JP2006317811A - プラズマ表示装置及び該プラズマ表示装置に用いられる駆動方法 - Google Patents

プラズマ表示装置及び該プラズマ表示装置に用いられる駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
プラズマ表示装置の黒表示の画質を改善する。
【解決手段】プライミング期間T12におけるプライミング放電に先立ち、単発の予備放電データパルスpによるプライミング予備放電を発生させることにより、その後に続く持続的な弱放電のプライミング放電が弱体化する。このため、放電開始電圧が変化して、プライミング放電の開始タイミングが変化しても、プライミング放電の発光強度が弱いため、従来よりも輝度の変化量が小さく抑えられる。これにより、黒表示を行ったときに、それ以前に表示していた表示パターンが残る現象である残像が目立たなくなる。
【選択図】図8

Description

この発明は、プラズマ表示装置及び該プラズマ表示装置に用いられる駆動方法に係り、特に、黒表示の画質を良好にする場合に好適なプラズマ表示装置及び該プラズマ表示装置に用いられる駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(Prasma Display Panel、以下、「PDP」ともいう)を主要部として含むプラズマ表示装置は、薄型で大画面表示が比較的容易にできること、視野角が広いこと、応答速度が速いことなど、数多くの特長を有している。このため、近年、フラットパネルディスプレイとして、壁掛けテレビや公共の表示装置などに広く利用されるようになっている。このプラズマ表示装置は、その動作方式により、電極が放電空間(放電ガス)に露出して直流放電の状態で動作させる直流放電型(DC型)と、電極が誘電体層に被覆されて放電ガスには直接露出させず、交流放電の状態で動作させる交流放電型(AC型)とに分類される。DC型では電圧が印加されている期間中放電が発生し、AC型では電圧の極性を反転させることにより放電を持続させる。ここでは、現在、一般に製品化されている、従来の3電極AC型のPDPを用いたプラズマ表示装置の構造及び駆動方法について説明する。
この種のプラズマ表示装置は、従来では、たとえば図1に示すように、表示パネル(PDP)1と、データドライバ11と、走査ドライバ12と、維持ドライバ13と、電荷回収回路14と、電源回路15と、信号処理回路21と、制御回路22とから構成されている。PDP1は、互いに対向して配置された図示しない前面基板及び背面基板を有している。前面基板の背面基板に対向する面には、走査電極2及び維持電極3が図示しない放電ギャップを隔てて互いに平行に配置されている。走査電極2には、書込み放電を行うための走査パルスが順次印加される。また、走査電極2及び維持電極3により面放電電極対が構成され、維持パルスが印加されて維持放電が発生する。背面基板の前面基板に対向する面には、上記各面放電電極対と交差する態様で複数のデータ電極4が設けられ、同データ電極4には、表示データパルス及び消去データパルスが印加される。上記面放電電極対とデータ電極4との各交差領域には、単位セル5が形成されている。
データドライバ11は、表示データzに対応した表示データパルス及び消去データパルスをデータ電極4に印加する。走査ドライバ12は、走査パルス及び消去パルスを走査電極2に印加する。維持ドライバ13は、維持パルスを維持電極3に印加する。電荷回収回路14は、制御回路22の制御により、PDP1の容量成分の電荷を回収すると共に、同PDP1の走査電極2及び維持電極3の電位を設定する。
電源回路15は、所定の高圧電源を、データドライバ11、走査ドライバ12、維持ドライバ13、及び電荷回収回路14へ供給する。信号処理回路21は、図示しないA/D(アナログ/デジタル)変換回路、画素変換回路、サブフィールド変換回路などで構成され、アナログの映像信号inを同A/D変換回路でデジタルの映像信号に変換し、同映像信号の画素数を同画素変換回路でPDP1に対応した画素数に変換して映像信号を生成し、かつ、同画素変換回路からの映像信号を同サブフィールド変換回路でサブフィールド毎の表示データzに変換し、データドライバ11へ送出する。制御回路22は、データドライバ11、走査ドライバ12、維持ドライバ13、及び電荷回収回路14の動作タイミングを制御し、電源回路15で生成された電圧の入力を制御する。タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信号)H,Vは、上記信号処理回路21及び制御回路22に入力され、これらの動作と表示画面との同期を取る。
図2は、図1中のPDP1の要部を示す構成図である。
このPDP1では、同図2に示すように、図示しない前面基板の内面に行方向Hに互いに平行に配置されたn本の走査電極2(Scani、i=1,2,…,n)と維持電極3(Susi、i=1,2,…,n)とからなる面放電電極群、及び図示しない背面基板の内面に、同面放電電極群と直交するように列方向Vに沿って配置されたm本のデータ電極4(Dj、j=1,2,…,m)が配置されている。そして、面放電電極群とデータ電極4との交差領域にそれぞれ1つの単位セル5が形成され、行方向H及び列方向Vにマトリクス状にセル群が配置されている。モノクロ表示の場合は1つのセルにより1つの画素が構成され、カラー表示の場合は3つのセル(赤色R、緑色G及び青色Bの発光セル)により1つの画素が構成される。
図3は、図2中の単位セル5のD−D線断面図である。
この単位セル5では、同図3に示すように、前面基板21と背面基板22とが所定の間隔をもって対向して配置されている。前面基板21はガラス基板などで構成され、同前面基板21上に走査電極2及び維持電極3が放電ギャップ23を隔てて配置されている。これらの走査電極2及び維持電極3で面放電電極対6が構成されている。また、走査電極2及び維持電極3の上には、配線抵抗を下げるための図示しない金属トレース電極がそれぞれ積層されている。さらに、これらの電極上には、透明誘電体層24が形成され、同透明誘電体層24上に保護層25が形成されている。保護層25は、MgOなどで構成され、透明誘電体層24を放電から保護する。一方、背面基板22はガラス基板などで構成され、同背面基板22上にデータ電極4が走査電極2及び維持電極3と直交するように設けられている。さらに、データ電極4上には白色誘電体層26が設けられ、同白色誘電体層26上に蛍光体層27が設けられている。前面基板21と背面基板22との間には、各単位セル5を囲うように井桁状の隔壁28が形成されている。隔壁28は、放電空間29を確保すると共に画素を区切る役割を果たす。放電空間29内には、He、Ne、Xeなどの混合ガスが放電ガスとして封入されている。
