JP2006314432A - ミシンの糸巻き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動と停止の切り替え操作を簡易に行うことができるミシンの糸巻き装置を提供する。
【解決手段】糸巻き装置100は、該ミシンアーム1の外部に突出する糸巻き軸4aと、糸巻き軸4aの回転と停止とを切り替える切り替え手段の操作部としての糸巻きレバー2cと、これら糸巻き軸4a、糸巻きレバー2aをミシンアーム1上に保持するための土台1aとを備えている。糸巻きレバー2cは、回転軸であるレバー軸2aを挟んで両側、つまり、二方向にそれぞれ延びた当該レバー軸2aを回転操作するためのレバー21c、22cを備えている。これにより、布送り方向の上流側(作業位置A)で縫製作業を行う際のみならず、ミシンの面部側(作業位置B)で縫製作業を行う際にもレバー2cを容易に操作することを可能とした。
【選択図】図3

Description

本発明はミシンの糸巻き装置に関し、特に、その駆動と停止とを切り替える切り替え手段を有するミシンの糸巻き装置に関する。
従来、ミシンには、上糸が通された縫い針を上下動させる周知の針駆動機構と、針板の下方において上糸を下糸に交絡させる釜とが設けられている。釜の内部には縫い目を形成するために下糸を供給する下糸ボビンが装着されるが、この下糸ボビンには予め下糸を巻きつけておく必要がある。そこで、ミシンモータにより回転駆動されるミシンの主軸から駆動力を得ることで、下糸ボビンに下糸を巻きつけるミシンの糸巻き装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるミシンの糸巻き装置は、ミシン機枠のアーム部上面から突出された糸巻き軸を備えている。そして、操作レバーを操作することでアーム部内において該糸巻き軸の下端に装着されたゴム輪が主軸(上軸)と共に回転される回転輪に当接され、糸巻き軸が回転される結果、アーム部の上方では該糸巻き軸に嵌合された下糸ボビンに下糸を巻きつけることができるようになっている。
特開2001−145795号公報
ところで、ミシンの種類や作業工程、作業効率上の必要から、ミシンに対するオペレータの作業位置(立ち位置)が異なる場合がある。即ち、ミシンを横置きに使用して当該ミシンの布送り方向の上流側で縫製作業を行う場合や、ミシンを縦置きに使用して当該ミシンのアーム部の長手方向の先端側、即ち、ミシン面部側からミシンを操作して縫製作業を行う場合がある。この点、上記特許文献1に示すミシンの糸巻装置の場合、糸巻装置の操作レバーの向きを上述した何れか一方の作業位置で操作する際に適合するように設定すると、他方の作業位置で作業を行う際には操作レバーの支点に対する力点の配置が作業者から遠い側に離れることとなり、必ずしも操作性が良好であるとは言えず、作業効率が低下する恐れがあるという問題があった。
また、糸巻き軸に対する操作レバーの配置は、ボビンの取り付け、取り外し操作の妨げとならないようにしなければならないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、駆動と停止の切り替え操作を簡易に行うことができるミシンの糸巻き装置を提供することをその目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ミシン機枠から突出する糸巻き軸が回転することで、該糸巻き軸に装着されたボビンに下糸を巻きつけるミシンの糸巻き装置において、前記糸巻き軸の回転と停止とを切り替える切り替え手段を備え、前記切り替え手段は、ミシンアーム部上で立設された支軸を回転操作するためのレバーであって、前記支軸を挟んで少なくとも二方向に延びた操作部を備えることを特徴とするミシンの糸巻き装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの糸巻き装置において、前記レバーは、当該レバーを支持する前記支軸の近傍において少なくとも一方のレバーの延びる方向を任意の角度に調整可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ミシンの糸巻き装置は、ミシンアーム部上で立設された支軸を挟んで少なくとも二方向に延びたレバーの操作部を操作することにより糸巻き軸の回転と停止とを切り替えることが可能となる。