JP2006317704A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像読取部4と、作像部5と、画像読取部4と作像部5との間に設けられ、画像形成済みの記録紙を排出する排紙口40に連通した排紙空間6を備えた排出部7とを具備する画像形成装置1であって、装置本体正面Fの開放部から排紙口40近傍に向かい画像形成済みの記録紙Pの排出を妨げる対象物の進入を阻止する阻止手段50を、装置本体正面Fの開放部に設けた。
【選択図】図3
Description
特開2002−354173号公報記載の画像形成装置(複写機)では、作像部にて記録画像の形成された記録シートが排出される排紙空間は、その本体筺体幅方向一端側と他端側の少なくとも一方と、該排紙空間の前部(装置本体正面)とが連通した状態で開放されている。
このような胴内排紙型の画像形成装置によれば、その小型化と、記録紙の取り出しやすさと、操作部に対する操作性の向上を図ることができる。
複写機500は、原稿画像を読み取る画像読取部504と、画像読取部504よりも下方に配置され読み取った画像を記録紙(シート状記録媒体)に形成する作像部505と、画像読取部504と作像部505との間に設けられ、画像形成済みの記録紙を排出する排紙口540(排出口)に連通した排紙空間506を備えた排出部507とを有し、排出部507は、少なくとも装置本体正面F(装置本体前面)が開放されて排紙空間506に連通している。排出部507における排紙空間506に連通する開放部位としては、図12において右側の装置本体正面Fの開放部と、同図における紙面手前側の開放部とがある。
コピー動作を開始した後、図において右側の装置本体正面Fの開放部から排紙口540近傍に向かって、他方の手の平を上にして排紙空間506に入れて、排紙口540から排出される記録紙を手で受け取る。
排紙空間506は、装置本体正面Fに立つユーザOPから見たときに、画像読取部504で遮られていて排紙口540などが見えないため、不用意に感覚的に他方の手を挿入する可能性がある。それ故に、手が排紙口540付近に添えられると、排出された記録紙が手に衝突し、ジャムが発生する可能性がある。このとき、他方の手が、装置本体正面Fの開放部から排紙口540近傍に向かい画像形成済みの記録紙の排出を妨げる対象物ないしは障害物に相当する。
請求項1記載の発明は、原稿画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部よりも下方に配置され読み取った画像をシート状記録媒体に形成する作像部と、上記画像読取部と該作像部との間に設けられ、画像形成済みのシート状記録媒体を排出する排出口に連通した排紙空間を備えた排出部とを有し、該排出部は、少なくとも装置本体正面が開放されて上記排紙空間に連通している画像形成装置において、上記少なくとも装置本体正面の開放部から上記排出口近傍に向かい画像形成済みのシート状記録媒体の排出を妨げる対象物の進入を阻止する阻止手段を、上記少なくとも装置本体正面の開放部に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、上記排出部への画像形成済みのシート状記録媒体の排出中に、上記阻止手段の上記非阻止位置への移動を制限するためのロック手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記阻止手段は、上記対象物の進入を阻止する形状であって、かつ、視認性を備えた形状で構成されていることを特徴とする。
また、例えば画像形成装置において定着装置が配置されているような場合、特に排出口近傍における排出中のシート状記録媒体の温度は高く、排出口から遠ざかるとシート状記録媒体の温度は急激に低下することから、本構成により排出中の高温なシート状記録媒体に接触することも防止できる。
両図において、符号1’は胴内排紙型の画像形成装置を、符号2は画像形成装置1’の筐体をなす装置本体を、それぞれ示す。画像形成装置1’は、具体的にはフルカラー複写機である。
画像形成装置1’は、読取部としての図示しないコンタクトガラス上に載置またはセットされた原稿の画像情報を図示しない走査部により読み取る画像読取部4と、画像読取部4の上方に設けられ、上記コンタクトガラス上に原稿を自動搬送する自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)3と、画像読取部4よりも下方に配置され読み取った画像をシート状記録媒体の一例としての記録紙に形成する画像形成部とも呼ばれる作像部5と、作像部5により画像形成された記録紙を定着するための定着装置31と、画像読取部4と作像部5との間に設けられ、定着後の画像形成済みの記録紙を排出する排出口としての排紙口40に連通した排紙空間6を備えた排出部7’と、作像部5に各種シート状記録媒体を供給する給紙部8と、画像形成装置1’の上記各部・装置に動作指示を与えたり上記各部・装置等の状態を確認したりするための操作部9とから主に構成されている。