図4は、図2のPDPに用いられる走査維持分離駆動方式による階調表示方法の原理を説明する図であり、横軸に時間、縦軸に同PDP内の走査電極の番号(1,…,n)がとられている。
走査維持分離駆動方式は、現在、PDPの駆動に用いられている主流の方式であり、このPDPでは、同図4に示すように、1フィールドTFが階調レベルに基づいて重み付けされた6つのサブフィールド1SF,2SF,…,6SFに分割され、同各サブフィールドが、初期化期間(「予備放電期間」ともいう)T1、走査期間T2、及び維持期間T3に分割されている。各走査期間T2内の斜線は、各走査電極2に線順次に印加される走査パルスのタイミングを表す。この走査パルスとデータ電極4に印加される表示データパルスとの両者が同時に加わると、書込み放電が発生する。維持期間T3は、単位セル5が表示発光する期間である。
維持期間T3では、走査電極2及び維持電極3に交互に維持パルスが印加され、走査期間T2に放電が発生したセルは、同維持期間T3の長さ(すなわち、維持パルスの数)に応じた強度で発光する。図4では、サブフィールド1SF,2SF,…,6SFの各維持期間T3の長さは、1:2:4:8:16:32の比に設定されているため、これらの維持期間T3における発光を組み合わせることにより、64段階(0〜63)の階調の画面が表示される。たとえば、29階調の画面が表示される場合、1フィールドTFの期間において、サブフィールド1SF(階調;1)、サブフィールド3SF(階調;4)、サブフィールド4SF(階調;8)、及びサブフィールド5SF(階調;16)が発光するように制御される。
図5は、走査維持分離駆動方式に用いられる駆動波形の要部を示す図、及び、図6が、各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。
これらの図を参照して、走査維持分離駆動方式による駆動方法を説明する。
維持電極3には、同図5に示すように、波形Susに示す電圧が印加され、走査電極2には波形Scan1,…,Scannに示す電圧が順次印加される。また、データ電極4には、波形Dataに示す電圧が印加される。初期化期間T1の前には、図示しない前サブフィールドの維持期間が存在し、そこで維持放電が行なわれているか否かで、単位セル5内の各電極上の誘電体層の上に放電によって蓄積される電荷である壁電荷の形成量が異なる。このまま次の書込みを行なうと、この異なる壁電荷量の影響を受け、書込み放電が行われにくくなったり、誤って書込みが行われることがある。初期化期間T1では、このような前サブフィールドの維持期間での点灯状態によって異なる単位セル5内の誘電体層上に発生する壁電荷が初期化(リセット)される。
図5に示すように、初期化期間T1の中の維持消去期間T11で主に初期化が行われる。維持消去期間T11では、前サブフィールドの維持期間において維持放電が発生した場合のみ、走査電極2に維持消去波形bが印加され、走査電極2と維持電極3との間、及び走査電極2とデータ電極4との間で弱放電が発生する。この弱放電は、電圧が徐々に変化するランプ波形によって弱い放電が持続的に発生し、放電による電極上の壁電荷の変化も小さいものであり、矩形波が印加されて一気に強い放電が発生して電極上の壁電荷の極性が一気に反転するような放電とは異なる。これにより、前サブフィールドの維持期間の最後に図6(a)に示す壁電荷配置であったのが、図6(b)に示す壁電荷配置となる。
また、初期化期間T1の中のプライミング期間T12では、表示データに基づいて線順次にデータを書き込む際に放電を行ないやすくするためのプライミング効果が発生すると共に、壁電荷の状態が書込み放電に最適な状態となる。プライミング期間T12は、第1のプライミング期間T13及び第2のプライミング期間T14からなっている。プライミング期間T12では、プライミング波形c及びプライミング消去波形dが走査電極2に印加され、同プライミング波形cにより、前サブフィールドの維持放電の発生如何に関わらず弱放電が発生し、放電によってプライミング粒子を放電空間29内に発生させることにより、書込み放電が発生しやすい状態になっている。このため、プライミング期間T12では、走査電極2の電位がデータ電極3の電位に対して正極性方向に徐々に増加しており、走査電極では負壁電荷、データ電極3では正壁電荷がそれぞれ増加する。プライミング粒子の発生及び上記壁電荷の増加は、書込み放電が発生しやすい方向に働き、特に、その単位セル5において非点灯表示が長く続いた場合には、これらのプライミング粒子及び壁電荷が減少する傾向にあるので、これらを補う働きをする。
一方、第2のプライミング期間T14では、第1のプライミング期間T13で図6(c)に示すように形成された各電極上の壁電荷量を適正な駆動ができるように調整し、図6(d)に示すような壁電荷配置となっている。第2のプライミング期間T14でも、走査電極2と維持電極3との間、及び走査電極2とデータ電極4との間で弱放電が発生する。この第2のプライミング期間T14では、データ電極4の電位は接地電位(GND)に固定され、走査電極2の電位の最終到達電位は、走査期間T2における走査パルスaの電位とほぼ等しくなっている。また、弱放電の最終状態では、2つの電極の壁電荷が放電によって変化し、このときの電圧で放電が発生しなくなる限界の状態になっている。したがって、第2のプライミング期間T14では、走査電極2とデータ電極4との間には、走査期間T2で走査パルスaが印加された際に、表示データパルスeが印加されなければ放電が発生しない壁電荷量の状態になっている。
一方、壁電荷の状態としては、データ電極4に正のパルスが少しでも印加されれば放電が発生するようになっており、低い表示データパルスeの電圧で書込み放電が発生するようになっている。しかし、実際には、放電には、電圧が印加されてから放電が発生するまでに時間がかかるため、走査パルスaのような細いパルスの間に放電が発生するためには、表示データパルスeは、ある程度の電圧を有する必要がある。上記のように、初期化期間T1では、壁電荷の初期化と書込み放電に対して最適な単位セル5内の状態となる。これらの維持消去期間T11、第1のプライミング期間T13及び第2のプライミング期間T14は、いずれも50〜150μsec 程度の時間に設定されている。