従って、前記支軸を挟んで少なくとも二方向に延びたレバーの操作部のうち、何れを操作することによっても糸巻き軸の回転と停止とを切り替えることが可能となる。この結果、当該ミシンの糸巻き装置を様々な方向から操作することが可能となり、例えば、ミシンの布送り方向の上流側を作業位置として操作する際のみならず、ミシンの面部側を作業位置として操作する際にもレバーの操作部を容易に操作することが可能となる。これにより、作業効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、レバーの操作部は、当該レバーの操作部を支持する支軸の近傍において任意の角度に調節することが可能となる。これにより、各オペレータの好みに応じてレバーの操作部を所望の角度に調節することが可能となる。従って、ミシンのオペレータが何れの作業位置からレバーを操作する場合であっても、当該レバーの操作部をより簡単に操作することができ、作業効率を向上することができる。また、少なくとも一方のレバーの操作部はその延びる方向を任意の角度に調節可能であるため、例えば、ボビンの着脱の際の妨げ等とはならずにレバーを操作することができ、作業効率を一層向上させることができる。
以下、本実施形態たるミシンの糸巻き装置100(以下、糸巻き装置100とする)について、図1〜図9に基づき詳しく説明する。
<ミシンの構成>
図1において、1は本実施形態たる糸巻き装置100が搭載されるミシンのアーム、200は糸案内、Aはミシンを横向きに使用する際の布送り方向の上流側におけるオペレータの作業位置、Bはミシンを縦置きに使用する際のミシンの面部側におけるオペレータの作業位置、Tはボビン9aに巻く下糸である。
本実施形態におけるミシンは、駆動源となる図示しないミシンモータ、該ミシンモータから上軸2(図4参照)を介して駆動力を付与され針を上下に駆動する図示しない針上下動機構、該針駆動機構に同期して針板上に載置される布等の被縫製物を搬送する図示しない布送り機構、針板の下方において上糸を下糸に交絡させる図示しない釜機構等の各機能を備えているが、これらは従来と同様であるため本実施形態では詳述しない。なお、本実施形態では、作業位置Aが布送り方向の上流側となる送り方向を上述した布送り機構の正送り方向とする。
<糸巻き装置>
次に、糸巻き装置100の構成について詳しく説明する。
図1、図2に示すように、糸巻き装置100は、ミシン機枠を構成するミシンアーム1の上部に配設されており、該ミシンアーム1の外部に突出する糸巻き軸4aと、糸巻き軸4aの回転と停止とを切り替える切り替え手段の操作部としての糸巻きレバー2cと、これら糸巻き軸4a、糸巻きレバー2cをミシンアーム1上に保持するための土台1aとを備えている。
土台1aには、軸受け部1bと、開口部1cと、下方に突出する支持軸1dとが形成されている(図2参照)。軸受け部1bには、下方からレバー軸2aが遊嵌されており、該レバー軸2aの略中央部にはカム部2bが固定されている。また、支軸としてのレバー軸2aの上端には、後述する糸巻きレバー2cが固定されている。
糸巻き軸4aは、その下部に軸部4bが形成されており、該軸部4bはミシンアーム1の内部に配置され後述する軸台3aの軸受け部3bに遊嵌されている。また、糸巻き軸4aの下端は、上軸2に上方から近接する位置まで延設されており(図4参照)、該糸巻き軸4aの下端には糸巻き車4eが固定されている。糸巻き車4eの外周にはゴム輪4fが嵌合されている。また、上記上軸2にはフランジ状の回転輪3が設けられており、ゴム輪4fは、該回転輪3に対して離接移動することが可能となっている。
糸巻き軸4aの上方には、ボビン軸4cと溝4dとが形成されている。この溝4dにはOリング4gが嵌合されている。そして、糸巻き軸4aの上端部は、上述した土台1aの開口部1cからミシンの外部に突出され、ボビン9aが装着されるようになっている。
つまり、上記構成により、ゴム輪4fが回転輪3に当接されると糸巻き軸4aを中心に糸巻き車4e及び当該糸巻き軸4aが回転され、糸巻き軸4aの上部に装着されるボビン9aが回転し、ボビン9aに下糸Tが巻きつけられるようになっている。
