JP2006313605A - ヘッド・サスペンションの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レール部に曲がり部が存在しても捻れを抑制可能としたヘッド・サスペンションを提供する場合に、その円滑な供給を可能とする。
【解決手段】 レール部の形成代の曲がり部に沿って貫通部を形成する剛体部外郭形成工程AA及びレール部を形成するレール部形成工程AAにより形成する剛体部を連設した剛体部連鎖品69を形成する剛体部連鎖品製造工程Aと、ばね部材15,17を連設したばね部材連鎖品71を形成するばね部材連鎖品製造工程Bと、フレキシャ7を形成するフレキシャ製造工程Cと、ベース・プレート5を形成するベース部製造工程Dと、剛体部連鎖品69とばね部材連鎖品71とベース・プレート5とフレキシャ7との重合セット77を結合形成する重合結合工程E,Fと、重合セット77から各ヘッド・サスペンション1をカット分離する第1,第2カット工程G,Kとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるハード・ディスク・ドライブ(HDD「Hard Disk Drive」)のヘッド・サスペンションの製造方法に関する。
[ショック特性での課題]
一般に、ヘッド・サスペンションのヘッド部のスライダが、ショック入力時にディスクに対してリフトするか否か(ショック特性)は、ロード・ビームの自重が影響する。
一例として、厚さt=51μm、長さl=7mm、グラム・ロード(Gram load):2.5gfのロード・ビームを備えた第1のヘッド・サスペンションと、厚さt=30μm、長さl=5.5mm、グラム・ロード(Gram load):2.5gfのロード・ビームを備えた第2のヘッド・サスペンションとに1msecデュレーション(duration)(半波長が1msec)のショックを入力したとき、第1のヘッド・サスペンションは、628Gの発生加速度でスライダがリフトし、第2のヘッド・サスペンションは、1103Gの発生加速度でスライダがリフトした。
これより、ショック特性の良いヘッド・サスペンションは、ロード・ビームを薄く、短く、グラム・ロードを大きくするのが得策である。
図19は、ハード・ディスク・ドライブに装備されるヘッド・サスペンション101の平面図であり、このヘッド・サスペンション101は、ベース・プレート103とロード・ビーム105とフレキシャ107とを備えている。ロード・ビーム105は、剛体部109及びばね部111を含んでいる。剛体部109の幅方向両縁には、レール部113が立ち上げ形成されている。
図20は、ヘッド・サスペンション取付の一例を示すハード・ディスク・ドライブの一部断面図である。前記ヘッド・サスペンション101は、例えば図17のようにキャリッジ115のアーム117にベース・プレート103がスウェージング等により取り付けられている。
キャリッジ115は、ボイスコイルモータなどのポジショニング用モータ118によって、軸119を中心に旋回駆動される。キャリッジ115が軸119を中心に旋回することによって、ヘッド・サスペンション101のヘッド部121がディスク123の所望トラックまで移動する。
前記ディスク123が高速回転したとき、ヘッド部121は、グラム・ロードに抗してディスク123から僅かに浮上する。
このヘッド・サスペンション101において、前記のような自重を考慮した対策では、長さlのロード・ビーム105の部分を薄く、短くする。
しかし、実際はアーム117が振動するため、アーム117のB1周波数(1次ベンディング・モードでの共振周波数、1st Bending周波数)を考慮したロード・ビーム105の設定が必要となる。換言すれば、アーム117のB1周波数を考慮しつつロード・ビーム105のB1周波数を設定することが必要となる。
図21〜図23は、2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブのアームのB1周波数に対するショック特性の実験結果を示すグラフであり、図21は、スライダがリフトする加速度(ショック入力によりハード・ディスク・ドライブに発生する加速度)、図22は、ショック入力時のアーム先端の最大加速度、図23は、アーム最大変位量に関する。図21〜図23の横軸は、アームのB1周波数を示し、図21,図22の縦軸は、アーム加速度、図23の縦軸は、アームの変位量を示している。ショック入力により発生する加速度の大きさは何れも300Gであるが、半波長が2msec,1msec,0.4msecデュレーションの3種の波形のものとした。
この実験結果より、2msec,1msecデュレーションのショック入力に対しては、図21〜図23の線分125A,125B,125C、127A,127B,127CのようにアームのB1周波数が高くなると(例えば、1.5kHz)アームは殆ど動かなくなる。一方、0.4msecデュレーションのショック入力に対しては、線分129A,129B,129Cのように様相が異なった。