走査期間T2では、映像信号inに対応して、走査電極2毎に順次書込み放電の発生の有無により壁電荷の状態が変化し、単位セル5に映像情報が書き込まれる。すなわち、走査ベース電圧Vbwが印加されている走査電極2(Scani、i=1,2,…,n)に走査パルスaが順次印加される。この走査パルスaに合わせてデータ電極4(Dj、j=1,2,…,m)に表示パターンに応じて表示データパルスeが印加される。図5中の表示データパルスeの斜線は、映像信号によって、表示データパルスeが印加されたり、されなかったりすることを示す。書込み放電の発生は、以下のようにして行われる。表示データパルスeが印加されている場合、走査電極2とデータ電極4との電位差はVdとなる。このとき、初期化期間T1で、走査電極2及びデータ電極4の上には、負壁電荷及び正壁電荷がそれぞれ形成され、走査電極2とデータ電極4との間の放電空間29には、電極間電位差に、これらの壁電荷による誘電体層にかかる電圧である壁電圧が重畳され、高い電圧が印加される。このため、走査電極2とデータ電極4との間で書込放電が発生する。
このとき、走査電極2と維持電極3との間にも大きな電位差が印加されているため、書込み放電が、走査電極2とデータ電極4との間で発生すると、走査電極2と維持電極3との間で面放電が誘発され、図6(e)に示すように、走査電極2には正壁電荷、及び維持電極3には負壁電荷が蓄積される。一方、表示データパルスeが印加されない画素(単位セル5)では、走査電極2とデータ電極4との間の放電空間29に印加される電位差は、放電開始電圧を超えないため、放電が発生せず、壁電荷の状況は変化しない。このように、表示データパルスeの有無により、2種類の壁電荷の状態となる。そして、走査パルスaが走査電極2の全ラインに印加されると、維持期間T3に移る。
維持期間T3では、電圧Vsの維持パルスfが、全走査電極2と全維持電極3とに交互に印加される。維持パルスfの電圧値Vsは、書込み放電が発生しなかった画素では、走査電極2と維持電極3との間の放電ギャップ23の近傍の壁電圧がほぼ等しいように調整され、走査電極2と維持電極3との間の放電空間29には、2つの電極間電位差であるVsしか印加されず、走査電極2と維持電極3との間で面放電が開始しない。一方、書込放電が発生した画素では、走査電極2側には正壁電荷があり、維持電極3側には負壁電荷が存在するため、走査電極2に印加される始めの正の維持パルスf(第1維持パルスという)に、この正負の壁電荷が重畳され、放電開始電圧以上の電圧が放電空間29に印加され、維持放電が発生する。
この放電により、走査電極2側には負の壁電荷が蓄積され、維持電極3側には正の壁電荷が蓄積される。次の維持パルスf(第2維持パルスという)は維持電極3側に印加され、上記の壁電荷が重畳されることから、維持放電がここでも発生し、第1維持パルスとは逆の極性の壁電荷が走査電極2側及び維持電極3側に蓄積される。これ以降も、同様の原理で放電が持続的に発生する。つまり、x回目の維持放電により発生した壁電荷による電位差が、(x+1)回目の維持パルスfに重畳され、維持放電が持続している。この維持放電の持続回数により発光輝度が決定される。
上記のプラズマ表示装置の他、従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載されたプラズマディスプレイ装置では、1つのフレームをn個(n≧2)に分割したサブフレームのうち、多くとも(n−1)個のサブフレームのリセット期間では、直前のサブフレームのセルの状態やセルの発光色に応じて、発光色毎に適切な電圧がアドレス電極に印加され、発光色にかかわらず、直前のサブフレームのセルの状態に対応して形成されている壁電荷の寄与により、直前のサブフレームの点灯セルだけ走査電極とアドレス電極との間の電位差が放電開始電圧よりも高くなるようにされ、消灯セルの走査電極とアドレス電極との間の電位差が放電開始電圧よりも高くなることが防止される。
このため、表示画面内の非発光であるべき領域が発光する背景発光が低減され、表示画面の品位が向上する。
特開2003−271092号公報(要約書、図2)
しかしながら、上記従来のプラズマ表示装置では、次のような問題点があった。
すなわち、弱放電を用いたプライミング放電は、単位セル5内の放電空間29に放電開始電圧以上の電圧が印加されたときに始まり、ランプ波形が終了した時点で止まる。一方、黒表示状態でも、このプライミング放電は発生しているが、黒表示状態の輝度(黒輝度)は、このプライミング放電が発生している期間の長さに依存する。このため、放電開始電圧が変化すると、黒輝度も変化する。たとえば、点灯表示した単位セル5と非点灯状態の単位セル5とでは、それぞれの単位セル5内の状態が微妙に変化し、放電開始電圧が異なることがある。このような状態で点灯している単位セル5を消灯し、非点灯状態で黒表示を行うと、これまで点灯状態の単位セル5と非点灯状態の単位セル5とでは、黒輝度が異なってくるため、黒表示状態の中で点灯していた表示パターン部分の黒輝度が異なり、残像として認識されるという問題点が例として挙げられる。なお、残像とは、放電開始電圧が一時的に変化して表示パターンが残り、時間が経つと元の放電開始電圧に戻り、表示パターンが消える現象である。また、放電開始電圧が変化したまま元に戻らず、表示パターンがそのまま残ってしまう焼付きが発生することがあるという問題点も挙げられる。
本発明が解決しようとする課題としては、これらの問題点が例として挙げられる。なお、特許文献1に記載されたプラズマディスプレイ装置は、表示画面内の非発光であるべき領域が発光する背景発光を低減するものであり、この発明とは主旨が異なり、上記の問題点は改善されない。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、プラズマ表示装置に係り、プラズマディスプレイパネルと、該プラズマディスプレイパネルを表示画面の1フィールドを階調レベルに基づいて重み付けされた複数のサブフィールドに分割して駆動する駆動手段とを備え、前記プラズマディスプレイパネルは、放電ギャップを隔てて互いに平行に配置された走査電極及び維持電極からなる複数の面放電電極対と、前記各面放電電極対と交差する複数のデータ電極と、前記面放電電極対と前記データ電極との交差領域に形成された複数の単位セルとを有し、前記駆動手段は、前記各サブフィールド毎に、前記各単位セルに対するプライミング放電を行うと共に、該プライミング放電に先立ち、該プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電を発生させる構成とされていることを特徴とする。