画像形成装置1’は、各作像装置21C、21Y、21M、21Bkが左斜め上方向に並んで配置されたタンデム方式の装置構成である。
作像装置21Cは、像担持体としての感光体ドラム25Cと、感光体ドラム25Cの回転方向である、図中、時計回り方向の回転に沿って順に配置されている帯電装置27C、現像装置26C、クリーニング装置28Cを有し、帯電装置27Cと現像装置26Cとの間で書き込み装置29からの露光光を受ける周知の構成が用いられる。像担持体としては、上記ドラム状の他に、無端ベルト状とする場合もある。
転写装置22には、駆動ローラ22A1と従動ローラとの間に掛け渡されて図中矢印方向(反時計回り)に走行搬送することにより、記録紙Pを吸着し搬送する搬送転写ベルトが各感光体ドラム25C、25Y、25M、25Bkに対向して張設されている。上記搬送転写ベルトは、各感光体ドラム25C、25Y、25M、25Bkに対して接離自在に構成されている。
各感光体ドラム25C、25Y、25M、25Bkに対向する図2において下方近傍には、上記搬送転写ベルトを挟んで接触転写手段としての転写ローラが配設されている。上記各転写ローラは、各感光体ドラム25C、25Y、25M、25Bk上に形成された各色のトナー像を上記搬送転写ベルトにより静電吸着されて搬送される記録紙P上に電界の作用で転写する周知の機能を有する。記録紙Pは、装置本体2の下部に配設された給紙部8の何れか一つの給紙カセット24、24Aまたは手差しトレイ23が選択されることにより、所定のタイミングをとって上記搬送転写ベルト上に送り出される。
画像形成装置1’では、一般にコピー等に用いられる普通紙(以下、単に「普通紙」という)と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m2相当以上の厚紙や封筒等の、用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シート(以下、単に「特殊シート」という)との何れをもシート状記録媒体として用いることが可能である。
ユーザOPは、排出部7’における装置本体正面Fの開放部または排出部7’における右側の一側面の開放部から手を入れてトナー画像の形成された記録紙を取り出すことができる。このように本実施形態では、ユーザOPの手が、装置本体正面Fの開放部から排紙口40近傍に向かい画像形成済みの記録紙の排出を妨げる対象物ないしは障害物に相当する。
本発明は、画像読取部と作像部とが後述する図6に示すように別体の画像形成装置にも適用できる。
なお、ADF3および画像読取部4の細部の構成および動作は、周知であるためその説明を省略する。
操作部(操作パネル)9に配設されているコピー開始ボタンの押下操作等により、フルカラー画像形成の信号が図示しない制御装置に送信されると、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各作像装置21C、21Y、21M、21Bkが所定のタイミングでそれぞれ作動して、各感光体ドラム25C、25Y、25M、25Bk上に各色のトナー像が形成される。これを作像装置21Cで例示すると、感光体ドラム25Cが図2中時計回り方向に回転するとともに、その外表面が帯電装置27Cにより一様に帯電された後、書き込み装置29の上記LDから画像信号に応じてレーザ光が照射され、上記ポリゴンミラーにより走査されつつ感光体ドラム25C上に露光・結像されて、静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム25Cが現像装置26Cに対向すると、現像装置26Cを構成する現像器内の現像剤担持体である現像ローラにより現像器内の現像剤が感光体ドラム25Cと対向する現像ニップ領域へ搬送されることで、現像剤中のトナーが感光体ドラム25Cの表面に形成された静電潜像に供給・付着されて現像され、感光体ドラム25C上にシアン(C)の顕像化されたトナー像が形成される。
他色の作像装置21Y、21M、21Bkでも、作像装置21Cと同様にしてトナー像が形成される。
一色目のシアン(C)のトナー像転写位置において、転写装置22の上記転写ローラ等により形成される電界の作用で、シアン(C)のトナー像が記録紙Pに転写され、その転写が行われると同時に、記録紙Pは上記搬送転写ベルトに静電吸着されて該搬送転写ベルトにより搬送される。このようにしてシアン(C)のトナー像が転写された記録紙Pは、各色毎に順に設けられた転写ローラと各感光体ドラム25Y、25M、25Bkとの間の転写位置に順次搬送され、各感光体ドラム25Y、25M、25Bk上に形成されたイエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、ブラック(Bk)のトナー像が記録紙P上に順次転写される。こうして全ての色のトナー像が記録紙P上に転写されることでフルカラーのトナー像が記録紙P上に形成される。