その理由は、アームのB1周波数が高くなっても、0.4msecデュレーションのショック入力では、大きなアーム・アクション(Arm action)が発生するためである。
従って、ヘッド・サスペンションは、アーム・アクションに追従する必要がある。すなわち、アームの振動に対してロード・ビームの追従性を高め、スライダがディスクからリフトしないようにする。
[オフ・トラック特性での課題]
オフ・トラック特性に関し、ヘッド・サスペンションの縦剛性は、オフ・トラック(off Track)方向には関係しないと考えることができる。
しかし、実際は、ヘッド・サスペンションの僅かな捻れや、ディスクの僅かな傾きにより縦剛性(B1周波数)が関係してくる。
図24は、B1周波数が3.1kHzのヘッド・サスペンションに関し、オフ・トラック特性の実験結果を示すグラフである。図24の横軸は、周波数、同縦軸は、変位量を示す。ディスクは、2.5インチであり、回転数は、5400rpm,7200rpmの2種類とした。
B1周波数が3.1kHzと低いヘッド・サスペンションでは、アームのベンディング・モード(Bending Mode)とヘッド・サスペンションのベンディング・モードとが重なる。これらモードの重なりにより、図24のように3.0kHz,3.3kHzにオフ・トラック現象が発生する。
従って、ヘッド・サスペンション及びアームのベンディング・モードが重ならないようにロード・ビームのB1周波数をできるだけ高める必要がある。
ロード・ビームのB1周波数を高めるためには、例えば、前記図19のように剛体部109の幅方向両縁に、レール部113を立ち上げ、そのレール部113を剛体部109の全体に連続して設けることが得策である。
しかし、例えば図25のようなロード・ビーム構造において剛体部全体に連続するレール部を立ち上げることは容易ではない。
図25は、ヘッド・サスペンションの斜視図である。なお、図19と対応する構成部分には同符号にAを付して説明する。
図25のヘッド・サスペンション101Aでは、ロード・ビーム縦剛性を高めるためにロード・ビーム105Aの剛体部109Aにレール部113Aを設けている。剛体部109Aの基端側には、ばね部111Aに向かって漸次幅を拡大する形状、例えば平面視で台形形状の幅広部131が形成されている。幅広部131には、レール部は設けられていない。
図25のヘッド・サスペンションは、例えば3.5インチ用であり、ショック特性への要求は小さく、むしろ高いスウェイ(Sway)周波数を実現するために剛体部109Aの基端側に幅広部131が設けられ、幅広部131にまでレール部を設けることはそれほど要求はされない。
これに対し、2.5インチ用のヘッド・サスペンションなどでは、前記のようなショック特性が要求されるため、幅広部131にレール部が設けられていない構造では、ロード・ビームのB1周波数が低く、十分に満足する結果を得ることはできない。
そこで、図25のロード・ビーム構造を前提として図26のような構造が考えられる。図26は、ヘッド・サスペンションの斜視図である。なお、図25と対応する構成部分には同符号のAをBに代えて説明する。
図26のヘッド・サスペンション101Bでは、レール部113Bを剛体部109Bの先端側から幅広部131Bにまで連続して設けたものである。この場合は、ロード・ビーム105BのB1周波数を要求に応じて高めることができ、ショック特性を満足しながらスウェイ周波数を高めることができる。
しかし、レール部Bを剛体部109Bの先端側から幅広部131Bに連続して設けると、レール部113Bの中間に曲がり部133が存在することになる。このため、レール部113Bを折り曲げにより立ち上げ形成すると曲がり部133で歪みが発生しやすく、剛体部109Bに捻れを招きやすくなり、結果としてオフ・トラック特性を十分満足することができない。
そこで、以上の各種課題を考慮したヘッド・サスペンションを提供するが、これをどのように製造するかも新たなヘッド・サスペンションを円滑に供給するために重大な課題となる。
US6765759B2号公報 特開平9−282624号公報
解決しようとする問題点は、ヘッド・サスペンションのショック特性等の要求性能を満足するためにロード・ビームにレール部を立ち上げ形成する場合、レール部に曲がり部が存在するとヘッド・サスペンションに捻れを招くため、これを考慮したヘッド・サスペンションを提供する場合に、その円滑な供給をいかにするかの点である。
本発明は、レール部に曲がり部が存在しても捻れを抑制したヘッド・サスペンションを提供する場合に、その円滑な供給を可能とするため、レール部形成のための形成代を含めて剛体部形成のための平板状の外郭を形成すると共に前記形成代の曲がり部に沿って易変形部を形成する剛体部外郭形成工程と、前記形成代を折り曲げにより立ち上げてレール部を形成するレール部形成工程とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明のヘッド・サスペンションの製造方法は、レール部形成のための形成代を含めて剛体部形成のための平板状の外郭を形成すると共に前記形成代の曲がり部に沿って易変形部を形成する剛体部外郭形成工程と、前記形成代を折り曲げにより立ち上げてレール部を形成するレール部形成工程とを備えたため、捻れを抑制しながらレール部によりロード・ビームの縦剛性を高めてロード・ビームのB1周波数を高め、ショック特性及びオフ・トラック特性を満足することができるヘッド・サスペンションを、簡単に製造することができる。
ヘッド・サスペンションのショック特性の要求性能を満足するためにロード・ビームに立ち上げ形成したレール部に曲がり部が存在しても捻れを抑制できるヘッド・サスペンションを提供する場合に、簡単な工程により実現した。
[ヘッド・サスペンションの構成]
図1〜図3は、本発明実施例1を適用したヘッド・サスペンションに係り、図1は、反ディスク側の斜視図、図2は、ディスク側の斜視図、図3(a)は、要部拡大斜視図、図3(b)は、図1のIII−III線矢視要部拡大断面図、図3(c)は、変形例に係る図1のIII−III線矢視対応要部拡大断面図である。
図1〜図3で示すヘッド・サスペンション1は、例えば2.5インチ用のものであり、ロード・ビーム3と、ベース部としてのベース・プレート5と、フレキシャ7とを備えている。
前記ロード・ビーム3は、ヘッド部9に負荷荷重を与えるもので、剛体部11とばね部13とを備えている。剛体部11は、例えばステンレス鋼で形成され、その厚みは、例えば38μm程度に設定されている。
前記ばね部13は、剛体部11とは別体のばね部材15,17によって形成されたもので、ばね部材15,17は、例えばばね性のある薄いステンレス鋼圧延板からなっている。このばね部材15,17は、その一端部が剛体部11の基端側19にレーザ溶接などの熔着部21によって固着され、他端部が前記ベース・プレート5にレーザ溶接などの熔着部23によって固着されている。
前記ベース・プレート5は、ボス部25を備え、ボス部25においてキャリッジ側のアームにスウェージング等により取り付けられ、軸回りに回転駆動可能となっている。なお、ベース・プレート5は、アームに一体に形成されてキャリッジ側に取り付けられる構成にすることもできる。
前記フレキシャ7は、ばね性を有する薄いステンレス鋼圧延板(SST)などの導電性薄板であり、電気絶縁層を介して配線パターンを形成している。フレキシャ7は、レーザ溶接などによって剛体部11に固着されている。フレキシャ配線パターンの一端は、ヘッド部9のスライダ27に支持された書き込み用の端子、読み取り用の端子に導通接続され、他端はベース・プレート5側に延設されている。
[レール部及び易変形部]
前記剛体部11は、先端側29が所定幅で細く形成され、先端にロード・アンロード用のタブ31を備え、先端側29にディンプル33が設けられている。剛体部11の基端側19には、ばね部13に向かって漸次幅を拡大する形状、例えば平面視で台形形状の幅広部35が形成されている。幅広部35の端末には、ばね部13への結合部37が設けられている。この結合部37において剛体部11は、前記ばね部材15,17に前記のように結合されている。
前記剛体部11の幅方向両縁には、先端側29から基端側19の幅広部35まで連続するレール部39が、折り曲げにより剛体部厚み方向に立ち上げられている。
前記レール部39は、立ち上げ方向の湾曲部Sを含めた全体が剛体部11の肉厚よりも薄肉に形成されている。この薄肉のレール部39は、例えばハーフ・エッチングにより形成されている。このように薄肉のレール部39とすることで、より厚い剛体部にも無理なく適用することができる。
前記レール部39には、先端側29と基端側19との間で、レール部39の延出方向での曲がり部41が存在する。曲がり部41は、前記幅広部35により基端側19の幅が拡大開始する前後間に渡って位置している。レール部39には、曲がり部41において易変形部として貫通部43が矩形窓状に形成されている。
前記貫通部43は、本実施例において、図3(a),(b)のように、前記曲がり部41の前記延出方向での湾曲部H全体及び前記立ち上げ方向での湾曲部S全体に渡る範囲又はこの範囲よりも若干大きく形成され、該範囲でレール部23が除去されている。但し、貫通部43は、湾曲部H,Sの範囲の一部として小さく設けることもできる。レール部39は、貫通部43が形成されない曲がり部41の一部45により連続している。
前記曲がり部41は、貫通部27により曲がり部のない他の箇所に比較してレール部39の延出方向及び立ち上げの方向の変形が容易となる。貫通部43により、レール部39の折り曲げによる立ち上げ形成に際し、該レール部39の延出方向及び立ち上げの方向等で対向し又は交差するように曲がり部41に向かう応力を逃がし又は緩和することができる。
なお、易変形部は、図3(c)のように、曲がり部41に凹部43a及び膜部43bを設けて構成することもできる。凹部43a及び膜部43bを設ける範囲等は、貫通部43と同様にすることができる。膜部43bは、レール部39立ち上げ方向での湾曲部Sの厚み方向内側或いは中間に配置することもできる。
