JP2006313142A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Y走査信号の振幅値は、画像データを取得する画像取得時間Tyuの間だけ直線的に増加し、画像データの取得終了後直ちにほぼ0に戻る。一方、X走査信号の振幅値は常に一定で、画像データの取得時の振幅値のままである。
【選択図】図10
Description
図10は、本発明の第一実施形態の走査型プローブ顕微鏡における走査信号を示している。図10において、Tfは描画周期を示し、これはフレームレートの逆数に等しい。またTyuは画像取得時間を示し、これは1画像(1フレーム)の画像を描く時間である。
図11は、本発明の第二実施形態の走査型プローブ顕微鏡における走査信号を示している。図11において、Tfは描画周期を示し、これはフレームレートの逆数に等しい。また、Tyuは画像取得時間を示している。
図14は、第三実施形態の走査型プローブ顕微鏡の構成を示している。この図14において、図1に示された部材と同一の参照符号で指示された部材は同様の部材である。言い換えれば、本実施形態の装置は、図1の装置と比較して、Z制御回路30と走査信号が相違している。以下、図1に関連して説明済みの部材の詳しい説明は省略し、相違部分に重点をおいて説明する。
図16は、第四実施形態の走査型プローブ顕微鏡の構成を示している。この図16において、図1に示された部材と同一の参照符号で指示された部材は同様の部材である。言い換えれば、本実施形態の装置は、図1の装置と比較して、Z制御回路40と走査信号が相違している。以下、図1に関連して説明済みの部材の詳しい説明は省略し、相違部分に重点をおいて説明する。
Claims (19)
- 尖った先端を持つ探針を試料に近接させた状態で、探針と試料を相対的にラスター走査しながら試料の表面との間に発生する物理量を検出することにより画像情報を得る走査型プローブ顕微鏡であって、
前記ラスター走査を制御する走査制御部と、
前記走査制御部から出力されるX走査信号に応じて前記試料と前記探針のどちらか一方をX方向(ラスター走査の走査線方向)に走査するX走査手段と、
前記走査制御部から出力されるY走査信号に応じて前記試料と前記探針のどちらか一方をY方向に走査するY走査手段と、
前記Y走査信号に同期して画像データを取得する画像データ取得部とを備え、
画像取得時間Tyu[s]とフレームレートN[fps]にはTyu<1/Nの関係があり、画像データの取得開始前と終了後の所定時間の間は前記X走査信号の振幅値が0でないことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。 - 前記X走査信号の振幅値が常に一定であること特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値が画像データの取得終了後の所定時間の間に段階的に減少してほぼ0になること特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値が直線的に減少すること特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値がS字曲線状に減少すること特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値が画像データの取得開始前の所定時間の間に段階的に増加してほぼ0から画像データの取得時の振幅値になること特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値が直線的に増加すること特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記X走査信号の振幅値がS字曲線状に増加すること特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記Y走査信号の値が、画像データの取得開始時から画像データの取得終了時にかけて連続して増加(または減少)し、画像データの取得終了時から画像データの取得開始時にかけて連続して減少(または増加)することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかひとつに記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 液体を保持する液体ステージと、
自由端に前記探針を有するカンチレバーと、
前記カンチレバーを前記液体中で保持するカンチレバーホルダーと、
前記カンチレバーをその機械的共振周波数近傍で振動させるための加振手段と、
集束性の光を前記カンチレバー自由端に焦点を合わせて照射してその変位を検出する変位検出手段と、
前記変位検出手段の検出結果に基づいて前記カンチレバーの振動振幅を求める振幅取得手段と、
試料を前記液体中で保持する試料台と、
前記試料台または前記カンチレバーをZ方向に微動させるためのZ微動手段と、