図3および図4に、第1の実施形態に係る画像形成装置1を示す。
画像形成装置1は、図1および図2に示した画像形成装置1’と比較して、排出部7’に代えて、装置本体正面Fの開放部から排紙口40(図3には図の簡明化を図るために図示せず、図1および図2参照。以下図5、図7、図9および図10でも同様)近傍に向かいフルカラー画像の形成された記録紙(以下、「画像形成済みの記録紙P」、あるいは単に「記録紙P」という)の排出を妨げる対象物の進入を阻止する阻止手段50を、装置本体正面Fの開放部に設けられている排出部7を有することが主に相違する。
本実施形態では、装置本体正面Fの開放部から排紙口40近傍に対象物としてのユーザOPの手を不用意に入れられないように、壁状ないし板壁状の阻止手段50を、装置本体正面Fの開放部に設けたことを特徴としている。
図4に示すように、阻止手段50には、その上部と下部に凸部上50aおよび凸部下50bが一体的に形成されている。図3において簡略的に示す画像読取部4の下面の筐体と、排出部7の手前の筐体とに、凸部上50a、凸部下50bとそれぞれ係合する係合穴(図示せず)を設けて、画像読取部4に阻止手段50の凸部上50aを、排出部7の手前の筐体に阻止手段50の凸部下50bをそれぞれ係合させて位置決め・固定する。阻止手段50は、上記したように凸部上50a、凸部下50bとこれらに係合する係合穴との係合・固定であるため、例えばネジによる締結・固定などと比べて、着脱性が良く、保守整備・交換なども容易に行える。
これによって、ユーザOPは排紙口40近傍に不用意・無意識に手を入れることがなくなる。
つまり、少なくとも装置本体正面Fの開放部から排紙口40近傍に向かい画像形成済みの記録紙の排出を妨げる対象物(例えばユーザOPの手)の進入を阻止する阻止手段50およびこれに準じた阻止手段(上記右側面の開放部に適用される形状をなす)を、少なくとも装置本体正面Fの開放部に、すなわち装置本体正面Fの開放部と上記右側面の開放部とに設けても良い(以下、後述する変形例や実施形態でも同様)。
また、定着装置31が配置されていることにより、特に排紙口40近傍における排出中の記録紙Pの温度は高く、排紙口40から遠ざかると記録紙Pの温度は急激に低下することから、本構成により排出中の高温な記録紙Pに接触することも防止することができる。
変形例1に係る阻止手段51は、棒形状をしている例であるが、その目的・機能等は第1の実施形態における阻止手段50等と同様である。阻止手段51は、さらに具体的には装置本体正面Fの開放部の排紙口40寄りの部位に配置されている。この場合も、棒状をなす阻止手段51の材質は、頑丈・強固なものでも良いし、ゴムなどの軟らかいものでも良い。さらには、「ひも状」のものでも良い。この場合の装置本体2への係合方法は、第1の実施形態と同様としても良い。
変形例1でも、第1の実施形態と同様の利点・効果を奏する。
画像形成装置100では、画像読取部201およびADF200がラック300(足部301、支持部302、画像読取部載置台303とで構成される)に載置されているとともに、画像読取部201および操作部209と作像部205とは、ケーブル207を介して作像部205に通信可能に接続されている。これにより、画像読取部201からの画像情報に係る信号および操作部209からの各種信号は、ケーブル207を介して作像部205に画像データ信号等として送信され、また相互の各種信号の授受が可能となっている。
図6において、符号208は画像形成装置100を構成する給紙部を、符号203は画像形成装置100を構成する排出部を、符号204は排出部203に設けられた排出口としての排紙口を、それぞれ示す。
また、排紙トレイ245の上面を覆うカバーを設け、装置本体正面Fの側を上記阻止手段の形状とすることでも良い。
図7および図8に、第2の実施形態に係る画像形成装置1Bを示す。画像形成装置1Bは、図3および図4に示した画像形成装置1と比較して、阻止手段50が装置本体正面Fの開放部に固設されている排出部7に代えて、阻止手段50に代えた阻止手段52が装置本体正面Fの開放部に後述のように変位(移動)可能に設けられている排出部7Bを有する点が主に相違する。
そこで、第2の実施形態では、阻止手段52を、対象物の進入を阻止する阻止位置と対象物の進入を許す非阻止位置との間で変位自在(本実施形態例では移動自在)に構成した点および排紙トレイ45への画像形成済みの記録紙の排出中に、阻止手段52の非阻止位置への移動を制限・禁止するためのロック手段を有する点を特徴としている。
本発明における「変位自在」には、移動自在を含む他、所定角の範囲で回動自在である揺動自在も含まれる。
レール部材54は、例えば阻止手段52を緩く嵌入する案内溝(図示せず)を備えた断面コ字状をなしている。スプリング55の一端は、阻止手段52に係止され、その他端は画像読取部4における装置本体2の筐体に係止されている。阻止手段52は、スプリング55によって、阻止手段52の左端面(ほぼ排紙口40と同一の面)と支持部との間に手が入らない程度の隙間を保ちつつ図において右側へ引っ張られている。
