JP2001246600A - 微細加工方法 - Google Patents

微細加工方法

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JP2001246600A
JP2001246600A JP2000055186A JP2000055186A JP2001246600A JP 2001246600 A JP2001246600 A JP 2001246600A JP 2000055186 A JP2000055186 A JP 2000055186A JP 2000055186 A JP2000055186 A JP 2000055186A JP 2001246600 A JP2001246600 A JP 2001246600A
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Kyoji Yano
亨治 矢野
Tsutomu Ikeda
勉 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナノメートルオーダで電気的特性の制御を行な
うことができ、微細な導電性部分を形成することが可能
な微細加工方法を提供すること。 【解決手段】走査型プローブを用い、表面が酸化物であ
る加工媒体を微細加工する微細加工方法であって、前記
加工媒体を還元雰囲気中に配置し、前記加工媒体表面に
対向して配置した前記走査型プローブの探針を介して電
圧を印加し、前記加工媒体表面の酸化物の前記探針直下
の部分を還元して加工媒体を微細加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型顕微鏡を応用
し、ナノメートルスケールで加工する微細加工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】物質の表面を原子オーダーの分解能で観
察できる走査型トンネル顕微鏡(以下STMという)
[G.Binnig et al.,Physical
Review Letters第49巻57頁(19
82)]は、原子、分子レベルの実空間観察を可能にす
る顕微鏡として様々な分野で利用されている。走査型ト
ンネル顕微鏡は、トンネル電流を一定に保つように探針
電極と加工媒体の距離を制御しながら走査し、その時の
制御信号から加工媒体表面の電子雲の情報、加工媒体の
形状をサブナノメートルのオーダーで観測することがで
きる。また、物質の表面をやはり高分解能で観察できる
手段として原子間力顕微鏡(以下AFMという)が開発
されている。
【0003】このようなSTMあるいはAFM等、加工
媒体表面を探針(ティップ)を有するプローブを用いて
2次元走査を行い、そのプローブと加工媒体表面の相互
作用から加工媒体表面の物理情報を観測する手段は一般
に走査型プローブ顕微鏡(SPM)といわれ、高分解能
(原子レベルあるいはナノメートルスケール)の表面観
察手段として注目されている。またSPMの原理を応用
すれば、十分に原子オーダー、あるいはナノメートルス
ケールで物質表面ヘアクセスすることがでる。例えば、
原子レベル、ナノメートルスケールで表面を改質するこ
とにより原子レベルの大きさの加工を行うことができ
る。このような加工により、量子効果デバイス等従来に
ないデバイスを実現することが可能である。例えば、特
開平07−263720号公報には加工媒体表面をST
Mを用いて酸化する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
SPMの技術を応用して微細な加工を行った場合におい
ても、加工を行なった場所のみの導電性を上げるような
電気的特性の制御をすることが困難であるという問題が
あった。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、ナノ
メートルオーダで電気的特性の制御を行なうことがで
き、微細な導電性部分を形成することが可能な微細加工
方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、つぎの(1)〜(6)のように構成した
微細加工方法を提供するものである。 (1)走査型プローブを用い、表面が酸化物である加工
媒体を微細加工する微細加工方法であって、前記加工媒