軸台3aは、その基部に糸巻き軸4aが嵌合する円筒状の軸受け部3bを有し、基部の側端面には孔3cが形成されている。また、軸台3aの先端には土台1aの支持軸1dが嵌合する支持孔3dが形成されている。軸台3aと土台1aとの間には押圧板5aが設けられている。
押圧板5aは、基部が土台1aの支持軸1dに回動可能に支持されており、該押圧板5aの先端の一方にはばね掛け5b,5cが形成されている(図2参照)。また、押圧板5aの先端の他方には押圧部5dが形成され、前記一方の先端の側面には前記カム部2bに対向する凹部5eが形成されている。また、押圧板5aのばね掛け5cと土台1aの一部との間にはばね6aが圧縮状態で配置されており、押圧板5aのばね掛け5bと軸台3aの先端の孔3cとの間にはばね7aが圧縮状態で配置されている(図5、図6参照)。
つまり、押圧板5aは、ばね6aにより常時図5、図6における支持軸1dを中心にして反時計回り方向に付勢されており、また、糸巻き軸4aの軸部4bは、ばね7aにより常時押圧板5aに対して図5、図6における時計回り方向に付勢されている。
そして上記軸台3aと押圧板5aとは、重ね合わされた状態で土台1aの支持軸1dに下方から回動可能に遊嵌され、それらが落下しない様にEリング4hにより支持軸1dに支持されている。
円盤状のボビン受け台8aは、土台1aの開口部1c上方に突出する糸巻き軸4aのボビン軸4cに嵌入されており、上端面にはボビン9aを載置するための浅い円状の凹部8bが形成されている。
なお、ボビン受け台8a上で上述した糸巻き軸4aに装着されるボビン9aは、フランジ9b,9cを有しており、これらフランジ9b,9cの間が下糸Tを巻きつける糸巻き部となっている。
糸巻きレバー2cは、土台1aの軸受け部1b上方から突出するレバー軸2aの上端に、ネジ2dにより抱き締め固定されている(図2参照)。糸巻きレバー2cの上部には調節板2eが設けられており、該調節板2eにはボビン受け台8aの凹部8b内に載置されると共に糸巻き軸4aを中心に回転されるボビン9aの糸巻き部に入る糸押え2hが形成され、ネジ2fにより糸巻きレバー2cに固定されている。
上記糸押え2hは、ボビン9aの糸巻き部に下糸Tが巻かれる際に、該下糸Tの糸量が適量になったことを検出する糸量センサの機能を備えている。即ち、糸押え2hは、ボビン9aの糸巻き部に巻かれる下糸Tに対して糸巻き部の半径方向外側から当接され、ボビン9aに巻かれた下糸Tの糸量が増加して糸巻き部が大径となるにつれてレバー2cと共に押し戻されるようになっている。そして、下糸Tの巻きつけ量が適量となった際にはレバー2cと共に回転される糸巻き軸4aが所定の位置まで回転され、上記ゴム輪4fを回転輪3から離反させることができるようになっている。この結果、糸巻き軸4aの回転が停止し、ボビン9aの糸巻きが終了するものである。
つまり、本実施形態たるミシンの糸巻き装置100は、ボビン9aに下糸Tが適量巻かれた際、自動的に糸巻き軸4aの回転を停止して糸巻き動作を終了することができるようになっている。
ここで、本実施形態における糸巻きレバー2cは、回転可能な支軸であるレバー軸2aを挟んで両側、つまり、二方向にそれぞれ延びた当該レバー軸2aを回転操作するための操作部としてレバー21c、22cを備えている(図3参照)。
図3に示すように、レバー21cは、作業位置Aから見てレバー軸2aの右側に延出されており、作業位置A側から糸巻きレバー2cを操作するオペレータが右手で操作するのに適した方向に配置されている(図7参照)。なお、作業者が右利きであれば、かかる配置で操作は好適に行われる。
一方、レバー22cは、作業位置Aから見てレバー軸2aの左手前側に延出されているが、作業位置Bから見た場合にはレバー軸2aの右側に延出される配置となっており、作業位置B側から糸巻きレバー2cを操作するオペレータが右手で操作するのに適した方向に配置されている(図8参照)。なお、作業者が右利きであれば、かかる配置で操作は好適に行われる。
そして、これらレバー21c、22cは一体形成されており、互いにレバー軸2aを中心にして一体的に回転され、何れを操作した場合であってもレバー軸2aを回転操作することができるようになっている。