排出部7Bにおける排紙口40よりもさらに左側の筐体部分には、阻止手段52を図において左側へスライドさせて非阻止位置を占めさせる際、これを許容するための図示しない逃げ開口部が形成されている。
従って、ユーザOPが排紙トレイ45から記録紙を取り出す際、阻止手段52が邪魔なときはスプリング55の付勢力に抗して図において左側へスライドさせて、非阻止位置を占めるように操作すれば良い。本実施形態例では、左右のスライドであったが、その方向は自由で、例えば上下や斜め方向のスライドでも良い。
また、阻止手段52の非阻止位置への移動を制限・禁止するロック機構を有するので、通紙時における記録紙排出中の排紙口40近傍に手を入れて火傷をするようなことやその虞も防止することができる。
画像形成装置1Cは、図3および図4に示した画像形成装置1と比較して、阻止手段50が装置本体正面Fの開放部に固設されている排出部7に代えて、阻止手段50に代えた阻止手段50Cが装置本体正面Fの開放部に対して回転・揺動自在ないしは開閉自在に設けられている排出部7Cを有する点が主に相違する。
阻止手段50Cは、図3および図4に示した阻止手段50と比べて、図9において簡略的に示す画像読取部4の下面の筐体と排出部7Cの手前側の筐体とに軸受を介して回転自在に支持された支点軸56に図において左端側の基端部が固着されている点が主に相違する。この点以外は、阻止手段50Cは、阻止手段50と同様である。
この変位手段ないしは揺動・開閉手段により、阻止手段50Cは、対象物の進入を阻止する図9に示す阻止位置と対象物の進入を許す非阻止位置(阻止手段50Cを紙面手前側に回転させた位置)との間で移動自在に構成されている。つまり、阻止手段50Cは、回動角度を規制された回転扉状になっていて、支点軸56とともに揺動自在に構成されている。
従って、ユーザOPが排紙トレイ45から記録紙を取り出す際、阻止手段50Cが邪魔であれば、上記付勢手段の付勢力に抗して図において紙面手前側へ所定角度回動させて、非阻止位置を占めるように操作すれば良い。
変形例2においても、図8に示したロック機構に準じたロック機構を配設して変形例2と同様に動作させ、同様の利点・効果を得ることができる。この際例えば、ソレノイド61のロック部60に係合する被ロック部としてのロック穴を、阻止手段50Cの上端部に設けるようにしても良い。
従って、変形例2によれば、第2の実施形態と同様の利点・効果を奏する。
図10に、第3の実施形態に係る画像形成装置1Dを示す。画像形成装置1Dは、図3および図4に示した画像形成装置1と比較して、阻止手段50が装置本体正面Fの開放部に固設されている排出部7に代えて、阻止手段50に代えた阻止手段62が装置本体正面Fの開放部に後述のように固設されている排出部7Dを有する点が主に相違する。
そこで、第3の実施形態の阻止手段62は、排紙口40近傍が狭く、排紙口40近傍から画像形成済みの記録紙の排出方向に離れるにしたがって漸次広くなるような開口部65を備えた形状で構成されていることを特徴とするものである。
阻止手段62は、図中ハッチングを施して示すように、開口部65を形成すべくその下端面に特有の輪郭形状を備えた阻止部材上63と、開口部65を形成すべくその上端面に特有の輪郭形状を備えた阻止部材下64とからなる。阻止部材上63および阻止部材下64は、例えば板壁状の部材からなる。阻止部材上63は、装置本体正面Fの開放部の左側における画像読取部4の下面に固定されており、阻止部材下64は、装置本体正面Fの開放部の左側であって、排紙トレイ45から紙面手前側に外れた筐体面上に固定されている。
次に、図11を参照して、第4の実施形態を説明する。第4の実施形態では、第1の実施形態の画像形成装置1を例にとって、これに用いられる制御構成を簡単に説明する。
本実施形態の特徴的な制御構成は、図3に示した阻止手段50の図において右端部に付設され、ユーザOPの手(対象物)が阻止手段50に触れた場合に、これを検知するための対象物検知手段ないしは障害物検知手段としての図11のみに示す光反射型のフォトセンサ75と、ユーザOPの手(対象物)が阻止手段50に触れた場合に、警告を報知する報知手段としての液晶表示部13およびブザー14と、フォトセンサ75からの出力信号に基づいて、液晶表示部13およびブザー14をして警告を報知させる制御手段としての制御装置70とから主に構成される。
CPU71は、操作部9に配設された各種ボタンやキー(上記コピーー開始ボタンやテンキー等)からの各種信号、排出部7の阻止手段50に設けられたフォトセンサ75からの出力信号、装置本体2の各種センサからの各種出力信号およびROM72から呼び出された動作プログラムに基づいて、図11では省略されているADF3、画像読取部4、作像部5、排出部7、給紙部8に設けられた図示しない各駆動手段(モータやソレノイド等のアクチュエータ)および操作部9に配設された液晶表示部13およびブザー14等の作動等を制御し、画像形成装置1全体の動作を制御している。
