙の乾燥に要する乾燥時間と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記乾燥時間の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置に対して、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  18. 印刷装置に接続された情報処理装置における前記印刷装置の制御方法であって、
    印刷設定情報に基づいて1ページに含まれるオブジェクトのうち、イメージオブジェクトの占めるイメージ率と一定値とを比較して、いずれが大きいか判定する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記イメージ率の方が大きいと判定された場合、前記印刷装置により印刷されるシート1枚分の印刷命令の発行と合わせて、合紙の挿入命令を前記印刷装置に対して発行する合紙挿入工程と
    を備えることを特徴とする方法。
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