このように、レール部39を薄肉とすることで、剛体部11が厚肉のヘッド・サスペンション1であっても、レール部39の立ち上げ形成を無理なく行わせることができる。
図4は、ヘッド・サスペンションの縦剛性の計算例を示すグラフであり、横軸は、ボス部12のセンターからの距離を示し、縦軸は、縦剛性を示している。
図4の線分47は、例えば図22のように剛体部109Aの先端側にのみレール部113Aが立ち上げ形成されたヘッド・サスペンション101Aの計算例、同線分49は、例えば図23のように剛体部109Bの先端側から基端側の幅広部131Bまで連続してレール部113Bが立ち上げ形成され、レール部113Bに貫通部がないヘッド・サスペンション101Bの計算例、同線分51は、本実施例のヘッド・サスペンション1の計算例を示す。
図4から明らかなように、剛体部109Bの先端側から基端側の幅広部131Bまで連続してレール部113Bが立ち上げ形成されたヘッド・サスペンション101B(図23)及び本実施例のヘッド・サスペンション1の何れも、剛体部109Aの先端側にのみレール部113Aが立ち上げ形成されたヘッド・サスペンション101A(図22)と比較して縦剛性を高めることができた。また、剛体部109Bの先端側から基端側の幅広部131Bまで連続したレール部113Bに貫通部がないヘッド・サスペンション101Bと比較しても、貫通部27のある本実施例のヘッド・サスペンション1は、縦剛性に殆ど劣化が無かった。
[ショック特性とB1周波数]
本願出願人は、アームに対するロード・ビームの追従性に要求されるロード・ビームの性能は何かを解析した。
図5(a)は、ヘッド・サスペンションのスケルトン、同図(b)は、ヘッド・サスペンションの振動モデルである。図5において、Mは、ロード・ビーム3の重心位置に集中したと仮定した場合の質量、Kspは、ロード・ビーム3の剛体部11をアーム53側に支持するばね部13を含め、重心位置からばね部13側のばね定数、Klbは、重心位置からディンプル位置までの剛体部11の剛性によるばね定数、G`sは、ショック入力、Xは、アーム・アクション、Xは、重心位置でのロード・ビーム3の変位量を示す。
変位量Xは、次式で表すことができる。
X=A/{(Klb/Ksp)−(ω/ω+ω } ・・・(1)
ω =Ksp/M
(1)式において、変位量Xを小さくすることにより、スライダのディスクに対するリフトを抑制するためには、(Klb/Ksp)及び ω を大きくすることが必要となる。図6は、(Klb/Ksp)の増大とゲイン(Gain)との関係を示すグラフである。図6のように、(Klb/Ksp)が、0.5,1,2,4,8と高くなるに従って周波数も上がり、ゲインも小さくなりることが分かる。
(Klb/Ksp)を大きくする場合、Kspには、ばね部との関係で限界があるため、Klbを大きくする必要があり、ロード・ビームのいわゆる縦剛性を高めることになる。ω を大きくする場合、Mを小さくすることになる。
結果として、変位量Xを小さくするためには、ロード・ビームの縦剛性を高め、質量Mを小さくすることが必要になることが分かった。
図7は、アームのB1周波数とロード・ビームのB1周波数との関係でスライダがリフトする加速度に関し、ショック特性の実験結果を示すグラフである。図7の横軸は、ロード・ビームのB1周波数、同縦軸は、加速度を示している。線分55は、アームのB1周波数が1.52kHz、線分57は、同1.20kHzの結果である。
図7のように、ロード・ビームのB1周波数が低いと高いアームのB1周波数には追従できず、ショック特性は劣化し、低い発生加速度でスライダはリフトする。一方、ロード・ビームのB1周波数を4kHz等と高めると、アームのB1周波数が1.52kHzの高い周波数でも十分追従し、ショック特性の劣化は少なく、スライダがリフトする加速度を高めることができた。
但し、図7の結果は、キャリッジ及びヘッド・サスペンションのみの組合せによるものであり、実際は、ベースやディスクのモードも作用するため、簡単ではないが、それでも図8のような結果を得ることができた。
図8は、実際の2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブでの実験結果を示す図表である。図8のように、ロード・ビームのB1周波数を3.11kHzから同4.02kHzに高めると、0.4msecのショート・デュレーションのショック入力でスライダがリフトする加速度を296Gから325Gへと高めることができ、効果を確認することができた。
[オフ・トラックとB1周波数]
図9は、B1周波数が3.6kHzのヘッド・サスペンションに関し、オフ・トラック特性の実験結果を示すグラフである。図9の横軸は、周波数、同縦軸は、オフ・トラック量を示す。ディスクは、2.5インチであり、回転数は、7200rpmとした。
前記のように、図21の結果では、ヘッド・サスペンションのB1周波数が低く、アームのベンディング・モードとヘッド・サスペンションのベンディング・モードとが重なり、オフ・トラック現象が発生していた。
