JP2006315201A - 熱転写記録媒体、熱転写記録方法及び記録体 - Google Patents

熱転写記録媒体、熱転写記録方法及び記録体 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、耐ブロッキング性及び転写性に優れる熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写する熱転写記録方法及び該熱転写記録方法を用いて画像が転写されている記録体を提供することを目的とする。
【解決手段】 熱転写記録媒体は、熱転写インク層上に熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有する感熱粘着層並びにワックスを含有する第一の離型層が順次積層されている。熱転写記録方法は、上記の熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写する。記録体は、上記の熱転写記録方法を用いて画像が転写されている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、熱転写記録媒体、熱転写記録方法及び記録体に関する。
熱転写記録媒体にサーマルヘッドを押圧し、その熱により熱転写記録媒体に含まれている着色剤を被転写体に転写するという熱転写記録方法は、得られた画像が精細でコントラストが高く視認性に優れており、しかも画像の堅牢性が高いため、広く一般的に用いられている。
熱転写記録媒体を用いた熱転写記録方法としては、各種のフィルム、紙、布等の被転写体に画像を転写する方法が知られている。熱転写記録媒体の着色剤を保持する担持体を溶融させる方法や、様々な被転写体を接着することができるように、着色剤を含む感熱インク層上に粘着層を設ける方法が知られている。しかし、粘着層を最表層に設けると、ブロッキングが発生することがある。すなわち、熱転写記録媒体がロール状に巻かれて保存、使用される際に、粘着層が熱転写記録媒体の感熱インク層が設けられている面と反対側の面に貼り付いてしまうため、熱転写記録媒体は、使用不可能となる。
そこで、加熱により粘着性を発現する感熱粘着層を設ける方法が知られている(特許文献1及び2参照)。感熱粘着層は、熱可塑性樹脂及び固体可塑剤を含有する。これにより、室温では、粘着性を発現せず、サーマルヘッドを介して熱印加することにより、固体可塑剤が融解し、熱可塑性樹脂が軟化して粘着性を発現する。さらに、転写後は、固化して被転写体との接着を維持するという機能を有する。
このような方法を用いることによって、様々な被転写体に画像を転写することができるが、熱可塑性樹脂によっては、40〜60℃の高温で長期間保存した場合に、ブロッキングが発生することがある。さらに、粘着付与剤を添加した場合は、ブロッキングが発生しやすくなる。
そこで、粘着性を維持すると共にブロッキングの発生を抑制する方法として、感熱粘着層にカオリン、タルク等の填料を添加した転写性調整層を最表層に設ける方法が知られている(特許文献3参照)。これにより、高温で長期間保存した場合におけるブロッキングの発生が抑制される。しかしながら、転写性が低下するという問題がある。特に、表面が粗い被転写体においては、填料による熱の遮蔽が発生するため、着色剤の転写を阻害し画像が抜けることがある。
特開平10−157319号公報 特開平11−321118号公報 特許第2621738号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑み、耐ブロッキング性及び転写性に優れる熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写する熱転写記録方法及び該熱転写記録方法を用いて画像が転写されている記録体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、支持体上に着色剤を含有する熱転写インク層を有する熱転写記録媒体において、該熱転写インク層上に熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有する感熱粘着層並びにワックスを含有する第一の離型層が順次積層されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、該熱転写インク層上に熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有する感熱粘着層並びにワックスを含有する第一の離型層が順次積層されているので、耐ブロッキング性及び転写性に優れる熱転写記録媒体を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱転写記録媒体において、前記熱転写インク層及び前記支持体の間に第二の離型層を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記熱転写インク層及び前記支持体の間に第二の離型層を有するので、転写性をさらに向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の熱転写記録媒体において、前記感熱粘着層は、粘着付与剤をさらに含有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