また、請求項13記載の発明は、駆動方法に係り、プラズマディスプレイパネルと、該プラズマディスプレイパネルを表示画面の1フィールドを階調レベルに基づいて重み付けされた複数のサブフィールドに分割して駆動する駆動手段とを備え、前記プラズマディスプレイパネルは、放電ギャップを隔てて互いに平行に配置された走査電極及び維持電極からなる複数の面放電電極対と、前記各面放電電極対と交差する複数のデータ電極と、前記面放電電極対と前記データ電極との交差領域に形成された複数の単位セルとを有し、前記駆動手段は、前記各サブフィールド毎に、前記各単位セルに対するプライミング放電を行う構成とされているプラズマ表示装置に用いられ、前記駆動手段が、前記プライミング放電に先立ち、該プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電を発生させることを特徴とする。
プライミング放電に先立ち、単発のプライミング予備放電を発生させることにより、放電開始電圧の変化があっても、黒輝度の変化を抑制し、残像の目立たないプラズマ表示装置を提供する。
図7は、この発明の第1の実施例であるプラズマ表示装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例のプラズマ表示装置は、同図に示すように、表示パネル(PDP)1と、データドライバ31と、走査ドライバ32と、維持ドライバ33と、電荷回収回路34と、電源回路35と、信号処理回路41と、制御回路42とから構成されている。PDP1は、互いに対向して配置された図示しない前面基板及び背面基板を有している。前面基板の背面基板に対向する面には、走査電極2及び維持電極3が図示しない放電ギャップを隔てて互いに平行に配置されている。走査電極2には、書込み放電を行うための走査パルスが順次印加される。また、走査電極2及び維持電極3により面放電電極対が構成され、維持パルスが印加されて維持放電が発生する。背面基板の前面基板に対向する面には、上記各面放電電極対と交差する態様で複数のデータ電極4が設けられ、同データ電極4には、表示データパルス及び消去データパルスが印加される。上記面放電電極対とデータ電極4との各交差領域には、単位セル5が形成されている。単位セル5は、R(赤色),G(緑色),B(青色)の各色毎に設けられている。図7中のPDP1は、従来の図2と同様の構成となっている。また、図7中の単位セル5は、従来の図3と同様の構成となっている。
データドライバ31は、表示データzに対応した表示データパルス及び消去データパルスをデータ電極4に印加する。走査ドライバ32は、走査パルス及び消去パルスを走査電極2に印加する。維持ドライバ33は、維持パルスを維持電極3に印加する。電荷回収回路34は、制御回路42の制御により、PDP1の容量成分の電荷を回収すると共に、同PDP1の走査電極2及び維持電極3の電位を設定する。電源回路35は、所定の高圧電源を、データドライバ31、走査ドライバ32、維持ドライバ33、及び電荷回収回路34へ供給する。信号処理回路41は、図示しないA/D変換回路、画素変換回路、サブフィールド変換回路などで構成され、アナログの映像信号inを同A/D変換回路でデジタルの映像信号に変換し、同映像信号の画素数を同画素変換回路でPDP1に対応した画素数に変換して映像信号を生成し、かつ、同画素変換回路からの映像信号を同サブフィールド変換回路でサブフィールド毎の表示データzに変換し、データドライバ31へ送出する。
制御回路42は、データドライバ31、走査ドライバ32、維持ドライバ33、及び電荷回収回路34の動作タイミングを制御し、電源回路35で生成された電圧の入力を制御する。タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信号)H,Vは、信号処理回路41及び制御回路42に入力され、これらの動作と表示画面との同期を取る。また、制御回路42は、各サブフィールド毎に、走査期間、維持期間及び初期化期間(予備放電期間)を設定する。すなわち、走査期間では、各走査電極2に走査パルスを線順次に印加すると同時に各データ電極4に走査パルスに同期した表示データパルスを印加することにより選択された単位セル5にアドレス放電を発生させる。維持期間では、各維持電極3と各走査電極2とに維持パルスを交互に印加して各単位セル5を発光させる。また、初期化期間では、維持期間で発光した単位セル5に対する維持消去放電及び全ての単位セル5に対するプライミング放電を行う。特に、この実施例では、制御回路42は、初期化期間におけるプライミング放電に先立ち、同プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電を発生させる。
また、制御回路42は、上記プライミング放電を、放電ギャップ23を挟む走査電極2と維持電極3との間で発生させ、上記プライミング予備放電を、データ電極4と維持電極3との間で発生させる。このプライミング放電では、走査電極2の電位を漸次増大させる第1のプライミング放電、及び同第1のプライミング放電の後に走査電極2の電位を漸次減少させる第2のプライミング放電が発生する。また、このプライミング予備放電では、データ電極4に正の予備放電データパルスを印加する。このときの走査電極2の電位は、データ電極4の電位よりも高く設定されるか、又はフロートに設定される。また、予備放電データパルスのパルス幅が、R,G,Bの各色毎に設定されるか、又は同予備放電データパルスのパルス電圧が、R,G,Bの各色毎に設定される。
また、信号処理回路41は、表示画面の1フィールドが複数のサブフィールドのうちの1つのサブフィールドのみの点灯表示で構成されるとき、上記プライミング予備放電が発生しているサブフィールドで点灯しないようにサブフィールドコーディングを行う。
図8は、図7のプラズマ表示装置の動作を説明する各部の駆動波形を示す図、図9は、各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図、図10は、初期化期間における発光波形を示す図、図11は、プライミング放電における輝度変化の概念を示す図、及び図12が、固定表示前後の黒輝度の変化を示す図である。
これらの図を参照して、この例のプラズマ表示装置に用いられる駆動方法の処理内容について説明する。
このプラズマ表示装置では、たとえば図4に示す走査維持分離駆動方式による階調表示が行われるが、特に、この実施例では、初期化期間におけるプライミング放電に先立ち、同プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電が発生する。