これに対し、本実施例のように縦剛性を高めることでヘッド・サスペンション1のB1周波数を高めると、ヘッド・サスペンション1及びアームのベンディング・モードの重なりが無くなり、剛性向上によりベンディングの振幅も小さくなる。このため、図9の結果では、図21の結果と比較して明らかなように、ベンディング・モードに関するオフ・トラック現象は生じなかった。
[ヘッド・サスペンションの作用]
以上、本発明実施例1のヘッド・サスペンション1は、レール部39の延出方向での曲がり部41に、レール部39立ち上げによる歪みを規制又は緩和する貫通部43を形成したため、レール部39によりロード・ビーム3の縦剛性を高めてロード・ビーム3のB1周波数を高め、ヘッド・サスペンション1のショック特性の要求性能を満足することができる。また、幅広部35の存在によりスウェイ周波数を高めることもできる。幅広部35には、剛体部11の先端側29から連続するレール部39が存在するため、かかる点からもスウェイ周波数をより高めることができる。
前記貫通部43は、前記曲がり部41の前記延出方向での湾曲部全体及び前記立ち上げ方向での湾曲部全体に渡るため、他の箇所に比較して前記延出方向及び立ち上げの方向での曲がり部41の変形が容易となる。このため、レール部39の延出方向及び立ち上げの方向で対向し又は交差する応力を逃がし又は緩和することができ、レール部39立ち上げによる曲がり部41での歪みを確実に抑制し、ヘッド・サスペンション1の捻れを抑制してオフ・トラック特性を満足することができる。
[ヘッド・サスペンションの製造方法]
図10は、本発明実施例1に係るヘッド・サスペンションの製造方法を実現する概略の製造工程図である。図11は、剛体部外郭形成工程後の連鎖品の要部拡大図、図12は、エッチング工程後の連鎖品の要部拡大図、図13は、レール部形成工程後の連鎖品の要部拡大図である。
図10において、(1)は、剛体部連鎖品製造工程Aであり、剛体部外郭形成工程AA、エッチング工程AB、レール部形成工程ACを備えている。
図10、図11において、剛体部連鎖品製造工程Aの剛体部外郭形成工程AAでは、前記レール部39形成のための形成代59を含めて前記剛体部11形成のための平板状の外郭61が形成されると共に前記形成代59の曲がり部63に沿って貫通部43(又は凹部43a及び膜部43b)が易変形部として形成される。同時に、ディンプル33,リミッター・ストッパ34,幅広部35,結合部37等が形成され、タブ31形成のためのタブ外郭部64が形成されて連鎖品65を得る。
図10、図12において、剛体部外郭形成工程AA後のエッチング工程ABでは、前記形成代59の全体をパーシャル・エッチングにより前記剛体部11の肉厚よりも薄肉に形成した連鎖品67が形成される。
図10、図13において、エッチング工程AB後のレール部形成工程ACでは、プレスなどにより前記レール部39の形成代59を立ち上げて前記レール部39を形成し、前記タブ外郭部64がプレスされてタブ31が形成される。これにより剛体部11を連設した剛体部連鎖品69が形成される。
図10において、(2)は、ばね部材製造工程に含まれるばね部材連鎖品製造工程Bであり、このばね部材連鎖品製造工程Bでは、ばね部13を構成するためのばね部材15,17を連設したばね部材連鎖品71が形成される。
図10において、(3)は、フレキシャ製造工程Cであり、フレキシャ製造工程Cでは、フレキシャ7を連設したフレキシャ連鎖品73が形成される。このフレキシャ連鎖品73の各フレキシャ7には、薄板のカット、配線部の形成、リミッターの形成、アウト・リガーの形成等が行われている。
図10において、(4)は、ベース部製造工程Dであり、ベース部として必要な個数のベース・プレート5が形成される。ベース・プレート5には、プレスなどにより前記ボス部25が形成されている。
図10において、(5)(6)は、重合結合工程E,Fであり、(5)の半重合熔着工程Eと、(6)の重合熔着工程Fとを備えている。
前記半重合熔着工程Eでは、前記剛体部連鎖品69とばね部材連鎖品71とベース・プレート5との適所をレーザー溶接などにより熔着して半重合セット75が形成される。
前記重合熔着工程Fでは、前記フレキシャ連鎖品73から、フレキシャ7をそれぞれカットし、各フレキシャ7を半重合セット75の所定位置に重ね、レーザー溶接などにより熔着して重合セット77を形成する。半重合セット75に対する各フレキシャ7の位置決めは、位置決めタブにより行われている。
図10において、(7)の第1カット工程Gでは、重合セット77から剛体部11に結合していたフレーム79がカットされると共に各フレキシャ7の位置決めタブがカットされる。(8)は、洗浄工程Hであり、第1カット工程G後の半製品を洗浄する。(9)は、ショート・チェック工程Iであり、電気的なチェックが行われる。(10)は、GL工程Jであり、曲げ荷重の測定及び過負荷の付与によるへたり防止を図る。(11)は、第2カット工程Kであり、最終的に個々のヘッド・サスペンション1としてカットする。この第2カット工程K及び前記第1カット工程Gは、重合セット77から各ヘッド・サスペンション1をカット分離する切断工程を構成している。