体を還元雰囲気中に配置し、前記加工媒体表面に対向し
て配置した前記走査型プローブの探針を介して電圧を印
加し、前記加工媒体表面の酸化物の前記探針直下の部分
を還元する微細加工方法。 (2)前記加工媒体表面の酸化物を絶縁物で形成し、該
絶縁物で形成された加工媒体表面に接して導電性部分を
設けることを特徴とする上記(1)に記載の微細加工方
法。 (3)前記酸化物が前記探針からの電圧印加により絶縁
性が劣化しない絶縁物上に形成された薄膜であり、かつ
前記酸化物の薄膜の膜厚が前記探針からの電圧印加によ
り還元される深さよりも薄いことを特徴とする上記
(1)または上記(2)に記載の微細加工方法。 (4)前記酸化物が、酸化銅であることを特徴とする上
記(1)〜(3)のいずれかに記載の微細加工方法。 (5)前記微細加工方法に用いられる走査型プローブ
が、該プローブの探針と前記加工媒体とを近接させた際
にこれらの間に流れるトンネル電流を検出する走査型プ
ローブであることを特徴とする上記(1)〜(4)のい
ずれかに記載の微細加工方法。 (6)前記微細加工方法に用いられる走査型プローブ
が、該プローブの探針と前記加工媒体とを近接させた際
にこれらの間に働く原子間力を検出する走査型プローブ
であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか
に記載の微細加工方法。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。上記構成において、加工媒体の表面は酸
化物となっている。この酸化物は表面が探針からの電圧
印加により還元されるものである。酸化物は還元により
電荷輸送特性が大きく変化する。一般的には酸化物が還
元により絶縁体から半導体あるいは金属になったり、半
導体から金属になる。例えば酸化物としてCu2Oを用
いる場合は、還元前は絶縁物であるが、還元後は銅とな
り金属となる。酸化物として酸化シリコンを用いると還
元前は酸化シリコンで絶縁物であるが、還元後はシリコ
ンとなり半導体となる。酸化物としてパラジウムを用い
ると還元前は酸化パラジウムで半導体であるが、還元後
はパラジウムとなり金属となる。
【0008】これらの材料では探針からの電圧印加によ
り部分的に還元されると、還元された部分が酸化物に囲
まれる構造となり、還元後は自由電子あるいは正孔とい
う電荷輸送担体が還元された物質の中に閉じ込められる
構造となる。探針は媒体に対して電圧を印加するもので
あり、STMやAFMで用いられるものと同様であり、
先端の曲率半径が小さいほど小さな加工を行なうことが
可能である。
【0009】上記構成では、加工媒体表面と探針先端を
還元性の雰囲気にしてある。探針と加工媒体との間に電
圧を印加することによりこの還元性ガスと加工媒体表面
とが反応し、加工媒体表面が還元される。還元性のガス
としては水素が一般的である。上記構成を用い、探針に
より電圧を印加することにより、電位差の効果、電流の
効果、あるいは発生する熱の効果により加工媒体を原子
レベルあるいはナノメートルレベルで還元し、加工を行
うことが可能となり、このようにして還元された場所
に、電荷輸送担体が閉じ込められる構造をナノメートル
レベルで作製することができる。
【0010】また、前記加工媒体を加工する場合に、前
記加工媒体表面に導電性部分を設け、かつ前記導電性部
分が前記絶縁体部分に接するようにすることにより、酸
化物が絶縁物でも加工を行なうようにすることが可能と
なる。具体的には、酸化物が絶縁物の場合は加工を開始
するときに、この導電性部分を加工媒体側の片側の電極
として用いる。加工を開始するときはまず、探針をこの
導電性部分に位置させ、電圧を印加しながら探針をこの
導電性部分からずらすように酸化物部分へ移動させる。
これにより導電性部分から還元が進んでゆき、探針直下
まで還元された部分が伸びてくる。探針直下では探針と
この還元された部分との間に電圧が印加されることにな
る。
【0011】また、前記酸化物が前記探針からの電圧印
加により絶縁性が劣化しない絶縁物上に形成された薄膜
とし、かつ前記酸化物の薄膜の膜厚が前記探針からの電
圧印加により還元される深さより薄いという特徴をもた
せることにより、還元により作製された導電性部分の膜
厚をより薄くすることができ、かつ膜厚の均一性を挙げ
るようにすることができる。
【0012】ここで、絶縁物は還元雰囲気の元で前記探