制御装置70のCPU71は、フォトセンサ75からの出力信号としてのオン信号に基づいて、液晶表示部13をしてユーザOPの手が阻止手段50に触れたことを注意・警告する表示をさせるとともに、ブザー14をして注意・警告の吹鳴をさせる制御手段としての機能を有する。
阻止手段に触れたことを検知するための対象物検知手段としては、上記フォトセンサ75に限らず、阻止手段に触れたことを検知するものであれば周知のあらゆるセンサやスイッチを、検知精度やコスト等を考慮して選択して用いても良い。例えば、軽接触でオンするセンサやタッチセンサでも良く、あるいは極近い所定の距離にユーザOPの手(対象物)が近づくとオンする近接センサなども場合によっては用いても構わない。
特に、画像形成装置1が記録紙を搬送中に上記センサが検知した場合に、報知手段によって注意など報知することはさらに安全性を高めることに繋がる。
上述した具体的な対象物検知手段の上記各阻止手段への配設位置などの細部、制御構成の詳細および上記各実施形態や変形例等への本実施形態による適用例については、当業者であれば第4の実施形態例等から容易に実施できるからこれ以上の説明を省略する。
2 装置本体
4 原稿読取部
5 作像部
6 排紙空間
7、7A、7B、7C、7D 排出部
13 液晶表示部(報知手段)
14 ブザー(報知手段)
40 排紙口(排出口)
45 排紙トレイ(排紙収納部)
50、51、52、50C、62 阻止手段
54 レール部材(変位手段・移動手段)
55 スプリング(変位手段・移動手段・付勢手段)
60 ロック部(ロック手段)
61 ソレノイド(ロック手段)
65 開口部(阻止手段の開口部)
70 制御装置(制御手段)
75 フォトセンサ(対象物検知手段)
F 装置本体正面
P 記録紙(シート状記録媒体の一例)
Claims (8)
- 原稿画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部よりも下方に配置され読み取った画像をシート状記録媒体に形成する作像部と、上記画像読取部と該作像部との間に設けられ、画像形成済みのシート状記録媒体を排出する排出口に連通した排紙空間を備えた排出部とを有し、該排出部は、少なくとも装置本体正面が開放されて上記排紙空間に連通している画像形成装置において、
上記少なくとも装置本体正面の開放部から上記排出口近傍に向かい画像形成済みのシート状記録媒体の排出を妨げる対象物の進入を阻止する阻止手段を、上記少なくとも装置本体正面の開放部に設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 原稿画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部よりも下方に配置され読み取った画像をシート状記録媒体に形成する作像部と、上記画像読取部と該作像部との間に設けられ、画像形成済みのシート状記録媒体を排出する排出口に連通した排紙空間を備えた排出部とを有し、該排出部は、少なくとも装置本体正面が開放されて上記排紙空間に連通している画像形成装置において、
上記装置本体正面の開放部から上記排出口近傍に向かい画像形成済みのシート状記録媒体の排出を妨げる対象物の進入を阻止する阻止手段を、上記装置本体正面の開放部に設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 上記阻止手段は、上記対象物の進入を阻止する阻止位置と、該対象物の進入を許す非阻止位置との間で変位自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 上記排出部への画像形成済みのシート状記録媒体の排出中に、上記阻止手段の上記非阻止位置への移動を制限するためのロック手段を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 上記阻止手段は、上記排出口近傍が狭く、該排出口近傍から画像形成済みのシート状記録媒体の排出方向に離れるにしたがって漸次広くなるような開口部を備えた形状で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 上記阻止手段は、透過性を有する材質で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一つに記載の画像形成装置。
- 上記阻止手段は、上記対象物の進入を阻止する形状であって、かつ、視認性を備えた形状で構成されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置。
- 上記対象物が上記阻止手段に触れた場合、警告を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置。
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