記感熱粘着層は、粘着付与剤をさらに含有するので、粘着性をさらに向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体において、前記熱溶融性物質は、トリアゾール系化合物であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記熱溶融性物質は、トリアゾール系化合物であるので、耐ブロッキング性をさらに向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体において、前記熱可塑性樹脂は、粒子として、存在することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記熱可塑性樹脂は、粒子として、存在するので、感熱粘着性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体において、前記第一の離型層は、平均粒子径が0.1μm以上0.5μm以下である前記ワックスを含有する乳濁液を用いて形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記第一の離型層は、平均粒子径が0.1μm以上0.5μm以下である前記ワックスを含有する乳濁液を用いて形成されているので、感熱粘着性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体において、前記ワックスは、エステルであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記ワックスは、エステルであるので、転写性をさらに向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体において、前記第一の離型層の面積密度は、0.1g/m以上1.0g/m以下であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、前記第一の離型層の面積密度は、0.1g/m以上1.0g/m以下であるので、転写性をさらに向上させることができる。
請求項9に記載の発明は、熱転写記録方法において、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写するので、高精細な画像を転写することが可能な熱転写記録方法を提供することができる。
請求項10に記載の発明は、記録体において、請求項9に記載の熱転写記録方法を用いて画像が転写されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の熱転写記録方法を用いて画像が転写されているので、高精細な画像が転写されている記録体を提供することができる。
本発明によれば、耐ブロッキング性及び転写性に優れる熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写する熱転写記録方法及び該熱転写記録方法を用いて画像が転写されている記録体を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の熱転写記録媒体は、支持体上に着色剤を含有する熱転写インク層を有し、熱転写インク層上に熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有する感熱粘着層並びにワックスを含有する第一の離型層が順次積層されている。これにより、耐ブロッキング性及び転写性に優れる熱転写記録媒体を得ることができる。
本発明において、感熱粘着層は、熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有するため、サーマルヘッド等の加熱手段を用いて加熱することにより、粘着性を発現することができる。
熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸ブチル、メタクリル酸−スチレン−アクリル酸エステル共重合体、天然ゴム、合成ゴム等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。
また、熱溶融性物質としては、公知の固体可塑剤を用いることができる。固体可塑剤としては、特に限定されないが、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロアビエチル、フタル酸ジフェニル、N−シクロへキシル−p−トルエンスルホンアミド、スクロースベンゾエート、トリメチロールエタントリベンゾエート、ペンタエリトリットテトラベンゾエート、スクロースオクタアセテート、イソフタル酸ジメチル、クエン酸トリシクロヘキシル、エチレングリコールジベンゾエート、カテコールジパルミテート、カテコールジステアレート、カテコールジベンゾエート等のカテコール誘導体、2,2’−チオビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパノイルオキシエタン]、トリエチレングリコールビス[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオールビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]等のヒンダードフェノール系化合物、2−[5’−(1”,1”,3”,3”−テトラメチルブチル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[5’−(1”,1”,2”,3”−テトラメチルブチル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[3’,5’−ジ−(2”,2”−ジメチルプロピル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等のトリアゾール系化合物、2−(4’−モルホリノジチオ)ベンゾトリアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩等のチアゾール系化合物、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物、ピペコリルジチオカルバミン酸ピペコリン塩、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛等のジチオカルバミン酸塩系化合物、4,4’−ビス[(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン]、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン等の芳香族二級アミン系化合物等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。中でも、融点が80〜160℃である化合物が好ましい。
熱溶融性物質は、トリアゾール系化合物であることが好ましい。これにより、耐ブロッキング性をさらに向上させることができる。
本発明において、感熱粘着層における熱可塑性樹脂と熱溶融性物質の構成比は、熱可塑性樹脂が20〜90重量%、熱溶融性物質が10〜80重量%であることが好ましい。熱可塑性樹脂の比率が90重量%を超えると、溶融効率が低下するため、転写性が低下することがある。また、熱溶融性物質の比率が80重量%を超えると、粘着性が低下し、表面が粗い被転写体に転写する場合に、画像の精細性が低下することがある。
本発明において、感熱粘着層は、粘着付与剤をさらに含有することが好ましい。これにより、粘着性を向上させることができる。粘着付与剤としては、特に限定されないが、ロジン、重合ロジン、水添ロジン又はそれらのグリセリン、ペンタエリスリトール等のエステル、樹脂酸の二量体等のロジン誘導体、テルペン樹脂、石油樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、クマロンインデン樹脂等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。
感熱粘着層の形成方法を以下に説明する。感熱粘着層の塗工液は、感熱粘着層の構成成分を公知の溶媒に溶解又は分散させることにより、調製することができる。このとき、感熱粘着層は、支持体上に形成された熱転写インク層、さらに必要に応じて形成された離型層の上に形成することになるので、これらの層に対する影響が小さい溶媒を用いることが好ましい。感熱粘着層の構成成分を分散する場合は、感熱粘着層の構成成分をそれぞれボールミル、ダイノーミル、サンドミル、ペイントシェーカー等の公知の分散機を用いて分散し、混合することが好ましい。このとき、感熱粘着層の塗工液を水分散液として調製し、感熱粘着層において、熱可塑性樹脂を粒子として存在させることが好ましい。これにより、サーマルヘッド等の加熱手段から印加される熱が効率的に伝導し、感熱粘着性を向上させることができる。なお、粒子状の熱可塑性樹脂は、感熱粘着層の他の構成成分を含有してもよい。
このようにして得られた感熱粘着層の塗工液は、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター等の公知の塗工方式を用いて塗工することができる。また、グラビア、フレキソ、凸版、オフセット等の公知の印刷方式を用いて印刷することができる。なお、感熱粘着層を形成する際の乾燥温度は、感熱粘着層に含まれている熱溶融性物質の融点を超えない温度であることが好ましい。
感熱粘着層の面積密度(塗工量)は、0.2〜2.0g/m程度であることが好ましく、0.3〜1.0g/mがさらに好ましい。これにより、サーマルヘッド等の加熱手段から印加される熱量が少なくても良好に転写することができる。
本発明において、第一の離型層は、ワックスを含有するので、未使用時のブロッキングを抑制すると共に、熱印加時に溶融して被転写体に密着することができる。
ワックスとしては、特に限定されないが、カルナウバワックス、ライスワックス、木ロウ、ラノリン、蜜ロウ、鯨ロウ、モンタンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス等の天然ワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス等の合成炭化水素、モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体等の変性ワックス等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。中でも、カルナウバワックス等のエステルを用いることが好ましい。これにより、被転写体の表面へのぬれ性を向上させることができる。