針からの電圧印加により絶縁性を失うものでなければよ
い。酸化物はこの絶縁物の上に薄膜として形成されてお
り、探針からの電圧印加により膜厚方向では全ての酸化
物が還元される。従って、還元されて導電性を有するよ
うになる部分の膜厚は還元前の膜厚で決定されるため、
より薄くかつより均一な導電性部を作製することが可能
である。このように還元を利用する場合、一般の材料で
は還元が難しい場合があるが、酸化銅は還元されやす
く、上記還元を利用した加工が容易に実現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]本発明の実施例1として、STMを改良し
た表面加工装置を用いた微細加工方法を、図1を用いて
説明する。本実施例で示した微細加工装置は、 101 加工媒体 102 探針 103 電源 104 電流検出回路 105 Z方向位置制御回路 106 加工媒体ステージ 107 加工媒体ステージ駆動機構 108 XY方向位置制御回路 109 マイクロコンピュータ 110 チャンバ から構成されている。
【0014】加工媒体101を図2に示す。(a)は断
面図、(b)は上面図である。加工媒体101は、 201 Si基板 202 SiO2薄膜 203 Cu2O薄膜 204 Cu電極 から構成されている。
【0015】SiO2薄膜202は、Si基板201表
面を熱酸化により形成したものである。Cu2O薄膜2
03はスパッタ法により形成した。Cu2O薄膜203
の膜厚は約5nmであり、表面の凹凸は1nm以下であ
った。Cu電極204はあらかじめCu2O薄膜の面状
の一部を還元しCuとした部分である。本実施例で用い
た加工媒体101の表面はCu2O層であり、還元雰囲
気のもとでは容易に還元されCuとなる。本実施例では
装置探針102と加工媒体101を含む装置全体がチャ
ンバ110内に設置されている。チャンバ110内はA
r+H2の混合ガスとなっており探針102先端と加工
媒体101表面付近を還元雰囲気としている。本実施例
ではこれに探針102を用いて電圧を印加し局所的に電
流を流し基板表面のCu2Oを還元させCuを形成させ
る。
【0016】探針102はPt−Irのワイヤーを電界
研磨したものであり、従来のSTMで使用される探針と
同様なものである。電源103は探針102と加工媒体
101の間に電圧を印加する。電流検出回路104は探
針102に流れる電流を検出する。Z方向位置制御回路
105はマイクロコンピュータ109からの制御信号と
電流検出回路104の信号に基づき加工媒体ステージ駆
動機構107の図示Z方向の位置を制御する。加工媒体
ステージ106は加工媒体101を保持固定するもので
加工媒体ステージ駆動機構107により図示XYZ方向
に移動する。本実施例ではこの駆動機構の粗動機構にス
テッピングモータをまた微動機構にピエゾ素子を用いて
いる。XY方向位置制御回路108はマイクロコンピュ
ータ109からの信号に基づき加工媒体ステージ駆動機
構107の図示XY方向の位置を制御する。マイクロコ
ンピュータ109は本実施例で示した加工装置全般の動
きをつかさどる。
【0017】本実施例での動作は以下の通りである。ま
ず、マイクロコンピュータ109がXY方向位置制御回
路108に制御信号を送り、探針102のXY方向をC
u部分204上の図2(b)中にAで示した部分まで移
動させる。次に、マイクロコンピュータ109が電源1
03に指令し、加工媒体101と探針102の間に数m
V〜数十mVの電圧を印加する。さらに、Z方向位置制
御回路105に指示して探針102を加工媒体101に
接近させる。このときマイクロコンピュータ109はZ
方向の位置として、加工媒体101と探針102に流れ
る電流値として規定する。この電流値は数pAから数1
0nA程度である。この状態では探針はCu部分204
に近接して位置することになる。次に、このZ方向の位
置制御を保ったまま探針102を図示Y方向に移動し、
図示Bの位置まで移動した。この動作は従来のSTMに
おいてZ方向の制御を保ったままXY方向の位置を移動
させるのと同じである。点BはCu2O203とそれが
還元されたCu電極204との境界の位置である。この
位置の検出は、Cuが金属、Cu2Oが絶縁体のため、
探針先端がCu電極204からCu2O203に移ると
きZ方向の制御により探針102が急激に加工媒体10