上記構成により、糸巻きレバー2cは、ミシンを横向きに設置して縫製動作を行う場合のみならず、ミシンを縦置きに設置して縫製動作を行う場合であってもオペレータが容易に操作することができるように配置されている。即ち、糸巻きレバー2cは、作業位置A,B何れの位置からであっても同様の操作で容易に操作することができるようになっている。
<糸巻き装置の機械的動作>
次に、糸巻き装置100の作用について図1〜図8に基づき詳しく説明する。
まず、糸巻きを行わない待機位置では、糸巻きレバー2cと糸押え2hとは、図3に実線で示すようにボビン9aのフランジ9b,9cの間から離れた位置に配置される。また、糸巻きレバー2cがこの待機位置にあるときは、図5に示すようにカム部2bはその先端が押圧板5aの凹部5eの最深部に一致し、押圧板5aはばね6aの弾性力によりカム部2b側に押圧された状態となる。また、軸台3aの軸受け部3bは、ばね6aの弾性力により押圧板5aの押圧部5dにより押圧される。これにより、軸台3aは支持軸1dを中心に回転され、糸巻き軸4aのゴム輪4fは図4に実線で示すように上軸2の回転輪3から離れた位置に配置される。
つまり、糸巻きレバー2cが待機位置にある場合には、上軸2が回転してもゴム輪4fは回転されず、糸巻き軸4a及びボビン9aも回転しないため糸巻きは行われない。
次に、ボビン9aに下糸Tを巻くには、糸端を図1に示す糸案内200に通した後に、その糸端をボビン軸4cに設けた空のボビン9aの軸部に数回巻きつける。
この状態から糸巻きレバー2cの先端を図3における時計回り方向(図5、図6においては反時計回り方向)に回転させると、糸巻きレバー2cに固定された糸押え2hは、ボビン9aのフランジ9b,9cとの間の軸部に当接され、糸巻き位置に配置されることとなる。
上記レバー軸2aが回転される際、カム部2bは押圧板5aの凹部5eの最深部から離脱し、その先端部で押圧板5aをばね6aに抗して支持軸1dを中心に時計回り方向に回転し、図6の位置に係止される。押圧板5aが回転すると、ばね7aの弾性力で軸台3aの先端部が押圧される。これにより、軸台3aは支持軸1dを中心に図6において時計回り方向に回転し、糸巻き軸4a下端のゴム輪4fの外周が図4の二点鎖線に示すように上軸2の回転輪3に圧接される。この結果、ゴム輪4fを装着した糸巻き車4eは、回転輪3から回転駆動力を得ることが可能となる。
次に、上軸2に追従して回転輪3が回転すると、ゴム輪4f及び糸巻き車4eを介して糸巻き軸4aが回転し、糸巻き軸4aに設けられた弾性部材(図示しない)により一体に回転可能に支持されたボビン9aが回転する。その結果、ボビン9aの軸部に下糸Tが巻かれて行くこととなる。
巻かれる下糸Tの糸量が多くなるに従い糸巻き部の直径が大きくなると、糸押え2hが、ボビン9aの軸部に巻かれた下糸Tの外周により図6の下方に押され、これにより糸巻きレバー2cは徐々にレバー軸2aを中心に時計回り方向に回転し、レバー軸2aのカム部2bの先端はボビン9aの糸巻き量に応じて徐々に押圧板5aの凹部5eの最深部に向けて回転される。
そして、ボビン9aへの糸巻き量が所定量に達すると、レバー軸2aのカム部2bの先端は押圧板5aの凹部5eの最深部に達することとなる。このため、押圧板5aはばね6aの弾性力により支持軸1dを中心に図6における反時計回り方向に回転される。
押圧板5aが回転されると、押圧板5aの押圧部5dが軸台3a先端の軸部3bを押し、軸台3aは図6において支持軸1dを中心に反時計回り方向に回転される。この回転により糸巻き軸4a下端のゴム輪4fの外周は、上軸2の回転輪3の側端面から図4の実線のように離れ、Oリング4gが土台1aに接触して糸巻き軸4aは急速に停止される。また糸巻きレバー2cと糸押え2hとは図3、図5の状態に復帰して糸巻きが完了するものである。
次に、ミシンのオペレータが作業位置A、Bそれぞれの位置において作業を行う場合の糸巻きレバー2cの操作について説明する。
まず、ミシンのオペレータが作業位置Aにおいて作業を行う場合、図7に示すように、右手でレバー21cを操作する。また、ミシンのオペレータが作業位置Bにおいて作業を行う場合には、図8に示すように、右手でレバー22cを操作する。
つまり、ミシンのオペレータは、A,B何れの作業位置からであっても、同様の動作で容易にレバー2cを操作することが可能となるものである。
<実施形態の効果>