ワックスの融点は、転写性と耐ブロッキング性の両立の観点から、80〜120℃であることが好ましい。さらに、このようなワックスは、熱溶融後に、表面が粗い被転写体の凹部を埋めることができる。融点が80℃未満である場合は、高温保管時にブロッキングが発生することがある。また、融点が120℃を超える場合は、サーマルヘッド等の加熱手段から熱を印加しても、第一の離型層が溶融しにくくなり、画像が転写しないことがある。
第一の離型層の形成方法を以下に説明する。ワックスを公知の溶媒に分散させることにより、第一の離型層の塗工液を調製することができる。このとき、第一の離型層は、支持体上に形成された熱転写インク層及び感熱粘着層、さらに必要に応じて形成される離型層の上に設けることになるので、これらの層に対する影響が小さい溶媒を用いることが好ましい。ワックスを分散する際には、ボールミル、ダイノーミル、サンドミル、ペイントシェーカー等の公知の分散機を用いて微粒子化することが好ましい。このとき、第一の離型層の塗工液を水分散液として調製し、第一の離型層において、ワックスを粒子として存在させることが好ましい。
本発明において、第一の離型層の塗工液としては、平均粒子径が0.1〜0.5μmであるワックスを含有する乳濁液を用いることが好ましい。平均粒子径が0.1μm未満であると、分散時間が長くなるため、非効率であり、0.5μmを超えると、薄膜を塗工する場合に均一に塗布できず、感熱粘着層を部分的に被覆できないことがある。なお、平均粒子径は、レーザー光回折・散乱による方法を用いて測定することができる。
このようにして得られた第一の離型層の塗工液は、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター等の公知の塗工方式を用いて塗工することができる。また、グラビア、フレキソ、凸版、オフセット等の公知の印刷方式を用いて印刷することができる。なお、第一の離型層を形成する際の乾燥温度は、ワックスの溶融開始温度より5℃高い温度とワックスの融点より10℃高い温度との間であることが好ましい。これにより、ワックスの低分子量成分が溶解し、この溶解成分の中で、ワックスの他の粒子成分が分散した、より均一な層形成を行うことが可能となる。乾燥温度がワックスの融点より10℃高い温度を超えると、ワックスの溶解成分が増加し、転写時にせん断性が低下し、高精細な画像が得られなくなることがある。
第一の離型層の面積密度(塗工量)は、熱伝導性及び耐ブロッキング性の観点から、乾燥重量で0.1〜1.0g/m程度であることが好ましく、0.2〜0.7g/mとすることにより、ブロッキングを抑制すると共に、サーマルヘッド等の加熱手段から印加される熱量が少なくても、良好に転写することができる。
本発明において、支持体として、厚さが3〜10μm程度のプラスチックフィルムを用いることが好ましい。支持体の材料としては、特に限定されないが、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン、ポリサルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロースアセテート等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。また、これらの材料を積層して用いてもよい。
通常、熱転写記録を行う際に、熱転写インク層が形成されている面と反対側の面(以下、支持体の裏面という)からサーマルヘッド等の加熱手段を用いて画像パターンに合わせて熱が印加される。このため、支持体の裏面に、熱に対する耐性を有する耐熱保護層、摩擦に対する耐性を有する滑性保護層、スティッキングの発生を防止するスティック防止層等の背面層を必要に応じて設けることができる。ここで、スティッキングとは、支持体の裏面の一部がサーマルヘッドに熱融着することにより、転写画像を傷つけたり、熱転写記録媒体の搬送を困難にしたりする現象である。
これらの背面層は、いずれも耐熱性高分子を含有し、上記二種以上の機能を有する層を形成することもできる。耐熱性高分子としては、セルロース樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、芳香族ポリアミド、ポリウレタン樹脂、芳香族ポリスルホン、アセトアセチル基を有するポリビニルアルコール等が挙げられ、単独又は二種以上混合して用いることができる。背面層は、この他に、タルク、シリカ、オルガノポリシロキサン等の無機微粒子、滑剤等を含有してもよい。
本発明において、熱転写インク層は、着色剤及び結着剤を含有する。このとき、熱転写インク層は、単層又は複数層形成することができる。
着色剤としては、特に限定されないが、カーボンブラック、アゾ系染顔料、フタロシアニン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、キノフタロン、アニリンブラック、酸化チタン、亜鉛華、酸化クロム等の一般的に用いられている無機顔料、有機染顔料等が挙げられ、中でも、カーボンブラックを用いることが好ましい。
結着剤としては、公知の樹脂及びワックスを用いることができる。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース樹脂等が挙げられる。