かかる製造方法により、ヘッド・サスペンション1を円滑且つ確実に提供することができる。
しかも、剛体部11の先端側29から幅広部35に渡るレール部39を設けながら、剛体部11に残留応力による捻れが発生するのを確実に抑制することができる。
前記図3(c)の凹部43a及び膜部43bは、剛体部連鎖品製造工程Aでのハーフ・エッチング或いはプレス等により形成することができる。
[易変形部の変形例]
図14,図15は、易変形部の変形例に係り、図14(a)(b),図15(a)(b)は、図3(b)(c)に対応する要部拡大断面図である。なお、図3と同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にA又はB若しくはCを付して説明する。
図14の変形例は、薄い剛体部11Aに適したもので、レール部39Aの厚みは、剛体部11Aの一般部の厚みと同一に形成されている。
図14(a)の易変形部は、矩形窓状の貫通部43Aとして形成されている。図14(b)の易変形部は、凹部43Aa及び膜部43Abとして形成されている。
前記貫通部43Aは、前記貫通部43と同様に形成することができ、凹部43Aa及び膜部43Abは、剛体部連鎖品製造工程Aでのハーフ・エッチング或いはプレス等により形成することができる。
従って、前記同様にレール部39Aの立ち上げ形成を無理なく行わせることができる。
図15の易変形部は、図14の変形例よりも若干厚肉の剛体部11Bに適したもので、剛体部11Bの肉厚が例えば51μm程度のものである。
図15(a)の易変形部は、矩形窓状の貫通部43Bとして形成され、レール部39Bは、立ち上げ方向で湾曲部S1のみが例えばハーフ・エッチングにより剛体部11Bの肉厚よりも薄肉に形成されている。図15(b)の易変形部は、凹部43Ba及び膜部43Bbとして形成されている。
前記貫通部43Bは、前記貫通部43と同様に形成することができ、凹部43Ba及び膜部43Bbは、剛体部連鎖品製造工程Aでのハーフ・エッチング或いはプレス等により形成することができる。
前記湾曲部S1を薄肉とすることで、剛体部11Cが若干厚肉のヘッド・サスペンションであっても、レール部39Bの立ち上げ形成を無理なく行わせることができる。
[ヘッド・サスペンションの構造]
図16は、本発明実施例2の製造方法により製造されるヘッド・サスペンションの透視平面図である。なお、基本的な構成は実施例1の製造方法により製造されるヘッド・サスペンションと同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付して説明する。
ヘッド・サスペンション1Aでは、ばね部13Aをフレキシャ7Aのばね性を有する薄いステンレス鋼圧延板(SST)などの薄板7Aaにより一体に形成した。ばね部13Aは、薄板7Aaに孔81を設けることで孔81の両側に構成されている。すなわち、孔81は、導体及び絶縁層でなる配線パターン83の下側に幅方向に渡って形成されている。
フレキシャ7Aは、熔着部21Aにより剛体部11の結合部37に、熔着部23Aによりベース・プレート5に、それぞれ熔着されている。フレキシャ7Aは、その他、熔着部85,87により剛体部11に、熔着部89,91,93によりベース・プレート5に、それぞれ熔着されている。
かかるヘッド・サスペンション1Aにおいても、貫通部43の存在により、ヘッド・サスペンション1と同様な作用効果を奏することができる。また、フレキシャ7Aに、ばね部13Aが一体に形成されているので、部品点数が削減され、組立、部品管理が極めて容易なものとなる。
[ヘッド・サスペンションの製造方法]
図17は、本発明実施例2に係るヘッド・サスペンションの製造方法を実現する概略の製造工程図である。図18は、フレキシャの平面図である。なお、基本的には図10の製造工程と同様であり、対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例の製造方法では、ばね部13Aをフレキシャ7Aの一部で形成するため、図10のばね部材連鎖品製造工程Bが省略され、(1)の剛体部連鎖品製造工程A、(2)のフレキシャ製造工程C1、(3)のベース部製造工程D、(4)の重合工程E1及び(5)の熔着工程F1の重合結合工程、(6)の第1カット工程G、(7)の洗浄工程H、(8)のショート・チェック工程I、(9)のGL工程J、(10)の第2カット工程Kからなっている。
本実施例では、特に、前記フレキシャ製造工程C1において、図17,図18のように、フレキシャ7Aの薄板7Aaに孔81、タング95等が形成され、薄板7Aa上に配線パターン83が設けられる。こうしてフレキシャ製造工程C1では、フレキシャ7Aを連設したフレキシャ連鎖品73Aが形成される。