1に接近することから検出される。
【0018】次に、この状態でZ方向の制御を停止し、
探針102のZ方向の移動を停止する。次に、電源10
3によって、探針側が加工媒体に対して正となるような
方向の電圧を数V程度以上印加し、加工媒体101表面
のCu2O薄膜203を還元させる。探針102直下の
Cu2Oは還元されCuとなる。この状態で探針102
を加工を行ないたい方向に移動させてゆく。本実施例の
場合、酸化銅薄膜204は膜厚方向であるZ方向には全
て還元された。この還元動作を図示XY方向面内におい
て線状に行なえば酸化銅中に銅の部分を線状に形成する
ことが可能である。図3はこの様子を示しており、30
1で示された部分が還元された部分を示している。
【0019】[実施例2]次に、本発明の実施例2とし
て、AFMを改良した表面加工装置を用いた微細加工方
法の実施例を、図4を用いて説明する。本実施例で示し
た微細加工装置は、 401 探針 402 カンチレバー 403 レーザ 404 2分割センサ 405 たわみ量検出装置 406 Z方向位置制御回路 407 加工媒体ステージ 408 加工媒体ステージ駆動機構 409 XY方向位置制御回路 410 マイクロコンピュータ 411 電源 412 チャンバー から構成されている。
【0020】本実施例で用いた加工媒体101’は実施
例1で使用した加工媒体101と同様のものである。探
針401は四角すいの形状をした窒化シリコン、またこ
れを支持するカンチレバー402も窒化シリコン製でこ
の探針401及びカンチレバー402は通常のAFMで
用いられるものと同じである。カンチレバー402の加
工媒体101’と反対側の面はAuでコートして光の反
射率を高めてある。本実施例で用いたカンチレバーのバ
ネ定数は0.05N/mであった。レーザ403は半導
体レーザで波長は670nmのものを使用した。
【0021】また、探針401はスパッタ法によりPt
がコートしてあり、探針401先端の導電性を確保して
ある。2分割センサ404はフォトダイオードを2つ組
み込み照射されたレーザの位置を決めるものである。た
わみ量検出装置405は2分割センサ404からの信号
に基づきカンチレバー402のたわみ量を検出する。Z
方向の位置検出はレーザ403がカンチレバー402の
加工媒体101’と反対側を照射し、ここで反射された
レーザ光が2分割センサ404に導入される。2分割セ
ンサ404は2つのダイオードに入射される光の強度差
からレーザ光の光路を検出するが、これはカンチレバー
402のたわみ量に依存しており、この2分割センサ4
04の出力からたわみ量検出装置405がカンチレバー
402のたわみ量を検出する。この方式は一般に光てこ
方式と呼ばれているものである。
【0022】Z方向位置制御回路406はたわみ量検出
装置405の信号がマイクロコンピュータ410からの
制御信号と同じとなるように加工媒体ステージ駆動機構
408の図示Z方向の位置を制御する。加工媒体ステー
ジ407は加工媒体101’を保持固定するもので加工
媒体ステージ駆動機構408により図示XYZ方向に移
動する。本実施例ではこの駆動機構の粗動機構にステッ
ピングモータをまた微動機構にピエゾ素子を用いてい
る。XY方向位置制御回路409はマイクロコンピュー
タ410からの信号に基づき加工媒体ステージ駆動機構
408の図示XY方向の位置を制御する。マイクロコン
ピュータ410は本実施例のAFMの全般の動きをつか
さどる。
【0023】電源411は、探針401をコートしてい
るPtと電気的に接続されており、マイクロコンピュー
タ410からの指令により探針401先端を通じて加工
媒体101’に電圧を印加する。この電圧印加により加
工媒体101’表面が局所的に還元される。さらに本装
置ではチャンバー412が図示の部分を密閉しており、
この中にはArとH2の混合ガスが導入されている。
【0024】本実施例での動作は以下の通りである。ま
ず、マイクロコンピュータ410がXY方向位置制御回
路409に制御信号を送り、探針401のXY方向の位
置を加工を始めたい位置すなわち図3中において図2に
示されるBに相当する位置まで移動する。次に、マイク
ロコンピュータ410がZ方向位置制御回路406に指
示して探針401を加工媒体101’に接触させる。次
に、マイクロコンピュータ410がZ方向位置制御回路
406に指示し、たわみ量検出装置405からの信号が