ワックスとしては、第一の離型層と同様のものを用いることができる。なお、結着剤としてワックスを用いる場合は、着色剤を保持すると共に転写することができればよい。
なお、結着剤は、単独又は二種以上混合して用いることができる。
本発明において、熱転写インク層は、脂肪酸、脂肪酸の金属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、無機塩、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の添加剤を含有してもよい。
熱転写インク層の形成方法を以下に説明する。熱転写インク層の構成成分を公知の溶媒に分散又は溶解させることによって、熱転写インク層の塗工液を作製することができる。なお、支持体上に第二の離型層が形成されている場合は、第二の離型層に対する影響が小さい溶媒を用いることが好ましい。また、熱転写インク層の構成成分を分散する際には、ボールミル、ダイノーミル、サンドミル、ペイントシェーカー等の公知の分散機を用いて微粒子化することが好ましい。
このようにして得られた熱転写インク層の塗工液は、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター等の公知の塗工方式を用いて塗工することができる。また、グラビア、フレキソ、凸版、オフセット等の公知の印刷方式を用いて印刷することができる。
本発明においては、支持体と熱転写インク層の間に、ワックスを含有する第二の離型層を設けることが好ましい。これにより、転写性が向上し、少ない熱量で高精細な画像を得ることができる。このとき、第二の離型層は、画像を転写する際に、熱転写インク層の支持体からの剥離性を向上させることができる。すなわち、サーマルヘッド等で加熱されると、第二の離型層は、熱溶融して低粘度の液体となり、加熱部分と非加熱部分の界面近傍で層が切れ易くなる。さらに、第二の離型層は、転写後の熱転写インク層を保護することにより、スミア、洗浄等の物理的衝撃に対する耐性を向上させることができる。ワックスとしては、第一の離型層と同様のものを用いることができる。中でも、熱印加時に支持体からの離型性を向上させることにより、容易に転写することができるため、ポリオレフィン系ワックスを用いることが好ましく、ポリエチレンワックスがさらに好ましい。
第二の離型層は、脱落防止、層塗工性向上等のために、低粘度化剤を含有してもよい。低粘度化剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等が挙げられる。
また、第二の離型層は、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム等のゴムや公知の熱可塑性樹脂を含有してもよい。これにより、第二の離型層は、弾力性を有し、熱転写記録媒体と被転写体の密着性を向上させることができる。なお、これらの添加量は、第二の離型層の0〜20重量%程度であることが好ましい。
第二の離型層の形成方法を以下に説明する。第二の離型層の構成成分を公知の溶媒に分散させることにより、第二の離型層の塗工液を調製することができる。第二の離型層の構成成分を分散させる際には、ボールミル、ダイノーミル、サンドミル、ペイントシェーカー等の公知の分散機を用いて微粒子化することが好ましい。このとき、第二の離型層の塗工液を水分散液として調製し、第二の離型層において、ワックスを粒子として存在させることが好ましい。
本発明において、第二の離型層の塗工液としては、平均粒子径が0.1〜0.5μmであるワックスを含有する乳濁液を用いることが好ましい。平均粒子径が0.1μm未満であると、分散時間が長くなるため、非効率であり、0.5μmを超えると、薄膜を塗工する場合に均一に塗布できず、支持体を部分的に被覆することができないことがある。
このようにして得られた第二の離型層の塗工液は、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター等の公知の塗工方式を用いて塗工することができる。また、グラビア、フレキソ、凸版、オフセット等の公知の印刷方式を用いて印刷することができる。なお、第二の離型層の塗工液を形成する際の乾燥温度は、ワックスの溶融開始温度より5℃高い温度とワックスの融点より10℃高い温度との間であることが好ましい。これにより、ワックスの低分子量成分が溶解し、この溶解成分の中で、ワックスの他の粒子成分が分散した、より均一な層形成を行うことが可能となる。乾燥温度が、ワックスの融点より10℃高い温度を超えると、ワックスの溶解成分が増加し、転写時にせん断性が低下し、結果として精細な画像が得られなくなることがある。
第二の離型層の面積密度(塗工量)は、熱伝導性の観点から薄い方が好ましいが、薄すぎると離型性が発現できないことから、一般的に、0.1〜3.0g/mであり、1.0〜2.0g/mが好ましい。
本発明の熱転写記録方法は、本発明の熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写する。具体的には、サーマルヘッド等の公知の加熱手段を用いて、本発明の熱転写記録媒体を転写する画像パターンに従って加熱及び押圧することにより、加熱部の熱転写インク層を被転写体に転写することができる。このとき、被転写体としては、公知の材料を用いることができ、コート紙、ミラーコート紙、上質紙、厚口紙等の紙、ポリオレフィン、ポリエステル樹脂、ナイロン、ポリ塩化ビニル等を基体としたフィルム、合成紙、ポリエステル樹脂、ナイロン、アセテート樹脂等の布、耐洗紙等が挙げられる。なお、フィルムは、白色顔料の混練、アルミ蒸着、艶消し処理、光沢処理等の加工処理が施されていてもよい。