以上のように、本実施形態たるミシンの糸巻き装置100によれば、レバー21c、22cのうち、何れを操作してもレバー軸2aを回転操作することが可能となる。従って、ミシンのオペレータは、一方向のみからミシンを操作する場合のみならず、様々な方向からミシンの縫製作業を行うことが可能となる。即ち、ミシンのオペレータは、布送り方向の上流側(作業位置A)で縫製作業を行う際のみならず、ミシンの面部側(作業位置B)で縫製作業を行う際にもレバー2cを容易に操作することが可能となり、糸巻き装置100の駆動と停止との切り替え操作を簡易に行うことが可能となる。これにより、縫製作業の作業効率を向上させることができる。
なお、糸巻きレバー2cは、本実施形態ではレバー21cとレバー22cとが一体に形成される構成としたが、レバー21cとレバー22cとをそれぞれ別体から構成し、互いの相対的な角度を任意の角度に調節可能な構成としてもよい(図9参照)。この場合、レバー21cとレバー22cとは、何れの側の取り付け角度を調節可能、即ち可変としてもよく、例えば、図9に示すようにレバー22c側を調節可能な構成とした場合は、ボビン9aの取り付け、取り外し操作の妨げとならず、調節範囲の自由度を大きく確保することが出来る点で好ましい。このようにすれば、レバー2cは、当該レバー2cを支持するレバー軸2aの近傍において任意の角度に調節することが可能となる。従って、ミシンのオペレータがA,B何れの位置を作業位置とした場合であっても、各オペレータの好みに応じてレバー22cを所望の角度に調節することが可能となる。
また、レバー21c、22cの相対的な角度を調節可能な構成とする場合、図9に示すように回転中心となるレバー軸2aから僅かに離れた位置に連結部を設けるようにすることが好ましい。このようにすれば、ボビン9aの取り付け、取り外し操作の妨げとならず、より良好な操作性を確保することが可能となる。
なお、レバー21cとレバー22cとの相対角度は130度前後であることが好ましい。このようにすれば、作業位置Bからのレバー2cの操作が最も容易な配置となる。
また、糸巻きレバー2cは、二方向に限定されるものではなく、3方向以上に延出する構成としても良い。このようにすれば、より多様な方向から糸巻きレバー2cを操作することが可能となる。
本実施形態におけるミシンの全体構成を示す概略斜視図である。 本実施形態に係るミシンの糸巻き装置の分解斜視図である。 本実施形態に係るミシンの糸巻き装置の平面図である。 本実施形態に係るミシンの糸巻き装置の要部を示す側面図である。 図4におけるX−X矢視図であって、糸巻きレバー2cが糸巻きの待機位置にある状態を示す図である。 図4におけるX−X矢視図であって、糸巻きレバー2cが糸巻き位置にある状態を示す図である。 本実施形態における糸巻きレバー2cを作業位置Aにおいて操作する様子を示す模式図である。 本実施形態における糸巻きレバー2cを作業位置Bにおいて操作する様子を示す模式図である。 本実施形態における糸巻きレバー2cの変形例を示す概略平面図である。
符号の説明
1 ミシンアーム
1a 土台
2a レバー軸
2c 糸巻きレバー
3 回転輪
3a 軸台
4a 糸巻き軸
5a 押圧板
6a ばね
7a ばね
8a ボビン受け台
9a ボビン
10 凹部
10a 端面
10b 傾斜面
10c 円頭部
10d 糸受け部
10e 糸受け部
10f 突起部
100 糸巻装置
200 糸案内
A,B 作業位置
T 下糸

Claims (2)

  1. ミシン機枠から突出する糸巻き軸が回転することで、該糸巻き軸に装着されたボビンに下糸を巻きつけるミシンの糸巻き装置において、
    前記糸巻き軸の回転と停止とを切り替える切り替え手段を備え、
    前記切り替え手段は、
    ミシンアーム部上で立設された支軸を回転操作するためのレバーであって、前記支軸を挟んで少なくとも二方向に延びた操作部を備えることを特徴とするミシンの糸巻き装置。
  2. 前記レバーの操作部は、当該レバーを支持する前記支軸の近傍において少なくとも一方のレバーの延びる方向を任意の角度に調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸巻き装置。
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