一定になるようにZ方向のフィードバックをかけ、この
状態でマイクロコンピュータ410がXY方向位置制御
回路409に指令して探針401が加工媒体101’表
面のCu2O203上を移動させる。すなわち、カンチ
レバー402のたわみ量が一定になるような状態、つま
り探針401先端と加工媒体101’の間に働く力が一
定になる状態で、探針401が加工媒体101’表面上
をあらかじめ用意されたパターン情報に基づき、移動さ
せる。このとき電源411は探針401先端に正となる
電圧を数V以上印加する。この電圧印加の効果により、
Cu2O薄膜203はナノメートルオーダで還元され
る。このような還元を線状に行なうことにより、ナノメ
ートルオーダの線幅のCuに閉じ込める構造を作製する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ナノメートルオーダーで酸化物を還元することによ
り、還元された場所に電荷輸送担体が閉じ込められた構
造を、ナノメートルオーダで作製することができ、した
がって、これによりナノメートルオーダの微細な導電性
部分の形成を可能とする微細加工方法を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた加工装置を示す図。
【図2】実施例1で用いた加工媒体を示す図。
【図3】実施例1において加工媒体を微細加工する様子
を示す図。
【図4】実施例2で用いた加工装置を示す図。
【符号の説明】
101、101’:加工媒体 102:探針 103:電源 104:電流検出回路 105:方向位置制御回路 106:加工媒体ステージ 107:加工媒体ステージ駆動機構 108:XY方向位置制御回路 109:マイクロコンピュータ 110:チャンバ 201:Si基板 202:SiO2薄膜 203:Cu2O薄膜 204:Cu電極 401:探針 402:カンチレバー 403:レーザ 404:2分割センサ 405:たわみ量検出装置 406:Z方向位置制御回路 407:加工媒体ステージ 408:加工媒体ステージ駆動機構 409:XY方向位置制御回路 410:マイクロコンピュータ 411:電源 412:チャンバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査型プローブを用い、表面が酸化物であ
    る加工媒体を微細加工する微細加工方法であって、 前記加工媒体を還元雰囲気中に配置し、前記加工媒体表
    面に対向して配置した前記走査型プローブの探針を介し
    て電圧を印加し、前記加工媒体表面の酸化物の前記探針
    直下の部分を還元する微細加工方法。
  2. 【請求項2】前記加工媒体表面の酸化物を絶縁物で形成
    し、該絶縁物で形成された加工媒体表面に接して導電性
    部分を設けることを特徴とする請求項1に記載の微細加
    工方法。
  3. 【請求項3】前記酸化物が前記探針からの電圧印加によ
    り絶縁性が劣化しない絶縁物上に形成された薄膜であ
    り、かつ前記酸化物の薄膜の膜厚が前記探針からの電圧
    印加により還元される深さよりも薄いことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の微細加工方法。
  4. 【請求項4】前記酸化物が、酸化銅であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細加工方
    法。
  5. 【請求項5】前記微細加工方法に用いられる走査型プロ
    ーブが、該プローブの探針と前記加工媒体とを近接させ
    た際にこれらの間に流れるトンネル電流を検出する走査
    型プローブであることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の微細加工方法。
  6. 【請求項6】前記微細加工方法に用いられる走査型プロ
    ーブが、該プローブの探針と前記加工媒体とを近接させ
    た際にこれらの間に働く原子間力を検出する走査型プロ
    ーブであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の微細加工方法。
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