本発明の記録体は、本発明の熱転写記録方法を用いて画像が転写されている。このため、高精細な画像が転写されている記録体を提供することができる。このような記録体は、物流用ラベル、定格銘板、包材への表示、衣料用タグ、商品の(価格)表示タグ、ICカード及び磁気カード表示、名刺等の用途に使用することができる。
以下に、本発明の実施例及び比較例を具体的に記載する。なお、部は、重量部である。また、本発明は、以下の実施例に限定されない。
(実施例1)
ポリエチレンワックス9部、スチレンブタジエンゴム1部及びトルエン90部を、ボールミルを用いて分散し、第二の離型層塗布液を調製した。
ポリエステル樹脂エリーテル3380(ユニチカ社製)14部、カーボンブラック6部及びメチルエチルケトン80部を、ボールミルを用いて分散し、熱転写インク層塗布液を調製した。
固形分40%のアクリル樹脂アロンS−1017(東亞合成社製)20部、フタル酸ジフェニル10部及びミネラルターペン70部からなる感熱粘着層塗布液1を調製した。
第一の離型層塗布液1として、固形分35%、平均粒子径が0.4μmのカルナウバワックスエマルションEMUSTAR−0413(日本精蝋社製)を用いた。なお、カルナウバワックスの融点は、83℃である。
支持体として、厚さ4.5μmのポリエステルフィルムを用い、支持体の片面に、背面層として、シリコーン変性アクリル樹脂を、乾燥後の面積密度が0.3g/mとなるように塗布、乾燥した。
支持体の背面層を設けた側と反対側の面に、乾燥後の面積密度が1.0g/mとなるように第二の離型層塗布液を塗布、乾燥し、その上に乾燥後の面積密度が1.5g/mとなるように熱転写インク層塗布液を塗布、乾燥した。次に、熱転写インク層の上に、乾燥後の面積密度が0.8g/mとなるように感熱粘着層塗布液1を塗布、乾燥し、さらにその上に、乾燥後の面積密度が0.5g/mとなるように第一の離型層塗布液1を塗布、乾燥し、熱転写記録媒体を得た。
(実施例2)
20部のアロンS−1017、フタル酸ジフェニル10部、固形分40%のロジンエステル10部及びミネラルターペン60部からなる感熱粘着層塗布液2を調製した。
感熱粘着層塗布液1の代わりに感熱粘着層塗布液2を用いたこと以外は、実施例1と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例3)
固形分40%のスチレン/アクリル共重合体エマルションであるポリゾール4T−2040(昭和高分子社製)20部、フタル酸ジフェニル10部、固形分40%のロジンエステル10部及び水60部からなる感熱粘着層塗布液3を調製した。
感熱粘着層塗布液1の代わりに感熱粘着層塗布液3を用いたこと以外は、実施例1と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例4)
20部のポリゾール4T−2040、2−[3’,5’−ジ−(2”,2”−ジメチルプロピル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール10部、・固形分40%のロジンエステル10部及び水60部からなる感熱粘着層塗布液4を調製した。
感熱粘着層塗布液1の代わりに感熱粘着層塗布液4を用いたこと以外は、実施例1と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例5)
第一の離型層塗布液1の乾燥重量を1.5g/mとしたこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例6)
融点が110度の酸化ポリエチレン粉末のハイワックス4052E(三井化学社製)10部及びトルエン90部を分散し、第一の離型層塗布液2を調製した。なお、ハイワックス4052Eの分散後の平均粒子径は、4μmであった。
第一の離型層塗布液1の代わりに第一の離型層塗布液2を用いたこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例7)
融点が83℃のカルナウバワックス粉末(カルナバ1号精製品)10部及びトルエン90部を分散し、第一の離型層塗布液3を調製した。なお、カルナウバワックス粉末の分散後の平均粒子径は4μmであった。
第一の離型層塗布液1の代わりに第一の離型層塗布液3を用いたこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例8)
融点が126℃のポリエチレンワックス(ヘキストワックスPE136)10部及びトルエン90部を分散し、第一の離型層塗布液4を調製した。なお、ヘキストワックスPE136の分散後の平均粒子径は、4μmであった。
第一の離型層塗布液1の代わりに第一の離型層塗布液4を用いたこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例9)
融点が76℃のモンタン酸ワックス10部及びトルエン90部を分散し、第一の離型層塗布液5を調製した。なお、モンタン酸ワックスの分散後の平均粒子径は、4μmであった。