すなわち、維持電極3には、図8に示すように、波形Susに示す電圧が印加され、走査電極2には波形Scan1,…,Scannに示す電圧が順次印加される。また、データ電極4には、波形Dataに示す電圧が印加される。初期化期間T1の維持消去期間T11では、前サブフィールドで単位セル5が点灯した場合のみ維持消去放電が発生する。前サブフィールドで維持放電が発生している場合は、最終の維持パルスにより図9(a)に示す壁電荷配置となる。この後、維持消去期間T11で走査電極2の電位が徐々に下がり、放電ギャップ13で放電開始電圧を超えた時点で弱放電が開始する。この維持消去期間T11の終了時点では、図9(b)示す壁電荷配置となる。
次に、プライミング期間T12に入る。プライミング期間T12は、第1のプライミング期間T13及び第2のプライミング期間T14からなり、同第1のプライミング期間T13では、走査電極2の電位が漸次増大して第1のプライミング放電が放電ギャップ13で発生し、同第2のプライミング期間T14では、同第1のプライミング放電の後に走査電極2の電位が漸次減少して第2のプライミング放電が放電ギャップ23で発生する。この実施例では、第1のプライミング期間T13の先頭で、データ電極4にプライミング予備放電を発生させるための予備放電データパルスpが印加される。予備放電データパルスpの電圧は、表示データパルスeの電圧と同じである。予備放電データパルスpが印加されるタイミングでは、維持電極3の電位は接地電位となっている。
このため、図9(b)に示すように、維持電極3の放電ギャップ23よりの負壁電荷とデータ電極4に形成されている正壁電荷により、維持電極3とデータ電極4との間で対向の単発のプライミング予備放電が発生する。このプライミング予備放電は、維持期間T3に発生する維持放電の放電強度と比較すると、1/3以下の弱い放電である。ここで、放電が弱い理由は、維持電極3にある負壁電荷によって透明誘電体層24に形成される電圧の壁電圧が少ないこと、及び負壁電荷が形成されている範囲が小さいことによる。このプライミング予備放電の発生により、壁電荷は図9(c)に示す配置となる。この後、走査電極2の電位が上昇していくと、放電ギャップ23に放電開始電圧以上の電圧がかかるようになり、第1のプライミング放電が発生する。第1のプライミング放電は弱放電であり、走査電極2の電位が変化している間、持続的に放電が続く。
このとき、図10(a)に示すように、第1のプライミング放電による発光強度は、図10(b)に示す従来の発光強度よりも弱い。これは、第1のプライミング放電の前にプライミング予備放電が発生することにより、単位セル5内にプライミング粒子が多く存在することになり、放電がスムーズに発生するプライミング効果によるものである。第1のプライミング放電期間T13の終了時には、図9(d)に示す壁電荷配置となる。次に、第2のプライミング期間T14に入る。第2のプライミング期間T14では、第1のプライミング期間T13とは逆に、走査電極2の電位が減少していく方向に変化する。このため、第1のプライミング期間T13で形成された壁電荷を減少させる方向に壁電荷が変化する。ここでも、図10(a)に示すように、第2のプライミング放電による発光強度は、図10(b)に示す従来の発光強度よりも弱い。これも、プライミング予備放電によるプライミング効果のためである。
以上のように、この実施例の駆動方法を用いることにより、プライミング放電の発光強度が弱くなる。黒表示の場合、放電はプライミング期間T12でのみ発生する。このため、黒表示の輝度は、従来では、プライミング放電の輝度によって決まる。弱放電の場合、図11(b)に示すように、放電の輝度は発光強度と放電時間とに依存する。プライミング放電は、放電ギャップ23に放電開始電圧以上の電圧が印加された時点から放電が開始するので、この放電開始電圧が変化すると、黒表示の輝度は変化する。黒表示にしても前の表示パターンが残ってしまう残像や焼付きは、この放電開始電圧の変化が原因である。ここで、残像とは、放電開始電圧が一時的に変化して表示パターンが残り、時間が経つと、元の放電開始電圧に戻り、表示パターンが消える現象であり、焼付きとは、放電開始電圧が変化したまま元に戻らず、表示パターンがそのまま残ってしまう現象である。放電開始電圧が電圧ΔVfだけ変化したときに時間Δtfだけ放電開始のタイミングが変化したとする。プライミング放電の発光強度をLとすると、輝度がL・Δtfだけ変化することになる。したがって、時間Δtfの変化、つまり電圧ΔVfの変化が同じであるならば、発光強度Lが小さいほど輝度変化が小さいことになる。図10(a)に示すように、この実施例では、この発光強度Lが従来よりも小さいため、プライミング放電部分の輝度変化は小さい。
一方、この実施例では、黒表示時には、プライミング予備放電が発生している。このプライミング予備放電は、放電開始電圧が変化しても、放電が発生するタイミングは、予備放電データパルスpが印加されるタイミングで変わりがなく、また、放電も単発であるので、放電している時間も変化がない。ただし、放電強度は若干変化する。放電開始電圧が低くなると、放電強度は強くなる方向に変化する。この実施例の場合、プライミング放電の変化に対して、プライミング予備放電は十分小さいため、殆どプライミング放電の輝度変化が黒表示の輝度変化となる。したがって、発光強度Lの小さいこの実施例の方が従来よりも輝度変化が小さくなる。
たとえば、10分間固定表示を行った後の黒輝度の変化は、図12に示すように、固定表示前の黒表示の輝度は発光強度Lが小さくなっている分、この実施例の方が低くなっている。また、固定表示後の輝度変化量及び輝度変化率は、この実施例の方が小さくなっている。ここで、輝度変化量とは、固定表示前後での輝度の差であり、輝度変化率は、固定表示前後の輝度比である。輝度変化量及び輝度変化率が共に小さい方が、残像や焼付きが目立たない。したがって、この実施例では、残像や焼付きの目立たないプラズマ表示装置が提供される。この初期化期間T1の後、従来の図5と同様に、走査期間T2及び維持期間T3における駆動が行われる。
以上のように、この第1の実施例では、プライミング期間T12におけるプライミング放電に先立ち、単発の予備放電データパルスpによるプライミング予備放電を発生させることにより、その後に続く持続的な弱放電のプライミング放電が弱体化する。このため、放電開始電圧が変化して、プライミング放電の開始タイミングが変化したとしても、プライミング放電の発光強度が弱いため、従来よりも輝度の変化量が小さく抑えられる。これにより、黒表示を行ったときに、それ以前に表示していた表示パターンが残る現象である残像が目立たなくなる。