前記重合工程E1では、剛体部連鎖品69と各ベース・プレート5と各フレキシャ7Aとを重ね合わせて位置決められる。フレキシャ7Aは、前記同様にフレキシャ連鎖品73Aからそれぞれカットされる。
前記熔着工程F1では、重合工程E1後に各部をレーザー溶接などにより熔着して重合セット77を形成する。
他の工程は、実施例1とほぼ同様である。
従って、本実施例においても、実施例1と同様な効果を奏することができる。
また、本実施例では、ばね部材連鎖品製造工程Bを省略できるため、ヘッド・サスペンションの製造をより簡素化することができる。さらに、切断工程も簡素化することが可能である。
ヘッド・サスペンションの反ディスク側の斜視図である(実施例1)。 ヘッド・サスペンションのディスク側の斜視図である(実施例1)。 (a)は、ヘッド・サスペンションの要部拡大斜視図、(b)は、図1のIII−III線矢視要部拡大断面図、(c)は、変形例に係る図1のSA−SA矢視対応要部拡大断面図である(実施例1)。 ヘッド・サスペンションの縦剛性の計算例を示すグラフである(実施例1)。 (a)は、ヘッド・サスペンションのスケルトン、(b)は、ヘッド・サスペンションの振動モデルである(実施例1)。 (Klb/Ksp)の増大とゲイン(Gain)との関係を示すグラフである(実施例1)。 アームのB1周波数とロード・ビームのB1周波数との関係でスライダがリフトする加速度に関し、ショック特性の実験結果を示すグラフである(実施例1)。 実際の2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブでの実験結果を示す図表である(実施例1)。 アームを含めた全体のB1周波数が3.6kHzのヘッド・サスペンションに関し、オフ・トラック特性の実験結果を示すグラフである(実施例1)。 ヘッド・サスペンションの製造方法を実現する概略の製造工程図である(実施例1)。 剛体部外郭形成工程後の連鎖品の要部拡大図である(実施例1)。 エッチング工程後の連鎖品の要部拡大図である(実施例1)。 レール部形成工程後の連鎖品の要部拡大図である(実施例1)。 易変形部の変形例に係り、(a)は、図3(b)に対応する同要部拡大断面図、(c)は、図3(c)に対応する要部拡大断面図である(実施例1)。 易変形部の変形例に係り、(a)は、図3(b)に対応する同要部拡大断面図、(c)は、図3(c)に対応する要部拡大断面図である(実施例1)。 ヘッド・サスペンションの透視平面図である(実施例2)。 ヘッド・サスペンションの製造方法を実現する概略の製造工程図である(実施例2)。 フレキシャの平面図である(実施例2)。 ヘッド・サスペンションの平面図である(従来例)。 ヘッド・サスペンション取付の一例を示すハード・ディスク・ドライブの一部断面図である(従来例)。 2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブのアームのB1周波数に対するショック特性の実験結果を示すグラフである(従来例)。 2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブのアームのB1周波数に対するショック特性の実験結果を示すグラフである(従来例)。 2.5インチ・ハード・ディスク・ドライブのアームのB1周波数に対するショック特性の実験結果を示すグラフである(従来例)。 アームを含めた全体のB1周波数が3.1kHzのヘッド・サスペンションに関し、オフ・トラック特性の実験結果を示すグラフである(従来例)。 ヘッド・サスペンションの斜視図である(従来例)。 ヘッド・サスペンションの斜視図である。
符号の説明
1,1A ヘッド・サスペンション
3 ロード・ビーム
5 ベース・プレート(ベース部)
7,7A フレキシャ
9 ヘッド部
11 剛体部
13,13A ばね部
19 基端側
29 先端側
35 幅広部
39,39A,39B レール部
41 曲がり部
43,43A,43B 貫通部(易変形部)
43Aa,43Ba 凹部(易変形部)
43Ab,43Bb 膜部(易変形部)
61 平板状の外郭
63 レール部の形成代の曲がり部
65,67 連鎖品
69 剛体部連鎖品
71 ばね部材連鎖品
75 半重合セット
77 重合セット
A 剛体部連鎖品製造工程
AA 剛体部外郭形成工程
AB エッチング工程
AC レール部形成工程
B ばね部材連鎖品製造工程(ばね部材製造工程)
C,C1 フレキシャ製造工程
D ベース部製造工程
E 半重合熔着工程(重合結合工程)
E1 重合工程(重合結合工程)
F 重合熔着工程(重合結合工程)
F1 熔着工程(重合結合工程)
G 第1カット工程(切断工程)
K 第2カット工程(切断工程)
H,S,S1 湾曲部

Claims (6)

  1. キャリッジ側に取り付けられて軸回りに回転駆動されるベース部と、
    剛体部及びばね部を含み前記ベース部側に前記剛体部の基端側が前記ばね部を介して支持されると共に情報の書き込み,読み取りを行う先端側のヘッド部に負荷荷重を与えるロード・ビームと、