第一の離型層塗布液1の代わりに第一の離型層塗布液5を用いたこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例10)
乾燥重量が0.5g/mとなるようにカルナウバワックス粉末(カルナバ1号精製品)をホットメルトコーターで塗布して第一の離型層を形成したこと以外は、実施例4と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(実施例11)
第二の離型層を設けなかったこと以外は、実施例3と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(比較例1)
第一の離型層を設けなかったこと以外は、実施例3と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(比較例2)
20部のポリゾール4T−2040、フタル酸ジフェニル10部、固形分40%のロジンエステル5部、ステアリン酸亜鉛5部及び水60部からなる感熱粘着層塗布液5を調製した。
感熱粘着層塗布液3の代わりに感熱粘着層塗布液5を用いたこと以外は、比較例1と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(比較例3)
ポリエステル樹脂エリーテルUE3380(ユニチカ社製)10部及びトルエン90部からなる第一の離型層塗布液7を調製した。
第一の離型層塗布液1の代わりに第一の離型層塗布液7を用いたこと以外は、実施例3と同様に、熱転写記録媒体を得た。
(評価方法及び評価結果)
耐ブロッキング性は、熱転写記録媒体を重ねて6kgの荷重をかけた状態で、50℃で3日間保存した後、常温に戻して引き剥がした時の剥がれやすさを評価した。なお、剥がす際に、抵抗がないものを◎、やや抵抗はあるが、熱転写インク層の脱落がないものを○、やや抵抗があり、微小な熱転写インク層の脱落が見られるものを△、剥がれない又は熱転写インク層が脱落するものを×として、判定した。
非平滑紙への転写性(ベタ埋まり性)は、熱転写記録媒体及びライン型サーマルヘッドを搭載するプリンタZebra 140Xiを用いて、コート塗布量が5g/mの軽量コート紙にベタを印字し、ベタ部の抜け度合いを目視で評価した。なお、90%以上が転写されているものを◎、75〜89%が転写されているものを○、50〜74%が転写されているものを△、49%以下が転写されているものを×として、判定した。
フィルムへの転写性(画像つぶれ性)は、熱転写記録媒体及びライン型サーマルヘッドを搭載するプリンタZebra 140Xiを用いて、ポリエステルフィルムを基材としたフィルム(リンテック FR−1415−50)に、エレメント2×2ドットの二次元バーコードを印字し、画像のつぶれを目視で評価した。なお、ドットを忠実に再現しているものを◎、1ドット以下の大きさでインクがはみ出しているものを○、1〜2ドットの大きさでインクがはみ出しているものを△、2ドットを超える大きさでインクがはみ出しており、画像がつぶれているもの又は転写しないものを×として、判定した。
これらの結果を表1に示す。
Figure 2006315201
これより、本発明の熱転写記録媒体は、耐ブロッキング性及び転写性に優れることがわかる。

Claims (10)

  1. 支持体上に着色剤を含有する熱転写インク層を有する熱転写記録媒体において、
    該熱転写インク層上に熱可塑性樹脂及び熱溶融性物質を含有する感熱粘着層並びにワックスを含有する第一の離型層が順次積層されていることを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 前記熱転写インク層及び前記支持体の間に第二の離型層を有することを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録媒体。
  3. 前記感熱粘着層は、粘着付与剤をさらに含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写記録媒体。
  4. 前記熱溶融性物質は、トリアゾール系化合物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体。
  5. 前記熱可塑性樹脂は、粒子として、存在することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体。
  6. 前記第一の離型層は、平均粒子径が0.1μm以上0.5μm以下である前記ワックスを含有する乳濁液を用いて形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体。
  7. 前記ワックスは、エステルであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体。
  8. 前記第一の離型層の面積密度は、0.1g/m以上1.0g/m以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の熱転写記録媒体を用いて被転写体に画像を転写することを特徴とする熱転写記録方法。
  10. 請求項9に記載の熱転写記録方法を用いて画像が転写されていることを特徴とする記録体。
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