図13は、この発明の第2の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図、及び図14が、各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。
これらの図を参照して、図7のプラズマ表示装置に用いられる駆動方法の処理内容について説明する。
この例の駆動方法では、初期化期間T1での予備放電データパルスpの印加時の走査電極2の電位がフロート状態(すなわち、走査電極22が高インピーダンス状態)となる。維持消去期間T11は実施例1と同様であるので、維持消去期間T11終了時の壁電荷配置は、図14(b)に示すように、図9(b)と同様となる。次に、予備放電データパルスpが印加される時点では、実施例1と同様に、維持電極3の電位は接地電位であり、維持電極3とデータ電極4との間で対向のプライミング予備放電が発生する。このとき、実施例1では走査電極2の電位はVsになっているため、予備放電データパルスpが印加されると、走査電極2とデータ電極4との電位差が(Vs−Vd)となる。
維持期間T3では、走査電極2とデータ電極4との電位差はVsであり、放電が発生して空間電荷が発生すると、壁電荷配置が変化し、各電極間には、それぞれ、電極間電位差に近い壁電圧が形成される。このため、実施例1では、図14(c)の破線で示すように、Vsの壁電圧が(Vs−Vd)近くまで減少する。ただし、次の第1のプライミング放電時、面放電と同時に走査電極2とデータ電極4との間の電位差も増大するので、空間電荷が行き来して壁電荷が増大し、図14(d)の破線に示すように、書込みの際に必要な壁電荷量は確保できている。しかし、この第1のプライミング放電で増大する壁電荷は、主に放電ギャップ13よりの部分で、実際、書込みの際に使用する非放電ギャップよりの壁電荷は、図14(e)の破線に示すように、従来の場合ほど形成されていない。このため、書込みに必要な最小の表示データパルスeの電圧Vdmin が上昇する。
この実施例では、この電圧Vdmin の上昇を抑えるために、予備放電データパルスpの印加時の走査電極2の電位をフロート状態としている。フロート状態なので、予備放電データパルスpが印加されると、図13に示すように、走査電極2の電位が容量結合により持ち上げられる。このため、走査電極2とデータ電極4との電位差の減少幅が小さくなり、図14(c)に示すように、プライミング予備放電終了後の壁電荷の減少が抑制される。
この後、第1のプライミング放電期間T13では、実施例1と同様に,面の弱放電と放電ギャップ13近傍での走査電極2とデータ電極4とで電荷の移動が行われ、図14(d)に示すように、壁電荷配置が変化する。この後、第2のプライミング放電期間T14に入り、第1のプライミング放電T13で形成された壁電荷を減少させる方向に壁電荷が変化し、第2のプライミング放電期間T14の終了時点では、図14(e)に示す壁電荷配置となる。
図14と実施例1の図9とを比較すると、プライミング予備放電時に走査電極2の非放電ギャップよりに形成される壁電圧の違いが、第2のプライミング放電期間T14の終了時点までそのままの残り、実施例1に比べて、この実施例の方が負壁電圧が大きくなる。
これにより、従来駆動ではVdmin =46Vであるのに対し、実施例1ではVdmin =51V、この実施例ではVdmin =48Vとなる。一方、残像及び焼付きに関しては、プライミング予備放電により、次に続くプライミング放電の放電強度を弱めることができるので、軽減させることができる。具体的な数値としては、図12に示す実施例1の結果と同じ結果が得られる。この初期化期間T1の後、従来の図5と同様に、走査期間T2及び維持期間T3における駆動が行われる。
図15は、この発明の第3の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図、及び図16が、各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。
この例の駆動方法では、初期化期間T1での予備放電データパルスpの印加時の走査電極2の電位が(Vs+Vd)となり、実施例2と同様に壁電荷の減少を抑制するために、プライミング予備放電発生時の走査電極2とデータ電極4との電位差をVsのままに保つようにしている。このようにすることにより、プライミング予備放電が発生しても、維持消去期間T11の終了時点で走査電極2とデータ電極4との間にできている壁電圧Vsが減少することがない。これにより、従来と全く同じVdmin が得られ、表示データパルスeの電圧の駆動マージンを、従来のように十分確保することができる。
維持消去期間T11の終了時点までは、壁電荷配置は、図16(a)、(b)に示すように、実施例1及び実施例2と同様となる。次に、予備放電データパルスpが印加されると、維持電極3とデータ電極4との間でプライミング予備放電が発生する。このとき、走査電極2とデータ電極4との間には電位差Vsが発生しているので、図16(a)の段階で形成されている壁電圧Vsが、図16(c)に示すように、そのまま保持され、放電ギャップ23近傍の壁電荷だけが変化する。この後も、第1のプライミング期間T13及び第2のプライミング期間T14では、実施例1や実施例2と同様に、弱放電が放電ギャップ23近傍で発生するだけであるので、図16(d),(e)に示す壁電荷配置となる。
このように、この実施例では、走査電極2の非放電ギャップよりの壁電圧は、維持消去期間T11の終了時点から殆ど変らず、図6に示す従来の駆動の場合と同じ壁電圧にすることができる。これにより、書込み時のVdmin は46Vと、従来と同じ電圧となる。一方、残像及び焼付きに関しては、プライミング予備放電により、次に続くプライミング放電の放電強度を弱めることができるので、上記実施例1や実施例2と同様に軽減され、具体的な数値としては、図12に示す実施例1の結果と同じ結果が得られる。この初期化期間T1の後、走査期間T2及び維持期間T3における駆動が行われる。