前記振幅取得手段で得られた前記カンチレバーの振動振幅に基づいて前記Z微動手段を制御するZ制御手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかひとつに記載の走査型プローブ顕微鏡。 - 尖った先端を持つ探針を試料に近接させた状態で、探針と試料を相対的にラスター走査しながら試料の表面との間に発生する物理量を検出することにより画像情報を得る走査型プローブ顕微鏡であって、
前記ラスター走査を制御する走査制御部と、
前記走査制御部から出力されるX走査信号に応じて前記試料と前記探針のどちらか一方をX方向(ラスター走査の走査線方向)に走査するX走査手段と、
前記走査制御部から出力されるY走査信号に応じて前記試料と前記探針のどちらか一方をY方向に走査するY走査手段と、
前記Y走査信号に同期して画像データを取得する画像データ取得手段とを備え、
画像取得時間Tyu[s]とフレームレートN[fps]にはTyu<1/Nの関係があり、画像データを取得しない区間にあっても前記X走査信号が継続的に出力されることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。 - 液体を保持する液体ステージと、
前記試料を液体中で保持する試料台と、
自由端に前記探針を有するカンチレバーと、
前記カンチレバーを前記液体中で保持するカンチレバーホルダーと、
前記カンチレバーをその機械的共振周波数近傍で振動させるための加振手段と、
集束性の光を前記カンチレバー自由端に焦点を合わせて照射して前記カンチレバーの振動状態を検出し、その振動状態を反映した信号を出力するための振動状態検出手段と、
前記カンチレバーホルダーと前記試料台のどちらか一方をZ方向に微動させるためのZ微動手段と、
前記振動状態検出手段の出力信号に基づいて前記Z微動手段を制御するためのZ制御手段と、
前記Y走査信号に同期して、前記Z制御手段の制御機能を作動または停止させるための制御機能コントロール手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項11に記載の走査型プローブ顕微鏡。 - 画像データを取得しない一部またはすべての区間において、前記制御機能コントロール手段は前記Z制御手段の制御機能を停止させること特徴とする請求項12に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記振動状態検出手段は、前記カンチレバーの振動振幅を検出するための振幅検出手段を備え、その振動振幅を反映した信号を出力すること特徴とする請求項12または請求項13に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 液体を保持する液体ステージと、
前記試料を液体中で保持する試料台と、
自由端に前記探針を有するカンチレバーと、
前記カンチレバーを前記液体中で保持するカンチレバーホルダーと、
前記カンチレバーをその機械的共振周波数近傍で振動させるための加振手段と、
集束性の光を前記カンチレバー自由端に焦点を合わせて照射して前記カンチレバーの振動状態を検出し、その振動状態を反映した信号を出力するための振動状態検出手段と、
前記カンチレバーホルダーと前記試料台のどちらか一方をZ方向に微動させるためのZ微動手段と、
前記カンチレバーホルダーの所望の振動状態を示す基準信号を出力するための基準信号発生手段と、
前記振動状態検出手段の出力信号と前記基準信号を比較し、それらが一致するように前記Z微動手段を制御するためのZ制御手段とをさらに備えており、
前記基準信号の大きさが前記Y走査信号に同期して増減することを特徴とする請求項11に記載の走査型プローブ顕微鏡。 - 前記基準信号は、前記Y走査信号に同期して、少なくとも2つの値を繰り返し取る信号であること特徴とする請求項15に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記振動状態検出手段は、前記カンチレバーの振動振幅を検出するための振幅検出手段を備え、その振動振幅を反映した信号を出力すること特徴とする請求項15または請求項16に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記基準信号は、大小の2つの値を繰り返し取るほぼ矩形形状の信号であり、画像データを取得する区間においては小さい値を取り、画像データを取得しない一部あるいはすべての区間においては大きい値を取ること特徴とする請求項17に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 前記基準信号は、大小の2つの値を繰り返し取るとともに、それらが緩やかに切り替わるほぼ台形形状の信号であり、画像データを取得する区間においては小さい値を取り、画像データを取得しない一部あるいはすべての区間においては大きい値を取ること特徴とする請求項17に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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