    前記ヘッド部を書き込み用及び読み取り用の配線に接続すると共に該ヘッド部を支持して前記ロード・ビームに取り付けられたフレキシャとを備え、
    前記剛体部の幅方向両縁に、前記先端側から前記基端側まで連続するレール部を立ち上げ形成したヘッド・サスペンションであって、
    前記レール部形成のための形成代を含めて前記剛体部形成のための平板状の外郭を形成すると共に前記形成代の曲がり部に沿って易変形部を形成する剛体部外郭形成工程と、
    前記形成代を折り曲げにより立ち上げて前記レール部を形成するレール部形成工程と
    を備えたことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  2. キャリッジ側に取り付けられて軸回りに回転駆動されるベース部と、
    剛体部及びばね部を含み前記ベース部側に前記剛体部の基端側が前記ばね部を介して支持されると共に情報の書き込み,読み取りを行う先端側のヘッド部に負荷荷重を与えるロード・ビームと、
    前記ヘッド部を書き込み用及び読み取り用の配線に接続すると共に該ヘッド部を支持して前記ロード・ビームに取り付けられたフレキシャとを備え、
    前記ばね部を、前記剛体部とは別体のばね部材で形成し、
    前記剛体部の幅方向両縁に、前記先端側から前記基端側まで連続するレール部を立ち上げ形成したヘッド・サスペンションであって、
    前記レール部形成のための形成代を含めて前記剛体部形成のための平板状の外郭を形成すると共に前記形成代の曲がり部に沿って易変形部を形成する剛体部外郭形成工程及び前記形成代を折り曲げにより立ち上げて前記レール部を形成するレール部形成工程により形成する前記剛体部を連設した剛体部連鎖品を形成する剛体部連鎖品製造工程と、
    前記ばね部材を連設したばね部材連鎖品を形成するばね部材連鎖品製造工程と、
    前記フレキシャを形成するフレキシャ製造工程と、
    前記ベース部を形成するベース部製造工程と、
    前記剛体部連鎖品とばね部材連鎖品とベース部とフレキシャとの重合セットを結合形成する重合結合工程と、
    前記重合セットから各ヘッド・サスペンションをカット分離する切断工程と
    を備えたことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  3. キャリッジ側に取り付けられて軸回りに回転駆動されるベース部と、
    剛体部及びばね部を含み前記ベース部側に前記剛体部の基端側が前記ばね部を介して支持されると共に情報の書き込み,読み取りを行う先端側のヘッド部に負荷荷重を与えるロード・ビームと、
    前記ヘッド部を書き込み用及び読み取り用の配線に接続すると共に該ヘッド部を支持して前記ロード・ビームに取り付けられたフレキシャとを備え、
    前記ばね部を、前記フレキシャの一部で形成し、
    前記剛体部の幅方向両縁に、前記先端側から前記基端側まで連続するレール部を立ち上げ形成したヘッド・サスペンションであって、
    前記レール部形成のための形成代を含めて前記剛体部形成のための平板状の外郭を形成すると共に前記形成代の曲がり部に沿って易変形部を形成する剛体部外郭形成工程及び前記形成代を折り曲げにより立ち上げて前記レール部を形成するレール部形成工程により形成する前記剛体部を連設した剛体部連鎖品を形成する剛体部連鎖品製造工程と、
    前記フレキシャを形成するフレキシャ製造工程と、
    前記ベース部を形成するベース部製造工程と、
    前記剛体部連鎖品とベース部とフレキシャとの重合セットを結合形成する重合結合工程と、
    前記重合セットから各ヘッド・サスペンションをカット分離する切断工程と
    を備えたことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  4. 請求項1〜3記載のヘッド・サスペンションの製造方法であって、
    前記剛体部外郭形成工程は、前記易変形部を貫通部又は凹部として形成する
    ことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のヘッド・サスペンションの製造方法であって、
    前記剛体部外郭形成工程は、前記剛体部の基端側に前記ばね部に向かって漸次幅を拡大する形状の幅広部を形成する
    ことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のヘッド・サスペンションの製造方法であって、
    前記剛体部外郭形成工程と前記レール部形成工程との間に、前記レール部の形成代の一部又は全体をパーシャル・エッチングにより前記剛体部の肉厚よりも薄肉に形成するエッチング工程を設けた
    ことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
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