予備放電データパルスpによって発生するプライミング予備放電は、維持電極3とデータ電極4との間の対向放電になる。このため、同じパルス幅の予備放電データパルスpをR,G,Bの単位セル5に印加すると、パネルによっては、データ電極上の蛍光体の種類により、残像や焼付きによる放電開始電圧の変化量が異なることがある。変化量が異なると、R,G,Bでプライミング予備放電の放電強度のバランスが残像や焼付けにより異なってしまう。これにより、黒表示にしたときに固定表示部分の色味が他の周辺部分と異な.ことがあり、輝度差以外に色味の違いで残像や焼付けが目立つことがある。この点を改善した駆動方法を次の実施例4に示す。
図17は、この発明の第4の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図、及び図18が、実施例1及び実施例4乃至6と従来のプラズマ表示装置の固定表示前後の黒表示の色度座標の変化を示すxy色度図である。
これらの図を参照して、図7のプラズマ表示装置に用いられる駆動方法の処理内容について説明する。
この例の駆動方法では、初期化期間T1での予備放電データパルスpのパルス幅が単位セル5の蛍光体のR,G,Bの各色毎に設定される。たとえば、図17に示すように、Rの単位セル5には2.0μsec 、Gの単位セル5には2.4μsec 、Bの単位セル5には3.0μsec として設定される。これにより、図18に示すように、同じパルス幅の予備放電データパルスpを印加した場合(実施例1)に比べ、この実施例では色度図上の変化が小さいことがわかる。一方、輝度から見た残像及び焼付きに関しては、プライミング予備放電により、次に続くプライミング放電の放電強度を弱めることができるので、上記実施例1や実施例2と同様に軽減され、具体的な数値としては、図12に示す実施例1の結果とほぼ同じ結果が得られる。この初期化期間T1の後、走査期間T2及び維持期間T3における駆動が行われる。
図19は、この発明の第5の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図である。
これらの図を参照して、図7のプラズマ表示装置に用いられる駆動方法の処理内容について説明する。
この例の駆動方法では、初期化期間T1での予備放電データパルスpのパルス電圧が単位セル5の蛍光体のR,G,Bの各色毎に設定され、上記実施例4と同様に、R,G,B毎に異なる残像や焼付きによる放電開始電圧の変化量をそろえるようにしている。たとえば、図19に示すように、Rの単位セル5には68V、Gの単位セル5には70V、Bの単位セル5には73Vとして設定される。これにより、図18に示すように、同じパルス電圧の予備放電データパルスpを印加した場合(実施例1)に比べ、この実施例では色度図上の変化が小さいことがわかる。一方、輝度から見た残像及び焼付きに関しては、プライミング予備放電により、次に続くプライミング放電の放電強度を弱めることができるので、上記実施例1や実施例2と同じように軽減され、具体的な数値としては、図12に示す実施例1の結果とほぼ同じ結果が得られる。この初期化期間T1の後、走査期間T2及び維持期間T3における駆動が行われる。
この発明の第6の実施例である駆動方法では、予備放電データパルスpのパルス幅が、実施例4におけるパルス幅よりも狭く設定されている。たとえば、Rの単位セル5には1.0μsec 、Gの単位セル5には1.2μsec 、Bの単位セル5には1.5μsec として設定される。前サブフィールドで点灯した単位セル5は、放電開始電圧が低くなる。このため、この実施例のように、予備放電データパルスpのパルス幅を狭くすると、前サブフィールドで点灯しない単位セル5についてはプライミング予備放電が発生せず、前サブフィールドで点灯した単位セル5のみプライミング予備放電が発生する。これにより、残像及び焼付きを殆どなくすことができる。たとえば、図12に示すように、10分間固定表示を行った後の黒輝度の変化は、実施例1に比べ、輝度変化量及び輝度変化率がさらに小さくなっている。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記実施例では、走査期間T2と維持期間T3とが完全に分離された走査維持分離駆動方式により説明したが、走査パルスが維持パルスと同じタイミングで印加される走査維持同時駆動方式や、ある維持パルスと他の維持パルスとの間に時間的に重ならないように走査パルスが印加される走査維持混合駆動方式でも、上記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。また、PDP1は、前面基板又は背面基板のうちの一方の基板上に、走査電極2、維持電極3及びデータ電極4の3電極が設けられる構成となっていても良い。
従来のプラズマ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1中のPDP1の要部を示す構成図である。 図2中の単位セル5のD−D線断面図である。 図2のPDPに用いられる走査維持分離駆動方式による階調表示方法の原理を説明する図である。 走査維持分離駆動方式に用いられる駆動波形の要部を示す図である。 各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。 この発明の第1の実施例であるプラズマ表示装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図7のプラズマ表示装置の動作を説明する各部の駆動波形を示す図である。 各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。 初期化期間における発光波形を示す図である。 プライミング放電における輝度変化の概念を示す図である。 固定表示前後の黒輝度の変化を示す図である。 この発明の第2の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図である。 各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。 この発明の第3の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図である。 各タイミングにおける単位セル5内の壁電荷の状態を示す模式図である。 この発明の第4の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図である。 実施例1及び実施例4乃至6と従来のプラズマ表示装置の固定表示前後の黒表示の色度座標の変化を示すxy色度図である。 この発明の第5の実施例である駆動方法を説明する各部の駆動波形を示す図である。
符号の説明
1 表示パネル(PDP、プラズマディスプレイパネル)
2 走査電極(PDPの一部)
3 維持電極(PDPの一部)
4 データ電極(PDPの一部)
5 単位セル(PDPの一部)
6 面放電電極対(PDPの一部)
21 前面基板(第1の基板、PDPの一部)
22 背面基板(第2の基板、PDPの一部)
23 放電ギャップ(PDPの一部)
24 透明誘電体層(PDPの一部)
25 保護層(PDPの一部)
26 白色誘電体層(PDPの一部)
27 蛍光体層(PDPの一部)
28 隔壁(PDPの一部)
29 放電空間(PDPの一部)
31 データドライバ(駆動手段の一部)
32 走査ドライバ(駆動手段の一部)
33 維持ドライバ(駆動手段の一部)
34 電荷回収回路(駆動手段の一部)
35 電源回路(駆動手段の一部)
41 信号処理回路(駆動手段の一部)
42 制御回路(駆動手段の一部)
T1 初期化期間
T2 走査期間
T3 維持期間
T11 維持消去期間
T12 プライミング期間
T13 第1のプライミング期間
T14 第2のプライミング期間
p 予備放電データパルス
a 走査パルス
e 表示データパルス
f 維持パルス

Claims (13)

  1. プラズマディスプレイパネルと、該プラズマディスプレイパネルを表示画面の1フィールドを階調レベルに基づいて重み付けされた複数のサブフィールドに分割して駆動する駆動手段とを備え、
    前記プラズマディスプレイパネルは、放電ギャップを隔てて互いに平行に配置された走査電極及び維持電極からなる複数の面放電電極対と、前記各面放電電極対と交差する複数のデータ電極と、前記面放電電極対と前記データ電極との交差領域に形成された複数の単位セルとを有し、
    前記駆動手段は、前記各サブフィールド毎に、前記各単位セルに対するプライミング放電を行うと共に、該プライミング放電に先立ち、該プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電を発生させる構成とされていることを特徴とするプラズマ表示装置。
  2. 前記駆動手段は、
    前記プライミング放電を、前記走査電極と前記維持電極との間で発生させる構成とされていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置。
  3. 前記駆動手段は、
    前記プライミング予備放電を、前記データ電極と前記維持電極との間で発生させる構成とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ表示装置。
  4. 前記駆動手段は、
    前記データ電極に正の予備放電データパルスを印加することにより前記プライミング予備放電を発生させる構成とされていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプラズマ表示装置。
  5. 前記駆動手段は、
    前記プライミング放電を、前記走査電極の電位を漸次増大させる第1のプライミング放電、及び該第1のプライミング放電の後に前記走査電極の電位を漸次減少させる第2のプライミング放電により発生させる構成とされていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のプラズマ表示装置。
  6. 前記駆動手段は、
    前記データ電極に前記予備放電データパルスを印加したときの前記走査電極の電位を、前記データ電極の電位よりも高く設定する構成とされていることを特徴とする4又は5記載のプラズマ表示装置。
  7. 前記駆動手段は、
    前記データ電極に前記予備放電データパルスを印加したときの前記走査電極の電位を、フロートに設定する構成とされていることを特徴とする4又は5記載のプラズマ表示装置。
  8. 前記各単位セルは、
    R(赤色),G(緑色),B(青色)の各色毎に設けられ、
    前記駆動手段は、
    前記予備放電データパルスのパルス幅をR,G,Bの各色毎に設定する構成とされていることを特徴とする4、5、6又は7記載のプラズマ表示装置。
  9. 前記各単位セルは、
    R(赤色),G(緑色),B(青色)の各色毎に設けられ、
    前記駆動手段は、
    前記予備放電データパルスのパルス電圧をR,G,Bの各色毎に設定する構成とされていることを特徴とする4、5、6又は7記載のプラズマ表示装置。
  10. 前記駆動手段は、
    前記表示画面の1フィールドが前記複数のサブフィールドのうちの1つのサブフィールドのみの表示で構成されるとき、前記プライミング予備放電を発生させない構成とされていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置。
  11. 前記駆動手段は、
    当該サブフィールドにおける前記予備放電データパルスに対して、前サブフィールドで前記各単位セルが発光した場合のみ前記プライミング予備放電が発生するパルス幅に設定する構成とされていることを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9記載のプラズマ表示装置。
  12. 前記駆動手段は、
    当該サブフィールドにおける前記予備放電データパルスに対して、前サブフィールドで前記各単位セルが発光した場合のみ前記プライミング予備放電が発生するパルス電圧に設定する構成とされていることを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9記載のプラズマ表示装置。
  13. プラズマディスプレイパネルと、該プラズマディスプレイパネルを表示画面の1フィールドを階調レベルに基づいて重み付けされた複数のサブフィールドに分割して駆動する駆動手段とを備え、
    前記プラズマディスプレイパネルは、放電ギャップを隔てて互いに平行に配置された走査電極及び維持電極からなる複数の面放電電極対と、前記各面放電電極対と交差する複数のデータ電極と、前記面放電電極対と前記データ電極との交差領域に形成された複数の単位セルとを有し、
    前記駆動手段は、前記各サブフィールド毎に、前記各単位セルに対するプライミング放電を行う構成とされているプラズマ表示装置に用いられ、
    前記駆動手段が、前記プライミング放電に先立ち、該プライミング放電を弱めるためのプライミング予備放電を発生させることを特徴とする駆動方法。
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